「カメラ・レンズ関連」カテゴリーアーカイブ

1 NIKKORの絞りユニットを買ってみた

先日、妻が久しぶりにNikon 1を持ち出したら、なんだか画面が暗いと言います。レンズは1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6、ああまさかね…とか思いながら、絞り設定を変えてみましたが…絞りが動いていない。

ああ、また壊れたか…。そう、1 NIKKORは絞り不具合の発生率が高く、以前はNikonは無料で修理受付していました。

前回修理から3年半、再発です。結局修理も単純に従来と同じ部品のまま交換しているだけで、根本的な構造的欠陥は直っていなかったのでしょうね。
すでに1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6は生産完了から10年近く経過し、修理受付も終了しています。

1 NIKKOR は小型故に絞りの構造に無理があるのか、絞りを駆動させるギヤの破損、絞り羽根の機械的破損、FPC(フレキシブルプリント配線)の接触不良の事例が多いようです。
いずれにしろ、部品交換による対処療法しかないです。ということで部品検索すると、AliExpressに出てくる出てくる(笑)

AliExpressで検索すると、1 NIKKORの絞りユニットや絞り駆動用ギヤが出てくる

元々1 NIKKORもほぼMade in Chinaですからね、修理用部品の純正品なのか互換品なのか、何でもありますね。そりゃ世界一の製造大国、模倣天国(リバースエンジニアリング)です。

とりあえず修理もダメ元です。1 NIKKORは構造が細く華奢なので、ハードルは高そうですが、絞りユニット自体も千円前後で買えるので、今回はギヤだけとかではなく、絞りユニットを買ってみました。

注文から2週間ほどで届きました。

Len Partsだそうです。国内についてからの配達はヤマトでした。

実はAliExpressは初めてでしたが、Amazonで買って中国から届くのと、流れ的には同じですね。国内ではヤマトの関西空港小口オペレーションセンターに入り、そこから発送さていました。それにしても、チャイナからの箱ってテープでグルグル巻き、箱が雨などで崩れないようにしているのでしょうけど、開けづらいです。
中身はこれ。

1 NIKKOR 10-30mm用の絞りユニットと称している部品

細かいな~。モータも小さいです。正直、こりゃ壊れるよなぁ…という作りです。
交換作業自体は正月休み位に行うつもりですが、早く手を付けたい気も。が、色々調べて実際の1 NIKKOR 10-30mmを分解する動画を見つけましたが(案外見つからない)、いやぁ正直難易度高そうです。部品紛失に注意ですね。

うわぁ、部品が細かくて転がしたら見つからなそうです。
動画はあまり画質が良くなく見づらいのが難点ですが、参考にしてみようと思います。

上手く行く確率は五分五分かなぁ…

【百里基地】23/11/20の記録

仕事は忙しいのですが、もう気持ちをリセットしたいのと、技量維持、そしてNIKKOR Z 180-600mmで戦闘機撮影してみたく、百里基地に出向いてきました。

午前。

浜松基地の第41教育飛行隊のT-400(41-5054)が。新人パイロットの教育訓練かな? 後はT-4が上がったのみ。F-2もエプロンに出ていたんですけどね…。3SQ、あまり上がらないんだよね(笑

午後。
やっと3SQのF-2が動き出す。

冒頭のF-2と最後の3枚のT-4はAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR(ロクヨンG)で、それ以外をNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRで撮影。
結論として、古いロクヨンに迫る解像力はありますし、オートフォーカスのスピードも、FマウントのAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRよりむしろ少し速いくらいでした。
よくSTM(ステッピングモータ)のAFレンズはAFが遅い、何ていう人もいますが、モータの種類だけでAFの速さは語れないと思いました。
そもそも光学設計も違うレンズ同士で、AF用モータの種類だけで語っても仕方ないです。
そしてズムリングも回転角が小さいのでズームアップやダウンでも素早く出来て使いやすいですね。直進ズーム出来たSIGMAの150-600mm Sportsも便利でしたが、ズーミングで重心が変わるため、安定性という面では重心変動が少なく鏡胴が伸びないNIKKOR Z 180-600mmのほうが有利ですね。

