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フォトスタイルのシネライクVとD

ディスコンになってしまった機種、Panasinic LUMIX GX7MK3ですが、GX7MK2からフォトスタイルが増えていて、「シネライクD」と「シネライクV」という2種類の動画向けフォトスタイル(動画なのにフォトスタイルというのも変だけど)が追加されています。

元々、動画機として定評のあったPanasinicのマイクロフォーサーズですが、GX7シリーズでもこれが使えるようになったのはありがたいです。GX7シリーズが終わってしまったのが悔やまれますが、やはりこの形状のカメラ、OLYMPUSのPEN FやE-P5の後継機が出なかったのと同様、売れないのでしょうね。EVFがレンズ同軸上にあって、ペンタプリズムのように盛り上がった一眼レフスタイルのほうが、撮りやすいし一般受けしやすいということなのかな?
SONYは、同じような形状のα7cを出して売れているみたいなので、マイクロフォーサーズのシェアが狭いのも一因なのでしょうけど。

2種類のシネライク

シネライクには、シネライクVとシネライクDの2種類が用意されています。
Panasonicのサイトにはこう書かれています。

【シネライクV】
シネライクVはコントラストを重視しており、簡単な編集作業だけでテレビやSNSで美しく再生できます。初心者に向いたフォトスタイルといえるでしょう。

【シネライクD】
シネライクDはパソコンなどで色や画質を調整することを前提に開発された、ダイナミックレンジ優先のモード。編集に向いており、中級者以上が使用するフォトスタイルといえるでしょう。

https://panasonic.jp/life/entertainment/260005.html

Vは恐らくVIDEOのVでしょう。ビデオガンマに近い特性なのでしょう。

一方Dは何の略? Dynamic rangeなのかな? こちらは、V-Logに近い特性と言えそうですが、他のサイトなんかを見ると、ビデオガンマとLogの中間的な特性、とも書かれています。

ちなみに、フォトスタイルということで、動画だけでなく、スチル写真にも適用可能です。
RAWで撮影したスチル写真を、SILKYPIX Developer Studio 8 SEで現像してみました。
比較として、フォトスタイルのスタンダードとナチュラルも掲載してみます。

スチルの場合、動画と求められるものが違います。
両者を比較すると、スタンダードとナチュラルは、どちらもシネラ行くよりは、デフォルトのコントラストは高めです。

シネライクVとスタンダードを比較すると、シネライクVのほうがコントラストはやや控えめな印象で、特にグレーディングを行わない通常の動画撮影には、シネライクVが良さそうな印象です。

シネライクDは、ナチュラルよりさらにコントラスト浅めで、特にシャドーのトーンが上がっているのがわかります。ハッ庶務もナチュララルよりあっさりめ、かつやや暖色で、こちらはまさにグレーディングで調整するためのモードでしょう。

GX7MK3はV-Logに対応していませんし(ファームウェアをいじるとできるらしいですが…)、カメラのコンセプト的にも、ガチな動画機ではなく、気軽に撮れるボディを目指しているので、個人的には動画はシネライクVを常用したいし、スチルでも結構好みの発色かもしれません。スタンダードよりはコントラストが狭くない印象です。

GX7MK3のL.モノクロームD

Panasonic LUMIX GX7MK3からLUMIXシリーズに搭載され始めたフォトスタイル、L.モノクロームD。従来のモノクロームや、L.モノクロームとどう違うのか?

フォトスタイルのモノクロームは、単純にRGBのカラー信号を取り除いたモードです。
L.モノクロームは、”L”が示しように、Panasonicがデジカメで提携しているLeicaのモノクロームを模したものと言われ(PanasoinicはあえてLeicaとは言いませんが、どう考えてもLeicaのLでしょうね)、より深みのあるトーンを再現しています。

ではL.モノクロームDはというと、「ハイライトとシャドウを強調し、絶妙にディテールを残した味わい深いモノクローム写真を撮影することが可能」とのこと。よりハイコントラストのモノクロと言えます。

比較のため、ここではGX7MK3でRAW撮影したデータを、SILKYPIX Developer Studio 8 SEで、それぞれのフォトスタイルを適用させてみました。

