【入間基地】24/10/31の記録 その2

午後、撮影ポイントを移動。
予報通り、風向きが南風に変わったため、R/W17に変更となりました。

622号機の前席は302SQのパイロットですね。管理操縦者いの技量維持飛行だったのかな? 手を振ったのもホッとした感じが出ていますね。
C-2は215号機が活発に飛んでいますね。

そして午後はC-1の031号機に替り、030号機が上がりました。
何せ今や素の輸送機としては002, 030, 031号機のみ。このうち031号機は11月3日の入間航空祭にラストフライトを行います。他の機体も今年度内に退役の予定です。
戦後国産機の創世記から現在に渡って活躍したC-1もいよいよ終りが見えてきました。

午後は中部航空方面隊司令部支援飛行隊(以下中司飛)のT-4によるフォーメーションでの訓練。

中司飛では、管理職になるなど第一線パイロットの業務から転換された航空自衛官(航空自衛隊ではパイロットは3尉以上の階級)が、技量維持のため一定時間飛行訓練を行うため、ここ入間基地で訓練を実施しています。
そのベテランパイロットの技量を確認するための「検定操縦士」がT-4の後席にのり、技量を確認しています。
検定操縦士はベテラン中のベテランなので、その技量もまた一級となっています。
そんな検定操縦士の彼らが飛ばすT-4ですから、言わずもがな、なかなか迫力ある飛行を見せてくれます。午後は4機による機動飛行でした。

T-4はブルーイパルスが注目されがちですし、2024年の入間航空祭はブルーインパルスが5年ぶりに来るとあって、相当注目されると思いますが、彼らのフライトもしっかりと拝みたいですね。楽しみです。

その後はC-1とEC-1、C-130HにC-2がタッチアンドゴーを実施。
残念ながら、この辺りから夕方で暗くなってきたので、まだ訓練飛行は続いていましたが、ここで引き上げとしました。

この日は決め打ちで晴れると予想していったので、なかなか充実した撮影ができました。
本番の入間航空祭も、ずっと雨予報でしたが、一転して晴れ予報になりましたね。皆様お気をつけて楽しんでください。あ、もちろん見に行きますよ。

【入間基地】24/10/31の記録 その1

晴れ予報。久しぶりの晴れ予報でした。百里基地に展開するか、航空祭間近の入間基地に展開するか、最後まで悩みましたが、C-1輸送機の退役間近とあって、今これを撮らずしていつ撮るの?ということで、入間基地に展開しました。

実は私、入間基地撮影も久しぶりだけど、午前は初めてひな壇エリアに行ってみました。コインパーキングから移動、午前8時には機体動きが。最近の百里基地より早いですね(笑)

久しぶりのすっきりした青空! 早い時間でT-4 (56-5735)からC-1 (18-1031)、そして電子戦訓練機の「カモノハシ」ことEC-1 (78-1021)にCH-47J(LR) (57-4494)、C-130H (35-1071)と上がりました。

10月末のこの時間のひな壇からの光線状態はなかなか良いですね。

太陽の周りにちっちゃい🌈

ひな壇、初めてで常連さんが多そうでちょっとドキドキでしたが、自分と同じで初めての方もいて、和気藹々楽しめましたね。

セスナのビジネスジェットを飛行点検機化したU-680A、YS-11の退役は寂しいですが、この機体もまた最新鋭のビジネスジェットだけあって、軽快な動きを。8の字飛行の訓練をしていました。スマートなシルエットです。そしてとても静か! ジェット機でこんなに静かなんですね。

タッチアンドゴーを行うC-1 (18-1031)、11月3日の入間航空祭のラストフライトをもって引退が決まっています。最後の勇姿を拝めるチャンスです。

C-1輸送機の最終号機も引退、C-1輸送機自体が2024年度をもって退役とされているので、関東圏ではこれがC-1輸送機最後の航空祭になります。なんでも航空祭には初号機の銀ちゃんこと001号機も来るみたいです。楽しみですね。

中部航空方面隊司令部支援飛行隊のT-4(56-5735)が降りてきた

そして今度はEC-1がタッチアンドゴーを実施。ただこの時間あたりから太陽がほぼ南になって、R/W35側からの侵入は逆光になってしまうんですね。

あとこの時間、ちょっと雲が出てしまいました。気温もぐっと上がって、陽炎も出てしまったのが残念。ひな壇からだと腹打ち気味になってしまうのは致し方ないね。
それでもこの機体の特徴であるレドームがわかりやすいのは腹打ち気味の絵だったりもします。