そして重たすぎるロクヨンと比較すれば、Z 180-600mmは相対的に軽いので、もう撮影が楽で仕方ないです。ロクヨンも最新の軽いのに買い替えたいです。宝くじ当たらないかな(笑

撮影ポイント移動。あえて、その時間は逆光になるけど、降りを間近で撮りたくてここへ。

いや~近い! 特にフォーメーションで降りてきた時は、気が抜けていたのでとっさに構えて画面いっぱい。
ロクヨンとZ 180-600mmのちゃんぽんで撮りましたが、やっぱりロクヨンは単焦点、古くても抜けは良いですね。ただZ 180-600mmも負けていません。

この日の戦闘機はこれだけ。とはいえ、ノーフラとかでなくてよかったです。

最後にまたポイント移動しましたが、F-2は格納し始めて、残念。
救難のUH-60Jと、横風で斜めに向いたスカイマークの降りを撮り(見事な着陸でした!)、コールサイン「はやぶさ UH-2」の無線を聞いて急きょ撮影した陸上自衛隊の最新汎用ヘリUH-2が撮れたので良しとしましょう。

まさかUH-2が見られるとは。今後はたくさん見ることになるんでしょうけどね。

SONY α9III発表、フルサイズミラーレス初のグローバルシャッター機だけど、やや尖った性能かな

噂レベルで、そんなの搭載されるのか!?と言われていたグローバルシャッターセンサ搭載の、SONY α9IIIが発表されました。

1/80000秒シャッター、フラッシュの全速同調

個人的にこのカメラのハイライトはフラッシュの全速同調ができるようになったこと、ここは大きいですね。
従来のカメラも、FP発光(フラッシュ光を高速で何度も発光させる)はフィルムカメラの時代からありましたが、FP発光はガイドナンバーが目減りしてしまうというデメリットがありました。それを気にせずフラッシュを使えるのは、フラッシュ撮影の幅が広がることになります。

秒120コマ連写より「プリ撮影」搭載が嬉しい

秒120コマ連写もすごいですが、実際はそこまで使う事はほぼないでしょう。SONYとしては、ここぞというときにFnボタンに割り当てての使い方を想定しているようです。連続撮影枚数がRAW(多分非可逆圧縮のこと)で192コマ、ロスレス圧縮と圧縮RAWで96枚と少ないのが気になります。
Nikon Z 9の場合、より高画素でありながら高効率圧縮RAWで1000コマ以上となっていることを考えると、連写機としてちょっと物足りないです。
α9IIは「RAW:239枚」となっていて、何故かII型よりバッファが少ないんですよね。センサの違いによりデータ処理量が違うから?

それよりも、「プリ撮影」が搭載されたのが朗報です。Nikon Z 9/ Z 8も同様の機能を搭載していますが、RAWで撮れずJPGノーマルしか使えず、恐らくはイメージセンサの動画モードを使用していると思われます。
α9IIIでは特に制約について書いていないので、RAWでも使えると思われます。これはちょっと羨ましいです。

グローバルシャッター搭載の弊害? ISO感度対応範囲は狭い

これまでグローバルシャッターセンサは、産業用メインで画質より高速性を重視していました。今回初めて民生用フルサイズミラーレスカメラに搭載されたグローバルシャッターですが、ISO感度の範囲がα9IIより狭くなっています

α9II: ISO100-51200 @メカシャッター,  ISO100-25600 @電子シャッター,  (拡張:下限ISO50、上限ISO204800)
α9III: ISO 250 – 25600 (拡張: 下限ISO 125、上限ISO 51200)

このあたり、画質も含め、グローバルシャッターの弊害はありそうです。特に、基本感度がISO250というのは、昼間に低速シャッターを使いたい場面ではNDフィルター必須です。


まだスペックだけしか分かりませんが、やや尖った性能のカメラであることは間違いなく、万人向けではなさそうです。
また値段も80万円台となりそうで、α1とともにかなり高額になりました。少なくとも、私のような素人が買えるようなカメラではなさそうですね。

