「日本酒」カテゴリーアーカイブ

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

ブログで書きたいことが色々あって、掲載が遅れてしまったお酒。撮影は先月末。当然もう飲みきってしまっています。

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

白ワインに多く含まれるリンゴ酸を多産する、協会77号酵母を使用したお酒、酒米は五百万石(らしいです)、日本酒度は-18と甘めのお酒になりますが、リンゴ酸酵母ということでさっぱりとした酸味があり、よくある日本酒度の低い甘口のお酒とは印象が異なります。
林檎シードル?とまでは行かないものの、それに近いスッキリサッパリさがあり、甘すぎないため、割と食事の味を邪魔しない感じです。

さっぱりとした酸味を基調として、すっきり系な甘さ、爽やかな微発泡感もごく僅かですが感じられます。
まさに夏にぴったりなお酒です。

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

裏はラベルではなく白文字の印刷となっていて、残念ながら写真だとちょっと分かりづらいですね。

アルコール度数は、少し低めの15度、白ワインに多く含まれるリンゴ酸のおかげで、確かにいわゆる日本酒っぽさよりもワインやシードル形に似た味となっていて、女性好みしそうな感じです。
あっという間に開けてしまいました…

【羽田酒造】脱兎別囲い 無濾過生原酒 (裏脱兎)

正規の商品名を鏡文字にした、いわゆる「裏○○」と、文字にするとなんだか怪しげですが、これって最近の流れなんでしょうかね?
個人的には「裏○○」と通称される鏡文字ラベルの日本酒、今までは「裏鍋島」とか「裏ちえびじん」あたりは知っていましたが、今回は「裏脱兎」。脱兎は自宅用として買うのは初めてだったりしますが、いきなり裏脱兎を買ってしまいました。
裏脱兎は試験醸造で、チャレンジングなお酒で、本来は通常の脱兎から味わうべきなんでしょうけど(笑

【羽田酒造】脱兎別囲い 無濾過生原酒 (裏脱兎)

最近は日本酒も海外に出そうという酒造が増えてきた気がします。ラベルに英語表記もあると、これもそうなのかな?
右肩下がりの日本国内だけでの消費では、もはや酒造を維持できないというのもあるのかも? ただ、このお酒は生で冷蔵保管必須ですから、簡単に海外に輸出できないでしょうけど…冷蔵コンテナはお金がかかりますし、難しいところですね。

写真では見切れてしまいましたが「からくち」と札を下げていて、つまりそういうことです。

香りは爽やか、まずは冷酒で口に含むと、フレッシュさを感じさせる酸味、そして確かに辛口だ! くっと辛口日本酒の風味が。酸味は程々にあり、後味に甘みを残すタイプで、すっと引いていきます。ザ・食中酒、という趣。

ただ、辛口のお酒、やはり燗で試したくなります。温めてみました。うん、正解! やはり温めることで、辛さの中にもバナナのような甘みが増す印象です。だた、適度に苦味もあり、この辺りが好みの分かれそうな所でもあります。

精米歩合は50%、酒米の種類や日本酒度、製法は非公開、先入観なく飲んでほしいという蔵人の想いが詰まったお酒です。
日本酒度は17.5度と少し高め、でもどっしりしすぎることはないですね。
精米歩合50%とから想像する、スッキリしすぎ感もなく、米感はきちんと伝わります。

【羽田酒造】脱兎別囲い 無濾過生原酒 (裏脱兎)

これはもう一度、裏ではない脱兎も飲まねば。色々飲みたいお酒があって迷っちゃいますね。流輝の夏酒も飲みたいしなぁ…。

【龍神酒造】尾瀬の雪どけ 夏吟 純米大吟醸 生詰 テイクアウトで日本酒?

