シンガポール海軍フリゲート「ステッドファスト」を見学してきた

先週末、東京国際クルーズターミナルに」シンガポール海軍のフォーミダブル級フリゲート「RSS ステッドファスト(Steadfast) 」が寄港、Web上で登録することで見学もできるということで、行ってきました。

東京国際ターミナル、中に入らないと着岸した船はあまり良く見えないですが、このサイズの船だとまあまあ全体が見えます。
ステルス性を重視した外観で、最近は海上自衛隊のもがみ型護衛艦なんかもそのトレンドを取り入れていますが、欧州系の設計の艦艇はもう30年前からこうしたデザインを取り入れた艦艇は多く、このシンガポール海軍のフォーミダブル級フリゲートも、フランスのラファイエット級フリゲートの派生型で、こう見えてもう艦齢は18年ですが、ラファイエット級からさらに踏み込んだステルスデザインとなっています。
艦橋の上のレーダーもフランス製のヘラクレス多機能レーダーで、めちゃくちゃ高速回転するんですよ。これ機械的な負荷がかなり大きそうですね。

艦内見学

あらかじめ登録したチケットのQRコードを見せて、何人かずつ区切りながらの入艦。身体検査の後、艦内の注意などのビデオを見せられてから、いざ見学です。

SNSで写真やや動画を投稿するとプレゼントももらえるということで、シンガポール海軍はこうした海外での広報活動に力を入れていることが伺えますね。
まずはヘリ格納庫から。
搭載機はS-70Bで、米海軍のSH-60系の機体ですが、今回は搭載していないようです。

搭載機材を見ると、やはりフランス設計の艦艇だけに、仏タレス製の機材が多いですね。

対艦ミサイル甲板

ステルス艦だけに対艦ミサイル発射筒は甲板上に設置されて遮蔽されていますが、ジェットブラスト避けの開口部が設けられていました。
対艦ミサイルは新造時は米ハープーンSSMでしたが、2024年以降の近代改修で、対艦対地両用のブルースピアSSMに改装されていました。射程はハープーンの倍近くあるようです。
また同じ甲板に3連装単魚雷発射管も搭載されていて、発射時は遮蔽板の開口部を開けるようになっています。

ミサイル発射筒を設置するだけには余裕のある広さで、航海中はこの場所でちょっとしたスポーツもするそうです。

艦橋

ミサイル甲板から階段を上がると艦橋です。
塗装が緑なのが独特ですね。
外観は今でも十分先進的ですが、流石に艦齢20年近いので、艦内はそれなりにヤれた感じがありますね。近代改修で更新された機器もあるようです。
回転式のハンドルではなくジョイスティック操船できるようで、バウスラスターも搭載しているので、単独でもある程度着岸作業ができるようです。

艦橋後ろに電子レンジのようなELACの機材があり、オーディオマニアならご存知スピーカーでおなじみのELACと同じフォントです。実はドイツのELACは元々ソナーのメーカーとして100年以上の歴史があり、戦後は民生用としてオーディオ関連も手掛けるようになりました。
スピーカーとソナー、どちらも音響に関連しますね。

甲板前方はステルスデザインゆえに行けないけど、窓越しにシルヴァーA50/A43 VLSやOTO76mmスーパーラピッド砲が見えました。
VLSにはアスター15短SAMが搭載されていて、西側で言うシースパローSAMに相当する対空ミサイルです。

監視カメラ画像のディスプレイ、カメラの解像度が低く、ソフトも古いバージョンのWindowsっぽく、この辺りは古さを感じました。¥

艦内

艦内はエンジン制御室?ダメコン制御室?らしき部屋をチラ見、食堂も観られました。

食堂は小さめですが、乗員72名と少ないのでこんなもんでしょうね。
なかなかここまで見せてくれる海外の海軍は少ない、というか自衛隊でもなかなかここまで公開する機会は少ないです。

ヘリ甲板と外観

ヘリ甲板では動画や写真をタグ付きでアップ知るとプレゼントがもらえるイベント、写真撮影スペースなど、なかなか広報に力を入れているようです。

艦を降りて細部を撮影してきました。
ターミナルの4階からも撮影。俯瞰して観られるのはこの場所の良いところですね。

ヘラクレス多機能レーダー、21世紀になって主流の3,4面の静止アレイアンテナではなく、毎分60回転の超高速で全周をスキャンするほか、上下角度方向はフェーズシフターにより迎え角70度までスキャンできるそうです。ヘリ格納庫の上部両サイドにはタイフーン 25mmRWSが搭載されていました。
流石に船体は痩せ馬が目立ちますね

この日は東京でもこの後ゲリラ豪雨となり、ターミナル4階から撮影中に雨が降り出しました。

雨が小雨になったのを見計らって急いで駅まで向かいましたが、ゆりかもめに乗った途端大雨になりまして、間一髪でした。
それにしても、ふと思い立って見学できてよかったです。

Yamaro

yamaro.infoのWordPress版ブログです。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です