「AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR」タグアーカイブ

【厚木基地】23/5/1の記録

毎年恒例、GW休み期間中の平日は何故か厚木に行っています。
どちらと言うと、撮れ高なら横田基地のほうが…と思うけど、どうも最近横田基地方面に足が向かないのは、撮影環境が年々厳しくなっているからですかね。色んな意味で。

厚木はその点、のんびりうというか、空母艦載機が来ているとき以外は、実に静かなものです。のんびり撮影したい時もあります。

この日動きがあったのは、米海軍のHMS-77 SABERHAWKSのMH-60R、ラッキー7な機体と、海自のP-1哨戒機(5524)ですね。

P-1哨戒機、某軍事評論家もどきや某元マル防関係者のブログでは叩かれていますが、何だかんだで順調に配備されています。
確かに、調達当初の機材不具合や、調達先の撤退などあるようですが、そこは改善していくしかなく、叩いていても仕方ない。仮にアメリカのP-8Aを調達していたとしたら、海上を低空飛行しての偵察観測は難しかったでしょう。
P-1はP-3Cの運用の延長線上で現代化したもの、P-8はそれを辞めて高高度からの哨戒に徹して、海上低空はUAVに任せる手法のようですが、まだP-8と組み合わせるべきUAVの実用化はされていないので、もしP-8を海自も導入していたら、哨戒のやり方は変えざるを得なかったでしょう。それが良いか悪いか別として。

P-1は現状で50機近くが調達もしくは調達予定となっています。全部で70機の調達予定となっていましたが、ここに来て哨戒機と哨戒ヘリの調達数削減と一部のUAV(無人機)への置き換えも考えられているようです。

残念、P-3Cはこの日、派生型を含め飛ぶのを見ることはできませんでした。

さて帰ろうかと準備していたら…

UC-12FにMH-60R(HMS-77の707)、そして入間に向かうC-2輸送機が厚木の上空通過しました。
これにて撮影完了。たまには戦闘機ではない機体をのんびり撮るのも良いですね。

【百里基地】2023年4月19日の記録2

午後イチの上がりを撮って移動、久々に行ったポイント。常連さんたちと和気あいあいとしつつ、撮影スタンバイ。
遠くにF-2の機影が見えてきました。まずはタッチアンドゴー。

あれ?松島の21SQのF-2Bも来てるんですね。
この33-8118号機は、東日本大震災による津波で水没被災した機体で、被災した18機中修復された13機の中の1機です。当初の予想より修復できた機体は多かったものの、それでも5機は修復できず処分されています。

この場所で、しかもランディングなので、うまいことRW/03のL側(手前側)に降りてきたら嬉しいなと思っていましたが、そうでないと、そんなに面白い絵が撮れる場所ではないのも承知しています。
が、こういう絵が撮れました。

近い!

イヤ派手に捻ったな! しかもこちらはAF-S 600mmにテレコンTC-14-EIIIで850mm、フレームに収まらない! 

そしてこのあとは、何とAGG (Air-to-Grand Gunnery)訓練でした! 撚るポイントはこの撮影地の反対側のほうがよく撮れそうですが、この時間だと逆光となりきれいに撮れないため、こっちで良かったかな?

久々に高機動が見れたのと、この場所でのF-2のAGGは初めて見たので、運が良かったな~。
周辺の常連さんによれば、ここまでは爆撃を想定した高度だそうです。
その次がGun(20mm機関砲)による対地攻撃を想定した訓練、やや高度が下がります。低空侵入からの機種上げ~捻りと、繰り返し行っていました。

久しぶりの撮影なのに、AF-S 600mm f/4GにテレコンTC-14EIIIで850mmの手持ち撮影はしんどかったけど、Nikon Z 9のReal-Live Viewfinderで、ブラックアウトせずシャッターを切っても常時被写体を見られるので、歩留まりは一眼レフより確実に良いですよね。腕はともかく(笑

AF-S 600mm f/4G搭載の手ぶれ補正(VR)は初期型故にSportsモードがなく、一眼レフではシャッター毎に露光前センタリングが行われていましたが、Nikon Z 9ではメカシャッターがなく常時EVFに表示しているのと同じ状況、つまり露光前センタリングはシャッターを切った最初の1回目のみで、連写し続ける限り露光前センタリングされないため、実質Sportsモードで撮っているのと同じ感じになります。
元々CIPA規格で2.5段分の補正能力しかないのですが(自社基準ではこのレンズの販売当初4段分補正としていた)、それでも無いよりは良いです。ずいぶん撮影が楽になりました。
最新のNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sでは、Z 9とのシンクロVRで5.5段分の補正が可能で、レンズ重量もAF-S 600mm f/4Gより2kg近く軽いので、より歩留まりよく撮影できそうです。テレコンも内蔵していて理想のレンズです。いつかはZ 600mmに乗り換えたいですね。
200万円する高額レンズなのに、人気でお金があってもなかなか手に入らないのです。

