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【やまね酒造】やまねのはちみつ

埼玉県飯能市でクラフトサケを醸すやまね酒造ですが、年末年始で限定酒を販売していたので、買ってきておいたお酒です。その2本目になります。

【やまね酒造】やまねのはちみつ

はちみつとな!? 以前から「やまねのみのり」にはちみつを加えたものを不定期に出していたと思いますが、「やまねのはちみつ」は初めての購入です。
これのにごりバージョンも売っていましたが、初めてなのでまずはこちらを購入しました。

【やまね酒造】やまねのはちみつ

通常の「やまねのみのり」は発芽玄米を使用することで、クラフトサケとして販売されています。これは新規に日本酒の酒蔵を立ち上げることが困難な現在の酒税法による制約によるもので、米や米麹以外のものを加えることで、酒税法上の清酒ではなくその他の醸造酒として販売しています。
日本酒と既存の酒蔵を守るための法律なんでしょうけど、それが返って足かせになっているんですよね。

この「やまねのはちみつ」は発芽玄米の代わりにはちみつを加えているようですね。
アルコール度数は3度とかなり低いですね。食前酒、あるいはデザート酒に良さそうな感じです。もちろん、ベースとしてのお酒は木桶仕込みで6号酵母使用、袋吊りで加圧せずに搾り(搾ると言うのかな?)、無濾過で無加水、非加熱の生原酒です。

はちみつだからより黄色みが買ったお酒

上立香はフルーティさに加えて、ザ・はちみつの甘い香り。
口に含むと、お~、いつものやまねのみのりらしい木桶の香り、酸味とともに、はちみつの甘さが加わって、まさにデザート酒。アルコール度数も低いので飲みやすいですね。もちろん日本酒らしさもうっすら残っています。が、ジュースですね(笑
個人的には、もう少しはちみつを薄くして、やまねのみのりらしさも引き立てると良いと思いました。これのにごりバージョンも試したいですね。

食後のデサートとして、あるいは食前酒としても良さそうです。まさに女子ウケしそうで、一緒に妻もハマりました。
「やまねのみのり」の300mlはちょっと物足りないのですが(4合瓶でほしい!)、このはちみつバージョンはこの量の飲み切りが丁度よいですね。

【飯沼銘醸】俺の姿 うえも商店 限定直汲み 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒

購入店名の入ったお酒。そのお店限定でしか買えないお酒は、飲食店でも見かけたりしますが、酒屋さんにもあります。
いつも行っているお店で買ってきた「姿」。ハズレのない栃木のお酒ですが、限定直汲みはさてどんな塩梅かな?

【飯沼銘醸】俺の姿 うえも商店 限定直汲み 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒

”俺の”が入った姿はいくつかの酒店のバージョンがあるようですね。とは言えそんなに数はないっぽいです。

【飯沼銘醸】俺の姿 うえも商店 限定直汲み 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒

酒米は雄町、精米歩合55%の純米吟醸、酸度1.6、アルコール度数は少し高めの17.5%です。
無濾過生原酒なのはいつもの姿ですね。ベースは赤ラベルの姿かな?

透明に近い薄黄色

開栓時は冷やしていてもポンと音がするので、ガス感は少しありますね。
上立香は華やかな果実系の香り。口に含むと…少しガスを含んだ芳醇なメロン、洋梨を思わせる甘みの中に旨味と酸味、苦みがしっかりありますね。そして後味は割とどっしり感があります。
いつもの華やかさのあるフルーティな「姿」を基調としていますが、このどっしりさと、キレの良さも抜群なので、フルーティだけど辛口酒のようなキレの良さもあり、なかなか懐の深いお酒です。なのでスイスイ飲めるんですよね。
そして開栓から時間が経過すると、少し甘さが抑えられてどっしりさが増す印象です。味わいの変化も楽しいお酒ですね。


同じ雄町を使った赤ラベル「姿」は製造時期により味わいは異なるようですね。こちらもどうぞ。

BANZAIのガシャポン Nikonミニチュアカメラコレクションをやってみた

去年BANDAIから発表されたこれ。

年明け栃木帰省中にTSUTAYAでやってきました。

4種類あります。とりあえず、今回は見境なくやってしまわないよう、4回分と決めてガシャポンしてきました。
出たのはこんな感じでした。

4回やって3種類出た! これなら文句ないな。Nikon Z 9が2台、SPとFが1台ずつ(個じゃなくあくまで台)。
ボディキャップは最初回すのかと思って、全然外れない!ってやってしまったけど、手前に引っ張って外すタイプでした(汗
そりゃ流石にねじ込みじゃないか…

