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【百里基地】21年12月16日の記録1 COWBOY見参!

米軍再編に係る岩国飛行場から百里基地への訓練移転(共同訓練)、という名目で、12月13日(月)~17日(金)に、百里基地に岩国の米海兵隊第12海兵航空群のF/A-18戦闘機が百里基地に展開しました。
実際には、その前の週から展開していたようですね。

個人的に、12月に入って仕事が忙しくなり、残業も続いていて、当ブログも毎日更新できていなかったりします(基本毎日書きたいところですが、お休みすることもあります)。
とはいえ、せっかくの機会ですから、仕事も何とか休みをとって、16日に行ってきました。

基地周辺は、例によって航空祭家のような感じでしたね。夜中に出発したのに、ギャラリーの多いことなんの。
この日はほぼ無風でしたが、事前の天気予報確認で、03R上がりになると予想。結果的に予想通りでしたね。

1stの上がりは、まずは3SQのF-2からでした。

続いて、救難のロクマルが上がり、そして海兵隊の”COWBOY”ホーネットが上がりました。久しぶりに見るレガシーホーネット! ベタベタからの上がりなので、この撮影ポジションからは弾薬庫からいきなり現れて上がっていくので、なかなか難しい!
ただ、捻ったのは最後の1機だけ、隊長機含めた3機はまっすぐ上がっていきました。う~ん、残念。

続いて撮影ポジション移動。

やはり先に3SQのF-2が降りて、続いてCOWBOYでした。

ところで、COWBOYの機体、ているに機種名と機体番号が入っていますが、F/A-18Aだったり、F/A-18A++だったり、F/A-18C+と、結構バラバラですね。
そして何よりびっくりしたのは、未だにA型が飛んでいるということ。とっくの昔に退役したと思っていたのですが、調べるとA型もC型仕様に改修されていて、そういう機体はA+、更に近代改修された機体はA++といった名称が与えられているようです。
C型が飛び始めたのが1987年辺りからなので、今回のCOWBOYの機体は、どれも80年代の機体ということになります。
米軍や海兵隊も予算が厳しいようですが、自衛隊だけでなく米海兵隊も、こうした古い機体を使い続ける状況なんですね。

では撮影ポジションを移動します。
ほぼ無風ですが、午後はランチェン(滑走路変更)になると見込んでいましたが、当たりました。天気予報では昼前くらいから風向きが変わる予報でした。21L上がりでした。

午後はCOWBOYの1機だけが上がりました。すこーしだけ低い上がりでしたが、噂に聞いているよりは大人しめ。続いて3SQの上がり。一部捻ったけど遠目。ここからは仕方ないですね。

あれ、COWBOY2機だけ上がって終わり? いえいえ、この後に続きます。

ここでブログ編集の時間ぎてです。明日に続きます。

【百里基地】2020年12月1日の記録(こぼれ写真版)

1年前までは、百里基地でもファントムが飛んでいましたね。世界で最も新しいファントム440号機が百里基地を去ってラストフライトしたり、F-2もAGG(空対地射爆撃訓練)をやったりと、航空ファンにとってはちょっとしたお祭りのような1日でした。

撮影枚数も多く、ブログに掲載できなかった写真も多くあります。その中から、いくつかチョイスして現像してみました。
あくまでも「こぼれ写真」なので、こんな事もあったか~という記録みたいなものです。
あれから1年、百里基地はすっかり静か、カメラマンもまばらだったり…。
ファントムが去っても、自分に撮ってはホームの撮影場所、これからもF-2を撮ります。
今月半ばには米軍との訓練もあるみたいですが、仕事が忙しくなってきて行けるかどうか…。

【百里基地】2021年11月19日の記録…というかTC-14EIIIのテスト

これが年内最後の百里基地かな? 12月は忙しくなりそうで、休みが取れないかも…というのと、昨日書いたテレコンTC-14EIIIのテストも兼ねて、行ってきました。

今回はちょっと撮影ポジションをまずった…。C-2輸送機が来ていたのは、降りは見えず、上がりはお買い物中…
途中車内で居眠りしてしまって、F-2の4機編隊の進入を撮り逃がす…

