「カメラ・レンズ関連」カテゴリーアーカイブ

Nikon F90Xのシャッターカウント数

Nikon F100のシリアル通信が不調な件で、F90Xも引っ張り出してきたついでに、SoftTALKで色々設定を見直していました。

Nikon純正のF90/F90XフォトセクレタリーAC-PW-Jでは、カメラの状態表示はこんな感じでした。

Nikon F90・F90Xフォトセクレタリー AC-PW-J

これがサードのソフトであるSoftTALK2000では、もう少し多くの情報が表示できます。

SoftTALK2000ではシャッターカウント(Total Frames)が表示できる!

Statusの項目をよく見るとTotal Frames、つまりシャッターカウント数が表示できるのです!
デジタルカメラでは当たり前にシャッターカウント数が撮影データに付与されますが、フィルムカメラではカメラ本体でそれを行わない限り不可能です。

元々、私の使っているF90Xは、マルチコントロールバックMF-26を搭載したF90Xsというモデルで、シャッターを切った回数を記録、またフィルムに焼き付け可能なアップカウント値(6桁)の機能があります。
ただ、現時点でMF-26はバッテリ切れとなっているため、アップカウント値は保持していないものと思っていました。
ところが数値はきちんと保持されている上に、空シャッターを切るとちゃんとカウント数が更新されるんです。いや30年前のカメラなのにすごいね!

そしてF90Xsをよく使っていた1998~2007年(Nikon D300購入まで)のおおよそ9年でのシャッターカウントは1万回なんですね。これは36枚撮りフィルムで277本程度です。
概ね月2,3本撮影していたので、だいたい感覚的には合っていますね。

フィルム時代にシャッター回数なんて気にしたことない

考えてみれば、デジタルからになり、段々とメモリ容量が上がってから、シャッターを切る数はそれこそ対数のごとく増加しましたね。フィルムでは当たり前ですが1本36枚程度。長尺フィルムを装填できる、例えばNikon F3用のフィルムバックMF-4250コマです。報道カメラマンなどプロカメラマンならともかく、一般的な素人カメラマンが切れるシャッター数は、フィルム時代ではたかが知れていたということです。
デジタルになった今では、1回の撮影で1万枚撮影したなんて話も聞きますが(ほぼ動画w)、それを私のF90Xでは9年かけて達成したわけで、シャッター幕の耐久数など、フィルムカメラの時代では素人にとっては気にすることではなかったのです。

それこそ業務用途、昔アサヒカメラで見たNikon F3の記事で、図書の複写用途でF3を使って80万回シャッターを切っても壊れなかったことが伝説のような扱いになっていますが、デジタルに成り1TBなんてメモリカードも当たり前になりつつある現在、もうメカシャッター耐久40万回でも足りない時代になり、Nikon Z 9 / Z 8、SONY α9IIIのようにセンサの読み出し向上でメカシャッターレスになるのがだんだん当たり前になっていくんでしょうね。

フォーカス距離も読み出せる

話を戻すと、SoftTALK2000では純正のフォトセクレタリーで表示できないフォーカス距離も表示されるんですね。

距離エンコーダ搭載のDタイプ以降のレンズならフォーカス距離も表示できる

コンマ1m単位でしか表示できませんが、ftとmの数値が変わるタイミングが異なるため、実際の距離エンコーダの分解能はもう少し高いと思われます。
この時のレンズはAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDで、F90X発売当時はGタイプレンズは存在しませんでしたが、絞りリングが無く絞り優先やマニュアルモードでは最小絞りに固定されてしまう以外は問題なくF90Xで使用可能。超音波モータレンズも使えますし、絞りもプログラムオートからコマンドダイヤル回せば間接的に調整可能です。

世の中ではF100とF801シリーズに挟まれてやや不人気なF90シリーズですが、こんな感じで当時としてはかなり高機能なカメラだったわけです。
中古では二束三文どころか見かける機会も減ってきましたが、ファインダも良いので是非使ってみてくださいね。