通勤で使う駅の蕎麦屋さんなんですが、日本酒も充実していて、以前はたまに行っていたお店だんですが…COVID-19で最近行っていませんでした。

そこが日本酒もテイクアウトできると聞いて、仕事帰りに調達。

【龍神酒造】尾瀬の雪どけ 夏吟 純米大吟醸 生詰

夏酒の季節ですね。この時期は青い瓶が増えますね。日本酒は夏に売上が落ちると言われていて、各社とも夏酒はすっきりさっぱりな味で出して来ています。

さて、テイクアウト、たまたま空になっていた水筒があったので、ゆすいで入れてもらいました。保温性はバッチリですが、お茶の味が移らないかちょっと心配でしたが、杞憂でした。
ただ、水筒からダイレクトに飲むのは、やっぱり香りも分かりづらいし雰囲気も出ないので、お猪口に移しましたが。

夏酒らしい、本当に爽やかで口当たりが良いです。若いリンゴを思わせる、とラベルにある通り、さっぱりとした甘さと、後味に引く酸味、そして最後はスパッと切れます。いやいや、夏酒は、ともすればさっぱりし過ぎとか、中途半端な味のものも割とあったりしますが、これは爽やかでバランスが良く、後味もスッキリしていて、理想的な夏酒ですね。

ぜひ瓶で買いたいですね。

【旭日酒造】十旭日 麹39 にごり生

初めて行った酒屋で買った、初めて買ったブランドのお酒。

【旭日酒造】十旭日 麹39 にごり生

ラベルが黒板になっていて面白いですね。
旭日とあるので「きょくじつ」と読むのかと思いきや、「あさひ」と読むそうです。しかもよくよくみると、旭日のまえに十が入るようで、「十旭日」で「じゅうじあさひ」と読むようです。うむむ難しい。

酒自体は、麹の割合が39%ということで、以前飲んだ土田の麹九割九分よりは比率は抑えているものの、通常の日本酒よりやや麹の割合を高めています。

にごり生で生酒です。協会7号酵母、酒米は雄町で精米歩合70%と削りは少なめ、日本酒度は-38! 超甘口です。

香りは華やかで、口に含むと…なんと濃厚! 土田の麹九割九分とはまた違った甘さで、こちらのほうががぐっと濃厚な甘さです。酸味もそれなりにありますが、それ以上に麹らしい甘さが引き立っています。それでいてアルコール度数は一般的な日本酒と同等の17%ですから、調子に乗ると後に響くでしょう。
かなり濃厚な甘さと飲み口で、適度な苦味もあります。後味もかなり濃厚な麹特有の甘さが残ります。食中酒というよりは食前酒、または食後に飲むのが良い感じです。

開栓注意とありましたが、開栓時はガス感はなく、また飲んでみてもガス感はなかったので、発泡シュワシュワ系ではなかったです。出荷すぐであれば、また違ったかもしれません。

【旭日酒造】十旭日 麹39 にごり生

HPのアドレスで、読み方がわかりました(笑) よく見ると「旭日」の前に「十」らしきものが。

ところで、黒板ラベルは、日付が令和2年3月9日となっていて、これが出荷日のようですね。

しっかりした酸、と書いているものの、思ったより酸味は感じられず、シュワシュワ感もなかったことから、生酒の難しさを感じます。これ、出荷から早い時期の3月から4月に飲んでいたら、印象は違ったかもしれません。

次はぜひ出荷すぐのフレッシュな状態で飲みたいですね。

【WAKAZE】三軒茶屋のどぶろく ~Orange and Criander~ recipe no.047

かなり長いタイトルのお酒。三軒茶屋とあるように、製造場所は、東京都は世田谷区の三軒茶屋。

WAKAZEは2016年創業、2018年には三軒茶屋に「その他の醸造酒」免許を取得した、若い酒蔵です。ただ、この「その他の醸造酒」免許では、日本酒にあたる「清酒」は製造できません。
今回のタイトルにある「どぶろく」、いわゆる米と米麹を発酵させて濾さない(米粒をそのまま残す)濁酒は、酒税法上は「その他の醸造酒」になるため、この三軒茶屋では、おもに「どぶろく」を製造しているようです。

清酒に当たる日本酒については、現在山形の酒造に委託し製造しているようですが、これは日本酒製造免許の新規取得が非常に難しいからで、新規ブランド、または復活ブランドの酒蔵は、古い酒蔵からの酒造免許の譲渡売買で成り立っているようです。

とまあ日本酒の裏事情はともかく、日本酒を世界の酒にしていくという気鋭のWAKAZEのどぶろく、酒好きの同僚に確保をお願いし、代理購入してもらいました。

【WAKAZE】三軒茶屋のどぶろく ~Orange and Criander~ recipe no.047

見切れている子どもたちは気にしないでください(笑

オレンジピールとコリアンダー!?

