「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」タグアーカイブ

【栃木】2025年4月末の南摩ダムの建設状況を見に行ってきた

視察ですw。GW、せっかくなので気になっていた栃木県は鹿沼市の南摩ダムを見に行ってきました。

栃木に住んでいた当時は、建造前の同地を何度も訪れて撮影しています。ダム建設に伴い廃校となった旧梶又小学校を撮るのが目的でしたが、今はダム自体に興味があります。

上の記事も合わせてご覧いただけると、その経過がわかります。
この地を訪れるのは13年ぶりです。栃木から東京に引っ越して、もうそんなに経つんですね。

ダムを正面から。すっかりダム本体は出来上がっています。今はこの場所より先は通行止めですが、いずれこの先も行けるといいですね。

2010年に撮影した同地、写真の高龗神社の建物は現在も健在ですね

それではダム湖(まだそんなに貯水されていませんが)を見下ろせる新道に行ってみます。

残念ながら展望台自体の場所は現状立入禁止でした。が、この場所はいずれアクティビティゾーンとして最近流行りのジップラインを作る計画のようですね。なるほど、出来たら一度やってみたいです。
元々展望台だったのが、どうやら熊出没のために閉鎖され、そのままアクティビティゾーンとして新たに整備する事になったようですね。

そしてダム湖はまだ底が見えるくらいにしか貯水されていませんね。元々南摩川の水量はかなり少ないので、他の川からも導水路により水を取り入れているようです。
上の写真右下のは取水口かな? 将来的には鹿沼市の水道水としても使われるようですね。

ダムの管理棟ではダムカードは配布していません。麓に出来たスノーピークのキャンプ場(この後行きました)で配布しているのですが、もらい忘れてきました…。

コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム(CFRD)という、断面にすると平たい三角形のダムです。ロックフィルダムは地盤が強固ではない地形で使われることが多いのですが、砂利を固めているものは多く見ますが、表面をコンクリートで覆う近代的工法タイプでは日本初の方式だそうです。
満水近くになるのは何年後でしょうか…

ダム脇の杓子沢トンネル、ダム建設に伴う新道開発では初期の頃に出来たものですね。

この後は新道を登り、旧道を見たり、ダム湖の端となりそうな場所?を何枚か撮影。

ダムの本格運用は2027年度とのことで、また2年後に行ってみたいですね。


この日のカメラはNikon Z 8でしたが、GPSアダプタを紛失してしまって、スマホのSnapBridgeアプリ経由でGPSデータを付与しているのですが、元々SnapBridge経由だと精度がいまいちな上に、Bluetoothが途切れると再接続がなかなかスムーズに行かなかったりして、やはりちゃんと撮影場所のログを取るにはGPSを内蔵したZ 9か、あるいはGPSアダプタが必要ですね。
今まで古いNikon GP-1というGPSアダプタと、di-GPSという社外アダプタを使っていましたが、di-GPSはGPSの取得スピードが早くて消費電力も少なく良かったのですが、物理的に折れてしまいました…。GP-1は取得が遅いし消費電力も多いのですが、今回これも紛失したっぽいです。トホホ…。
ということで、そのうちまたdi-GPSを買い直したいと思います。ただ今このアダプタの会社が香港からイギリスに移って、価格もちょっと高くなってしまったんですよね。直輸入なので輸送費込みで高いのですが、他に良いものもないんですよね。Amazonが代理店として扱ってくれればいいのですが、あまり需要ないんでしょうね。

リニューアルしたホンダコレクションモールに行ってきた

先週末行ったモビリティリゾートもてぎですが、疲れ切った息子を連れて最後にホンダコレクションホールを見に行ってきました。

入口の展示にHonda Jet EliteIIのモックが展示されていて、中にも入れました。

オデッセイの飛行機版?といった感じの広さですね。

展示の仕方が変わり、以前よりより洗練された展示の仕方になりましたね。

F1といえばYamaroの世代はこれですね、マクラーレンMP4/4とかMP4/6とか。セナのマシンとか痺れます!