というわけで、撮影結果としては散々でしたが、TC-14EIIIのテストは出来たので、これはこれで。
写真としてはF-2の転がりばかりでツマラナイですが。

TC-14EIIIのテスト結果ですが、AF-S 600mm f/4G ED VRに取り付けると850mm(計算上600x1.4=840mmですが、Exif上では850mm表記)となりますが、久しぶりに手持ちで850mmだと、やっぱり歩留まり下がりますね。鍛えないと。
画質としては、テレコン云々以前に、晴れていたので陽炎の影響があるので、正確な判断は難しいですが、戦闘機撮影には十分使えますね。ただ、少し前後が二線ボケになることもあり、背景は選ぶ必要がありそうです。
絞りも、今回はほぼ開放でテストしましたが、少し絞ったほうが画質は向上するようですが、開放でもそれなりに使える印象でした。
順光で条件が良ければ、解像力も問題なさそうですが、やや暗い場面では少し厳しいかな…。これは、Z 9だと果たしてどうなるか。気になるところです。

転がりばかりですが、最後にアラハンへ向かうF-2、AAM-3AAM-4Bの実弾を装備しているのを見ることが出来ました。
スクランブル発進待機のため、武装してアラートハンガーで待機するわけですが、射程の長いAAM-4Bまで搭載しているのは初めて見ました。2010年より改修が始まり、現在は8割程度の機体がAAM-4B搭載改修を終えており、レーダーも改修されてJ/APG-2となっているそうです。
F-2も対艦のみならず対領空侵犯措置任務も重視されているマルチロールファイターですし、近年、中国やロシア機の活動も活発になってきているので、AAM-4Bを搭載した任務もますます重視されてきているでしょうね。
戦闘機の開発ノウハウのあるアメリカやイギリスなど諸外国ですら、近年開発は順調に進まないですから、F-3も計画通りに開発されて、2030年代にF-2から置き換えるのは容易でないでしょうから、国産の強みを生かして、F-2の改良も行ってほしいですね。

【百里基地】21/6/25の記録

気がつけば、COVID-19の緊急事態宣言やら仕事が忙しくて休みが撮りづらいとか、天気が不安定とか、いろいろな理由で、百里基地撮影は前回から3ヶ月以上経過していました。

梅雨入りし、既に夏っぽい蒸し暑さもありましが、仕事の谷間で休みが取れたので行ってきました。
ただ、行く前の天気予報も、道中も曇り時々雨な状況、ほとんど撮影自体は期待していませんでしたが、着いてみれば、雲も薄くなり、ところどころ晴れ間も見え始めてラッキーでした。

ひばり?

着いてみると、誰もいない…。ファントムラストイヤーの盛況ぶりがが嘘のように。機体は並んでいるから、飛ばないってことはないだろう。
誰もいないので、鳥さんを撮ってみたり。ひばりなのかな?
撮りはさっぱりわかりません。これ、10mも離れていない所に留まっていたのだけど、850mmの超望遠でこれですから、野鳥撮影っていくら望遠があっても足りないのがよく分かります。こうした小さな被写体は、マイクロフォーサーズの分野ですね。

そんなこんなでお昼を食べて待っていたら、やっと動きがありました。

前半2機は何も搭載せず、後半2機は左のみAAM-3を搭載して上がりました。
こちらはAF-S 600mm f/4Gにテレコンつけて850mmです。被災sぶりにテレコンつけて撮ったら、最初はブレブレ?
3ヶ月以上撮っていないと腕が鈍ってます。

雲は多いけど晴れた!

晴れました! 雲は多いけど。雨予報だったので、良い意味で天気予報が外れてよかったですね。

上がったので、降りを撮るのに移動します。そちら側はギャラリーはいましたが、いつもより全然少ないですね。

しかし、久しぶりに望遠で流し撮りしようとしたら、やっぱり腕が明らかに落ちている…。

しかし、百里も戦闘機部隊がF-2の第3飛行隊のみになってから、あまり飛ばないですね。この日も早い時間早々に終わっていました。
民間機も、今はスカイマークが朝と夜しか来ないそうです。春秋航空もしばらく来ないですしね。
それでも、幸運にもこの撮影時間は天気が良かったのが幸いですね。
さて来月は撮りに行けるかな? ちょっと厳しいかな。

【百里基地】21/3/5の記録

仕事が忙しくて、なかなか休みを取りづらい状況ですが、その合間を縫って百里基地に行ってきました。

ファントムラストとなり、お祭り騒ぎだった去年を考えると、今の百里基地は、平常運転といった具合。ギャラリーもまばら、天気もこの日微妙だったのですが、午前中は運良く晴れ間もあって、雲もいい塩梅に出ていて、これが良かったですね。