同じものは2度作らない、と言うコンセプトのようで、今回買ったのはrecipe no.047ということですが、ラベルの副原料にあるように、オレンジピールとコリアンダーシードをを使用し、酵母は協会系のNo.6を、酒米ではなく飯米の「つや姫」を使っています。

全く味に想像がつかない感じで、一口飲み始めると、いやまぁ複雑。元々どぶろくは酸味が強く甘いものが多いですが、飯米で余計甘くなるかなと思ったら、甘さは思ったよりは控えめ(どぶろくとしてはですが)です。まずは酸味と甘さがあり、後味にコリアンダーのスパイシーさが出ています。

【WAKAZE】三軒茶屋のどぶろく ~Orange and Criander~ recipe no.047

いつもの大きめお猪口で飲んでいますが、写真映えしないw。オシャレなグラスで飲みたいですね。

買っておいてなんですが、個人的には、ちょっとコリアンダーが邪魔に感じました。そういう飲み物なんだから、というのはあるかもしれませんが、せっかくのどぶろくのシンプルな米の甘みが、コリアンダーの主張が強くて、後味がずっとコリアンダーになってしまっています。
酸味は好きなので、オレンジピールはよく合っていると思います。

身も蓋もない言い方になってしまいますが、どぶろくは、ひたすらシンプルなものの方が好きですかね。元々どぶろくは日本酒に通じる初歩的なお酒です。
いろいろな味にチャレンジする姿勢は面白いと思いますが、これはこれとして、ぜひ副材料を添加しない、シンプルなどぶろくを定常酒として販売して欲しいな、と思いました。ベースのどぶろくがどんなものなのか、興味があります。


直営バル「Whim SAKE & TAPAS」は行ってみたい

三軒茶屋醸造所に併設されているバル「Whim SAKE & TAPAS」、おしゃれな感じなので、オッサンだけで行くのは気が引ける感じですが、たまにはこういうお店で飲むのも良さそうですね。妻と行こうかな~。

【石井酒造】豊明 純米吟醸 無濾過生酒

初めてのお店で買ってみたお酒です。銘柄自体も初めて。埼玉県は幸手のお酒なんですね。

埼玉県と言えば、神亀を筆頭に、意外と銘酒揃いなんですよ。どうも、埼玉のお酒って聞くとピンときませんが、これが埼玉の宿命なのかな?何事につけても…。

【石井酒造】豊明 純米吟醸 無濾過生酒

実はこのお酒…ちょっと問題がありまして、恐らく製造時の問題と思うのですが、蓋がしっかり閉まっていなかった可能性がありまして、輸送時微量の漏れがありました。開戦前に封印がくるくる回ってしまいまして、しっかり栓が入っていなかった可能性が高いです。

ご近所のお店だったら、クレーム交換してもらいたいところですが、車で行った、ちょっと離れたお店なので、開けて味を確かめて、まあ飲めるか、ということで。生酒ですけどね…。
ということで、本来の味になっていない可能性はありますが、そこはご容赦ください。

香りはことさら強調せず仄か。酒米は「さけ武蔵」、精米歩合は50%で、日本酒度は-8。

酸味系とのことでしたが、思ったよりは酸味がないかな? 澱は多めなので、そこそこの苦味があり、しかし後味はややどっしり目です。日本酒度的には結構甘口なはずですが、実際には苦味とややどっしりさもあって、そこまで甘くは感じないのが不思議です。
ただ、やはり微妙に蓋が開いていたので、熟成が進んでしまった可能性も否定できず、本来の味ではないかもしれません。

【石井酒造】豊明 純米吟醸 無濾過生酒

やっぱり買った酒店に問い合わせしたほうが良いかな?
いや、飲んだ限りは普通に飲めるし、その後腹痛になったとかもないのですが、やっぱりスッキリしませんよね…。


【追記】2日目に味が激変! 甘みがぐっと出てきました。そこに適度な酸味と苦味が入ると行った具合。芳醇な果実を思わせる甘みが出てきてなかなか。生酒はこれだから面白い。逆に言うと、味は不安定で、初日だけで判断できないとも言えますね。

【久保本家】生酛のどぶ(BY30・仕込11号 +15)

ちょっと変わったラインアップの酒屋、でも実は自宅からそう離れていない場所にあるお店で買ってきたお酒。「どぶ」と書いていますが、どぶろくではなく、にごり酒です。

【久保本家】生酛のどぶ(BY30・仕込11号 +15)

日本酒発祥の地とされる奈良県のお酒です。関東ではあまり出回っていないかな?