実はまともに飛んでいるEC-1を見るのは初めて。航空祭でいつも近づけないエリアの奥の方にひっそりと駐機されていただけに、普段から撮りに来ている常連さんじゃないとなかなか見られないですね。
そんなEC-1も今年度いっぱいらしいので、航空祭での飛行展示もこれが初めてかつラスト。さすがに機内展示は行わないでしょうね(笑)

午前はこれで終了。駐機スペースに戻る際に、YS-11EAの162,163号機も見えましたが、今年のランウェイウォークのときから変わらず、ペラは外されたままでした。やっぱりこのまま退役なのかな…。それとも部品待ち?

この後撮影場所移動。続く…

【吉川醸造】雨降 AFURI 桃色かすみさけ KASUMI

妻チョイスのお酒です。雨降(AFURI)、最近良く見かけるようになりましたね。

【吉川醸造】雨降 AFURI 桃色かすみさけ KASUMI

日本酒も飲みやすい低アルコールタイプが増えてきました。この「桃色かすみさけ」もアルコール度数は8度です。

【吉川醸造】雨降 AFURI 桃色かすみさけ KASUMI

公式HPによると、低精白製法による精米歩合90%と、ほとんどコメを削っていないお酒です。酒米は雄町。硬度150という超硬水である雨降山地下水を使用し、酵母は協会系の天然赤色酵母をしようしています。ご覧の通り、日本酒でありながら桃色のお酒になるというわけです。このあたりは群馬の「流輝」のももいろと同様ですが、精米歩合が90%というのがこの「雨降」の特徴ですね。

ももいろでうすにごり

瓶内二次発酵しているので、開栓は慎重に。吹き出しはしませんが、ガスは割とありますね。ポンと開栓。
冷やした状態でいただきました。上立香はフレッシュなマスカット系。口に含むと、まず酸味は穏やかに、そして甘みも想像よりは控えめ(と言っても普通の日本酒からしたら甘い)ですね。まず爽やかな甘みが口いっぱいに広がり、続いて柑橘系の酸味、穏やかな苦みが調和します。後味はさっぱり。

面白いことに、2日目以降、更に甘みが増してより濃厚な味わいに。ジューシーで酸味も程々にあり、なおかつ甘い~。これは氷を浮かべて飲むのも良さそうです。
どちらかと言うと辛口が苦手な人向けですが、たまにはこういうさっぱりしたお酒もよいですね。


雨降の桃色かすみさけは大手通販にはなさそうですが、こんなのもありました。これ飲んだことないな~

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3年ぶりにサンシャイン水族館へ行ってきた

週末子どもたちの運動会があり、うちの両親も見に来たので、運動会後に一緒に水族館に行きたいということで、サンシャイン水族館へ行ってきました。

3年前はまだコロナ禍で、妻は仕事だったかな? 子供たちを連れていきましたが、今回は家族全員+うちの親という構成で。
コロナ禍以降、時間予約制となっていて、今も週末と祝日は予約制。ただ、今は入場人数を分散させたい感じみたいですね。多少時間が早くても入場できました。

今回はマイクロフォーサーズ(以下M4/3)の「LUMIX GX7MK3で撮りましたが、やはり暗いシーンは色々と厳しいな。高感度になるほどノイズの多さとダイナミックレンジの狭さを感じます。
上の写真のいくつかはLightroomのAIノイズリダクションを使いましたが、元々ダイナミックレンジが下がった高感度状態では階調が残らず、ノイズを消したところで絵が戻ってくるわけではないのです。ないものはない、ということです。なので過信は禁物。よく言う高感度で撮って後からノイズ消せばいい、はある程度階調が残っていればの話です。
こういうときに明るいレンズが役立ちますね。最初は14-140mm F3.5-5.6で撮っていましたが、上の写真は途中からSUMMILUX 15mm F1.7に。持ってきてよかったです。

