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山の日にじゃぶじゃぶ池で水遊びなど

帰省移動中につき、予め書いていた記事です。今頃は青森に着いているはず?

ということで、8月11日山の日、Yamaroの職場は本来祝日は関係なく出勤ですが、この日は妻が仕事のため有休。子どもたちを連れて練馬区の光が丘公園へ。
夏限定のじゃぶじゃぶ池で遊びました。

水着で大はしゃぎの息子。たまたま友達がいて一緒に遊んだ娘さん。
スカッと晴れて、暑すぎない午後3時過ぎに行ったのが良かった。うだる暑さではなくて良かったです。外遊び、近年は熱中症が怖いですからね。

加えて新型コロナも大流行なので、子供らにマスクは外さないように念押し。暑いし水遊びの邪魔なので外したがるけど、そこはグッと我慢。

NIKKOR Z 24-200mm この条件では逆光耐性はいまいちかな

今回の撮影で使ったNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3は、高倍率ズームとしてはかなり優秀なレンズで、最近はこの1本でスナップを済ませることが多いですが、上のようなやや斜めから光源が入る場合の逆光耐性がいまいちかな。このときはちょっと前玉が汚れていたのもありますが。

この条件だとゴーストとフレアは少なめ

面白いことに、近い画角でも太陽光を入れる角度が変わると、それほどフレアもゴーストも出なかったり。ズームレンズで複雑な光学系なので、本当にごく一定の条件でのみ、逆光耐性が悪化するけど、それ以外は概ね実用的ですね。

夏休み最後は光が丘公園で水遊び

娘の小学校の夏休みも後少しで終わり。
北海道出身のYamaroからすると、なんて長い夏休みだろうと思いますが(北海道は夏休みがお盆明けぐらいまで)、長かった休みも終わり。もっとも、学童に通っているので、純粋に休みという感じでもないですけどね。

そんなわけで、最後に夏らしい遊び、ということで、今月いっぱい遊べる、練馬区は光が丘公園のけやき広場にある水遊び場に行ってきました。
去年はコロナ禍でやっていなかったけど、今年はやっているようです。(2021年は8月末まで)

あいにく天気は曇りでしたが、それが返ってよかったかな、気温が高くなりすぎず、熱中症の心配がないくらいでした。もちろん定期的に水分補給はしました。

光が丘清掃工場の煙突

近くで見ると、光が丘清掃工場の煙突、大きいですね。そしてこの天気、雨降りそうで降らなかったけど。

あまり暑くなかったので、たっぷり3時間以上遊んでいました。飽きないのね…。息子は調子に乗って、噴水を作ってみんな水浸しでしたが、子どもたちはみんなはしゃいでいたので良しとしましょう。

そんなこんなで夏も終わりですかね。そろそろ気温も下がり始めてきている感じですね。

3本の単焦点レンズでスナップしてきた

GWも早いもので半ばです。ご近所の公園で、子どもたちを遊ばせがてら、スナップ撮影してきました。
Nikon D850に、3本のレンズ。AI AF Nikkor 20mm f/2.8DAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDAI AF DC-Nikkor 135mm f/2D、よく使うレンズ3本セット。

■AI AF Nikkor 20mm f/2.8D

Nikon D850+ AI AF Nikkor 20mm f/2.8D

AI AF Nikkor 20mm f/2.8Dは、最近ディスコンになったDタイプレンズの1つ、光学系はMF時代からそのままですが、去年バルサム切れの修理で光学系を一新しました。

画質は、古い広角レンズ故に、最近の設計のレンズと比較するのは酷ですが、中心部はきちんと解像します。色乗りも悪くないですね。バルサム切れの持病を抱えたレンズなので、仮に中古で買うとしたら、できるだけシリアルナンバーの新しいレンズ、もしくはRoHS対応のレンズに交換済みの個体がおすすめです。
最近のレンズは単焦点でも大きく重いものが多いので、このレンズはf2.8という特に明るくもないレンズ故にコンパクトなのが魅力で、もう1本カバンに忍ばせておけるのは利点です。

