ちょっと訳ありなWD Gold 16TBを買ってみた

Nikon Z 9を使い始めてから、動画もよく撮るようになった結果、圧迫されるHDD!

14TBのHDDの残量、1TBを切る

ええ…14TBですよ。もっとも、20年以上前の写真から全て保存されているわけですが、Z 9導入後の減りの早さと言ったらないですね。
写真だけでいうと、高効率圧縮RAWを使えるので、D850のJPG画像より低容量で記録できるけど、連写速度向上(でも普段は秒10コマに制限)、そして何と言っても動画は容量を食いますね。
ということで、編集用に撮った動画データは別HDDにすることにしました。いずれにしろ、HDDは買わないとだめですね。

エンタープライズクラスSATA HDD WD Gold

しかし14TBを超えるHDDとなると、良いお値段がします。しかしネットサーフィンしていた所、エンタープライズ向け(業務用)のWD Goldの中古品が出ていました。中古のHDDはあまり気がのりませんが、エンタープライズ向け奈良信頼性や耐久性は高いだろうと踏んで、一か八か買ってみました。

WD Gold WD161KRYZ-01AGBB0

20TBと22TBにOptiNAND™テクノロジーが搭載された1TB~22TB1の容量を提供するエンタープライズクラスのWD Gold™ HDDの豊富なポートフォリオを利用すれば、固有のビジネスニーズに合わせてストレージを組み合わせ、カスタマイズできます。厳しいストレージ環境向けの信頼性の高いこのソリューションは最大250万時間のMTBF3で、振動保護テクノロジーを搭載し、HelioSeal テクノロジー(12TB以上)により消費電力を低減します。エンタープライズクラスのデータセンターやストレージシステムで使用するために作られたWD Gold SATA HDDは、Western Digital のハードディスクドライブに求められるワールドクラスのパフォーマンスを提供します。

https://www.westerndigital.com/ja-jp/products/internal-drives/wd-gold-sata-hdd#WD141KRYZ

だそうです。写真を見ると、製造は2021年5月13日。5年保証の製品なので、あと3年保証期間は残っています。最近はHDDの保証は購入日ではなく、製造からの年数で決まっています。

恐らくデータセンターで使われたであろう使用時間とスピンアップ回数の少なさ

確かに業務用として使われていた形跡がありますね。CrystalDiskInfoによれば、使用時間は7400時間を超えているのにもかかわらず(連続稼働でおおよそ1年弱)、電源投入回数はたったの71回です。データセンターのようなサーバーで連続稼働していたHDDだとすれば納得です。
ちなみに、我が家で5年ほど使っているSEAGATE ST8000DM004で、8400時間です。
HDDの寿命は、個人的には運次第と思っているので、数年の使用なら問題ないかなと思っています。

ただここで1つ問題が。WDのHDDのユーザー登録をした所、「対象地域外」となりました。

対象地域外ということらしい
保証が対象地域外の表示

アカウントに製品登録し、「更新保証」をクリックして、保証のアップデートをお願いしました。これが通るかはわかりません。通ればラッキーくらいに思ったほうが良いかな。
ということで、データ移動させたいと思います。

ちなみに、NASとAmazon Photosにもバックアップがあるため、万一のHDDクラッシュには備えています。が、やはり中古品は博打には違いないですね。

【合同酒精】電氣ブラン(オールド)

3年ほど前に浅草の神谷バーの売店で購入した電気ブラン(電氣ブラン)の360ml瓶、ずっと開けずにいたけど、急に飲みたくなって開栓しました。

【合同酒精】電氣ブラン(オールド)

電気ブランは、ブランデーにワインやジン、薬草などをブレンドしたリキュールです。購入したときの記事はこちらです

【合同酒精】電氣ブラン(オールド)

大正ロマンを感じさせる飲み物が、今でもこうして購入できるのはありがたいですね。ブランデーベースですが、薬草の香りあり、ジンのような強いアルコールのお酒などもブレンドされているため(ブレンド内容は現在も非公開となっています)、酒税法上はリキュールです。
ところで神谷バーは浅草ですが、現在電気ブランを製造している合同酒精は、本社が銀座なんですね。