とはいえ、Nikonに続き、SONYもメカシャッターレスのカメラを登場させ、更にグローバルシャッターを搭載するということは、ミラーレスカメラが新たな時代に突入したという印象です。というより、こうした部分がミラーレスカメラの真骨頂と思いました。機械的要素はますます排除されていくのでしょうね。

AIは万能でもないし正しいとも限らない

技術的な流行で、近年もてはやされるAI(Artificial Intelligence)、人工知能。

実はAIブームは80年代後半から90年代にもあったわけで、それこそ当時の家電にも取り入れられていたりするのですが、あの頃言っていたAIとは、ある程度集約化されたデータベースを元に答えを導くもので、現在のようなディープラーニングによる機械学習、深層学習に基づいた導きとは大きく異なります。
現在のAIは、平たく言うと、散々学習させた結果を元に答えを導く、というもので、20世紀では来なかった大量のデータの蓄積と解析ができるようになり、より導き出せる精度が上がったために、実用に達するものが増えてきた、と言って良いのかなと思います。

ではAIが万能で正しいか、と言われると、そうではないでしょうね。大量に学習しても、そもそも学習するデータの精度、そのデータから答えを導くためのアリゴリズムなど、様々な要因があり、偏向的な学習しかさせないと、答えも偏向した結果にしかならないのです。
ディープラーニングが進化して、大量の学習ができるようになっても、まだまだその学習させるべきデータに達していないことも多いし、学習のさせ方次第という面も大きいです。
マスコミが無闇やたらにAI[による危機を煽ったりもしていますし、ここ十数年の映画のトレンド(AIが暴走するみたいな)にもなっていますが、言う程万能ではないのですよ、現時点では。

で、何が言いたいかというと、AdobeのLightroom Classicに搭載されているAIノイズ軽減も万能ではないって話です。
例えばこの写真。

ANA B767-300ER (JA608A)

鬼滅の刃 じぇっと -弐-が羽田空港にアプローチするのをベランダから撮りました。17時近くで、この時期だともうかなり暗い時間です。写真ではそこそこ明るく見えますが、ISO感度22800、AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRテレコンバーターTC-20EIIIを取り付け、1200mm f/8相当で撮影しました。
この時点で、開放f値がf8なので、AF的に厳しい条件で、使用したボディのNikon Z 9、以前のファームウェアではAFがなかなか合わない条件でした。
しかしだいぶAF(オートフォーカス)も進化しましたね。Z 9は「ディープラーニング技術を用いて開発した優れた被写体検出」を搭載しているため、このディープラーニングによる機械学習の精度アップにより、より被写体検出力は上がっています。
ただ厳しい言い方をすると、それでも暗所のAFの食いつきそのものは、Nikonの現行一眼レフに追いついていないと思いますが。

さて、ISO22800という、常用感度の限界に近い数値、Nikon Z 9は積層型裏面照射型CMOSセンサを搭載していますが、高速読み出しが可能な分、発熱等によるノイズはやや多めです。
この写真を、Adobe Photoshop Lightroom ClassicでAIノイズ軽減させてみました。

Lightroom ClassicによるAIノイズ軽減適用後

いや相変わらず凄いですね。細かいノイズは残りますが、ディテールがさほど潰れずに再現されるのはさすが。
ただ「さほど潰れず…」という表現をしたのは、そうでもない側面を確認したからです。Web掲載用画像は解像度を落としているので、等倍で切り出した写真です。

機体のレジ番号は潰れています

これ、元画像の時点でディテールが潰れてしまった結果、文字として成り立たなかったため、AIによるノイズ除去後も文字の形が崩れてしまっています
この機体のレジ番号は「JA608A」なのですが、AIノイズ除去でノイズを取った結果がこれなので、そもそもが文字としての解像力が不足していたわけです。
仮にAIがこの機体は鬼滅の刃じぇっと弐というのがわかっていれば、ここに入る数字もわかるので、無いディテールを再生できる可能性はありますが、結果としてはこうなりました。
現時点では、恐らくこうであろうという推測からノイズを消していると思われますが、やはり元の画像のノイズが多すぎると、精度が悪くなりますね。
こういう場面では、暗所に強いカメラに限りますね。

