Nikon Z 9とWireless Transmitter Utilityを使ってカメラから直接PCへ画像データを転送する方法

Nikon Wireless Trasnmitter Utility

以前、Nikon Z 9からFTPサーバーに直接画像を転送する方法を記載しましたが、Nikonの場合、無線LAN経由でFTPサーバーへ転送できるボディが限られるため、より多くの機種で使える方法として、無線LAN経由で直接PCに画像データを転送できる「Wireless Transmitter Utility」というソフトを使った方法があります。
対応機種は以下のとおりです。

  • Z 9、Z 7、Z 7II、Z 6、Z 6II、Z 5、Z fc、Z 50、Z 30、D780(カメラ内蔵の Wi-Fi に対応)
  • D6(カメラ内蔵の Wi-Fi / 有線 LAN に対応)
  • D5、D4S、D4(カメラ内蔵の有線 LAN に対応)
  • ワイヤレストランスミッター WT-7
    (対応カメラ:Z 7、Z 7II、Z 6、Z 6II、D850、D810、D810A、D780、D750、D500、D7200)
  • ワイヤレストランスミッター WT-6
    (対応カメラ:D6、D5)
  • ワイヤレストランスミッター WT-5
    (対応カメラ:D5、D4S、D4)
  • ワイヤレストランスミッター WT-4
    (対応カメラ:D4S、D4、D3X、D3S、D3、D800、D800E、D700、D300S、D300、D7000)
  • 通信ユニットUT-1 (WT-5 装着時も含む)
    (対応カメラ: D4S、D4、D810、D810A、D800、D800E、D750、D7200、D7100、D7000)

ミラーレスのZシリーズはすべて無線LANを搭載しており、かつオプションのワイヤレストランスミッターなどをを導入する必要なく、無線LAN経由による画像転送が可能です。
一眼レフでは、D780とD6が本体の無線LANのみで対応しますが、それ以外の機種は有線LAN、または別売りのワイヤレストランスミッターを導入する必要があります。
ワイヤレストランスミッターは業務用と前提のためか、10万円前後と高価で、一般的な使い方では現実的ではないでしょう。他メーカーはもっと早くからボディだけで実現していただけに、ちょっと遅れているNikonですが、ミラーレスになって全機種対応しているので、まあ良しとしましょう。
WiFi内蔵のD850で、別売りのワイヤレストランスミッターを買わないとPCに無線LAN転送で出来ないのが悔やまれますが(WiFi転送はスマホのSnapBridge経由のみ対応)。

Z 9でのWireless Transmitter Utility設定方法

まず予め、PCにはWireless Transmitter Utilityをインストールしておきます。(Windows/Mac対応) インストールしたら、まだ起動せず、先にカメラ側で設定を開始します。

Z 9のメニューを開き、ネットワークメニューから、「PCと接続」を選択します。なお、スマホとSnapBridgeでBluetooth接続している場合は、スマホとのBluetooth接続は切断となります。

ネットワークメニューの「PCと接続」を選択

次に「接続設定」を選択します。

PCと接続から「接続設定」を選択

接続設定から「新規追加」をクリックします。

接続設定から「新規追加」をクリック

任意の接続設定名を入力します。私はすでに「Home」で設定していました。デフォルトだと「WLAN1」となります。

任意の接続設定名を入力

設定名を決定すると、接続ウィザードが表示されます。

接続ウィザードで接続方法を選択

家庭内など無線LAN環境がある場合は、上記の「Wi-Fi接続先を検索」を選択します。下記の「PCと直接接続」は、ノートPCのように無線LANを内蔵しているPCと直接アドホック接続する際に選択します。
ここでは無線LANアクセスポイント経由でPCに転送するので、上記を選択します。

無線LANのSSIDリストが表示されるので、接続したいSSIDを選択します。ちゃんと2.4Gと5G帯の表示も出ます。
屋外で使用する場合は、5G帯は使用NGなので、2.4G帯を選択しますが、屋内であれば電波干渉の少ない5G帯がベターです。