比較してみると、最もコントラストが高いのは、実は素の「モノクローム」ですね。

「L.モノクロームは」それと比較すると、ハイライトは抑え気味で、シャドーはより深みを増しています。露出を抑え気味にして、ややローキーに振っている感じです。

「L.モノクロームD」はというと、ハイライトとシャドーのトーンは素の「モノクローム」に近いものの、中間のトーンを落として深みを増している印象です。

個人的には、晴れている作例のような状況では、あまりコントラストを上げすぎない「L.モノクローム」が好みです。L.モノクロームDは、少しコントラストが強すぎるかもしれません。

いずれにしろ、中間のトーンの描写が、Lのつくモノクロームは絶妙ですね。
この辺りは、Nikonのピクチャーコントロールのモノクロームでは出せないですから(カスタムすれば近づけることは可能)。

さて、GX7MK3では、フォトスタイルの「シネライクD」「シネライクV」が選べるように。こちらも次回比較してみたいと思います。

LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. キレッキレの描写にびっくり

Panasonic LUMIX GX7MK3のキットレンズとして付いてきた、LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.ですが、新品でも2万円台で買える薄型標準ズームレンズです。

H-FS12032-K LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. [ルミックス G バリオ 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. マイクロフォーサーズマウント ブラック]
LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. ブラック


ボディのみと価格差が殆どないため、また広角側が12mmと、これまでマイクロフォーサーズでは、14mmからのレンズしか使ったことがない(魚眼レンズを除く)ので、12mmスタートのレンズは使い勝手良さそうということで、キットレンズ付きで買ってみたのですが…。

これがなかなか素晴らしいレンズでした!

以前、OLYMPUS PEN E-P5を使っていた際に、同じような薄型の標準ズームのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZを持っていましたが、かったるい電動ズームで、描写も特筆することもなく、つまらないレンズだと思って売ってしまいました。
ですから、LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH.にも、あまり大きな期待はしていませんでしたが…

なかなか高い解像力

どうでしょう? ここまでキレッキレに描写するとは! もちろん、暗いズームレンズゆえ、絞り開放でもほとんど背景はボケないけど、これは撮り方次第かな。
画角も無理していなくて、電動ズームでもなく、スナップにちょうどよいレンズです。背景をぼかせない分、パンフォーカス的に撮るにも良いですね。動画にも良さそうです。
いや、若干眠い絵だったM.ZUIKO 14-42mmと比べると、こちらのキレの良さには本当にびっくりです。安い薄型ズームと侮るなかれ。おかげでこのレンズは、売却を免れ、そのまま使うことにしました。

切れの良さは、GX7MK3のセンサの良さもあります。これは明らかにGX7MK2の1世代前の1600万画素センサよりも、一段と解像力が良くなっている気がします。特に、暗部の粘りも向上している印象です。

ただし、暗いズームレンズなので、夜の撮影は苦手

以前桜満開時に撮った場所です。まず、ピントがAFでは合いません…。そして、Dual I.S対応レンズなので、ボディ内蔵手ブレ補正と、レンズ内蔵手ブレ補正が協働するはずですが、あまりその恩恵は感じられません。少なくとも、この辺りの手ブレ補正の凄さは、OLYMPUSに軍配が上がる感じです。

かなり感度が上がってしまって、さすがに最高感度ISO25600だとノイズがすごい…。ここはマイクロフォーサーズの劣る部分でもありますね。新世代センサが期待されます。

そんなこんなで、このレンズは、昼間のスナップに威力を発揮できそうなレンズです。何より軽量コンパクトで、ポケットにそ伸ばせられるくらいのコンパクトですから。キットレンズで手に入れてほしいですね。

【写研埼玉工場】跡地の現状(21/4/9)

普段持ちカメラを、LUMIX GX7MK2からGX7MK3に新調したので、テスト撮影を兼ねて、車検埼玉工場跡地をスナップしてみました。

ヤオコー和光店の建造が進む、元写研埼玉工場跡地

レンズは、キットレンズのLUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.ですが、薄型の安いレンズと侮るなかれ、画面四隅に少し収差の影響は見られるものの、画面全体の解像度は高いですね。