Nikon F100の10ピンターミナルのシリアル通信が不調

先日スキャンしたフィルム、Nikon F100で撮影しましたが、F100では撮影データを専用ソフトで吸い出すことが可能です。
大昔に買ったNikon F90/F90X用のフォトセクレタリー用の10ピン-RS-232Cケーブルは、そのままF100でも使用できることは以前から記事として書いています。

今回も、フリーソフトのSoftTALKとRS-232Cケーブルでデータを吸い出そうとしたのですが…

Nikon F100と接続できない…

なんと接続できないではないですか…。去年SSDを改装してOSを入れ直して以来初めて使ったので、もしかしたらOS側の問題(Windows11)で使えなくなった?
シリアルポートの番号を変えたり、通信速度を変更してみても変化なし。以前は簡単につながったのに。

ケーブルが古くて断線しているかもしれない? 不具合の切り分けをしてみます。
そこで、Windows XPが入った古いPC(DELL XPS M1210)を久しぶりに引っ張り出してきました。

そしてカメラも、Nikon F90Xをまずは接続。シリアルケーブルはUSBに変換しています。

SoftTALK2000で通信できることを確認

久しぶりにWindows XPを起動。懐かしいな。このPCはもう16年前に買ったものですが、ちゃんと生きています。
そしてSoftTALKでちゃんと通信できることを確認。

ちなみにF90/F90X用のフォトセクレタリーでもちゃんと通信できました。

フォトセクレタリーでNikon F90Xを認識

つまり、フォトセクレタリーの通信ケーブル(シリアル-USB変換ケーブル含む)は問題ない。

どうやらF100の10ピンターミナルが駄目っぽい。ただ、ケーブルレリーズは使えたので、レリーズに関わる通信はできるけど、シリアル通信が駄目なようです。
何度か繋いだり外したりしているうちに、1度だけカメラを認識出来ました! そしてデータが吸い出せました。

何故か1回だけF100が認識されて、SoftTALKでデータを吸い出せた

そして、再び通信ができなくなりました。
カメラとしては普通に使えて問題ないし、F90/F90Xと違ってF100のカスタム設定はカメラ本体で可能なので、繋がらないとデータが吸い出せないくらいしか弊害はないのですが、なんだかモヤモヤする不具合ですね。もうそんな修理はできないだろうし、そもそもソフトもケーブルも大昔のもので、誰もサポートが出来ないですし。

あまり使いたくない接点復活剤を試しましたがやっぱり駄目で、F100側の通信コントロールチップが駄目なのかな?

1月に奥多摩日原で撮影したフィルムをスキャンした

現像はとっくの昔にしていたのですが、スキャンし忘れたままだったフィルムをスキャンしました。

上のブログと同じ日にフィルムで撮った写真です。今回はフィルムはリバーサルのFujichrome PROVIA 100F(RDPIII)だったので、カメラはF100を使用。
なのにレンズはすべてMFのAI Nikkor 24mm f/2, PC-Nikkor 28mm f/3.5, AI Nikkor 50mm f/1.2Sと揃いも揃って非CPUレンズ。
そう言えば、F100では非CPUレンズはマルチパターン測光が使えないことを、撮影途中に気づきまして。ええ、中央部重点測光になることを忘れていました(汗

よって今回は露出がやや思い通りになっていなかったのと、やっぱり古いMFレンズ、絞り開放付近は結構厳しいなと。最近のデジタルカメラで撮るよりもレンズの素の性能が出てしまいますからね。そう、昔は基本絞って撮るのが当たり前でしたね。
横着せず三脚を使ってじっくり撮らなきゃなぁと反省。フィルム時代の作法を忘れつつありますね。

今回はNikon COOLSCAN V EDでRAWでスキャンしたものを、Lightroom Classicで少しだけ補正しています。なぜか純正のRAW現像ソフトであるNX Studioでは、COOLSCANのRAWデータは調整ができないんですよね、以前は多少は出来たのですが。Lightroom Classicのほうが調整可能な項目が圧倒的に多いのです。