やっぱり馴染みがあるのは80年代からですね。

ホンダがバイクや自動車に留まらない総合モビリティメーカーってのがよくわかりますね。
その代わり、辞めた分野も多いです。ソーラーパネルとかコージェネもやってたんですけど、そういう展示はないんですね。

トミカ55周年コラボのシビックType R、このカラーいいなぁ。

ってことで閉館45分前に足早に見てきましたが、今度来る機会がればじっくり時間をかけて観たいですね。

モビリティリゾートもてぎ、子どもが遊べるアトラクションがたくさん出来ていた

まだツインリンクもてぎだった時代、レースのない日は本当に…静かでした。何せ交通の便が悪い場所ですからね。遊べる施設も少なかった。
それが改修されてモビリティリゾートもてぎになってから、遊ぶ場所が一気に増えました。

場内のレースコース前のチケットセンター周辺、以前はほとんどなかったアトラクションが増えました。
上の写真に写っているのはジップラインのアトラクションです。高所恐怖症にはおすすめできませんが(笑)。一緒に行った息子は「絶対にヤダ」だそうですが、パパはやりたかったよ!

アスレチックはかなりのガチでした(笑)子供用だろと思って舐めていたら、謎解きしながらあちこちくぐったり登ったり。本格的でした

ちょっと困ったのが、この日望遠レンズなどカメラ機材も持っていたのですが、荷物を預ける場所にコインロッカーはなく、置くだけの棚しかないんですよね。
貴重品は身につけてと言われても、望遠レンズの入ったバッグでこのアトラクションは無理がありました…。
ぜひコインロッカーは欲しいですね。これだけが目的なら軽装をおすすめします。

アスレチック系が充実しているのと、屋内アスレチックもあるので、雨天でも楽しめそうです。室内アトラクションは時間入れ替え制でゴミゴミしていないのもいいですね。

この日は古くからのクルマ仲間のつかさんと合流、昔アコード仲間だった友人と、今や家族ぐるみで遊んでるのですから、時が流れるのは早い。20年以上の付き合いですからね。


この日はレースがあったのでイベントも多かったですね。Nikonはレースのスポンサーだったようで、双眼鏡無料貸出をやっていました。
スーパーフォーミュラのステージでもNikonの公演やっていました。

今や女性も望遠レンズでガンガン撮る時代です。フィルム時代の頃はとんと見かけなかったけど、時代ですね~。

モビリティリゾートもてぎに数年ぶりに行ってきた

最後に行ったのはコロナ禍前だったので、6年以上前かな? 名前もツインリンクもてぎでしたが、今は子どもが遊べる施設が増えてリニューアルして、モビリティリゾートもてぎとなりました。
アコード時代のクルマ仲間と久しぶりに会おうということになり、お互い子連れで行ってきました。

遊ぶのが目的ですが、ちょうどスーパーフォーミュラの第4戦も開催されていたので、せっかくなので息子と観戦してきました。

サーキットでの観戦自体は10年ぶりくらいか?


あんまり詳しくはないですが、こう見えて無限推しです(笑)元ホンダ乗りですからね。
最後にサーキットの中に行ったのはいつか、覚えていないくらいに久しぶりです。もう10年ぶりくらいかな?

息子と一緒に自由席から観戦、息子は初めてですし、友人と合流してパークで遊ぶのも目的の1つだったので、写真はサラッとしか撮っていませんが、自由席の上の方からの流し撮りだとこんな程度です。ガチ勢のようには行きませんね。600mmでも足りずトリミングしています。
ちゃんと撮るならもっと近い場所でですね。

撮影目的の方はだいたい一脚使っている人が多いですね。そのレンズにそんな細い一脚!?って人もちらほら見かけましたが…
こちらは自由席からの手持ちです。あまり流さず撮りました。

推しはオートバックス無限でしたが、今回は3位に岩佐選手が入賞できました。レース中は1位に上がった時もあったんですけどね。1,2位がDOCOMOのチームでした。いずれも車両はHonda HR-417Eでしたけどね。

表彰台ではシャンパンファイト…ではなくスパークリングファイト! しかもスパークリングワインではなくスパークリング日本酒です。
よく見たらスポンサーの中には福島の人気酒造があり、人気一スパークリング日本酒を使っていたみたいですね。これは良い! ぜひ日本のレースでは日本酒をかけましょうw


スパークリングファイトで使っていたのは大きな瓶ですが、中身はこれかな?