ストレートで頂きます

電気ブランの香りはとても良いですね。ストレートで頂きましたが、まずはけっこう甘みを感じ、その後薬草の独特な香りがあります。
甘いので苦味や辛味はあまり感じませんが、あとからカッと喉が熱くなるので、飲みす儀にご注意を。アルコール度数は40%もあります。
それでもストレートで飲みやすいのが電気ブランの魅力。冷やすともっと飲みやすいのでしょうね。でも飲み過ぎ注意です。

これは炭酸で割るのも良さそうですね。炭酸買ってこないとね。

最近はAmazonでも買えるようになりました。でも浅草に行って買いたいな。そろそろコロナ禍も終わりなので、神谷バーも行ってみたいですね。

2008年、AF-S Zoom Nikkor 80-200mm + TC-20EIIで撮っていた百里基地

先日記事にした、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII + TC-20EIIINikon Z 9との組合せで案外解像しているよ、という記事を書きましたが、では15年前の撮影機材ではどうだったか? ということで、2008年1月に撮影した百里基地の写真です。

この当時の組合せは、Nikon D300AI AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)、そしてテレコンが今持っているIII型の1世代前の、TC-20EIIでした。
D300は1230万画素のAPS-Cフォーマットだったので、この組合せでフルサイズ換算240-600mm f/5.6というスペックになります。そう、これで案外戦闘機は問題なく撮れたのですね。
AF-S 80-200mmは、Nikonで初めて超音波モータを搭載し90年代後半に発売された80-200mm f/2.8のレンズで、手振れ補正がないのだけが残念でしたが、ボケ味や画質は非常によく、今でも良いレンズだったと思っています。超音波モータがキーキー鳴くNikonにありがちな悪癖はありましたが、外装質感も高かったですね。

そして、1230万画素という無理のない画素数、さらにAPS-Cフォーマットでレンズの美味しい部分を使えるとあって、この組合せでの画質は悪くなかったです。
ただ望遠端換算600mmだと、手振れ補正なしがキツかったのも事実で、この2年後にはAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIに買い替えました。

2008年1月といえば、まだ百里基地に第204飛行隊のF-15Jが居た時代です。そして救難のUH-60Jもまだ洋上迷彩ではない白とオレンジの時代で懐かしいですね。
まさか後年、イーグルが姿を消してファントムランドになるとは夢にも思わなかったですが。

この当時はまだ茨城空港を建設中で、あちこちで工事が行われていました。
まだ百里基地で戦闘機を撮り始めて間もない頃で、せっかくの高機動もブレブレ(笑)、なのでまともな写真はおとなしいものしかなかったり。
あの時代に戻って撮りたいな~

極端な逆光だと、フレアやゴーストはそこそこ出ますね。とは言え抜けは悪くないです。D300の時代はまだダイナミックレンジが狭かったので、ここまで極端な明暗差だと被写体が潰れ気味です。今思うとD300は基本感度ISO200でも、暗部のノイズは多かったですね。

それでもRAWで撮っているので、今の最新のソフトで現像すると、また当時とは違った良さが出てきたりもします。
そしてAPS-Cのカメラに、70(80)-200mm f/2.8と2倍テレコンも、案外悪くない組み合わせですよ、戦闘機撮影。今は超望遠ズームもだいぶ安価に手に入る時代になりましたが、この組合せも悪くないです。
NikonからはZ 90?なるAPS-C機の噂も出ていますが、それならフルサイズより安価に戦闘機撮影を楽しめます。
あとはNikonから早くZ 200-600mmを出してほしいですね。ロードマップに載り続けて3年以上、早く出して~

【磐乃井酒造】百磐 純米吟醸 無濾過生原酒 黄ラベル

岩手県の磐乃井酒造のお酒、外で飲んだことがあると思うけど、自分で購入するのは初めてです。

【磐乃井酒造】百磐 純米吟醸 無濾過生原酒 黄ラベル

何となく、黄色ラベルの日本酒ってフレッシュでジューシーなイメージがあります。他の銘柄の黄ラベルのイメージから来るのでしょうか?
この「百磐」は限定流通品で、同じ黄ラベルでも「おりがらみ生原酒」「無濾過生原酒」「火入れ酒」をラインアップしています。
今回はその中から、というかそれしか置いていなかったのですが「無濾過生原酒」です。

【磐乃井酒造】百磐 純米吟醸 無濾過生原酒 黄ラベル

酒米は岩手県産「ぎんおとめ」を精米歩合55%で、酵母はこれも岩手県で開発された「ゆうこの想い」で、これは「タクシードライバー」でも使われているようですね。
火入れ加水していない生原酒となっています。

