横須賀に護衛艦「くまの」が来たので見に行ってきた その4

ダラダラ引きずってきましたが、これにてラストの、YOKOSUKA軍港めぐりで見てきた艦艇のご紹介。

地味ですが、海上にあるこちらは横須賀消磁所の消磁装置です。

横須賀消磁所の消磁装置

一般に目にすることはあまりないであろう設備で、鋼鉄で出来ている艦艇は、地磁気の影響を受けて、ごく僅かながら磁化されます。
磁気を帯びると、磁気機雷や対潜哨戒機の磁気探知で探知されやすくなることから、定期的に消磁を行っています。
ここは海上自衛隊とアメリカ海軍の共用施設です。
ロシアなんかは、艦艇を消磁用の導線でグルグル巻きにして消磁するそうですが、ここでは艦艇がここに停泊し消磁します。この施設内に消磁コイルが入っているのでしょうね。

自衛艦隊司令部側の艦艇

長浦堤防におやしお型潜水艦2隻、対岸の自衛艦隊司令部側に世代違いの汎用護衛艦が停泊。
汎用護衛艦、やはり世代の新しい「てるづき」(DD-111)と、「ゆうぎり」(DD-153)ではデザインがだいぶ異なりますね。
30年以上前の「あさきり」型と、2010年代就役の「あきづき」型では、四半世紀の世代差があるので、ここは仕方のないところですね。

海洋観測艦は海洋の情報収集に当たる艦艇で、見た目は地味ですが、対潜作戦上重要な艦艇です。同様の中国艦艇が、近年日本周辺を頻繁に航行するようになったのも、やはり対潜作戦上の海洋データが重要だからですね。

潜水艦は、今回は2世代前の「おやしお」型のみで、「そうりゅう」型は見かけませんでした。たまたまでしょうけど。

それでは、狭い新井掘割水路を通って戻ります。

横須賀警備隊側の艦艇

水中処分母船3号(YDT03)は、掃海のための水中処分部隊を輸送する船です。
特務艇「はしだて」(ASY-91)は、自衛隊の船としては異色の白を主体とした、別名迎賓艇とも呼ばれる船です。


YOKOSUKA軍港めぐりの船を降りました

ということで、約45分の船旅ですが、案内人の絶妙トークと解説を交えての航海なので、船に詳しくなくても、飽きずに楽しむことが出来ると思います。
ちょうどこの時間、雲が出てしまって天気は少々残念(このあと晴れたw)でしたが、その時々でしか見られない艦艇もあったりするので、何度乗っても楽しいですね。
なお、YOKOSUKA軍港めぐりに乗ると、案内所があるコースカベイサイドストアーズの駐車場2時間無料券が発見されるほか、ストアーズで買い物をすれば、金額に応じてさらに駐車場の○時間無料券ももらえますので、ぜひお食事やお買い物もされることをお勧めします。

横須賀に護衛艦「くまの」が来たので見に行ってきた その3

YOKOSUKA軍港めぐりでは、主に海上自衛隊横須賀基地や米海軍の艦艇を見ることができます。
もちろん何が見れるかはその時次第なので、何度か乗ったことがあっても、結構楽しめます(艦艇ファン的には)

昨日は護衛艦「くまの」(FFM-2)をダイジェストでお送りしたので、今回はそれ以外の艦船をご紹介。

おやしお型潜水艦


軍港めぐりで一番最初に目にするのが、第2潜水艦郡司令部側に停泊中の潜水艦です。
もちろんその時々で全く何もいない時もありますし、2隻停泊していることもありますが、今回は、おやしお型1隻のみ。
ちなみに、新造直後、および練習潜水艦を除き、どの艦が行動しているか把握できないよう、潜水艦については艦名は記載されていません。
また、最大潜航深度が把握されないよう、耐圧殻の厚みがわからないように、ハッチには緑色のカバーがされています。
機密の塊が潜水艦であり、地味ながら、日本の海上防衛の砦でもあります。