無線LAN SSIDがリストアップされるので、接続するSSIDを選択する

SSIDを選択すると、無線LANの暗号キー(パスワード)入力画面になるので、暗号キーを入力します。

暗号キー(パスワード)を入力

無線LANに無事接続できると、IPアドレスの設定方法が表示されます。通常は「自動取得」で問題ないでしょう。
ここでは自動取得を選択しました。IPを固定したい場合などは、手動設定してください。

IPアドレス取得方法を選択、通常は自動取得で問題ない

自動取得を選択すると、自動で割り当てられたアドレスが表示されます。

DHCPで自動設定されたIPアドレスが表示される

次へを押すと、下記のように、Wireless Transmitter Utilityを起動するように促されますので、PC側で起動します。

カメラ名は機種名とS/Nで表示されます

ここでPC側のWireless Transmitter Utilityを起動します。すると下記の画像が表示されます。

ペアリングするカメラがリスト表示される

次へを押すと、「カメラに表示される認証コードを入力してください」と表示されます。ここでカメラに戻ると、カメラの液晶に認証コードが表示されます。

カメラ側で認証コードが表示される

表示されている4桁の認証コードを、PCのWireless Transmitter Utilityに入力します。
ちなみに認証コードは設定のたびに変わります。

カメラに表示された認証コードを入力

認証コードを入力すると、ペアリングは完了です。

カメラとWireless Transmitter Utilityの接続が完了

最後に、画像を転送するフォルダと、転送後の表示アプリケーションを選択します。
NX Studioを選択すると、転送するたびにNX Studioがアクティブになります。もしPCですぐに編集したい場合は、NX Studioに設定すると便利ですが、例えばインターバル撮影して常時転送の設定にした場合、転送されるたびにNX Studioの画面がアクティブになって、他の作業をPCで行いたい場合に、いちいちNX Studioがアクティブに画面で出るため、面倒です。
このため、うちの環境ではエクスプローラーに設定しました。

転送先フォルダと転送後表示設定を選択

以上で設定は完了です。

あとは、Wireless Transmitter Utilityの画面を閉じても、PCが起動していれば、カメラの画像が転送されます。

なお、カメラ側でオプションの項目に入ると、転送方法の設定が変更可能です。
「撮影後自動送信」をONにすると、取ったそばから自動的に転送されます。OFFでは、カメラ側で転送設定した画像のみ転送されます。
RAW+JPEG撮影で、JPEGファイルのみ転送するといった方法や、JPEG+JPEGの設定の場合は、2つのカードスロットのどちらか任意の方のみ転送もできたりもします。
便利ですね。
これがボディ単体で出来ないD850、何とかならんかねぇ。

画像の転送設定は色々変更できます

写真を撮ると、自動転送されるように設定すると、PCにデータがポンポン入ってきます。これは楽で良いです。家で物撮り、スタジオ撮影に便利ですね。

こうした便利機能が、Zボディはどの機種も使えるので、早く2台目のZボディがほしいところ。ワイヤレストランスミッターWT-7は中古でも高いですしね。

そろそろ次のスマホを検討 Xperia1III vs Pixel 7 Pro

現在使っているSONY Xperia 1初代(SO-03L)も導入から3年半経過して、まだバッテリ容量は80%以上を維持、特段遅いというわけでもないけど、そろそろ買い替えの検討を始めたいな、と思いました。
子供も大きくなってきて、1人で行動することも増えてきたので、お下がりを提供、という考えもありまして。

■SONY Xperia 1III

ここ何台か、スマホはずっとSONYのXperiaシリーズを使い続けてきました。どの世代も相変わらず発熱に悩まされますが、現在使っているXperia 1は、やっとカメラがまともに撮れる3眼仕様のものになり、普通に撮る分には不満もありませんし、その他に機能的にも不満なく使えています。
そんな感じなので、1世代前ですが、Xperia 1IIIは自分にとって選択肢としては無難です。


欠点としては、すでに1世代前であること。XperiaはOSのアップデート期間が短いのが欠点で、恐らくAndroid13で終了となる見込みであることでしょう。
その他スペック的には、初代Xperia 1で特に不満はないので、2世代新しくなるXperia 1 IIIでも問題ないでしょう。