19式装輪自走155mmりゅう弾砲の運転席上の姿勢表示

練馬駐屯地での19式装輪自走155mmりゅう弾砲の展示、運転席内は非公開でしたが、横に他隊員さん曰く、今回は自分の所属ではない車両なので中身は見せていない、とのことで、ニュアンスとして非公開としているわけではないような感じでしたが、ちょっと検索した限りでは、車内を公開した写真はないようです。

車両の運転席横の窓の写真を撮ってみましたが、ガラスの反射があったので、AdobeのPhotoshop搭載のCamera RAWでガラスの反射を消してみました…が、この写真についてはあまりうまく消せませんでしたね。この機能はまだ改善の余地がありそうです。
もっとも、薄っすらでも写っていないものは、どう頑張っても復元できないですからね。

さて写真を拡大してみると…

車両の姿勢表示モニターがありますね。その左には緑色のLED表示が。エンジンは掛かっていませんでしたが、りゅう弾砲側も車内も通電しているので、バッテリで動くようになっているのかな?
更に奥にもモニターらしきものがありますが、何が表示されているかまではわかりませんでした。
車両自体は独MANですが、19式装輪自走155mmりゅう弾砲は日本製鋼所が製造しているため、車両以外のシステムは国産なので、ディスプレイの表示も日本語表記ですね。

背の高い車両というのもあり、車内公開は難しいのでしょうけど、どういう感じなのか興味がありますね。

練馬駐屯地創設74周年記念祭の展示をぶらりと観察

19式装輪自走155mmりゅう弾砲が目玉でしたが、その他の装備品の展示を見つつぶらりと駐屯地内を散策。

桜満開の時期&晴れてたらとても良いんですけどね。
写真右中央のM2重機関銃は戦車などに搭載されている一般兵装ですが、米軍が装備したのは1933年!これのさらに原型は1917年に開発されていて、なんと100年以上生産されている機関銃です。設計が素晴らしいんですね。兵器は信頼性重視で枯れた技術が使われているという典型です。
左下は2019年より採用されている拳銃、独H&KのSFP9 M、左下は定番の89式5.56mm小銃です。

向かいではカレーの仕込み中でした。

無料試食体験とあって、沢山の人が並んでいました。自分も並ぼうかと思ったけど、あまりに並びが多いので断念。

更に他の装備品も。

16式機動戦闘車(写真左上、戦車じゃないよw)はすっかりおなじみとなりましたね。
81式短距離地対空誘導弾もだいぶ古くなってきました。搭載トラックもまだ丸目ライトの古いタイプ、ミサイルの架台部や訓練弾、その搭載コンテナなどすべてが80年代製造。それでもまだしばらくは現役で使われるのでしょうね。
10式戦車、今回は展示のみで訓練展示では登場せず残念。

続いて災害でも活躍する装備品。

野外支援車、通称トイレカー、水洗式ではなく簡易トイレで、自動でラップで汚物を包むので匂いが出ないのだそうです。

こちらは野外入浴セット2型で、足湯を提供していましたが、もちろんお風呂としても稼働可能で、ボイラーとセットになっています。
震災などの長期避難生活でも提供され活躍しましたね。

散りゆく桜と1台は廃車となった大型トラック(SKW476)

さてそろそろ帰宅しますか。散りゆく桜と、理路整然と並ぶ大型トラックの中に1台廃車となった車両。SKW476と書かれています。現行はSKW477ですね。
いすゞ製で、東日本大震災では津波で水に使ってもなお稼働した頑丈なトラックです。長年にわたって採用され、改良され続けています。
先の81式短SAM用のトラックは、ここに並んでいる21世紀に製造されたものよりも古い80年代ものだったりします。
写真右手前のトラックは速度表示灯が上についていて、角目4灯になったSKW475で、1999年あたりの製造ですね。車両の用途によって、新しいほうが先に退役したりします。使い方次第なんでしょうけど面白いですね。

薬莢を拾っていました

訓練展示の後の薬莢拾いもお仕事です。雨の中、お疲れ様でした!