シールは細かいのでピンセット必須

一部はシールになっていて自分で貼り付けますが、これがかなり細かい。1-2mm程度の小さなシールもあるので老眼にキツいです(笑
レンズの銘板は一部は最初からちゃんとプリントされています。

なかなか良く再現されていますね。Z 9もリアルでもう1台欲しいw レンズはNIKKOR Z 24-70mm f/2.8Sで、これを着けるとボディは傾くところまでリアルw
というか、やっぱりボディ大きいんですよね。

ほんと良く出来ています


なぜか左肩のダイヤルは全体が回ってしまう(本来はボタンのある頭頂部分は回らない)のは御愛嬌。

Nikon SP、Nikonロゴのプリントが少し甘いかな

Nikon SP、この個体は残念ながらNikonロゴのプリントがちゃんと印字出来ていないけど、まあしゃあないか。レンズはW-Nikkor 3.5cm F1.8と良い組み合わせ。この組合せで本物が欲しいですね。

Nikon FにはNikkor-S Auto 55mm F1.2

Nikon Fはシルバーのアイレベルファインダー初期型。これでファインダーも替えられたら面白いけど、さすがにそれは難しいか。
レンズはNikkor-S Auto 55mm F1.2で、これはNikon F時代に最初に出たF1.2の大口径レンズです。Fマウントでの大口径レンズは相当な苦労があり、これが60年を経て大口径かつ短フランジバックのZマウントの開発へと繋がります。

やっぱりNikon Fはアイレベルがかっこいいよね

今回はZ fcが出なかたので、またそのうちガシャポンしてみたいと思います。


非公式ですが、4種類コンプリートで買えるみたいです。

【やまね酒造】やまねのみのり(にごり試験醸造)

冬休み終了しました。週末、結局酒を買いに行ってきました。

やまね酒造赤沢醸造所

場所はこちらです。

パッと見は醸造所とはわからないですが、ここがやまね酒造の醸造所。隣の民家がやまね酒造の民泊をやっている所みたいですね。

これを見て行ってきました。限定酒ということで、気になるじゃないですか。

【やまね酒造】やまねのみのり(にごり試験醸造)

いつもの「やまねのみのり」だけでなく、試験醸造のにごりがあったので、そちらを購入してみました。発酵が進みガスが発生するので、蓋に穴が空いています。
赤丸シールが貼られているの試験醸造みたいですね。

【やまね酒造】やまねのみのり(にごり試験醸造)

おお、澱が沈殿していますね。アルコール度数は9度と低め。木桶仕込み、6号酵母を使用、袋吊りの無濾過生原酒というのはいつもの通りです。
やまね酒造は日本酒の製造免許がないため、発芽玄米を加えた「その他の醸造酒」扱いとなります。これは日本酒(清酒)の醸造免許が事実上新規申請できない日本の酒税法の制約です。なんとかならんものですかねぇ…
ブロクのカテゴリでは便宜上「日本酒」としています。

澱を混ぜるとシュワシュワと発泡してガスが出てきました。ガス穴が空いている蓋なので、傾け厳禁です。穴が空いているので吹き出しはしないですが。注いでもプチプチ感はありますね。

上立香はやはり木桶仕込みだけあって、木桶の香りが豊かです。口に含むと…おおお、爽やかなガス感、プチプチ感の中に力強い酸味、木桶の味わい、甘味はやや控えめで、いつもの「やまねのみのり」よりも酸味と旨味に振った印象ですね。ヨーグルトのホエーを感じさせます。澱が絡んで旨味と苦みもありますね。
木桶の味わいが本当によく、何だか癖になる味わいですね。ただ、この力強い酸味は好みは分かれそうですね。とは言え、最近味の方向性が定まってきた通常版「やまねのみのり」から更に試行錯誤している様子が見て取れます。
試験醸造は、すでに何度か「やまねのみのり」を飲んでる方におすすめです。が、普段買えないお酒でもあるので、一期一会ですね。買えるタイミングがあれば。