ほんのり淡黄色

上立ち香は華やかな吟醸香。冷やした状態で口に含むと、濃厚で芳醇なマンゴーのような甘みと酸味、そして旨味もぐっと凝縮されています。後味にどっしり感と苦味もそこそこありますね。そして切れ味は割とよく、芳醇な割に後味はさっぱりとまで行かないけど、長く残るタイプではな中庸なバランスですね。

そして2,3日経過すると、味に落ち着きが出てきました。芳醇さが相変わらずですが、開栓初日より少しまろやかさが出てきましたね。このあたりが一番バランスが良さそうです。一升瓶で買って正解でした。これが四合瓶だと、このバランスに到達するときに飲みきってしまいそうで。
この「百磐」はラベルの色違いで数種類あって、さらにその中でもおりがらみや無濾過や火入れと分かれているので、色々買って試してみたいですね。

Nikon Z 9のFW3.10をAF-S 70-200mmで試してみた 【TC-14EIII/TC-20EIII編】

その昔、まだNikon D300を使っていた時代は、戦闘機撮影といえば、タイトルのレンズに2倍のAI AF-SテレコンバーターTC-20EII(当時はまだII型でした)で、この当時は2倍テレコンを入れても、それほど画質低下やAF速度低下、手振れ補正の効きの悪さは感じず、わりと実用となっていました。
その後、フルサイズで3630万画素のNikon D800を手に入れた所、テレコンを入れると如実に解像感低下を実感しまして、このAF-S 70-200mmとテレコンの組合せから決別し(そもそもフルサイズだと2倍テレコンでも400mmでは不足するようになった)、SIGMAの150-600mmを導入しました。

それ以来、このAF-S 70-200mmにテレコンを併用することはあまりなかったのですが、一眼レフからミラーレスのZになり、テレコン使用時もフォーカスの精度が良くなった、という話も聞くので、どんなものかと試してみることにしました。

AF-S 70-200mm VRII + TC-20EIII

久しぶりにこの組合せを使ってみました。Fマウントのテレコンでは、実質これが最終型のテレコンとなったTC-20EIIIは、Nikonのテレコンバーターでは初めて非球面レンズを採用し、光学性能の向上を図ったテレコンバーターです。II型よりは画質は向上していますが、マスターレンズの性能によってはその差が分かりづらいかも知れません。

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIは、Nikon Zがまだ影も形もない、フルサイズデジタル一眼レフが登場してまだそれほど経過していない時代の設計のレンズですが、撮影条件によっては、案外解像感など遜色ない写りとなりました。
やはり被写体の距離が遠く、無限遠に近い距離では解像力の低下を感じますが、被写体が比較的近い場合(と言っても望遠なのでそれなりに遠いのですが)は、案外解像感はあります。
ミラーレスのZボディになって、像面位相差AFとコントラストAFのハイブリッドになっていますが、これによるピント精度の良さは確かにある気がしますね。
一眼レフで解像感低下を感じたのは、テレコンを入れるほどシビアになるピント精度差によるものなのかも知れません。
ただ、2倍テレコンの場合は、絞り開放より1段絞ったほうが、格段に解像力が向上するのは間違いありません。マスターレンズがf/2.8なので、2代テレコンでは2段分f値が暗くなり、開放ではf/5.6相当になりますが、更に絞ってf8で撮れば、解像力もぐんと向上します。

被写体と背景の距離によっては、背景の二線ボケが気になるのは、このレンズの欠点です。ここは流石に、最新のNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sのほうがボケ感、解像力とも圧倒します。ニコンプラザ新宿で試したことがありますが、あのレンズが鳥肌モノでした。このAF-S 70-200mmが修理不能になったら、検討したいレンズです。

ちなみに、3Dトラッキングでは、テレコンなしと遜色なく被写体を捉えていました。ただ、やっぱり被写体に近い別の人物が似たような速度で移動すると、たまにそっちにフォーカスが持っていかれることはあります。何でもそうですが、100点とは行かないようで。

