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【百里基地】23/11/20の記録

仕事は忙しいのですが、もう気持ちをリセットしたいのと、技量維持、そしてNIKKOR Z 180-600mmで戦闘機撮影してみたく、百里基地に出向いてきました。

午前。

浜松基地の第41教育飛行隊のT-400(41-5054)が。新人パイロットの教育訓練かな? 後はT-4が上がったのみ。F-2もエプロンに出ていたんですけどね…。3SQ、あまり上がらないんだよね(笑

午後。
やっと3SQのF-2が動き出す。

冒頭のF-2と最後の3枚のT-4はAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR(ロクヨンG)で、それ以外をNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRで撮影。
結論として、古いロクヨンに迫る解像力はありますし、オートフォーカスのスピードも、FマウントのAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRよりむしろ少し速いくらいでした。
よくSTM(ステッピングモータ)のAFレンズはAFが遅い、何ていう人もいますが、モータの種類だけでAFの速さは語れないと思いました。
そもそも光学設計も違うレンズ同士で、AF用モータの種類だけで語っても仕方ないです。
そしてズムリングも回転角が小さいのでズームアップやダウンでも素早く出来て使いやすいですね。直進ズーム出来たSIGMAの150-600mm Sportsも便利でしたが、ズーミングで重心が変わるため、安定性という面では重心変動が少なく鏡胴が伸びないNIKKOR Z 180-600mmのほうが有利ですね。

そして重たすぎるロクヨンと比較すれば、Z 180-600mmは相対的に軽いので、もう撮影が楽で仕方ないです。ロクヨンも最新の軽いのに買い替えたいです。宝くじ当たらないかな(笑

撮影ポイント移動。あえて、その時間は逆光になるけど、降りを間近で撮りたくてここへ。

いや~近い! 特にフォーメーションで降りてきた時は、気が抜けていたのでとっさに構えて画面いっぱい。
ロクヨンとZ 180-600mmのちゃんぽんで撮りましたが、やっぱりロクヨンは単焦点、古くても抜けは良いですね。ただZ 180-600mmも負けていません。

この日の戦闘機はこれだけ。とはいえ、ノーフラとかでなくてよかったです。

最後にまたポイント移動しましたが、F-2は格納し始めて、残念。
救難のUH-60Jと、横風で斜めに向いたスカイマークの降りを撮り(見事な着陸でした!)、コールサイン「はやぶさ UH-2」の無線を聞いて急きょ撮影した陸上自衛隊の最新汎用ヘリUH-2が撮れたので良しとしましょう。

まさかUH-2が見られるとは。今後はたくさん見ることになるんでしょうけどね。

【陸上自衛隊木更津駐屯地】木更津航空祭2023 その2

午後は駐屯地内を散策。

横浜消防のヘリは先にお帰りでした。
オスプレイはローターを前に向けた固定翼モード、更にその状態からローターと内側に畳んだモード、ローターを上に向けた回転翼モードの3形態で展示されていました。
こうしてみると、固定翼モードはローター直径は機体規模に対して大きく見えますね。逆に回転翼モードでは小さく見えるのが不思議です。ティルトローター機にとって、ちょうど良い塩梅の直径ということなんでしょうね。

木更津駐屯地と言えば、古い建物が結構多いのも魅力。

結構古い建物が残っていますね。海沿いだけあって、いい感じの錆びっぷりも観られます。
羽田空港も近いので、上空をひっきりなしに羽田へ向かう旅客機が飛んでいました。ここの雰囲気、個人的に好きです。

さて展示機エリアに戻ります。オスプレイを近くでじっくり見てきました。まだスペマはないですが、デカールを貼られていたりと、今度少しづつ独自のマーキングを入れたりするかもしれませんね

海上保安庁のボンバルディアDHC-8-300は、2010年前後にYS-11の代替として導入した機体で、長距離捜索救難を任務としています。

後部ドアから救難物資を透過するため、風よけが付いているんですね。
こういう風よけは、軍用の輸送機では空挺部隊が降下する際におなじみなのですが、海保の機体にもあるとは知らなかったです。
YS-11より少し小さめの機体で、全高が低いため、YS-11より小型に見えますが、実質的にほぼ同規模の機体とのことでした。

そして珍しいゲスト機としては、海上自衛隊の多用途機U-36Aがわざわざ山口県の岩国基地から来たことです。
普段は岩国基地にいるため、関東圏のミリタリファンにとっては珍しい機体です。


