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2022国際ロボット展に行ってきた その1

コロナ禍でリアル開催、やるのかどうか…という感じでしたが、通常通り開催しているようなので、2022国際ロボット展の最終日の12日、家族で東京ビッグサイトへ見に行ってきました。


こういう技術展は、通常18歳以上の社会人向けに、商談と宣伝を目的として展示することがほとんどですが、土曜日は子供が遊べるイベントも多くあり、年齢制限無しで全展示を見られる、CEATEC以外では割と珍しい技術展です。子供らが遊べそうなブースを楽しみつつ、いくつか企業ブースを見ようかなと思って、行ってきました。

VEX ROBOTICS

子どもたちが遊べるブース、ということで、まずはプログラミング学習キットを手掛けているVEX ROBOTICSへ。

マイファーストプログラミングの教材、VEX 123でプログラミングを体験してみました。

こちらは、円形のタイヤの付いたロボットで、進む方向や曲がる方向をボタンを押す、またはプログラミングカードで設定して、実際にマス目をロボットが動いていく、という最も初歩のプログラミング教材です。

こんな感じで、ボタンを押してプログラミングした動作をします。
8歳の娘は要領よくやっていました。5歳の息子にはまだちょっと難しかったみたいです。

こちらはオンラインプログラミングで有名なScratchをベースにした、仮想ロボットを動かすプログラミングです。

VEX CODE VR

日本語化されていますが、漢字が多いとか、角度や距離の概念が入ってくるので、うちの子供達には少々難しかったようですが、この辺り慣れですね。
これは無料で使えるそうで、ブラウザベースなので、パソコンやタブレットなどとネット環境さえあれば、どこでも楽しむことが出来ます。

あのBoston Dynamicsのロボットは市販されて各企業がユーザーに

動物のような滑らかな動きで有名なBoston DynamicsのSpotという犬のようなロボット、すでに販売され、企業で使われているようで、何社かが展示を行っていました。

子どもたちが一番楽しんでいました。
胴体がSpotという名前で、その上にオプションのアタッチメントを装着することで、いろいろな仕事ができるそうです。
長い首のようなものは、Armだそうで、先端が口のようですが、実は手です。その中にカメラが仕込まれています。
胴体にも各所にカメラが入っていました。

まさにワンコですね。息子は犬ロボットだと思っていたようです。一番長く見ていたかな。操作されていた方、お相手してくれてお疲れさまです。

動画の編集が間に合っていないので、続きはまた。

スマホケースを買ったらカビていた件

ネット通販、便利ですが、年に2,3回はトラブルがあるものです。
今回は、届いた商品が、まさか新品でこれなの!?って感じでした。あえて購入先は晒しませんが、楽天の某ショップで買ったスマホケースです。

Xperia 1(初代)用のケースです。Xperia 1自体、まもなく発売から3年となりますが、恐らくその頃からの長期在庫だったんでしょうね。倉庫の湿度が高かったのかな? 表面にこんなにカビが発生! うわぁ~ってなりました。
ストラップホールのハトメもサビが発生しています。恐らく、湿度が高いまま2年以上保管されていたのでしょうね。
大抵この手のケースを買うと、中に除湿剤が入っていたりしますが、これには入っていませんでした。湿度管理しないでしまい込むと、こうなってしまうという良い例ですね。

当然、購入先にメールして返品をお願いしたら、返金する旨と、ケースはそちらで処分してくださいとの返事が。
とりあえず、Xperia 1に取り付けてみましたが、そもそも取付部もペナペナ、指紋認証用のホール部分が狭くてタッチしづらく、ケースの幅もムダに広い。

というわけで、そのままゴミ箱行きとなりましたとさ。

SSDを改装したので、ベンチマークを取ってみた&パーティション結合

ベンチマークテスト

昨日、サブで使っているノートPC、ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)のSSDをKIOXIAのEXCERIA PLUS G2に交換した記事を書いてみましたが、早速ベンチマークを取ってみました。

一目瞭然です。読み込み速度で倍、書き込み速度では3倍の差があります。
今や、M.2 NVMeのSSDが一般的になりましたが、一方で、ノートPCに標準搭載されるSSDは、コストの面から、必ずしも速いものではないということですね。もちろん、SATAのSSDやHDDよりは速いのですが。

ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)に標準搭載されていたのは、MicronのMTFDHBA512TCKで、これは一般販売向けではないようですね。


SSD改装で増えた容量をCドライブに統合する

SSDのクローンのイメージファイルをコピーすると、増えた分の容量は未割り当てになる

昨日の記事にもアップしたように、SSD改装で、512GBから1TB に容量アップしましたが、クローンから復元すると、増えた容量分は「未割り当て」になります。
そして、Cドライブと未割り当ての間には、900MBとありますが、この領域はリカバリ用のデータが入っているようです。
残念ながら、Windows11標準搭載の「ディスクの管理」では、未割り当ての部分をCドライブに割り当てることが出来ません。
これをフォーマットすれば、Dドライブとしては使えますが、この程度の容量では、あえてOSとデータの領域をパーティションで区切るメリットはあまりないので、Cドライブに統合できないか、パーティション管理ソフトを色々試してみましたが、大抵はお金のかかるソフトばかりです。

フリーで出来るソフトを探したところ、NIUBI Partition Editorが、家庭使用では無料で使えて、勝手が良いことがわかりました。
英語のみですが、それほど難しい英語ではないので、何とか使えました。

※注意:パーティションをいじるので、失敗するとOSが起動しなくなります。バックアップをした上で実行をお勧めします。

まずはリカバリ領域を拡張する

まずは、RECOVERYとなっている900MBgは割り当てたれている領域を、お隣のDドライブに割り当てていた領域を使って拡張します。
次に、拡張して500GB超えとなったリカバリ領域を、再び900MBまで縮小させます。

Cドライブの右隣に空き領域が出来る

すると、Cドライブの右隣に空き領域が出来ました。

この状態になれば、あとはCドライブの容量を拡張して、Applyボタンを押せば完了です。
フリーソフトでここまで出来ました。
これで、快適にサブPCが使えそうです。妻と娘のアカウントもあるので、下手にパーティションを区切らないほうが勝手が良いですしね。

KIOXIA NVMe SSD EXCERIA PLUS G2 1TBを買ってみた

サブで使っているノートPC、ASUS ROG Zephyrus G14(GA401IU-R9G1660TWQ)のSSDは、512GBしかなく、メインで使っているわけでもないので、容量としては問題ないかな…と思っていましたが、妻も使っていて、画像データなどある程度置いておくには容量が少ない、また良き下記もあまり速くない、ということで、1TBのSSDを買ってみました。

今回買ったのは、KIOXIA(旧東芝デバイス&ストレージ)のEXCERIA PLUS G2です。

CrucialのSSDを買おうかなと思っていたのですが、Amazonのタイムセールで安くなっていたので、コチラにしてみました。
PCIe Gen3.0で、執筆時最新の4.0よりは速度が劣りますが、どの道Zephyrus G14も、型落ちのRyzen 9 4900HSでGen3.0までなので、これで問題ありません。

こちらは両面実装タイプです。ROG Zephyrus G14は、SSD実装スペースの関係上、片面実装が望ましいと、他の方のブログにあったものの、両面実装も入るという実績もあるようなので、今回は物は試しです。

従来は、OSまるごと移植は、EaseUS To Do Backupが定番でしたが、フリー版がほぼ使い物にならなくなってしまったようなので、AOMEI Backupperを使い、事前にバックアップイメージを作成しておきました。

ROG Zephyrus G14の底面外装を外す

まずはROG Zephyrus G14の底面外装を外します。

赤丸が長ネジ、黄色が短いネジ、オレンジが抜け止めワッシャ付き

裏返すと、一昔前のノートPCのようにバッテリを外す機構もなく、またメモリなどを増設できる専用の蓋もなく、底面の外装全体を外す仕様になっています。
ネジは、赤丸が長いネジ、黄色が短いネジとなっています。また写真右下のオレンジ丸は、ネジの抜け止めのワッシャが入っているので、ここを一番最後に緩める(ネジ自体はワッシャで止められているので外装から外れない)ようにします。