ライティングが工夫されているのがサンシャイン水族館の良いところ

SNSだとすぐセンササイズで論議と言う名のマウント合戦が発生しますが(笑)、理解して使えばいいんですよ。
ただやっぱりこうした場所での撮影は難しいですね。
M4/3は光学的に最初からデジタルカメラに最適化されたミラーレス一眼カメラシステムとして一定の成功を収めたものの、現在PanasonicのLUMIXはフルサイズセンサのSシリーズに力を入れているのもまた、結局フルサイズでもやり方次第で小型化できて、M4/3のメリットであった軽量小型よりも有利な点が多くなってきたためでしょうね。
M4/3陣営がメーカー的に弱いのも、マーケティング的に不利ですしね。

ってことでゆる~く撮影しつつ、家族で水族館を楽しみました。サンシャイン水族館、妻は初めてだったって。楽しめたようです。


高感度が弱いM4/3には明るいレンズが必要です! SUMMILUX 15mm F1.7、これ1本あればスナップはOKですよ。

Manfrotto MVM500A ビデオ一脚を運動会で使ってみた雑感

Manfrotto MVM500A ビデオ一脚、昨日の運動会で大活躍でした。

すでに旧製品で、後継の現行品はMVMXPRO500となっています。

ビデオ雲台部分は新旧変わっていないように見えます。一脚とそのベースが現行品はFLUIDTECHなのに対して、旧型であるMVMXPRO500のベースはFLUID DRAG SYSYTEM (FDS) となっていて、改良が入っているようですね。

さて使い勝手です。いくつか気になった点を。

まずフルードベースついて。
小さな脚が3つ、その上に一脚を支えるボール雲台のようなベースに一脚が取りついているといった感じなのですが、脚の展開が小さいためやややりづらい、フルードと言いつつやや粘りが足りない印象かな。かなりスルスル動きますが、これはレンタル品が使い込まれた状態でフルードのかかりが甘いからなのかは不明です。
フルードベースの可動機構に対して一脚部分が190cm程度あり長いため、支点からカメラが遠いため、一脚自体に剛性がないとまずたわみが発生しますが、その点は問題なし。
一脚の剛性感はしっかりとしていて、Nikon Z 8 + Z 24-200mmとポータブルモニターをアームで取り付けた状態で問題なく、安物一脚にありがちな伸ばした時のたわみは感じません。
しかし、フルードの危機が甘いためスルスル動いてしまうきらいがあります。もう少ししっかりフルードの粘りがほしいですね。

あと、一脚自他の重量が重たく、雲台と合わせると2kgを越えてしまいます。とくに付属のフルード雲台自体がかなり重いようです。
そして雲台にはチルト機構はあれどパン機構はなく、それは足元側で行います。カメラから遠い支点でパンするので、動画のとおりスルスル動きます。
スルスル過ぎてもっと粘りがほしいです。なぜこういう機構かと言うと、一脚にモニターなどをアームなどでホールドしても、カメラをパンさせればモニタも一緒にパンされるので、コードが絡まる心配がないのです。あえて雲台にパン機構がないのはこのためなんですね。
なるほど、よく出来たビデオ雲台です。

現行品は粘りのなさは改良されているかもしれません。今度ショップで試したいと思います。
長めの一脚、欲しいけどなぁ、買ってまで必要かというと、そこまでの使用頻度はないですが、今回運動会で後ろの方から迷惑をかけずに高さを稼いで撮影出来たのは良かったです。とにかく機動性は良いですね。もちろん安定性は三脚以下であることは言うまでもないですし、常に手で支えなければならないので、撮影以外の作業は一苦労、バッグから予備バッテリ出すにも片手なのは大変です。

そういった点を踏まえると、これを活かせる現場はそう多くはないですが、必要なときは必要、なので今回レンタルできてよかったですね。

Manfrotto MVM500A ビデオ一脚を購入…じゃなくレンタルしてみた

スチル撮影だけでなく動画撮影もしだすようになると、切っても切れない関係なのが三脚や一脚です。
Manfrottoのビデオ三脚とビデオ雲台のナイトロテックN8も導入しました。重たいですが、とても安定した撮影が可能です。