03R上がりでした

10時過ぎ、天気予報を基に行ってみたポイント、残念ながら読みが外れて03R上がりでした。
ま、上がるということは降りるということで、気長に待ちます。

すると、チェッカーの機体がやってきました。
おおっ、飛んでいるところを初めて見ました。入間基地の飛行点検隊U-680A、YS-11FCの後継機として昨年導入された2機のうちの1機ですね。

ベースとなった機体は、セスナのサイテーションラティチュードで、この機体にも、窓に下に「CITATION LATITUDE」と民間機での名称がそのまま入っていますね。ビシネスジェットで、YS-11よりもずっと小型のジェット機ですが、このサイズの機体でも用途として問題ないのでしょうね。
セスナのモデル名は680Aで、それがそのまま自衛隊の機種名のU-680Aになっています。この辺りは、BAe125がU-125/U-125Aとして自衛隊で用いられているのと同じですね。

この時間、風もほとんどなかったのが、少し南風に。そして無線でランチェン(着陸する滑走路変更)を知るも…ちょっとタイミングが遅いので、そのまま留まることに。
結果的に、タッチアンドゴーを行って、そこそこの絵が撮れたかな?
このとき、晴れ間も良い感じで、雲が絵に立体感を出してくれました。F-2はベイパーが胴体横と翼端からきれいに出て良いですね。

計8機。556号機のみJ/AAQ-2を搭載していました。

お昼を挟んで…

午後、U-680Aがお帰りに。撮影ポイントを移動。ここで撮るの久しぶりだな。

3SQの降りを撮影。この頃には一気に雲が来て曇天に。天気の状態も怪しくなってきました。
タッチアンドゴーとランディング、後半は少しずつシャッター速度を落として流し撮りして、この日の撮影を終えました。


今年度の百里撮影は、これで終わりかな?

【百里基地】20/12/1の記録1

F-4EJファントムII440号機のラストフライトの後は、平常運転の百里基地の写真を。

といってもこの日、F-2も主役だと言わんばかりに、AGG(空対地射爆撃訓練)を実施しました。

AGG(空対地射爆撃訓練)で急角度で新入するF-2A

F-2のAGGは久しぶりに撮ったけど、今まであまり良く撮れたことがなかった…だけに、今回スッキリと晴れて順光で撮影できて、かなり満足でした。

この撮影ではロクヨン(AF-S 600mm f/4G)にx1.4テレコン(TC-14EII)を装着して、850mmでの撮影でしたが、上の写真の2枚めはノートリミング、ほかも少しだけトリミングで、こんな感じで撮影できました。

やっぱりF-2の場合は、ファントムより機体が小さいだけあって、600mmでは少し足りないな、という印象。その代わり撮影難易度も上がり、ファインダからロストすることもしばしば…。もっと腕を鍛えないと(技術と腕力ともに)。

とにかく、久々に青空の下で撮影できて、大満足でした。
続く…

【百里基地】20/2/13の記録

2月23日、仕事は忙しかったのですが、お休みいただきましていってきました百里基地。午前中は大雨、その後は所要があり、撮影は15時過ぎからとなりました。

久々のスポットで撮影。夕方の順光を狙えました。洋上迷彩は、順光だと写真映えしますが、そうじゃないと迷彩効果で、コントラストの出ない写真になります。

戦闘機としては、迷彩効果が出ていることは正しいのでしょうが、写真的には…ねぇ(笑

今年度以内にF-2A/Bを運用する第3飛行隊は、三沢から百里への移動となるため、百里はF-2が増えています。
去年まではファントムが主役だった百里基地も、一気にF-2が主役になった感じです。

この後、301SQのファントムが動きだし、ランチェンになったので移動。

夕日に映えるファントム、やっぱいいです。これが日常のように思えても、来年度いっぱいで退役してしまいます。なので、見られるうちにたくさん見ておきたいです。

J79ターボジェットエンジンの咆哮を感じられるのもあと僅か!

この後、普段ならもう帰る時間でしたが、ナイトが始まったので、留まることにしました。実はナイトの撮影は初めてです。

ここ数年使っているレンズはSIGMA 150-600mm Sportsですが、開放f値はF5-6.3と暗いレンズです。果たしてまともにAFは使えるのか?そもそもD850の常用感度はISO25600までで、個人的に許容なのはISO12800まで、と思っているので、どこまで撮れるのか?