オレンジ丸のネジのみワッシャ入りで外れない仕様


オレンジのネジを緩めると、その部分の外装が浮き上がるので、その隙間を使って引っ張り上げると外装が外れます。

外装を外した状態

写真下がLi-ionバッテリです。ヒートパイプと2個のファンが、ゲーミングPCらしいですね。

さてSSDはというと、黒いシートの下にいます。シートをめくってネジを緩めます。

内蔵のSSDは、両面に熱伝導シートが貼られていて、更にマザーボード側にも厚手の熱伝導シート(クッション材ではなく熱伝導シートです)が貼られています。どうやら、上下にSSDの熱を逃しているようです。ファンの風が当たらないので、外装とマザーボードに熱を逃しているようですね。


このシートは、ゆっくり剥がして、KIOXIAのSSDに移植しました。ただし、裏面チップ側に放熱シートを貼ってしまうと、取り付けた際に下にある無線LANカードと干渉するため、上面のみ放熱シートを貼り、裏面は厚手のメロン色?の放熱シートのみ貼り付けています。
この辺りは、放熱がSSDの寿命に絡んでくるので、自己責任でどうぞ。保証とも絡んできますし。
ちなみに、外したSSDは、MicronのMTFDHBA512TCK-1AS1AABGBでした。intelのSSDが入っているモデルも有り、この辺りは複数のメーカー品を分散して使っていると思われます。

あとは、AOMEI Backupperで予め作った起動用USBメモリで起動後、これまた同ソフトで作ったイメージファイルで復元を行いました。
このやり方では、増えた分の容量は別パーティションとなってしまいます。パーティションをつなぐのには、Windows標準のディスク管理ソフトでは結合できず、市販ソフトを使うか、割り切って別パーティションとして使うかですね。今回は別パーティションのDドライブとしました。 ※フリーのパーティション編集ソフトでCドライブの容量に割り当てることが出来ました。詳細は次の記事で。

増えた分の容量(ここでは471.35GB)はCドライブの容量としては割り当て出来ない Cドライブに割当できました


新しいSSD、どのくらい速くなったか…は時間切れのため次回。

Nikon Z 9で初タイムラプス撮影 インターバルJPGからの生成と比較してみた

CP+ 2022も始まり、ちょうどコロナワクチン3回目接種でお休みを頂いているので、CP+ 2022のセミナー色々見ています。
そこで気になったのが、Nikonの23日のオンラインステージ「手軽でおしゃれなNikon Z fcで本格タイムラプス撮影!旅の記録にホーリーグレイルを!」です。

動画はCP+ 2022向けなので、非公開となることがあります

測光はマルチパターンではなく、中央部重点測光が良いとか、いろいろな設定方法が学べました。概ね、自分が今までやっている設定と大きくは違いませんが、後は撮影地と編集時の見せ方かな~。

そう言えば、まだNikon Z 9でタイムラプス動画撮っていないなー、と思いまして、早速撮ってみることに。
元々、NikonはD810でフルHD、D850では4K30pのタイムラプス動画撮影が可能でした。特にD850は、電子シャッターも使えるので、メカシャッターの消耗なく撮れるのも良いですね。

そして、Nikon Zでは、インターバルのスチル撮影とタイムラプス動画生成を同時に出来てしまうんですね!
単純にタイムラプス動画を作るなら、カメラ内で生成できたほうが楽ですし、同時にスチルでインターバル撮影すれば、その画像をベースに自由に編集可能です。RAW画像なら、ホワイトバランスも自由に設定して一気に出力も可能ですしね。

というわけで、練馬区は光が丘公園向かいの清掃工場煙突を、インターバル&タイムラプス動画撮影してみました。

インターバル撮影中の1コマ
前半がZ 9のカメラ内生成、後半がインターバル撮影の静止画からタイムラプス生成

4K60pで生成したのですが、なぜか静止画からDavinci Resolveに投げると、生成されるタイムラプス動画の再生時間が違うんですよね。ちゃんと4K60p(正確には59.94p)でタイムライン設定したのですが。

結果は、どちらも非常に優れています。「露出平滑化」を設定することで、コマ毎の明るさがチラチラ変わるのを防止していますが、D810のそれはいまいち平滑化されておらず、D850でも少し明るさのチラツキが出ていましたが、Z 9では動画もスチルも、明るさにチラツキないですね。
単純にタイムラプス動画を撮るなら、カメラ内生成だけでも十分高画質で撮れることがわかりました。
例えば8Kタイムラプスで撮って、そこからトリミングやズームアップ・ダウンするような編集で、最終的に4K出力する、というやり方もできそうです。
Davinci Resolveは、無料版では8K素材を読む事はできても、最終的な出力はできないので、カメラ内生成は地味に助かりますね。星空とか撮ってみたいものです。

SLIK スマホ&タブレットホルダー SPTH タブレットは外部モニタとして使用可能か?

