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保証交換申請していたHDD、1ヶ月かかってようやく届いた

去年の年末、NAS用に買ったHDDのうちの1台(WD101EFAX)が認識されなくなり、買ったばかりだったので保証交換(RMA)に出しました

ところが発送後、年末だったからか、特に音沙汰なく時は過ぎました。ウェスタンディジタルのRMAでは、日本国内の指定倉庫に発送後、故障品は海外に発送され(このHDDの場合はマレーシア)、そこから保証交換用のHDDを発送する仕組みになっています。
うーん、個別にこんな事するより、日本なら日本国内で完結してほしいのですが、世界各国に交換拠点を置くわけにも行かないのでしょうね。

そして1月12日、実に3週間以上経過して、ようやく「受領したRMA」ということで、HDDが海外拠点に到着したようです。

WDのHPからRMAに登録して指定場所へ発送

COVID-19の影響なのか、年末に発送したからなのか、以前よりも受領確認が遅かったように思います。

そしてその2日後に、発送連絡が入りました。

保証交換のHDDの発送情報が送られてきた

そして昨日、HDDを受領しました。

きちんと税関を通して日本に輸入されたことがわかります。戻ってきはHDDは、箱から浮かせるようパッケージされていました。
HDD自体は、バルク品を買ったような、銀色の静電気防止の袋に入っていました。
また、以前同じWDの4TB RedのHDDをRMAに出したときは、帰ってきた商品は赤ラベルからモノクロラベルの保証交換用?製品になっていましたが、今回は中身のHDDも購入したHDDと同じラベルでした。

正真正銘の新品HDD、電源オン時間は0でした

保証交換で送られるHDD、必ずしも新品ではなく、リファービッシュ品(初期不良品などの修理品)の場合もあると聞きますが、今回は新品のようで、使用時間も0でした。
また、シリアルナンバーから補償状況を確認したところ、きちんと製造から3年保証があることを示しており、2023年12月までは保証期間のようです。

とりあえず、これでやっとNASのHDDは10TB x4台のRAID5体制が整いました。これで3,4年は行けるかな?

SEAGATE BarraCuda Pro ST14000DM001 (14TB)を導入してみた

PCの写真保管用のHDD、SEAGATEの8TBが使用率95%となり、さすがにそろそろ危険なので、同じSEAGATEのBarraCuda Pro ST14000DM001 (14TB)が、オクで安く出ていたので(しかも2千円割引クーポンが使えた!)、購入しました。
14TBで、割引で3万円ジャストなら、14TBのHDDとしては現段階では格安でしょ?

SEAGATE BarraCuda Pro ST14000DM001 (14TB)

すでに型落ち品なのか、現在価格コムには販売店登録はすでにがなく、後継品は…どれなんでしょう? ST14000NE0008辺りかな、NAS用となっていますが。メーカーHPにはまだ記載されていますし、今入手できる同社の14TB のHDDは、NAS用か、エンタープライズ向け(業務用)だけのようですね。

BarraCudaシリーズは割とよく使っていますが、SEAGATEのHDDはクラッシュが多いともよく言われていたりもしますが、今までの8TBも特段問題なく、4年近く使っているので、当たりだったかな。

BarraCuda Proの場合、製品保証は5年と長い上に、2年間のRescueデータ・リカバリ・プランも付属しています。
ただ、製品自体は2018年から販売されているモデル、そして今回は新品ですが格安のバルクでしたので、保証はどうなるかなと思いましたが、WDと同じく、SEAGATEも、製品の製造年月から保証期間を設定しているので、特に保証書や製品購入時の領収書は必要ありません。これは中古で買おうと、保証期間内なら保証が適用できるので、便利ですね。


最近のHDDは保証期間は購入日に関係なく製造年月から設定される

今回買ったHDDはバルクの流通品らしく、写真の通り製造は2019年3月29日となっており、現時点で2年近く経過したものとなっています。
そこで保証は後どれくらいあるか調べてみます。SEAGATEのHPで、シリアルナンバーから保証期間がわかります。

保証
保証期間はSEAGATEのHPで確認可能

どうやら、製造から半年程度は、流通期間ということで猶予を持っているようで、2024年10月まで保証期間が残っています。実質3年半以上は保証されていてよかったです。リカバリサービスも、今年10月までなので、初期不良程度には対応できるでしょう。もっとも、NASとクラウドに、にすでにバックアップは取っていますけどね。

HDD新規購入恒例、ベンチマークテスト

PC用のHDDを買ったら必ず行うベンチマークテスト、おなじみのCrystalDiskMarkでテストしてみました。

やはり7200rmpのHDDで容量も大きいだけあって、Read/Write共に200MB/s出ています。実際、写真編集で使っていても、SSDほどではないにしろ、ストレスは少ないですね。

