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【百里基地】25/2/7の記録

2025年初の百里基地撮影。今年度で退役となるC-1輸送機を撮りに入間基地へ行こうか迷いましたが、今年に入ってファイターをまだ撮っていないということで、行ってきました。

AGG訓練予定ありでしたが、これはあくまで予定なので、飛ぶかどうか入ってみないと。ノーフライトの「魔の金曜日」とも呼ばれるこの日でしたが、行ってみると早朝からハンガーにF-2戦闘機とT-4練習機が並んでいました。

そして珍しく(笑)朝早めから訓練開始。

F-2A (13-8512) 電線入って大失敗…

シャッタースピードが遅かった(息子のサッカー撮影の設定のまま)、そして電線被った! 場所を間違えましたね。トホホ…
まあリハビリ撮影なんでこんなもんです。

午前はT-4のフォーメーションもあったのですが、レンズが長かったな…。そして空気が乾燥していてヴェイパーが全く出なかったのが残念。
この日は午前中西風で、滑走路はどちらを使うか微妙でしたが、読み通りR/W21運用でした。

陸自のUH-1Jも来ました。UH-2ではなかったけど、今後UH-2はどんどん増えていくだろうから、J型も退役が進むでしょう。
色々撮影場所を転々としながら、のんびり撮影。

この後の2ndは光線状態が微妙で撮影はせず見送り(撮影ポジションを失敗しただけですが)、そららで買い物をして昼食をとり、戻ってきた機体を撮影。

スペマのF-2B (53-8130)も撮れたので、まあ良しとしましょう。
その後、移動しようかと思ったけど、風向きが微妙。もしやと思ったら、ランチェンとなりました。

午後再び来た陸自のUH-1J (41925)でしたが、R/W03で進入。タッチアンドゴー訓練でした。なるほど、風が微妙に西北西になったので、もしやと思ったら、やっぱりそうなったか、といったところ。

3rdで再びF-2が上がります。2機のみ。どうやらAGG訓練の様子。午後だと光線状態や飛行高度から、あまりダイナミックな撮影は期待できないと思いつつ、上がりを撮って直ぐに移動。

600mmにx1.4テレコンでも遠い。そう、ここからのAGGは割と高度が高いんですよね。写真はもちろんトリミングしています。
あまり絵にならなかったとはいえ、この時間のこの場所、月が入るんですよね。うまいこと月に機体が入らんかなと撮っていたら、入りました! なかなか狙って撮れないので(同じ軌道で機体が飛んでくる可能性が低いので)、偶然といえば偶然ですが…。でもまあそれなりに狙っていたので満足。

このあとF-2は別の訓練で空港空域を離れたので、最後に降りてくる機体を狙って移動。ギャラリーは自分1人。まあローカルのなんでもない日なので、そうですよね。
またしてもT-4のフォーメーション、レンズ長すぎて撮れず…。タッチアンドゴーを何度か実施。

スカイマークを撮り、降りてきたF-2とT-4を撮って、この日の撮影は終了しました。

お疲れ様でした!

【入間基地】入間航空祭 2014年11月3日の記録

今から10年前、ですが何だか感覚的には20年位前に感じてしまう2014年の入間航空祭の写真を再現像してみました。
現像ソフトも進化していますからね。

この時は混んでいる基地内を避けて入曽多目的広場で撮影。
現在航空祭当日は閉鎖されているこの場所は、当時は開放されていて、ここで観覧する人たちも多かったですね。

今はもう見られないチェッカーのYS-11FCや、C-1輸送機の編隊、ほんの10年前なんですよね。
そんなC-1輸送機も、2024年の入間航空祭がラストとなり、031号機は航空祭でラストフライトを行い退役、残ったFTBの001号機、通常輸送機型最古の002号機(もう1年以上飛んでいないらしい)、EC-1の021号機、そして030号機も、2024年度中には退役の見込みです。
なのでまたどこかで入間基地で撮影はしたいですね。

この時代は、電子戦訓練機EC-1なんて絶対に航空祭には出てこなかったですからね。それを考えると、最後だからとは言え2024年にあんなにEC-1を近くで見られたのは感慨深いものがあります。