先日、SmallRigのパン軸&チルト軸調整可能モニターマウント(コールドシュー互換) 2905を購入しましたが、これを使ってスマホやタブレットを取り付けて外部モニタ化できるか?というのを実践してみました。

買ったのはこれです。

SLIKのスマホ&タブレットホルダー SPTHです。この手のスマホ・タブレット用の三脚ホルダーは、中華ブランドで散々ありますが、SLIKも値段もそう変わらないので、せっかくならと国内ブランドにしてみました。製造は結局チャイナなんですけどね。
外装は見てのとおりプラスチック、耐久性は…プラだから低いとは言えないですが、金属製よりは劣るでしょうね。軽量なのは良いと思いますが。


  

執筆時点では、Amazonより楽天のほうが安かったですが、両方チェックしてみてください。

Xperia 1を取り付けてみる

それでは、そこにSLIKのホルダーにXperia 1を取り付けてみましょう。

Xperia 1をオフセットさせているのは、ボタンや指紋センサを避けるためです。Xperiaはサイドボタン多めなので、この手のホルダーを使用する際は注意が必要です。ホルダーの幅が広いと、サイドボタンにかぶってしまいます。

Xperia 1のリアガラス、割れてる…

普段カバーしていて気づかなかったけど、Xperia 1のリア角のガラスが割れてます…。落としたときに割れたんでしょうね。ディスプレイ側は問題ないので、無視します。もう3年近く使っていますからね。

スマホの場合は、そのままホルダ上部を引っ張り上げてスマホを挟むだけです。スプリングの力で挟みます。特にガタツキもなさそうです。たただ、SmallRigのモニターマウントが金属製で剛性が高いので、多少ホルダの剛性感が気になります。プラですが、剛性は悪くはないですね。でも、さらに剛性感を得るなら、SmallRigなどの金属製ホルダが良さそうですが、ライトな使い方なら、SLIKでも十分でしょう。

今どきのスマホは画面が大きくても、21:9の縦長なので16:9の映像要モニタとしてのメリットは少ない

モニタとしては、スマホは所詮スマホの画面サイズでしかないので、モニタとして使うメリットはあまりなさそうです。今どきのスマホは縦長が多いので、横に向けるとモニタとしての縦幅はさほど大きくいないのです。スチル撮影しながらスマホで動画を撮る、といった使い方になるでしょうね。

タブレット(Amazon Fire HD10)を取り付けてみる

SLIKのホルダー、スマホだけでなく、更に大きなタブレットも挟めます。幅180mmまで対応するので、10インチクラスのタブレットは問題なく挟めます。

さすがに10インチのタブレットともなると、迫力がありますね。
SLIKのこのホルダは、タブレット用に2段階でホルダの引き出しができるようになっています。そして、引き出したらさらに剛性感が悪くなるかなと思ったら、プラスチック製としては、意外としっかりしている感じです。しっかりホールドできていて、タブレットが外れそうな感じもありません。10インチタブレットでも重たい方のFire HD 10でもしっかりホールドできています。

タブレットはカメラの外部モニタとして使えるか?

