最近ラインナップが大幅に減ってしまったコンパクトデジカメでは、当たり前のように備えているマクロ撮影モードは、元々センサが小型であることにより、接写できるレンズを作りやすい、というのがあります。 M4/3も、交換レンズ式カメラの主流であるAPS-Cやフルサイズセンサよりも小型センサであることから、こうした特性を生かして、より高倍率のマクロレンズを作りやすいのです。 OM SYSTEMが最近発売したM.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROも、35mm判換算4倍のマクロレンズで、無限遠撮影できない特殊なものを除き一般的に等倍(1倍)までしかないフルサイズセンサ用と違って、高倍率マクロとなっています。 またセンササイズが適度に小さいので、被写界深度を稼ぎやすいのもメリットで、フルサイズだとかなり絞りを絞るか、深度合成を使うしかないような場面でも、M4/3なら得意です。マクロ撮影主体の昆虫写真家は、M4/3を愛用する人が多いですね。