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フレッツ光クロス(10Gbps)開通しました。で、速度は?

フレッツ光クロス(10Gbps)が先月末開通しました。

XG-100NE稼働中


この12年程、フレッツ光の1Gbpsを使ってきましたが、10Gbpのフレッツ光クロスがスタートし、2023年5月にはひかり電話に対応、ぶら下がるネットワーク機器も増える一方なので、回線増強で切り替えることとし、10G BASE-Tや2.5G BASE-Tの有線LAN環境の準備は進めてきました。

実は先先週の帰省中に切替工事があり、既に開通していたのですが、帰省中に祖母が亡くなり、葬儀のためしばらく実家に留まったこともあって、実際に使ったのは先週の金曜日からです。
帰宅後すぐに、ONU&ルータを交換し、セットアップを行いました。

ONUに光ケーブルを接続、ONUから付属のLANケーブルでひかり電話対応レンタルルータ、XG-100NEのWAN端子に接続します。
電源を投入し、有線接続で、ルータにログインします。デフォルトのIPアドレスは192.168.1.1とこれまでのルータと変わりなし。まずはログインしてルータのパスワードの設定を行います。
プロバイダの設定については、使っているASAHIネットはIPoE方式のIPv4 over IPv6接続が基本となり、接続設定情報はプロバイダから自動的に配信されるため、ルータへのプロバイダのIDやパスワードの設定は不要です。
ただ、開通日から時間がたっていたせいか、この設定情報配信がされないため、プロバイダに再度設定情報を送るように、スマホの回線からアクセスして設定しました。
ASAHIネットの場合は、この設定を「IPv6接続機能 契約確認」のページから行えます。

IPv6接続機能 契約確認のページから再配信をクリック


待つこと15分後に、気が付いたらネットが使えるようになっていました。このあたり、特に何の前触れもないため、設定がうまくいっているのか否かが判断しづらいです。とりあえずネットが使えるようになりましたが、細かい設定をしていきます。

まずIPアドレスですが、我が家ではデスクトップPCとNAS(Network Attached Storage)、無線LAN AP(中継器含む)、テレビやレコーダーはIPアドレスを固定し、それ以外のノートPCやタブレット端末、スマホはDHCPによる自動IP割当としています。
DHCPが割り当てるアドレスを、便宜上192.168.1.xxスタートで、割当個数を指定しています。

また、XG-100NEの無線LANは11ax Draft版(Wifi6の先行版)搭載はしていますが、既に無線LAN APとしてWifi6対応のBuffaloのWXR-5950AX12を使用しており、同じリビング内で電波干渉を避けるため、設定をOFFにしておきました。
ところが、当初使えた無線LAN機能は、後日無線LANサービスを契約していないためエラー表示になりました。

無線LANのオプション契約しないと使えなくなるようです

プラスいくらか払えば無線LANは使えますが…、まあこのルータの無線LANも別に悪いものではないと思うので、市販の無線LANルータを持っていなければ、お金を払って無線LAN機能を使うのもありかなとは思います。

回線速度を測ってみる

メインPCから回線速度を測ってみました。現状、メインPCは2.5G BASE-Tの有線LAN接続で、10G回線をフルで使えるわけではありませんが、フレッツ光クロスの実際のスループットは2Gbps程度のようなので、今無理に10G BASE-TのLANカードを入れる必要もないかなと思いました。その為に高価なHubも追加したくないですし。

早朝で2Gbps前後のダウンロード速度が出ました。これはほぼ2.5G BASE-Tのスループットに近い値が出ています。

実際は、ネットの接続先の速度に依存するので、この数値が必ずしも出るわけではありませんが、Amazon Primeで動画を見つつ、複数の機器でインターネットにつないでも速度が落ちないという点で、回線増強にはなっていると思われます。

ちょっと月々の料金は上がりますが、ネット依存の時代なので、回線速度は速いに越したことはなく。
それにしても、ISDNの64Kbpsからネット回線スタートした身としては、夢みたいな数値ですね。

フレッツ光クロス(10Gbps)導入に向けた準備 その2

NTT東日本より、フレッツ光クロス対応のONU(光回線終端装置)とレンタルルータXG-100NEが先行で届きました。2組も!

ルータとONU、2組届く…驚きのあまりブレてます(笑

どうやら、NTTが自己都合で工事日を変更した際に消し忘れた最初の工事日の契約のルータと、新しい工事日のルータが届いたようです。
こちらはNTTに1組回収依頼をかけましたが、改修するための梱包は未だ届きません…。どうなってるのNTT?

10Gbps対応ONUとレンタルルータ

フレッツ光クロスは10Gbps回線となるため、その進化を発揮するため、レンタルルータXG-100NEのLANも10Gbps 対応の10G BASE-Tを搭載しています。ただし、10G BASE-Tはまだチップが高価なため1ポートのみとなっていて、残り3ポートは1000BASE-T/100BASE-TXです。
また無線LANも内蔵しまして(昔と違ってオプションではない)、NTTの中の人は無線LANを使いたい人はプラスいくら…みたいに言っていましたが、それってこのルータには当てはまらんでしょ、と思いましたが、まさか、お金払わないと無線LAN機能をオミットしている!?
まあどちらにしろ、Buffalo WXR-5950AX12を無線LAN APとして使うため、XG-100NEの無線LANは干渉を防ぐため切っておきます。

