【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生

群馬県にもいいお酒はたくさんある、とい浮きかけの1つとなった、松屋酒造の「流輝(るか)」。

冬から春にかけて販売される、赤色酵母を使った桃色のお酒。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生

妻も大好きなので、思わず写ってしまいました(笑) モザイクかけときました(笑)

日本酒は、通常透明からやや黄色みがかっていますし、にごり酒だとしても、そのにごりは米の色ですから、通常は白ににごります。
が、このお酒は見ての通りピンク! やや赤に近い濃い桃色です。これは澱を混ぜた状態ですが、沈殿していると、上澄み自体は透明に近い色です。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生

酒米は五百万石、精米歩合は55%と結構削っています。日本酒度は-36と甘口です。しかし、ただ甘いだけでないのが、このお酒の特徴で、酸度も3.8と高いのです。
ただ、こうしたスペックと味が必ずしもリンクしないのが日本酒の醍醐味でもあります。

澱を混ぜれば桃色のイメージ通りの味を楽しめます

不思議ですよね~。酵母の力で、こんなに色がつくのですから。アデニン色素要求性株という酵母の働きだそうです。この色合を出すのは

さてお味ですが、桃色だけに、上質な白桃を思わせる、こってりとした甘さの中にも酸味があり、そして今回は苦味も適度に入ってきますね。なので、ただ甘い酒、ではないですね。
甘さに関しては、日本酒度-36から想像する甘ったるさはまったくなく、程々に甘い程度です。
ジューシーなのに、酸味があって切れるので、嫌な甘みが残らないのも良いですね。

アルコール度数は少し低めの14度、飲みやすい。妻も自分もぐんぐん進みます。甘いだけではないので、食前酒やデザート酒としてだけでなく、濃い味系の食事とよく合いますね。

今期の、ももいろ流輝、なかなか良く仕上がっていますよ。

【埼玉】旧新井邸

矢納発電所跡を後にして次に向かったのは、矢納発電所を運用廃止にした下久保ダム神流湖畔の道路に沿いにある廃墟。

ところが道中、通行止め。カーナビ上でも通行止め表示にはなっていたので、駄目なら諦めようとは思っていた。
いざ来てみると、通行止めは確かなのだけど、レンタルボート屋さん神泉ボートは営業中の表示。行けるのか行けないのか?
通行止めの理由は不明だけど、落石が多いようなので、道路状況が悪いのか。でも神泉ボートは営業中で矢印がこの先を示しているし…。

一休さんの禅問答みたいな状態ですが、本当に通行止めなら、車は通せないよう、鎖や門でもっとガードしているはず。
が、本当に道が荒れているのだとしたら、ミニバンのエスティマでは難しい? 実際、長年山道を走った経験上、車高を落としたアコードユーロR ですら、割と通れて立ち往生した経験はないけど、なにせ全長が長いミニバン、切り返しが難しい。

苦渋の決断の上、嫁車エスティマはここに置いて、歩いていくことに。

※「通行止め」は、法的には車両だけでなく人も通行できないことを示しています。車だけだと「車両通行止め」です。

距離的には、目的地までは徒歩20分程度で行けそうです。Googleストリートビューも確認済み(便利な時代です)。

幸い、お昼近い時間、寒いけど風はなく、歩いているとポカポカしてきますね。誰も居ない道を、カメラ1台だけで、トボトボと歩きます。道は…全然エスティマでも走れそうな状態。途中少し小さな落石があった程度。
途中、軽トラが停まっていました。荷台には猟犬用と思われるケージが。山の奥の方でガサゴソ音がしたので、猟を行っているのでしょうね。通行止めだけど、結局車で入っているじゃんと。

目的地到着。この看板が目印、ストリートビュー通り、ずっと置いてあるようです。車道からは、目的のものは見づらい。

旧新井邸、通称新井さんち。
何故この名称で呼ばれているかは、探偵ファイルさんの古い記事に、1988年(昭和63年)の地図に「新井別邸」と書かれていたからだそうで。
昔は、こうした地図に個人宅名まで書かれたものが、普通に出回っていました。個人情報保護の現在では信じられないかもしれませんが、自分の子供の頃は、ネットもないし、Googleマップも実用的になったのは21世紀に入ってからですからね。