上の写真はテレコンを外して、レンズ素の状態で撮影。いくらミラーレス機では開放f値関係なくAFが使えるとは言え、明るいレンズのほうが歩留まりが上がるのは言うまでもありません。初期のFWでは夜は合わなかったNikon Z 9のAF、だいぶ改善されています。ちゃんと合います。ここは素直にディープラーニングによる学習が進んだ成果がAFのアルゴリズムに反映されているのでしょうね。

これで完?Z 180-600mm用のレンズケースにNikon CL-L2を買ってみた

前回の記事で書いた、NIKKOR Z 180-600mm用のレンズケースとして、Nikonのレンズケース、CL-L2を発注し、結構前に届いていたのですが、忙しくて開梱したのは本日です。

送られてきた箱が大きい。でもこの箱がさらに箱に入れられて届いたんですよね…。別にこの箱に希少性もないので、そのまま送ってもらっていいのですが。

では開墾します、いや開梱です。

我が家の600mmレンズを並べてみた

写真右のAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRが入るレンズケースだけあり、高さは結構ありますね。そして写真左のNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRNikon Z 8は余裕で入りそうです。どちらも運べるということで、汎用性は高いですね。
ただ、AF-S 600mmは普段Loweproのレンズトレッカー600AW IIIで運んでいるため、今後上の写真の2本のレンズを持っていく時は、600AW IIIを背負って、さらにCL-L2を肩がけすることにはなります。
ただ、AF-S 600mmを持っていかずZ 180-600mmとZ 24-200mmでボディ1台だけなら、CL-L2はスリムなので、持ち運びは随分楽になりそうです。

まずは、CL-L2の対応表にも書かれている中で最大級の、AF-S 600mm f/4Gを入れてみましょう。

さすがにAF-S 600mm f/4Gだとギリギリサイズ。三脚座の出っ張りが気になります。ただ、三脚座にアルカスイスプレートを取り付けているので、これを外せば多少手出っ張りは抑えられるでしょう。

さて、本命のZ 180-600mmは余裕で入ることは確定ですが、Z 8とセットで入れてみましょう。

Nikon Z 8 + NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは高さも余裕が

余裕でした。写真ではZ 8ですが、Z 9でもOK。何ならグリップ付きのZ 8も多分問題ないです。ボディと一緒に入るのは大きなメリットです。これだけで望遠撮影に出かけられます。
ただし、このままだとレンズが細いので(AF-S 600mmと比較して)バッグの隙間に余裕があり過ぎて遊んでしまうので、付属の詰め物を入れてみます。

これがZ 180-600mmに合わせたかのようにぴったりです。更にカメラの上の空間にも余裕があるので、付属のポーチ(フィルタやキャップのケース?)が入ります。
ということで、このカメラバッグ、メーカー問わずオススメです。ってNikonって黄色で入っていますけどね。SONYのボディ+FE 200-600mmにもちょうどよいですね。

しかし、まさか最終的な答えが、同じNikonの望遠用汎用レンズケースになるとは。バッグ(レンズケース)は奥が深いな。

これってバッグ沼じゃん(笑

と思わずにはいられないです。Nikonって昔からカメラ・レンズバッグ類に力を入れていて、ラインナップも豊富ですが、あまり宣伝してないので、すっかり見落としていました。

恐らくFマウント望遠レンズの終息と共に、このケースも生産終了になると思われ、買うなら今がチャンスと思います。
同じようなサイズのZマウント用のCL-L3はやや値上がりして1万円台後半です。もっとも、それでも安い部類と思います。

私は楽天のコジマで購入しました。

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ニコン Nikon レンズセミソフトケース CL-L2
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Amazonは執筆時点で在庫1個(ちょっと前まで品切れ)。製品も古いことから、売れてしまえば在庫補充されず販売終了かもしれませんね。

後継のCL-L3もコンセプトは同じで、対応はZマウントレンズの望遠ですが、汎用なので実際はレンズマウントは関係ないです。

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CL-L2がディスコンになったら、CL-L3もおすすめですね。

続・NIKKOR Z 180-600mm用レンズケース考

NIKKOR Z 180-600mmとAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRを両方持っていきたい、となった場合のレンズケース。
過去のブログで考えた挙げ句…