一方、8TBのBarraCudaは、5400rpmなので、元々スピードはもう一歩な上に、恐らく残容量が少ないために、かなり遅い結果となりました。実際には、もう少し容量を空けていれば、160MB/s程度はあるはず。

5年前に買った東芝のMD04ACA600(未だ売っている!)は、当時としても割と速いHDDだったので、今でも速くもなく遅くもなく程度には使えそうです。こちらも残容量が少ないので、もう少し開ければこれより速いはず。

14TBとは言え、すでに8TB近く容量を使っているので、残った2台もしばらくは使い続けます。今の所、エラークラスタはなく、異常な音も発生していないです。
3台HDDを載せていても、フルタワーのPCなら、搭載余裕はまだ残っています。大きいですけどね。こんな使い方なので、ミニタワーに移行は難しいのですね。

【百里基地】飛行始め 21/1/5の記録2

2021年1月6日の百里基地の飛行始め、生憎の曇り空で、時々少し晴れる程度で、かなり寒かったけど、おかげで陽炎の影響がほとんどなく、記録写真的には、かなり解像力の高い絵が撮れました。腕は別として(笑

流し撮りも少し。テレコンは外しています。解像力はやっぱり素のレンズが一番ですね。
しかし、4Kディスプレイにしてから、編集時に微ブレがよく分かる。もちろん、フルHDディスプレイでも、拡大すれば同じことですが、拡大せずとも、違いがわかる。逆にぴしっとハマった写真は、ものすごい解像感で表示できます。27インチでは4Kはギリギリかも。これより小さければ、4Kの恩恵は殆ど感じられないです。できれば31.5インチ以上が望ましいですけどね、なかなか置けませんよね。

U-125A (82-3007)

雲の薄い部分と厚い部分がいい感じに入って、救難の機体に緊張感のある絵が撮れた、ような?

今日は時間がないのでここまで。

【大晦日】Blog@yamaro.info 2020年総括1

COVID-19に振り回された1年、という印象です。
仕事の上でも、東京五輪に向けた仕事がスパっとなくなってしまい、テレワークが増えた1年でもありました。

2020年は、Wordpressによるブログを導入して、間もなく1年(2019年11月から試験運用開始)となります。
旧アサブロの旧態依然とした仕様から、大幅に進化しました。写真も複数アップしやすくなり(今どきそんなの当たり前なのですが、アサブロは何と1枚ずつしか上げられないのがストレスだった)、写真ブログとしても投稿にかかる時間が大幅短縮できました。

また、商品の紹介とともに、Amazonや楽天アフェリエイトを活用、リンクを踏んで購入してくれた方には感謝します。弱小ブログ故に、大きな収入ではないものの、当サイトのサーバーとドメインの維持の費用くらいは頂けております。感謝です。

書きたいことを書きたいときに、がコンセプトゆえ、その時時で話題が偏りがちですが、変わらずお付き合いいただければと思います。

2020年1月

1月はまだ、COVID-19は中国で大流行し、日本にもそろそろ入ってくるのか…、という感じで、まだ通常通り外出できていましたね。
初詣も、そもそも今回は妻の実家に帰省も諦めましたが、今年の正月科帰省して初詣出来ていたし、東京ディズニーシーにも行きました。もうしばらくは行けない感じですね…。

2020年2月

2月は、横浜に寄港したダイヤモンド・プリンセスでのCOVID-19感染者発生で、ついに日本にもCOVID-19の影響が出始めた頃でしたね。
百里基地では、2020年3月を持って偵察機のRF-4E/EJファントムIIを運用する501SQが最後間もなく終了なので、撮影に出かけていました。

2020年3月

3月、いよいよCOVID-19が日本国内でも流行し始めました。とは言え、前半はまだ外食を控える、という感じまでには至っていなかったような。泊まり出張もあり、その先で出会ったお酒とか、アップしていました。月末に関東では季節外れに雪が降ったり、一転して花見をしたり。百里基地では収穫なし。この頃にはそろそろ外出を控えよう、ソーシャルディスタンスをとろう、集まりの人数は最小限に、という動きが出てきていましたね。
行事は縮小や中止、娘の保育園卒園式も、1人で行きました。

2020年4月

いよいよCOVID-19が日本で流行、医療機関は切迫する状況。
娘の小学校入学式を行って、学校自体は休校、仕事は全面テレワークになりました。
外出も最小限に、体力維持のお散歩だけの日々。子供を見ながらテレワークでした。
そんな中、腕を落とさないよう、テレ(望遠)ワークを自宅ベランダから開始。これが案外色々撮れて、実は一番望遠レンズを使っていた時期だったりします。