ってここではカメラレンズのレビューではなくて、写研埼玉工場の跡地のお話。
かなり工事が進んできていますね。すでに建物の基礎部分が出来ています。秋に開店予定ですから、あと半年もしないうちに、ここにはスーパーマーケットが開店するわけです。
ちょうど去年の今頃から写研の解体工事が始まり、去年の年末にはほぼ建物はなくなりました。早いものです。あっと言う間に風景が変わります。
秋には買い物客で賑わうことでしょう。

それぞれクローズアップ。望遠側も32mm(35mm判換算64mm)とさして望遠でもないレンズですが、普段のスナップには十分かな、欲を言えばきりがないですからね。
建造は、大手の積水ハウスです。

2021年4月の写研埼玉工場跡地

この辺りの地形はアップダウンが激しく、幹線道路である笹目通りからこの場所へのアプローチは、大きくカーブしながら下っていくます。おかげで、歩道から工事風景も眺めることが出来ます。かつては写研の看板があり、大きな建物があった場所です。
今は奥のマンションが良く見えますが、写研があった当時は隠れていました。

2020年6月の写研埼玉工場

1年近く前と今、これだけ風景が変わります。この当時、ここからはマンションが見えなかったのですね。

手つかずの元写研埼玉工場厚生棟

厚生棟は、まだ手つかずです。ここはヤオコーの所有ではありません。同じ和光市の、ある企業の所有となっています。
また1階部分の駐車場は、工事関係者の駐車場になっていますが、このお隣にあった工事資材置き場は、ヤオコー建設地に移動されたのかな? もう使われていないようでした。

ここは引き続き、状況を確認していきたいと思います。

Panasonic LUMIX DG-GX7MK3が生産終了とのことで買ってみた

はい、今年度初カメラです。もとい、今年初カメラですね。

Panasinic GX7MK3(左)とGX7MK2

2017年12月に、Twitterのフォロワーさんより安く譲っていただいたGX7MK2も導入から3年半経過しました。普段持ちのサブ機は、割とテンポよく入れ替えていますが、ここまで長く使うのは久しぶりです。
それだけデジタルカメラも熟成してきて、進歩もゆっくりになってきたとも言えます。

また2018年2月には後継のGX7MK3が発売されて早3年、当初はあまり代わり映えしないモデルチェンジで、特に気にしていなかったのですが、一向に後継機のアナウンスも噂もなく、まさかこのまま消えてしまうのでは…と思っていたら、やっぱり後継機はなく生産完了表示となったのがこの3月、気に入っているシリーズなので、在庫が亡くならないうちに入れ替えることに。

今回は展示機のアウトレット品でした。打痕とかあるけど、そんなに気にしない質なので。一応新品扱いですから、1年保証も付きます。ボディだけで良かったのですが、標準レンズキットでLUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.(名前長い!)付きでボディのみより安いので、そちらにしてみました。

大きな違いはイメージセンサと可動式EVF

大きな変化点は、まず見えない部分では、イメージセンサの画素数がGX7MK2の1600万画素に対し、GX7MK3は2030万画素に若干増えて、現行の他のマイクロフォーサーズはどれもこの画素数です。恐らく同じセンサを使っているのでしょう。
もう1つの見えない変化点としては、従来のWiFi接続とともに、Bluetooth接続にも対応したことです。スマホのImage AppとBluetooth接続することで、画像の自動転送や、GPSデータ取得、シャッターの遠隔操作が可能です。特にGPSのデータ自動付与は、個人的にありがたいですね。

そしてお起きは変化としては、EVF(電子ビューファインダ)が可動式になったこと。実は、初代GX7も可動式だったのが、MK2で固定式になってしまいました。
可動式になったことで、より使い勝手が良くなっていると思います。

露出補正ダイヤル、いらないです

GX7MK3で搭載された露出補正ダイヤル

露出補正ダイヤルが、GX7MK3になって搭載されました。
が、個人的にいらないです。
GX7シリーズは、もともとボディ前後にコマンドダイヤルを搭載していて、コマンドダイヤルで露出補正は設定できる上に、カスタム設定すれば、電源入れ直しで露出補正値もリセットされます。
これは、Nikonの一眼カメラと同じ操作系なので、個人的に好みなのです。
なので、勝手にダイヤルが動いてしまって、補正値が変動してしまうリスクがある露出補正ダイヤルは不要なのです。
なので、すぐカスタム設定で、露出補正はコマンドダイヤルに割り当てて、この専用の露出補正ダイヤルを無効化しました。よって無用の長物な上に、同軸上にあるモードダイヤルが回しづらいという、余計なお世話だったりします。
これは、過去に同機種を持っていたTwitterのフォロワーさんも同じような感想を持っていました。
露出補正ダイヤルは、コマンドダイヤルが1つしか無いカメラには良いかもですが、過去の遺物だと思っています。