明日日曜日に光クロスが開通する予定ですが、あいにく本日より函館の実家に帰省のため、ONUとルータを設置のみしておいて、詳細設定は帰ってきてからになりそうです。
ただ、プロバイダの設定も回線から送られてくるので必要ないというのは便利ですね。

レビューは来週以降に。それよりも、ちゃんと開通してくれるかが不安。NTTの対応が今回イマイチだったからね…。ちなみに、自分の住んでいるマンションでは、フレッツ光クロスは契約第1号になったらしく、それで局内工事も入るみたいですね。次から入る人は工事は簡素になるようです。


ひかり電話が必要なければ、市販ルータという選択肢もあります。

 

まだまだ10Gbps(10G BASE-T)搭載のルータは高いですね。IO DATA製は比較的安価ですが。
安定性という点では、何だかんだでNTTが貸し出すだけあって、レンタルルータがベストなんですよね。10年使ってレンタル代6万円なら悪くはないですが、無線LAN規格が日進月歩なので、市販ルータを早めにリプレースするという手もあります。うちは結局両方を取っているという…

Nikon Z 9とWireless Transmitter Utilityを使ってカメラから直接PCへ画像データを転送する方法

Nikon Wireless Trasnmitter Utility

以前、Nikon Z 9からFTPサーバーに直接画像を転送する方法を記載しましたが、Nikonの場合、無線LAN経由でFTPサーバーへ転送できるボディが限られるため、より多くの機種で使える方法として、無線LAN経由で直接PCに画像データを転送できる「Wireless Transmitter Utility」というソフトを使った方法があります。
対応機種は以下のとおりです。

  • Z 9、Z 7、Z 7II、Z 6、Z 6II、Z 5、Z fc、Z 50、Z 30、D780(カメラ内蔵の Wi-Fi に対応)
  • D6(カメラ内蔵の Wi-Fi / 有線 LAN に対応)
  • D5、D4S、D4(カメラ内蔵の有線 LAN に対応)
  • ワイヤレストランスミッター WT-7
    (対応カメラ:Z 7、Z 7II、Z 6、Z 6II、D850、D810、D810A、D780、D750、D500、D7200)
  • ワイヤレストランスミッター WT-6
    (対応カメラ:D6、D5)
  • ワイヤレストランスミッター WT-5
    (対応カメラ:D5、D4S、D4)
  • ワイヤレストランスミッター WT-4
    (対応カメラ:D4S、D4、D3X、D3S、D3、D800、D800E、D700、D300S、D300、D7000)
  • 通信ユニットUT-1 (WT-5 装着時も含む)
    (対応カメラ: D4S、D4、D810、D810A、D800、D800E、D750、D7200、D7100、D7000)

ミラーレスのZシリーズはすべて無線LANを搭載しており、かつオプションのワイヤレストランスミッターなどをを導入する必要なく、無線LAN経由による画像転送が可能です。
一眼レフでは、D780とD6が本体の無線LANのみで対応しますが、それ以外の機種は有線LAN、または別売りのワイヤレストランスミッターを導入する必要があります。
ワイヤレストランスミッターは業務用と前提のためか、10万円前後と高価で、一般的な使い方では現実的ではないでしょう。他メーカーはもっと早くからボディだけで実現していただけに、ちょっと遅れているNikonですが、ミラーレスになって全機種対応しているので、まあ良しとしましょう。
WiFi内蔵のD850で、別売りのワイヤレストランスミッターを買わないとPCに無線LAN転送で出来ないのが悔やまれますが(WiFi転送はスマホのSnapBridge経由のみ対応)。

Z 9でのWireless Transmitter Utility設定方法

まず予め、PCにはWireless Transmitter Utilityをインストールしておきます。(Windows/Mac対応) インストールしたら、まだ起動せず、先にカメラ側で設定を開始します。

Z 9のメニューを開き、ネットワークメニューから、「PCと接続」を選択します。なお、スマホとSnapBridgeでBluetooth接続している場合は、スマホとのBluetooth接続は切断となります。

ネットワークメニューの「PCと接続」を選択

次に「接続設定」を選択します。

PCと接続から「接続設定」を選択

接続設定から「新規追加」をクリックします。

接続設定から「新規追加」をクリック

任意の接続設定名を入力します。私はすでに「Home」で設定していました。デフォルトだと「WLAN1」となります。

任意の接続設定名を入力

設定名を決定すると、接続ウィザードが表示されます。

接続ウィザードで接続方法を選択

家庭内など無線LAN環境がある場合は、上記の「Wi-Fi接続先を検索」を選択します。下記の「PCと直接接続」は、ノートPCのように無線LANを内蔵しているPCと直接アドホック接続する際に選択します。
ここでは無線LANアクセスポイント経由でPCに転送するので、上記を選択します。

無線LANのSSIDリストが表示されるので、接続したいSSIDを選択します。ちゃんと2.4Gと5G帯の表示も出ます。
屋外で使用する場合は、5G帯は使用NGなので、2.4G帯を選択しますが、屋内であれば電波干渉の少ない5G帯がベターです。

無線LAN SSIDがリストアップされるので、接続するSSIDを選択する

SSIDを選択すると、無線LANの暗号キー(パスワード)入力画面になるので、暗号キーを入力します。

暗号キー(パスワード)を入力

無線LANに無事接続できると、IPアドレスの設定方法が表示されます。通常は「自動取得」で問題ないでしょう。
ここでは自動取得を選択しました。IPを固定したい場合などは、手動設定してください。

