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スタジオマリオで七五三の写真を撮ってきた

今年5歳の息子の七五三写真、そろそろ予約しないとねと6月上旬に妻と話していましたが、撮影金額値上がりするとか、七五三の日に近くなるほど予約も埋まります。
なので、去年の娘の七五三写真と同様、スタジオ撮影は早めに済まそうということで、空きのある日と時間を見繕って予約して、昨日撮影してきました。

6月でも行ったら結構混んでいましたが、自分たちは15時からの予約だったせいか、それがどうやらその日の最後の予約時間だったらしく、結構時間をとって撮影から写真の選定まで出来ました。

スタジオマリオならスマホの動画撮影はOK!

通常、フォトスタジオでは、撮影厳禁ですが、以前からスタジオマリオは、ビデオカメラによる動画撮影は、スタジオ写真撮影の妨げにならなければOKでしたが、我が家にはビデオカメラはありません。一番上の娘が生まれた8年前から、デジカメでの動画撮影を行っています。その当時からフルHDで撮れましたし、もうスマホなんかは数年前から4K動画撮影もできていたりします。

スタジオマリオも、もうビデオカメラの時代ではないと言うことなのか、方針変更したようで、スマホであれば動画撮影はOKとなっていました。

ということで、妻と一緒に、子供らの撮影風景はスマホで撮ってみました。

自分は初代のXperia 1(SO-03L)ですが、この機種はもう4K30pですが、HDR動画にも対応しています。対応ソフトで再生しないと眠い絵になりますが、それだけ広いダイナミックレンジを持っているということです。
今回は、その動画から静止画に切り出してみました。

スタジオマリオでの七五三撮影風景(4K動画から静止画切り出し)

色は少し濃いめですが(色調は未調整)、ブログ系程度なら問題なさそうです。4K動画は800万画素ありますが、当ブログではフルHD相当に解像度は落としています。
動画切り出し、これを写真にするとなると、細部の潰れなど気になり、圧縮動画の限界は感じますが、ブログ程度なら普通に使えますね。
ただ、一部にある4Kや8K動画が当たり前になれば、スチル写真は要らなくなる、という考え方には反対です。スチル写真と動画は表現の仕方が異なります。
シャッタスピードの概念の違い、一般的な動画の圧縮特性など考えると、動画切り出しもモノによっては使えるが、それですべてが事足りるわけではないのです。
特にスポーツ写真や動きの激しい戦闘機の撮影では、動画とスチル写真の違いを実感できると思います。

ちなみに、以前のXperiaは4K動画はすぐセンサが熱くなって、2分くらいしか撮れませんでしたが、今回は8分程度は撮れました。その後は、熱を冷ましながら、短い時間の動画を撮りました。やっぱり動画の熱問題は、改善されたとは言え、つきまといますね。

スタジオマリオでの七五三撮影風景(4K動画から静止画切り出し)

娘も誕生日が近いので、ついでに撮影しました。
結果的に撮影枚数もそこそこで、購入のお値段も高く付きましたが…。

購入した写真はその日のうちにダウンロード可能!

スタジオマリオの場合、アルバムやプリント、キーホルダーなど何らかの形でプリントした写真については、写真データももらえます。それも、解像度を落とした写真ではなく、スタジオのカメラの画像データそのものがもらえます。つまり、高画質の写真データがもらえるので、そのデータで後からプリントアウトしても、品質は良いまま出来ますし、じぃじばぁばに送るなんてことも可能です。

こちらも以前はCD-Rに焼いて後日渡しだったのが、今年からは、その場でQRコードとパスワードが発行され、ネットからダウンロードできるようになりました。

発行されたQRコードから写真データの閲覧ダウンロードサイトに飛べるQR
こんな感じで購入した写真のダウンロードが可能(一括ダウンロードも可能)

これはありがたいサービスです。QRコードなので、スマホ専用かと思いましたが、ちゃんとPCのブラウザで開けば、PCにもダウンロードできます。
ちなみに、撮影したスタジオマリオの撮影機材は、FujifilmのT-X2です。2世代前のカメラですが、2400万画素、プリントアウトするのに何ら不足のない解像度です。