今回は隊員さんが熱心に解説してくれました。
何でも、木更津飛行所に来たのは二十数年ぶりだったので、前回フライトしてきたときの隊員は引退していて、本当に着陸できるのか?(木更津飛行場の滑走路は短いため)、また離陸できるのか検討した所、着陸は出来るが、燃料満載で離陸できないため、この後の帰投は最小限の燃料で、同じ千葉県内の海上自衛隊下総航空基地を経由して帰るとのことでした。


自らが対艦ミサイルをシミュレートする機体ですが、搭載機器の多くが老朽化し、アンテナや通信機器類は他の機体からの転用も多いとのこと。
そして2022年にはU-36Aは防衛力整備計画にて削減対象となることが閣議決定したため、今後用途廃止となるようです。
既に初号機が7月に退役し、残り3機のうちの1機である本機も、遠からず退役になるようです。
機体自体は頑丈で、特に主翼は胴体を突っ切った一体品で頑丈であることから、まだ何十年も飛ぼうと思えば飛べるそうですが、残念ですね。
個人的に、この機体は民間ビジネスジェットのゲイツ・リアジェット35ベースで、昔遊んだMSフライトシミュレーターで馴染みがある機体なのと、翼端に取り付けたミサイルシーカーシミュレータなど特徴のある機体だっただけに、ちょっと思い入れがあります。何しろ近くで見たのは、二十年以上前の千歳基地の航空祭以来ですし。

チーバくんに君津市のきみぴょん、固定翼モードで疾走するオスプレイもw

チヌークの気象レーダー、レドーム開けてるの初めて見ました。小さいなぁ…。

さて、いよいよ終盤。ゲスト機が帰投します。

ラストの百里救難のUH-60Jは、いつも通り(笑)派手に上がっていきました。

晴れてよかった!

初めての木更津航空祭でしたが、登場機体が多く楽しめました。
オスプレイも、今後の飛行展示に期待したいですね。

【陸上自衛隊木更津駐屯地】木更津航空祭2023 その1

天気予報では曇り時々雨。行くかどうか悩んだ木更津航空祭。

9時頃には晴れました!

木更津駐屯地の中に入ったことは以前ありましたが、航空祭で入ったのは今回が初めてです。そしてV-22オスプレイも、陸上自衛隊の機体は初めて間近で見ることが出来ました。
航空祭と言っても、航空自衛隊のように戦闘機やブルーインパルスが来るわけではないため、観客数も多すぎることはなく、比較的のんびりしているのがいいですね。
天気も、夜明け前に雨が降ったようですが、航空祭が始まる頃には少しづつ晴れ間が見えてくる状態で、天気予報では曇り時々雨だったので、良い意味で天気予報が外れた形です。

まずは続々とゲスト機がやってきました。ゲスト機は1/2トントラック(通称パジェロ)がお出迎え。

飛行展示する機体の移動が始まりました。オスプレイもエンジン始動、普通のヘリコプターよりエンジン音は低音寄りですね。ローターをわずかに前方に傾けて前進。
大きな機体ですが、全長はCH-47JAチヌークよりは短いです。

今回の目玉は、先に動画だけ出してしまいましたが、何といってもV-22オスプレイを初めて展示、飛行することでしょう。
オスプレイは、一時期欠陥機だとして反対運動など報道を賑わしていましたが、騒いでいた反対派、今は福島原発の処理水を汚染水と称している連中と同じでしょうね。

展示飛行したオスプレイの写真を見返すと、一番新しい機番は末尾が17となっていて、これは陸上自衛隊が導入を決定した数と一致しています。
つまり、17番機は最新鋭にして最終納入機で、まさかそれを飛行展示するとは思いませんでした。

さて、各機移動はしたものの、飛行展示は10時半から。ところがそれを過ぎても動きなし…。会場はアナウンスも音楽も流れない、周辺は飛ぶの?飛ばないの?といった感じでしたが、自分も木更津航空祭は初めてなので、どんな展示なのかがよくわからない。そして数分遅れて、オスプレイを始めとした機体が上がり始めました。

展示飛行の主役は、数の上でも木更津駐屯地で一番多いCH-47JAチヌークでしたね。いやわんさか上がるわ(笑
しばらく待って、編隊飛行が始まりました。

ちょっと雲も多かったけど、晴れてよかったね! V-22オスプレイは、ここぞとばかり固定翼モードで飛行。速いですね。
通過飛行をこなした後の演目、音楽が流れたり開設のアナウンスが流れることなく、淡々と進行しました。

