群馬旅行で、永井酒造の直売店で購入したお酒です。
片岡鶴太郎? ラベルの絵を片岡鶴太郎が書いたそうです。
なぜに片岡鶴太郎が?ということですが、そもそもこのArtist Seriesは、永井酒造が、群馬県尾瀬の水芭蕉を再生するプロジェクトとして始めたもので、売上金の5%がプロジェクトに寄付されるのだそうです。
この辺の経緯は、コチラの記事に詳しく書かれているので参照していただくとして、まずこの見た目、いかにも日本酒っぽくない、ワインのような佇まいです。
透明な瓶から見えるお酒の色味もやや黄色みがかっていて、白ワインかのようです。
今回買ったのは、シリーズの中でも「食中酒(スティル)」です。本当は、食前酒のスパークリングとデザート酒も欲しかったですが、他の水芭蕉のラインナップも買いたくて。
日本酒としてのスペックは、純米酒であることと、アルコール度数が15%となっていることしかわかりません。
注ぐと、華やかな吟香です。口に含むと、まず鮮やかな甘味と強すぎない酸味と旨味が広がります。でも甘いだけでなく、後味に適度に辛さも出てきますね。
とにかく吟香が華やかなので、ワイングラスで飲むと、より香りを楽しめそうな感じです、
今回はお猪口でいただきましたが、次回はワイングラス飲んでみよう。ワイングラス、洗うのが面倒(割れそうなので気を使う)なのが玉に瑕よね…
先日行った群馬旅行で仕入れたお酒第1弾です。
妻が見切れていますが…
「水芭蕉」の通年酒の純米吟醸です。
酒米は兵庫県産の山田錦、精米歩合は60%、アルコール度数は15%、日本酒度+3、スペックだけ見ると、よく見かける純米吟醸の日本酒ですね。
面白いことに、適温は10℃と42℃、細かく42℃と書いているのが面白いです。この手の純米吟醸は、冷酒か冷(常温)で飲むのが適しているとされているお酒が多いですが、ぬる燗でも行けるということです。
吟香は華やか。冷酒でいただくと、お、これは白桃系の甘みですね。。思った以上に膨らみのある甘みと適度な酸味です。アタックは強くはなく、飲みやすいです。後味は苦味も少なく、果実系のさわやかさのままスーッと引いていく感じです。キレはそこそこといったところ。
日本酒度+3で少し辛口と思いきや、辛さはあまり感じません。芳醇な甘みのほうが前に出てきます。日本酒度はあくまで比重であって、実際の甘さや辛さと必ずしもリンクしないわけですね。
そして、42℃も適温ということで、燗にしてみました。ぴったり42度というわけには行かないですが、酸味が少し強調されますが、総じて甘味と酸味のバランスは大きく変わらないですね。冷酒と大きく味の印象が変わらず、燗でもいただけるのが面白いです。温度で結構印象が変わるお酒は多いですが、このお酒は珍しく、温度によらず一貫して白桃系のお酒です。
水芭蕉の定番中の定番ですが、時々買って飲みたいお酒の1つですね。
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