以前買ったUSB Video Captureを使用し、Z 9のHDMI出力からキャプチャに接続します。このキャプチャはHDMIからの映像をUSBに変換し、タブレットやPC、スマホからはUSBカメラとして振る舞うことが可能です。
Fire HD 10では、AmazonのアプリストアからUSB/Web Cameraをインストールしています。なお、Fire HDはAndroidベースのOSを搭載しているため、Andoroid向けのUSB/Web Cameraと実質同じアプリとなります。

実際に動画撮影用の外部モニタとして使えるか、という観点からすると、「カメラの映像を表示はできる」と言う点では問題ありません。

Fire HD 10の画面はフルHDなので、1920 x 1080 MJPEGに設定

Fire HD 10はフルHDの画面なので、USB/Web Cameraは1920 x 1080 MJPEGに設定します。(YUVだと処理が重くなります)
表示は問題なく出来ました、が、画面の遅延は発生します。

タブレット側の画面の遅延に注目

ご覧の通り、カメラ側のモニタからコンマ何秒か遅れて表示されます。HDMIの映像を変換し、USBカメラとして振る舞っているため、処理の関係で、どうしても遅延してしまいます。動きの激しくないもののフォーカス確認用としては使えますが、これで動き物の撮影はちょっと難しそうですね。あと、Fire HD 10の画質も良くないですね。

結論としては、タブレットではフォーカス確認や撮影後のプレビュー用としては使えるけど、ビデオモニタとしては遅延が発生するので、動きの速いものには使えないかな…といったところです。
ちゃんと動画を撮るなら、HDMIをそのまま入力できる、専用の外部モニタが欲しいところ。タブレットの活用には、この方法は使えなくないかな。

Androidスマホのバッテリ異常消費の正体(Google音声サービスのアップデート不具合と対処)

先月後半辺りから、手持ちのスマホ、Xperia 1(SO-03L, Android11)のバッテリ消費が異常に早くなってしまいました。
バッテリ使用量のログを取得できるアプリ、Battery Mixを参照してみると、午前5時に充電ケーブルを外し、職場に出勤した辺りから、加速度的にバッテリが消耗しているのがわかります。

お昼時点で残量は24%に

わずか7時間の間に、殆ど使っていないスマホのバッテリ残量が24%、普段はお昼時点で80%台なので、明らかに異常です。
ツイートしたところ、フォロワーさんよりこんな情報をいただきました。

Googleの音声サービスの不具合が出ているとのことです。
試しにリンク先のHPの情報を元に、「Googleの音声サービス」の「アップデートのアンインストール」を実施してみました。

2日ほど様子を見てみましたが…

やっぱりダメ…

ダメじゃんorz(←久々にこれ使った

ってことで、他の原因を探りつつ、妻の個人スマホ(Xperia 10II)、仕事スマホ(機種知らないけどAndroid)でも同様の問題が出ているようなので、やはりAndroidに起因する問題であることは確かです。
いろいろ調べた結果、やはりGoogleの音声サービスがアップデートをし続ける(いつまでもアップデートが終わらない)ことのよる不具合のようです。
以下の方法で、当方のXperia 1と妻のスマホのバッテリ異常消費が解消されましたので、記録しておきます。
なお、スマホのバッテリ異常消費の原因は様々で、このケースが当てはまるかはわかりませんが、参考までに。

Googleホームアプリから「オフラインの音声認識」を更新する

まず、Googleホームアプリのボタンをタップします。

Androidスマホなら、検索すれば出てくると思います。
Googleホームが表示されたら、右上のアイコンをクリックすると、下記の様な画面が出るので、「設定」をタップします。

アイコンをタップ→設定をタップ

設定画面が表示されたら、「音声」をタップします。

設定の「音声」をタップ

さらに音声の「オフラインの音声認識」をタップします。

音声の「オフラインの音声認識」をタップ

オフラインの音声認識が表示されます。
一般的に、日本で購入できるAndroidスマホであれば、English(US)と日本語(日本)が表示されるはずです。

通常ならこの表示

通常なら、上記のような表示になっているはずですが、私のスマホでは、この表示でEnglish(US)の部分が、「アップデート中」のままとなっていました。(画面は残念ながらキャプチャしていません)
これが原因と踏みまして、まずはアップデート中のEnglish(US)をタップし、アンインストールを行います。


まずはアップデート中のままの音声をアンインストールする

アンインストールは不安ですが、問題ありませんので、このままアンインストールをします。
アンインストールが完了すると、その言語は完全に消えるわけではなく、「アップデートあり」の表示となります。