そんなこんなで初ナイト、開始です。もちろんレンズは手持ちです。

どんどん暗くなりますが、意外にもAFはもたつくことなく合ってくれました。ここはさすが、D5譲りの-4EVから対応できるマルチCAM20K AFモジュールを搭載しているだけあります。暗いレンズでこれなので、ゴーヨンロクヨン辺りのレンズであれば、もはや肉眼で合わせるよりAFに任せたほうが良いでしょうね。

AFは、こう暗い状況なので、中央9点にしています。
※開放f値F5-6.3のレンズであれば、中央25点までは制約なく使えるようです。

SIGMA 150-600 Sportsの望遠側絞り開放は少々絵が甘くなるのですが、この状況ではそうも言っていられないので、絞り開放に。感度は上限設定にしているISO12800に。

いやー難しい! ほとんど真っ暗ですからね、AFは合っているんでしょうけど、そもそもピントが来ているかは分からないです。最新ミラーレスだともう少し良く見えているのかな?

A/Bを焚くと、真っ暗な機体とA/Bの炎の輝度差が顕著です。A/B炊き始めに撮るのがいいですね。全開になるとA/Bが明るすぎて…。

感度も、ISO25600まで上げてみても良かったかも? どのみちノイズは出るし、まずは写ることが肝心ですし。

初ナイト、色々経験できて楽しかったです。

この日は飛んでいるRF-4Eは撮ることが出来ませんでしたが、退役までに1回でも撮る機会はあるだろうか…。来月休めるかは…微妙…うむむ。

【百里基地】20/2/7の記録

今年初の百里基地撮影です。

仕事の形態が変わって、以前は休日出勤が月に1,2回はあったので、代休で平日休みがあったのですが、それがなくなった今は、休みをとって撮影に行くことに。これがなかなか難しくて。とまあ事情は置いておいて、まもなく終焉を迎える偵察機舞台の501SQ、そして来年度いっぱいでファントムも全機退役というこの時期、三沢からの3SQのF-2の百里移転と、色々変わっていく百里基地を、少しでも撮れたらなぁと思っております。

珍しくE-2Cが来ていました。

RFも909号機は3本タンクともスペマ。もう1ヶ月後には飛ぶ姿を見られなくなるんですね…

RF-4Eは、他にトルコとイランが運用していますが、どちらも現物を見て撮影はなかかな難しいでしょうから、先進国でRF-4Eを見られる事自体貴重です。そら外国からもファンが多く撮影に訪れるわけです。

午後は別ポイントから。晴れているけど、たまたま機体に雲がかかっちゃったかな…。コントラストのない絵に。

ファントムが当たり前だった自分にとっては、これが後1年ってのが信じられませんが、それが現実。

F-2BのSFO(Simulation Flame Out)訓練だそうです。初めてみました。

F-2戦闘機は単発機ですから、エンジンが止まれば(フレームアウト)、推力が失われます。フレームアウトした際の滑空着陸訓練として、エンジンをアイドル状態にして、ギアダウンして旋回しながら、急角度で降りていくのだそうです。

F-2戦闘機は事故率が極めて低く、その事故もエンジンに起因するものは過去になかったと思います。それでも、万が一に備えて、この種の訓練は必要不可欠です。同じ単発機のF-35Aも、同様の訓練は行うのかな?

洋上迷彩のRF-4Eもそうですが、同様にF-2A/Bも撮影が難しいですね、特に色、コントラスト、視認性を落とすための迷彩ですが、撮影する者にとっては、これがパリっと映える写真にするのが中々難しいです。

撮影ポイント移動。E-2Cは午前の機体と機番が違いました。

この辺りから、体調悪化。実は、百里に向けて移動中から、お腹を下し気味で、途中薬局で正露丸を買って服用していました。
が、だんだん体に力が入らなくなって、吐き気とめまいの症状が。

ここで気づきました。先日、子どもたちが胃腸炎になっていたのです。明らかに感染したなと?

もうこの後の撮影はボロボロで、シャッタースピードの間違いやら、フレーミングが明らかに間に合っていないとか、もう色々だめでした。

まだまだ撮りたかったのですが、明らかに体調不良を感じたので、ここで同行者にご挨拶して撤収。

撤収後、F-2の低い上がりが見えて、ああこれ撮りたかったなぁと思いつつも、多分あの体調ではまともに撮れなかった気もします。

ってことで、帰りの運転も結構しんどく、途中仮眠をとってやっとこさ帰宅しました。

早く体調回復させて、次の撮影に備えないとですね。