生酛のどぶは、生酒もあるようですが、こちらは火入れです。かなり澱が多いにごり酒で、澱は細かいですが、下の方に結構貯まりますね。

なんとなくイメージで、甘そうな感じがしますが、逆です。+15は日本酒度、つまり相当辛口です。酒屋さんの販売ラベルには、冷酒から熱燗までどれもおすすめ、とありました。

まずは冷酒でいただきます。香りは仄か、でも口に含むと、いや辛い~。そして苦味も結構舌に付きますね。でも割とスパっと切れる感じです。生酛造りの日本酒は、しっかりしたコクのある強めの味になるものが多いそうですが、このお酒も生酛らしい、力強い味わいです。

ではちょっと温度が上がって冷(常温)、これはどうでしょう? ん??甘みが出てきました。もちろん辛さはまず一番に来るけど、後味にほんのり甘みが出てきました。こちらのほうが好みかな。

ここはとばかりに燗酒に。より甘みが出てきました。もちろん、澱が多めで辛さと苦味が基調になっていますが、温度が上がるにつれ甘みも増すのは、まさに昔ながらの日本酒です。

個人的には、ぬる燗がこのお酒にマッチしているかなと思います。

【久保本家】生酛のどぶ(BY30・仕込11号 +15)

平成30年醸造なので、1年以上寝かせているんですね。
精米歩合は65%で、ことさら削っていないし、残してもいない中庸。アルコール度数は少しだけ低めな15度。

生酛らしい力強いお酒だけに、この味の温度による七変化は、なかなかマニアックですね。

【川村酒造店】酉与右衛門 特別純米 無濾過生原酒

新ブログになってから初めてのご紹介。関東ではあまり出回っていない、岩手のお酒、酉与右衛門(よえもん)。”酉与”はラベルでは1文字となっていますが、

 青山の燗酒がうまい某居酒屋で出会い、そしてそれが、割と近場、何なら以前は通勤ルート上にあった酒屋で買えたという、何という灯台下暗し!

【川村酒造店】与右衛門 特別純米 無濾過生原酒

出会ったときに燗酒で飲んだというのもあり、また以前購入したのも辛口で燗酒にぴったりという感じだったので、今回の酉与右衛門もそうなのか?と思いつつ、購入したお店のコメントには、プチプチ系で冷酒向きとあり、ホントかよ!?と思いつつ購入したのがこちら。

瓶も濃い目のガラスが主流の与右衛門に於いて、薄い青で夏酒っぽい爽やかさを主張。
酒米は岩手県産「吟ぎんが」、精米歩合50%と大吟醸に近い位に、かなり削っています。協会系7号酵母で日本酒度+7と、ここ最近飲んだ中では辛口。

香りはさっぱり系で主張せず、口に含むと、まずフレッシュなプチプチとしたガス感はありますが、甘さはほとんど無く、口当たりは昔ながらの日本酒らしい辛さが。でも、プチプチ感のおかげで、後味はさっぱりとしていて、辛口系によくあるどっしりさより、割と軽快な飲み口です。とはいえ、辛いことに違いはなく、今主流となっている甘くて香りが華やかな日本酒とは一線を画しています。

【川村酒造店】酉与右衛門 特別純米 無濾過生原酒

酉与右衛門は、今流行りの華やかな日本酒とは一線を画すお酒ですが、その中も嫌な雑味やアルコール臭さとは無縁で、そこはきちんと現代の技術も使っているお酒です。食中酒として、食事の味を邪魔しない味付けは、どの酉与右衛門にも共通しています

最近流行りの日本酒へのアンチテーゼとして、こういうお酒はあってもいいし、むしろそうであってこそ、日本酒は進化するのかなと思います。

初心者には少しとっつきにくいかもしれませんが、華やかな日本酒から入った人も、こういうのもあるんだな、と気に留めていただければと思います。個人的に、これを置いている酒屋や居酒屋は、ちょっと通な店って思っています。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 ももいろ 無ろ過生

今シーズン最後!というのと、同僚からも確保要請があったため、買ってまいりました。流輝(るか)の桃色。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 ももいろ 無ろ過生