子供たちの運動会など各種イベントで使っていますが、今回の運動会、コロナ過が明けて初めて、全学年合同(今までは学年別だった)となり、今までのように三脚を据えて撮影が難しい状況となりそうです。
そこで一脚なら場所も取らないし、移動もスムーズかなと思ったのですが、手持ちの一脚は学生時代に買った四半世紀前のSLIKのザ プロポッド スポーツ、何と今でも現行品として販売されている息の長い商品です。

https://www.kenko-tokina.co.jp/slik/monopod/pro/4906752204238.html

この一脚自体は今でも特段不満なく使えているものですが、高さが1600mm、少し高いところにカメラを上げての撮影が出来ない。元々自分の身長で立った状態でカメラがアイレベルまで上がる程度の物を買ったので良いのですが、ビデオ撮影には何度か使って、もうすこし高さが欲しいなと思いまして。
購入も考えたのですが、一脚に小さな三脚が付いたタイプもいくつかあり、Manrottoのフルード ビデオ一脚ベースがついたものを今回、買うのではなく使い勝手の確認も含めて、マップレンタルでレンタルしてみることにしました。

Manfrotto MVM500Aをマップレンタルでレンタルしてみました

現行機種ではないですが、どんな具合かな?といったところです。

これ自体は一脚を安定させるためのもので、これをもって一脚を自立させるものではないですが、一脚を支える手の力を抑えられるものですね。
高さは200.5cm、雲台の耐荷重は最大5kg、カウンターバランスは2.4kgまでとなっています。Z 8 + Z 24-200mmの重量であれば何とかなりそうです。
今回はそこに外部ビデオモニタとスマホも括りつけます。スマホはSnapBridgeによるワイヤレスリモコン代わりです。

今日はこんな構成で運動会の撮影します。
一脚自体の自重はけっこうありますね。雲台が大きく重いからでしょうね。でも三脚が使えない以上、これで頑張ってみます。

Radeon RX 7800XTのために1000W電源のANTEC NE1000G M ATX 3.0を買ってみた

自作PCの電源の話です。
今や自作PCにコスト的メリットはないと言われて久しいですが、全て一気に買い替えるのではなく、パーツ単位で購入できるので、出費を分散させることが出来るというメリットがあるのと、PCショップのBTOだと、電源はコストを抑えられることが多いので、自作マニアではないけど、やっぱりそれなりにパーツにはこだわりたかったりもします。これでも自作歴は四半世紀ですから。

ふと思い立って、電源容量足りているのかなと思って、PCの構成から必要な電源を割り出せるドスパラのページを見てみると、最近入れたGPUのRadeon RX 7800XTが結構電力食いであることが判明。

うちのPCは、他にHDD3台、M.2 SSD2枚、BD-Rドライブ1台、USB3.0拡張ボード1枚と、割と電力は使っているようです。
ただドスパラの計算は、必要容量の2倍に設定されていて、これは少々やりすぎかなと思っています。
1.7~1.8倍で計算させているサイトが多いようなので。
実際のところ、すべての電源を最大消費電力で食うシチュエーションはそうそうないですから。

実際のところ、今の750Wで容量は足りているから使えているわけですが、余裕はあまりないのと、使っているドスパラとENERMAXのコラボ電源750Wも、購入から5年以上経過しているので、リプレースを兼ねて電源容量UPすることにしました。
750Wの上となると850Wか1000Wです。今750Wで特に不安定になることはなく動いていますが、もう少し余裕を見ると850W、さらに余裕を見て1000Wでもよいかなと。
ただ1000Wを超えると2万円越えになるんですよね。コスパでいうと850Wなら1.5万円から。ただ将来余裕を見越し、マザボとCPUのリプレースも2年後と考えると、先に電源は整えておいてよいかなと思いました。
色々調べて選んだのがこちらです

ANTEC NE1000G M ATX 3.0

電源はここ何台か、ENERMAXを使っていたのですが、最近日本国内の販売代理店での扱いが休止(執筆2024年10月時点)となっていて、以前ほどの勢いはないようですね。
今回は初めてANTECです。自作ユーザーにとっては老舗のパーツメーカーですね。電源も昔から評判は良いです。
今回選んだ理由としては、価格コムに書かれていた情報で、中身がSeasonicの80Plus Platinumを謳っている電源と同じらしいということです。