IPアドレス取得方法を選択、通常は自動取得で問題ない

自動取得を選択すると、自動で割り当てられたアドレスが表示されます。

DHCPで自動設定されたIPアドレスが表示される

次へを押すと、下記のように、Wireless Transmitter Utilityを起動するように促されますので、PC側で起動します。

カメラ名は機種名とS/Nで表示されます

ここでPC側のWireless Transmitter Utilityを起動します。すると下記の画像が表示されます。

ペアリングするカメラがリスト表示される

次へを押すと、「カメラに表示される認証コードを入力してください」と表示されます。ここでカメラに戻ると、カメラの液晶に認証コードが表示されます。

カメラ側で認証コードが表示される

表示されている4桁の認証コードを、PCのWireless Transmitter Utilityに入力します。
ちなみに認証コードは設定のたびに変わります。

カメラに表示された認証コードを入力

認証コードを入力すると、ペアリングは完了です。

カメラとWireless Transmitter Utilityの接続が完了

最後に、画像を転送するフォルダと、転送後の表示アプリケーションを選択します。
NX Studioを選択すると、転送するたびにNX Studioがアクティブになります。もしPCですぐに編集したい場合は、NX Studioに設定すると便利ですが、例えばインターバル撮影して常時転送の設定にした場合、転送されるたびにNX Studioの画面がアクティブになって、他の作業をPCで行いたい場合に、いちいちNX Studioがアクティブに画面で出るため、面倒です。
このため、うちの環境ではエクスプローラーに設定しました。

転送先フォルダと転送後表示設定を選択

以上で設定は完了です。

あとは、Wireless Transmitter Utilityの画面を閉じても、PCが起動していれば、カメラの画像が転送されます。

なお、カメラ側でオプションの項目に入ると、転送方法の設定が変更可能です。
「撮影後自動送信」をONにすると、取ったそばから自動的に転送されます。OFFでは、カメラ側で転送設定した画像のみ転送されます。
RAW+JPEG撮影で、JPEGファイルのみ転送するといった方法や、JPEG+JPEGの設定の場合は、2つのカードスロットのどちらか任意の方のみ転送もできたりもします。
便利ですね。
これがボディ単体で出来ないD850、何とかならんかねぇ。

画像の転送設定は色々変更できます

写真を撮ると、自動転送されるように設定すると、PCにデータがポンポン入ってきます。これは楽で良いです。家で物撮り、スタジオ撮影に便利ですね。

こうした便利機能が、Zボディはどの機種も使えるので、早く2台目のZボディがほしいところ。ワイヤレストランスミッターWT-7は中古でも高いですしね。

スマホをBluetoothでDUNに対応させるCobaltBlue3が使えなくなった

【お知らせ】WordPressの不具合?で、複数画像を表示する「ギャラリー」のカラムが縦並びになってしまっています。現在修正対応中です。

昨日は3年ぶりに開催されました、令和4年度入間航空祭に何とか参加できまして、行ってきたのですが、その写真は後日ということで、今回はドライブ中に、古いサイバーナビでBluetooth接続しているスマホとの通信ができなくなってしまった、というお話を書きます。

CobaltBlue3が起動できなくなった

嫁車エスティマに搭載している、carozzeriaのサイバーナビ、AVIC-ZH09CSも購入から10年以上経過し、2021年度にてマップ更新は終了してしまいましたが、14年目のエスティマのナビを買い換えるのも気乗りしないので、もう暫く使う予定(スマホも併用すればOK)。
そんな古いサイバーナビは、専用の通信ユニットND-DC1で渋滞情報の取得などをインターネット経由で行なえ、以前はこのND-DC1に格安SIMを入れて使っていました。
SIMの契約の関係で、これに使っていたSIMの契約を切ってしまったので、スマホのBluetooth経由で接続するためにCobaltBlue3というソフトを使っていました。

詳細は以下の記事です↓

サイバーナビZH09CSをスマホ経由でスマートループに接続する

ところが、昨日、途中まで使えていたCobaltBlue3が突如起動できなくなりました。ナビとスマホはBluetooth接続できているのに、通信のみできなくなっていました。

ColbaltBlue3

Google Playのバージョンが異なります…という表示がでるだけで、ソフトの起動すらできなくなりました。ちなみに、2022年11月3日の早朝までは使えていました。その日の午後から起動ができなくなったようです。

ソフトを一度アンインストールして、もう一度インストールしてみようとGoogle Playを見ると、Google Playから消えているのです。

T-CONNECTバージョンのCobaltBlue3しか表示されない

検索しても、CobaltBlue3 T-CONNECT版のみ表示され、通常のCobaltBlue3は綺麗サッパリ消えていました。有料ソフトで課金して買ったのに!
PCのブラウザから検索してみると、Google PlayでCobaltBlue3のリンクは生きていましたが、このページからスマホにインストールしようとしても「このアイテムはご利用いただけません」と表示されてしまいます。

CobaltBlue3は利用できないとの表示

ガッカリですね。とは言え、古いカーナビはガラケーでは当たり前だったBluetoothのDUN(DialUp Network)プロファイルは、ほとんどのスマホでは標準対応していないため、別途アプリが必要です。CobaltBlue3は、定番のアプリだっただけに、突如使えなくなるのは残念です。
仕方がないので、代替アプリを入れました。はい、上の画像にある2番めに表示された「NaviGateway」です。

