Nikon D850オーバーホール完了!

購入から5年を経過し、ちょうどファインダの有機EL表示の7セグが一部不点灯という不具合もあり、Nikon D850のオーバーホールを今月18日に申し込み発送しました。

Webでの見積もりでは5万5千円強、そして納期は1月20日予定とほぼ1ヶ月かかるとのことで、年明けの撮影には使えないなぁとは思っていましたが…

なんと! 仕事納めの28日、仕事を終えて帰りにスマホを見たところ、クロネコヤマトからのLINEで発送通知を受け取りました。
代金も、オーバーホールとファインダの有機ELパネル交換も入れたら6万円近いかな?と思っていましたが、3万8千円強でした。思ったより安く済みましたね。

翌日29日午前にはD850が帰ってきました

翌日、クロネコヤマトの着払いでD850が戻ってきました。Nikonの場合、修理品の配送引取は着払いで現金払いのみしか対応していません。他社も似たような感じみたいですが、せめてクレジットカード払いに対応してくれればと思います。金額は決して安くないですからね。

きれいになって戻ってきました

バッテリグリップはキタムラの5年保証が切れる前にシャッターボタン不具合により無償修理されたので、今回はオーバーホールには出さず、ボディのみでしたが、スッキリきれいになって戻ってきましたね。

オーバーホールは出すべき、気付かない不具合も修理されていた

フィルムカメラはオーバーホールに出したことがありますが、入れ替えサイクルが早いデジタルではこれが初めてのオーバーホールでした。
結果的には、たくさんシャッターを切ったカメラはオーバーホールに出したほうが良いな、と思いました。
修理明細は以下の通りでした。

Nikon D850オーバーホールの修理明細

まずオーバーホールの基本内容、AE(自動露出)、AF(オートフォーカス)、AWB(自動ホワイトバランス)の精度、電池接点と表示パネル点検調整、記録再生画像の点検調整、撮像部(イメージセンサ)・ファインダー部点検清掃、各茶道部点検清掃調整とあり、これらが基本的なオーバーホール内容のようです。
その上で、ユーザーの指摘箇所(今回はファインダ内の有機ELパネルの7セグ表示の一部不点灯)の修理、及び点検で確認された不具合箇所の修理となります。

驚いたのが、自分が認識していない不具合があったことです。

AF精度不具合のため、AFセンサー部組を交換いたしました。
接眼ブロック部割れのため、接眼ブロック部組を交換いたしました。
メモリーカード蓋ゴム破れのため、メモリーカード蓋部組を交換いたしました。
シュー座部摩耗のため、ホットシューモールド部組を交換いたしました。
端子カバー摩耗のため、端子カバー部(ヘッドホン・マイク・USB・HDMI)を交換いたしました。

特にAF精度については、交換となったことに驚いています。自分ではわからない不具合があったのでしょうね。
ゴム類は安価なので、全て交換はありがたいです。特にグリップ部のゴムは汚れて消耗します。作業上ゴムカバーの下にネジがあるので、外して必ず交換となる部品ですが、この部品がディスコンになると、汚れたりベタついても交換不能となるので、交換できるうちにオーバーホールに出すのが正解ですね。
シャッター関連は、メカシャッターが11万ショットなので、今回は特に部品交換はなかったようです。もしもっとシャッターを切っていたなら、シャッターユニットも交換でしょうね

見積金額は、予想修理箇所が多かった場合を想定しているようで、概ね、見積より安くなることが多いようです。
これだけ修理してこの金額であれば、下手に中古の代替機に手を出すよりも、オーバーホールに出したほうが良いですね。

既に修理受付可能な機種一覧に載っていないD810ですが、生産完了から実際にはまだ数年も経過していないため、オーバーホールは対応可能かもしれず、そのうち修理センターに確認してみたいと思います。このあたり、メールやウェブフォームで受け付けていないのは非常に不便です。今どき、電話かFAXはないでしょ…