護衛艦「いずも」(DDH-183)


空母化工事第1段を終えて、2021年10月にはF-35Bの着艦と発艦に成功しています。
近くで見ると、やっぱり大きいですね。それでも米海軍の空母より二回り小さいのだから、通常の空母が如何に大きいかですね。

米海軍

米海軍は多くの艦艇が停泊中で、空母ロナルド・レーガン(CVN-76)も定期メンテナンス中です。
最新のイージス駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(DDG-115)は、アーレイバーク級のフライトIIAリスタートと呼ばれていて、一度建造終了したフライトIIA型の再建造版になります。この艦は、AN/SPQ-9Bレーダーの搭載はないようです。
3隻並んだタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦も、既に艦齢はほぼ30年を越えているため、向こう数年内には退役となる予定です。その後釜は、最新のアーレイバーク級フライトIIIになるのかな?

吉倉桟橋の自衛艦

こちらは「くまの」と共に某公園から眺めていた護衛艦と補給艦です。

ージス艦「はぐろ」(DDG-180)は、新鋭まや型イージス艦の2番艦で、イージス艦では初めて、カスタービン電気推進(COGLAG)方式を採用しています。
「はぐろ」は、新造時に、本来搭載するはずだった対水上レーダーAN/SPQ-9Bが、諸般の事情により納入が間に合わず、後日装備とされていましたが、今回見たところでは、AN/SPQ-9Bも装備されており、どうやら今月の点検時にやっと装備できたようです。
このレーダーはアクティブフェーズドアレイ2面の回転式で、イージス艦のSPY-1Dレーダーを補完し、特に低空や潜水艦の潜望鏡探知に優れているとされています。

護衛艦「やまぎり」(DD-152)は、近くで見ても、やはり錆が目立ちますね。既に昨年末にはこの状態で、錆びた状態のまま長くいるのは、自衛艦では珍しいことです。
そろそろ定期修理が近いから、そのままにしているのかもしれません。
この艦も1989年(平成元年)就役で、既に33年経過していますが、護衛艦不足もあり、「もがみ」型がある程度数がそろうまでは、しばらく現役になりそうです。既に艦齢伸長工事を実施し、戦闘システムもOYX-1に更新しています。

まだまだ紹介したいですが、ここで時間切れ。次回でラストにします。

横須賀に護衛艦「くまの」が来たので見に行ってきた その2

続きです。今度は海上から護衛艦「くまの」(FFM-2)を拝もうと、実は前日に予約していました、YOKOSUKA軍港めぐりを。

乗船待ちに撮影。やはり護衛艦「くまの」目当てで来ているカメラマンも結構いましたね。
それまで晴れていたのですが、ちょうど乗船前辺りから雲が広がってしまいました。こればっかりは仕方ないですね。

護衛艦「くまの」ディテールをダイジェストで

YOKOSUKA軍港めぐり、何度か乗りましたが、今回のメインは護衛艦「くまの」ということで、今日はディテールをダイジェストでお届けします。

やはり、従来の護衛艦と一線を画す印象です。ここまでステルス対策に踏み込んだ護衛艦は初めてで、さらに海上自衛隊初の乗員のクルー制を導入(予定)する艇です。
艦橋の窓も従来の護衛艦よりフラットで、開口部は狭い印象です。
レーダーは新型のOPY-2を採用、Xバンドのレーダーで、対水上・対空・電子線を統合したものとなり、それらを補間する電子光学センサとして、OAX-3光学複合センサーが艦橋の上部に搭載されています。
後部を見ると、ヘリ格納庫シャッター右横にもレーダーらしきものがありますが、これも航海レーダーなのかな?
艦尾は大きな扉があり、ここから掃海関連の無人機雷排除システム用水上無人機(USV)と機雷捜索用無人機(UUV)を展開すると思われます。
主機はディーゼルとガスタービンの複合CODAG方式で、これも護衛艦では初めてです。特に低回転のディーゼルと、高速回転のガスタービンを同時につないで動かすために、減速機の製造が難しいとされている方式です。
ディーゼルを巡航機として使うことで、経済性も重視しています。