■Google Pixel 7 Pro

Android OSはGoogleが作っていますが、そのGoogleで販売するのがPixelシリーズ。なのにiPhoneと違って、イマイチ盛り上がりにかけるというか、知名度が低いのが玉に瑕です。ただ、最大5年間のOSアップデートがあり、3年程度で終了する他のAndroid端末よりはOS更新が多いのが利点です。
一度使ってみたいというのもあります。
大きな欠点はないものの、以前のPixel5シリーズまでにあった、Googleフォトへの無制限アップロードは、本機種も対応せず。こういうOS提供メーカーのサービスがなくなってしまったのも、あまり積極的に買いたい要素がない所以だったりします。


なお、Pixelシリーズは、時々Googleストアで割引も入ります。今日からブラックフライデーセールもあり、1世代前のPixel 6シリーズは割引が入っています。
ただ、最新のPixel 7シリーズは特段割引はないようです。

特典も控えめですね…

ガルマックスさんのサイトで比較してみました。

端末名Xperia 1 ⅢPixel 7 Pro
型番/別名XQ-BC42GFE4J
発売年2021年10月2022年10月
発売地域日本:SIMフリー日本:SIMフリー、au、ソフトバンク
メーカー・ブランドSONYGoogle
3GW-CDMA:1 / 5 / 6 / 8 / 19W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
4G LTEFDD LTE:1 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 21 / 26 / 28
TD-LTE:38 / 39 / 40 / 41 / 42
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30
TD-LTE: 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
5G NRSub6:n77 / n78 / n79Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n14 / n20 / n25 / n28 / n30 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n71 / n77 / n78
ミリ波:n257 / n258 / n260 / n261
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetoothバージョン:5.2
コーデック:SBC / AAC / aptX / aptX HD / LDAC
バージョン:5.2
コーデック:SBC / AAC / aptX / aptX HD / LDAC
SIMサイズ・スロットデュアルスロット(Nano SIM×2)NanoSIM×1
ネットワーク関連備考2回線同時待ち受け対応eSIM対応
ディスプレイサイズ:6.5インチ
材質:有機EL
画面占有率:非公表
形状:ノッチなし
最大リフレッシュレート:120Hz
最大タッチサンプリングレート:240Hz
サイズ:6.7インチ
材質:有機EL
画面占有率:非公表
形状:パンチホール(中央)
最大リフレッシュレート:120Hz(LTPO)
最大タッチサンプリングレート:非公表
解像度解像度:3,840×1,644(4K)
画面比率:21:9
解像度:3,120×1,440(QHD+)
画面比率:20:9
画素密度643ppi/高精細でドットの粗さは気にならない512ppi/高精細でドットの粗さは気にならない
サイズ高さ:165mm
横幅:71mm
厚さ:8.2mm
高さ:162.9mm
横幅:76.6mm
厚さ:8.9mm
重さ186g212g
本体色ブラック系、グレー系、パープル系、グリーン系ブラック系、ホワイト系、グリーン系
OS (初期搭載)Android 11Android 13
CPU(SoC)Qualcomm Snapdragon 888Google Tensor G2
Titan M2
AnTuTuベンチマーク総合スコア約800,000点
GPUスコア約317,000点
(AnTuTu v9参考値)
総合スコア:775999
GPUスコア:303592
(AnTuTu v9実機スコア)
組み合わせメモリ12GB+容量512GBメモリ12GB+容量128GB
メモリ12GB+容量256GB
メモリ12GB+容量512GB
ストレージカードMicroSDカード対応(最大1TB)非対応
背面カメラトリプルカメラ
①1,220万画素(メイン、f/1.7)
②1,220万画素(超広角、124°、f/2.2)
③1,220万画素(望遠カメラ、f/2.3 2.8)
+ToFセンサー
その他詳細非公表
トリプルカメラ
①5,000万画素(メイン、f/1.85)
②1200万画素(超広角、125.8°、f/2.2)
③4,800万画素(望遠、光学5倍ズーム、f/3.5)
手ぶれ補正:光学式
センサーサイズ:1/1.31(メイン)
PXサイズ:1.2μm(メイン)、1.25μm(超広角)
インカメラベゼル内蔵式インカメラ
画素数:800万画素(メイン、f/2.0)
その他詳細非公表
パンチホール式インカメラ
画素数:1,080万画素(メイン、f/2.2)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:1.22μm
カメラ備考ZEISS監修