ボケ味はいまいちなので、f4くらいに絞るのがおすすめです。

■AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED

35mmという準広角、人によっては(Yamaroにとってもですが)標準レンズ。
すべて絞り開放で撮影。流石に設計の新しいレンズだけに、そつなく写ります。35mmだけに、開放でとっても大きくはボケません。が、それだけに扱いやすいというか、自然な立体感を出せます。個人的に、人間の視覚に使い感覚なんですよね。なので、スナップレンズとして1本だけ持って行けと言われたら、迷わずこのレンズです。
ものすごい個性があるわけではないレンズなので、写真の腕が素直にわかります。
これで納得がいく写真が撮れることは、スナップの腕が確か、ということかな。

■AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D

135mmという中望遠単焦点というだけでも、写りは期待できそうなのに、更にボケ味をコントロールできるDC(DEFOCUS IMAGE CONTROL)機構を搭載しているレンズ。こちらもDタイプレンズとして最後までありましたが、ディスコンになってしまいました。
Zマウントでぜひ復活して欲しいレンズの1つ。やっぱり楽しいレンズなので、撮影も進みます。
ボケ味は後ボケを重視するか、前ボケを重視するかをDCリングを回して決めることが出来、中立にすれば通常の中望遠レンズとなります。
球面収差の補正量を少なめにすると後ボケが柔らかくなり、過剰補正にすると前ボケが柔らかくなる、という仕組みだそうです。

2枚めの写真のように、前後にボケがある場合は、中立かF側(フロント側)にするのが無難でしょうか。作例ではR側(リア側)にDCリングをセットしたため、前ボケは輪郭があってやや硬い印象です。

3枚めと5枚めは、F側にセット、特に5枚目はかなり過剰にF側にセットしています。飛行機が中央に来るように撮りたかったけど、少しタイミングがずれてしまいました。失敗ですね。
3枚目は絞り開放で、DCリングはF側2.8にセット。このくらいが幻想的に写りますね。

このレンズの欠点としては、絞り開放では軸上色収差の影響が多めで、フィルムではあまり問題になりませんが、デジタルでは顕著で、光線状態よっては目立ちます。1段絞るだけで、ほとんど目立たなくなります。
軸上色収差は、RAWであれば現像時に補正可能ですが、JPG撮って出しでは補正できないので、気になる場合はRAWで撮って後補正することをおすすめします。


ゆったり過ごすGW、前半はカメラの修理でしたが、後半に向けては何をしようかな。天気も後半は少し崩れるみたいですが、1日は何処かに撮影しに行きたいです。もちろん、人のいないところですが。

AI Nikkor 50mm f/1.2Sの魅力

何度か書いていますけどね。改めて良いレンズなんですよ。AI Nikkor 50mm f/1.2S

ふとこのレンズで撮りたくなる。そんな不思議な魅力があります。何より質感が最高に良い。ねっとりとしたフォーカスリング、カチッと決まる絞りリング。古き良きニッコール。
D850なら、レンズスペックを登録すれば、絞りリングに連動してf値も伝達され、Exifにも記録。これはZシリーズのマウントアダプタFTZにはないですからね。

上の作例は、絞り開放f1.2で撮影。絞り開放では球面収差の影響でふわっとした描写になりますが、きちんと等倍で観察すると、ピント面の心はきちんと出ていて、中心部は意外と解像力があることがわかります。背景をやや遠くにすると、少しグルグルボケみたいに感じますがそこまで癖は強くありません。

よくこのレンズはクセ玉と呼ばれたりしますが、個人的には、この時代の大口径レンズとしては、このくらいはごく普通というか、むしろそこまで癖は強いとは思いません。最近のデジタル用に設計された、絞り開放から球面収差が少なくカリカリの解像力、一気にボケる、といった特性のレンズに慣れていると、クセ玉に感じるかもしれませんが。

そして、40年前の設計のレンズにも関わらず、絞り開放からコントラストがしっかり出ています。私の所有のAI 50mm f/1.2Sは、最後期製造のものと思われ、コーティングは90年代に改良されたスーパーインテグレーテッドコーティングになっています。もちろん、コーティングだけがコントラストを決めるわけではないですが。