やはり主役はチヌークであることに間違いないです。AH-1SコブラもOH-1も、今回は脇役でしたね。
オスプレイは今回初展示でしたが、まだ見せ方という点では熟れていない感じはありました。今後に期待したいですね。

今回航空祭デビューさせたレンズ、NIKKOR Z 180-600mmがうまくはまり、画質もなかなかでした。もうズームだから単焦点より落ちる、なんてことはないですね。
特に後ろの機体にピントを合わせて、手前の機体はぼかす、なんて絵を撮っても、前ボケは煩くないですし、ちゃんとピント面が解像し、そして何よりピント面の線の描写が決して太くならない、繊細さがちゃんと出ている、これが本当に解像力のあるレンズなのです。
線の太い描写になるレンズ、一見解像しているように見えて、実はそうではなく収差が多いレンズなんです。従来望遠ズームは線の太い描写のものが多かったけど、ここまで繊細に描写できることに驚きです。
ただ、このレンズの欠点としては、一度フォーカスを外すと戻ってくるのに少し時間がかかること。ここは上級レンズとの明確な差ですね。

淡々と演目をこなし、各機着陸。お昼となりました。
続く…

【木更津航空祭】オスプレイ祭り? エンジンナセルローテーションの動画

土曜日の運動会に続き、日曜日は千葉は陸上自衛隊木更津駐屯地の木更津航空祭に行ってきました。
今回ポスターに初めてV-22オスプレイが載り、これを見たくて、天気予報は曇り時々雨ながら行ってきましたが、結果的に薄曇り~晴れとなりました。

さて写真はまだまだ見切れていないので、先に動画を。
V-22オスプレイ、今回は4機駐機され、うち2機が飛行展示を行いました。米海兵隊や米空軍の期待は何度か見ていても、近くで陸上自衛隊のV-22オスプレイを見るのは初めて、そしてかなり展示も気合が入っていたと思います。
動画はオスプレイの特徴である、エンジンナセルをローテーションするシーン。その前にローターを内側に折りたたんでいましたが、気づくのが遅れて動画を撮り始めたので、ほぼ畳む直前からのスタートです。


ローテーションさせるだけでもエンジンはかけるようです。結構なパワーが必要そうですしね。

今回はどっちつかずになるので、動画はあまり撮らずスチルメインでしたが、そのほうが自分の撮影スタイルに合っているかな?
ということで写真はもう少しお待ち下さい。

晴れてよかったね

DaVinci ResolveでNikon Z 9のN-RAW動画を編集してみた

写真と動画、ミラーレス一眼時代になってから、選択肢が増えました。一眼レフでも動画は撮れましたが、Nikonの場合、動画撮影時のAFはD780を除き、コントラストAFになるため、動体の撮影は厳しいため、どちらかというと三脚に据えてMF(マニュアルフォーカス)を基本としていましたが、今やミラーレス一眼では、動画撮影でもコンティニュアスAFで被写体認識も出来る時代です。

そして4Kや8K動画が撮れるようになり、さらに動画形式も、H.264, 265だけでなく、ProRes422, ProRes RAW, N-RAWといった多彩な形式で撮影が可能となると、低圧縮動画、もしくはRAW動画をメインとして、その動画から静止画切り出すのも1つの選択肢となります。
実際、H.265レベルでも、静止画切り出しの写真を使うのに申し分ないクオリティだったりします。

ただし、動画の場合、クオリティを上げれば上げるほど、容量を食うので、なかなか難しい部分もありますね。闇雲にRAW動画は撮れないです。
とは言え、せっかくなのでN-RAWで撮ってみようと思い、今回の陸上自衛隊UH-1Jヘリの体験搭乗は、N-RAWで撮ってみました。

Nikon Z 9は2種類のRAW動画を選択でき、Nikon独自のN-RAWと、AppleのProRes RAW HQが選択可能ですが、8.3K撮影はN-RAWのみ対応しています。
恐らくビットレートの関係で、ProRes RAWは8.3Kは厳しいのかなと思います。
そして、N-RAWの編集か可能なソフトは、現時点ではEDIUS X Pro,EDIUS X Workgroup, DaVinci Resolve, DaVinci Resolve Studioのみとなっています。Premiere Proは執筆時点では非対応です。