そういえば、最近はデジタルは写りすぎるなんて話を聞きますが、確かにフィルムをスキャンして、このくらいがちょうどいいときもあるよな、と思った次第。
デジタルで撮った写真(上のブログのリンク先)とも比較してみてください。

【百里基地】2009年3月16日の記録

古い写真データのうちJPG形式のファイルが0バイトになってしまう事例が発生。幸い複数のバックアップのうちの1つにデータが残っていたので復元できたけど、ちょっと怖い事象ですね。同じ画像でもJPG形式以外、RAWデータやTIFF形式、PhotoshopのPSD形式では発生せず。
JPG形式は以前から画像データの一部欠損が発生するなど、エラー訂正が他の形式より弱いのかな?

そんな事態があって古いデータを色々見ていたら、目についてしまった百里基地の写真。古いアルバムを整理していたらついつい見入ってしまう例のやつです(笑
2009年3月16日、今か15年前の百里基地の様子。当時は茨城空港建造に伴い工事が行われていて、この日は21R上がりでした。
この時代は手前の滑走路を使っていたので、とても近い! D300にAI AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF) + TC-14EIIでこれだけ撮れた時代。

古いRAWデータも、現代のRAW現像ソフトでよりきれいに現像できますね。何ならAIで解像度アップやノイズ除去も可能になりました。

RF-4EJ (67-6380)は501SQ最後にはフィルムをまとったスペシャルマーキングを施した機体でした。この日は偵察機ながら、戦闘機時代の兵装運用能力を活かしてAIM-9Lのキャプティブ弾を装着していました。
最初から偵察機型のRF-4Eにミサイルの運用能力はないけれど、元々戦闘機だったRF-4EJにはその運用能力が残されています。380号機は偵察機に回収された中でも量産改修型と呼ばれる機体で、偵察用吊り下げポッドとしては、LOROP(長距離斜め写真)ポッドに加えて戦術偵察(TAC)ポッド及び戦術電子偵察(TACER)の運用能力の追加に加えて、慣性航法装置レーダやー警戒装置をF-4EJ改と同様ののJ/ASN-4とJ/APR-6Aに変更した機体です。

2009年はまだ百里基地には梅組の305SQのF-15Jがいて、戦闘機型ファントムの301SQや302SQはまだいなかった時代でした。
この頃からちょくちょく百里基地に通うようになりましたね。まだまともに撮れるのが転がりばかりでした。1回の撮影も2,3百枚程度でしたね。

移転オープンした三宝カメラに行ってきた

この週末、目黒から世田谷に移転し再オープンした三宝カメラに行ってきました。

新店舗は東急線自由が丘から徒歩10分程度の場所です。世田谷だけあり、道中はオシャレな感じのお店が多くありました。
以前リフォーム関係のお店が入っていた場所のようです。目印は写真にあるように、トヨタレンタカーのお隣です。

お店は以前の店舗より少しだけ狭くなったかな? また以前のお店には駐車場もありましたが、新店舗にはないようですね。
周辺は世田谷だけあって、コインパーキングは10分200~300円とお高いので、電車で来るのが良さそうです。ただ、大きな機材を売り買いする時はちょっと不便かな?

個人的には、電車で乗換1回、急行を使えば最短40分かからないで行けるようになったのが有り難いです。

レンズ類は買わなかったけど、ノベリティをいただき、RolleiのBWフィルム、RETRO 400Sを購入。

しかしまあ…いかにも世田谷な街並みですね。同じ東京でも、ほぼ埼玉な自分の生活圏とは意識が違いますね(笑)
お昼から飲めるバーもあり、時間に余裕があればこういうところも行ってみたいな

Nikon Z 9 FW C:Ver.5.00とオートキャプチャー[飛行機]