最後に降りてきた機体を撮って、この日の撮影を終えました。

久々に撮れて、良いストレス解消になりました。

【百里基地】2023年4月19日の記録1

先日、何ヶ月かぶりに百里基地に行ってきました。前回の撮影は、1月のインド空軍のSu-30MKI訪問だったので、あれから3ヶ月も経っているのです。
せめて月イチは行きたいのですが、去年年末から今にかけて、仕事が詰まりに詰まっていて、なかなか休みが取れずでした。
今も忙しいのですが、さすがに腕がなまってしまいそうですから、なんとか休みを取っていってきました。

が、1st上がり、無風で風向きが読めず、SKYMARKがR/W03上がりだったので、午前は03上がりを期待したら、何と反対のR/W21上がりとな! 慌てて移動しましたが間に合わず、こんなに遠くの写真、トリミングしてなお遠い…。
せっかく良い捻りを撮ろうと思ったのに、不甲斐ない結果でした。

ということで、降りはちょっと撚るか真正面を狙うか、ということで行ってみたこの場所。

この場所も悪くないね…。ただ真っ直ぐ降りるのを真横から撮ってもつまらないので、撮影場所は色々開拓したいですね。
飛行機のお腹も、アップで見ると、普段あまり見られない構造がよくわかりますね。
エアインテイクの後ろ、ARMAMENTの欄にはM2 CAP x1と書いてあるのまで見えました。実際、90式空対空誘導弾(AAM-3)のキャプティブ弾(訓練弾)が1発搭載されています。
それより古いAIM-9Lは、さすがにもう見かけないですね。より新しいAAM-5もF-2への搭載開発は行われたようですが、まだ部隊配備はされていないのかな?
最新のAAM-5Bは、沖縄など最前線のF-15J MSIPの改修機に割り当てられているでしょうから、当分AAM-3が主力なんでしょうね。

F-2の翼端に赤外線誘導ミサイルを搭載した時、空力的な影響で翼が捻れることにより、機体レーダーで追尾した目標位置と翼端に装着される赤外線ミサイルシーカーが捕捉している目標位置に差異が生じる。このため、翼が捻れた場合においても、機体レーダーと赤外線ミサイルシーカーの目標捕捉位置が一致するように補正する必要がある。

https://www.mod.go.jp/asdf/adtc/second5/third1/PDF/hizitudan/F-2-tuinin.pdf

搭載試験の結果も、このように公開されています。機体搭載レーダーと、ミサイル搭載のシーカーヘッドの目標位置に差異が生じる…。こういうのは試験してみないとわからないですね。


午後はまず上がりを撮ってから…

移動しました。

ちなみに、ずっと純正のRAW現像ソフトのNX Studioを使っていましたが、今回は重い腰を上げて、Adobe Photoshop Lightroom Classic(LrC)を購入したので、そちらを使っています。
なかなか思う色を出せずに、ちょっと苦労しています。自分の思う色を出しやすいのは、慣れているNX Studioの方ですね。結果的に、LrCで現像したほうが時間がかかってしまっていますが、慣れたらもう少し早くできるかな? 書き出しはLrCのほうが圧倒的に速いですね。ここはGPUを積極的に使うLrCに軍配が上がります。
NX StudioはGPUはほぼ使っていない感じなので。

続く…

【百里基地】2023年1月18日の記録1

忙しくて編集できていなかった写真を、週末に一気に編集しました。
ということで、先日水曜日、航空自衛隊とインド空軍による共同訓練「ヴィーア・ガーディアン23」のために百里基地を訪問しているインド空軍のSu-30MKIを撮影しに行ってきました。

何と言っても注目は、インドがロシアから導入したSu-30MKI多用途戦闘機で、一部装備品はロシア製ではなくインド国産やフランス・イスラエル製も導入されています。
カナード翼やエンジンの偏向ノズルを搭載するなど、90年代のトレンドも取り入れた高性能戦闘機です。
ベースとなったSu-27戦闘機は、旧ソ連がアメリカのF-15戦闘機の対抗馬として開発した戦闘機で、自衛隊も導入しているF-15J戦闘機のライバルにあたります。機体規模や推力、戦闘能力もF-15に匹敵すると言われています。
特にSu-30MKIは、更に改良された機体と、初期型のF-15J(Pre-MSIP)よりも近代的な電子装備を備えており、今回の訓練で自衛隊が得るものは大きいでしょう。
何と言っても、長年のライバルたるロシア機ですからね。