2020年5月

GW休みも自宅、時々散歩の日々でした。散歩すると、近場で色々発見があるのは収穫だったり。こんなところにこんな建物があるのか~とかね。
Python勉強がてら、ラズパイを買ってみたりしました。
ブルーインパルスが医療従事者応援のために、東京都上空をフライト、なんとか家から見えるかな~と望遠レンズをセット、1200mmでも豆粒でしたけどね。

2020年6月

テレワークがメインとなるも、出社も時々行うように。
テレワーク中の自己学習で、ラズパイを使ったPython学習を進めたり、カメラマウントを再設計したり。
写研埼玉工場の解体を知り、この月から定期撮影を開始しました。写研の記事は、デザイン関係の方を中心に注目度が高く、当ブログのアクセス数が伸びたりしました。
テレワーク常態化に伴い、家の中の無線LAN環境も改善のため、11ax対応(WiFi6)のBuffalo AXR-5950AX12を導入したり、サブで使っているノートPCを11ax化したりでした。


2020年前半は、とにかく迫りくるCOVID-19、そして外出自粛と、とにかく日常の生活が大きく変わりました。

東京五輪は延期となり、予定のお仕事ができなくなり、会社や学校に行けなくなり、とにかく不便と忍耐の半年でした。

2021年は、もう少しCOVID-19が落ち着けばと思いつつ、後2,3年は続くのかなという感じでしょうか。
少しずつ新しい生活様式に慣れつつも、慣れからなのか、また感染者が増えつつあり医療切迫など、予断を許さない感じですね。
妻も、看護師なので、いつどうなるやらといったところです。

2021年元旦は、2020年総括の後半からお送りする予定です。では、良いお年を!

先月買ったNAS用HDDが壊れたのでRMAで修理に出してみた

、先日、NASより以下の通知が飛んできました。

12月 19, 2020 13:01:47ボリューム: ボリューム Photo_Backup の状態は Redundant から Degradedへ変更されました。
12月 19, 2020 13:01:37ディスク: ディスクモデル: WDC WD101EFAX-68LDBN0 シリアルNo.: V********がヘッドユニットのチャンネル 3 から削除されました。
ReadyNAS 204からの通知

突如、4ベイNASのチャンネル3に接続していたHDDが削除されたとの通知。該当するのは先月買った、NAS用のHDD、WD Red WD101EFAXです。ああ、Amazonの中古扱いでしたが、やっぱり駄目でしたか…。

一度HDD取り外し、再度取り付けしたら、HDDは認識しているものの、RAIDの構築に失敗してしまいます。

そして…

12月 20, 2020 01:00:51ボリューム: ボリューム Photo_Backup は Degradedです。
12月 19, 2020 21:42:46ディスク: ディスクモデル: WDC WD101EFAX-68LDBN0 シリアルNo.: V********がヘッドユニットのチャンネル 3 から削除されました。
12月 19, 2020 21:41:33ボリューム: チャンネル3でディスクのフォーマットが完了しました。
フォーマット完了直後、勝手にディスクが削除されてしまう

フォーマットはできるのだけど、その直後に削除される…。
仕方ないので、Windows PCに接続してみましたが、こちらでは認識すらされず。HDDは回転しているのですが、そもそも認識されないという。HDDの基板が駄目なのかもしれませんね。

WD Supportから製品登録とRMAを作成する

WDのHDDの場合、販売店保証以外に、メーカーのサポートで直接修理(実質交換ですが)を受け付けられます。
まずは、WDのSupportにユーザー登録します。

次に、不具合のある商品の登録をします。
また、保証の状況をシリアルナンバーを入力して確認します。WDのSupportで直接保証を受ける場合は、店頭購入日如何に関わらず、製品の製造からの年数で決まるようです。もし、販売店独自の保証を受ける場合は、販売店側に申告してください。

WD101EFAXは2020年から販売のモデル、今回故障したものも2020年9月製造のもので、WD Redシリーズは3年保証となるため、問題なくRMA(Return Merchandise Authorization:返品保証)を受けられます。

保証は2023年12月まで有効

あとは、登録した製品のページから、RMA申請を行えば、RMA番号が付与されます。

なお、RMA番号を箱に書いて、自分で発送する必要があります。発送は保証期間であっても元払いとなるのでご注意を。

所定の場所に発送すると、そこから製造国へ発送され、代替品が日本に戻ってくる、となります。2,3週間はかかるので、年内の返却は厳しいかな…

EIZO ColorEdge CS2740の遮光フードを着けてみた

EIZO ColorEdge CS2740は、カラーマネジメントディスプレイに必須の遮光フードは別売りとなっています。
これまで使っていた、NEC LCD2690WUXiも別売りでしたが、最近はBENQやDELLも標準装備してきているので、ぜひともフードくらいは標準で付けてほしいものです。使わない人も多いからなのでしょうけど…。