旧ブログでも何度か紹介していますが、WordPress版では改めてですね。

桃色ですが、きちんと日本酒です。色が桃色というだけで、もちろん桃は一切入っていません。ではなぜこういう色になるのかというと、赤色酵母を使っているからだそうです。しかも、ちゃんと協会系の赤色酵母ということで、そういうのもあるんだなぁと。

古代米を使うことで、赤色の日本酒もできますが、こちらは酒米は、秋田の酒造でよく使われている秋田県産の「酒こまち」です。あ、ちちなみに松屋酒造は群馬県です。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 ももいろ 無ろ過生

なんと、アルコール度数は9度! 16~17度あたりが多い日本酒にしてはかなり低め。

さて香りは華やかな果物で、まるで桃が入っているかのよう。
口に含むと、ごく僅かなプチプチ感とともに、まるで桃ジュースかのような酸味と甘味が広がります。
後味は若いお酒らしくさっぱりとしていて、日本酒らしいどっしりさとはまるで無縁。もはや桃ジュースです。

いかにも女性ウケしそうなお酒ですし、日本酒を飲まない方がこれを飲んだら、桃のお酒と信じて疑わないでしょう。

日本酒らしさを求めるというよりは、リキューリ的に飲むのが良いでしょうね。

私はどっしりさのある日本酒も好きですが、こういう軽いテイストの日本酒も大好きです。オッサンがすすめると胡散臭いですが(笑)若い女性に特に飲んでほしいな。こういうのをきっかけに、日本酒を飲んでもらえると良いなと思っています。

【飛良泉本舗】飛良泉 山廃純米大吟醸 マル飛 別誂

飛良泉でも「マル飛」はいろいろな酒米や酵母を使って醸しているシリーズですが、今回のは山廃づくりだそうです。

【飛良泉本舗】飛良泉 山廃純米大吟醸 マル飛 別誂

日本酒で時々聞く「山廃」「山廃仕込」とは何か? WikiPediaにはこう書かれています。

山廃仕込み(やまはいしこみ / – じこみ)とは、単に山廃とも称され、生酛系(きもとけい)に属する日本酒の製法の一つ。 「山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)」が正式名称で、その酛で醸造した酒のことも一般に「山廃(仕込み)」と呼ばれる。

山廃仕込み

引用の文章だけでは分かりづらいので、詳しくはWikiPedia、またはSAKETIMESの解説が詳しいですが、日本酒の作り方に置いて、明治時代に開発されたもので、非常に手間のかかる工程を経て醸されるだけに、山廃仕込みを用いる酒蔵は現代では減ってしまいました。

山廃仕込みのお酒でよく言われるのは、アミノ酸度が高く、辛口でどっしりしたお酒になる、いわゆる昔ながらの日本酒好きには受けるけど、最近流行のフルーティで軽やかな日本酒とは真逆のもの、とされているところでしょうか。
確かに、一昔前までは、山廃仕込の日本酒のイメージはそんな感じでした。

【飛良泉本舗】飛良泉 山廃純米大吟醸 マル飛 別誂

ところが、今回の飛良泉、ラベルには

山廃造りではありながら、香り高くキレイでなめらかなお酒に仕上げました。

とあるように、昔ながらの山廃のイメージではなさそう。

さて開栓初日ですが、香りはたしかに豊か、ただしもっとキレイに香るお酒もあるので、山廃にしては…と付け加えておきます。メロンの香りはたしかにあります。口に含むと、アタックは弱めで、ほんのり甘いけど、すぐに独特の風味とともに、後味は山廃っぽいどっしりさが出てくる。
うーん、ちょっと落ち着きすぎているかな。日本酒度-1.0と言う割に、辛さのほうが立つな、そんな印象。

ところが開栓2日目、味が激変。まず香りと甘みが増した。びっくりした。同じお酒なのか!? 開栓からわずか1日だけの経過なのに。ボケていた味がしっかり出てきた感じです。
甘みが出てきたことで、その後のどっしりさとのつながりが良くなりました。キレイにつながります。
これはと思って、ぬる燗にしてみました。いい! ぬる燗もいいです。押し付けがましくない甘みが少し濃厚になり、後味の辛さまでよりしっかり出ています。

このお酒は、断言します! 開栓後1日は最低置きましょう。初日のぼやけた感じが嘘のようにしっかり味に変わります。ぜひ!