AF-S 70-200mm VRII + TC-14EIII

こちらは1.4倍のテレコンバーターTC-14EIIIとの組合せです。Fマウント用として一番最後に登場したこのテレコンバーターは、TC-20EIIIと違い、古いDタイプのAF-SレンズやAF-Iレンズは使用できなくなっています。絞りリングの機械伝達機構、AIガイドが省かれたテレコンバーターとなっています。
また、レンズの表面に汚れがつきにくいフッ素コーティングを採用しています。

1.4倍のテレコンは、拡大率が低いため、画質の低下も2倍テレコンほどではなく、安心して使うことが出来る反面、元々焦点距離はそれほど長くない70-200mmクラスのレンズとの組合せでは、あまり使用する旨味のないテレコンです。例えば、70-200mmレンズでこのテレコンを活かせるマスターレンズの焦点距離は、おおよそ150mmから(1.4倍して200mmを超える焦点距離相当の画角になる)なので、ほぼ望遠側で使うのであれば、装着する意義がある、といったところです。
これが600mm単焦点では、1.4倍テレコンは850mm相当になるので、意味があるのですけどね。

曇天で色味がいまいちでしたが、1.4倍テレコンなら、一眼レフでもミラーレスでも、絞り開放から常用できる画質です。望遠ユーザー、どうしても2倍テレコンを入れがちですが、画質の低下も最小限の1.4倍は先に持っていて良いテレコンバーターかと思います。

そして久しぶりにAF-S 70-200mm使ったけど、やっぱりAFも速くて手振れ補正もしっかり効いて良いレンズですね。
Z 24-200mmの便利さはあるけど、明るいレンズは、ミラーレスでもやっぱり良いです。

Nikon Z 9のFW3.10をAF-S 70-200mmで試してみた

ロートルな?Kyocera T PROOFの記事の次にNikon Z 9の話をするのが、脈略のない当ブログであります(笑

先日FW C:Ver3.10が発表されたNikon Z 9ですが、ここの所忙しくて飛行機撮影に行けていないので、子供らを撮ってみました。
まもなく高学年になり、最近めっきり土日の遊びについてこなくなった娘も行くというので、荒川彩湖公園に行ってきました。
以前バッタの遊具があった場所は、遊具撤去後空きスペースになっていましたが、今回行ったら新しい遊具が設置されていました。こういうところにお金をかけられルるのは良いことですね。

今回は、Z 9のAFは鬼門の?3Dトラッキングをメインで使用してみました。結果的に、これが一番楽です。2007年の一眼レフ、D3/D300から搭載された3Dトラッキング。複数の被写体が混在すると、最初にロックオンした被写体とは別にモノに引っ張られるという悪癖もあったりと、なかなか思うように使えないことも0ありますが、今回は割りと使い物になりました。

レンズはタイトル通り、ちょっと古い、Zレンズも含めると2世代前となる、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIにFTZ II経由で撮影していますが、さすがにこのクラスのレンズ、2世代前とは言えAFの速さも申し分ないし、いつかZレンズに乗り換えるとしても、もう暫く先で良いかなと思いました。

Nikon Z 9 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII

流石にボケ味なんかは、最新のZレンズは素晴らしいのですけどね。

ただ、何故か背景に木があると(左下の写真のように)、時々木に3Dトラッキングが引っ張られてしまうという謎挙動はやっぱりあります。
それでも、複数の人が混在したり横切っても、トラッキングし続ける粘り強さは、FW C:Ver3.10で随分良くはなったように思います。これなら積極的に使っても良いなと思いました。少なくとも、このシチュエーションで自分の子を取り続ける場合、オートエリアよりは歩留まりは良いですね。

この日はかなり暖かく、春はもう来ていますね。桜も咲き始めたようです。今年は桜、撮りに行けるかな?

Kyocera T PROOF + Kodak ColorPlus 200 その2

本当に久しぶりのカラーネガフィルム撮影でしたが、スキャンしてみて、やっぱりカラーネガも楽しいな、と思い始めています。
好きなフィルムがなくなった時点で、カラーネガとは決別してデジタルに移行しましたが、やっぱりフィルムはフィルムで楽しいです。
Kodak ColorPlus 200は実質従来のGOLD 200と同じフィルムのようですが、とてもスキャンしやすいフィルムです。カラーバランスも良好ですね。

AFフィルムコンパクトカメラにありがちな失敗、AF抜け(背景にピントが合っている)