【外池酒造】山郷のめぐみ どぶろく

栃木の帰省中に、酒屋の新規開拓をしてきました。

栃木県は真岡市の関口酒店、同名の宇都宮のお店は何度も行っていますが、真岡のこちらは初めてです。
もう栃木県のお酒、色々揃っていますね。仙禽の雪だるまを目当てに行ったのですが、それ以外もなかなか充実していますね。もちろん栃木県外の酒も扱っていますが、せっかくなので栃木のお酒を何本か。

で、妻が買ったお酒がこちら。

【外池酒造】山郷のめぐみ どぶろく

益子焼でおなじみ、益子町にある酒蔵、外池酒造のお酒ですが、妻が好きなどぶろくがありました。面白いことに、このどぶろく、瓶詰めされた後冷凍で出荷されるのだそうです。これは発酵を止めるためだそうです。
ちょうど東京に帰る際に買ったので、クーラーボックスの保冷剤代わりに自然解凍させつつ帰りました。

【外池酒造】山郷のめぐみ どぶろく

どぶろくなので酒税法上「その他の醸造酒」となります。製法は日本酒と同じですが、醪(もろみ)を濾さないのが特徴です。
アルコール度数は、どぶろくにしては高めな15度。どぶろくは口当たりが良くフレッシュにするため、度数を低く抑えている商品が多いですが、こちらは一般的な日本酒に近い度数です。
購入時は、場合によっては吹き出すとも言われました。瓶の蓋に穴があるタイプなので、まあ大丈夫だとは思いますが。穴があるので、立てて保管となります。
米粒がかなり残っていて、飲むというより食べる感覚だそうです。

東京に戻ってきたときにはちょうどよい解凍具合となりました。

ガスがかなり含まれていて、フワフワ感が半端ない。そして米粒も大きい!
上立香は酸味が引き立つヨーグルト、口に含むと、フワフワ柔らかい食感(酒なのに食感ですよ!)のあとに米の粒が入ってきて、甘みと中にシュワシュワの発泡の爽やかさ、そしてアルコール度数15度だけにどっしりさもありますね。後に適度に苦みと旨味が訪れます。
どぶろくらしい口当たりの良さの中に、どっしりとした辛さもあり、今まで味わったことのないタイプのどぶろくですね。決して辛すぎず、どぶろくらしい甘みとのバランスが見事です。

このどぶろくは、甘すぎず飲み飽きないのがポイントですね。アルコール度数が一般的な日本酒と同等なので、ついつい飲みすぎない(笑)のも美点?

いや~、栃木のお酒もなかなかだな。そしてお店も気に入りました。これは帰省が楽しくなりますね。


なんと益子町のふるさと納税で、この山郷のめぐみ どぶろくがあるんですよ。これ、ふるさと納税しちゃおうかなぁ。

自転車用の電動ポンプPumpMonsterを買ってみた

2024年最後の記事です。本年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。


クロスバイク、ロードバイクもなんでしょうけど、一般的なママチャリのタイヤより空気圧指定が高く、空気も抜けやすいようです。
確かにクロスバイクに乗り出して2週間で、初期の80PSIから50PSIまで低下するのを確認。
手動ポンプで補充するわけですが、出先でも補充したいと思い、最初はポータブルのポンプを探していたんですよね。
でもポータブルとは言え、自転車にくくりつけておかなければならないのがちょっと嫌かなぁと思い、電動を探してみました。そうしたら、そこそこの値段で買えるようですね。

ということで、たくさんの種類の中から、国内設計のブランドのものを見つけたのでこれにしてみました。

BOOMIE PumpMonster【押すだけ時短革命x入門モデル】 電動空気入れ 【10秒充填x自動停止】 

BOOMIEは千葉県で2022年位創業したブランドのようですね。色々雑貨を扱っているようです。

箱のサイズでもわかるように、携帯するのが苦にならないくらい、とても小さいです。

英式仏式英式にボールなどの空気も入れられるアダプター付き

サイズは73x35x80mmなので、自転車のサドルバッグにも入るサイズですね。本体に直接ハンドノズルを付ける、または写真下の3in1ノズルでエア供給可能です。
購入時にすでにバッテリは満タンだったので、早速自転車に繋いでみました。

今回はハンドノズルを付けてみました。これだと使用中はエアバルブに押し付けていなければなりませんが、この状態で漏れないかで使えるかのテストも兼ねています。
今回は3in1ノズルも使っていますが、自分の自転車ではハンドノズルを直接本体に取り付けた状態でも使えました。ホイールの状態によっては、3in1ノズルでないと補充ができないので、どちらも使えるのは良いですね。