というわけで、別売りフードのCH2700を購入しました。やっぱりないと、照明の光が多少は入ってきてしまうのでね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

EIZO CS2730用 遮光フード CH2700 取り寄せ商品
価格:17105円(税込、送料別) (2020/12/22時点)


NECのフードは、分割組立式で、組立が結構面倒でしたが、CH2700は一体型の折りたたみ式なので、組立る必要がないのは楽ですね。

取り付けはマグネット式になっていて、ディスプレイのベゼルに磁石でくっつくタイプとなり、確かに取り付けも楽です。

遮光フードCH2700を取り付けたCS2740


欠点として、キャリブレーションセンサを通す穴が一切なく、キャリブレーション時はフードを外すか、浮かせて配線を通すかのいずれかとなります。NECはちゃんと上に蓋があって、センサを通せました。最もNECのフードは爪で取り付けるタイプで、簡単に取り外しができないですが。
この辺り、高価なフードなのだから、せめて蓋は欲しかったです。
また、フードの深さも、NECより浅く感じるのと、内側の反射防止のスポンジが、将来的に加水分解してきそうに感じます。NECはベルベットで、12年経過後も特に明確に劣化は感じません。

というわけで、遮光フードについては少し不満です。別売りなのだから、もう少ししっかりしたものにして欲しいですね。

EIZO ColorEdge CS2740のキャリブレーションやら各種設定を行う

10bit・4Kハードウェアキャリブレーション対応のEIZO ColorEdge CS2740ですが、性能を発揮するには、それなりの設定が必要です。

グラフィックの出力を10bitに設定する

一般的なパソコンのグラフィック出力は8bitです。が、以前からNVIDIAのQuadro系や、2019年にGeForceの新しいドライバで10bit出力が可能となっています。同様に、AMDのFireGLや、Radeonも最近のものは10bit出力可能なようですが、 昔はRadeon一筋だったけど、最近はそっち方面は疎いです…。

さて、うちのメインPCは、いつかは10bit対応ディスプレイを…ということで、Quadro K2200を入れていますので、10bit出力に変更を行います。

NVIDIAコントロールパネルから設定可能です。

出力の色の深度を「10bcp」に設定

NVIDIAコントロールパネルから、ディスプレイ→解像度の変更で、「3.次の設定を適用します。」から「NVIDIAのカラー設定を使用」を選択、デスクトップの色の深度を「30bitカラー」に(CS2740は輝度が高くないためHDR認定を受けておらず、SDRとなる)、出力の色の深度は「10bcp」に設定します。

CS2740の信号設定で10bitで入力されていることを確認

きちんと10bitで信号が入力されていることが確認されました。

Photoshopを30bitに設定する

現状、手持ちのアプリケーションで10bit表示に対応できるのは、Photoshopくらいですね。NikonのViewNX-DもCapture NX-Dも、10bit表示には非対応のようです。

Photoshopの場合は、環境設定→パフォーマンスで、グラフックプロセッサーの設定から詳細設定を選択します。
うちのは古いCS6のままなので、その設定画面となりますが、現行のCCも似たような感じのようです。

グラフィックプロセッサーの詳細設定を開いて、30bitディスプレイにチェックを入れればOKです。(RGB各色10bit=30bit)

なお、10bitの出力確認テストのための、Photoshop画像がELSAのHPに置かれています。

8bitディスプレイでは、上記のように同心円状のムラが見えます 
※10bit_sample.psdをJPG8bitに変換しています

Photoshopで画像を開き、上記のように同心円状のムラが見えない状態であれば、10bitで出力されていることになります。

ハードウェアキャリブレーションを行う

ColorEdge CS2740のハードウェアキャリブレーションを行うには、オプションのキャリブレータEX4(SpyderXのOEM品と思われます)、または市販のSpyderXi1 Display Proなど使用します。専用品は、OEMですが、正直なところ汎用的に使える市販版のほうが便利だと個人的には思います。

ここでは、NEC LCD2690WUXi時代から使っているi1Display Proを使用します。ソフトは、EIZO純正のColor Navigator7を使用します。NECはキャリブレーションソフトが有償でしたが、EIZOは無償なのが良いですね。

i1Display Proが検出されている事がわかります。
あとは、キャリブレータをディスプレイを傾けて密着させて、キャリブレーションするのみです。

早い! とても早いですね。1分程度でキャリブレーション完了です。というのも、以前のNEC LCD2690WUXiのSpectraViewでのキャリブレーションは、とにかく時間がかかり(7~8分?)、その間PCが使えないのが面倒でしたが、1分なら簡単ですね!