現時点では、VLS(ミサイル垂直発射装置)は未搭載で、これまでの護衛艦の標準対潜装備たるVLアスロックは搭載されておらず、対空兵装もSeaRAMのみで、現時点では中射程のシースパローなどのミサイルも非搭載。今後、国産のアクティブレーダーホーミングの対空ミサイルを搭載するとも言われています。
このため、現時点ではどちらかというと、掃海よりの護衛艦、と言えますね。
ともあれ、今後アップデートを繰り返しつつ、22隻というこれまでの護衛艦では最多の建造が計画されており、古い護衛艦「あさぎり」型や「あぶくま」型を代替していくと思われます。

今後の発展に期待したいところです。

横須賀に護衛艦「くまの」が来たので見に行ってきた その1

2022年3月25日、最新型のもがみ型護衛艦の2番艦「くまの」(FFM-2)が横須賀にやってきました。同基地の掃海隊群配備のようです。
護衛艦でありながら、掃海隊群という異例の配備ですが、もがみ型護衛艦は、従来の護衛艦と比較して、より多用途任務をこなす艦艇として、掃海機能も付与されています。
従来の掃海艇が削減される代わりとして、掃海のための無人機雷排除システム用水上無人機(USV)と機雷捜索用無人機(UUV)の運用能力が付与されているのが最大となっています。

例の公園から観察する

公園から横須賀基地の艦艇を望む

朝、横須賀基地の艦艇を見ることが出来る、艦艇ファンならおなじみの、とある公園でまず撮影してきました。
写真右側にヘリコプター護衛艦「いずも」(DDH-183)、左側から護衛艦「やまぎり」(DD-152)イージス護衛艦「はぐろ」(DDG-180)補給艦「ときわ」(AOE-423)、そして中央にお目当ての最新鋭艦「くまの」が見えます。

護衛艦は、それぞれ艦種記号が異なる4種類が並んでいて、護衛艦と名がつくも、空母に近い「いずも」、掃海機能が付与された「くまの」と、任務の幅が広がる海上自衛隊の現状を示していますね。

護衛艦「くまの」を観察

護衛艦より高い視点から見る機会は、なかなか少ないです。じっくり観察しました。

これまでの護衛艦は、対レーダーステルス対策として、壁面の傾斜こそ着けていたものの、突起部が多く、諸外国の戦闘艦と比較すると、あまり積極的ステルス対策がされていないように(少なくとも外観上は)見えましたが、もがみ型護衛艦では、これまでの護衛艦で最も進んだ対レーダーステルス対策がされているように見えます。
まず艦首を見ると、艦を係留させるためのロープの巻取り部やボラードが一切見当たらず、ツルンとしています。これらはすべて艦内に設置されているようです。

VLS(ミサイル垂直発射機)は予算の都合上、未搭載で、主砲の後方の搭載予定部分は、これまたツルンとしています。
かなり傾斜がついた壁面ゆえ、斜めになっている扉を開くのは一苦労に見えますね。

煙突も隠れていますし、対艦ミサイルもまだ未搭載なのか、それとも隠れて見えないのか、写真ではよくわかりません。

TACANなどのアンテナ類は筒型の中に設置されています。OPY-2レーダーはやや小ぶりですね。回転式のレーダーはもはや搭載しないかと思ったら、航海レーダーらしきものがマスト前方に設置されていますね。護衛艦とて、通常航行中は一般船舶と同様なので、ここは民生品のレーダーを搭載しているようです。