その日のうちに、じぃじばぁばに写真データを遅れて便利ですね。
個人的に、こういうのもあって、スタジオマリオ推しです。有名なもう一つのスタジオなんちゃらは、データに関しては制約が多いようなので。

ともあれ、撮影とアルバムやらで、10万円が吹っ飛びましたが、こうしたスタジオ撮影も、子供のイベントが一区切り着いたので、しばらくないかな?
まあ、後は妻がハーフ成人式とか撮りたいとか言っていますがw

カメラ内のピクチャーコントロールと最新との違い

Nikonは2007年発売のカメラ、D3/D300以降は、カラーコントロールには「ピクチャーコントロール」を採用していますが、発売当時のカメラ内のピクチャーコントロールと、現在のピクチャーコントロール、色の出方に大きな違いがあります。
最新版のほうが、発色やコントラスト、トーンカーブなどが最適化されている印象です。

D300に搭載のピクチャーコントロール、明暗差の激しい部分では、白飛び黒つぶれが激しいのですが、NX Studioで再現像することで、適切なトーンカーブに。黒つぶれも蘇ります。

こんな感じで、過去のRAW画像も再現像すると面白いです。
この時の写真は、再現像して近日公開予定です。

Ryzen 9 5900Xが欲しい

2年ちょっと前に導入した現在のメインPCのマザボ、ASUS PRIME X470-PROも、最新のBIOS(5809以降、執筆時点最新は5843)では、Ryzen 5000シリーズに対応しています。

現在使っているのは、第2世代のRyzen 7 2700Xですが、2年半前のマザボが、最新CPUをサポートできるのが、AMDのCPUの魅力だったりします。Socket AM4の寿命の長いこと。
もっとも、Socket AM4も今回のRyzen 5000シリーズが最後とのことなので、これがCPUアップデートのラストチャンスなんだろうと思います。

ASUS PRIME X470-PROのBIOSを5837→5843にアップデート中

BIOSをアップデートしていて、ふつふつと、CPU交換の意欲が湧いてきました。困ったものです(笑

X470チップセットのマザーはPCIexpress3.0なので、現行のX570シリーズ以降のPCIexpress4.0には対応しないけど、まだ現役で使えるチップセットですし、特段不満もないし、CPU交換だけで後3,4年は戦えるかな?と思ったり。

Ryzen™ 9 5900X | ゲーミング・デスクトップ・プロセッサー | AMD
Ryzen 9 5900X

Ryzen 9 5900Xも、頑張れば6万円台で買えるくらい値段も下がってきました。コスパだけで見ると、Ryzen 7 5800X辺りが、シングルスレッドでも、ソフトによってはRyzen 9以上のパフォーマンスを発揮するようですが、お値段は5万円前半、案外価格差は少ないのかなと思います。
だったらRyzen 9 5900Xが良いかな、とも思ったり。半年前は10万円近かったCPUですからね。

ただ、今年はNikon Z 9も控えていたりします。個人的には、グリップ一体のZ 9より、グリップ別でシーンで使い分けられるボディがほしいのですが、そう考えると、どう予算を降るべきか悩みどころです。D850にも何ら不満がないですしね。

無停電電源装置APC ES 725のバッテリが寿命なので交換した

12年ほど使用している、無停電電源装置のAPC ES 725、先週けたたましいブザー音が鳴りまして。
接続されているNASから、バッテリ交換せよとの通知が。

NETGEAR ReadyNAS 214の警告ログ

何度か電源を入れ直したら、ブザーは鳴らなくなったけど、そろそろバッテリの寿命ですね。
調べたところ、前回の交換は2016年12月だったので、4年半近く経っています。だいたい交換サイクルは4~6年なので、寿命ですね。

APC ES 725は、既に旧製品になって久しく、後継のES 750が販売されていて、メーカーサポートは終了し、バッテリ交換ではなく買い替え推奨となっていますが、とりあえず使えているので、もう暫く活用します。

前回は純正バッテリを買いましたが、価格も高価ですし、所詮鉛シールドバッテリなので、今回は汎用のバッテリを使って交換します。

LONG WP1236W
LONG WP1236W

UPSの互換バッテリでよく見かける、台湾のLONGのWP1236Wです。APC純正の交換バッテリRBC17Jと同一サイズです。台湾メーカーですが、ベトナム製みたいですね。
純正バッテリが7.2Ahなのに対し、こちらは9.0Ahと、少し容量もアップします。