2023年6月のVer4.00以来となる、Nikon Z 9のファームウェア(以下FW)の大型アップデート、C:Ver.5.00が先日発表されました。

大型アップデートだけに、更新内容は多岐にわたっています。

■ 静止画撮影関連

  • [静止画撮影メニュー]>[オートキャプチャー]に以下の機能追加と変更を行いました。
  • 撮影開始日時と撮影時間を事前指定できる予約機能の追加
  • 撮像範囲に[DX(24×16)]を追加
  • 被写体検出対象に[飛行機]を追加
  • カメラのマニュアルフォーカス設定に対応
  • 設定画面の表示と項目名の一部変更
  • [詳細条件:距離]で設定できる範囲を拡張
  • [ハイスピードフレームキャプチャー+]にレリーズモード[C15]を追加しました。
  • [静止画撮影メニュー]>[高周波フリッカー低減]に周波数設定モードを追加し、周波数のプリセットを設定できるようにしました。
  • [ピクチャーコントロール]に[リッチトーンポートレート]を追加しました。
  • [静止画撮影メニュー]に[人物印象調整]を追加しました。
  • [静止画撮影メニュー]に[美肌効果]を追加しました。
  • [静止画撮影メニュー]にノイズ低減処理の種類を選ぶ[高感度ノイズ処理モード]を追加しました。
  • [静止画撮影メニュー]>[画質モード設定]>[画質モード(HSFC)]に[ハイスピードフレームキャプチャ-+]撮影時の画質を設定する機能を追加しました。
  • ライブビュー拡大表示の倍率を、最大 400% まで拡大できるようにしました。
  • Profoto A10 の LED 定常光を AF 補助光として使用可能になりました。
    ※ Profoto A10 ファームウェアのバージョンアップが必要です。詳細は Profoto 社 Web ページをご参照ください。

    ■ 動画撮影関連
  • [動画撮影メニュー]>[オートキャプチャー]に以下の機能追加と変更を行いました。
  • 撮影開始日時と撮影時間を事前指定できる予約機能の追加
  • 撮像範囲に[DX]を追加
  • 被写体検出対象に[飛行機]を追加
  • カメラのマニュアルフォーカス設定に対応
  • 設定画面の表示と項目名の一部変更
  • [詳細条件:距離]で設定できる範囲を拡張
  • ピクチャーコントロールに[リッチトーンポートレート]を追加しました。
  • [動画撮影メニュー]に[人物印象調整]を追加しました。
  • [動画撮影メニュー]に[美肌効果]を追加しました。
  • [動画撮影メニュー]>[ハイレゾズーム]に以下の機能の追加および変更をしました。
  • ハイレゾズーム有効時にピントが合った時の表示の色の変更
  • サブセレクターでの操作
  • ライブビュー拡大表示の倍率を、最大 400% まで拡大できるようにしました。

    ■ 再生関連
  • 動画再生時のiメニュー項目に[再生の速度]を追加しました。
  • 再生時のiメニュー[画像編集]に[画像編集機能のカスタマイズ]を追加しました。
  • [再生メニュー]に[縦横位置情報の記録]を追加しました。
  • [再生メニュー]>[グループ再生の設定]に[自動連続再生の設定]を追加しました。
  • 画像送り中にカメラの姿勢変化を検出時、画像送り中は操作を継続するよう変更しました。
  • 動画再生時に、現在の再生速度を 1 コマ表示モードの画面上に表示するよう変更しました。
  • RAW 画像再生時の i メニュー[画像編集]>[リサイズ]に[4608 x 3072;14.2M]を追加しました。