大きな変化はないので、GX7MK2はハイコスパ機

結局、GX7MK2の出来が良くて、MK3の恩恵は、イメージセンサが次世代の2030万画素になったのと、Bluetooth搭載程度が大きな目玉、というのもあって、かつMK2は市場在庫が生産完了からだいぶ経ってもあったことが、GX7MK3があまり売れなかった一因でもあるかもしれません。
GX7MK2は、今中古ならボディのみで3万円前後で買えて、GX7MK3との差も少ないです。
もちろん細かな部分ではMK3が勝っていますが、MK2で十分なんですね。
ただ、今後もう少し長く使うことを考えると、このクラスのカメラの耐久性も考えて、MK3を選ぶのは悪くない選択でしょう。
あまり値下がりせず、中古もMK2程は流通がないですからね。

ローパスフィルタ非搭載非搭載
画像処理エンジンヴィーナスエンジンヴィーナスエンジン
基本感度ISO200-25600ISO200-25600
拡張感度ISO100-25600ISO100-25600
連写速度9コマ/秒(メカ・電子/AF-S)
6コマ/秒(AF-C)
9コマ/秒(メカ・電子/AF-S)
6コマ/秒(AF-C)
40コマ/秒(電子SH)
測光方式マルチ測光/中央重点測光/スポット測光マルチ測光/中央重点測光/スポット測光
AF測距点全画素(手動49点)全画素(手動49点)
AF方式コントラスト(空間認識AF)コントラスト(空間認識AF)
ボディ内蔵手ブレ補正4段(Dual I.S.)4段(Dual I.S.)
液晶モニタ3型/124万ドット3.2型/104万ドット
シャッター速度60-1/4000秒(メカ)
1-1/16000秒(電子)
シンクロ:1/200秒
60-1/4000秒(メカ)
1-1/16000秒(電子)
シンクロ:1/160秒
動画2160(4K)/30p・1080/60p2160(4K)/30p・1080/60p
動画ハイライト表示対応対応
動画電子手振れ補正対応対応
記録媒体SDXC(UHS-I UHS Speed class 3)SDXC(UHS-I UHS Speed class 3)
撮影可能コマ数モニター時:260枚
ファインダー時:250枚
モニター時:290枚
ファインダー時:270枚
質量(本体のみ)407g383g

レビューはまた次回に。

リニューアルしたニコンプラザ新宿に行ってきた

COVID-19のおかげで、全然行けていなかったニコンプラザ東京(新宿)に、先日土曜日、サンシャイン水族館のあと行ってきました。
水族館で疲れている子どもたちを連れ回して悪いとは思ったけど、せっかくだしね。

ちょうどこの日、イベントをやっていましたので、子供らが邪魔しないよう、終わり時間くらいに訪問しました。

結局、終わったかなーと思ったイベントの最後の方は見ることが出来ました。阿部っちも見れたしね。子どもたちも何とか騒がずに、とりあえずカメラ撮ってみたいと言うので、持たせてみました(普段からパパので撮ったりしているので慣れています)。

そして息子まもなく5歳、Nikon Z 6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8Sによるファーストショットがこちら。

Nikon Z 6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8S

ちなみに息子氏も娘も、パパのD850やD810をたまに触って撮ったりしているので、シャッター切るのは手慣れたものです。
これ、背景にピント来ているけど、いや、すごい描写だ! きっちり画面の隅まで解像しているし、娘の前ボケも極めて自然。
歪みも感じません。すごいレンズだ。
こりゃ手持ちのAF-S 16-35mm f/4G ED VRは足元にも及ばないわ。Zボディを導入した暁には、まず標準ズームより先に手に入れたいレンズです。