なお、ユーザー設定のキャリブレーションモードにする際は、別途キャリブレーションを行います。このときは少し時間がかかり(と言っても3分)、プリセットモードではコントラストを中心に計測していたのが、各種カラーでの測定も行われます。

DCI-P3をターゲットにキャリブレーション中

とにかく、キャリブレーションは簡単で素早くできるのが、従来のNECのSpectraViewよりも使いやすいですね。反面、SpectraViewは細かい設定や測定結果もきちんと詳しく表示される(測定前後のガンマカーブなど)ので、あちらのほうがより業務用らしいといえばらしいですかね。


カラーモード設定も簡単に行えて、さすがに新しいディスプレイだけあり、設定も素早いですね。

お高いディスプレイですが、アマチュアには十分すぎる品質です。ただ、買い替えて色味が大幅に良くなったな、という実感はあまりなく、これは12年前のNEC LCD2690WUXiも当時としては(今でも安物ディスプレイよりは)優れていたことが伺えます。
まあ、色味が変わっては写真編集に支障が出るので、色味が大きく変わらなかったことは、逆にキャリブレーションによる結果だと思います。

写真を趣味としている方は、ぜひハードウェアキャリブレーション対応ディスプレイを検討してみてください。

EIZO ColorEdge CS2740導入

12年使用しているハードウェアキャリブレーション対応ディスプレイ、NEC LCD2690WUXiの液晶のムラが出始めました。

テストパターン表示で赤枠部分にムラが発生している事がわかったNEC LCD2690WUXi

ユニフォーミティ補正では補正できない部分的なムラで、つまりは液晶パネルの劣化が始まっているということになります。

NEC LCD2690WUXiの使用時間は1万1千時間を超過

純正キャリブレーションソフト上で、使用時間を確認できますが、これが1万1千時間を超えています。さすがに12年間使ってきただけあり、そろそろ寿命と考えて良いでしょう。
最低10年使おうと買ったディスプレイですが、それを超えて12年、そろそろリプレースですね。

ということで先日、4種類の27インチ4Kディスプレイを比較してみましたが、この中から本命のEIZO ColorEdge CS2740を導入することにしました。

EIZOから直送されたColorEdge CS2740

今回はYahoo!ショッピングを使用しましたが、商品自体はEIZOから直接配送されてきました。27インチ、箱が大きいですね。

USB Type-A、USB Type-C、DisplayPort、電源ケーブル

ケーブルは一通り揃っています。推奨は1本で通信と映像入力に対応できるType-C接続のようですが、入れているグラボのQuadro K2200は少々古いので、DisplayPortで接続します。別途、USB Type-Aも接続します。

古い25.5インチフルHDディスプレイからの入替えにピッタリの27インチ4K

EIZO ColorEdge CS2740を設置、25.5インチのNEC LCD2690WUXiのサイズとほぼ同じ

25.5インチのNEC LCD2690WUXiからの入替えでしたが、27インチはサイズ的にもほぼ同じ、ごく僅かに大きい程度です。

ColorEdgeシリーズは、半業務用ですから、ベゼルを薄くしているコンシューマ向けと違って、それなりにベゼルのサイズがあります。それでも、25.5インチの幅より少し大きい程度に収まります。

我が家のパソコンラックだと、このサイズがギリギリですね。横に古いSONYのアクティブスピーカー、SRS-D3のサブウーファーがあるので、これがなければ、31インチも置けそうですが、サイズ的には27インチでちょうどよいかなと。

なお、別売り遮光フードCH2700は、別途発注しています。

あとは設定やらキャリブレーションやらをしなければなりませんが、それはまた後ほど。

次期27インチ4Kハードウェアキャリブレーション対応ディスプレイ考

以前も検討しつつ、時が流れてしまっていますが、12年使用しているNEC MultiSync LCD2690WUXiの後継機をそろそろ検討しています。

4Kの時代になってきたので、解像度としては4Kは欲しいところ。もちろん、IPS液晶、ハードウェアキャリブレーション対応、AdobeRGB色域を確保、10bit表示は最低限欲しいところです。