失敗しました…

そう、微妙に長いんです。

JJCのレンズケースが唯一、サイズ的に問題なさそうなのですが、かなり大きくなってしまい、Loweproのレンズトレッカー600AW IIIのサイドに取付ける…というのはちょっと難しそうです。

こうなると、バッグ2つにせざるを得ないな…となり、白羽の矢が立ったのが、Nikonのレンズケース、CL-L2です。

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このケース、NikonのFマウントの大型望遠レンズに対応しています。対応レンズを見ると…

・AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR
・AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
・AF-S NIKKOR 200-400mm f/4G ED VR II
・AF-S VR Zoom-Nikkor 200-400mm f/4G IF-ED
・AF-S NIKKOR 400mm f/2.8G ED VR
・AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR
・AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
・AF-I 400mm f/2.8D IF-ED
・AF-I 500mm f/4D IF-ED
・AF-I 600mm f/4D IF-ED

とあります。
かなり幅広い年代の大型望遠レンズに対応できます。なぜか現行品EタイプやGタイプ以前のAF-S Dタイプのの単焦点望遠レンズは入っていませんが。
サイズ的には、NIKKOR Z 180-600mmとBODYという組合せでも入りそうです。

実は、Zマウント用にも似た望遠レンズ用のレンズケースのCL-L3があります。サイドポケットがファスナー付きになっているなど、改良されているようですが、値段も上がっています。

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いずれにしろ、これらのNikonのレンズケースは1種類のレンズ専用品ではなく、汎用で作られています。なので、サイズ的にZ 180-600mmにも対応できそうです。
しかも、割としっかりしたつくりっぽいのに値段も高くなく、コスパはよさそうですね。リュックタイプではなく肩がけなのも良いです。

ということで、CL-L2を手配してみました。手持ちのAF-S 600mm f/4Gにも対応しますし、汎用的に使えそうです。
さてどんな感じだろうか?

数年ぶりに東京ディズニーランドに行ってきた

子どもたちの学校がナンチャラ記念日とかで休み、ということで、自分も妻も仕事を休んで、数年ぶりに東京ディズニーランドへ行ってきました。
何でもこの日は夜貸し切りがあるとかで、18時半で閉園、なのでハロウィンでディズニーランド40周年でも、比較的空いているかも、とのことでした。

行ってみたら、実際めちゃくちゃ混むクリスマに比べたら、比較的空いていましたね。

何せ子どもたちは5年ぶりなので、上の娘は前回はうろ覚え、下の息子は記憶にないですから、純粋に楽しめたかなと。
一番奥のロジャーラビットから見てきましたが、大人気のアトラクションではないのか、一番乗り! ディズニーランドでアトラクション一番乗りなんてのは、人生でもそうそう経験しないですね。

昔からあるイッツ・ア・スモール・ワールドも、リニューアルしていまして、子供らはああ言うのがいいみたいです。上の写真にあるような、和のテイストは昔はなかったような。

うちはガチなディズニーファンではないので、楽しめるアトラクションを、さほど並ばずに楽しみました。
この日は、ある程度人気トップレベルを外せば、並んでも1時間かからずだったので、やはりいつもよりは空いているのでしょうね。

最後に娘のリクエストで、「ミニーのスタイルスタジオ」で写真を撮って、娘は小遣いで買ったポーチにサインしてもらえて満足だったようです。

ミニーがサイン中

こういうのは嬉しいですよね。

ってことで、18時半と早めの終了でしたが、ハロウィン期間にしては空いていたので、割と多く回れて良かったです。疲労困憊ですけどね。

次来れるのは…お値段的に厳しいのもあるけど、娘も大きくなってきて、だんだん家族で行かなくなるのかな、と思うとちょっと寂しい気もします。


この日の撮影は、お気軽にPanasonic LUMIX GX7MK3にしようかと思ったけど、結局Nikon Z 8にZ 24-200mmとZ 40mm f/2のお気軽2本。
昔みたいにAF-S 24-70mm f/2.8を持ち出すより、お気軽に撮影したいなと思いまして。
ただ、やっぱり質のいい単焦点レンズは1本欲しいなと思いました。NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sがやっぱりスナップに1本欲しいなと思っています。40mmも悪くはないんですけどね。