それにしても、ここまで徹底したステルス対策、欧州の艦艇のようでもあり、従来の護衛艦離れしていますね。将来的なシリーズ化、輸出も視野に入れているように感じました。

その他艦艇

手前の護衛艦「やまぎり」、かなり錆びていますね。海自の護衛艦は割ときれいにしているだけに、これだけ錆びている護衛艦は長期任務のあと、そしてこれから定期修理に入る直前なのかなと思われます。
艦齢33年の古参護衛艦で、従来ならとうに退役している艦齢ですが、予算不足から護衛艦の入れ替えが進まず、しばらく現役に留まると思われます。もがみ型がある程度揃ってからの退役になるでしょうね。

そして、イージス護衛艦「はぐろ」、マストに新造時搭載されていなかったレーダー、AN/SPQ-9Bもやっと搭載されたようですね。アメリカからの納品が遅れていたわけですが、紆余曲折あってやっと搭載されたようです。この辺りの話は、色々ありますが、ここではあえて書きますまい。

それでは、今度は海上から観察しましょう。続く…

強風と雨で桜も散ってしまう?

土曜の午後から、何だかものすごい強風でしたね。
気温が一気に上がって下がって、また上がってで、桜も開花した途端に寒くなった挙げ句に、強風と雨で散ってしまいそう。

ということで、夜桜見てきました。

ここの桜は毎年見事です。満開にはまだ早いですが、風で散ってしまわぬうちに拝んでおきました。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生 03BY

このお酒の季節ですねぇ。毎年買っています。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生 03BY

松屋酒造の中の人も「毎回どう転ぶかわからない赤色酵母…」と仰るように、アルコール度数も都度変わるようで、8~14%でその時次第のようです。
また、使用米もその時によって変わり、上のツイートでは「酒こまち」を使っていますが、今回買ったものは「五百万石」です。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生 03BY

このロットでは、アルコール度数13%で、桃色としてはやや高めですが、一般的な日本酒の16%前後からするとやや低めです。

味わいもその時時で変わる上に、同じ瓶でも開栓直後と、2,3日経過でもまた味が変わってきます。不安定故に、味の変化を最大限に楽しめるのも魅力です。

今回はやや薄めの桃色で、澱は多め

まずは開栓初日。華やかな吟醸香。もちろん酸味系の。口に含むと、思ったより甘みあっさりめ。苦味は少なく、酸味は程々にあり、フレッシュな感じ。少々あっさりめの桃ジュース。
2日目、グンと甘くなった! これぞ桃色流輝! たった1日でこうも変わるとは。更に活性具合も初日より多めで、開栓時に割とガスでポン!と音が大きめに出るくらいでした。シュワシュワジューシー、まさに桃ジュース(もちろん桃は一切入っていませんよ!)。
3日目、甘みが少し後退。澱がらみ部分が多くなってきたからかな、やや苦味と辛さもでてきました。特に辛さが、2日目にはあまり感じなかったのに、ぐっと大人びた味です。まさに熟成が現在進行系で進んでいる証拠ですね。

毎回、買うたびに、そして飲むたびに味が変わる、変化を楽しめる思い沿いお酒です。見た目の色も良いし、これから4月5月にかけて販売されるロットも楽しみですね。

しかし、土田酒造の酒といい、松屋酒造の流輝といい、今年に入ってほぼ群馬の酒ばかり飲んでいますね。

LexarのCFexpressカードリーダーが安くなったので買ってみた

Nikon Z 9D850は、記録メディアとしてCFexpress Type Bに対応していますが(D850は当初XQD対応、ファームアップでCFe対応)、カードリーダーはXQDしか持っていませんでした。
このため、CFexpressで撮ったデータは、カメラから直結させていました。
しかしこの方法、転送中はカメラが使えないのと、いちいち端子カバーを外してカメラのUSB端子に接続しなければならず、不便。
特に、Z 9で4K60p 10bit動画を撮ろうものなら、そのデータ量たるや…