※可変式望遠カメラ詳細
焦点距離:70mm、105mm
視野:34°(70 mm)、23°(105 mm)
F値:F2.3 (70 mm)、F2.8 (105 mm)
マクロ撮影対応
超解像ズーム最大30倍
GPSGPS対応(詳細非公表)GPS、GLONASS、BDS(BEIDOU)、GALILEO、QZSS
生体認証・ロック解除指紋認証:対応
顔認証:非公表
指紋認証:対応
顔認証:対応
センサー赤外線センサー:非公表
加速度センサー:非公表
近接センサー:非公表
ジャイロセンサー:非公表
電子コンパス:非公表
光センサー:非公表
赤外線センサー:非対応
加速度センサー:対応
近接センサー:対応
ジャイロセンサー:対応
電子コンパス:対応
光センサー:対応
その他:気圧センサー
防水/防塵・タフネス等級防水/防塵:IP68
耐衝撃:非対応
防水/防塵:IP68
耐衝撃:非対応
イヤホンジャックありなし
NFCNFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:対応
NFC:対応
FeliCa/おサイフケータイ:対応
その他機能ステレオスピーカー搭載
独自キー搭載
デュアルスピーカー搭載
バッテリー容量4,500mAh5,000mAh
充電有線充電:対応(規格非公表)
ワイヤレス充電:対応(規格非公表)
逆充電:対応(ワイヤレス対応)
有線充電:23W
ワイヤレス充電:23W
逆充電:対応(ワイヤレス対応)
ポートUSB Type-CUSB Type-C (USB3.2 Gen2)
ガルマックスさんのサイトから引用、一部補足

Pixel 7 Pro、microSDカード非対応なのね…。現時点では、やっぱりXperia 1 IIIが良いかなぁと考えています。ソニーストアで割引クーポン出てくれたらなぁ…。

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison 山田錦

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)、「櫂入れを辞めた」と連想してしまう酒蔵です。そんな酒蔵のお酒が何故か、酒屋でなく埼玉県内のヤオコーで買えてしまうという、ヤオコーの仕入れを行っている中の人に酒好きがいるに違いない、と思う今日このごろ。
ヤオコーは日本酒もそうですが、ワインやウイスキーも充実していますからね。

そんなヤオコーで買ってきた醸し人九平次のLa Maison(ラ・メゾン)、前回買ったLa Maisonは2年前で、酒米は雄町でしたが、今回はタイトルの通り、山田錦に変わっています。

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison 山田錦

ラベルも雄町の時の紫からピンクへ。La Maisonはフランス語で「家」の意味で、コロナ禍で家飲みしようというコンセプトで作られたブランド、スーパーで売られているのも、気軽に宅飲みを、ということでしょうね。

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison 山田錦

スペックは山田錦を使っていることと、アルコール度数15度、ということ以外は非公開となっています。
1回火入れのお酒ですが、要冷蔵となっています。

透明に近い淡い黄色、口開けはほんのりガス感あり

実は要冷蔵ですが、手違いで常温で3日置かれていました。開戦時は結構ガスっぽく、ポンと栓が開きました。
上立ち香はわりと芳醇な果物に感じたのは、常温保存で熟成させてしまったからかな?
注ぐと少しプチプチシュワシュワなガス感。口に含むと、ほんのりガス感とともに、案外あっさりとした口当たり。酸味のバランスが良く、なめらかなマスカット系の味わいです。そこまで複雑系ではなく、スーッと浸透する感覚は、前回飲んだ雄町のLa Maisonに共通するのかな? スーパーに置くお酒として、万人に飲みやすさを追求しているように思います。
あとから少しどっしり感と苦味も来ますが、総じて飲みやすさとバランスが追求されています。

落ち着きのある味わいで、食中酒に良いですね。

Manfrotto 468MGRC3 壊れる(2度目)→BHH-300に戻した

Manfrotto 468MGRC3を買って2週間、普通にちゃんと使えていたんですよ。フリクション変えられるのは有難くって。

ところが、昨日、構図を変えようと緩める→構図を調整→締める…カメラ傾く→え~となりました。

全開も同じ症状で返品(返金)となりましたが、まさか同じ商品じゃないだろうね? とにかく、使い勝手は気に入っていたのに、この信頼性のなさはガッカリです。
三脚雲台界隈では大手のManfrottoなんですけどね。信頼性が昔のイタ車並ではちょっと…。
只今販売店に問い合わせ中ですが、恐らく前回と同様に返品となるでしょう。流石にもうこの商品は買うことはないです。