    ■ 操作関連
  • 以下の[カスタムメニュー]に割り当て可能なボタン、割り当てられる機能を追加しました。
  • f1 および g1[iメニューのカスタマイズ]
  • f2[カスタムボタンの機能(撮影)]と g2[カスタムボタンの機能]
  • f3[カスタムボタンの機能(再生)]
    ※ [ピント位置優先(顔検出)]は、f3[カスタムボタンの機能(再生)]>[メインコマンドダイヤル]または[サブコマンドダイヤル]>[画像送り時の拡大位置]で設定可能です。
    ※ f3[カスタムボタンの機能(再生)]>[メインコマンドダイヤル]または[サブコマンドダイヤル]>[画像送り]の設定が、拡大再生中の画像送りにも適用されるようになりました。
    ※ モニターモードの切り替え機能をプロテクト/ Fn4 ボタン、及び音声ボタンに割り当てることが可能になりました。
  • 静止画モードと動画モード各々で撮影モードを設定可能にしました。
    ※ ファームウェアのバージョンアップ直後は、撮影メニュー[A]~[D]の撮影モードがすべて P に設定されています。
  • [カスタムメニュー]>a11[フォーカスポイント表示]に[フォーカスポイントの太さ]を追加しました。
  • [カスタムメニュー]>a14[MF時の絞り解放Lv]を追加しました。
  • [カスタムメニュー]>d19 と g17 に[半押し拡大解除(MF)]を追加しました。
  • 撮影機能の呼び出し(ホールド)中に露出補正とホワイトバランスの設定の変更が可能になりました。
  • [セットアップメニュー]の[カード初期化(フォーマット)]で物理フォーマットの手順を変更しました。

    ■ 表示関連
  • 動画撮影モード時、メモリーカード高温の注意表示の表示位置を変更しました。

    ■ ネットワーク関連
  • ATOMOS AirGlu BT と接続時、接続が切断したとき、または接続が不安定なときに警告表示を行うようにしました。
  • スマートフォンとの無線接続方法として[Wi-Fi接続(ステーションモード)]を追加しました。
  • [ネットワークメニュー]>[FTPサーバーと接続]でポート番号を指定できるようになりました。
  • [ネットワークメニュー]>[FTPサーバーと接続]>[オプション]に[送信時の HEIF 変換]を追加しました。
    ※ 変換後の HEIF 画像はメモリーカードには保存されません。
  • リモートグリップ MC-N10 と ATOMOS AirGlu BT の併用が可能になりました。
  • IP アドレスを自動取得後、自動取得を OFF にしても取得したアドレスを保持するよう対応しました。
  • TCP / IP 編集画面にて、自動取得したゲートウェイ / DNS サーバーのアドレスを表示するよう対応しました。
  • 送信時に画像ファイルがリネームされた場合、画像ファイル名と音声ファイル名を一致させるよう対応しました。

    ■ その他
  • [AF エリアモード]が[3D- トラッキング]に設定され、かつ人物が大きく写っている場合、AF エリアの近くに瞳の検出枠があるときは、AF エリアに近い瞳を優先してピントを合わせるようにしました。
  • [静止画撮影メニュー]>[静止画フリッカー低減]を[ON]に設定した場合、シャッターをきるときに撮影画面が一瞬暗くなりますが、暗くなる時間を短縮しました。
  • [カスタムメニュー]>d12[赤色画面表示]で、[表示モード1]或いは[表示モード2]に設定しているときの RGB ヒストグラム表示を見やすくしました。
  • [セットアップメニュー]>[ファームウェアバージョン]に GNSS モジュールの ファームウェア「G」も表示するよう対応しました。
  • GNSS モジュールのファームウェアバージョンアップが可能になりました。
    ※ ファームウェア「G」が 0.17 の場合はすでに改善済みのため、2 回目のバージョンアップは必要ありません。
    ※ バージョンアップ手順は【GNSS モジュールのファームウェアバージョンアップについて】をご参照ください。
  • GNSS モジュールのファームウェアを更新しました。
  • 特定の(準天頂衛星「みちびき」(QZSS)を捕捉できる)地域で使用する場合に、捕捉する性能を改善しました。
  • 以下の不具合を修正しました。
  • [AF エリアモード]を[ワイドエリア AF(S)]、[ワイドエリア AF(L)]、[ワイドエリア AF(C1)]、[ワイドエリア AF(C2)]のいずれかに設定していると、被写体を検出している時にセットアップメニューの[AF 微調節の設定]で設定した微調節量が反映されない。
  • [再生メニュー]>[グループ再生の設定]>[サブセレクターで先頭画像表示]を ON にした状態で連続撮影後、メモリーカードアクセスランプが点灯している状態で再生画面に切り替えてサブセレクターを操作すると、意図した動作にならない。
  • 連写やフォーカスシフト撮影を行った際に露出が正しくない場合がある。
  • シャッタースピードを[Bulb]に設定したとき、シャッターボタンを押しても撮影されない場合がある。
  • 飛行機の撮影を繰り返していると、正しい位置で被写体が検出されない場合がある。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/516.html

