年始に長瀞蔵で購入したお酒2本目。
酒米に埼玉県産の「さけ武蔵」を使用した、長瀞蔵を代表するお酒。
その中取りです。お酒を搾る順番として、順にあらばしり、中取り、責めとあるうちの真ん中、最もバランスが良い部分を詰めたお酒となります。
協会系7号酵母を使用、精米歩合60%、日本酒度は+1と中庸。
爽やかな吟香とともに、まず冷酒でいただきます。冷えた状態でも、しっかりとしたメロンを彷彿とさせる甘み、そしてその後にどっしりとした辛さの余韻、これぞバランスの良い日本酒といった趣。
フレッシュさはあるけど、決して軽い味ではなく、どっしりさも兼ね備えています。なので、日本酒初心者向け、という感じではないかもしれないけど、フルーティさだけが日本酒じゃないぞ、というしっかりとした主張を持っています。
ちなみに、開栓初日のお食事がこちら。
COVID-19のおかげで、妻の職場で毎年行われていたクリスマスパーティが中止に。その代わりにお取り寄せグルメとなりまして、こちらをチョイス。
近江牛のすき焼きです。近年は高級牛肉と言えば「松阪牛」のほうが有名ですが、近江牛のほうが和牛としては歴史が長く、江戸時代から食べられていたそうです。
肉の脂身の融点が低く、胃もたれしにくいのが特徴だそうです。
しっかりした肉厚で、ことさら霜降り感を強調せず、しっかりとした肉の味が出ています。
あ、この味に負けない、食中酒に最適なのが、今回の長瀞 中取り 純米無濾過生原酒でした。