練馬駐屯地で初めて19式装輪自走155mmりゅう弾砲が展示された

先日土曜日に行われた練馬駐屯地の師団祭ですが、演習展示終了後はぶらりと装備品展示を散策してきました。
去年と大きく変わるところはないものの、戦車や16式機動戦闘車より大きく、ひときわ目を引く装備品が展示されていました。

練馬駐屯地では初めての展示となった19式装輪自走155mmりゅう弾砲です。車両自体は2023年の土浦駐屯地祭の式典で見たものの、じっくり展示車両を見るのは初めてです。

車体は国産ではなく独MANのHXシリーズ8×8トラックが採用されており、そこに国産開発したりゅう弾砲を搭載する形で、99式自走りゅう弾砲の機構を一部流用しているようです。
車両の正面にはJSW(Japan Steel Works:日本製鋼所)の表記があり、元はMANと書かれていた場所なので、ライセンス生産日本製鋼所がライセンス生産しているのでしょうか?
とは言え、車体のあちこちに英語とともにドイツ語表記もあり、タイヤもドイツらしくContinental製だったりするので、輸入のノックダウン生産なのかな?
ハンドルはちゃんと右ハンドルとなっています。
この車両は英国も導入しているため、どちらのハンドルでも生産できるようになっているのでしょうね。

よくアンチ自衛隊評論家氏に指摘されている中央の人権なき座席は、確かにクッションすらない板張りの席で、これで長時間の移動は辛そうです。
そばにいた隊員(この車両を運用している方ではなく詳しいことはわからないとのことでしたが)によれば、この自走りゅう弾砲は5人で運用するのだが、フロントのキャブは3人までしか乗れないため、残り2名をここに配置せざるを得なくなった、本当ならダブルキャブにして全員中に乗りたいけど、トラックの元々の仕様がシングルキャブで、後部席をちゃんと開発する予算や機関がなかった、らしいです。
でもさすがにこれはかわいそうですね。ここは後からでも改善する余地はありそうです。実際の移動はジープなどに乗り分けとかするのでしょうね。真夏にここじゃ熱中症になりそうですね。

近くで見られてよかったです。天気が晴れてたらなぁ…

馬堀海岸や走水水源地公園周辺を走ったりスナップしたり

ヴェルニー公園での伊フリゲート「「アントニオ・マルチェリア」の撮影や、防衛大学校入校式の式典飛行の合間に時間があったのと、せっかくクロスバイクも持ってきたのもあって、馬堀海岸周辺を走りながらスナップしてきました。

馬堀海岸沿いは横須賀市街から少し離れたところにあり、よく映画なんかでも使われたりする、ヤシの木が並んだ印象的な街道です。

この辺りはロードバイクに乗ったガチな人たちもたくさん走っていました。実際クロスバイクで走ってみても、道路も広くて交通量も多くはないので走りやすいし、景色は良いし、初めて2X9のトップギアで走れました。なるほど、こういう場所なら平坦な道でもトップギヤで駆け抜けられるんですね。
走りながら要所要所で立ち止まってスナップできるのも良いですね。車だと良いなと思った風景でも簡単に停まって撮影できないですからね。

そして馬堀海岸沿いを東に走っていくと上り坂となり、走水水源地公園の桜がちょうど見頃でした(注:4月5日の話です)。

まさかこのワイが桜とクロスバイクなんてシーンを撮るなんてねw
でもゆったりチャリンコで流しながら撮影するのは楽しいです。これからの時期は快適に走れますしねぇ。

KhodaaBloomのRAIL DISC EX LIMITEDを購入し、軽くカスタマイズして5ヶ月、ようやく走り方とかも慣れてきました。クロスバイクゆえ、スピードを上げるのは限界を感じますが(乗り手のエンジン出力が劣化してきていますw)、程よく流して走るのには快適そのものです。
ロードバイクのほうが絶対的に速いのでしょうけど、荷物を乗せたりもするので、スピードより快適性重視で、このクロスバイクの選択は良かったと思います。