しかしながら、まだまだ選択肢は少ない、かつハードウェアキャリブレーション対応機はおしなべて高価なのが難点です。

というわけで、検討している27インチディスプレイを比較してみました。それより大きいのは、置けなさそうなので。

EIZO ColorEdge CS2740DELL UP2720QBENQ SW271ViewSonic VP2785-4K
画面サイズ27インチ27インチ27インチ27インチ
解像度3840×21603840×21603840×21603840×2160
パネルタイプIPSIPSIPSIPS
バックライトタイプ高色域LED白色LED白色LED白色LED
カラーモードAdobe RGB
sRGB
AdobeRGB
sRGB
DCI-P3
BT.709
BT1886 BT.2020
AdobeRGB
sRGB
DCI-P3
BT.709
AdobeRGB
sRGB
BT.709
DCI-P3
表示bit/LUT bit10bit/16bit10bit/?10bit/14bit10bit/14bit
HDRHDR10HDR10
ユニフォーミティ補正対応(自動)対応(自動)非対応対応(CAL時手動)
H/W CAL外部キャリブレータ内蔵/外部キャリブレータ外部キャリブレータ外部キャリブレータ
入力端子USB Type-C (DisplayPort Alt Mode, HDCP 1.3), DisplayPort (HDCP 1.3), HDMI (Deep Color, HDCP 2.2 / 1.4)1 x DP 1.4(HDCP 2.2)、2 x HDMI 2.0(HDCP 2.2)、1 x Thunderbolt 3(DP 1.4)2x HDMI 2.0、1x DP 1.4、
1x USB Type-C
DisplayPort 1.4 x 1 / Mini DisplayPort 1.4 x 1 / HDMI 2.0 x 2
遮光フード別売り付属付属別売り
実売価格18万円強18万円弱
(キャンペーン価格時)
13万円強10万円弱
27インチ 4K ハードウェアキャリブレーション対応ディスプレイ

思いつく4機種を並べてみました。

EIZO ColorEdge CS2740

EIZO ColorEdge CS2740

本命ですかね。EIZOといえば、まだメーカー名がナナオだったCRTの時代から、プロフェッショナル向けモニタのメーカーとして有名です。
CRTから液晶ディスプレイに時代が変わる頃、ColorEdge系はやや不作で(よりによって見る角度で色が変わるVA液晶だった)、それが理由で、今Yamaroが使っているNEC LCD2690WUXiにしたという経緯もありましたが、今ではやはりアマチュア向けとしても最高峰のディスプレイメーカーとして君臨しています。

CS2740は、待望の27インチ4K液晶ディスプレイとして登場、ハイアマチュア向けCSシリーズとして、性能に非の打ち所はないですね。まさに待っていました!的なディスプレイ。

USB Type-Cの接続も可能で、トレンドは抑えています。
ただし、HDR10といった表示には非対応、DCI-P3やBT.2020といった動画系の表示設定には非対応と、写真編集向けとして特化されています。動画向けには、CS2740-Xが存在しますが、なぜわざわざ分けたのでしょうね?

写真向けディスプレイとしてはハイアマチュアが買える最高峰ですが、価格は18万円強と高価な上に、遮光フードは別売りというのが難点で、遮光フードを買うとトータルで20万円近くしてしまいます。

DELL UP2720Q

DELL UP2720Q

DELLといえばパソコンメーカーですが、ディスプレイにも力を入れているメーカーです。実はこれまでもハードウェアキャリブレーション対応液晶は出していましたが、イマイチ知名度がありませんでした。

そのDELLが初めて出した27インチ4Kハードウェアキャリブレーション対応モニタが、DP2720Qです。
以前の同社のディスプレイにはなかったユニフォーミティ補正や、遮光フード付属など、やっと候補にできるディスプレイになった気がします。

ただ、相変わらずDELLのHPは情報が不足で、スペック表を書くのにも、レビュー記事やニュースサイトの記事を参考にしました。せっかくのディスプレイが、HPの情報不足故に、やる気があるのかないのかイマイチわかりません。

動画系のDCI-P3、BT.709、BT.2020に対応し、USB Type-C接続も可能と、最近のトレンドは全て抑えています。

また、比較4機種で唯一、キャリブレーターを内蔵しているのも特徴で、遮光フード付属と合わせて、初期投資を抑えられるのもポイントです。

ただし、値段はEIZOに迫る18万円弱(DELLキャンペーン価格時)で、キャンペーンがないと20万円以上するなど、EIZOとほぼ同じ値段となり、だったらDELLよりEIZOにするよね、となってしまうのが残念なところ。

BENQ SW271

BENQ SW271

BENQと言えば台湾のディスプレイメーカーで、昔は安物がメインだった気がしますが、今ではPC用ディスプレイメーカーのトップ3に入るメーカーです。
BENQがハードウェアキャリブレーション対応ディスプレイを出していることを知ったときは、衝撃を覚えるとともに、日本のメーカーの凋落を感じたのも事実。
今は撤退した三菱ディスプレイや、27インチ4Kディスプレイの販売がなく、ハードウェアキャリブレーション対応機も数が少なくなってきた、シャープNECディスプレイも、選択肢にないわけです。