NaviGatewayの画面、特に設定は必要なし

こちらは有料ソフトで¥700。CobaltBlue3と違ってアプリ内課金ではなく、最初から課金しないとインストールできません。この点は、課金して使えなかったらどうしてくれる!?と不満に思いますが、とりあえず購入してインストールしたところ、問題なくナビ側で通信ができるようになりました。スマートループの情報、拾えています。すでにナビ側のDUN接続の設定が出来ていてCobaltBlue3が使えていた環境であれば、NaviGatewayもインストールするだけで、特に設定はなく使えるようです。

そんなわけで、何故か11月3日から使えなくなったCobaltBlue3に代わって、NaviGatewayはナビまたは車を買い替えるまでは、古いサイバーナビの通信のために欠かせないソフトとなりそうです。

FlashAirに直接エクスプローラーでアクセスする方法

Nikon D810を購入した2014年当時は、まだカメラにWiFiやBluetoothを搭載した機種は少なく、撮った写真をスマホに転送する、といういまではあたりまえにできることが、まだ難しかった時代です。
この当時のNikonのいちがんれふでは、業務用途向けとして、WiFiアダプタが別途用意されていました。

Nikon 通信ユニット ワイヤレスキット UT-1WK

このユニットは、有線LANを備えたUT-1と、無線LANユニットのWT-5のセットとなっていて、無銭LAN経由でFTPサーバーやPCに撮った写真のアップロードが可能だったり、LAN経由でカメラをコントロールが出来ますが、業務用途前提故に9万円強と高価で、一般用途には不向きでした。これアマチュアで持っている人は少ないでしょうね。

このため、Eye-Fiに始まる無銭LAN内蔵SDカードが販売されており、D810もEye-Fi対応機種でした。

懐かしのEye-Fiカード、持ってました(まだ持ってます)


ところが、Eye-Fiは2016年頃にはサポート終了してしまい、専用ソフトが使えなくなってしまったため、事実上Wi-Fiは使用不可能となってしまい、ただの遅いSDカードに。
変わって登場したのが、東芝のFlashAirシリーズでした。FlashAirはEye-Fi対応のカメラをそのままサポートでき、世代ごとに進化を続け、最終第4世代のW-04シリーズは、最大転送速度90MB/sと、UHS-I U3規格となり、これはNikon D810のSDカードスロットで使っても、十分な読み書き速度を備えています。

既に販売終了した東芝(現KIOXIA)のFlashAir W-04

しかし、2010年代後半になると、カメラ側にWi-FiやBluetoothを搭載する機種も多くなってきて、そういったカメラへの買い替えが進んだ結果、このFlashAirも2020年に販売終了となりました。
ただEye-Fiと違うのは、カスタマイズ性に優れている点でしょう。2022年10月現在、W-04シリーズのみは、現KIOXIAがサポートを続けています。
優れたカスタマイズ性の1つに、標準でHTTPサーバー機能を搭載していることが挙げられます。
以前は屋外にD810を持ち出して、撮った写真をスマホに転送していましたが、今はD850とZ 9にメインの撮影を譲り、もっぱら自宅での物撮り&タイムラプス用インターバル撮影専用機となっているD810とFlashAir。
せっかくなので、HTTPサーバ機能を使って、無線LAN経由で直接カードにアクセスできるようにしてみます。

FlashAirのCONFIGをカスタマイズする

まずはFlashAirをPCのカードリーダーに入れて、フォルダにアクセスします。この時、Windowsの場合はエクスプローラーで隠しフォルダを表示できるようにしておきます。

カードのルートを開くと、隠しフォルダの”SD_WLAN”というフォルダがあるので、そこを開くと、拡張子のない”CONFIG”ファイルが表示されます。
メモ帳やエディタソフトで開くと、FlashAirToolで設定したファイルが書かれています。
デフォルトのファイルはバックアップを取っておきましょう。

[Vendor]

CIPATH=/DCIM/100__TSB/FA000001.JPG
APPMODE=6
APPNETWORKKEY=**************
VERSION=F15DBW3BW4.00.04
CID=02544d45594546**************
PRODUCT=FlashAir
APPSSID=flashair
LOCK=1
WEBDAV=1
TIMEZONE=36
DNSMODE=1
BRGSSID=*******************
BRGNETWORKKEY=**************
APPAUTOTIME=600000
MASTERCODE=**************

ここで注目するのは、”WEBDAV”と書かれた行。この後ろの数字を1から2に変更することで、WebDavを有効化し、エクスプローラーなどから直接カードにアクセスできるようになります。
ここでは、FlashAirのIPアドレスも固定とします。その方が、エクスプローラーやブラウザでアクセスする際に、何かと都合が良いからです。
我が家のLAN環境では、192.168.1.***となっているため、FlashAirは192.168.1.220としてみました。末尾のアドレスは、他のネットワーク機器と競合しないことが条件です。

下記の通り変更してみました。太文字が追加または変更箇所です。BRGSSDなどバックグラウンドのSSID設定は削除しました。

[WLANSD]
 
ID=HomeFA
DHCP_Enabled=NO
IP_Address=192.168.1.220
Subnet_Mask=255.255.255.0
Default_Gateway=192.168.1.1
Preferred_DNS_Server=192.168.1.1

[Vendor]

CIPATH=/DCIM/100__TSB/FA000001.JPG
APPMODE=5
APPNETWORKKEY=[無線LANのパスワード]
VERSION=F15DBW3BW4.00.04
CID=02544d45594546****************
PRODUCT=FlashAir
APPSSID=[自宅の無線LANのSSID(2.4GHz帯)]
LOCK=1
WEBDAV=2
UPLOAD=1
TIMEZONE=36
DNSMODE=1
MASTERCODE=************