この時の撮影機材はまだ導入して間もないNikon D810、広角用としてサブにNikon 1 V1でした。
Lightroomで開いてみると、今でも画質は遜色ないD810と比較して、Nikon 1 V1は昔のデジカメだなぁという発色です。言うなれば昔のNikonデジカメの発色そのもので、2007年発売のD300の発色に近い感覚なんですよねV1は。
V1の発売は2011年で、まだ当時は3年程度でしたが、当時最新のD810と比べると、発色が結構違いますね。センササイズだけではなく、画像処理そのものの古さを感じさせます。
センササイズ差を感じさせるのはダイナミックレンジ(Dレンジ)で、空なんかを絡めて撮ると、D810はDレンジが広く、かなり粘るのですが、V1はDレンジが狭いので、雲の明るい部分は破綻が早いですね。

入間基地所属機の飛行展示はこの年は午前のみ、午後はブルーインパルスでした。
この時代はこういう構成でしたね。離陸前のスモークの洗礼も、この場所ならではでした。たった10年前なのに、この時代はちょっと遊牧的。

この場所はR/W35に進入する着陸機を真正面、直上で見られます。この景色が好きという人も多いでしょう。

残ったC-1輸送機も今年度で退役だし、またローカルでも撮りに行きたいな。

【百里基地】百里基地航空祭 2024/12/8の記録 その3

いよいよ午後のF-2戦闘機によるAGG(空対地射爆撃)です。

去年一昨年の成功体験を引きずってしまい、撮影ポイントとレンズの選択を少々誤ってしまいました…。
パッカーンは850mm(ロクヨン+x1.4テレコン)では近すぎてはみ出した。
去年はAGGと言いつつ2機揃っての8の字機動も見せてくれましたが、今年はそういうのがなかったですね。

全体的に午前の機動飛行と比べると、やや消化不良な撮影となってしまいました。でも、この1週間トータルでは色々撮れたのは良かったです、ということにします。

そして帰投は場所を移動して撮影してきました。
ゲスト機が帰っていきます。もう少しで退役のAH-1Sコブラ、後継機が決まったT-7練習機。T-7なんて、元を辿ればT-34メンターを改良し国産化したT-3を経てさらにそれを改良したのがT-7ですから、もうこれ以上の発展の余地がない機体なんですよね。まだしばらく飛ぶでしょうけど、こういう機会を見つけて撮っておかないとです。

小松基地のスペマF-15Jは格納庫へ。これらの機体は翌日月曜日に帰投しました。
久しぶりに見たタイガーエアに続き、オスプレイも帰投します。事故があったので来るかどうか心配でしたが、操縦ミスによるものとのことで、飛行再開できてよかったですね。夕日に照らされ一番エモく撮れました。

最後に帰投したのはC-130Hでしたが、これは帰りに寄ったそららから拝むことが出来ました。

これで2024年のイベントも締めとなりますね。今年は移動機材として自転車を更新したりしましたが、今回の百里基地航空祭でその課題も見えたので、自転車はアクセサリ類をまた購入したいな。カメラは…もういいや今ので理想の体制ですし。でも重たいレンズ、ロクヨンは軽くしたいな…、そんな事を考えながら締めとします。

【百里基地】百里基地航空祭 2024/12/8の記録 その1

航空祭本番当日です。この1年のために働いていたと言っても過言ではないです(笑) 色々準備してきましたから。

可愛いお目々のヘリコプター、もう数年内には退役が見込まれているE-2Cの461号機は今や希少な4枚翅ペラ機です。

今年は地対空ミサイルの展示もレーダーをグルグル回転させて気合が入っていますね。偵察飛行にF-2が上がります。筑波山も映えて、気持ちの良い晴れですね。その代わり寒い! 今年はワークマンで買った防寒パンツで挑みましたが、買って正解でしたね。足元の冷えがかなり軽減されました。

そしてまずは経過飛行展示です。
百里基地所属の3SQのF-2戦闘機とT-4練習機、百里救難隊のUH-60JとU-125Aが上がります。

F-2戦闘機も上がり、まずはフォーメーション。

続いてゲスト機、小松基地所属の306SQのF-15Jの機動展示です。
2機ともスペシャルマーキング(スペマ)機体ですね。エアブレーキ展開してのパフォーマンスもF-15Jならではですね。

予行でも素晴らしい機動で、主役の座を持っていくくらいの勢いでしたから、期待できそうです。
はい、期待通りでした!