そして、日本国内にロシア製のSu-30戦闘機が来るもの初めてとあって、航空ファンも色めき立っています。なにせ海外でしか見ることが出来なかった、そして本家ロシアは今戦争中で、今後しばらく西側との交流もなさそうですから、ロシアに対しても西側にも関係の深いインドとの関わりは重要なものとなることでしょう。

さらに、今回は飛行教導群の通称アグレッサーのF-15DJも百里基地を訪れています。アグレッサーだけでもお祭り騒ぎになるので、インド空軍も…となると相当ですね。

ということで、18日は早い段階から展開しました。
1st上がりは、百里基地の第3飛行隊(3SQ)から。普段1st上がりが遅い百里基地の3SQですが、この日は8時半、早かったですね。

この時点でインド空軍はまだ飛ばず。ただ、キャノピーを開けて準備はしているとの話だったので、全く飛ばないということはなさそうかな、と言った感じでした。

そして11時。
まずはアグレッサーの機体、F-15DJの82-8092号機が上がり、続いて…キタァァァ!!

人生初Su-30!! 生でSu-27系の機体を見れました。航空ファンになって30年、やっと見れましたね。
アグレスのF-15DJ、Su-30MKI、そしてF-2Bと、前期複座機が上がりました。F-2B(23-8111)の後席では、スマホで写真か動画を撮ってたっぽいですね。

そしてもう1機のSu-30MKIのハイレートがエグかった!
逆光でコントラストが乗らないので、露出はRAW現像時意図的に落としています。

遠かったので、かなりトリミングしました。この上がりの割に、エンジンはわりかし静かに感じました。
そしてアフターバーナーの炎が青いのですね。西側の機体で青い炎は、燃焼状態によりますがなかなか見れないので。

ちょいと撮影場所移動。

ちょっと移動でもたついて、1番目のフォーメーション&ブレイクを撮り逃した…。2番目からは撮れましたが、テレコン外していたので、600mmでもかなり遠方…。コレもそこそこトリミングしたので画質はご勘弁を。F-15DJと並ぶと、Su-30MKIは同等か、それよりも少し大きめの機体規模というのがわかります。さすがF-15の対抗馬として開発されたSu-27系の機体だけあって大型です。
垂直尾翼も大きく背も高いので、百里基地の格納庫にギリギリ入らず、結局屋外駐機となったようです。
Su-30MKIと比較すると、F-2Bはまるで子供のようです。

とにかく見れてよかった&大きな機体だと聞いて、600mmレンズ用のテレコン外したのが悔やまれますが、人生でロシア製戦闘機を見る機会はもう数えるほどしかなさそうなので、貴重な経験でした。

最近、SKYMARKを撮るのも好き

昨日は茨城県は百里基地に展開してきました。皆様お疲れ様です。私も疲れました😅

ということで、メインの写真は編集中です。
百里基地は茨城空港も併設されていますが、コロナ禍により現在飛来する民間航空機は、国内線のSKYMARKのみ。スパイフライト?となんて言われるチャイナの春秋航空も、台湾のタイガーエアも、今月いっぱいまでは運休中(来月以降はどうなるか未定)。
そんな感じなので、SKYMARK撮ってます。

午前、ピカチュウジェット(B737-800/JA73NG)が飛んできました。この日、午前中はR/W03運用だったので、、SKYMARKがR/W21に降りてきたので、一部ギャラリーからは「ランチェン(滑走路変更)か?」なんて話も出ていましたが、SKYMARK、割りと風向きを気にせず、進行方向から最短で離着陸が多いです。
この期待は札幌からだったので、単純にR/W21のほうが近かった、ってことですね。
上がりはR/W03でした。

撮影位置移動。
午後は…本当にランチェンとなりました。百里基地、茨城空港、天気予報アプリで風向きは常に確認していますが、この辺りは風向きが結構変わるんですよね。
R/W21運用となりました。

上がりも撮りました。

普段は、戦闘機メインのカメラマンが多いので、SKYMARKはあまり注目されないのですが、この日ばかりはギャラリーも多かったので、SKYMARKを撮るカメラマンも多かったかな。
そして結構コパイロットさんがお手振りしてくれます。いつもありがとうございます!