遠景を絞り開放で撮る

遠景を絞り開放で撮る、ってことはあまりない状況ですが、あえて撮ってみました。前ボケもかなり柔らかい描写ですね。さすがに収差だらけな感じです。
コントラストも出ていないように見えますが、実は元の写真はかなりコントラストが出ていて、RAW現像時に「フラット」に設定しています。「フラット」ではコントラストがかなり浅くなるので、普段あまり使いませんが、ここでは黒く潰れたと思われていた部分も、しっかり諧調が出ていることが見て取れます。
軸上色収差が少し発生していたので、RAW現像時に除去しています。

流石に周辺は少し解像力は落ちていますが、中央部分はなかなか良いですね。

f2.8に絞れば、カリッとした描写に

絞り開放が大口径レンズの魅力ですが、絞ればこの通り、カリッとして現代のレンズと遜色ない描写です。ボケは少し固めかな?

やっぱり開放で撮る

ピクチャーコントロールをダウンロードしてきた「ASTIA」で仕上げてみました。あっさり目の発色、ちょっとリアルなASTIAと違う気がしますが(本物のフィルムのASTIAはもう少し発色します)、曇天の雰囲気が出ていますかね。こんなに被写体(中央)が離れていても、背景がボケます。

個人的には、新しいNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sと描写比較してみたいですね。その前にZマウントのカメラを買わないとですが。

光が丘公園でまったりとスナップを

昨日は妻がお仕事だったので、子どもたちを連れて光が丘公園へ。

曇天だったので、フィルムでなくD850に、PC-Nikkor 28mm f/3.5(new)、AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED、AI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dの3本のレンズで。

AF-S 35mm f/1.8Gは、絞り開放だと、周辺減光がそこそこ大きいので、雰囲気のある絵が撮れるんですよね。それでいてボケすぎない。絞ると全体でシャープネスも向上します。スナップに汎用性の高いレンズです。DX専用の35mmよりも画質も良好です。

PC-Nikkor 28mm f/3.5(new)は、シフトレンズなのでイメージサークルが大きく、シフトさせずに使えば、古いレンズにも関わらず、周辺もシャープです。そして、マニュアル絞りは少々面倒なので、スナップ的に使うのなら、常に絞り開放で使うのがベストに感じます。D850ではライブビュー時にフォーカスピーキングも使えるので、ササッとピント合わせして撮るもよし、目測である程度見当をつけてフォーカスリングを回して撮るもよしです。

AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D、何度も紹介していますが、収差をコントロールできる唯一のレンズで、先ごろ生産完了となってしまいましたが、中古市場にはそこそこ流通しているため、ぜひ手にして欲しいレンズです。このレンズを使う前は、135mmという半端な焦点距離、使いみちがあるのかなと思いましたが、慣れると被写体と程よい距離間を保ちつつ、クローズアップできる焦点距離なんですよね。
個人的にこのレンズは、5~10m先の被写体を撮るのに適していますね。
ただ、比較的軸上色収差が出やすうレンズでもあるので、気になる方はRAWで撮って修正は必要だったりします。

今回は、無限遠の被写体である、光が丘清掃工場の煙突の手前に、木の葉がかぶるようにして、前ボケのテスト比較をしてみました。絞りは開放で。
個人的に、前ボケは後ボケほど気にならない、というか気にしない、というのはちょっと語弊がありますが、前ボケは多少のリンク角は出ても気にしないのですよね。これが後ボケだと気になるのは、距離感とボケに、何らかの相互作用があるのかな?と思うのだけど、それを言葉にするのが難しいですね。
この比較では、Front側にリングを回すと、主要被写体もコントラストが低下して、シャープネスも低下します。この作例だと、あえてDCリングは操作しないほうが、個人的には好ましく感じました。

あまり前ボケを意識した撮影を普段しないので、DCリングのFront側は、使い方が難しいですね。


娘の小学校で、どんぐりを拾ってこいとのお達し、どんぐり拾いをシて帰りました。まだどんぐりは、実がなり始めた時期で、青い実が多いですね。

スカッと晴れた秋空でまた撮りたいですね。

実はフルサイズ用大口径最安値? AI Nikkor 50mm f/1.2Sの魅力

AI Nikkor 50mm f/1.2S

HPにも既に記事を書いているAI Nikkor 50mm f/1.2Sですが、昨日遊びに行った光が丘公園で撮影して、改めて使っていて楽しいレンズということを再認識させられたレンズです。