そういや確かに着脱式コネクタの辺りのデザイン、確かにSeasonicの電源と似てるんですよね。OEM製造元が同じ、なるほどです。
この製品自体は電源効率の認証が80Plus Goldですが、実は変換効率は限りなくPlatinumに近いのだとか。
個人的にも電源効率は80Plus Goldあれば十分効率が高いので、それ以上の物は必要ないと思っています。十分効率が高いと言って差し支えないです。この認証はあくまで変換効率であって電源品質ではないです。品質が良いと思ってPlatinum認証のものを買うのはあまり意味がないかもしれません。ほんの僅かな効率アップのために高いものを買う必要性はあまりないでしょうね。
あと、保証期間が10年と長いのも選択理由でした。今回Amazonで購入しましたが、ちゃんとANTECの国内代理店であるLinksの10年保証シールが貼られていました。
部品の品質も良くなり、10年戦えるぞという意気込みを感じます。

1000Wはやや過剰かもしれませんが、電源の負荷率を下げるという点で、今回1000Wをチョイス。1000Wだとフル出力なら電子レンジ並みですが、実際にはフル稼働させてもせいぜい500Wと見積もってはいます。
PCIe5.0で定義された12VHPWRケーブル付属でATX3.0準拠、電源自体はそうそう規格は頻繁に変わらないので、10年保証と相まって、長く使えることを優先しました。
現時点で12VHPWRを使うのはGeForce RTX 40xxシリーズの中上位機種のみで、Radeon RXシリーズは従来からあるPCIeの8ピンコネクタ(1コネクタ150WまでなのでRX 7800 XTでは2コネクタ使用)ですが、将来的には使うかもしれませんしね。
電源を変えたからと言って、性能が上がるわけではありませんが、より安定性が増すと考えればよいでしょう。

交換中、PCデスク周辺の埃がすごいことに気づき、その掃除もし始めたので、思いのほか交換に(というより掃除に)時間がかかりました。
今までのENERMAXの電源は、マザボに供給するATX20ピンやCPU8ピン電源はケーブルが電源筐体から直に出ていたのですが、ANTECの今回の電源は全て着脱コネクタになっていて、これが地味に面倒でした。そう頻繁に着脱しない箇所かつ必ず使用するので、着脱式じゃなくてよいのですけどね。
とにかくケーブル地獄!

無事PCも起動、UPSで消費電力が見られるのですが、ベンチマークソフトをぶん回しても、300Wも消費していないようです。しかもこれはディスプレイ込みの消費電力です。つまり、元々そこそこ余裕はあったわけで、850W電源でも良かったかもですね。まあ余裕があるに越したことはないということで。

CPUフル稼働させた状態でも、ディスプレイの電源込で300Wも消費していないのね…

そもそも繋いでいるUPS(APC RS1000)、1000VAで出力は600Wまでなので、仮に電源がフル出力状態ならUPSの供給能力が足りないですね…。まあ実際に600Wどころか300Wも使っていないですけど。

意外と長いATX電源の歴史

1995年にIntelがATX規格を制定して以来、現在に至るまで長い事使われています。
それまでのAT電源は、PCをシャットダウンする際に、OSを終了させた後、手動で電源を切る必要がありました。ATX電源では、今では当たり前ですが、電源のシャットダウンが自動化されています。
Windows95と共に、ATX電源もPCを普及させた陰の立役者と言ってよいと思います。

自作PCをやっていると、CPUやメモリ、ストレージはこの四半世紀でどんどん規格が変わっていきましたが、電源だけはATX電源の規格はほぼ変わらず、追加されたもの(SATA電源, PCIe6or8ピン, 12VHPWR)と消えていったもの(FDD4ピン,ペリフェラル4ピン←まだコネクタは電源に付属しているけどもう使わないでしょう)はあれど、中身は大きく変わっていなくて、壊れなければ長く使えるものでもあります。
頻繁にパーツを変える自作PCマニアでも、電源は長い事使い回しという人も多いと思います。

その昔、20世紀と21世紀の狭間くらいの自作PCでは、ケースを買うと電源が付属するのは当たり前でした。このため、あえて単体で電源を買おうとするのは、品質と安定性を求める人とか、周辺機器を多くつないでいる人が多く、だいたいはケース付属のどこの馬の骨ともわからないメーカーの電源を使っていました。
が、やはりPCの性能が上がるにつけ、電源品質もシビアになり、安物電源は不安定、あるいはファンの音がうるさいといったことも言われるようになり、次第に電源は別売りのを買う、というのが徐々に浸透していったかと思います。2000年代も半ばになると、ケースに電源が付属しないようになってきました。
まあ今考えたら、1万円もしないケースに電源が付属していたのだから、そりゃ電源にコストかけられないのも納得ですね。

2008年11月に買った自作PCパーツ、懐かしい。電源はENERMAX EMD425AWTでたったの425W!