この中で無料のソフトはDaVinci Resolveのみとなっています。無料版のDavinci Resolveは、8.3KのN-RAWの読み込みや編集は可能ですが、書き出しは4K 60pに制限されます。とは言え、現状8Kで出力しても見る環境はまだほとんどないため、実質4Kで問題ないですし、8.3Kで撮ることで、トリミングやスタビライゼーションを編集ソフトで行ったとしても、最終出力は解像度を落とすことのない、オーバサンプリングによる4K動画生成が可能です。
そういう意味では、8.3Kで撮る意味もちゃんとあるわけですね。

Davinci ResolveでZ 9のN-RAWを読み込む

特に難しい手順はなく、撮影した動画ファイルをメディアに読み込ませるだけです。
プロジェクト設定のカメラRAWのRAWプロファイルはNikon RAWに変更します。
デコード品質は、処理を軽くするために1/2解像度を選択。どのみち出力は4Kなので、これにしておきました。

プロジェクト設定のカメラRAWのRAWプロファイルをNikon RAWに変更する


RAW動画の場合、特に8.3Kはデータが大きく読み込みも高負荷となるため、編集用SSDがあったほうが無難です。
自分も編集用SSDはあるのですが、512GBしかないため、今回はHDDからの編集でしたが、いずれは2TBのを買うつもりです。最速のSSDである必要はないと思います。

前述の通り、今回は編集ドライブにHDDを使わざるを得なかったことと、そもそも8.3K動画を編集となると、GPUもRTX3090や4090クラスでないとまともに動かないため、プロキシ動画を使用して編集を行います。

プロキシ動画は、直訳すると代替動画ということになりますが、RAW動画ファイルを直接再生するのではなく、解像度を落としたビットレートの低い動画を使って編集を行い、最終的には適用する編集内容をRAW動画を用いて出力する方法です。
プロキシ動画は撮影済みの動画ファイルから生成することも可能ですが、Nikon Z 9やZ 8の場合は、N-RAW撮影時に、同時にフルHDのプロキシ動画も生成して書き込みができるため、後からプロキシ動画生成の必要がないのが便利です。今回は、円滑に編集したく、このプロキシ動画を使用しました。

設定を以下のように行います。

タイムラインでRAW動画を右クリックし、
「プロキシメディアを再リンク」をクリックしてプロキシ動画を選択する
再生タブからプロキシ処理→プロキシを優先を選択する

これで、編集時のプレビュー動画として、プロキシ動画を優先して再生します。編集が軽快になります。
またN-Logで撮影したため、N-Log用のLUT(ルックアップテーブル)を適用しています。Nikon Z 9は2種類のLUTがあり、基本的には最新版のV2.00が最適化されているため、これを割り当てます。

Nikon Z 9のN-Logは2種類あるうちのV02-00を選択

後は通常通り編集するだけです。プロキシ動画はHDなので、ネイティブな4K動画を編集するよりむしろ動作が軽いですね。非力なマシンを使う際にも、プロキシ動画はあると便利かもしれません。

書き出し中

無料版のDavinci Resolveは4K60pまでですが、かなり高度に編集出来るので、ど素人の自分にとっては十分すぎますし、8Kはありとあらゆる環境がまだ整っていないので、今のところ最終出力としては必要ないかな。

そしてこんな感じの動画になりました。

場面によってスタビライズ処理していますが、やっぱり手ブレとフレーミングはど素人として課題が残ります。
レンズはZ 24-200mmでしたが、もう少し広角で撮って、8.3Kの余裕に任せてトリミングとスタビライズ処理したほうが、良かったかもしれません。
本当に動画はまだまだ勉強不足ですが、撮影自体は楽しいですね。

動画からの静止画切り出しはこちら。

動画用なので、写真としてのガンマカーブなどの調整はしていないけど、素材としてはなかなか良いですね。

陸上自衛隊朝霞駐屯地でUH-1Jヘリの体験搭乗をしてきました

陸上自衛隊では、各駐屯地で定期的に航空機や車両の体験搭乗を行っていますが、搭乗可能なのが小学生以上だったので、下の息子が小学1年生になった今年度から、やっと申し込みができるようになり、今回UH-1J汎用ヘリへの体験搭乗に申し込んで当選したので、朝霞駐屯地のりっくんランドへ行ってきました。