ここは元々村だあったようで、この建物の新井さんちは、下久保ダム建設反対派の家だったという噂もあったようですが、定かではありません。
事実として分かっているのは、確かに新井さんの所有する建物であること(周辺は新井性が多いそうです)、元々母屋が車道側にあったのが、2011~2012年に解体されていること、今残っているこの2階建ての建物も、かつては障子が貼られていたようで(現在は枠のみ残っている)、昔の大きな家によくある、母屋と別邸という厚生だったようですね。

ご覧の通り、すでに土壁の多くは喪失、柱も根元部分は腐ってズレたり痩せたりしています。
横から見ると、建物が曲がっていて、倒壊も時間の問題でしょうか。と言いつつ、柱がしっかりしているので、割と頑丈そうではあります。

あまり残留物はなく、というより埋もれてしまっているのでしょう。
懐かしい2槽式洗濯機が転がっていて、その上には柚子?が生えていました。洗濯機のホースが劣化て、カールコードのように。
肥料の袋があり、畑もあったのでしょうね。

少し斜面に登って建物を確認。昔のしっかりした日本家屋という印象。積雪が殆どない地域なのも、ここまで倒壊せずに持っている要因の1つかも。ただ、これだけ斜めになっていると、あと数年か、といったところでしょう。

形状的に軽トラと思われる、テールランプが落ちていました。しかし、車体は見当たらないのですが、どこに行ったのだろう?

では戻ることに。
帰り道、神流湖と下久保ダムを見ながら来る前戻りました。

ダム反対運動は確かにあったようですが、一方で、よりよい場所に転居できるから、など様々な理由で賛成派もいたようで、こうしたダムは賛成派と反対派で人々を分断させてしまう、というのはあるようですね。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米カスモチ原酒 特別限定 生酒 しぼりたて

福島県の大和川酒造店と言えばこれ、というくらいの定番酒、酒米「夢の香」のもち米を使用したカスモチ原酒。
その冬季限定、生酒版がこちら。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米カスモチ原酒 特別限定 生酒 しぼりたて

もち米を使ったお酒は、糖分が多く甘いお酒になる物が多いですが、このお酒も、まさにその典型です。

そして今回の生酒しぼりたて、いつもよりよりフレッシュさがありました!
まず、開栓後のガス感。今まではガス感は感じなかったのですが、今回は開栓時にプシュッとガスが抜けました。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米カスモチ原酒 特別限定 生酒 しぼりたて

よくそのあたりで売っている「生」のお酒、生酒は火入れしていないということなのですが、冷蔵されていないで売られている「生」の日本酒は、大抵は1回火入れしています。「生貯蔵」の場合は、貯蔵前までは火入れせず貯蔵後出荷段階で火入れしています。
逆に「生詰」は、貯蔵前に火入れし、貯蔵後そのまま出荷するお酒です。
どちらも1回は火入れしているので、酵母の酵素の働きを止めています。

生酒は、一切の火入れをしないため、保存期間でも味が変化します。今回は、そのフレッシュさが際立っていた感じですね。

色はかなり黄色い

黄色いですね。まず濃厚な米の甘さがありますが、そこにごく僅かなプチプチとしたフレッシュなガス感があります。前回以前は、ここまでのガス感はなかったから、新たなお酒に出会った気分。

濃厚な濃縮果汁の甘さを彷彿とさせますが、火入れの定常のカスモチ原酒よりも酸味もあるので、ただ甘いだけのお酒ではないのが良いです。
定常販売のカスモチ原酒のほうは、個人的にはやや甘過ぎで、あまり好みではないのですが、こちらはフレッシュさと酸味で、日本酒度-20ながらも、後味がよく飲めます。甘いは甘いのですが、後にずっと甘さが残りにくい(全く残らないとは言わないw)ので、飲みやすいですね。


大和川酒造店のお酒、いつも冬は必ずお取り寄せしているのですが、このカスモチ原酒の生酒、今回のフレッシュさは良かったですね。同じ銘柄でも、季節限定のお酒は、前と全く同じ味とは限らないのが醍醐味。続けて買うというのも楽しみの1つですね。