そして、ついに、試したかった組み合わせ、Z 7II + NIKKOR Z 50mm f/1.2Sで撮ってみました。

Z 7II + NIKKOR Z 50mm f/1.2S

え、これ絞り開放f1.2ですよ。息子の髪の毛、ちゃんと解像しているし、ピント面からボケていくつながりが極めて自然。一見すると、f2くらいに絞ったんじゃないかというくらい、思ったよりもずっと広い範囲で解像しています。そして極めてなだらかにボケにつながっていきます。
ボケも何のうるささもなく、極めて自然です。

Z 7II + NIKKOR Z 50mm f/1.2S


びっくりですね。Fマウント唯一のf/1.2のレンズであるAI Nikkor 50mm f/1.2Sを持っていますが、あれは40年前の設計のレンズなので、絞り開放では球面収差が多く出ますが、こちらは何事もないかのように描写されます。完璧なレンズです。
前後ボケともに自然なので、立体感がものすごいです。
ピント面以外、急速にボケるレンズと違って、なだらかにボケていくので、絞り開放で撮りやすいですね。確かに、光学設計者氏が「絞りなんかいらねぇ!(意訳)」という意味がわかります。こんなに使いやすい大口径レンズがあるなんて!

更にこの組み合わせで、息子がパパを撮ってくれました。

Z 7II + NIKKOR Z 50mm f/1.2S

おい、ほぼ5歳児が撮ったのに完璧じゃないかよ。ジャスピンですよ。しかもこれ、瞳AFではなく、中央1点です。まあたまたま中央と瞳の深度が一致したんですけど、幼児なのに構図もちゃんとしてるし。そして背景ボケのとろけっぷりがまたよろしいですね。


子どもたちは双眼鏡コーナーが楽しかったようです。

それ、70万円するんだよ…

ということで、短時間でしたが、NIKKOR Z 50mm f/1.2Sや、14-24mm f/1.2Sを試せたのは良かったし、どちらも手に入れたいレンズです。

一方、Z 7IIもZ 6IIも、操作性がもう一歩の印象。慣れの問題なのでしょうけど、ササッと設定に行けない、普及機のようなもどかしさを感じたのも事実。この辺りは、Z 9デビューを待つしかなさそうですね。

息子の誕生日が近いので、サンシャイン水族館に行ってきた

息子の誕生日は4月なのですが、去年はちょうどCOVID-19による外出自粛期間になってしまい、何処にも行けませんでしたね。
テレワークも始まり、娘は小学校に入学早々に休校、息子も保育園に行けず、自宅周辺のお散歩をするだけでした。

今年もまだCOVID-19の影響はあるものの、気をつけつつ日常を過ごす、といった感じですかね。
そんなわけで、息子が突如水族館に行きたい、というので、自宅から一番近いサンシャイン水族館に急遽行くことにしました。
この日妻はお仕事で、2人の子供を連れて、ものすごく久々に電車に乗りましたが、上の娘は小学2年生になったので、まあ何とかなりますかね。

サンシャイン水族館は現在チケット事前購入制に

COVID-19の影響で入場者数に制限を設けているようで、事前にネットやコンビニなどでチケットを購入する必要があります。
土曜日当日、しかも春休み中とあって、厳しいかなと思いましたが、混んでいるのはお昼過ぎで、お昼前か夕方以降であれば、まだ空きがありました。
とりあえず、午前8時過ぎに、午前10時45分から受付のチケットを購入しました。
ここでチケットの買い方ですが、EPARKなど外部サイトでチケット購入の場合や、クレジットカード付帯の割引を使う場合は、額面は¥0円となり、入場口のチケット売り場でお金を払う「WEB整理券」を選択します。
うちの場合は、セゾンカード払いだと割引があるようだったので、このWEB整理券を購入し、チケットは入口横の窓口で、WEB整理券のQRコードを見せて、支払いはその場でセゾンカードを使いました。

他のカード会社やJAFの割引もあるようで、割引率も変わってきますので、一番オトクとなるものは、各自調べてみてください。

入場者制限しているので、快適に見ることが出来た

入場者数を制限しているだけあって、経営側の立場としては苦しいでしょうけど、見る側は快適に見ることが出来ました。特に午前入場は快適だと思います。
入場時間は制限されても、中に入れば、好きな時間滞在できるので、やはり午後は人が増えてきました。入るなら午前中か、夕方以降なのは間違いなさそうですね。