ここまで済んだら、カードを取り出し、カメラに差し込みます。
カメラの電源を入れてしばらくしてから、エクスプローラーに下記のアドレスを入力します。
xxxは指定したIPアドレスです。ここでは220としています。

\\192.168.1.xxx\DavWWWRoot
エクスプローラーからFlashAirのデータにアクセス

アクセスできました。これで簡単にネットワーク経由でファイルが取り出せます。

ブラウザからもアクセス可能

FlashAirはHTTPサーバ搭載なので、ブラウザからアクセス可能です。

ここでは、ブラウザに、”flashair/”またはIPアドレス固定なら指定したIPアドレス”192.168.1.xxx”を入力します。

HTTPサーバ機能によりブラウザからアクセス可能

すると、上のような画面が表示されます。
これでだいぶ使い勝手は良くなりますね。

Nikon Z 9で撮影した写真を無線LANでシームレスにNASに転送する方法

ここ5,6年で販売されているスチルカメラの多くに、BluetoothやWiFiが搭載されるようになりましたが、ちょっと前の機種ではスマホとの接続を目的としたものが多く、撮った写真を無線LAN経由でパソコンやNASに転送することが出来ないカメラが多いですね。

例えばNikon D850D500はWiFiを搭載しているものの、ボディ単体では、あくまでスマホでの撮影画像表示や画像を高速伝送するためのもので(Bluetoothでも転送可能)、PCやFTPサーバーに送信するには、別途ワイヤレストランスミッターWT-7を購入する必要があります。

ワイヤレストランスミッターWT-7を取り付けたD500

しかしここ最近のミドルクラス以上のボディでは、パソコンに接続でき、画像転送可能な機種も増えてきました。
Nikonの場合、D6やZ 9がボディ単体でPCと無線LAN、有線LAN接続やFTP転送可能です。

ちなみに、SONYだとミドルクラスのα7 IV、CanonだとEOS R6は無線LANでFTPサーバーに接続対応しています。NikonはZ 6IIだと、パソコンと接続は可能ですが、FTP接続はなく、あくまで1対1のアドホック接続のみのようで、この点はNikonは一歩遅れていますね。

NASのFTPサーバー機能を使ってZ 9の画像を転送する

近年は一般家庭でも、NASを使うことで気軽にFTPサーバーを立ち上げられるようになりました。
我が家では、NETGEARのReadyNASが2台稼働していて、FTPサーバ機能もついています(NETGEARは最近NASの開発を辞めてしまったようです…)。

このNASのFTPサーバをONにしておくことで、家の中で無線LANが接続できる環境であれば、カメラで取った画像をシームレスにNASに転送可能となります。
それではZ 9でFTP転送の設定してみましょう。
予め、NAS側のFTPサーバ機能をオンにしておきます。また、NASはIPアドレス固定のほうが何かと便利です。

ReadyNASで”WT”というフォルダを作成し、FTPをONにする

次にカメラ側。Nikon Z 9の場合、MENUを押すと、ネットワークメニューという項目があるので、その中から「FTPサーバーと接続」を選択します。

接続設定から新規追加を選択すると、「接続ウィザード」または「手動設定」が選択可能。
ここでは「手動設定」の方法を選択肢し、接続方法「無銭LAN」を選択します。すると、下記メニューが表示されます。

「全般」では接続設定の名称を入力できます。家庭内のNASに接続するので、ここでは”Home”としておきました。

次に「無線」を選択、無線LANに接続します。所望のSSIDを選択し、ネットワークパスワードを入力します。認証方式はWPA2-PSKまたはWPA3-SAEで、これは今どきの無線LANアクセスポイントなら最低限WPA2に対応しているので問題ないでしょう。

「TCP/IP」はカメラ側のIPアドレスの設定です。通常はDHCPによるIPアドレス「自動」で問題ないでしょう。

「FTP」でFTPサーバーの種類「FTP」または「SFTP]を選択します。後者はSSHによる暗号化プロトコルを用いています。
家庭内であれば、通常のFTPで問題ないでしょう。業務用として使う場合、SSH対応のFTPサーバーであれば、後者を使うべきでしょう。
あとは、NASのIPアドレスと、記録先のフォルダを入力します。ポート番号は通常デフォルトで問題ないです。パッシブモードも通常はONで問題ありません。

FTPサーバーのIPアドレスと記録フォルダを設定

以上で、設定完了。あとは、設定した名称を選択すると、左下の画像のように接続表示となります。ボディ側のLANのLEDも点滅します。
接続後は、「オプション」から各種設定が可能です。ここでは、「撮影後自動送信」をONにしてみました。
すると、撮影した画像データはシームレスにNASに転送されます

後はカメラで撮るだけ! 撮ったデータは、ReadyNASの”WT”フォルダに撮影画像がFTPで自動転送されました。

自動転送設定で、撮ったデータはシームレスに転送される

データ転送速度も実用的です。
例えばスタジオ撮影や結婚式会場など無線LAN環境下の撮影で、カメラマンが撮った写真がシームレスに飛んでくるので、すぐにPCでの画像確認や編集が可能ですし、カメラ側のメモリーカードとは別にバックアップが取れるという意味でも、こういう使い方が出来るのは便利ですね。
ではアマチュアではこういう使い方、メリットが有るのかというと…ん~、やっぱり撮ったデータをすぐPCなどで編集できるのは、人によっては便利かな~と思います。いちいちメモリカードを出し入れしなくても済みますし。

タイムラプス用のインターバル撮影でも、無線で飛ばせたら結構便利ですしね。
色々使い方はあるかと思います。

ノートPCの無線LANアンテナ変換ケーブルを買ってみた、が…

去年、テレワーク続きだったので、我が家の無線LANをWi-Fi6対応ルータにして、ちょっと古いノートPCも無線LANカードを交換してWi-Fi6対応のintel AX200に交換しましたが、AX200のアンテナ端子がMHF4という小さな端子になっており、ノートPC側の純正アンテナの端子(U.FL)と形状が合わず、やむなくアンテナを別途購入して取り付けていました。

あの当時、アンテナ端子の変換アダプタが品切れでしたが、別の商品が買えるようになったので、購入してみました。

U.FL→MHF4に変換するアダプタです。

U.FL-MHF4 ケーブル IPEX/MHF4ケーブル 3.5cm MHF4メス⇔U.FLオス 1.13mmケーブル 高耐久 超低損失 射頻同軸線 2本入

写真だと大きく見えますが、細くて短いケーブルです。

早速、Dynabook R73/PBを開腹?して取り付けることに。

現状はintel AX200に別の無線アンテナを取り付け中

ノートPC純正のアンテナ端子に、変換アダプタを取り付けるだけの簡単作業…と思いきや。

えっ、取れた!?

端子を取り付けたら、その先のケーブルがポロッと脱落。どうやら端子を取り付けているハンダがあまりに少量で強度が弱く、ケーブルの自重で脱落したようです。2本目も同じように取れてしまって、終了…

脱落してしまった端子

強度なさすぎです。結局、元の後付アンテナに戻しました。ちょっとこれはひどいな。クレーム返品することにします。

今の所、後付アンテナでも不都合ないので、そのままでいいかな~となりましたとさ。

IIJmioのギガプラン、移行する?

4月になりました。新年度スタート、色々新しいことや変わることも出てくる4月であります。

2016年6月、IIJmioのファミリーシェアプランに移行してから早5年近くなります。
妻の契約をYamaroの契約に変更して、契約一本化し、現在自分と妻の音声2回線+データSIMの3回線12GBをシェアして使っています。
3回線で1ヶ月12GBを使い切ることは今までなく、

キャリア大手も格安プランを出してきて、格安SIM業者も正念場を迎える所。
IIJmioもシンプルなギガプランを出してきまして、ファミリーシェアプランからの移行を考えていました。3月いっぱいまでの先行エントリーにも申し込み済みです。

よく見ると、税抜価格や…

前にも書きましたが、うちの契約の場合、ファミリーシェアプランで¥2,816+音声回線¥770×2+データSIM(ファミリーシェアプランはSIM3枚目までは無償)で、毎月¥4,356(税込み)です。

それほど外でデータは使わないので、音声回線2つをを8ギガプランにしても、¥1,380×2=¥2,760、データSIMはもうなくても良い気もしますが、2ギガだと¥680。なお、この料金、「税抜」と書いてあるのがミソなんです。これってどうなんだ?
ともかく合計して税込み¥3,784です。600円近く安くなる計算ですね。

ギガプランに移行すると長得は使えない

ところが、今日申し込みをしようとして、こんな事に気づきました。

実は、ウチのセキュリティソフトは、ESET キュリティソフトは、ESET インターネットセキュリティ5台分を使っているのですが、これだと1台分不足するので、妻のスマホは、2年以上契約しているので、長得のマカフィーインターネットセキュリティを使っています。これは通常契約だと月¥275円(税込み)なのですが、長得を使って無料で使っています。
ギガプランは長得対象外なので、これに変更すると、セキュリティソフト台は別途かかる計算です。

そうなると、ファミリーシェアプランからの移行は、あまり値段が変わらないのですよね。
音声回線を4ギガに変更すれば、そこそこお得になりますが、ちょっと考えちゃいますね。微妙に足りない気もします。
一番良さげなのは、たいして使っていないデータSIMをやめる、これが手っ取り早い気もします。なにせ、現在カーナビの通信にしか使っていなくて、毎月10MBも使っていないので。
カーナビの通信は、スマホからBluetooth経由もできるし、このデータSIMをやめるのが、費用を抑える一番の手法ですかね。

ギガプラン適用は5月から、4月中に申し込めば、5月から使えますが、さてどうするか、少し考えてみます。

カロッツェリアのデータ通信モジュールND-DC1を格安SIMで使用する

色々忙しくて、ブログ更新が1日開いてしまいました。

我が家の嫁車エスティマに搭載しているカロッツェリアサイバーナビAVIC-ZH09CSも使用開始から10年近く経過して、旧式機ではあるけど、まだマップ更新してくれています。

カーナビには二種類ある。サイバーナビか、それ以外か。

笑っちゃうキャッチコピーw

当時の最新鋭の機能を搭載しているナビですが、Bluetooth経由のガラケー、もしくはNTT DocomoのFOMA回線(3G)を使用した、USB接続の専用の通信モジュールND-DC1を使用して、渋滞情報や各種データの通信ができます。

しかし、購入から3年間は無料で使えますが、以降は有償でSIMを購入しなければなりません。更新用のSIMカード(UIMカード UIM-1)は2年間使えて1万2千円、月500円なので、バカ高いのではないのですが、大した通信もしないのになーと思って、去年1月、スマホアプリのCobaltBlue3を使って、Bluetoothによる疑似DUN(ダイヤルアップネットワーク)でのスマートループ通信を出来るようにしました。(当時の記事参照)

ただし、この方法では、通信を使ったマップの差分更新ができない(SDカードで更新できるので、なければないで問題はあまりない)のと、通信速度が不安定で、時々データが取得できないとか、天気情報の接続に失敗もしくはいつまでもデータ取得できない、といった不具合もあります。スマートループだけなら、割と安定しているのですが。

そんなこんなで1年使ってみて、そういえば最近モバイルルータを使っていないことに気づきました。
モバイルルータ用に通信専用SIMが、現状使わずにいました。ああ、これを使えば、前使っていた通信モジュールND-DC1が使えるのではないかと。

そこで調べてみると、割と簡単に使えることがわかりました。ということで、設定してみます。

UIMカード(SIMカード)を交換する

2019年末でUIMカードの使用期限が切れて使っていなかったND-DC1。そして、やはりCOVID-19などでお出かけが減ってしまって使わなくなったモバイルルータ用のSIMカード。micor SIMを標準SIMに変換するアダプタを付けています。

IIJmioのデータSIMとカロッツェリアのND-DC1

ND-DC1は標準SIMが入っています。なお、ND-DC2はmicro SIMなので注意が必要です。
また、ND-DC1もDC2も、通信はNTT DocomoのFOMA回線(3G)で、2026年3月末をもってFOMA回線は終了するため、それまでの使用となります。もっともあと5年は使えるので、その頃にはナビも更新できなくなっているでしょうし、Bluetooth経由なら4G回線を使えるので問題ないかなと。

まずはUIMカード(SIMカード)を交換します。交換は、カードを差し替えるだけで簡単です。

Linux PCまたはMacでminicomをインストールする

さてND-DC1のSIMカードを入れ替えるだけでは、通信プロバイダが違うため通信できません。このため、minicomというソフトを使って、内部の設定を変更します。

うちには、古いPCをオーディオ用にLinuxを入れています。Ubuntu Studioという、Ubuntuの派生バージョンですが、Linuxには違いないですから、コマンドはもちろん標準のUbuntuと同じです。

またWindowsアプリで、無料でUbuntuをインストールできるので、それを使っても良いでしょう。
Macなら、minicomをそのままインストール出来るようです。

ここではUbuntu Studioを使用します。

端末(Terminal)を起動したら、

sudo apt-get install minicom

を入力します。

sudo apt-get install minicom


これで、Ubuntuにminicomがインストールされます。

minicomからND-DC1(L-05C)にアクセスする

次に、デバイスの情報を見るためのコマンドを入力します。

dmesg
dmesg

入力すると、長文のメッセージが帰ってきます。このメッセージの一番下あたりに、”usb *-* new high-speed USB device…と書いてある行が出てくるはずです。

FOMA L05CやUSB ACM deviceと書かれている行に注目

赤で囲った部分を見ていくと、Product : FOMA L05Cと書かれていて、ND-DC1のdocomo側の型式であるL05Cが認識されているのがわかります。

その下に、ttyACM0~2という3行がありますが、ここでは一番最初のttyACM0にminicomを使ってアクセスします。

sudo minicom -D/dev/ttyACM0
sudo minicom -D/dev/ttyACM0 で設定にアクセスする

すると、minicomが起動します。
私の環境では、ここでERRORが出てしまいましたが、一度ND-DC1をPCから抜いて、挿し直したところ、認識しました。

ERRORが出た場合は挿し直してみて、AT OKが表示されれば認識されています

認識されると、”AT” “OK”と表示されます。続けて以下のコマンドを入力します。

AT+CGDCONT=?

入力すると、現在ND-DC1に登録されている接続先情報が表示されます。

デフォルトでは上記の接続情報のみ登録されている

ND-DC1は、純正のUIMカードでは、”PPP”で、いわゆるPoint to Point Protocolで接続、接続先は”fgc2h.dcm.ne.jp”になっているようです。

ここで、新たに挿入するSIMのAPN設定を書き込みます。
私はIIJmioと契約しているSIMなので、CGDCONTの2番めに以下のコマンドを入力します。

AT+CGDCONT=2,"IP","iijmio.jp"
CGDCONT=2にSIMのAPN情報を入力する

接続方式は”IP”で良いようです。入力後、再度

AT+CGDCONT=?

を入力すれば、新たに登録した接続先情報が表示されるはずです。

最後に

AT0

を入力すれば、minicomは終了します。

ナビ側の設定を行う

今度は、サイバーナビAVIC-ZH09CSの設定を行います。
まずは、設定を終えた通信モジュールND-DC1を接続してナビを起動します。

画像は去年のブログの使い回しですみません。BluetoothによるDUN接続設定の時の写真ですが、基本は同じやり方です。
マニュアル設定画面までたどり着いたら、以下の項目をそれぞれ設定します。IIJmioの場合は、以下の通りに設定します。

接続先名称IIJmioここは分かりやすいよう任意の名前でOK
接続先電話番号*99***2#CIDの番号(ここでは#の前の2)はAT+CGDCONT=*でせってした番号を入力
IDmio@iij使用している回線業者から指定されたIDを入れてください ※回線によっては未入力でOKの場合もあります
パスワードiij使用している回線から指定されたIDを入れてください ※回線によっては未入力でOKの場合もあります
プライマリDNS未入力DNS(Domain Name Server)を指定したい場合は入力 ※通常は未入力でOK
セカンダリDNS未入力上記と同様
Proxyサーバー未入力回線業者から指定されている場合は入力 ※通常は未入力でOK

以上でOKです。

うちのナビの場合、この後通信に失敗する現象があり、一度通信モジュールを挿し直したら、うまく通信できました。
通信速度も、こころなしか純正UIMカードのときより早い気がします。
これで、ナビか故障するか、マップ更新ができなくなるまで、何とか使用できそうです。


先日久しぶりにオートバックスに行ってきたら、もはやナビコーナーは縮小気味、オーディオコーナーは隅に追いやられていました。オーディオやる人は、もうカー用品店ではなく、通販で買って自分で施行下、カーオーディオショップなんでしょうね。
今はナビも標準装備が当たり前、後付でもディーラオプションで買って、わざわざ市販品を買う人は少なくなっているのかな?

個人的には、まだサイバーナビやケンウッドの彩ナビ、三菱電機のサウンドナビあたりは価値があるかなと思っていますが。

【大晦日】Blog@yamaro.info 2020年総括1

COVID-19に振り回された1年、という印象です。
仕事の上でも、東京五輪に向けた仕事がスパっとなくなってしまい、テレワークが増えた1年でもありました。

2020年は、Wordpressによるブログを導入して、間もなく1年(2019年11月から試験運用開始)となります。
旧アサブロの旧態依然とした仕様から、大幅に進化しました。写真も複数アップしやすくなり(今どきそんなの当たり前なのですが、アサブロは何と1枚ずつしか上げられないのがストレスだった)、写真ブログとしても投稿にかかる時間が大幅短縮できました。

また、商品の紹介とともに、Amazonや楽天アフェリエイトを活用、リンクを踏んで購入してくれた方には感謝します。弱小ブログ故に、大きな収入ではないものの、当サイトのサーバーとドメインの維持の費用くらいは頂けております。感謝です。

書きたいことを書きたいときに、がコンセプトゆえ、その時時で話題が偏りがちですが、変わらずお付き合いいただければと思います。

2020年1月

1月はまだ、COVID-19は中国で大流行し、日本にもそろそろ入ってくるのか…、という感じで、まだ通常通り外出できていましたね。
初詣も、そもそも今回は妻の実家に帰省も諦めましたが、今年の正月科帰省して初詣出来ていたし、東京ディズニーシーにも行きました。もうしばらくは行けない感じですね…。

2020年2月

2月は、横浜に寄港したダイヤモンド・プリンセスでのCOVID-19感染者発生で、ついに日本にもCOVID-19の影響が出始めた頃でしたね。
百里基地では、2020年3月を持って偵察機のRF-4E/EJファントムIIを運用する501SQが最後間もなく終了なので、撮影に出かけていました。

2020年3月

3月、いよいよCOVID-19が日本国内でも流行し始めました。とは言え、前半はまだ外食を控える、という感じまでには至っていなかったような。泊まり出張もあり、その先で出会ったお酒とか、アップしていました。月末に関東では季節外れに雪が降ったり、一転して花見をしたり。百里基地では収穫なし。この頃にはそろそろ外出を控えよう、ソーシャルディスタンスをとろう、集まりの人数は最小限に、という動きが出てきていましたね。
行事は縮小や中止、娘の保育園卒園式も、1人で行きました。

2020年4月

いよいよCOVID-19が日本で流行、医療機関は切迫する状況。
娘の小学校入学式を行って、学校自体は休校、仕事は全面テレワークになりました。
外出も最小限に、体力維持のお散歩だけの日々。子供を見ながらテレワークでした。
そんな中、腕を落とさないよう、テレ(望遠)ワークを自宅ベランダから開始。これが案外色々撮れて、実は一番望遠レンズを使っていた時期だったりします。

2020年5月

GW休みも自宅、時々散歩の日々でした。散歩すると、近場で色々発見があるのは収穫だったり。こんなところにこんな建物があるのか~とかね。
Python勉強がてら、ラズパイを買ってみたりしました。
ブルーインパルスが医療従事者応援のために、東京都上空をフライト、なんとか家から見えるかな~と望遠レンズをセット、1200mmでも豆粒でしたけどね。

2020年6月

テレワークがメインとなるも、出社も時々行うように。
テレワーク中の自己学習で、ラズパイを使ったPython学習を進めたり、カメラマウントを再設計したり。
写研埼玉工場の解体を知り、この月から定期撮影を開始しました。写研の記事は、デザイン関係の方を中心に注目度が高く、当ブログのアクセス数が伸びたりしました。
テレワーク常態化に伴い、家の中の無線LAN環境も改善のため、11ax対応(WiFi6)のBuffalo AXR-5950AX12を導入したり、サブで使っているノートPCを11ax化したりでした。


2020年前半は、とにかく迫りくるCOVID-19、そして外出自粛と、とにかく日常の生活が大きく変わりました。

東京五輪は延期となり、予定のお仕事ができなくなり、会社や学校に行けなくなり、とにかく不便と忍耐の半年でした。

2021年は、もう少しCOVID-19が落ち着けばと思いつつ、後2,3年は続くのかなという感じでしょうか。
少しずつ新しい生活様式に慣れつつも、慣れからなのか、また感染者が増えつつあり医療切迫など、予断を許さない感じですね。
妻も、看護師なので、いつどうなるやらといったところです。

2021年元旦は、2020年総括の後半からお送りする予定です。では、良いお年を!