さてクロスバイクのタイヤ、MAXXIS Detonator Foldable 32Cは空気圧の指定が最大100PSI(重量ポンド毎平方インチ)となっていて、購入時は80PSIで空気を入れてくれました。
今回は78PSIに設定しました。
なお、ママチャリで使われるkPaや、旧表記でよく使われていたbar(バール)に表示設定が替えられ、また4つのモード毎に設定(圧力や単位)を保存することも可能で、例えばママチャリには150kPaで、ロードバイクやクロスバイクは100PSI、といった設定も残せるのは便利です。

写真はポンプ稼働前、供給が始まると現在の空気圧がリアルタイムに表示される

実際には赤いハンドアダプタを押し付けた状態で供給したしています。なので手が3つないと写真撮れないw。
供給中の騒音と振動はそれなりに大きく、特に室内だと結構うるさいですが、使う場所によって注意は必要です。

さて供給開始で60PSIだった空気圧はみるみる上がって、ほんの5,6秒程度で設定した78PSIに到達、そこで供給が自動ストップとなりました。思ったより早くてびっくりです。そして便利ですね。一生懸命手動ポンプを使う必要がないのです。楽で良いね。普段の空気入れも、手動ではなくこれを使って良いかなと思いました。
空気圧低下程度の補充なら、さほど時間もかからないので、思ったよりもバッテリが持ちそうです。
Type-Cで充電できるので、万一バッテリ切れしてもモバイルバッテリなので充電可能です。

後はサドルバッグ買って、予備のチューブも買えばパンク修理もなんとかできそうかな~。
車のタイヤにも供給可能なので、今度試してみるとしましょう。


【大七酒造】大七 純米生酛 生詰め

大七(だいしち)のお酒、たまに見かけるけど買ったのは初めてです。

【大七酒造】大七 純米生酛 生詰め

定常販売している大七の生酛のひやおろし版です。「生詰め」なので、火入したお酒を蔵で熟成させて、そのまま再度火入れはせずに秋に出荷するお酒です。

【大七酒造】大七 純米生酛 生詰め

個人的に大好きな生酛造りのお酒です。
日本酒度は+1.5から+3らしく、中辛口。アルコール度数は15度。冷蔵保管推奨ですが、適温はラベルにあるように、冷やした状態からやや温度を戻した状態と、温めの燗が良いそうです。
ちょうど燗が飲みたい時期だったので買ってみました。

思ったより黄色ぽくない、透明に近いお酒

冷蔵庫から出して、まずは冷えた状態から。
上立香は桃のような甘さと生酛らしい酸味をかんじさせます。口に含むと、まろやかな旨味と生酛らしい酸味のバランスが実に良いです。古き良き伝統的な日本酒の味わいですね。
そして温度が上がっていくに連れ、甘みとどっしり感もバランスよく入ってきます。確かに少し常温に近い温度でのバランスの方が良いですね。

冬なのでぬる燗にしてみました。燗にすると、まろやかな旨味はより増しますね。甘さも引き立つのでバランスは常温のときと大きくは変わらないですが、酸味がより立ってくるので、個人的に酸味が少なので、これがベストバランスに感じました。適度に熟成した苦味と甘味のカラメルのような味わいに力強さも加わって、それでいてアルコールが立ってキツきつすぎるということもないのです。
ぜひぬる燗で飲んでいただいきたいお酒です。この季節にぴったりですね。


こちらは生詰めではない定常販売の生酛ですが、これも飲んでみたいな。

2024年我家のクリスマス

22日にパーティ、25日朝にはプレゼント、というのが2024年の我が家のクリスマスでした。

家庭内の撮影は、ミラーレスのZでの撮影がメインになった今でも一眼レフのNikon D850 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRです。
Nikon Z 9も導入からちょうど3年、Fマウント一眼レフもいつまで販売するかわかりませんが、D850は発売から7年以上経過し、後継たるZ 8も登場し、そろそろ終りが見えてきているかもしれませんね。今でも写りは一級品。