馬堀海岸に戻りました。この場所も撮影地として面白いですね。海鳥目的と思わてるおじさんたちのカメラマンもちらほら見かけました。自転車で走るのもよし、スナップするもよし。ここは20代の頃は友人とよく通っていましたが、また遊びに行きたいですね。

横須賀朝活 伊「アントニオ・マルチェリア」や日米艦艇を撮ってきた

防衛大学校の入校式典飛行を見るのだから、せっかくなので朝活で今横須賀に寄港しているイタリア海軍のカルロ・ベルガミーニ級フリゲート「アントニオ・マルチェリア」(ITS Antonio Marceglia F597)を撮ろうと思い、まずは安針台公園から撮影しました。

ここからだと「アントニオ・マルチェリア」は後方からの撮影になりますが、艦艇の特徴をよく表していますね。
マストトップの球状のものがMM/SPY-790(EMPAR)レーダーで、3,4面フェーズドアレイアンテナの艦艇が増えてきている中、回転式のレーダーになっています。
とは言え、高速で回転するフェーズドアレイレーダーなので、それなりにリアルタイムに補足できるのでしょうね。合理性を重視しているのでしょうね。
昔より減ったとは言え、イタリアの艦艇は基本的に艦砲を他国より多く載せていて、ヘリ格納庫の上に76mm砲を搭載しています。

自衛隊の最新の護衛艦「もがみ」も停泊していましたが、ステルス性という面ではカルロ・ベルガミーニ級フリゲートよりも「もがみ」型護衛艦に軍配が上がりそうな感じです。日本もやればここまでできるじゃん、といったところでしょうか。

日米伊の艦艇を拝めました

続いてヴェルニー公園へ移動。
正面方向から「アントニオ・マルチェリア」を撮影。イタリアの艦艇は以前見学した哨戒艦フランチェスコ・モロシーニもそうですが、かっこいいんですよ。個人的にイタリアの歴代艦艇が好きです。

今回は2週間ほど停泊していましたが、その間一般公開はなかったようです。いつか見学できる機会があると嬉しいですね。

日米艦艇も。潜水艦はおやしお型が停泊中。

米海軍は宿泊船が以前居たのと変わっていますね。イージス駆逐艦ラファエル・ペラルタ (DDG-115)の砲身がアメリカの国旗カラーなのが実にアメリカンですね。
今は第7艦隊の横須賀基地で重整備も多く行われているようですね。そしてタイコンデロガ級巡洋艦の姿はもはやないのが少し寂しいですね。

せっかくなので桜も絡めて。

午前8時、各国の艦艇が軍艦旗を掲揚して、各国の国歌が流れて賑やかに。

朝活もなかなか楽しいですね。本当はもう少し夜明けも撮りたかったけど、睡眠削りすぎると体が持たない…歳には勝てなくなってきました。

明日(25年4月8日)横須賀を離れるようです。出港も見たかったなぁ。

無償版Davinci Resolveで動画のゴミを目立たなくする

先週の入間基地一般公開ですが、カメラは2台、Nikon Z9Z8を持って行ったのですが、NIKKOR Z 24-200mmを着けたZ8で動画とスチル撮影を行いました。
最近Z9ばかり使っていたので、久しぶりにZ8も持ち出したのですが、大失敗だったのが、ゴミがセンサに多く付着していたこと。
事前にテスト撮影を怠った自分が悪いのですが…

大失敗!動画にゴミがたくさん入ってしまった…

スチルはLightroom ClassicでもNikon純正のNX Studioでもゴミ取り機能があるので何とかなりますが、問題は動画です。
動画のゴミ取りって簡単じゃないよねぇ、実はDavinci ResolveにはResolveFXにダストバスターなどの埃除去機能もありますが、これらは有償版でのみ使用可能となっています。

