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【百里基地】24/6/19の記録

前回のブログの通り、6月19日に百里基地に行ってきました。
私は”たまたま”、この日に休み取れて、なおかつ晴れている、というだけで来たわけですが、早朝、まだ格納庫はシャッターも降りて動きなし。
最悪、ノーフラ、という心配もあったものの、取り敢えず”待ち”の体制。ただ、状況の把握をしたく、あえて逆光となるポジションにいましたが、ボケっとしていて先ず初陣の編隊飛行が撮れず。
そう、石川県小松基地所属の第306飛行隊(以下306SQ)のお出ましです。よく見ると同じ小松の第303飛行隊(以下303SQ)も。

朝ですがメラメラなので、画質はイマイチです。そしてお出まし第2陣。

第2陣もこのポジションからでは逆光だからこうなるよね、という絵しか撮れず。でもこの場所だから見られる光景でもありますね。6月とは言えもう気温も高いので、タッチダウンの写真は陽炎の影響、もろに出ています。もちろん承知の上ですが。

この日の天気予報では、10時頃を境に風向きが真逆になるため、ランチェン(ランウェイチェンジ=滑走路変更)を見越して移動したのですが…。

三沢ヘリコプター空輸隊のCH-47J(LR)と陸自のUH-1Jが。この日は外来機が多かったですね

この後午前中、百里基地所属の3SQのF-2も上がらず。
仕方ないので早めにそららでお買い物&昼食調達。午後に賭けました。

そして午後、やっと1stで3SQのF-2が上がりました。
午後には天気予報通り風向きが変わり、ランチェンしていました。

あ、入間基地のチェッカーのT-4も上がりましたね。午前中来ていましたが、やっぱりこの日は外来機が多かった。

しばらくして1stで上がったF-2が戻ってきました。県警のヘリは救助訓練中。

そして動き出す303&306SQのイーグル。まず初陣が4機上がりました。


第2陣のイーグルがR/W21Lでテイクオフ待ちのさなか、先に上がった3SQのF-2が下りてきました。

うーん、この日はベイパーはあまり曳かないな~。
R/W21Lはイーグルがいるので、降りたのがR/W21Rだ! 久しぶりの手前降りです。

その最中にR/W21Lでイーグルが上がります。

イーグルは機体が大きいだけに、600mm真横だと少しはみ出しますね。降りるF-2に上がるイーグル、忙しい!

F-2は久しぶりのウエスト降りでした。近いっていいね!

その後しばらくして、もう1機F-2が降りてきましたが…

まさかの8SQのF-2A (83-8546)

なんとパンサーの第8飛行隊のマーク! 築城基地所属の機体が何故か1機だけ。何ででしょうね?

そしてF-15が戻ってきました。

その最中に入間の外来機のT-400が上がります。新人パイロットの訓練でしょうね。

T-400 (51-5058)

第2陣も帰投します。

この日はこの1回のみだったかな? その後イーグルは格納庫に入れられていました。

ということで、久しぶりのイーグルを見られましたね。かつて百里基地所属だったイーグルを運用する305SQは2016年に宮崎県新田原基地に移動して、関東では航空祭やこうした時々の訓練でしかお目にかかれなくなりました。
イーグルの初期型のPre-MSIP機がF-35Aに入れ替わるのはまだ先なので、まだまだ数の上では主力戦闘ですが、初期型はファントムの末期の機体とあまり機齢は変わらないため、如何に頑丈な機体とは言え、かなり老朽化しているはず。引退までに初期型は特に撮っておきたいですね。

【百里基地】23/11/20の記録

仕事は忙しいのですが、もう気持ちをリセットしたいのと、技量維持、そしてNIKKOR Z 180-600mmで戦闘機撮影してみたく、百里基地に出向いてきました。

午前。

浜松基地の第41教育飛行隊のT-400(41-5054)が。新人パイロットの教育訓練かな? 後はT-4が上がったのみ。F-2もエプロンに出ていたんですけどね…。3SQ、あまり上がらないんだよね(笑