AFフィルムコンパクトカメラは、一種のレンジファインダーカメラでもあります。赤外線を照射し、2つの測距用窓で被写体までの距離を測定します。
どこで測距するかというと、”概ね”ファインダの中央部分です。この”概ね”というのが現実と乖離する場合があります。
上の写真のように、被写体が比較的小さい場合、背景にピントが来てしまうことがあります。なのでAFフィルムコンパクト機では、時々こんなミスが発生してしまいます。こればっかりは機械任せ故に、どうしようもないですね。しっかりフォーカスロックして撮影することで、ミスは極力防げますが、そもそもどこにピントがあっているかわからないですからね。

フィルム撮影ではフラッシュをしっかり使いましょう

デジタルが主流になり、そして高感度撮影が容易になった現在、フラッシュ撮影は軽視されがちです。
特にデジタルから始めた世代にとっては、フラッシュの存在意義がわかないかも知れません。

上の左の写真は、室内撮影なのでしっかりフラッシュを使うことで、明るさを確保します。デジタルならノーフラッシュでもそれなりに撮れますが、フラッシュ無しだとかなり暗く写ります。

上の右の写真は、被写体は太陽光の影になって暗くなってしまった失敗写真。これもデジタルなら、HDR撮影なので暗い被写体部分は階調を持ち上げてデータ化しますが、それでも光がないと明暗差が大きく、主要被写体が暗くなります。
ここではフラッシュを強制発光させることで、もう少し被写体をきれいに明るく写すことが出来たはずです。写ルンですがフラッシュ強制発光なのは、こうした状況かつ自動露出がないカメラでもしっかり明るさを確保して撮りたいがゆえの仕組みなのです。

上の3枚はしっかりフラッシュを使っています。これで背景の露出と室内で暗い被写体の明るさのバランスを整えることが出来ます。
AFコンパクトフィルムカメラのフラッシュは重要です。

そろそろフィルム撮影は潮時?

今回カラーネガを現像に出したのはパレットプラザでしたが、未だ現像同時プリントが店内で1時間で出来ることに感動しました! もうカラーネガも現像書送りと思っていたのに、スピード現像が出来ることにびっくりです。ちゃんとカラー現像機が維持されているのです。
思えば、モノクロもカラーリバーサルも現像所送りで時間がかかっていました。1時間で現像しプリントできることに、昔は当たり前だったことも、今もできることに感動しました。
しかしプリントは1枚50円。大昔は10円20円だったことを考えると、やっぱり高くなったなという印象です。ペーパーはパレットプラザと入っているので、何処かのOEMなんでしょうね。
現像同時プリントで3000円近く、これを高いと思うか安いと思うか? 私はこんなものかなと思っていますが、若い人にとっては決して安くない金額です。

逆光での粘りの良さがカラーネガの良い所

それどころか、この2,3年でフィルムの価格はどんどん高騰して、カラーネガフィルムが1本1000円だったら安い方、2000~3000円なんてのも出てきました。
こうなると、若い人はもう買わなくなります。ジャンク箱の転がっていたフィルムカメラから、2000年代のジャンクデジカメに手を出し始めた、というのを聞くと、フィルムカメラブームなんてのは幻想だったのかと思いますね。

このままフィルムの価格が現状維持だと、いよいよもってフィルムカメラはフィルムを通さない、空シャッターを切るだけのノスタルジーになってしまいます。
ということは、真っ先に元々安価だったコンパクトカメラは、その対象から外れて行くことになりそうです。

さて自分も時々はこうやってフィルムを使って撮っていますが、それが楽しめるのも、もう数年なのかななんて思っています。
中判のBRONICA S2も使いたいのに、フィルムが高価、そもそも手に入りづらい状況となってしまっています。
そのうち、初期の中判デジタルのブームが来るかも知れませんね。

何かに似ているノーブランドのクランプを買ってみた

そっけない、やたら長い番号が書かれている箱が届きました。

買ったときはスーパークランプって書いてあったのに…

安物クランプです。カメラ用品、安物チャイナ製品は機材を付けるのが怖いので避けていますが、ネジ式のクランプなら流石にちゃんと使えるでしょう?と思いまして。

安いだけにちょっと仕上げが雑?