今回は今までのメジャーアップデートと比較すると、大きな改良や改善、機能追加はないですね。Z 8など他の機種に先行搭載されていた機能が追加されたりしましたが、オートキャプチャーでは新たに被写体検出に「飛行機」が追加されたのが個人的に嬉しい部分です。

FWのアップデートは、今回GNSS(衛星測位システム)も含まれていますが、最初のアップデートはFWのみで、同じファイルを消さずにもう一度バージョンアップすると、GNSSのFWアップデートが開始されます。これ1回でやってくれないのかな? ちょっと分かりづらいです。

さて、まずはオートキャプチャーに「被写体検出対象に[飛行機]を追加」とあるので、練馬区光が丘清掃工場の煙突と飛行機のコラボを狙います。

バッテリだけでは持たないので、USBより外部給電

ベランダフォト無人撮影で最初に撮れた被写体はこれだ!

?????

なんと飛行機ではなく飛行するカラスだった! シャッタースピードが遅いのでブレているけど、ちゃんとピントは来ているっぽい。
こんな感じで、無人で写真が撮れるので、ネイチャーフォトに良いかも?

航空機の場合、この辺りを飛行するのはヘリコプターや厚木・横田・入間基地の航空機なので、それが映ると有り難いのですが…。
この焦点距離だと飛行機は小さすぎるかもですね。逆に鳥が写ってしまいますね。とにかくいろいろ試してみたいと思います。

ニッコールは電気映画の夢を見るか?

昨日仕事を終えてスマホを観てみたら、こんなニュースが出ていて度肝を抜かれました!

なんと、あのNikonが、シネカメラ(映画・動画撮影用の業務用カメラ)で有名なRED.com,LLCを子会社化したというニュースです。

RED.com,LLCの8Kシネカメラ

シネカメラで有名なREDは、2022年5月にNikonに対して、Nikon Z 9に搭載されているRAWの圧縮技術がREDの特許を侵害しているとして控訴を起こしていました

しかしこの控訴に対してNikonは闘う姿勢を見せていました。

そして2023年4月、REDは控訴を取り下げ、この争いは終了しました。

さらにその1ヶ月後には、Nikonがシネレンズ(シネマカメラ用レンズ)を検討しているという記事が。

この流れを観ていくと、NikonはREDの控訴から闘う姿勢を見せたものの、その後お互いが歩み寄って協議し、和解からの協同へと繋がっていったのかなと想像します。
Nikonはかつて8mmムービーカメラ(8mmビデオではなく8mmフィルムを使うカメラ)とそのカメラ用にCine-NIKKORを販売していました
また業務用ビデオカメラ用のレンズも作っていましたが、それらの事業は終了し、現在業務用のビデオカメラのレンズと言えばCanonやFUJINON(Fujifilm)といった具合ですし、シネカメラについてはNikon以外の各カメラメーカー、レンズメーカーが参入しています。

シネカメラのレンズは基本的にマニュアルなので、多くのメーカーが参入しやすいというのはあるかと思いますが、REDの場合はCanonのRFマウントのシネカメラも販売しています。
今回の子会社化により、この流れがどうなるか、Zマウントのシネカメラも作るのか、あるいはそのままRFマウントを採用し続けるのか、注目ですね

ただ流れを受けて、SNS上では、Canon RFマウントの情報がREDを通じてNikonに漏れるのではないか、との話も出ていましたが、これについてはライバルのNikonもその他の会社も、既に解析は行っているはずです。CanonもREDにRFマウントの技術提携をするにあたっては、当然機密保持契約を結んでいると思われ、NikonがREDを子会社化したからと言って、その機密部分の情報が流れることはないでしょうし、CanonもRFマウントの情報や能力すべての情報をREDに開示しているわけでもないと思います。