アンインストールしたEnglish(US)は「アップデートあり」の表示に

English(US)をタップすると、最新バージョンの言語がダウンロードできると表示されます。

最新バージョンをダウンロードする

「ダウンロード」をタップし、ダウンロード開始します。
ダウンロードが完了したら、念の為、スマホの再起動を行いましょう。以上で完了です。
なお、今回の事例は、English(US)で発生していましたが、日本語その他の言語で発生する場合もあるかもしれません。手順は同様です。

バッテリ消費がいつもどおりに

以上の対応を行った後の結果です。

いつもどおりの消費量

この日は充電を終了したのが、いつもの午前5時ではなく7時でしたが、バッテリ消費は6時間でこの程度でした。GPSも切るXperiaのSTAMINAモードで、更にバッテリ消費を抑えたら、90%以上をキープ。ちなみにSTAMINAモードにしていないと、80%台です。

とりあえず、今回はGoogleの音声サービス不具合でしたが、バッテリの異常消費は時々発生しますね。個別のアプリの問題だったりすることが多いですが、Android(Google)に起因する問題は面倒ですね。すぐに対応されないのも厄介です。

同様の問題でお困りの方は、ぜひ確認してみてください。

スイッチングHubを2.5Gbps対応のBuffalo LXW-2G5にしてみた

無線LANが一般的になった現在ですが、安定性と安全性では有線LANに軍配が上がるのは言うまでもありません。

有線LANといえば、私がパソコンに触りだした学生時代は、まだ10Mbpsが主流でした。
当時は、インターネットと言えば、アナログモデムのダイヤルアップか、ISDNで64kbpsなんてのが一般的でした。まだ常時接続もなかった時代、テレホーダイで夜11時からだと、定額料金ということで、夜2ネットをする時代でした。
その頃は、LANといえば、大学の「情報コンセント」に、別売りのPCMCIAネットワークカードをノートPCに接続して、ネットワークに繋ぐくらいしか、LANの出番はなかったですね。

その後、100MbpsのLANが登場し、2000年代半ばには1GbpsのLANも登場しました。ところが、それからずっと1Gbps が主力のまま、いつしかスペックだけは無線LANのほうが、2.4Gbpsといったより高速なLAN環境を築けるようになっていました。

が、無線LANの回線速度は、電波の品質と強度に左右されるので、必ずしもスペック通りのリンク速度とはなりません。その無線LANも、結局ルータなどから有線LANで接続するので、1Gbpsではネックとなってしまいます。

2.5Gや10Gbpsの有線LAN規格は商品として存在していますが、なかなか価格が下がらずにいますね。

PCの方はというと、今自作機のメインで使っているマザーボードのオンボードLANが、2.5Gbps対応となりました。せっかくなので、まずは手が出しやすい2.5Gbps対応のLAN環境を構築したいと思っていたら、バッファローダイレクトのアウトレットに、2.5Gbps対応Hubが出ていたので、試しに1個買ってみました。

LXW-2G5、2019年に発売している製品ですね。
2.5GbpsのHubは、高価な10Gbps対応Hubと比較して、広く普及している既存の1Gbps用のカテゴリ5e(Cat5.e)のLANケーブルを使用可能なので、ハードルが低いです。
10Gbps対応のLANともなると、Cat.6A以上のケーブルが求められるため、既存のLAN配線で通信速度が出せない可能性があります。

PLANEXから、より安価な1万円を切るHub「FX2G-05EM」も販売されていますが、コチラは全面にLANポートが有り、好みではないので、ちょっとだけ高いけどアウトレット価格でほぼ1万円のBuffalo LXW-2G5にしてみました。

既存のHubから交換するだけ。民生用のHubなので、LANケーブルを差し込むだけです。
3番ポートにメインPCの2.5Gbps対応オンボードLANがつながっているので、ここだけ2.5Gリンクを示す橙のLEDが点灯しています。

我が家のLAN環境、メインPCの他に2.5G対応のLAN機器がないのですよね。無線LANルータはWXR-5950AX12なので10Gbps対応だったりしますが、こちらに接続するHubは、まだ1Gbpsまでのものです。