午後。
やっと3SQのF-2が動き出す。

冒頭のF-2と最後の3枚のT-4はAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR(ロクヨンG)で、それ以外をNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRで撮影。
結論として、古いロクヨンに迫る解像力はありますし、オートフォーカスのスピードも、FマウントのAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRよりむしろ少し速いくらいでした。
よくSTM(ステッピングモータ)のAFレンズはAFが遅い、何ていう人もいますが、モータの種類だけでAFの速さは語れないと思いました。
そもそも光学設計も違うレンズ同士で、AF用モータの種類だけで語っても仕方ないです。
そしてズムリングも回転角が小さいのでズームアップやダウンでも素早く出来て使いやすいですね。直進ズーム出来たSIGMAの150-600mm Sportsも便利でしたが、ズーミングで重心が変わるため、安定性という面では重心変動が少なく鏡胴が伸びないNIKKOR Z 180-600mmのほうが有利ですね。

そして重たすぎるロクヨンと比較すれば、Z 180-600mmは相対的に軽いので、もう撮影が楽で仕方ないです。ロクヨンも最新の軽いのに買い替えたいです。宝くじ当たらないかな(笑

撮影ポイント移動。あえて、その時間は逆光になるけど、降りを間近で撮りたくてここへ。

いや~近い! 特にフォーメーションで降りてきた時は、気が抜けていたのでとっさに構えて画面いっぱい。
ロクヨンとZ 180-600mmのちゃんぽんで撮りましたが、やっぱりロクヨンは単焦点、古くても抜けは良いですね。ただZ 180-600mmも負けていません。

この日の戦闘機はこれだけ。とはいえ、ノーフラとかでなくてよかったです。

最後にまたポイント移動しましたが、F-2は格納し始めて、残念。
救難のUH-60Jと、横風で斜めに向いたスカイマークの降りを撮り(見事な着陸でした!)、コールサイン「はやぶさ UH-2」の無線を聞いて急きょ撮影した陸上自衛隊の最新汎用ヘリUH-2が撮れたので良しとしましょう。

まさかUH-2が見られるとは。今後はたくさん見ることになるんでしょうけどね。

【百里基地】23年6月7日の記録

ちょうど仕事の谷間があったので、有休をねじ込んで行ってきました。ま、その仕事はトラブル発生で結局大忙しですが、もう有休取ったので(笑

それにしても、相変わらず3SQは1stが遅いですね。結構早めに行ったけど、割と待ち時間がありました。それでも、一発目に大胆に捻ってくれた!

近い! 鋭いツッコミだ!しかも1機目が一番ベイパーが出てくれました。ただし、上がったのは3機のみ。
600mmにテレコン無しでこんなに近いとは、はみ出ましたよ。
実はこれには訳がありました…

実は、Nikon Z 9がDXクロップになっていました。そしてこの撮影時点でまだ気づいていません。今日は近いなぁ…くらいにしか思っていません。
これはZ 8もそうですが、Nikonのミラーレス、DXにクロップしていても、右上に小さな文字で「DX」と表示されるだけです。これ気づかないんですよね。ミラーレスの利点は、クロップしてもファインダいっぱいに表示できることですが、同時に、クロップしていることに気づかないという欠点もあります。
先日のZ 8のトライで新宿のニコンプラザに行った際にも、中の人に要望はしておきました。クロップしていることが分かりづらい。動画録画中のように、画面にグレーの透過フレームを入れてくれないかと。
ファームアップでなんとかしてほしいですね。

午後の上がり。久しぶりにあの場所から撮りましたが、この日も気温が高く、陽炎でどうにもなりませんな。

だんだん撮影が厳しい時期になってきました。気温が上がれば体力消耗するし、陽炎の影響も大きいし。
上がったのは、救難U-125Aと、そしてまたしてもF-2は3機のみ。この日は低調でしたね。

お、入間の司令部支援飛行隊のT-4が。またこの日は浜松基地の第1航空団のT-4もいました。写真は撮っていないけど、陸自のUH-1Jも来ていたので、外来機が多かったですね。

3SQはこの後夕方も飛んだのかしら? 午前の機動が撮れて満足だったので、早めに帰途に就きました。その分、寄り道もしたので、その話はまたの機会に。

【横田基地】日米友好祭2023 その1

忙しくて写真の編集が進んでいませんが…
去年午後ですら入場に3時間並んだ横田基地の日米友好祭。今年は行こうか迷っていたけど、息子も一緒に行くと言ってくれたので、行ってきまして、結果的にほぼ並ばずに入れたのは前回書いたブログの通り。

飛行展示が終わった午後3時過ぎの入場だったので、地上展示機を見るだけでしたが、お店も去年と同様たくさん出ていて、お祭りっぽさはさすがアメリカ。規模は自衛隊の航空祭よりも大きいです。