ニコンミュージアムの企画展、「ニコンF2誕生50周年と知られざるシネ・ニッコール」より(2021年9月)

それにしても、昨日の敵は今日の味方、ではないですけど、まさか控訴された相手の会社を子会社化するとは、なかなかの快進撃ですね。
REDのシネカメラの領域と、現在のNikonの一眼カメラの領域は別物ではあるけれど、これによりよりNikonのカメラの動画への親和性や機能性がより向上すれば良いなと思います。
民生用のカメラ、特に最近はNikon Z 9やZ 8のようにRAW動画をカメラ内で記録できるカメラも出てきて、業務用の高価なカメラと併用して民生用の安価なカメラ(あくまでも相対的にみた価格)も使われるようになっています。

いずれCINE-NIKKORが復活する日も近い!?

20年前に撮ったモノクロは今見るといいな

今から20年前に撮影。もうどこで撮ったかは忘れてしまったけど、当時住んでいた山梨県内だったとは思う。

フィルムはNEOPAN 100 PRESTOだったと思う。20年前にスキャンしたデータだけど、今見てもなかなか画質は良いな。
適度に粒状感あるのってやっぱりいいな。でもデジタル写真に後から加工で付与したような粒状感は何か違う。

片ボケしているのがわかる。この当時使っていたAF Nikkor 24mm f/2.8Dで撮影。後に手放したレンズだけど、片ボケしていなければ、まだ持っていたかも。
3枚目は左下のデータ欠損している。当時のPhotoshop形式で保存していたけど、こういうのってあるのね。

またスキャンし直したいけど、時間がないな。

息子のサッカー、上手になってきたね

息子のサッカー、光が丘公園での練習だったので、一緒に行って写真もちょこちょこ撮影。
今回はチーム内の練習と試合だったけど、チーム内での試合は結構ボールを回せるようになってきたなぁ。もちろんもっと上手い子に比べると、まだまだ全然お遊びレベルだけど。

途中から曇天になったけど、こういう状況だと時々Nikon Z 9のAFが一周迷うことが。暗いズームレンズとは言え、日中の明るさ程度ならもう少し食らいついてほしいな。
とは言え、3DトラッキングのAFはこうした撮影では楽でいいです。横切りへの食いつきは鈍感側に設定しているのだけど、もっと鈍感であってほしいことも。
それでも被写体の動きをスムーズからランダムに設定し直してみたら、だいぶ良くなりました。そろそろ飛行機とは別に、サッカー用のカスタムセッティングをしないとですね。


↓何だかんだで良い望遠ズームレンズですよ。AFも速いし、Nikon Zマウントの最適解でしょうね。

品川インターシティでの展示は最終となるニコンミュージアムに行ってきた

2024年2月末をもって、同じ品川区の西大井に本社移転のため一旦閉館となるニコンミュージアムへ、仕事を早めに切り上げて行ってきました。
品川インターシティでの展示はこれが最後となります。

品川にて

企画展「AI NIKKORの魅力~ニコン社員による写真展~」が会期延長の上、ここ品川インターシティでの最終展示となっていました。

2024年内に、西大井にニコンの新しい本社ビルが建てられ、そこでニコンミュージアムも新たなスタートを切ることになりますが、それまでの間、半年程度はお休みとなります。
新たな展示がどんな感じになるか楽しみですが、ここ品川インターシティでの展示は一旦区切りとなるため、常設展示を中心に短時間ですが見て回ってきました。

常設展示も全く同じではなく、少しづつ改定されていて、最新の金属3Dプリンタも展示されていました。

2015年10月の開館から8年半近くでしたが、何度となく足を運ばせていただきました。
ニコンようかん品切れは残念でしたが、記念品のグラスもいただき、満足です。

新たな展示も楽しみにしています。


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