では無償版ではどうすればいいか、1つは周辺の画像をコピーする方法で、Photoshopなどの画像編集ソフトで言うところのスタンプツールのようなものです。
以下のブログに詳しく書かれています。

https://ue4player1.blog.fc2.com/blog-entry-123.html
https://vook.vc/n/644

ただ、この方法は動画に動きが少ない場合や、周辺の色の変化が少ないシチュエーションに限られます。
私が使ったのはぼかしツールであるブラー(ガウス)です。

カラータブからFXエフェクトを選択すると表示される

まずはシリアルノードを追加します。次に9. ResolveFX ブラーからブラー(ガウス) をドロップします。

シリアルノード03にブラー(ガウス)をドロップして割当る
割り当てただけでは画面全体にブラー(ガウス)が適用されてしまう

このままだと画面全体がガウスぼかしになってしまうので、ウインドウから「円形」のボタンを押します。


すると、円形で囲われた部分のみにブラー(ガウス)が適用されます。
あとはこのサークルをゴミの場所に移動させ、サイズを調整します。

サークルをゴミの写っているところへ移動させ、サイズを調整する

この円形は1箇所だけでなく、何個でも追加できるので、今回は特に目立つ4箇所にこのブラー(ガウス)を割り当てました。

4箇所にブラー(ガウス)を割り当ててみました

今回は複数個所ゴミが写り込んでしまいましたが、幸いどこも背景がちょうど雲り空になっている部分がほとんどだったので、ぼかしがあまり気にならない範疇でした。
一瞬被写体(ここではC-1輸送機)がかぶってしまう場面では、その部分がぼやけてしまいますが、一瞬なのであまり気にならないですかね。
ぼかしも強すぎると弊害があるので、今回はわずかに映り込みがわかるかな、程度のぼかしにとどめておきました。
ゴミは基本イメージセンサの手振れ補正で多少動く程度で、同じ場所にずっと存在するため、編集としては場所をしてあげるだけで、モザイク処理のように人が動くとそれに追従、ということをさせる必要がないです。
これである程度ごまかせたようです。また、今回はすべてのカットで同じ場所にゴミが映り込んでいるので、ここで作成したブラー(ガウス)を割り当てたシリアルノードは他のカットにも採用しました

各カット1つ1つに同じブラー(ガウス)を割り当てるには、最初に作成したブラー(ガウス)のりシリアルノードを「共有ノードとして保存」することで、他のカットにも簡単に割り当てられます。

作ったシリアルノードを他のカットに割り当てるには共有ノードとして保存を選択する

共有ノードを作成したら、適当に名前を割り当てられるので、あとは他のカットにもこのノードを追加するだけです。これはカラーグレーディングなどにも応用できます。

作ったノードは「ブラーガウス埃除去」と命名して他のカットにもコピー

これを出力させた結果が、先日アップした動画になります。

やり方はいろいろあると思いますが、動画の状況によっては、こうした無料でもできる機能で何とかなる、というお話でした。
ああ、でもやっぱりいつかは有償版にしたいなぁ。

次回撮影時には、事前にセンサの状態を確認するようにし、本当に気を付けなければ…


話は変わりますが、Nikonがついに公式HPでNikon Zシリーズの半角スペースを無くし、全てZの後の数字との間のスペースを全機種で削除しました。
例えばNikon Z 9→Nikon Z9になっています。

Nikon Z6IIIではデビュー当初からスペースが入っていなかったので、ここから変更するようにしたのでしょうけど、従来機種も表記変更したようですね。
思えばなぜ半角スペースを入れていたのかが不明ですが、今回見直したのはネット検索でも検索しづらいなどのあったのでしょうね。

Nikonは過去にもFマウントレンズのカタログ表記を何度か変えたりしていて、あまりポリシーがないのか、分かりづらいから変えようと思ったのかわかりませんが、ちょっといい加減な気がしないでもないですね。

90年代のレンズが2000年代になって表記が変わったなんてのもありましたね。F値もF2.8がf/2.8になったり。こっちが気をつけて書いていると公式のほうがブレブレだった。
名前はきちんとポリシーと命名規則を設けたほうが良いと思いますが、FマウントではMicro-NikkorだったのがNIKKOR MCと余計分かりづらくなったりもしていて、何がなんだか。

なお、ブログのタグのNikon Z 9やZ 8は、ここで半角スペースなしに変えてしまうと、別のものとしてカテゴライズされるので、あえてそのままにしておきます。
数十年後、半角があるかないか論争にならないかしら(笑