BENQ SW271は台湾メーカーらしく、コスパが高く、なにせ13万円強で変えてしまうのですから、国産勢(もはやEIZOしか存在しない…)が真っ青ですね。

HDR10対応、かつBT.709、BT.2020やDCI-P3といった動画系表示に対応しているものいいですね。

遮光フードも付属じて、もはや非の打ち所はないと思われるディスプレイですが、唯一のウイークポイントとして、写真編集用ディスプレイには欲しいユニフォーミティ補正(色ムラ補正)がないこと。
やや色むらが大きいというユーザーレビューも見かけました。
この辺りが気になるのと、発売が2017年とこの中ではやや古く、ユニフォーミティ補正付きの次期モデルがそろそろ出るのではないか、というのもあって、今手を出しにくいかな…と個人的に思っている機種でもあります。

ViewSonic VP2785-4K

ViewSonic VP2785-4K

恐らく、これ以上のハイコストパフォーマンスモデルはないと思われるのが、ViewSonic VP2785-4Kです。

ViewSonicというメーカーは、正直馴染みがありませんが、台湾でも中華メーカーでもなく、アメリカのメーカーです。CRT時代には日本に輸出していましたが、液晶時代は日本での販売はしばらくなく、ここ最近販売を再開したようです。

何と言っても、そのコスパの高さは、BENQの更に上を行き、なんと最安値で10万円を切っています。

にもかかわらず、人感センサー付き、DCI-P3やHDR10対応、USB Type-C対応と、トレンドもしっかり押さえています。
ユニフォーミティ補正も備えていますが、他社は自動で計測して補正するのに対し、本機はキャリブレーション時に、画面の複数の場所にキャリブレータを置いて計測するので、面倒なのが難点です。そこが価格なりと言えば価格なりですが、BENQ SW271はそもそも非対応なので、なかなか健闘していると言えます。

欠点は、日本での知名度が低く、サポート体制がよくわからないことでしょうか。

とはいえコスパ最強なので、2台目モニタとしても使える価格なのが魅力でしょう。なお、Amazonには取り扱いはありませんでした。


遮光フードですが、国内正規販売では取り扱いはないものの、輸入で純正の物があるようです。ただ、簡易的にかぶせるタイプみたいですね。


以上、27インチ4Kのハードウェアキャリブレーション対応モニタ4機種を挙げてみました。この中では安心安定のフラッグシップEIZO、色々惜しいDELL、知名度とコスパのBENQ、最強コスパのViewSonic、という感じで、迷うところですね。

ただ、今使っているNEC LCD2690WUXiが自動ユニフォーミティ補正対応なので、それを考えると、EIZOが高くても安心かな、と思います。値段だけがネックです。さてはて、どうしようかな?

D850用にCFexpressカードを買ってみたのでXQD, SDと連写比較してみた

先日、Nikon D5, D850, D500がCFexpressカードに対応するなど改善したファームウェア(F/W)を発表して、早速手持ちのD850のF/Wをしました。

当初から使っているLexarのXQDカードは、それ1枚しか持っていなくて、予備のない状況でした。
ダブルスロットのD850は、メインで使っているXQDの128GBがなくなったとしても、シームレスにSD(手持ちはSanDisk Extreme Pro UHS-II 128GB)に書き込みできるため、この2枚のカードが埋まってしまうという経験はなく、普段はXQDも128GB目いっぱいに撮ることもなかったのですが、やはり予備は欲しいなぁと。
というのも、連写時のバッファ開放(≒メディアへの書き込み速度)は、明らかにXQDのほうが速いからです。先日も百里基地で撮影していて、久しぶりにXQDが満杯になって、SDに切り替わったのですが、バッファ開放の遅いこと…。
Nikon D4, D5, D6がXQDダブルスロット(D5, D6はCFexpressにも対応)となっているのも、プロ機だけにメディアの差があってはならない、ということなのでしょうね。

メディアはPROGRADEを買ってみました

さて、せっかくCFexpressに対応したので、メディアを買ってみることに。ちょうど、見計らったと思われるタイミングで、PROGRADEがセール販売を実施(現在は終了)したので、PROGRADEのGOLD 128GBを買ってみることに。
ただ、128GBは在庫処分だったようで、私がセールで買った後に品切れとなり、現在はAmazonではラインアップされていません。

現状、PROGRADEのメディアは、Amazonでは256GB以上のラインアップとなっています。

アップグレードなら256GBもよいのですが、3万円超えは高い…。ここ3年、高速フラッシュメモリは、容量に対しての価格があまり下がっていない印象ですね。

PROGRADEは、旧Lexarの副社長とエンジニアが立ち上げた若い会社ですが、元Lexarの関係者だけに、品質的な部分も問題はないでしょう。

書き込み速度が550MB/sと遅くて良いなら(それでもXQDより少し速い)、安いSUNEASTのメディアもあります。ただし、現時点でNikonのカメラでの動作確認はされていないようなので、人柱覚悟ですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サンイースト SUNEAST ULTIMATE PRO CFexpress SE-CFXB128C1550 (128GB)
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CFexpress対応になったから速く書き込めるわけではない