まだしばらくはVANGUARD BHH-300使いますが…

VANGUARD BHH-300

結局今まで使っていた、VANGUARD BHH-300に戻しました。
やっぱりアルカスイスクランプのほうが、互換性が高いので便利ですね。

フリクション調整はないが割とガッチリで気に入っているVANGUARD BHH-300

フリクション機構はないけど、しっかり固定はできるコスパの良い雲台です。もう7,8年は使っています。ただ、やっぱりフリクション機構があったほうが便利なんですよね。
同社には現行品で、BH-300というフリクション機構付きの雲台もあります。

VANGUARD ALTA BH-300

ただ、現行品のこのデザインや色はあまり好きではないですね。
理想はMarkinsの自由雲台ですが、お値段は結構良いですね。

でも、上がりの自由雲台を買うなら、評判のよいこれかな。うむむ。

城ヶ島からの風景

国際観艦式撮影で行ってきた城ヶ島のこぼれ写真です。

個人的に、結構このスポットから撮影は悪くなかったです。もちろん、視程は厳しく、艦艇をくっきり撮ることは出来なかったし、航空機もそれほどこの周辺は飛ばなかったので、その点は残念だったけど、単純に写真を撮るスポットとしてよかったのと、逆光でシルエットになる艦艇、という絵も悪くないなと思いました。
岩場なので、重い機材を持って移動は骨が折れるけど、三脚を据えても迷惑がかからない広い場所で、ゆっくり撮れるのは良かったですね。

こうしてみると、左下の護衛艦「もがみ」型はやはり独特のシルエットで、新世代の艦艇だなと言う印象です。

写真データに埋め込まれたGPSデータの確認

ところで、もう10年ほど前から、カメラで撮影した画像にGPSデータを埋め込んでいます。
かつてNikonのNX Studioやその前進のViewNX-iなどには、埋めこんだGPSのマップを表示できる機能がありましたが、Google MapsのAPIの仕様の問題? 契約の問題なのか、現在この機能が削除されてしまいました。
そこで最近使っているのがこのソフトです。

画像位置情報取得ツール https://www.osadasoft.com/software/getgpsinfo/

画像位置情報取得ツールを使っています。ただこのソフト、1つのフォルダにある複数の画像の位置をすべて表示する機能はないようです。1つのファイルを選択して表示、という感じです。
また、Googleマップも表示はできますが、APIの契約の関係か、”For developmnent purposes only”と表示されてしまいます。Nikonもこれがあって表示機能をやめたのでしょうね。

かつてのViewNX-iで表示した2015年の観艦式で撮影した画像のGPSポイント、乗艦した護衛艦「きりしま」の航跡がわかります

↑Googleマップでなくて良いので、こうした機能はNX Studioに復活してほしいですね。

Manfrotto 468MGRC3を三脚につけてみた

ベランダに設置しっぱなしの三脚、タイムラプス用の撮影の合間を見つけて、Manfrottoのボール雲台 468MGRC3を取り付けてみました。

出来心でつい…

出来るのか試したくなってやってみました。
ボール雲台に重量級望遠レンズは危険ですオススメしません!

最大耐荷重:16kgとは書いてありますが、緩んだ瞬間レンズが傾いて倒れる危険性大です!
個の組み合わせではおおよそ6.5kg程度ですが、三脚座のある超望遠は重心高も高くなるため、耐荷重的に問題なくともおすすめはしません。

ただ、きちんと調整すれば、フリクションである程度の角度まではその体勢を維持できます。
あくまで、特定の角度までなら維持できる、というだけです。逆に言うと、この組み合わせでホールドできるので、200-500mmクラスの3kg未満の重量の望遠レンズであれば、使えそうな感じです。

