画素数以上に繊細さとDレンジが向上したLUMIX GX7MK3

先日手に入れたPanasionic LUMIX GX7MK3ですが、先代のGX7MK2の1620万画素から、2000万画素に画素数は少しアップしています。
ただ、この程度の画素数アップは、実際の解像感向上は殆どないはずです。そう思っていました。

ところが、実際撮影してみると、画像の精細さは明らかにGX7MK2から向上しているように思います。
例えばこういう写真。

Panasionic LUMIX GX7MK3 + LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.

最近お気に入りのフォトスタイル、「シネライクV」で撮影しています。
こうした木の葉の用に、細かく周波数の高い描写の場合、これまでのGX7MK2では、細部がモヤモヤになって破綻していました。マイクロフォーサーズってこんなものか~と思っていました。これは、それ以前に使っていた、OLYMPUS PEN E-P5でも同様でした。やや小さめな4/3型センサの限界かなとも思っていましたが、GX7MK3では、細部までよく解像しています。

Panasionic LUMIX GX7MK3 + LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.

接写でも、繊細さとボケのつながりが良くなっている気がします。

Panasionic LUMIX GX7MK3 + LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.

ダイナミックレンジも向上しているように感じました。
こうした逆光では、太陽の周辺の画像も飛び気味になって破綻していたのですが、フレアやゴーストはレンズの特性なので別として、逆光部分の木の葉や幹の描写も、以前のGX7MK2より諧調表現が良くなっているように感じました。

これは画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」が向上したのが、はたまたイメージセンサが1世代新しくなったからかわかりませんが、とにかく、今までマイクロフォーサーズで感じていたネガな部分が払拭されました。

Panasonicは今フルサイズ一眼も販売しており、GX7MK3は販売終了して後継機はなく、また他の機種も長らくモデルチェンジもなく、元々販売シェアは低いのもあり、今後の機種展開に不安が残りますが、こういうコンセプトのカメラは続けてほしかったな。EVFが出っ張っている一眼は、小さなかばんに入らず、普段持ちには若干大きいのです。
OLYMPUSもPENシリーズはもう廉価機しかないですし、レンズ交換式カメラも、機種の淘汰が進んでいますね。

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