すごかった! アフターバーナー全開で旋回、ハイレート、圧巻でした!

続いて救難の展示です。U-125Aも将来無人機に転換するため、こうしたUH-60Jとのコラボも後数年でしょうか? 代替機の無人機はまだ具体的に機種は決まっていません。海上自衛隊はシーガーディアンを導入決定し、P-1哨戒機の調達数を減らすことになりそうですが、空自のU-125Aの代替はどうなるのか…

さて、ここまででお腹いっぱいですが、この後はF-2戦闘機の機動展示です。その写真はまた。

入間航空祭2024 その2

続きです。午前の演目ラストは、U-4とC-1、C-2による飛行展示です。

ちょっと展示的には地味目だったかな~。

午後からは入間基地で5年ぶりのブルーインパルスの飛行展示。

入間基地はエプロン地区は午後からが順光で映えるんですよね。とは言え、レンズの向きが変われば光線状態も当然変わるので、快晴は快晴で光の状態は難しいことも多いですね。

とは言え晴れてよかったですね。第1区分による演目となりました。久しぶりに見た気がするな。
2018年の歌舞伎のC-1が飛んだ年の入間航空祭は快晴で、ブルーインパルスも良かったのですが、2019年は曇天でブルーインパルスも区分を下げての演目しか出来なかったですからね~。

ブルーインパルスの機体でもあるT-4練習機は導入から35年以上経過し、後継機が日米共同開発とされてますが、現在のところ完全な新規開発なのか、海外の既存機体の改修なのかは決まっていません。
T-4の純粋に練習機としての使い方は、学生が操縦するためさほど負荷がかからないようで機体寿命はまだ十分残っているようですが、ブルーインパルスの機体はそうもいかないため、ブルー仕様の機体は新造機が全て用廃となっていて、今のブルーインパルスの機体は保管機や現役練習機からのブルー仕様に改修したものです。

スタークロスはスマホの超広角でも入り切らなかったな~

何だかんだでブルーインパルスを楽しみました。これが目的の人も多く、今年の入間航空祭は観客動員数が25万人とのこと。30万人超えの年もあったので、それからすると少し減っていますが、それでも25万人という、地方都市の人口に匹敵する観客がここ入間基地に集結したみたいですから、本当にすごいことです。
それだけ交通機関が発達している、輸送能力があるということですね。

そしてこの後は、これが自分にとってはメインのイベント、C-1の031号機のラストフライトです。その写真はまた次回に。


スタークロスは入らないけど、引きのブルーインパルスの写真はこのレンズで撮影しました。Z 180-600mmと共に、このZ 24-200mmがあれば、この2本で航空祭はほぼカバーできますね。

入間航空祭2024 その1

ギリギリまで雨予報だった入間航空祭は一転して快晴となりました。ということで昨年度(2024年1月)は中止となってしまった入間航空祭でしたが、2年ぶりの開催となりました。
またブルーインパルスは入間基地に来るのは5年ぶりというのもあって、かなり混雑が予想されましたが、朝一から長蛇の列でしたね。

混みっぷりは相変わらずですね

遠くからブルーインパルスを眺めて…

朝なのでまだ陽炎が出ていない!

まずはEC-1の展示飛行です。電子戦訓練機EC-1は、1980年代にC-1輸送機を改造してJ/ALQ-5電波妨害装置を搭載した機体で、大きアンテナフェアリング(レドーム)が特徴です。特に機種の出っ張りは、通称「カモノハシ」と呼ばれていました。
機首やおしりの部分にはフェイズドアレイ方式の妨害電波発信アンテナが入っているようです。
こちらのページに詳細に書かれていますので、ご興味がある方はご確認を。 

長年入間基地に配備されていましたが、秘匿性の高い機体とされていたからか不明ですが(外観だけでは秘匿すべき機密なものはないと思いますが)、これまで入間航空祭で公式に展示や飛行を行ったことはなく、イベントではいつも駐機場の遠いところに置かれているか、格納庫に入っていた機体で、あまり日の目を浴びることはありませんでした。

既に今年度で退役することが決まっているため、餞(はなむけ)として、今回初めて、そして最後の入間航空祭での展示飛行となりました。