PCからも2500Mbps(2.5Gbps)としてリンクしていることを確認

というわけで、入れてみたけど、まだその真価を全く発揮できないHubですが、少しずつ2.5Gや10Gbps対応のHubとケーブルに変えて行きたいと思います。

VRAMを食うDavinci Resolveのために、グラボをRTX 3060にしてみた

Nikon Z 9が来てから、スチルだけでなく動画も色々撮っていきたいなと思っているのですが、4K60pのProResやら8Kで撮るのは良いとして、その動画編集をDavinci Resolveで行う際に、レンダリングでソフトが落ちたり、GPUの処理エラーが頻発しまして。

特にGPUのメモリ不足(VRAM)は深刻で、せっかく編集してレンダリング中にソフトが落ちると萎えますからね。

PCでゲームはしないので、画像編集だけならそこそこのグラボで良い、とずっと思っていまして、10bit出力可能ということで、ここ最近はずっとグラボはQuadroシリーズを愛用してきました。K620→K2200→P2000と使ってきましたが、近年はGeforceも10bit出力可能となり、またCUDAコアも価格に対してGeforceのほうが優れていたりしますので、ついにGeforceに移行することにしました。
ちなみにYamaroが最後にGeforceを使ったのは、大昔のGeforce2 MXだったりします。四半世紀近く前の話ですね…。

VRAM 12GBのGeforce RTX 3060

で、中古ですがこちらにしてみました。最近グラボは値上がりがひどいですね。RTX 3060は、ミドルローエンド、つまり中の下クラスなのですが、大昔なら上級グラボが買える値段です。今やCPUよりもグラボのほうが高価ですね。
RTX 3060は、ミドルローエンドですが、VRAMが12GBと、上級のRTX 3080の10GBよりさらに多いので、パフォーマンスはRTX 3080の半分以下とはいえ、動画編集のようにVRAMを作業にはもってこいです。
なので、どちらかというとゲーマー向けではなく、動画編集向けのグラボなんでしょうね。

GPUの補助電源8ピン電源使うグラボは初めてだったり

これまでのQuadroは、どれも補助電源を使わないものばかりでしたが、初めて補助電源の8ピンを使うグラボを買いました。分厚いですが、今はこれが普通なのか…。

Davinci Resolve使用中も余裕のVRAM

早速Davinci Resolveでレンダリングしてみましたが、12GBのVRAMがあると、GPUメモリ不足による処理落ちしなくなりました。今までのQuadro P2000は5GBなので、やはり容量不足だったようです。
これでひとまず安心して、動画編集できますね。

Z 9の8K H.265 10bit HLG動画を編集してみた

Nikon Z 9は8K動画を長時間撮影可能ということで、動画カメラとしても、これまでのNikon Zシリーズとは一線を画すものとなっています。
が、長年スチルで撮ってきた当方、高校生の頃は放送局(出身校では放送部+放送委員の扱いで”部”ではなく”局”と呼ばれていました)で、ビデオ撮影も行っていたので、その当時の知識は多少あるものの、なにせビデオテープの時代です。
今はPCで何でも編集できる時代です。ノンリニア編集が浸透し始めた2000年前後はPCやHDDが高価な上に、周辺機器もまだまだ高価でしたが、今はそれなりのスペックがあれば、フリーソフトでも知識次第で高度な編集が可能です。

しかし、素人のニワカものの当方、まだまだ動画編集の知識が浅く、色々調べつつ、Davinci Resolveで編集してみました。

8K H.265 10bit HLGの動画をDavinci Resolveに取り込む

今回、初めて10bit HLG(Hybrid Log Gamma)で撮影してみました。
HLGは、最近動画でよく出てくるHDR(High Dynamic Range)の国際規格、BT.2100(Rec.2100)で設定されたガンマカーブの1つです。

詳しい説明は、EIZOのHPの解説がわかりやすいので、それを確認していただくとして、同じHDR用のガンマカーブのPQ方式(Perceptual Quantization)よりも、様々なディスプレイでの互換性が高くなっています。

ディスプレイの輝度は物によって違いますが、HLGの場合、異なる輝度に合わせて、ピークの輝度を合わせられるようなガンマカーブが設定されます。これにより、従来のSDRのディスプレイとの互換性が保たれています。
PQ方式は、ディスプレイのピーク輝度によらず、ガンマカーブは一定なので、表示可能な輝度の範囲では、土にディスプレイでも同じガンマカーブで表示できます。