りっくんランドに集合して、まずはヘリコプターと搭乗の仕方、安全についての説明がありました。

若い隊員さんが、人前で説明するのは初めてです、とはにかみながら説明してくれました。

個人的にUH-1Jに乗るのは、Yamaroがまだ高校生だった頃、当時はUH-1Hの後継として最新のヘリコプターで、その当時の広報官は「揺れが少なくてとても安定していますよ」と言っていましたが、あれからン十年(笑)、今となっては古参のヘリコプターになりました。この機体もプレートを確認したところ、製造は1994年と、もう30年近く飛んでいることになります。後継のUH-2が配備され始めているので、そう遠くない将来、この機体も退役することになりそうですね。
しかし古いとは言えキレイに整備されているのは、流石です。
この機体はエンジン排気口の上に排気温を下げてるためのIRサプレッサーが装備されていました。装備されていない機体も結構多いんですよ。

体験搭乗は10組に分かれて実施、自分たちは9組目だったので、しばらくりっくんランドで遊んだあと、搭乗してきました。

体験搭乗は全て動画で撮ったので写真はありません。動画は編集中なので(主に人物のモザイク加工に時間掛かっています…)、もうしばらくお待ちを。
時間にして10分程度でしたが、非常に安定したフライトで、結構快適でした。操縦も上手かったんでしょうね。

りっくんランドも、コロナ禍でしばらく閉館していて行けなかった期間に、一部展示品の改装も行われていました。こちらも別途紹介します。

行ってないけど三沢基地航空祭2023

自分では栃木帰省で行っていませんが、親父が三沢基地の航空祭に行ったと言うので写真を送ってきました。
LINE経由なので画質は悪いですが…
腕はまだまだだなw

NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRで撮ったそうです。飛行機撮るのに最適とのコメントでした。

自分は…しばらく百里基地に行けるような休みが取れないし、週末に横田基地か、城南島海浜公園で撮る感じですかね。早く戦闘機撮影も試したいのですが。

【横田基地】23/9/3の記録 & Z 180-600mmのフィールドテスト

しばらく天気が悪そうなのと、9月10月は予定がかなり詰まっていて、撮影に行けるか微妙なので、週末にちょっと早起きして、久しぶりに横田基地で撮影してきました。
もちろん、AF-S 200-500mmとの入れ替えで導入したNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRのフィールドテストを兼ねています。
ボディはFW Ver4.01のNikon Z 9です。Z 8でも良かったのですが、比較的軽量の望遠ズームとはいえ、やはりそれなりの大きさのレンズだけに、Z 9との組み合わせの方がバランスよくホールドできます。

そしてこの日の横田基地、とても情報量が多い午前でした。

まずはRC-135Wジョイントリベット、信号情報収集機です。1962年より運用されている息の長い機体。続いてWC-135R コンスタント・フェニックス、大気収集機です。これらが飛ぶということは、演習、もしくは北朝鮮関連の情報収集なのかな?

おっとレンズテストですが、なかなかに安定した画質です。周辺減光も少なく、解像力、コントラストもよく出ています。このクラス望遠のズームレンズとしては、七かな良い印象です。AFも、相手が戦闘機ではないですし、よほどでフォーカスしていなければ問題ないでしょう。事前にレンズ側のL-Fnボタンにほぼ無限遠にフォーカスを動かすようカスタム設定したので、事前にこれを押しておけば、飛行機撮りに関して大失敗はないはずです。

いつものC-130J。ペラ機なので、シャッター速度は1/200秒程度に落としましたが、VR(手ぶれ補正)のモードは露光前センタリングしないSporsモード、これでもしっかり手ぶれ補正が効いて、かつ横方向のフレーミングでもフレームが置いてけぼりになるような不自然さは皆無、しっかり被写体を追うことが出来ます。
Z 9のブラックアウトフリーシャッターで、きちんと被写体を追いながら撮影出来るので、歩留まりが非常に高いです。このVR Sporsモード、AF-S 200-500mmよりさらに進化しています。ほんとフレーミングでブレないので、更にシャッタースピードを落とすことも容易そうです。これならペラ機やヘリの撮影でよりシャッタースピードを落として、躍動的なプロペラの表現ができそうです。

このあともやたらと上がりましたね。KC-135RにRC-135V、この日は古き良き4発機のオンパレードです。こんなにC-135系の機体を見たのは久しぶりです。いずれも1960年代の製造で、半世紀以上経過した機体です。後継機のB767ベースの機体が急ピッチで配備されても、まだまだC-135系の機体は多いのですね。
更に特殊用途のRC-135系は、簡単に代替機を作れないという事情もあるようです。