そしてNikon Z 8のバッテリ、予備で2本持っていきましたが。ものの見事に3本が空に。最後の写真を撮った時は残量6%でした…。モバイルバッテリも電池切れだったので、割とヒヤヒヤでしたね。
途中までGPSアダプタを付けていたので、余計にバッテリ消費は大きかったけど、1日撮影なら予備バッテリは3本欲しいと思いました。撮影枚数自体は900枚もないのですが、連続撮影でないと、撮影枚数に対する消費が大きいですね。EN-EL15c、買わないとなぁ…

プロの動画機材が気になる

高校生の頃放送局(放送部+放送委員会的な扱いだったので部ではなく局でした)に入っていたこともあり、音声のみの番組収録や音響編集、自分は主担当ではなかったけど、ビデオ撮影&編集(当時8mmビデオからデジタルビデオへの移行期)をやっていたので、今でもそうした映像機材は好きです。

最近は動画もよく撮るようになったので、プロが使っているような機材も気になります。
スチルカメラと違って、動画の場合はプロ用とコンシューマ用、明確に機材が分かれていますし、お値段も桁が2つ以上違ったりします。

ただ、アナログビデオの時代と比べると、そうしたプロの機材とコンシューマの機材の差は、縮まってきているように思います。もちろん明確に違う部分は多々ありますが。
例えば、3CMOS(あるいは3CCD)のように、レンズを通した光をプリズムでRGBの3原色に分光し、それぞれのイメージセンサで撮影できるシステムはスチルカメラにはなく(SIGMAのFoveonセンサも3原色分離だけど、見かけ上1枚のセンサで色分離する垂直色分離方式なので、やり方が異なる)、このあたりはビデオカメラならではですね。
3CMOSのビデオカメラ自体は、上級のコンシューマ向けビデオカメラにもあるけど、レンズ交換式となると、もう業務用の世界になってきます。

先日娘が合唱をやってきた会場にあったビデオカメラ。
ケーブルテレビなどで放送するのかな? ビデオカメラ本体はSONYのXDCAMフォーマットで、PDW-850辺りかしら? 3CCDのハイビジョンモデルです。4K放送しなければコレで十分なわけです。
レンズはFUJINON、アームで別途プレビューモニターと、進行表を表示のためiPadも取り付けています。

三脚の雲台はザハトラーのVIDEO 18SBのようです。ザハトラー、最近は野鳥撮りのスチル分野でも使われていて人気ですが、業務用と考えれば良いけど、一般人にとっては高級品ですからね。手が出ません。

プロのマネは出来ないけど、参考にはできるので、なるほど、こうして撮っているんだな~ってなってます。
そろそろマイクを新調したいな。

なお、この写真を撮ったNikon Z 8で、そのままN-RAWで動画撮影をこの後行いました。ちょっと前まで、気軽にRAW動画なんて考えられなかったもんなぁ…。

Medical-NIKKOR 120mm F4(IF)用のDC電源LD-2を入手

以前、Medical-NIKKOR 120mm F4(IF)とAC電源のLA-2を入手しましたが、残念ながら電源のLA-2は故障していて、そのうち修理しようかと思っていましたが、今回乾電池で動かすためのDC電源LD-2を入手しました。
単3電池8本で動きます。

Medical-NIKKOR 120mm F4(IF)用DC電源LD-2

電池であれば、構造も単純ですし、何ならAC化の改造もしやすいですね。
問題は使えるかどうか。
何しろ、Medical-NIKKOR 120mmは1981年に販売され、1998年まで売られていましたが、殆どの個体は80年代製造。私の個体はS/N:180945なので、ごく初期の個体と思われます。
40年前後経過しているものが多いので、レンズ本体はともかく、こうした電源周りのアクセサリが枯渇しています。
レンズ単体だけなら比較的入手しやすいのですが、専用の電源やコード類、アタッチメントレンズといった付属品が欠品しているケースが多いのです。
当方も2倍撮影が可能なアタッチメントレンズがないため、手に入れたいとは思っています。

話はそれましたが、コード類はあるため、これが断線していないことを祈りつつ、接続してみました。
さて光るかな?