CFexpressカードは、一貫して旧Lexarの開発チームが立ち上げたブランド、Progradeを使っていますが、同社のカードリーダーはお高く、1万円近くします。
Progradeのカードとカードリーダーの組合せで、カードの性能回復や寿命の測定が可能な「Refresh Pro」が使用可能なのがメリットですが、同ソフトは有償(6か月間無料)で年間サブスクリプション$9.99で、高くはないけど、それ程使用頻度があるソフトとも思えず、たくさんのカードを使って動画でガンガン撮るプロ向けなのかな?という気がします。

ということで、現Lexar(今は中華メーカーLongsysの傘下)ブランドのものが3千円台後半(LRWCFXRB)と、CFexpressカードリーダーにしてはお安くなっていたので、買ってみました。

Lexar CFespress Type Bカードリーダー LRWCFXRB

小さいです。見た目も安っぽいw アクセスランプすらないです。
同社のCFexpressカードリーダーには、もう1機種あり(LRW550U-RNBNG)、そちらはお高く、USB3.2 Gen2x2接続(20Gbps)となっています。
ただ、現状我が家のPC側には、USB3.2 Gen2(10Gbps)までしかなく、どの道データ転送先のHDDの方が遥かに遅いので、安いほうのカードリーダーで問題ないかな。

10Gbps≒10,000Mbps≒1250MB/sとすると、CFexpressカードの最大性能(Prograde GOLD/COBALTの最大読み込み速度1700MB/s)は発揮できませんが、実用上は問題ないかなと。
カードリーダーからのデータ転送先がPCIexpressのSSDなら、USB 3.2 Gen2x2の意味はあるかもしれませんが、実際には多くのPCでUSB3.2 Gen1か2しか搭載されていないため、Gen2x2の20Gbpsを発揮できる環境はまだ少ないのが実情です。

USB3.1とか3.2とか、そもそもUSB3.0と変わらず、Gen**で速度が変わる、と言うのも分かりづらいとこですね。この辺りはKingstonのHPで解説されています。

CrystalDiskMarkで読み書き速度計測

ではいつものように、CrystalDiskMarkで測定してみました。カードはProgradeのGoldの512GBです。読み込み速度は最大1700MB/s、書き込み速度は最大1200MB/sです。

USB3.2 Gen1ポートだと遅い

PCのフロントパネルのUSB端子では、この程度でした。思ったより遅い…。ただし、USB3.0ポート(USB3.2 Gen1)の速度限界は、どちらにしろ5Gbpsで625MB/sですから、まあこんなものかなと。

そこで、うちのPCはリアパネルにUSB3.2 Gen2ポートがあるので、そちらにつないでみました。

USB3.2Gen2ポートでは速度向上

Gen2では10Gbpsで1250MB/s(理論値)なのですが、読み書き速度共に振るわず。うーん、これはマザボのUSBの性能限界なのか、CFexpressカードがCOBALTではないので、実力がそんなものなのか。それでも、Gen1ポートよりは速度向上したので、Gen2の意味はあるということですね。
とりあえずは、これでカメラ直結しなくても良くなったのが助かります。

久しぶりの いつもの居酒屋

まん延防止も終わりましたので、ずっと行けていなかった「いつもの居酒屋」に行ってきました。
相変わらず、旨い酒とつまみを取り揃えていました。

ここは見ての通り、小さなグラスでちょこちょこ呑めるのが良いです。つまみも最高です。
久しぶりに楽しみました。

最後の締めに飲んだ、金鼓の純米生原酒うすにごりが最高に良かったなぁ。

AF-S 200-500mm用にレンズケースJJC DLP-7IIを買ってみた

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを、AF-S 600mm f/4G用のカメラバッグのサイドに取り付けるために、レンズケースを買ってみました。


たまたま楽天で割引していたので、買ってみました。何種類かあるサイズのうち、上から2番めに大きいサイズです。
内寸144 x 316mmということで、AF-S 200-500mm以外に、Tamronの150-600mmクラスにも適合するようです。

発注してからしばらくして、チャイナポストで届きました。Amazonだと、その時の在庫状況によりますが、執筆時点では国内在庫があるので、もう少し早く届くかも?