【百里基地】飛行始め 21/1/5の記録3

ファントムランドからF-2ランドへ(F-2はバイパーゼロなんて呼ばれたりもしますが、あまり浸透していない)となった百里基地。

3SQ F-2が並ぶ

F-2は2030年代には、後継のF-3?に転換される予定ですが、まだ開発が決まっただけのF-3戦闘機が、はたして2030年代に形になるかは結構疑問で、ファントムも40年以上使われましたし、何なら現在の主力のイーグルですら、初期の機体は40年超えですからね。
何だかんだで、F-2も40年近く使われるのでは? ただ、炭素繊維複合材を使った機体が、そこまで持つのか、というのもあるようですが。

撮影ポイントを移動。誰も居ない…。自分1人だけです。去年までのファントムラストイヤーのお祭り騒ぎが嘘のよう。でもこれが、普段の百里基地の姿、去年までのこの2,3年が少し過熱気味だったから。

F-2もB型はキャノピーが盛り上がってズングリした印象ですね。

救難のUH-60J、空中給油プローブも最初は見慣れなかったけど、今では当たり前みたいな感じですね。まだ近代改修版のII型は見たことがないけど、そのうち見られるようになるかな?

寒いし3SQの降りを撮るかどうか迷っていたら、降りてきました。
寒くて曇っていたおかげで、陽炎の影響がなく、解像感のある絵が撮れました。これが冬の望遠撮影の醍醐味ですね。
晴れていて気温が上がれば、メラメラでまずタキシングの機体はきれいに撮れないですし。
最近、テレコン付けてばかりの撮影だったので、今回はテレコンなしの600mmで撮りましたが、やっぱりテレコンなしの素のレンズの画質は良いですね。D850ならある程度のトリミングでも全然問題ないですしね。

少しシャッタースピードを落として流し撮り。といっても、自分の腕では手持ちだと1/100秒が精一杯かな。すごい人だと1/30秒で撮ったりしますが…。

ということで、1ヶ月ぶりなので、練習がてらな撮影。流し撮りも、この時期だから、陽炎の影響なくきれいに撮れるので、春までに何度かは撮影に行きたいところ…なのですが、仕事が今忙しくて、休み取りづらい状況なんですよね。

以上、百里基地3SQの2021年飛行始めでした。

【百里基地】飛行始め 21/1/5の記録2

2021年1月6日の百里基地の飛行始め、生憎の曇り空で、時々少し晴れる程度で、かなり寒かったけど、おかげで陽炎の影響がほとんどなく、記録写真的には、かなり解像力の高い絵が撮れました。腕は別として(笑

流し撮りも少し。テレコンは外しています。解像力はやっぱり素のレンズが一番ですね。
しかし、4Kディスプレイにしてから、編集時に微ブレがよく分かる。もちろん、フルHDディスプレイでも、拡大すれば同じことですが、拡大せずとも、違いがわかる。逆にぴしっとハマった写真は、ものすごい解像感で表示できます。27インチでは4Kはギリギリかも。これより小さければ、4Kの恩恵は殆ど感じられないです。できれば31.5インチ以上が望ましいですけどね、なかなか置けませんよね。

U-125A (82-3007)

雲の薄い部分と厚い部分がいい感じに入って、救難の機体に緊張感のある絵が撮れた、ような?

今日は時間がないのでここまで。

【百里基地】飛行始め 21/1/5の記録1

昨年末で301SQのファントムが飛行を終えて退役し、百里基地の戦闘機は3SQのF-2のみとなりました。
F-2も嫌いではないのですが、やっぱりファントムが居ないというのはちょっと寂しいものがありますね。

午前の最初の上がりは少し遅めでした。小中学校の始業式もありましたしね。

曇っていたので、こういう場面ではF-2の洋上迷彩は撮影が難しいですね。
563号機はJ/AAQ-2 FLIR(赤外線前方監視装置)のポッドを搭載しています。ナイトビジョンゴーグルに対応した機体ですね。