屋外展示は少々少なめ。今回はペンギンも少し遠かったですね。

映えるクラゲ

最近ちょっと落ち着いてきたインスタ映えなんて言葉、クラゲの展示はまさにそういうのにピッタリでしょうね。
結構撮影は難しいですよ。露出は落としましょう。

幻想的ですね~。そしてかなり展示は暗いので、最初撮影に使ったレンズ、AF-S 16-35mm f/4Gだと限界を感じまして、後半AF-S 24-70mm f/2.8Eに切り替えましたが、やはり明るいレンズだとAFもスパッと合うし、画質も良いです。
AF-S 16-35mmについては、画質の面で少々考えるところがありますね。

ともあれ、まだ4月とはいえ少々暑かったけど、本格的な夏になる前に行けてよかったかな。
子どもたちも楽しんでくれましたし。

【導入から4年半】フォーサーズの日

普段持ちのコンパクトカメラは、京セラT PROOFから始めて、その後いくつかのフィルムコンパクトカメラを所有した時期もありました。

京セラ T PROOF あの京セラも、CONTAXブランドなどを持ち、かつてはカメラメーカーでもありました


その後デジタルカメラの時代となり、KodakのおもちゃデジカメDC3200やら、NikonのCOOLPIX2500、P7000などを経て、格安でうられていたNikon 1 V1で、初めてレンズ交換式のコンパクトカメラに手を出しました。

2万円ちょっとでたたき売りされていたNikon 1 V1 デザインはアレだけど、安いので買ってみたら、案外良かった

ところがNikonは、Nikon 1シリーズを2015年のNikon 1 J5を最後に、Nikon 1シリーズの販売を2018年には終了してしまいました。
コンパクトなレンズ交換式一眼カメラは、やはり流行らないのか、更にセンサの小さいPENTAX Qシリーズも、同様に販売を終了してしまい、現時点ではPENTAXはレンズ交換式カメラは、一眼レフのみとなっています。

コンパクトなレンズ交換式一眼はマイクロフォーサーズが最後の砦

そんなこんなで、Nikon 1 V1の後継機として2016年にお迎えしたのが、OLYMPUS PEN E-P5でした。これは強力な5軸手ブレ補正と操作性の良さで、結構気に入っていたものの、動画の画質が古いNikon 1 V1より劣ることから、せっかく子供も生まれて4K動画も撮りたいと思い、ちょうどTwitterのフォロワーさんが手放すということで、2018年末にお安くPanasinic LUMIX GX7MK2に入れ替えることとなりました。

2018年末、Twitterのフォロワーさんからう安く譲ってもらったGX7MK2に入れ替えて現在に至る

Panasonicのカメラはこれが初めてでしたが、使いやすさはOLYMPUS以上によく、とにかくボタンのカスタマイズが豊富で、メインのNikon一眼レフと似た操作系で使えること、エフェクトが豊富で使いやすい(エフェクトとノーマル同時に取れる)、4K動画も画質がよく、画質はいまいちながらもEVFも内蔵していて、このコンパクトなボディに欲しい機能を詰め込んだGX7MK2は、3年たった今もお気に入りです。

すでに後継機のGX7MK3が2018年に登場していて、早3年経過、後先程HPを見たらなんと生産完了! 後継機の発表はなく、恐らく今後も出ないでしょう。OLYMPUSのE-P5も後継機はなく、やはりマイクロフォーサーズでも、ペンタプリズムのようなデザインのEVF内蔵機のほうが売れるようですね。かと言ってGF90だとちょっと物足りないし。
こういうコンパクトなボディがマイクロフォーサーズの良いところと認識しているのですが、GX7MK2も結構最近ヤれてきているので、GX7MK3、手に入れたいなぁ。

マイクロフォーサーズも、Panasinicは継続するとしているし、OLYMPUS改めOMデジタルソリューションズになった現在、少し雲行きが怪しいですが、ぜひ継続してもらいたいですね。

Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2をM4/3で使ってみた

最近良く通う、荒川彩湖公園で、子供の自転車の練習させたり遊ばせたりですが、こういう機会にカメラで遊びながら子どもたちをスナップするのが日課です。

この日の課題(?)は、マウントアダプタ遊び。久しぶりに、Fマウントをマイクロフォーサーズに変換するK&F CONCEPTのマウントアダプタで、Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2をLUMIX GX7MK2につけてみました。