どちらが適しているかはケースバイケースなのでしょうね。

さて、Davinci ResolveでHLGの動画を取り込む場合は、プロジェクトの設定を変更する必要があります。
カラーサイエンスを “Davinci YRGB Color Managed”に設定すると、Color processing modeで“HDR”を選択可能となります。今回はSDRに変換せず、HDRのHLGで出力したいので、出力カラースペースで“HDR HLG”選択します。

なお、入力LUT(Lookup Table)については、NikonからZ 9のHLG用のLUTが提供されていないため(N-Logは提供あり)、入出力ともLUTは割り当てていません。

HDRは、有償版のDavinci Resolve Studioでのみ扱えると思っていたのですが、無償版でもここで設定できるので、扱えるという前提で進めていきます。

Davinci Resolveのカラーマネジメントを設定

無償版のDavinci Resolveでも8K動画の取込みと編集は可能

無償版でも8K動画の取り込みと編集は可能

当方無償版のDavinci Resolveを使用しているため、残念ながら8Kでは出力できず、4Kまでとなります。
ただし、8K動画自体の取込みと編集は可能です。最終的に4K以下での出力となります。無償版でもここまでできるのはすごいことですね。
4万円弱で有償版にできますが、悩むところですね。今の所、8Kで撮って、トリミングしつつ4Kで出力、というのが現実的となりそうです。ま、素人の遊びですしね。
それにしても、さすがに8K動画は重いです。当方の環境では、CPUはAMD Ryzen 9 5900Xですが、グラフィックボードは少々旧式なQuadro P2000です。今後動画も本格的にやるなら、Greforce RTX 3070か3080は欲しくなりますね。
レンダリングの段階で、処理が進まないとか、Resolveが落ちることも多々ありました。グラボがネックなんだと思います。それでも、書き出しが始まれば、今回作ってみた2分の動画は、レンダリング5分程度で出力完了しました。

4K HLGで出力する

Davinci Resolveでは、無償版でもHDR素材を編集し、HDRのまま出力可能です。HDR動画ををYoutubeにアップロードする場合は、YoutubeのHDR動画のアップロード要件に従って動画を作成する必要があります。

今回はフォーマットをQuickTime、コーデックをH.264としました。カラースペースタグ(色域)を”Rec.2020″に、ガンマタグを”Rec.2100 HLG”に設定しました。

が、残念ながらこの設定では、PCでの再生は問題なかったのですが、Youtubeにアップした段階で色がおかしくなってしまいました。
あえてタグを指定しないほうが良さそうです。最終的には、両者とも”プロジェクトと同じ”に設定してアップすることで、正常な色となりました。この辺り、動画形はよくわからないことが多いです。

カラースペースやガンマタグはいじらないのが吉?

動画は、先日行った、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園で行われたクリスマスコンサートの模様となります。
Z 9にAI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dで手持ち撮影しました。ボディ内手ブレ補正はしっかり聞いていますね。
135mmではやや遠かったため、1.2倍にクロップ。8Kを最終的には4Kに落としましたが、8Kと余裕のある解像度のため、クロップしても4K出力では解像度を保てます。

トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園で行われたクリスマスコンサート (2021年12月25日)

動画の情報を見ると、Colorの項目はbt709となっていて、より広色域のBT.2020(Rec.2020)にはなっていないようです。

HDRの規格、BT.2100の色域はBT.2020(Rec.2020)なのですが、Youtubeの使用なのか、いまいちよくわからないですね。

もっとも、多くのディスプレイは、最近やっとsRGB相当のBT.709の色域を表示できるようになった程度で、スチルカメラでの広色域のAdobeRGBを超える、BT.2020の色域を100%表示できる一般的なディスプレイは存在しませんので、仕方のないことなのかな?

動画はまだまだわからないことだらけです。本でも買って勉強したいところですが、読む時間がないのが現実…。


というわけで、8K動画、クロップ限定なら素材として撮るというのは、現時点でありですね。次はN-logも試してみたいと思います。こんな感じで年末年始は終わりそうな気がします…。