お値段も、純正品の1/4以下! あえて純正品を選ぶ必要はないかな。これが、リチウムイオンバッテリだと話は違いますが、鉛シールドバッテリなら、そこまで充電もシビアではないですし。
実は純正品もこうした汎用バッテリにAPCのシールが貼られただけだったりします。

取り外した純正バッテリ(右奥)と入れ替える

このUPSは、宅内ネットワークの根幹のひかり電話ルータと無線LANルータ、NASがぶら下がっていて、かなり重要なものなので、早朝にささっと交換しました。
バッテリを比較すると、若干上面の形状は違いますが(純正は段付きあり)、端子形状も同一、UPS内に問題なく収納できました。
電源を入れれば、後は自動で充電されます。

NASの管理ページを見ると、しっかり充電されていることがわかります。次バッテリの寿命が来たら、本体交換かな。

ギガビットHubを13年ぶりにリプレースしてみた

ギガビットイーサが普及したのっていつ頃だったかな? うちの環境で言うと、確か2006~7年辺りにギガビットイーサ内臓のマザーボードのPCを導入して、その後機器が増えたので、2008年頃にスイッチングHubを導入しています。

その時代のHubを13年位使い続けていましたが、最近、特定のサイトでネットが遅くなることがあったり、レコーダーからのDLNA配信が突然切れたり、テレビ→レコーダーへのLAN経由でのダビングに失敗と、何かとネットワークに不具合を感じることがあって、まずは13年使った古いHubをリプレースしてみることにしました。

LSW6-GT-8NS/BK
Buffalo LSW6-GT-8NS/BK

Hubも2台使っているので、リプレースも一気に2台です。
しかし安くなりましたね。これいくらすると思います? 1台たったの2200円(笑)

Amazonでも3千円弱です(執筆時点)

買ったのはバッファローダイレクト。自社サイトなのにアウトレット品を売っていて、今回買ったのも整備済み品、初期不良などで返品された製品を修理して再販しています。整備済み品も新品と同様の保証が付きます。新品と違って、パッケージが簡易で、取説もありませんが、そもそも必要もないですしね。

買ってから気づいたけど、8ポートあるので、これだけあれば必要十分でしょう。今どきのは、使わないポートには電気を流さないので、省エネ性能も十分です。

最近は2.5~10GbのHubも出回り始めていますが、まだ価格が高く、対応機器も去年買った無線LANルータのWXR-5950AX12くらいしかないので、今回は従来どおりの1000BASE-TのHubにしました。
もう2,3年後には、2.5GbのLANも少しは安くなってくるでしょう。その頃には、ネット環境も10Gbのフレッツ光クロスもマンションプランが出てくるかな?(2021年5月現在戸建てプランのみ)

お役御免のHub

どちらも13年ほど使ったHubです。左のCoregaなんかは、もうブランドが消失(業務用向けのメーカーのアライドテレシスに統合消滅)、右のNETGEARも、もうHubはコンシューマ向けの製品は作っていませんね。
もう民生用Hubは、Buffaloか、チャイナメーカーか、という感じですね。

筐体が破損したノートPC ASUS U24Aを修理した

妻のノートPC(Yamaroのお下がり)、以前から筐体が割れていて、モニタのヒンジ部分が片側外れて外装が浮いている状態でした。

ヒンジ部分が破損したASUS U24A

このPC、買ったのは2012年末で、購入当時の価格が新品で4万数千円と破格なのに、CPUはCeleronではなくCore i5 -3210MとミドルクラスのCPUで、流石に今Windows10を入れた状態では、少々重たいですが、妻は仕事でちょっと使うくらいなので、特に不満は言ってこないので、まだ十分現役で使えます。
1368x768という、安物ノート定番の解像度の低さはあるものの(この当時フルHDのノートは少しお高かった)、価格を考えたら、十分コスパの高いPCです。メモリも仕様外の16GBまで載せていますす、SSD化で、体感的には今でも悪くない使い心地ですね。

さて、この値段のPC、コストは何処を削ったかというと筐体ですね。表面パネルはアルミのヘアライン加工がされているものの、内部のプラスチック部分がペラペラなんですよね。
このヒンジ部分も、いつの頃からか、ガバガバになって、なんだろうと思ったら、内部でヒンジ取り付けのためのビットインサートが挿入されている部分が割れているんですね。これでネジが効かない。状態となっていました。インサート挿入部のプラ筐体があまりに薄くて貧弱、これでは液晶開閉時の負荷に耐えられないわけです。

ちなみにビットインサートとは、プラスチックにネジ穴を取り付ける際に使用するもので、直接プラスチックにネジ穴を切るよりも、締結強度が確保でき、ネジつけ外し時の摩耗もないので、プラボディをねじで固定するのに広く使用されています。

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ビットインサートのイメージ

プラリペアを使ってビットインサートを再取り付けする

そこで登場するのがプラリペアです。専用の合成樹脂パウダーと溶剤の組み合わせで、プラスチックを形成できます。
形状も、型さえ取れば自由自在ですし、固まる前ならある程度手で形成も可能です。

このプラリペアはかなり強固なプラスチックなので、強度は元のプラスチックより硬いくらいで、ベースのプラスチックが劣化していると、プラリペアを使った周りが割れることもあるため、ある程度広い範囲にプラリペアを適用するのがおすすめです。
割れた部分の一部を削って、プラリペアの適用範囲を広げることで、強固に形成できます。
接着剤は、割れた部材がなければそもそも接着できませんが、このプラリペアは、部材そのものを形成できるのが特徴なので、今回のように、筐体が割れてバラバラになって何処かに行ってしまった場合にオススメです。

使い方の詳細は、HPを見ていただくとして、簡単に言うと、専用の合成樹脂パウダーに、付属のニードルを使って溶剤を垂らし、そこで出来たダマをすくって、形成する箇所に流し込む、といった感じです。

まずは、ビットインサートを、固定したい部分に置きます。インサートが残っていてよかった。

ビットインサート2個を筐体にのせる

次に、インサートの周辺に、プラリペアを流し込みます。
流し込むと言っても、粘度があるため、形状を保ちやすいのもプラリペアの利点です。粘度は、ニードルから出る溶剤の量で調整します。狭い部分に流し込みたければ、溶剤を少し多めに出します。ただし、合成樹脂パウダーに対して溶剤の比率を上げすぎると、強度が落ちるので、その場合は後から樹脂パウダーをかけてあげると、強度が増します。

プラリペアでビットインサート周辺を埋めていく

元々ビットインサート挿入部分がペラペラに薄かったので、周辺もプラリペアで埋めてみました。これで、ノーマルの筐体よりも強固になりました。
今回使ったプラリペアは、樹脂の色が透明なクリアタイプですが、他にも白や黒など、色のついた樹脂もあり、用途に応じて使い分けることも可能です。

反対側のヒンジ取付部は壊れていませんでしたが、そのうち割れるだろうと見越して、プラリペアでビットインサート周辺を埋めておきます。

割れていない反対側のヒンジ取り付け部のインサート周辺も、プラリペアで埋めておく

5分で硬化するので、早速ヒンジを取り付けてみた

プラリペアの利点は、効果時間が早いこと。溶剤の揮発性が高く、5分で硬化します。そのため、溶剤はしっかり蓋をして保管しないと、すぐ揮発してしまいます。
5分で硬化するのは便利で、これが半日とか1日だと、待ちきれないですよね。
硬化したのを確認して、ヒンジをねじで取り付けてみました。

ビットインサートの位置出しも問題なく、硬化して強固に取り付けできた

ビットインサート、しっかり位置出ししたわけではないですが、大体の位置でしっかりネジで固定できました。筐体のみよりも強固になったので、安心して使えそうです。周辺のプラが割れなければ、ですが。とにかくASUS U24A、プラの強度がないです。

他にも割れている箇所がないか確認した所、キーボード取付部のインサートも外れていました。やはりインサート挿入部が割れて、インサートが外れていたようなので、プラリペアで補修します。

こちらは割れたパーツが粉砕されていたので、インサート取付部自体の高さもなくなっていたので、ノギスで割れていない側の高さを測り、おおよその高さが出るようプラリペアで土台を作り、その上にインサートを載せて、更に周辺をプラリペアで固めてみました。おおよそで修理しましたが、しっかりネジ取り付けができました。

修理完了したASUS U24A

こうして、ヒンジ部破損から数年放置されていたU24A、ちゃんと開閉ができるようになりました、後2,3年は使えるでしょう。その後はLINUX入れて、オーディオ専用機かな?

ノートPCの無線LANアンテナ変換ケーブルを買ってみた、が…

去年、テレワーク続きだったので、我が家の無線LANをWi-Fi6対応ルータにして、ちょっと古いノートPCも無線LANカードを交換してWi-Fi6対応のintel AX200に交換しましたが、AX200のアンテナ端子がMHF4という小さな端子になっており、ノートPC側の純正アンテナの端子(U.FL)と形状が合わず、やむなくアンテナを別途購入して取り付けていました。

あの当時、アンテナ端子の変換アダプタが品切れでしたが、別の商品が買えるようになったので、購入してみました。

U.FL→MHF4に変換するアダプタです。

U.FL-MHF4 ケーブル IPEX/MHF4ケーブル 3.5cm MHF4メス⇔U.FLオス 1.13mmケーブル 高耐久 超低損失 射頻同軸線 2本入

写真だと大きく見えますが、細くて短いケーブルです。

早速、Dynabook R73/PBを開腹?して取り付けることに。

現状はintel AX200に別の無線アンテナを取り付け中

ノートPC純正のアンテナ端子に、変換アダプタを取り付けるだけの簡単作業…と思いきや。

えっ、取れた!?

端子を取り付けたら、その先のケーブルがポロッと脱落。どうやら端子を取り付けているハンダがあまりに少量で強度が弱く、ケーブルの自重で脱落したようです。2本目も同じように取れてしまって、終了…

脱落してしまった端子

強度なさすぎです。結局、元の後付アンテナに戻しました。ちょっとこれはひどいな。クレーム返品することにします。

今の所、後付アンテナでも不都合ないので、そのままでいいかな~となりましたとさ。

GWはテレ(望遠)ワークか?

GW、旗日は子どもたちと過ごすとして、平日は学校もあるので、自分どうしようかなと思案中。

元々、毎年GWの撮影は、誰とも合わないし、そもそも人気(ひとけ)のない場所での撮影ばかり。
とは言っても、基本はステイホームにしなければなので、またベランダからテレ(望遠)ワークも良いかなと。

そういえば去年は、この時期リアルにテレワークだったので、よく望遠撮影してたっけ。
まだ湿度が高くないこの時期、望遠撮影は結構楽しいわけです。

写真は先日ベランダからテレ(望遠)ワークしたときのもの。

NX Studioのクリエイティブピクチャーコントロールで遊んでみました。
正直な所、このような遊び系のクリエイティブピクチャーコントロールの出来はそんなに良くないというか、他メーカーのそれと比べて分かりづらいし、色味もいまいちなものが多いです。
PanasonicのLUMIXだと、シネライクVやL.モノクロームが気に入っているけど、Nikonの場合、結局スタンダードで撮って後調整、という感じになってしまいます。

どちらが良いか、というよりも、メーカーの考え方なんでしょうね。
もっとも、ちゃんと撮る場合は、基本どのメーカーでもスタンダードですけどね。

話は脱線したけど、去年撮ったように、GWは夕暮れの富士山や羽田新航路の航空機でも望遠で撮ろうかな?

フォトスタイルのシネライクVとD

ディスコンになってしまった機種、Panasinic LUMIX GX7MK3ですが、GX7MK2からフォトスタイルが増えていて、「シネライクD」と「シネライクV」という2種類の動画向けフォトスタイル(動画なのにフォトスタイルというのも変だけど)が追加されています。

元々、動画機として定評のあったPanasinicのマイクロフォーサーズですが、GX7シリーズでもこれが使えるようになったのはありがたいです。GX7シリーズが終わってしまったのが悔やまれますが、やはりこの形状のカメラ、OLYMPUSのPEN FやE-P5の後継機が出なかったのと同様、売れないのでしょうね。EVFがレンズ同軸上にあって、ペンタプリズムのように盛り上がった一眼レフスタイルのほうが、撮りやすいし一般受けしやすいということなのかな?
SONYは、同じような形状のα7cを出して売れているみたいなので、マイクロフォーサーズのシェアが狭いのも一因なのでしょうけど。

2種類のシネライク

シネライクには、シネライクVとシネライクDの2種類が用意されています。
Panasonicのサイトにはこう書かれています。

【シネライクV】
シネライクVはコントラストを重視しており、簡単な編集作業だけでテレビやSNSで美しく再生できます。初心者に向いたフォトスタイルといえるでしょう。

【シネライクD】
シネライクDはパソコンなどで色や画質を調整することを前提に開発された、ダイナミックレンジ優先のモード。編集に向いており、中級者以上が使用するフォトスタイルといえるでしょう。

https://panasonic.jp/life/entertainment/260005.html

Vは恐らくVIDEOのVでしょう。ビデオガンマに近い特性なのでしょう。

一方Dは何の略? Dynamic rangeなのかな? こちらは、V-Logに近い特性と言えそうですが、他のサイトなんかを見ると、ビデオガンマとLogの中間的な特性、とも書かれています。

ちなみに、フォトスタイルということで、動画だけでなく、スチル写真にも適用可能です。
RAWで撮影したスチル写真を、SILKYPIX Developer Studio 8 SEで現像してみました。
比較として、フォトスタイルのスタンダードとナチュラルも掲載してみます。

スチルの場合、動画と求められるものが違います。
両者を比較すると、スタンダードとナチュラルは、どちらもシネラ行くよりは、デフォルトのコントラストは高めです。

シネライクVとスタンダードを比較すると、シネライクVのほうがコントラストはやや控えめな印象で、特にグレーディングを行わない通常の動画撮影には、シネライクVが良さそうな印象です。

シネライクDは、ナチュラルよりさらにコントラスト浅めで、特にシャドーのトーンが上がっているのがわかります。ハッ庶務もナチュララルよりあっさりめ、かつやや暖色で、こちらはまさにグレーディングで調整するためのモードでしょう。

GX7MK3はV-Logに対応していませんし(ファームウェアをいじるとできるらしいですが…)、カメラのコンセプト的にも、ガチな動画機ではなく、気軽に撮れるボディを目指しているので、個人的には動画はシネライクVを常用したいし、スチルでも結構好みの発色かもしれません。スタンダードよりはコントラストが狭くない印象です。

GX7MK3のL.モノクロームD

Panasonic LUMIX GX7MK3からLUMIXシリーズに搭載され始めたフォトスタイル、L.モノクロームD。従来のモノクロームや、L.モノクロームとどう違うのか?

フォトスタイルのモノクロームは、単純にRGBのカラー信号を取り除いたモードです。
L.モノクロームは、”L”が示しように、Panasonicがデジカメで提携しているLeicaのモノクロームを模したものと言われ(PanasoinicはあえてLeicaとは言いませんが、どう考えてもLeicaのLでしょうね)、より深みのあるトーンを再現しています。

ではL.モノクロームDはというと、「ハイライトとシャドウを強調し、絶妙にディテールを残した味わい深いモノクローム写真を撮影することが可能」とのこと。よりハイコントラストのモノクロと言えます。

比較のため、ここではGX7MK3でRAW撮影したデータを、SILKYPIX Developer Studio 8 SEで、それぞれのフォトスタイルを適用させてみました。

比較してみると、最もコントラストが高いのは、実は素の「モノクローム」ですね。

「L.モノクロームは」それと比較すると、ハイライトは抑え気味で、シャドーはより深みを増しています。露出を抑え気味にして、ややローキーに振っている感じです。

「L.モノクロームD」はというと、ハイライトとシャドーのトーンは素の「モノクローム」に近いものの、中間のトーンを落として深みを増している印象です。

個人的には、晴れている作例のような状況では、あまりコントラストを上げすぎない「L.モノクローム」が好みです。L.モノクロームDは、少しコントラストが強すぎるかもしれません。

いずれにしろ、中間のトーンの描写が、Lのつくモノクロームは絶妙ですね。
この辺りは、Nikonのピクチャーコントロールのモノクロームでは出せないですから(カスタムすれば近づけることは可能)。

さて、GX7MK3では、フォトスタイルの「シネライクD」「シネライクV」が選べるように。こちらも次回比較してみたいと思います。