そしてActive PFC回路搭載(これによりずいぶん安定した電源が増えた)がトレンドになり、灰色の地味なケースから装飾が施されたりFANが光ったり、着脱式ケーブルが主流になり、と変わってきましたが、箱の規格は変わらないので、ちゃんとどのケースにも収まります。

2008年11月に買った電源はたったの425W!今の半分以下です。この頃はグラボを使わずオンボードで頑張っていたと思うので(Radeon HD3300のオンボード)、消費電力は少なかったですね。

どこそこのメーカーの電源は品質が良いだのFANが静かだのコスパがいいだの、昔はいろいろ言われましたが、今はどこのメーカーのを買っても安定してますね。
日本製コンデンサを使用して品質の良さを謳うのも当たり前になりました。保証期間もずいぶん長くなった1年から3年だったのが、5年、そして7,8年や10年、12年も出てきました。それだけ品質が安定した証拠ですね。
もう電源品質で悩む時代ではなくなりました。昔は電源やメモリ、グラボのドライバとか色々相性問題が多かったなぁ(遠い目)

横須賀地方隊 オータムフェスタ2024を見に行ってきた その2

ヴェルニー公園のカレーフェスで昼食をとったあと再入場して、警務隊のデモをチラ見。

護衛艦「いずも」を見学。
F-35B STOVL戦闘機搭載のための空母化改修の第2段が2024年度から始まる予定となっており、今回の一般公開が、空母化改修される前の最後の姿での公開となったかと思います。

みんな大好きエレベーターに乗って飛行甲板へ。俯瞰した状態じゃないと、艦首の形状は分かりづらいですが、改修により矩形化され、先行して回収された護衛艦「かが」と同様、艦首側はより広い飛行甲板となります。

第4・5スポットはF-35B対応として、第1段改修時に耐熱塗装を施工されています。
耐熱塗装部分は表面の凹凸が少ないようですね。そうでない部分はスリップ防止のため凹凸のある加工がされています。ってところは動画で撮って写真は撮ってないwのでそのうちアップします。

搭載機であるSH-60K哨戒ヘリとクレーン車は、残念ながら規制線の向こう側での展示となっていました。
再びエレベーターで格納庫へ。

格納庫内は大きな「いずも」の旗が掲げられているほかちょっとしたとした展示はあるものの、ヘリなどはなく、途中大きな防火扉が閉められていたことから、奥に格納されているか、あるいは大規模改修前なので搭載機は降ろされている可能性がありますね。

いずもを降りて、最後に、海上自衛官の制服ファッションショーを見て終了。


女性隊員のマタニティ用の制服があるんですね。これは知らなかったです。
最後にまさかの横須賀地方総監まで登場。階級はもちろん海将。

最後の最後に晴れ間が出て来るという残念な点ではあったけど、ゆっくり楽しめた1日でした。

横須賀地方隊 オータムフェスタ2024を見に行ってきた その1

夜明け前に横須賀に到着して艦艇の写真を撮って、朝食後に入場待ちの列に並びました。
この時点でかなりの人数が並んでいたものの、この日は強風のため、予定されていた特別機動船・水中処分艇体験搭乗は中止となってしまいました。

強風のため特別機動船と処分艇の体験搭乗は中止

今回は32歳以下という制約もあるので、並んでいた大半のオジサン(私含む)は対象外でしたが、若い方は残念でしたね。

ということで、ゆっくり艦艇見学をします。風が強いですね~。


お目当ては砕氷艦「しらせ」(AGB-5003)で、これは乗ったことがなかったので、まず最初に見学しました。
文部科学省予算で建造、運用は海上自衛隊が行っていますが、民間の研究者も乗せての南極観測を行う艦艇故に、通常の自衛艦とは異なり、エレベーターが設置されていたり、階段も急角度ではない一般的なものになっています。内部は民間商船に近い感じですね。

海洋観測機材を水中に降ろすためのウインチがあったり、コンテナ船のようにコンテナを縦方向に積み上げられるコンテナセルガイドなど、独特の装備が多いですね。

民間人も乗るので、若い潜水隊員の方に「長期間ネットも使えない中でのお仕事大変では?」と聞いたところ、その隊員さんは全く苦にならないようで、今や隊員確保のため自衛艦に衛星通信ネット回線のSTARLINKを載せる試みもあるようですが、その方はネットはなければないで構わないそうです。みんながみんな同じ意識ではないようですね。
南極観測を含む航海は概ね1回半年程度だそうですが、一般市民からするとなかなかつらいものがありますね。でも、一度はそういう仕事はしてみたいものです。