 
Panasonic LUMIX GX7MK2にFマウントのCarl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2を装着

LUMIX GX7MK2は、CPU接点なしのレンズの場合は、レンズなしレリーズを許可すれば、撮影可能です。
もちろんミラーレス機らしく(一眼レフのライビビューでも可能ですが)、ピント合わせの拡大表示も可能、また拡大しなくても、MFレンズではフォーカスピーキングができるのですが、残念ながらCarl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2は開放での球面収差が多く、フォーカスピーキングが難しいレンズのようです。これは位相差センサでも同様で、一眼レフのフォーカスエイドもあまりあてになりません。
AI Nikkor 50mm f/1.2Sは、球面収差はあれど、ピントの芯もしっかり出るため、比較的MFしやすいのに対し、Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZF.2はそのピントの芯も見づらいのです。
ですから、画面の拡大によるピント合わせが不可欠です。それでも見づらいのですが。

そんな気難しいレンスですが、何もビシバシ解像させようだなんて意図はなく、遊びですから。

娘の遅い自転車なら何とかMF可能

やっと娘も自転車に乗れるようになってきましたが、まだスピードを出すのが怖いらしい。
そのくらいのゆっくりの自転車なら、MFでもピント合わせ可能です。もっともMFレンズですから、フォーカスリングの回転角も大きく、素早くピント合わせは、ひしゃたいがちかづくほどこんなん。ちょっと遠目なら何とかと言ったところです。

このレンズ、後ボケは輪郭があってやや騒がしいです。その代わり、前ボケは柔らかく、光学的には球面収差の過剰補正気味、DC NIKKORであればDCリングF側に回したときの特性、とでもいいましょうか。前ボケ主体に撮るのが良い感じですが、なかなか前ボケって難しいですよね、写真に取り入れるのは。
フィルム時代の、京セラCONTAX時代のPlanarは、大学時代の友人が使っていたので、よく写真を見せてもらい、もう少し柔らかな印象を持っていましたが、COSINA製Planarは少々気難しいレンズですね。導入当時は、Carl ZeissがFマウントで使える時代が来るなんてと喜んでいましたが、やっぱりCONTAX時代のPlanarには未だ憧れてしまいますね。


菜の花を、LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.でも撮ってみましたが、さすがにこちらは後ボケもきれいですね。少し輪郭はあるものの、ザワザワした感じがなく素直です。

LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.


準広角レンズながら、なかなかの雰囲気。いわゆるパナライカレンズですが、この線の細い描写が、最近は好きになりました。昔はLEICAのレンズ、どこか独特で線が細くて不思議だなぁくらいにしか思っていなかったのですが、最近やっとその良さがわかるようになってきました。
ただ、個人的にはLEICAのカメラには興味があまりなく、パナライカで十分だなと。
Lマウント機も気になりますが、アレは導入したらお高いのは目に見えていますからね。

サクラ サクラ

今年の桜は、例年よりも早く咲いているようで、東京と埼玉の境目あたりは、すでに満開ですかね。

ってことで、仕事帰りに桜を撮ってきました。
ただ撮るのもつまらないと思って、LUMIX GX7MK2にSUMYANGの7.5mm FISHEYE、魚眼レンズで撮影してきました。

魚眼は楽しいけど難しい。パンフォーカスのようで、絞り開放だと案外そうでもないのです。
SAMYANGのFISHEYEは、CPU非内蔵のMFレンズなので、絞りも実絞りとなり、夜だと絞りを絞るとEVFで見る像も暗くなってしまいます。利便性は、やっぱりCPU搭載の純正レンズですね。
Panasonicだと、LUMIX G FISHEYE 8mm / F3.5がありますが、外観が値段の割に安っぽい、ちょっと古い世代のレンズなんですよね。

それはともかく、難しいけど楽しい、魚眼でのサクラ撮影でした。

サクラ、本来の色は白に薄いピンクです。それが、周辺の照明で、良い感じのピンクになっています。決してRAW現像でピンクにしたわけでなく、肉眼でも周辺光の影響で良いピンクになっていました。
信号機の赤、街灯の影響ですね。まあそれはそれで、あえて補正しませんでした。

双体道祖神とサクラ