自衛隊の航空祭と違うのは、民間機もそこそこ展示されているということ。

いきなりカッコイイ黒の水上機が。これってどうやって来たんだろう? 陸送? 飛んできたのかな? ニセコアビエーションのCub Crafters CC19-180 XCub(JA42XX)という機種のようです。これは乗ってみたいな。
ホンダジェットも去年に引き続き展示。この機体は青森空港をベースにしているようです。コイツもいつか乗ってみたいですね。

息子はヨコタアエロクラブ所有のCessna172乗りました。Cessnaでも基本中の基本の機体ですね。

機内は狭く、今どきの軽自動車よりも狭いですね。隣と方がぶつかるくらいで、体格の良いアメリカ人が乗ったらさぞ窮屈でしょうね。

UH-1系のヘリ、UH-1NツインヒューイととUH-1Yヴェノムが展示されていましたが、随分印象が違いますね。
半世紀以上前の基本設計のヘリで、よく性能アップに限界が…などと言われていますが、こうして今でも改良されて現役なのは、基本設計の良さでしょうね。
UH-1をベースとしたAH-1Zヴァイパー、こちらも半世紀以上前の基本設計ですが、グラスコックピット化された最新型、陸上自衛隊は旧式のAH-1Sは更新せず、攻撃ヘリは今後運用を辞めるようですが、AH-64系より安価なこうした機体の検討はしても良いのではと思っていますが、予算がないのでしょうね。

そして下のMH-53E、西側最大級のヘリコプターは、やっぱり近くで見るとでかい! 海上自衛隊もかつて掃海ヘリとして運用していた機体で、海自の機体が退役した際の予備部品が、アメリカに売却され、こうして今も現役の機体に利用されているようです。
一度乗ってみたかったなぁ。

さて戦闘機は、今ウクライナに引き渡す事で話題のF-16戦闘機と、その仲間であるF-2の展示が。機体構造は似ていても実は結構違うF-16とF-2ですが垂直尾翼はほぼ同じ感じですね。
ちなみに展示されていたF-16Cは、レーダー波を吸収する塗装を施した機体だそうで、もちろん機体設計自体はステルスではないですが、改良を重ねて今も現役のF-16、F-35が導入されてもまだまだ活躍しそうですね。展示機には中距離レーダー誘導ミサイルAMRAAMも搭載されていました。

そしてF-35Aは、去年は自衛隊の301SQと302SQでしたが、2023年は何とテールコードAK、アラスカ州から来た機体です。日本で見る機会、ましてこのようなお祭りで近くで見られることはあまりないですからね。

さて、次回は給油機KC-10をご紹介。今回中に入って見学してきました。って、まだ全然写真見きれてないわ…

【百里基地】2023年4月19日の記録2

午後イチの上がりを撮って移動、久々に行ったポイント。常連さんたちと和気あいあいとしつつ、撮影スタンバイ。
遠くにF-2の機影が見えてきました。まずはタッチアンドゴー。

あれ?松島の21SQのF-2Bも来てるんですね。
この33-8118号機は、東日本大震災による津波で水没被災した機体で、被災した18機中修復された13機の中の1機です。当初の予想より修復できた機体は多かったものの、それでも5機は修復できず処分されています。

この場所で、しかもランディングなので、うまいことRW/03のL側(手前側)に降りてきたら嬉しいなと思っていましたが、そうでないと、そんなに面白い絵が撮れる場所ではないのも承知しています。
が、こういう絵が撮れました。

近い!

イヤ派手に捻ったな! しかもこちらはAF-S 600mmにテレコンTC-14-EIIIで850mm、フレームに収まらない! 

そしてこのあとは、何とAGG (Air-to-Grand Gunnery)訓練でした! 撚るポイントはこの撮影地の反対側のほうがよく撮れそうですが、この時間だと逆光となりきれいに撮れないため、こっちで良かったかな?