電源ON! キュイ~ンとコイル鳴きの音を発していますが、イチかバチかでシャッターを切ると…光った!

ということで、早速ベランダの花を撮ってみました。

カメラはNikon D850です。Medical-NIKKORは電源ユニットと、カメラ側のシンクロケーブルを接続すれば、どのカメラでも使用可能。何ならZマウント機でも可能ですが、シンクロターミナルを備えているのは、今のところNikon Z 9のみで、他のカメラは別途アクセサリシューからシンクロターミナル端子を取り出すホットシューアダプタを使用すれば使用可能です。

今回は撮影倍率を入れてみました。描写はやや固めかな? 構造上絞り設定がなく、撮影倍率が上がるほど絞られ、1x(等倍)ではf32まで絞られます。
とはいえ、現代なら感度をコントロールできますし、レンズ本体のあるISO/ASA設定で光量もある程度コントロールできます。
実際の使っている様子は、そのうち別途記事にしたいと思います。

元々医療用の記録撮影用として開発されたMedical-NIKKORは、先に200mmが販売され、これは焦点距離が長くワーキングディスタンスも大きいことから、手術などの邪魔にならない距離から撮影、という至上命題を満たすレンズでしたが、その後に出た120mmはワーキングディスタンスが200mmほどはとれないため、どちらかという本来の医療用途よりは学術用途などの接写用として入手した人も多かったのではないでしょうか? 現在でも比較的流通しているのは、そこそこの数が売れたからでしょう。

とりあえず、レンズ内蔵のフラッシュが生きていることがわかっただけでも、コレクションとしての価値がちょっとは上がったかな?

Nikon Z 9のFW:Ver4.10に鳥と飛行機認識モードが追加された!

元々Nikon Z 9は当初から動物認識モードと乗り物認識モードがあったので、その中に撮りや飛行機も含まれていましたが、今回のファームウェアアプデートで、独立した認識モードとして追加されました。

早速アップデートしてみました。

一眼レフよりファームウェアの容量も増えているZ 9、相変わらず更新は時間がかかります。

動物認識の中の大括りの1つだった「鳥」と、乗り物の中の大括りの1つだった「飛行機」が、それぞれ専用モードとなったことで、被写体認識の精度アップするものと思われます。同じ画面の中に複数の別々の被写体が入った際に、それに引っ張られづらくなると良いですね。

ただ、個人的に、恩恵がありそうなのは飛行機よりも鳥かなと思います。鳥撮りの人からは、Nikonの被写体認識は背景の岩や木の枝にピントを持っていかれる、という話もよく聞くので、そういったシーンで認識率が良くなるとよいですね。

正直飛行機は、初期のファームウェアからよく出来ているのと、鳥と違って背景がゴチャつくことは少ないですし、被写体も鳥に比べたら遥かに大きいですからね。

Nikon Z 9購入直後の撮影。Ver1.0のFWでもちゃんと飛行機のコックピットを認識している

例えば購入直後のFW:Ver1.0であっても、旅客機のコックピット付近をちゃんと認識できています。
なので、自分の撮影のメインである航空機の撮影では、従来以上に他の被写体に引っ張られなければ御の字かなと思っています。

一方で、X(Twitter)のフォロワーさんの検証では、旅客機のような大きな被写体よりむしろ、戦闘機くらいの大きさの被写体での追従制度が上がっている印象でした。

早く戦闘機で試してみたいです。

それにしても、発売からまもなく2年近くなるNikon Z 9ですが、順当にFWアップデートで機能追加と改善が図られていますね。

Z 8のHEIF対応は、Nikonの中の人からは、FWアップによる追加は難しいと言われていましたが、これについてはあまり重要ではないと考えます。まだWindowsやAndroid環境では、HEIFの閲覧が難しいからです。
また、Nikon Z fで初めてNikonとしてセンサシフトによるハイレゾモード、モアレ低減モードが追加されていますが、これもハードウェアに依存すると思われ、FWアップによる機能追加は難しいと思われます。
が、ちょっとだけ期待している自分もいたりして(笑