このあたりは自己責任で。個人的にこのクラスの重量級望遠レンズは、ビデオ雲台、もしくはジンバル雲台が理想と考えています。

ちょうど陸自のUH-1Jが飛んでいたので、この組み合わせで撮影。x2テレコンで1200mm、更にクロップもしています。

遠い…でもシャッタースピード1/320sで、ブレなく撮影はできました。ただ、フリクションでレンズ位置をホールドできるとは言え、ある角度からは維持できずカメラがカックンしそうなので、常にカメラをホールドできる環境でないと、ちょっと怖いですね。

タイムラプス用のD810と、AI Zoom-Nikkor 100-300mmだとちょうどよいです。

このくらいのの組み合わせちょうどよい

耐荷重ギリギリとか、ある程度余裕があっても、組み合わせは慎重にしなければなりません。
そういえば、先日観艦式の撮影に行った際に、お隣のおじいちゃんは、EOS 7DIIにEF 100-400mmでしたが、恐らく1万円もしない細い三脚に、セットで付いてきたと思われる小さなボール雲台据えていたんですよね。
いくらなんでも…あれちょっとしたことで倒れるか、雲台がカックンして終了するぞ…と思いました。カメラに金をかけていても、三脚や雲台がペナペナな人、意外と多いです。特に高齢の方はそういう組み合わせだったりします。三脚重いのでしょうけど、機材壊しちゃいますよ…

電動アシスト自転車のシートがボロくなったので交換してみた

先日、嫁チャリこと電動アシスト自転車の大容量バッテリが劣化で使えなくなって交換した話を書きましたが、もう1点劣化してきたのがあって、表題の通り、シートなんです。

11年近く乗るとボロボロ…

御覧の通り、ひび割れて、表皮が剥がれ始めました。
このまま乗るのもみすぼらしいし、上からカバーをかけたところで、クッションの劣化は隠せないので、交換することにしました。
自転車がPanasonicなので、というわけでもないですが、特段こだわりもないので、似たようなブラウンでPanasonicから販売されている交換用シートを購入してみました。

Panasonic ソフトクッションサドルNSSS045-T

では交換してみます。

大昔の自転車は、シート自体と高さ調整の支柱が一体でフレームから外れるので、よくシートを外されてどこか捨てられる、何てイタズラ、よくありましたね。
それもあってか、今はステー部分は自転車のフレームから簡単に抜けなくなりました。
交換自体は、シートとステーを固定しているボルトを外して行います。なお、工具は13mmの六角ナット用のソケットまたはレンチを準備する必要があります。

交換自体は簡単です。まずは傷んだシートを取り外します。

あとはナットを緩めて上に引っ張るだけです。が、長年着いていたので結構固着気味だったりします。

同じメーカーなので、構造自体は大きく変わる感じはないですね。新しい方がややコストがかかっている感じはあります。
新しいシートを支柱に差し込んで、ナットを締結すれば閑静です。

新しいクッション、座り心地もよいですね。ここが変わるだけでだいぶ印象が変わります。座っていて楽です。
次はそろそろフロントブレーキを変えないとですね。

Panasonicの自転車なんで、写真もPanasonicで撮りました(笑

【MNG…】再びManfrotto 468MGRC3を買う

実は前回買ったManfrottoのボール雲台、468MGRC3、試しているうちにバキッと音がして、締め付けが出来ない不具合が発生し返品となりましたが…
再びManfrottoアウトレットストアで半額以下で出ていたので、懲りずに再購入しました。

Manfrotto 468MGRC3
再びManfrotto 468MGRC3

今度こそ、色々試してみて、締め付け不具合が発生しないことを確認。ちゃんと使えればガッチリ感はさすがに良いです。
↓これの半額以下なら、まあ損じゃないでしょう。


スライディングプレート357PLV付属

付属品のプレートは357PLVで、最近多いアルカスイス互換のものより幅広の4.4cmのプレートです。

スライディングプレート357PLVが付属

スライディングプレートとあるように、アルカスイス互換プレートのように上からはめ込むのではなく、横からスライディングさせて挿入します。

スライディングプレートなので横から挿入する

このプレートは横から挿入して、中央の真鍮のロックを通過すると、そこからは外れなくなる構造で、あとは位置を決めてプレートを固定できます。
ちょうどこれをつけるべき三脚を使用中なので、使用感はまた別途試すとして、問題はこのプレートなんですよね。
同じManfrottoでも、先日買ったビデオ雲台のナイトロテックN8のものと互換性はないんですよね。この357PLVのほうが幅が広いんですよ。