Nikon D5, D500は2016年、D850は2017年発売で、いずれも3,4年以上経過しています。CFexpressが出回りだしたのは、これより後なので、XQDとCFexpress Type Bカードが同じ形状でPCIe接続だとしても、それだけで互換性があるわけではありません。

XQDはPCIeでもGen1(PCIe1.0)またはGen2(PCIe2.0)接続なのに対し、CFexpressはGen3(PCIe3.0)に対応しています。また書き込みコントローラーの言語は、XQDか独自規格なのに対し、CFexpressはPCのM.2 SSDでおなじみのNVMeを採用しています。
言語の部分は、読み書きコントローラーのファームウェアアップデートで解決できたとして(デジカメWatchのこの記事が詳しい)、物理的なPCIe接続はアップデート出来ないため、当初XQD専用として発売されたカメラは、例えCFexpress対応しても、XQDのPCIe2.0(1レーン)では、最大の読み書き速度は500MB/sまでとなるため、速度アップは期待できないということになります。

ちなみに、CFexpressのPCIe3.0は、2レーンで2000MB/sとなり、現在発売されているCFexpressカードの多くが読み込み1700MB/s前後、書き込み1200~1500MB/sとしていることから、PCIe3.0の2レーン対応のハードであれば、これらのカードの性能を存分に発揮できると思われます。
もっとも、スチル撮影だけなら、ここまでの速度は必要とされず、メインは4K60pや8K動画書き込み、RAW動画書き込みといった用途で生かされるでしょう。

つまり、D5やD500, D850のように、当初XQDのみとして採用されたカメラは、内部接続はPCIe2.0なので、CFexpressになったとしても、カードの性能は最大限には発揮できないことになります。

連写時バッファ開放を比較

左からPROGRADE CFe GOLD 128GB, Lexar XQD2.0 128GB, SanDisk Extreme Pro SDXC UHS-II 128GB

ここにD850用のメディア3枚があります。いずれも128GBです。CFe以外は2017年にD850の導入に合わせて買ったものです。

まず、CFexpressカードをフォーマットしてみます。

ファームウェアアップデート後も、カードスロット名称はXQDのままとなっています。肩液晶の表記がXQDなので、あえて名称を変えなかったのかな?
問題なくフォーマットできました。速度も勝手も、XQDと差はありません。

それでは、連写による比較です。
普段使っている、RAWの14bitロスレス圧縮と、12bit圧縮で比較してみました。動画はD810で撮っています。

あれれ? どのカードも大差ないですね。実際の撮影では、XQDとSDカードでは、バッファ開放の速度が結構違うと感じていましたが(当然XQDのほうがバッファ開放は速い)、このテストでは大差ないという結果に。
設定も、普段使っている設定のままなのですが。

言えることは、やはり12bit圧縮は連写が長くできる、ということですね。実際、カタログスペックでもそうなっています。
そして、CFexpressだからといって、バッファ開放が速い、ということでもありませんでした。
D5, D500, D850では、あくまでCFexpressは読み書きできるだけで、XQDより速くなることはない、と言えるでしょう。

ただ、ではCFexpressカードが無駄かというとそうではなく、今後はCFexpressが中級機以上のカメラでは主流になりそうですから、今あえてXQDカードを買う必要はないのかな、とも言えます。


おまけ、XQDカードリーダーでCFexpressは読めるか?

上にも書いたように、コントローラーの言語がXQDとCFexpressで異なるため、ファームウェアアップデートでもない限りは、形状が同じでも使用できません。XQDの読み書き言語が日本語、CFexpressが英語だとしたら、お互い会話できないのと一緒です。

試しに、手持ちのXQD/UHS-II SDカードリーダーの、SONY MRW-E90にCFexpressカードを挿入してみました。

XQDカードリーダーでCFexpressカードは認識しない

一瞬、アクセスランプが赤く光りましたが、その後は消灯のままで、カードがないときと同じ状態でした。

このカードリーダーがアップデートでCFexpressに対応することは、恐らくないでしょうし、カードの性能を活かせない以上、メリットもありません。

カメラ側の書き込み速度は向上しなくても、PCへの取り込み速度はCFexpressカードリーダーを使えばカードの性能を活かせる(ただし、書き込み先がHDDだとそこがボトルネックになる可能性あり)可能性は高いです。

SONYのMRW-G1なら、XQDとCFexpress Type B両方に対応します。今後はこういったカードリーダーが必要ですね。

PROGRADEのリーダーはCFexpress/SD UHS-II両対応です。ただし、XQDは読めないのが難点。すべて対応となると、面倒なのでしょうね。