ヘリ甲板、1万年前の南極の氷がありました。
MCH-101クラスの大型ヘリ2機を乗せるので甲板も格納庫も広いですね。

南極で観測機材やコンテナなどの積み下ろしを行うため、大型のクレーンを何基も装備しているのも特徴。

艦内も本当に広い(護衛艦比で)。通路や階段も広めになっています。

応急警報盤には「武器部警報」の表記も。砕氷艦は戦闘艦ではないので艦自体の固定武装はありませんが、対テロや警備上の目的で小銃は保管されているそうなので、そうした弾薬庫の警報もあるということのようです。

次に向かいに停泊中の護衛艦「たかなみ」(DD-110)へ。

もう艦齢21年を迎えるベテラン艦ですが、この「たかなみ」型より2世代前の「あさぎり」型が未だ全艦現役(2027年までに初期の艦は退役する予定)なだけに、まだあと十数年は運用されることになるでしょう。
既にソナーシステムを最新の「あさひ」型護衛艦と同様のマルチスタティック化するための予算が計上されていますが、レーダーも「もがみ」型のASEAに改装する話もあるようです。

この日ヘリは搭載されていませんでした。
54口径127mm速射砲の扉が開いていて、内部が見える状態に。無人砲塔なので、中はかなり狭そうですね。手動で砲塔を回転させることが出来るハンドルがありましたが、さすがに電動なんでしょうね。内部の銘板に2013年の表記あり。製造はもっと昔のはずなので、オーバーホールとか改修がされた表記かな?
搭載の90式艦対艦誘導弾(B) は実弾のようです。2006年製で製造は三菱重工ですが、発射筒は銘板に富士重工(現スバル)と書かれていました。分業なんですね。

このあと少し早めにお昼をとって、午後再入場。

続く…

【長澤酒造】高麗王 秋の詩 純米ひやおろし

横須賀のオータムフェア2024の写真は編集中、ということで、編集の都合上、先にこちらをご紹介。

鎌北湖の撮影の帰りに見つけた酒蔵で買ったお酒の第2弾。

【長澤酒造】高麗王 秋の詩 純米ひやおろし

ひやおろしの時期です。ってことで購入。仕込んだお酒を火入れしたうえで貯蔵、その後は火入れをせず瓶詰めして、夏を過ぎて秋になる9月から出荷されるお酒です。

高麗王のお酒はこの時買った2本が初めてなので何とも言えませんが、関東圏でもあまり見かけないだけに、色々試したくなっています。紅葉が始まった頃、鎌北湖は良さげなのでまた行きたいですね。

【長澤酒造】高麗王 秋の詩 純米ひやおろし

情報は少なめ、純米であること、精米歩合70%であること。アルコール度数は15度と一般的。他のサイトによると、酒米は埼玉県産の飯米である「彩のかがやき」で、飯米ですが最近酒造りにもよく使われているようですね。

ほんのり黄色、長瀞蔵のおちょこですみませんw

酒蔵の売店で冷蔵状態で売られていたので、冷蔵保管状態から開栓。
上立香はザ・日本酒らしいコメの甘みを感じさせます。口に含むと、お、どっしり感がありますね。アルコール感が強いと言うよりも、旨味と辛さがぐっと押し寄せますね。
ところが驚いたことに、2口目をいただいたところ、甘みがパッと広がるではないですか! びっくりしました。2口目なんてまだそんなに時間が経っていないのに。スッキリした甘みが口いっぱいに広がり、適度に酸味と苦味があとからくる、そして先程よりはどっしり感は和らぎ、余韻はやや長いかな。
とにかく1口目と2口目でこんなに印象が変わる不思議。食べ合わせたものが特段味の濃いものではないのに。

少し温めてみました。ああ、いいね、この酒は温度が上がるほどに素直に甘みが増していきますね。やや辛口系ではあるけど、最初の甘みが押し付けがましくなくふわっと押し寄せるのが、飯米だけど甘すぎないで良い印象です。

また買いに行きたいな~

アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします