「カメラ・レンズ関連」カテゴリーアーカイブ

埼玉の大崎公園に行ってきた

東京都に住んで11年、都内の公園は電車移動前提が多く、特に動物のいる公園ってどこも車で行きづらい。電車やバス移動が当たり前な、根っからの東京人なら気にならないのでしょうけど、ずっと地方育ち、車移動当たり前な人間にはどうもね…。
ってことで、遊びに行くのはいつも埼玉になってしまいます。
今回は、調べて駐車場もあって動物もいる、埼玉の大崎公園に行ってみました。

じゃぶじゃぶ池もあるし、夏とかに遊びに行くのも良さそうですね。

こどもどうぶつえん

規模は小さいながら、動物園があります。残念ながら、鳥インフルエンザ流行のため、鳥のエリアは入れませんでした。

この手の動物園にカピバラがいるのは珍しいですね。

公園でZ 40mm f/2やDC-Nikkor 135mmで撮る

便利なZ 24-200mmに代えて、Z 40mm f/2やDC-Nikkor 135mm f/2Dでスナップしました。

この2本のレンズ、Z 40mmは新しいレンズですが、画質に拘ったS-Lineと違い、良い意味で少し肩の力を抜いたレンズです。
NikonのZマウントでも、S-Lineシリーズは解像力とボケ味共に、画面の隅々まで高レベルを保っていますが、非S-Lineなこのレンズは、少しコマ収差が残っていたりします。が、なんでも高解像度で撮れる必要はなく、かと言って解像力がないレンズではなく、昔のエントリークラスの単焦点レンズよりも遥かに解像力は高いです。でも、如何にも高解像力のレンズですよ、と言う撮れ方ではないのが、逆に良かったりもします。

一方、フィルム時代の設計のAI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dは、今回Z 9にマウントアダプタFTZ IIを使用しているため、レンズにAFモータを持たない本レンズはAFが使えず、マニュアルフォーカスとなります。でも、Z 9のEVFはピントの山が見やすいので、案外苦労せずフォーカシング出来ます。
CPUレンズであれば、フォーカスエイドによりフォーカスが合うと、AF枠は赤から緑色に変化するので、とてもわかり易いです。そしてフォーカスエイドも、一眼レフよりピント精度が高かったりします。
相手が動きものでなければ、MFで何ら問題ないです。軸上色収差が多い、ガウスタイプのやや古典的な光学系ですが、それが良かったりします。
欲を言えば、マウントアダプタFTZでボディAFモータを搭載してくれたら…と思うのですが、あまりNikonはやる気が無いようです。

ということで、大崎公園、程よい広さ(広すぎず狭すぎず)で、また行こうかなと思った次第。

2008年、AF-S Zoom Nikkor 80-200mm + TC-20EIIで撮っていた百里基地

先日記事にした、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII + TC-20EIIINikon Z 9との組合せで案外解像しているよ、という記事を書きましたが、では15年前の撮影機材ではどうだったか? ということで、2008年1月に撮影した百里基地の写真です。

この当時の組合せは、Nikon D300AI AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)、そしてテレコンが今持っているIII型の1世代前の、TC-20EIIでした。
D300は1230万画素のAPS-Cフォーマットだったので、この組合せでフルサイズ換算240-600mm f/5.6というスペックになります。そう、これで案外戦闘機は問題なく撮れたのですね。
AF-S 80-200mmは、Nikonで初めて超音波モータを搭載し90年代後半に発売された80-200mm f/2.8のレンズで、手振れ補正がないのだけが残念でしたが、ボケ味や画質は非常によく、今でも良いレンズだったと思っています。超音波モータがキーキー鳴くNikonにありがちな悪癖はありましたが、外装質感も高かったですね。

そして、1230万画素という無理のない画素数、さらにAPS-Cフォーマットでレンズの美味しい部分を使えるとあって、この組合せでの画質は悪くなかったです。
ただ望遠端換算600mmだと、手振れ補正なしがキツかったのも事実で、この2年後にはAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIに買い替えました。

2008年1月といえば、まだ百里基地に第204飛行隊のF-15Jが居た時代です。そして救難のUH-60Jもまだ洋上迷彩ではない白とオレンジの時代で懐かしいですね。
まさか後年、イーグルが姿を消してファントムランドになるとは夢にも思わなかったですが。

この当時はまだ茨城空港を建設中で、あちこちで工事が行われていました。
まだ百里基地で戦闘機を撮り始めて間もない頃で、せっかくの高機動もブレブレ(笑)、なのでまともな写真はおとなしいものしかなかったり。
あの時代に戻って撮りたいな~

極端な逆光だと、フレアやゴーストはそこそこ出ますね。とは言え抜けは悪くないです。D300の時代はまだダイナミックレンジが狭かったので、ここまで極端な明暗差だと被写体が潰れ気味です。今思うとD300は基本感度ISO200でも、暗部のノイズは多かったですね。

それでもRAWで撮っているので、今の最新のソフトで現像すると、また当時とは違った良さが出てきたりもします。
そしてAPS-Cのカメラに、70(80)-200mm f/2.8と2倍テレコンも、案外悪くない組み合わせですよ、戦闘機撮影。今は超望遠ズームもだいぶ安価に手に入る時代になりましたが、この組合せも悪くないです。
NikonからはZ 90?なるAPS-C機の噂も出ていますが、それならフルサイズより安価に戦闘機撮影を楽しめます。
あとはNikonから早くZ 200-600mmを出してほしいですね。ロードマップに載り続けて3年以上、早く出して~

Nikon Z 9のFW3.10をAF-S 70-200mmで試してみた 【TC-14EIII/TC-20EIII編】

その昔、まだNikon D300を使っていた時代は、戦闘機撮影といえば、タイトルのレンズに2倍のAI AF-SテレコンバーターTC-20EII(当時はまだII型でした)で、この当時は2倍テレコンを入れても、それほど画質低下やAF速度低下、手振れ補正の効きの悪さは感じず、わりと実用となっていました。
その後、フルサイズで3630万画素のNikon D800を手に入れた所、テレコンを入れると如実に解像感低下を実感しまして、このAF-S 70-200mmとテレコンの組合せから決別し(そもそもフルサイズだと2倍テレコンでも400mmでは不足するようになった)、SIGMAの150-600mmを導入しました。

それ以来、このAF-S 70-200mmにテレコンを併用することはあまりなかったのですが、一眼レフからミラーレスのZになり、テレコン使用時もフォーカスの精度が良くなった、という話も聞くので、どんなものかと試してみることにしました。

AF-S 70-200mm VRII + TC-20EIII

久しぶりにこの組合せを使ってみました。Fマウントのテレコンでは、実質これが最終型のテレコンとなったTC-20EIIIは、Nikonのテレコンバーターでは初めて非球面レンズを採用し、光学性能の向上を図ったテレコンバーターです。II型よりは画質は向上していますが、マスターレンズの性能によってはその差が分かりづらいかも知れません。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIは、Nikon Zがまだ影も形もない、フルサイズデジタル一眼レフが登場してまだそれほど経過していない時代の設計のレンズですが、撮影条件によっては、案外解像感など遜色ない写りとなりました。
やはり被写体の距離が遠く、無限遠に近い距離では解像力の低下を感じますが、被写体が比較的近い場合(と言っても望遠なのでそれなりに遠いのですが)は、案外解像感はあります。
ミラーレスのZボディになって、像面位相差AFとコントラストAFのハイブリッドになっていますが、これによるピント精度の良さは確かにある気がしますね。
一眼レフで解像感低下を感じたのは、テレコンを入れるほどシビアになるピント精度差によるものなのかも知れません。
ただ、2倍テレコンの場合は、絞り開放より1段絞ったほうが、格段に解像力が向上するのは間違いありません。マスターレンズがf/2.8なので、2代テレコンでは2段分f値が暗くなり、開放ではf/5.6相当になりますが、更に絞ってf8で撮れば、解像力もぐんと向上します。

被写体と背景の距離によっては、背景の二線ボケが気になるのは、このレンズの欠点です。ここは流石に、最新のNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sのほうがボケ感、解像力とも圧倒します。ニコンプラザ新宿で試したことがありますが、あのレンズが鳥肌モノでした。このAF-S 70-200mmが修理不能になったら、検討したいレンズです。

ちなみに、3Dトラッキングでは、テレコンなしと遜色なく被写体を捉えていました。ただ、やっぱり被写体に近い別の人物が似たような速度で移動すると、たまにそっちにフォーカスが持っていかれることはあります。何でもそうですが、100点とは行かないようで。

AF-S 70-200mm VRII + TC-14EIII

こちらは1.4倍のテレコンバーターTC-14EIIIとの組合せです。Fマウント用として一番最後に登場したこのテレコンバーターは、TC-20EIIIと違い、古いDタイプのAF-SレンズやAF-Iレンズは使用できなくなっています。絞りリングの機械伝達機構、AIガイドが省かれたテレコンバーターとなっています。
また、レンズの表面に汚れがつきにくいフッ素コーティングを採用しています。

1.4倍のテレコンは、拡大率が低いため、画質の低下も2倍テレコンほどではなく、安心して使うことが出来る反面、元々焦点距離はそれほど長くない70-200mmクラスのレンズとの組合せでは、あまり使用する旨味のないテレコンです。例えば、70-200mmレンズでこのテレコンを活かせるマスターレンズの焦点距離は、おおよそ150mmから(1.4倍して200mmを超える焦点距離相当の画角になる)なので、ほぼ望遠側で使うのであれば、装着する意義がある、といったところです。
これが600mm単焦点では、1.4倍テレコンは850mm相当になるので、意味があるのですけどね。

曇天で色味がいまいちでしたが、1.4倍テレコンなら、一眼レフでもミラーレスでも、絞り開放から常用できる画質です。望遠ユーザー、どうしても2倍テレコンを入れがちですが、画質の低下も最小限の1.4倍は先に持っていて良いテレコンバーターかと思います。

そして久しぶりにAF-S 70-200mm使ったけど、やっぱりAFも速くて手振れ補正もしっかり効いて良いレンズですね。
Z 24-200mmの便利さはあるけど、明るいレンズは、ミラーレスでもやっぱり良いです。

Nikon Z 9のFW3.10をAF-S 70-200mmで試してみた

ロートルな?Kyocera T PROOFの記事の次にNikon Z 9の話をするのが、脈略のない当ブログであります(笑

先日FW C:Ver3.10が発表されたNikon Z 9ですが、ここの所忙しくて飛行機撮影に行けていないので、子供らを撮ってみました。
まもなく高学年になり、最近めっきり土日の遊びについてこなくなった娘も行くというので、荒川彩湖公園に行ってきました。
以前バッタの遊具があった場所は、遊具撤去後空きスペースになっていましたが、今回行ったら新しい遊具が設置されていました。こういうところにお金をかけられルるのは良いことですね。

今回は、Z 9のAFは鬼門の?3Dトラッキングをメインで使用してみました。結果的に、これが一番楽です。2007年の一眼レフ、D3/D300から搭載された3Dトラッキング。複数の被写体が混在すると、最初にロックオンした被写体とは別にモノに引っ張られるという悪癖もあったりと、なかなか思うように使えないことも0ありますが、今回は割りと使い物になりました。

レンズはタイトル通り、ちょっと古い、Zレンズも含めると2世代前となる、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIにFTZ II経由で撮影していますが、さすがにこのクラスのレンズ、2世代前とは言えAFの速さも申し分ないし、いつかZレンズに乗り換えるとしても、もう暫く先で良いかなと思いました。

Nikon Z 9 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII

流石にボケ味なんかは、最新のZレンズは素晴らしいのですけどね。

ただ、何故か背景に木があると(左下の写真のように)、時々木に3Dトラッキングが引っ張られてしまうという謎挙動はやっぱりあります。
それでも、複数の人が混在したり横切っても、トラッキングし続ける粘り強さは、FW C:Ver3.10で随分良くはなったように思います。これなら積極的に使っても良いなと思いました。少なくとも、このシチュエーションで自分の子を取り続ける場合、オートエリアよりは歩留まりは良いですね。

この日はかなり暖かく、春はもう来ていますね。桜も咲き始めたようです。今年は桜、撮りに行けるかな?

Kyocera T PROOF + Kodak ColorPlus 200 その2

本当に久しぶりのカラーネガフィルム撮影でしたが、スキャンしてみて、やっぱりカラーネガも楽しいな、と思い始めています。
好きなフィルムがなくなった時点で、カラーネガとは決別してデジタルに移行しましたが、やっぱりフィルムはフィルムで楽しいです。
Kodak ColorPlus 200は実質従来のGOLD 200と同じフィルムのようですが、とてもスキャンしやすいフィルムです。カラーバランスも良好ですね。

AFフィルムコンパクトカメラにありがちな失敗、AF抜け(背景にピントが合っている)

AFフィルムコンパクトカメラは、一種のレンジファインダーカメラでもあります。赤外線を照射し、2つの測距用窓で被写体までの距離を測定します。
どこで測距するかというと、”概ね”ファインダの中央部分です。この”概ね”というのが現実と乖離する場合があります。
上の写真のように、被写体が比較的小さい場合、背景にピントが来てしまうことがあります。なのでAFフィルムコンパクト機では、時々こんなミスが発生してしまいます。こればっかりは機械任せ故に、どうしようもないですね。しっかりフォーカスロックして撮影することで、ミスは極力防げますが、そもそもどこにピントがあっているかわからないですからね。

フィルム撮影ではフラッシュをしっかり使いましょう

デジタルが主流になり、そして高感度撮影が容易になった現在、フラッシュ撮影は軽視されがちです。
特にデジタルから始めた世代にとっては、フラッシュの存在意義がわかないかも知れません。

上の左の写真は、室内撮影なのでしっかりフラッシュを使うことで、明るさを確保します。デジタルならノーフラッシュでもそれなりに撮れますが、フラッシュ無しだとかなり暗く写ります。

上の右の写真は、被写体は太陽光の影になって暗くなってしまった失敗写真。これもデジタルなら、HDR撮影なので暗い被写体部分は階調を持ち上げてデータ化しますが、それでも光がないと明暗差が大きく、主要被写体が暗くなります。
ここではフラッシュを強制発光させることで、もう少し被写体をきれいに明るく写すことが出来たはずです。写ルンですがフラッシュ強制発光なのは、こうした状況かつ自動露出がないカメラでもしっかり明るさを確保して撮りたいがゆえの仕組みなのです。

上の3枚はしっかりフラッシュを使っています。これで背景の露出と室内で暗い被写体の明るさのバランスを整えることが出来ます。
AFコンパクトフィルムカメラのフラッシュは重要です。

そろそろフィルム撮影は潮時?

今回カラーネガを現像に出したのはパレットプラザでしたが、未だ現像同時プリントが店内で1時間で出来ることに感動しました! もうカラーネガも現像書送りと思っていたのに、スピード現像が出来ることにびっくりです。ちゃんとカラー現像機が維持されているのです。
思えば、モノクロもカラーリバーサルも現像所送りで時間がかかっていました。1時間で現像しプリントできることに、昔は当たり前だったことも、今もできることに感動しました。
しかしプリントは1枚50円。大昔は10円20円だったことを考えると、やっぱり高くなったなという印象です。ペーパーはパレットプラザと入っているので、何処かのOEMなんでしょうね。
現像同時プリントで3000円近く、これを高いと思うか安いと思うか? 私はこんなものかなと思っていますが、若い人にとっては決して安くない金額です。

逆光での粘りの良さがカラーネガの良い所

それどころか、この2,3年でフィルムの価格はどんどん高騰して、カラーネガフィルムが1本1000円だったら安い方、2000~3000円なんてのも出てきました。
こうなると、若い人はもう買わなくなります。ジャンク箱の転がっていたフィルムカメラから、2000年代のジャンクデジカメに手を出し始めた、というのを聞くと、フィルムカメラブームなんてのは幻想だったのかと思いますね。

このままフィルムの価格が現状維持だと、いよいよもってフィルムカメラはフィルムを通さない、空シャッターを切るだけのノスタルジーになってしまいます。
ということは、真っ先に元々安価だったコンパクトカメラは、その対象から外れて行くことになりそうです。

さて自分も時々はこうやってフィルムを使って撮っていますが、それが楽しめるのも、もう数年なのかななんて思っています。
中判のBRONICA S2も使いたいのに、フィルムが高価、そもそも手に入りづらい状況となってしまっています。
そのうち、初期の中判デジタルのブームが来るかも知れませんね。

何かに似ているノーブランドのクランプを買ってみた

そっけない、やたら長い番号が書かれている箱が届きました。

買ったときはスーパークランプって書いてあったのに…

安物クランプです。カメラ用品、安物チャイナ製品は機材を付けるのが怖いので避けていますが、ネジ式のクランプなら流石にちゃんと使えるでしょう?と思いまして。

安いだけにちょっと仕上げが雑?


何となく、見た目は同じチャイナでも最近勢力を伸ばしているSmallrigのクランプに似ていますね。

チャイナ同士でパクリ発生? こちらは本家?SmallRigのスーパークランプ 735

本家?も1000円しないのですけどね。

しかし1/4ネジ穴と3/8ネジ穴、どちらも加工が雑です。ほんとただネジ穴切っただけで、面取りもあまりきれいではないですね。このあたりが価格なりの工作精度です。でもちゃんとネジ穴は使えたので良しとします。

こんな感じで使用できます。

40mm幅までの板やポールをクランプ可能

Manfrottoのフリクションアームを付けてみました。ちゃんと固定もできて、ひとまず安心。ただ、耐荷重的に取り付けられそうなのはフィールドモニタやGoProなどのコンパクトなカメラ、スマホ、小型のライトでしょうね。
一応、フィールドモニタ用に買ってみました。明日は息子の卒園式なので、実戦投入したいと思います。

Kyocera T PROOFで何年かぶりにカラーネガを使ってみた

今から20年以上前に、京セラはまだカメラ事業を行っていて、フィルムコンパクトカメラのT PROOFがそろそろ販売終了になるという話を聞いて、新品購入しました。

このカメラの特徴は、何と言っても、何の変哲もないプログラムオートでしか撮れない、見た目は安っぽい(笑)カメラなのに、レンズはなんとCarl Zeiss Tessar T* 35mm F3.5を搭載していることです。
シンプルな光学構成のTessar(テッサー)ですが、その描写性能は折り紙付きで、多くのカメラメーカーがこの光学系をお手本としました。
それこそフィルム一眼レフがメインだった時代のサブ機、あるいは普段持ちとして散々使ったT PROOF、外観は傷だらけですが、ちゃんと今でも動きます。

何故か生活防水仕様となっていて、電池やフィルム蓋にはちゃんとゴムパッキンが入っています。もっとも、20年以上経過してゴムも硬化しているでしょうから、今となっては防水性能は期待できないけど、それでもないよりはマシですかね。

とにかく絞りすら設定できないプログラムオート機ですが、それ故に面倒なことは考えず、サクッと撮れるのが良いです。

Kodak ColorPlus 200を詰めてみた

去年チャンプカメラで買ったKodakのカラーネガフィルム、ColorPlusのISO200を入れてみました。
久しぶりのKodak、そしてカラーネガで撮るのは数年ぶりでしょうか? デジタルが主力になって、好きだったカラーネガフィルム、FujifilmのREARA ACEがなくなって以降、カラーネガをあまり使わなくなってしまいました。フィルムで撮るときは、カラーリバーサルかモノクロメインになりました。

そうこうしているうちに、若者の間で緩やかにフィルムカメラブームが起き、カラーネガフィルムも少し復活したかに見えましたが、今度はコロナ禍やロシアのウクライナ進行などの情勢不安定により、フィルム自体が大幅値上げとなってしまいました。

そんな中ですが、チャンプカメラは様々なフィルムを置いていまして、その中から安牌(笑)でチョイスしたのがKodak ColorPlus 200です。
ISO200という中途半端な感度がまた良いです。昔からそんなにメジャーではなかったISO200ですが、今となっては、ISO100より少し感度が高く、ISO400より粒状感が少ない、というちょうどよいバランスです。

T PROOFはAFコンパクト末期のカメラだけあって、フィルムのローディングは赤線に先端を合わせて蓋を閉じるだけのイージーローディング。20世紀末期のフィルムカメラは当たり前でしたが、MF時代は装填失敗もよくある話でしたからね。

さて、昨年末のクリスマスにフィルムを装填し、ゆるく撮影していました。2月末に撮り終えて現像(パレットプラザはなんと1時間で現像同時プリントしてくれる!)しました。ゆるりとスキャンしていきたいと思います。

Nikon Z f?の噂に思う、ユーザーの意見を聞きすぎないことの重要さ

Nikonのレトロ調ミラーレス一眼「Z f」の噂話は、去年辺りからチラホラ見かけていますが、先日のカメラと写真のワールドプレミアショーCP+でNikonの開発陣にインタビューしたフランスの記事で、このZ fの噂(期待?)についての質問に対する受け答えがされています。

以下、ネット翻訳下抜粋です。

Nikon Z fc は、昨年のベストセラーの 1 つです。この成功の理由は何だと思いますか? ニコン Df のように、特にフルフレームでヴィンテージの外観を持つ他のカメラを発売する予定はありますか?

Nikon Z fc の最初のコンセプトは、楽しさと喜びに基づいています。個性的なデザインのカメラが欲しいという方に、手に取って撮っていただく喜びを感じていただければと思いデザインしました。

このデザインは、ニコンの長い歴史とクラフトマンシップから生まれました。表現されるのはすべて私たちの情熱です。Z fc は、伝説的なフィルム カメラである Nikon FM2 によく似ています。これが、私たちの歴史とFM2の歴史を知っているお客様の期待に応える方法です。彼らは、この歴史的なケースに 2 滴の水滴のように見えるため、Z fc のデザインを高く評価しています。同時に、必ずしも FM2 を知らないが、Z fc のヴィンテージな外観を高く評価している若い世代にも多くのことを語っていると思います

センサーサイズに関しては、十分にコンパクトで手頃な価格のケースを提供したかったため、APS-Cを選択しました. そして彼の名前は私たちの考えを示しています。Z fc の「c」は英語の カジュアルに対応します。このケースを使用する前に、よく考える必要はありません。手に取って、撮影を楽しんでください。大きさ、価格ともに納得のポイントです。

しかし、おっしゃるように、Z fcを発売するとすぐに、多くの人がフルサイズセンサーと同等のものを求めていました. もちろん、今後の製品について詳しくは言えませんが、こうした要望を聞き、それらに十分に応えられる製品の種類を考えています

https://phototrend.fr/2023/02/interview-nikon-cpplus-2023-monture-z/

この記事がデジカメinfoで紹介され、Nikon Z f登場に対する期待が高まっているように思いますが、個人的に色々思うことを、ここでは書いてみたいと思います。
Twitterだと角が立ちそうなことや、誤解されそうなこともあるので。あくまで、個人的な意見ですからね。

もちろん上の画像のZ fはフェイクですよ! https://nikonrumors.com/2022/06/07/new-black-nikon-zf-camera.aspx/

ぼくの考えた理想のZ f論に見る、実際の売上との相違

発売の予定もまだ出ていないうちから、こうした待望論が出てしまうと、どうしても皆が考えたそれぞれの理想と、現実との乖離が大きくなってしまいます。
もちろん、妄想するのは個人の勝手ですし、それをメーカーが全てピックアップするわけでもないですから、個人で語る分には個人の自由です。
が、それがいざ製品になったときに、理想とかけ離れるほど、やっぱいらないじゃん、となります。

そもそも、やたら理想をぶちまけた挙げ句に買わない人は多いのです。スポーツカーなんかもそうですね。いざ出してみると、思ったほど売れない。そのくせ文句ばかり言われる、ここがこうじゃないああじゃないと。そういう人は客ではないですからね。

Z f待望論を見るにつけ、かつてNikonが一眼レフのDfを販売した時の、販売に至るまでのティザー広告から実際に販売されるまで、そして販売終了の流れを思い出します。

なぜNikon Dfはあまり売れなかったのか?

Nikon Df

Nikon Dfが発売されるまで、ネット上ではちょっとしたブームとなりました。Nikonもティザー広告で少しずつ情報をちら見せし、往年のフィルム名機のF3を登場させてみたり、開発担当がF3の開発も行ったミスターニコンの後藤だったりと、とにかくかなりカメラファンを期待させたのではないでしょうか?
ところがいざ発売されてみると、ネット上にはこんなネガティブな意見が出てきました。

  • 中身はD600でしょ?
  • ファインダがいまいち
  • AFがD600と同じ
  • 重たい
  • 分厚い
  • 質感がいまいち

Dfが既存の製品の流用が多かったのは確かです。後に後藤氏もAERAdotのインタビューで、Dfの開発について、このように語っています。

「一眼レフのラインアップがきちんと決まっているなかに、売れるかどうかわからない、しかもぜんぜん違う雰囲気のカメラを入れようとしたわけですから。そりゃあ、反対されますよ。でも最終的に『できるだけ部品を流用して、お金をかけないで作りますから』と、最上層に頼み込んだら、『それならいいだろう』という感じでOKを取りつけました」

https://dot.asahi.com/dot/2019061400057.html?page=5

もちろん、全てを専用品として作ってしまうと、相当価格が上がってしまいます。ただでさえニッチな製品なのに、開発費を上げてしまうと、それを価格に転化せざるを得ません。それでも買ってくれて利益が出せるLeicaのような製品ならまだしも、Nikonのプロ機でもない趣味性の高い製品の売上は知れているわけです。
なので、ファインダやAF周りはD600、撮像センサはD4(ここは部品単価で相当頑張った部分と思う)を流用したのです。
もちろん、ダイヤル類は新規設計ですし、デザインも他の一眼レフとは異なるので、そこに費用はそれなりにかかったはずです。
でも、その部品流用の妥協点が、ユーザーにはしっくりこなかったようです。

とは言え、仮にDfがファインダやAFも更に上位機種と同等にこだわったとしたら、更に価格は十数万円は上がったのではと思います。
後藤研究所では、開発と売上のバランスに相当苦労したと思いますし、本音で言えばファインダはもっと上質にしたかったはずです。でもそれを行うと、価格が上昇し、更に売れないカメラになってしまうことが明白だったので、妥協点を設定して開発したと想像します。
残念ながら、それ故にユーザーの方が好き勝手言った割に買わない、というドツボにはまってしまったのです。

個人的には、すでにD800ユーザーだったので、D4のセンサ自体に魅力はあったけど、それ以外に魅力だったのは可倒式AIガイド(ここで言うAIは人工知能ではなく、NikonのFマウントレンズの絞りリングの位置の機械連動方式のこと)くらいで、上面ダイヤルに興味もなかったので(コマンドダイヤルがあるのに、わざわざシャッタースピードや露出補正をダイヤルで設定する必要性がない)、結局買うこともありませんでした。

AFも中途半端に入れるくらいなら、むしろ取っ払ってMF専用機にしても良かったのではと思いますが、それではマーケット的に更に厳しいですからね。

Nikon Z fcが売れたのは価格を抑えたから

ミラーレス時代になり、Nikonが最初に出したヘリテージデザインのNikon Z fcはそれなりに売れたカメラだと思います。
これはシンプルに、フルサイズではなくAPS-CのZ 50をベースとし、質感もそこそこに抑えたからでしょう。
または貼革のカラーバリエーションを期間限定ながら設定したのも大きかったのではないでしょうか?
仮にカメラオタクの要望、質感にこだわる、を実践していたら、高価になって売れなかったでしょう。

Dfのように大きく重くもない、薄くてシンプルな、かつてのフィルムのFM2をオマージュし、カメラオタクではなく一般カジュアルユーザーに向けた開発だったのも良かったと思います。
Z 50のデザインは個人的にあまり好きではないけど、このカメラならちょっと欲しいな、と思わせたりします。
よく見ると、上のD fもオマージュしているように思いますよ。

質感を抑えた、ここは結構重要です。まずは見た目なんですよ、カメラも車も。それでいて質感もこだわってしまったら、それこそLeicaの領域です。
レンズキットで10万円台半ばに抑えたこともよかったでしょう。

Z fはあくまでリップサービスでは? まずはZ 6IIIの開発が急務

Yamaroの個人的結論からいうと、Z fはあくまでリップサービスで、開発も検討していると言ったに過ぎないと思っています。少なくとも今は売る段階ではないと思っています。
まずは、ライバルメーカーに対して、特にAF性能が周回遅れとなっている、ミドルクラスのZ 6IIをモデルチェンジし、Z 6IIIを発売することが急務でしょう。
Z 9はフラッグシップ機で、誰しもが手を出せる価格ではありません。今やSONYのα7IVや、CanonのEOS R6 MarkIIがミドルクラスのミラーレス一眼で売れに売れているモデルで、Z 6IIは完全に取り残されている状況です。

未だFマウントのみのユーザーも多数いると思われるNikon、何とかしてZマウントに手を出してもらうためには、手の届く価格のZ 6III登場が急務です。ボリュームゾーンのカメラが周回遅れではどうしようもないですから。

そして、Z 6IIIが登場してある程度売れた暁には、それをベースとしたZ fを売るのは、販売戦略の1つとしてアリなのではと思っています。
とにかくユーザーは変に「ぼくの理想」を妄想しすぎないこと、そしてNikonもユーザーの要望する「ぼくの理想」に付き合いすぎないこと、むしろ突き放すくらいの製品を出して欲しいですね。

言えることは、Z fは決して安くなない(Z fcよりちょっと高いくらいなんてのは、フルサイズである以上あり得ないです)と思いますよ。
Z 5ベースなら…多少安くなるけど、それ欲しいですか?

EL-NIKKOR 50mm F2.8で桃の節句な接写をしてみた

先日、世界の中古カメラ市で買ってきた引き伸ばしレンズ、EL-NIKKOR 50mm F2.8とベローズPB-4で、桃の節句で妻が買ってきたお花を撮影してみました。

NikonのベローズPB-4と、GITZOのフルードジンバル雲台を組み合わせています。こんな組み合わせで撮る人はそうそう居ないでしょう(笑
そもそも望遠レンズと組み合わせるのが前提なジンバル雲台ですが、全長が長くなり重量もそれなりにあるベローズを組み合わせて使うのも、実はそれなりに使い勝手が良いのです。
特にピシッとアングルを決めやすいので、私はこの組み合わせが好きです。

EL-NIKKOR 50mm F2.8は繊細な描写

EL-NIKKOR 50mm F4も持っていますが、1段明るいこのレンズも、なかなかどうして繊細な描写です。ピントが合えば芯がちゃんとあるけど、柔らかく、それでいて決めの細かい描写です。コントラストはややあっさり目でしょうか。
カメラはD810を使用。内蔵フラッシュは赤外線ワイヤレスコマンダーとしても使用できるので、対応スピードライトを使えば、別途コマンダーなしにワイヤレスでスピードライトが使えるので、スピードライトSB-900を手持ちで、いろいろな角度から光を当てて撮影してみました。
この使い勝手の良さで、この手の撮影では未だD810が欠かせないのです。

いい! 個人的にEL-NIKKOR 50mm F4より、このF2.8のほうが接写においては好みの絵が出ました。カリカリな描写ではなく、柔らかで繊細、ボケのつながりが良好。
50mmなので、接写では被写体にかなりレンズを近づけなければならないのが難点ですが、ワーキングディスタンスをとらなくても良い条件であれば、使い勝手も良好ですね。

Nikon D810 + EL-NIKKOR 50mm F2.8 + BP-4

D810、ずっと外で定点撮影用に使っていて、センサの汚れがかなり気になりました。RAW現像でゴミ取りに苦労しました…。センサクリーニングしないとね。

Nikon Z 9 Firmware C:Ver3.10にアップデートしてみた

発売から1年3ヶ月、2021年12月24日に発売されたNikon Z 9、2021年末に発売されたからか、どうも発売から2年経過しているイメージで語られがちですが、まだ1年ちょっとだったりします。
その間に順当にバージョンアップが行われているのは好感が持てますね。
口の悪い人たちは、そんなのは最初からやっておけ、なんて言いますが、今やミラーレス一眼はソフトウェアのウェイトが大きく、PCやスマホのOSやソフトだってバージョンアップで機能改善やデバッグが行われているので、こうした改善は評価したいです。
個人的には、8.3K60PのRAW動画を撮れるのだから、連写速度も秒20コマと言わず、30コマは行けるのではと思っているのですが、これは次のVer4.00で期待? AF精度や書き込み速度との絡みもあるでしょうけど。

C:Ver3.10への更新内容は以下のとおりです。

  • 以下の製品に対応しました。
  • – NIKKOR Z 85mm f/1.2 S
  • AF エリアモード]を[ワイドエリア AF(S) ]、[ワイドエリア AF(L) ]、[ワイドエリア AF(C1) ]、[ワイドエリア AF(C2) ]、[ 3D- トラッキング]、[オートエリア AF ]のいずれかに設定して連続撮影を行ったときのコントラストが低い被写体に対するピント精度を向上しました。
  • 別売のスピードライト装着時の連続撮影速度を改善しました。
  • 以下の不具合を修正しました。
    • – 再生時の i メニューにある[画像編集]>[トリミング]を行うと、まれに切り抜く範囲が正しく変更できなくなったり、表示画像が歪んだりしてしまう。
    • – 再生時の i メニューにある[画像編集]>[比較明合成]を行うと、多数の画像を合成した時に画像に緑の色付きが発生することがある。
    • – 再生画面で拡大表示した状態でレーティングを設定すると、表示画像が一時的に異常となることがある。
    • – ごくまれにカメラが操作を受け付けなくなる。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/486.html

「…連続撮影を行ったときのコントラストが低い被写体に対するピント精度を向上しました。」と言うのは、元々暗所やコントラストに低いう被写体へのAFが苦手なNikonミラーレス機だけに、どの程度改善されたか気になるところです。

更新ファイルは約95MBもある

早速ダウンロード。Nikon Z 9のFirmwareアップデートはいつも時間がかかりますが、一眼レフと違って更新ファイルのサイズが大きいですからね。今回のファイルは約95MBありました。

パージョンアップのプログレスバー進行は、相変わらず遅いです。更新自体は数分で完了しました。

相変わらず低コントラストは苦手

夜明けの風景を撮ってみました。レンズはNIKKOR Z 40mm f/2です。

画面中央ではAFが合わず、やむなく下の建物にフォーカスエリアを移動

一眼レフのD850ならAFが合うこの風景ですが、残念ながら画面中央の雲のある空ではAFが合わず、やむなく下の建物にAFエリアを移動させて撮影。やっぱりこうした場面でのAFは苦手で、ここがまだ一眼レフのAFセンサに追いついていないです。コントラストAFなら、このくらい雲があればAF合うかなと思ったのですが…。
思うに、Z 9の像面位相差AF暗い場面への対応がそもそも無理で、コントラストAFもまだ洗練度が足りない気がしています全画素使ってのコントラスト検出はしていないのかも? まだまだ改善が必要です。少なくともEVF上で見えているのだから、出来ないはずはないと思っているのですが。

NIKKOR Z 40mm f/2のコマ収差

最近フォトヨドバシで、新宿光學総合研究所なる記事が、どこぞのカメラメーカーとのコラボで書かれていますが、この記事がとてもわかりやすいのです。
コマ収差、なんぞや、というのもとてもわかりやすく書かれています

そのコマ収差ですが、NIKKOR Z 40mm f/2は光学設計がZマウントのニッコールの中では、比較的ゆるいためか、絞り開放だと割りと発生します。上の写真と同じ風景の右下隅を切り出してみました。
絞り開放のf2と1段絞ったf2.8で、これだけコマ収差の出方が違うのです。

どうでしょう? 点の光が扇状になる度合いが、絞り開放では盛大に発生しているのに対して、1段絞りを絞るだけで、これだけ改善します。
もちろん1段では本当に隅の方は多少コマ収差が残っていますが、煙突のてっぺんの赤い光は1段絞ってコマ収差はかなり解消されているのがわかります。
このレンズは、レンズの特性が絞りで変わります。開放ではガチガチに収差をなくしておらず、良い意味で絞りの違いによるレンズの味わいや特性の変化が楽しめます。

NIKKOR Zはどれもものすごく写りがよく、スキのない描写ですが、写りすぎる、という側面も少なからずあります(人間贅沢ですね)。このレンズは、ちょっと肩の力を抜いた感じで好感が持てます。もちろん、もっと高価なZレンズはものすごく良いのですけどね。