午後はタッチアンドゴー訓練でした。

撮影も1ヶ月ぶりなので、リハビリを兼ねて。少しずつ歩留まりが上がっていく感じですね。それにつれて、シャッター速度を少しずつ落としていく感じでした。

しかしまあ、ファントムが居なくなったというだけで、飛行始めの割にはギャラリーは少なめ。まあこれがいつもの感じなんですよね。去年が異常だったというか…。

続く…

【埼玉】矢納水力発電所跡

埼玉県と群馬県の県境。

群馬県と埼玉県の県境

渓谷に存在した水力発電所です。前回は2013年に訪問しており、再訪となります。

1914年(大正3年)に武蔵水電株式会社が、川越電気鉄道と周辺地域への電力供給のために建設した、埼玉県発の水力発電所です。
出力1100kWでした。

矢納発電所跡を眼下に見下ろす

1966年(昭和41年)、下久保ダムの建設に伴い、運用廃止されました。廃墟歴は実に半世紀以上となります。

前回は5月でしたが、今回冬の1月の訪問なので、樹の葉にに遮られない状態で撮影できました。

今回は初めてPC-Nikkor 28mm F3.5も使用しましたが、建築物を歪まずに撮影できるのは、大きな収穫でした。
冬の澄んだ空気で撮影すると、2013年5月の撮影の時とは、随分印象が違います。
私にしては珍しく、デジタル一眼レフ撮影でしっかり三脚を使用し、ISO感度は64に固定。D810もD850も、標準感度はISO64からのため、往年の銘フィルム、Kodachrome64で撮るかのように、しっかりと1枚1枚撮りました。

後半は、三脚を外し、超広角で撮りたくAF-S 16-35mmに切り替えましたが、広角特有のバースが付きすぎてしまい、もっと広角のPC-NIKKORレンズが欲しくなりますね。

併設された木造の職員待機所は崩壊が進みつつありましたが、レンガ造りの発電所は、大正時代の面影を今なお残していました。

【大和川酒造店】純米 SUN

酒が進むので、買ってきた酒もどんどん空いていく三が日でした。

最後は前日に引き続き、大和川酒造店のお取り寄せのお酒ですが、こちらには「弥右衛門」のブランド名が付かない、昨年初めて出来たお酒、「SUN(さん)」を呑んでみました。

【大和川酒造店】純米 SUN

生酛仕込みの製法をを応用した…とありるので、生酛仕込みそのものではないと思いますが、生酛仕込みでは、蔵付きの天然乳酸菌を取り込むことで、雑菌やその他野生酵母を駆逐するのですが、通常はその後に、酵母を投入し、乳酸菌の酸味は減るのですが、このお酒はその酸味を強調しているようで、酸度は4.5と一般の日本酒より高めです。

酒米は情報がありませんが、精米歩合は60%、アルコール度数は13度と少し低めで、日本酒度は-30と甘口です。

瓶はスマートで、四合瓶より小さい500ml、お値段も税別800円とリーズナブルですが、きちんと純米なのがすごいです。

個人的に酸味のある日本酒は好きなので、結構好みです。甘口のお酒なので、乳酸菌飲料に近い感じかと想像しましたが、そこまで強調された酸味ではなく、あくまで自然な酸味。決して強調しすぎていない酸味です。ですから全体としてもバランスが良く、適度に苦味もあり飲みやすいです。辛さは、あまり感じません。
酸味だけで言えば、以前呑んだことのある龍勢だったかな…あの辺のほうが超酸味でしたが、こちらはあくまで、一般の日本酒よりは酸味がある、といった程度なので、飲みやすさの点では断然こちらでしょう。とても爽やかなお酒です。どちらかというと、夏に呑みたい感じですね。


さて三が日も終わり、通常運転に戻していきたいと思います。こんなにハイペースで酒ばかり飲んでいたら、体とお金が持たないですから(笑

【大和川酒造店】弥右衛門 純米にごり酒 月あかり

正月なので、飲んだくれています(笑
年末から色々呑んでいます。
今回はお取り寄せ日本酒、福島は大和川酒造店の弥右衛門(やうえもん)の純米にごり、月あかりです。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米にごり酒 月あかり

