最短撮影距離で撮るLEICA SUMMILUX 15mmの描写、なかなかいい

カメラのレンズというもの、最短撮影距離というものが存在します。その最短撮影距離以上に近づいても、ピントが合いません。

ところで、レンズにも得意なピント位置というものがありまして。
例えば、昔は一般的なレンズは、無限遠付近で画質が良くなるように作られていて、最短撮影距離付近では、収差が増えたりして画質が悪化する、なんてレンズもありました。マクロレンズはその逆だったり?

では最近のレンズはというと、そういうレンズもなくはないけど、明らかに画質が変わるというレンズは殆ど見かけないですかね。

普段持ちのカメラはM4/3ですが、OLYMPUSの17mm F1.8と入れ替えた標準レンズ、LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.、最短撮影距離でもなかなか良かったです。

桜だけじゃない、新緑

最短撮影距離は0.2m(撮影倍率は0.1倍/135判換算0.2倍)で、ものすごく寄れるレンズ、というわけではない。でも、標準レンズとしては、不足ない感じです。

なお、GX7MK2のAFは、普段はオートエリアにしていて、必要に応じてタッチAFにしていますが、今回、タッチAFでもピントが背景に行ってしまったので、MFに切り替えて、最短撮影距離までフォーカスリングを回しています。フォーカスリングはバイワイヤですが、割とステップは細かいようで、リニアさはないけど、メカニカルなフォーカスリングと遜色ない感じです。

最短撮影距離でも繊細な描写

元々繊細な描写のSUMMILUX 15mmですが、最短撮影距離でもその印象は変わりませんね。後ボケも柔らかく、それでいて前ボケも癖がなく柔らか。通常レンズは、後ボケを重視すると、前ボケは汚くなる傾向にありますが、このレンズは前後とも良好です。

ピント面と、デフォーカスしていく部分がとても滑らか、Nikonでは三次元ハイファイなんていい方をしていますが、PanasonicなLEICAのこのレンズも、同様に三次元ハイファイと言って良いでしょう。

実は、前使っていたOLYMPUSのM.ZUIKO 17mm F1.8は、最短撮影距離付近の描写が苦手で、収差多めでパッとしない印象があったので、その点ではSUMMILUXの方が好ましい描写です。

絞り開放、1/16000秒

関東はそろそろ桜が終わりですが、遅咲きのはまだ咲いていました。

絞り開放f1.7で、1/16000秒。メカシャッターは1/4000秒までのGX7MK2ですが、電子シャッターでここまでシャッター速度が上げられるのは便利で、ミラーレスの利点でもあります。

ああ、早く色んな所にでかけられる世の中になってほしいですね。

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