写真は夏の雲が生えて良い感じです。Z 180-600mmはこの手の撮影に最適ですね。相手が戦闘機と違って大きいので、ある程度引きの絵も欲しいとなると、ズームのレンズ法が便利なのは言うまでもないですし、Z 180-600mmのズームリングもとてもスムーズで、鏡胴が伸びないためホールドバランスの変化がないので、安定して構えられます。歩留まりの良い写真が撮れそうです。
色乗り、コントラスト、安定した手ぶれ補正、どれもこの価格のズームレンズとしてはよく出来ていますよ。

気温が上がってきて、離陸直後だと陽炎の影響が出ていたのは残念、この時期仕方ないですけどね。

そして最後、これが撮りたかった! オージー(オーストラリア)のP-8A哨戒機です。どうやら台風避難のため嘉手納から横田に来ていたのが、戻るようです。ということは、先に飛んだ米軍機も台風避難から嘉手納に戻る機体だったかな?

雲が多く晴れたり曇ったりでしたが、午前のギリギリのタイミングで逆光にならずに撮れました。これはラッキーでしたね。
B737ベースのP-8、見た目は…シンプルです。やはり4発機の方が迫力があっていいですね。

テスト撮影に行った割に、割と収穫のある撮影でした。
横田基地ならZ 180-600mmが威力を発揮しますね。ただ、フェンス抜きで撮影したいとなると、やはり明るい単焦点望遠に分がありそうです。そこは使い分けですね。

品川駅上空を飛ぶ旅客機

夏休み中に行ったニコンミュージアム、品川にありますが、ちょうど午後3時以降南風のときの羽田空港への着陸航路となっているのですね。
真上を旅客機が飛んでいったので、撮影してみました。

おー、結構近いね。
品川、羽田空港に近いので、この時点でかなり高度は下がっています

国土交通省のHPより引用

国土交通省の新羽田航路の地図見ると、品川区の次はもう空港なんですもの、そりゃ近いです。

この写真は3枚ともNIKKOR Z 40mm f/2で撮影。画角で言うと標準レンズですから、それでこれだけの大きさで写るんですもの、結構近いですね。
ビルに吸い込まれていく様が印象的でした。

この日の撮影をもって、Nikon Z 8はリコール修理のため旅立ちました。前代未聞の、レンズ装着できないかもストラップ環外れちゃうかも問題への対応です。
ほんと近年のNikonの品質、どうかしていますよ…

富士山樹空の森に陸自の退役ヘリUH-1H

週末、娘の塾の夏期講習の前半も終わったので、家族で静岡は御殿場方面へ旅行に行ってきました。

午前中なら足柄SAも激混みではない!

富士山樹空の森

宿泊地のチェックインまで時間があったので、ちょこっと寄ってきたのが、富士山樹空の森。こんなところがあるとは知らなかったな。

富士山樹空の森

最近できたのかと思ったけど、割と前からあるようですね。
そして何故かここに展示しているのが、退役した陸上自衛隊の汎用ヘリ、UH-1Hです。

2000年代には退役している機体です。すでに後継のJ型も一部退役が始まっていて、更に後継のUH-2の配備が始まっていますが、なにせベースはベトナム戦争の頃から活躍している息の長い機体です。1950~60年代の航空機は優秀な設計のものが多いですね(当然失敗作もたくさんありますが)。
御殿場は富士総合火力演習でもおなじみの東富士演習場がある、陸上自衛隊でも大規模な演習場があるだけに、自衛隊とのつながりも深い地域です。そういった円があって展示されているのでしょうね。

ガチなアスレチックもあります。命綱を装着するみたいです。セグウェイにも乗れます。お値段はそれなりに掛かりますが、結構楽しめそう。
今回は時間がないので見学のみでした。

この時は富士山はすっぽり雲に覆われていました。

こんなに晴れていても富士山が見えないのが残念

御殿場の天候は変わりやすいし、周辺が晴れていても富士山にがすっぽり雲に覆われることも多いです。
20年前富士山に登った時は、珍しく360度視界がひらけるくらい晴れていたけど、めったにそう言うことはなく、なのでもうあれ以上の最高の状態はないと思っていて、もう富士山には登らないことにしています。ほんとはそんな体力もないからだけどね(笑)