こちらは通年酒です。実は去年も当ブログで紹介しています。大和川酒造店ではおなじみの酒米「夢の香」を使用し、精米歩合65%と削りすぎず、日本酒度は-15度と甘口です。

火入れ酒なので、プチプチ系ではありませんが、癖のない素直な甘みが持ち味です。適度に酸味と苦味もあり、甘み主体ながら、甘すぎずバランスが良いお酒です。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米にごり酒 月あかり

食前酒に、とHPに書かれていますが、割と食中でも行けてしまいますね。
とろっとした感じは、以前より後退し、よりサラッとした印象です。
大和川酒造のお酒は、全般に甘い系のお酒も、ただ甘いだけでなく、酸味や苦味とのバランスも良いので、呑み飽きないのですよね。
まだまだ関東圏では、それほど有名ではないお酒ですが、なかなか良いのが揃っていますよ。

【新政酒造】瑠璃(ラピス) 2019 -Lapis Lazuli- 別誂中取り 生酛木桶純米

大晦日に開けたお酒です。いやね~、これはなかなか手に入らないやつですよ。お店に1本だけあり、思わず手が伸びてしまいました。

【新政酒造】瑠璃(ラピス) 2019 -Lapis Lazuli- 別誂中取り 生酛木桶純米

新政酒造のColorsの瑠璃(ラピス)ですが、ただの瑠璃ではありません。
なかなか手に入らない、別誂(べつあつらえ)中取りです。

【新政酒造】瑠璃(ラピス) 2019 -Lapis Lazuli- 別誂中取り 生酛木桶純米

お酒は、上槽で醪(もろみ)を酒袋に入れて搾る際に、搾って最初に出る部分を「あらばしり」、その中間を「中取り」、そして最後に圧力をかけて搾る部分が「責め」と呼ばれます。
一般に、中取り部分が、最もそのお酒の最もバランスの良い味が取れるところと言われています。

瑠璃(ラピス)は、新政の特約店で手に入りますが、その中でも別誂中取りは、数が少なく、あまり見かけない。新政が好きなら、見つけたら抑えておく、といった感じですかね。

新政は人気故に転売されることが多いためか、特約店名入り(購入店は非公開とします)

きちんと特約店名がラベルに印刷されています。
近年、ネットで転売されることも多い新政、転売を重ねて途方も無い値段になることもありますが、正規の価格で買いましょう。転売過程で温度管理も不十分だと、本来の味になりませんので。

酒米は美山錦、精米歩合55%、協会系6号酵母使用。

さて、木桶にこだわっている新政です。が、今回はちょっと木桶の香りと味を強く感じました。
独特の酸味やラピスらしさもありますが、やや木桶の癖が強いため、好みが分かれそうです。個人的には、もう少し木桶の味は抑えても良いかも。まだ桶が若いからかな?
生酛造りから感じさせる、コシの強い昔ながらの日本酒らしさよりも、乳酸菌による酸を感じさせる作りです。ちょっと物足りないかな、という気もしました。

ところが温度が上がると、甘みが出てきて、同時に軽快かつしっかりとした米の味も感じられるように。冷えた状態では、木桶の味がやや主張しすぎているように感じましたが、温度を上げるにつれ、バランスが整ってきた印象。

【新政酒造】瑠璃(ラピス) 2019 -Lapis Lazuli- 別誂中取り 生酛木桶純米

ちょっと難しいタイプの日本酒かも。温度でかなり印象が変わります。加えて、少し空気に触れて時間が発つと、より甘みも増す印象。
癖はそこそこあって、それでも妻はうまいうまいと呑んでいたので、この癖は個性が強すぎ主張し過ぎの癖、とはまた違うのでしょうね。

これは同じラピスのノーマルも呑んでみたいな。まだお店にあるといいけど。
結局大晦日に開けて、日をまたいですぐに呑みきってしまいました。


我が家のおせち

今回はここ何年かでは、初めて帰省しないお正月となったので、おせちも自宅で。この位の量がちょうどよいですね。

帰省しないで、のんびり過ごしています。