大口径ニッコール、実は手に入れやすい価格だった

私が持っているのは、この10年内に生産されたと思われる”最新版”ですが、AI Nikkor 50mm f/1.2Sは、1981年の発売以降、40年にも渡って販売され続けている、今や希少なMFニッコールの1本となります。


中古なら、40年間販売しているため程度もピンきり、それこそジャンクで数千円というのもありますし、程度中で3万円台ですし、新品でも6万円前後で購入可能です。

今でこそ、大口径レンズはミラーレス時代となり、レフ機より比較的設計しやすくなったようですが、同時にレンズの高性能化に伴い高価格化も進んでいます。
そんな中、Nikonの純正レンズが、MFレンズとはいえFマウントでもっとも明るいレンズが6万円台で買えるのですから、今となってはコスパ抜群です。

Carl Zeissブランドなど、MFでも純正より高価なサードレンズもある時代ですから、選択肢はより広がっていると言えますが、MFニッコールなら手が出しやすい値段です。そして今時のレンズと違い、絞り値による描写の変化が大きいので、絞り値による表現の違いを出す事が可能です。最新設計のレンズは、絞り開放からシャープネスと美しいボケを両立していますが、40年以上前の設計の本レンズは、当然それと比較すると、古典的な描写となります。が、それが返って楽し買ったりもします。

開放でのMFは難しい、でもうまく行ったときは楽しい

これに尽きるかなと思います。ミラーレス機の場合は、簡単に拡大してピントを追えます。一眼レフだと、ファインダのマット面、AF機ならフォーカスエイドでピント合わせは出来ますが、ピントの薄い大口径レンズ、なかなか難しいです。

とは言え、AI 50mm f/1.2Sは、開放でも収差の中にピントの芯はしっかり出ていて解像力は高いため、比較的MFはしやすいレンズです。

久しぶりの光が丘公園、天気もよく気温は高い。でもマスクは欠かせない、ちょっと動くだけで汗が出ます。子供たちにかき氷を与えました。
中心部の解像力は高く、その周辺に収差がまとわりつきます。よく開放は柔らかい描写、と言われる本レンズですが、それは収差のせいであって、きちんと解像力は出ます。ポートレイトでは、ある程度残存収差があったほうが、好ましい描写になる場合も多いでしょう。

開放では軸上色収差は多め

絞り開放では、特に線の細い被写体で軸上色収差による赤や緑色の色ズレが目立ちます。これは絞ることで解消され、f1.4に絞るだけでも半減、f2になるとほとんど目立たなくなります。

f4で高解像力レンズに

f4では解像力は極めて高くなる

設計の古い標準レンズの良いところで、f4まで絞れば、解像力は極めて高く、カリッとした、いわゆるニッコールらしい描写となります。風景なんかは、f4~f8で撮ると、ほぼ全域で解像力の高い、収差のない描写が得られます。f1.2~f1.4までと違い、f2に絞るだけでぐっと収差が目立たなくなり、f4でほぼ収差がなくなります。
この描写の変化が、このレンズの真骨頂でしょう。

でもやっぱり開放が楽しい

とは言え、やっぱり開放で楽しむのが正解かな? 絞って描写がいいレンズは、今時のレンズなら、安物でも十分解像します(安いズームだとまれにウーンとなるものもあるけど…)。せっかくあえて古い設計のレンズを使うのだから、そのレンズの個性を出して撮るのが楽しいですよ。

今はソフトで周辺減光させるのも一般的ですが、このレンズなら撮って出しで良い感じに減光します。

私のはコーティングが90年代に改良されたスーパーインテグレーテッドコーティングのレンズとなりますが、それ以前はコーティングが異なります。この辺りは好みもあるかと思いますが、コーティングについては最新に越したことはないかなと思います。
中古を狙うなら、後期型を狙うのが良いでしょうね。