久々に高機動が見れたのと、この場所でのF-2のAGGは初めて見たので、運が良かったな~。
周辺の常連さんによれば、ここまでは爆撃を想定した高度だそうです。
その次がGun(20mm機関砲)による対地攻撃を想定した訓練、やや高度が下がります。低空侵入からの機種上げ~捻りと、繰り返し行っていました。

久しぶりの撮影なのに、AF-S 600mm f/4GにテレコンTC-14EIIIで850mmの手持ち撮影はしんどかったけど、Nikon Z 9のReal-Live Viewfinderで、ブラックアウトせずシャッターを切っても常時被写体を見られるので、歩留まりは一眼レフより確実に良いですよね。腕はともかく(笑

AF-S 600mm f/4G搭載の手ぶれ補正(VR)は初期型故にSportsモードがなく、一眼レフではシャッター毎に露光前センタリングが行われていましたが、Nikon Z 9ではメカシャッターがなく常時EVFに表示しているのと同じ状況、つまり露光前センタリングはシャッターを切った最初の1回目のみで、連写し続ける限り露光前センタリングされないため、実質Sportsモードで撮っているのと同じ感じになります。
元々CIPA規格で2.5段分の補正能力しかないのですが(自社基準ではこのレンズの販売当初4段分補正としていた)、それでも無いよりは良いです。ずいぶん撮影が楽になりました。
最新のNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sでは、Z 9とのシンクロVRで5.5段分の補正が可能で、レンズ重量もAF-S 600mm f/4Gより2kg近く軽いので、より歩留まりよく撮影できそうです。テレコンも内蔵していて理想のレンズです。いつかはZ 600mmに乗り換えたいですね。
200万円する高額レンズなのに、人気でお金があってもなかなか手に入らないのです。

最後に降りてきた機体を撮って、この日の撮影を終えました。

久々に撮れて、良いストレス解消になりました。

【百里基地】2023年4月19日の記録1

先日、何ヶ月かぶりに百里基地に行ってきました。前回の撮影は、1月のインド空軍のSu-30MKI訪問だったので、あれから3ヶ月も経っているのです。
せめて月イチは行きたいのですが、去年年末から今にかけて、仕事が詰まりに詰まっていて、なかなか休みが取れずでした。
今も忙しいのですが、さすがに腕がなまってしまいそうですから、なんとか休みを取っていってきました。

が、1st上がり、無風で風向きが読めず、SKYMARKがR/W03上がりだったので、午前は03上がりを期待したら、何と反対のR/W21上がりとな! 慌てて移動しましたが間に合わず、こんなに遠くの写真、トリミングしてなお遠い…。
せっかく良い捻りを撮ろうと思ったのに、不甲斐ない結果でした。

ということで、降りはちょっと撚るか真正面を狙うか、ということで行ってみたこの場所。

この場所も悪くないね…。ただ真っ直ぐ降りるのを真横から撮ってもつまらないので、撮影場所は色々開拓したいですね。
飛行機のお腹も、アップで見ると、普段あまり見られない構造がよくわかりますね。
エアインテイクの後ろ、ARMAMENTの欄にはM2 CAP x1と書いてあるのまで見えました。実際、90式空対空誘導弾(AAM-3)のキャプティブ弾(訓練弾)が1発搭載されています。
それより古いAIM-9Lは、さすがにもう見かけないですね。より新しいAAM-5もF-2への搭載開発は行われたようですが、まだ部隊配備はされていないのかな?
最新のAAM-5Bは、沖縄など最前線のF-15J MSIPの改修機に割り当てられているでしょうから、当分AAM-3が主力なんでしょうね。

F-2の翼端に赤外線誘導ミサイルを搭載した時、空力的な影響で翼が捻れることにより、機体レーダーで追尾した目標位置と翼端に装着される赤外線ミサイルシーカーが捕捉している目標位置に差異が生じる。このため、翼が捻れた場合においても、機体レーダーと赤外線ミサイルシーカーの目標捕捉位置が一致するように補正する必要がある。

https://www.mod.go.jp/asdf/adtc/second5/third1/PDF/hizitudan/F-2-tuinin.pdf

搭載試験の結果も、このように公開されています。機体搭載レーダーと、ミサイル搭載のシーカーヘッドの目標位置に差異が生じる…。こういうのは試験してみないとわからないですね。


午後はまず上がりを撮ってから…

移動しました。

ちなみに、ずっと純正のRAW現像ソフトのNX Studioを使っていましたが、今回は重い腰を上げて、Adobe Photoshop Lightroom Classic(LrC)を購入したので、そちらを使っています。
なかなか思う色を出せずに、ちょっと苦労しています。自分の思う色を出しやすいのは、慣れているNX Studioの方ですね。結果的に、LrCで現像したほうが時間がかかってしまっていますが、慣れたらもう少し早くできるかな? 書き出しはLrCのほうが圧倒的に速いですね。ここはGPUを積極的に使うLrCに軍配が上がります。
NX StudioはGPUはほぼ使っていない感じなので。

続く…