【百里基地】2023年1月5日の記録

2023年の百里基地の飛行始めは、どうやら1月4日だったようです。去年は5日に行って空振りでした。毎年、いつ飛行始めかわからないですね。

ということで自分にとっては今年の百里基地撮り始めです。まあ、あまり期待せず行ってきました。
まず午前。完全に読みを間違えました。
無風、かつSKYMARKがR/W03上がりだったので、3SQのF-2も03上がりと思っていたら、まさかの21上がり。結局上がりは撮れず。仕方ないので折りを撮影。
AF-S 600mmにx1.4テレコンで。

天気は良いのですけどね…。つまらない絵でした。あと、テレコン装着時、絵によってピントが緩い感じもあります。そうでないかっちり解像している絵もあるので、単純にテレコンで画質が低下したというよりは、テレコン&FTZ IIというコンバーターを2つ挟んでいることによる嵌合精度の問題な気もしますが…

午後、たった1機のF-2B (23-8112) のみのフライト。退役までガンガン飛んでいた301SQのF-4EJ改と比較すると、3SQはあまり活発に飛ばない気もしますが、機体のやりくりの話なのか。何だかんだ、枯れた技術のF-4ファントムは稼働率が良かっただけなのか?

何度かタッチアンドゴーののち着陸。ドラッグシュートを回収して終了。この日の撮影も終了でした。
午後は風が強かったせいか、ランウェイ上も陽炎の影響がなく撮れましたが、
今回、ここまでの撮影は600mmにテレコンで850mm相当で撮影しましたが、850mmともなると、なかなかファインダにぴしっと納めるのが難しいですね。

帰ろうとお片付けしていたら、SKYMARKがR/W03Lから上がる様子。

眼の前で180度転回する際に、コパイロット(副操縦士)よりお手振りいただきました! ありがとうございます。

帰り、夕陽がきれいなのでパシャリ。

日没直前の霞ヶ浦

霞ヶ浦、風が強いので波が立っていますね。無風なら、きれいに反射する夕陽が湖面に入ったんだけどな~。

ということで、冬休み終了です。

【ゆく年くる年】2022年の振り返り

毎年やったりやらなかったりの振り返しですが、WordPressブログを導入して以来、写真での振り返りが楽になったので、今年も書くことにします。

1月

2021年末にNikon Z 9を手に入れて、年明けから撮影に。廃吊り橋を撮ったり、飛行機を撮ったり。
残念ながら百里基地の3SQの初飛行は拝めず。来年は見られると良いけど、どうでしょうね?
そして20年ぶりにスキーをしました。子供たちも雪遊びの予定が滑りたいと言うので、家族で滑れることができました。今シーズンは行けるかな?

2月

BRONICA S2で遊んだり、Nikon Z 9用にモニタを着けたくて、スマホをモニタ代わりにしてみたり。結局スマホモニタは実用ならず、最終的に先日モニタを購入しましたね。
あと、でっかい防湿庫がAmazonで格安だったので購入。これで、600mm f4の望遠レンズも格納可能となりました。

3月

息子と青山にあるホンダで、展示が終了するASIMOを見たり、新型護衛艦のもがみ型が横須賀に配備されたので見に行ったり。

4月

やっとこさ、Nikon Z 9でF-2を撮ることが出来ました。この時期も何だかんだで忙しくて、百里基地へなかなか行けなかったんですね。
4月後半は息子がついにコロナ感染してしまい、家族で自宅待機でしたね。

5月

radikoのキャンペーンでスピーカ当選!
クラシックカーフェスティバルに行ったり、初めて横田基地のお祭りに行って、なんとお祭り中エアフォースワン(VC-25A)が堂々降りてきたのが印象的でしたね。多分一生にそうない経験。

6月

サイボクにお出かけしたり、リバースアダプタでレンズを逆付けして遊んだり。
茨城空港のファントムが展示10年で色褪せてしまって、クラウドファンディングにより塗装塗り直したのを見に行ったり、家族で御殿場にお泊りBBQ旅行してきました。
こうしてみると、少しずつコロナ禍の抑制から開放されつつあるのかな、といったところでしたが…

7月

7月前半は娘と自分がコロナに感染、そして娘脱水になってしまい、自分と一緒に入院。幸い軽症でした。ワクチン効果かな?
嫁車エスティマが13年超え、前回のCVTF交換から数年経過したので、フルードの圧送交換、オイルパン洗浄を依頼。お金はかかったけど、発進時のショックがなくなり滑らかに。
初めて千葉の海上自衛隊館山航空基地祭に行ってきたり、百里基地に行ったり。

8月

いつもの公園で息子の自転車、娘のブレボーの練習。
嫁車エスティマは助手席ドアミラーの電動格納が壊れて交換。分解して不具合箇所突き止めてみたり。夏休みで3年ぶりに函館の実家に帰省、Medical-Nikkorを買ってみたり、足立区でお魚を見たり。色々行きましたね。