何となく、見た目は同じチャイナでも最近勢力を伸ばしているSmallrigのクランプに似ていますね。

チャイナ同士でパクリ発生? こちらは本家?SmallRigのスーパークランプ 735

本家?も1000円しないのですけどね。

しかし1/4ネジ穴と3/8ネジ穴、どちらも加工が雑です。ほんとただネジ穴切っただけで、面取りもあまりきれいではないですね。このあたりが価格なりの工作精度です。でもちゃんとネジ穴は使えたので良しとします。

こんな感じで使用できます。

40mm幅までの板やポールをクランプ可能

Manfrottoのフリクションアームを付けてみました。ちゃんと固定もできて、ひとまず安心。ただ、耐荷重的に取り付けられそうなのはフィールドモニタやGoProなどのコンパクトなカメラ、スマホ、小型のライトでしょうね。
一応、フィールドモニタ用に買ってみました。明日は息子の卒園式なので、実戦投入したいと思います。

Kyocera T PROOF + Kodak ColorPlus 200 その1

久しぶりのカラーネガフィルムのスキャンをしています。印象として、Kodak ColorPlus 200はスキャナとの相性もよく、スキャンしやすいフィルムです。
従来のKodak GOLD 200と同じフィルムで、日本国内での正規流通ではなく発展途上国向け、とされていますが、ヨドバシカメラでは既にGOLDの販売はなく、このColorPlusのみとなっているようです。

カメラがAFコンパクトなので、どうしてもフォーカスが甘いこともあるけど、使いやすいフィルムであることは確かです。粒状感も程よく、常用にしても良いさそうなフィルムですね。

しばらくカラーネガから離れていたけど、また時々こうしてゆるく撮影してみたいなと思いました。

Kyocera T PROOFで何年かぶりにカラーネガを使ってみた

今から20年以上前に、京セラはまだカメラ事業を行っていて、フィルムコンパクトカメラのT PROOFがそろそろ販売終了になるという話を聞いて、新品購入しました。

このカメラの特徴は、何と言っても、何の変哲もないプログラムオートでしか撮れない、見た目は安っぽい(笑)カメラなのに、レンズはなんとCarl Zeiss Tessar T* 35mm F3.5を搭載していることです。
シンプルな光学構成のTessar(テッサー)ですが、その描写性能は折り紙付きで、多くのカメラメーカーがこの光学系をお手本としました。
それこそフィルム一眼レフがメインだった時代のサブ機、あるいは普段持ちとして散々使ったT PROOF、外観は傷だらけですが、ちゃんと今でも動きます。

何故か生活防水仕様となっていて、電池やフィルム蓋にはちゃんとゴムパッキンが入っています。もっとも、20年以上経過してゴムも硬化しているでしょうから、今となっては防水性能は期待できないけど、それでもないよりはマシですかね。

とにかく絞りすら設定できないプログラムオート機ですが、それ故に面倒なことは考えず、サクッと撮れるのが良いです。

Kodak ColorPlus 200を詰めてみた

去年チャンプカメラで買ったKodakのカラーネガフィルム、ColorPlusのISO200を入れてみました。
久しぶりのKodak、そしてカラーネガで撮るのは数年ぶりでしょうか? デジタルが主力になって、好きだったカラーネガフィルム、FujifilmのREARA ACEがなくなって以降、カラーネガをあまり使わなくなってしまいました。フィルムで撮るときは、カラーリバーサルかモノクロメインになりました。

そうこうしているうちに、若者の間で緩やかにフィルムカメラブームが起き、カラーネガフィルムも少し復活したかに見えましたが、今度はコロナ禍やロシアのウクライナ進行などの情勢不安定により、フィルム自体が大幅値上げとなってしまいました。

そんな中ですが、チャンプカメラは様々なフィルムを置いていまして、その中から安牌(笑)でチョイスしたのがKodak ColorPlus 200です。
ISO200という中途半端な感度がまた良いです。昔からそんなにメジャーではなかったISO200ですが、今となっては、ISO100より少し感度が高く、ISO400より粒状感が少ない、というちょうどよいバランスです。

T PROOFはAFコンパクト末期のカメラだけあって、フィルムのローディングは赤線に先端を合わせて蓋を閉じるだけのイージーローディング。20世紀末期のフィルムカメラは当たり前でしたが、MF時代は装填失敗もよくある話でしたからね。

さて、昨年末のクリスマスにフィルムを装填し、ゆるく撮影していました。2月末に撮り終えて現像(パレットプラザはなんと1時間で現像同時プリントしてくれる!)しました。ゆるりとスキャンしていきたいと思います。