※下の左の写真のみ、部屋が汚いので(笑)ぼかし加工しています


プレゼントに如何? もう一眼レフの高画素機でここまで高性能な機種は出てこないでしょう。

【御租酒造】遊穂 未確認浮遊酵母仕込 生酛純米 酵母無添加生原酒

昔CDでジャケ買いなんてのがありましたが、お酒にも当てはまります。完全にラベル買いですね(笑

【御租酒造】遊穂 未確認浮遊酵母仕込 生酛純米 酵母無添加生原酒

「遊穂」ブランドのお酒だけにUFOなんですね(笑)
生酛造りのお酒なので、酵母無添加、蔵付きの天然酵母なので、未確認浮遊酵母仕込ということなんですね。
ラベルの宇宙人には「サンダー君」と言う名前があります。

個人的に生酛造りのお酒が大好きなので、ぜひ飲んでみたいと思いました。「遊穂」ブランドのお酒も自分で買うのは初めてですね。

【御租酒造】遊穂 未確認浮遊酵母仕込 生酛純米 酵母無添加生原酒

2023酒造年度とあるように、元々このお酒は秋限定とのこと。お店でも多分最後の1本でした。
酒米は五百万石を29%、その他71%、これを精米歩合60%で醸しています。日本酒度は+5.5で甘口です。生酒なので冷蔵保管、推奨温度もやや冷えているくらいとのこと。
さて初めてのお酒、どんな感じかな?

わずかに黄色がかったお酒

冷やした状態でいただきます。上立香は爽やかな吟醸香にプラスしてヨーグルトのような酸味感も。
口に含むと…先に日本酒らしい辛さのアタックが来たあとに旨味、その後ふわっと押し寄せる酸味と甘味。これは面白いアプローチだ。生酛造りのお酒は、最初に力強い酸味を感じさせるお酒が多いのですが、アタックが先に来るんです、でも決して強めのアタックではなく、また雑味や苦みもさほど多くはないです。
少し温度が上がるとアタックよりもまず旨味がぐっと出てきますね。爽やかな酸味と甘味も決して強めではなく、「生酛造り=力強い味わい」と言う感覚で飲むと、案外スッキリ飲みやすいお酒なんですね。
甘みのバランスが良く、日本酒度+5.5という甘口のスペックよりは、実際の味わいはずっと中庸に感じます。

ラベルの遊びとは裏腹に、なかなかの実力のお酒ですね。遊穂ブランドのお酒、関東ではあまり見かけないですが、意識して探してみないと。


まだ通販で買えるみたいです。今シーズン最後かな?

【清水清三郎商店】作 ZAKU 新酒 純米大吟醸 2024BY

今年も買いました作(ZAKU)の新酒。

【清水清三郎商店】作 ZAKU 新酒 純米大吟醸 2024BY

作の新酒は毎年ラベルデザインを変えているそうですね。

米の収穫時期に黄金色に輝く稲穂が田んぼ一面に広がり、心地よく風になびく様子をモチーフにしました。

だそうです。

日本人がワインのボージョレ・ヌーボーにあまり馬鹿騒ぎをしなくなってきましたが、日本酒は相変わらず話題にすらならないのが悲しいですが…。でも話題になりすぎて買えなくなってしまうのもそれはそれで悲しいし。うーん、今くらいが需要と供給のバランスが良いということでしょうか。

【清水清三郎商店】作 ZAKU 新酒 純米大吟醸 2024BY

作の魅力はラベルにある通り。これを火入れで実現。味が安定しない生酒は出さないのが作ブランドの信念です。それでいながら生酒のようなフレッシュな味わいなのです。
さて今年の出来はどうかな?

ほぼ透明なお酒

作は冷やしても味わいがしっかりしているので、冷やした状態でいただきました。
上立香は、鼻が悪い自分でもわかる華やかなで爽やかな吟醸香。口に含むと、今年の作、ふわっと広がるメロンの甘みと苦み、そして複雑味が調和しています。特に複雑味が今年は結構出ているな、新酒なのにこの味わい、これは今後のお酒にも期待が持てますね。フレッシュで口当たりが良く、華やかさは持ちつつも、ただそれだけではないのが今季の新酒ですね。

温度が上がると、より味わいが深くなります。奥行きが出てきますね。新酒ながら、なかなかの味わいでした。これはお正月のお酒にまた買ってもいいかな、でもまた今シーズンの新作も出ているし、迷うなぁ。


ある程度安定生産できているので、ちゃんと通販でも買えるのも作の魅力。買えないプレ酒を無理して高値で買うくらいなら正規の値段で買いましょう。