ものは結構しっかりしていて、ペナペナという感じは一切なく、衝撃からしっかり守ってくれそうです。純正のレンズポーチた薄っぺらな袋なので、こんなペラペラな袋ならむしろ、付属しなくていいという程度のものなので、他のレンズとともに持ち出す機会が多い場合は、この手のレンズポーチはあったほうが良さそうですね。

AF-S 200-500mmにはギリギリサイズかも

サード製、しかもチャイナブランドなので、ちゃんと入るかな…と思ったら入らない! じつは、三脚座にアルカスイスプレート取り付けており、またレンズキャップ代わりのレンズハットも装着していたので、これらを装着したままでは入りませんでした。
アルカスイスプレート、レンズハットともに外した状態で入りました。

寸法ギリギリでしたね…。もしも、レンズハットや三脚座にプレート装着のままで収納したい場合は、ワンサイズ上のケースを使うほうが無難かもしれません。
ケースを絞るストラップも上下2箇所にあり、これを使ってカメラバッグのサイドベルトに取り付けも可能です。汎用性も高いですね。
別途、肩がけできるベルトも付属していました。

Loweproのレンズトレッカー 600 AW IIIにとりつけてみました。

しっかりととりつけできました。ベルト2本で締め付け出来るので、隙間無く取り付けできています。
これで、AF-S 600mmとAF-S 200-500mm、Z 24-200mmの3本に、ボディ2台(Z 9とD850)、テレコン、バッテリ類を入れて運べます。が、重量がものすごいです。バッグの重量も含めると15kgはあるんじゃないかな…。何かの訓練か…。無謀ですね。
今年航空祭があるとしたら、カート併用しないと、夕方まで体力持たないかも。

【土田酒造】土田生酛

どんだけ買っているのだ?土田酒造のお酒。

今回は生酛造りのお酒であることは、これまでの土田酒造のお酒と同じなのですが…

【土田酒造】土田生酛

これまで買ってきた土田酒造のお酒は、どれも精米歩合が90%といった、ほぼ米を削っていないお酒でした。今回はというと…

土田酒造のお酒で初めて買った、精米歩合60%の純米吟醸酒です。これまで、ひたすら削っていないお米で作ったお酒でしたが、ここに来て吟醸レベルまで削ったお酒の登場です。これは楽しみ。
酵母は協会701号、アルコール度数は14%と僅かに低め。これもあえて狙っているようです。
日本酒初心者にも入りやすい味わいを目指しているようです。フレッシュな酒質で、土田にしては珍しく要冷蔵となっています。

土田酒造の公式Youtubeで詳しい解説がされています。

公式の解説があるので、素人があーだこーだ言っても仕方ない、とにかく開けてみましょう。

淡黄色でごく僅かに濁りあり

上立ち香は仄かな吟醸香、これは今まで飲んだ土田の酒にない感じですね。冷酒でいただきました。
おおっ!? これはよくある生酛っぽくない味わい。強い酸味ではなく、まずは米の甘みをふわっと感じ、そこに乳酸菌の酸味hが穏やかに訪れます。個人的に、酸味の強いお酒は好みなんですが、酸味は時に好き嫌いが出てしまいますが、この土田生酛では、バランスがよい酸味なので、生酛系の酸味はちょっと苦手という方にも、違和感ないでしょう。

そして吟醸酒だけあり、口当たりが軽やか。ほぼ米を削らず複雑な味わいだった同蔵の「シン・ツチダ」とは一線を画す印象です。
切れも抜群によく、甘味→酸味→旨味が口いっぱいに広がったあとは、すっと引いていくのも良いですね。これぞ吟醸酒! シン・ツチダはやや通向けですが、土田生酛は万人に飲みやすいですね。
これは生酛のお酒の印象をガラッと変えますね。やはり生酛だからとか、山廃だから、とか、スペックで先入観を持っては行けませんね。

ぬる燗を試す前に、あっという間に飲みきってしまいました…。また買いたいな~。