このように、RC3をアルカスイスクランプに変換するプレートは存在しますが、割と高価で(雲台より高い!)選択肢も少ないです。もう少し探してみるとして、かと言って上のクランプをアルカスイスに変えてしまうというのも、せっかく安く買った雲台なのに本末転倒だったりします。

とりあえずは、このままで使ってみたいと思いますが、Nikon Z 9だけはアルカスイスのL字プレートをつけっぱなしなので、着脱が面倒ですね…

今年も富士山を撮っています

タイムラプス用の富士山写真を、インターバルで撮る季節がやってきました。

カメラ、斜めになっとるやん…

微妙に傾いています。まあ、動画に編集する際に修正はできますけどね。でも基本は肝心。
今年は晴れていても、結構霞んでいます。数年前だともう少し視程が良かったのですが。

カメラは相変わらずNikon D810ですが、すでにシャッターは30万回近く、元々の耐久20万回を1.5倍超過しています。
そろそろシャッターがやばいかも。電子シャッターが使えるボディに切り替えたいのもありますが、夕陽とは言え太陽光直射なんですよね。これがセンサにどう影響するのか?
あと、大量に撮った画像を、メモリーカードを取り出してPCに取り込む、という作業もちょっと億劫です。D810に入れているFlashAirをカスタマイズして、FTPでNASに画像を飛ばすという手もありますが、どうもこれがうまくいかず。

Nikon Z 9なら、FTPで画像を飛ばすことも簡単にできますし、何ならNX Tetherで直接PCに取り込めますし、メカシャッターがないので耐久も気にしなくてすみます(前述のセンサが夕陽の直射でどうなるかわかりませんが)。
ちょっと、Z 9で試してみようかな? 今週末は使う予定がないので、これでうまく撮れれば、その後の編集までのワークフロー的にも楽なんですよね。

上の写真は、レンズがAI Zoom-Nikkor 100-300mm f/5.6Sです。その前にAF NIKKOR 70-300mm f/4-5.6Gを使っていたのですが、周辺の解像力と逆光体制の悪さで、さらに古いマニュアルレンズに変更したところ、こちらのほうが画質が良かったので、そのまま使っています。AF要らないので、むしろ都合が良いですね

電動アシスト自転車のバッテリのセルバランス崩れが発生したため交換した

子供の保育園と送迎で使っているPanasonicの電動アシスト自転車、元々妻のですが、今は自分がメインで使っています。
もう10年前以上に買った自転車で、途中妻が仕事で使っていたため、大容量バッテリを追加購入していました。

元々が3.1Ahという容量の低いものに対し、13.2Ahと大容量で、これ1本で通勤で1週間充電しなくても走れる容量でした。
ところが、コロナ禍で電車通勤を完全にやめて、自転車通勤に切り替えたので、この2年バッテリを酷使したのもあり、容量自体が新品時の半分程度になってしまいました。
Panasonicの自転車の場合、メーカーは非公開としていますがバッテリチェックボタンを長押ししていると、バッテリの劣化度(最大容量)がわかります。

  • 長押し5つ表示…新品時の容量80~100%
  • 長押し4つ表示…新品時の容量60~80%
  • 長押し3つ表示…新品時の容量40~60%
  • 長押し2つ表示…新品時の容量20~40%
  • 長押し1つ表示…新品時の容量0~20%

あくまでもメーカー非公開情報で目安です。
数年間使ったバッテリ、距離もかなり乗ったので、最終的には長押し3つの状態となり、通勤で1週間充電しなくてよかったバッテリは、3日程度で空になるまで劣化していて、そろそろ買い換えないとなぁ、でも4万円以上という高額で悩んでいたら、ついに充電器にかけたところ、こんな表示になってしまいました。

仕事でリチウムイオンバッテリを扱っていたので、なんとなくピンとは来たけど、セルバランス崩れということです。

これはリンク先のPanasonicのページに書いてあるように、バッテリ内のセルが劣化した状態で、こうなるともう充電不可能で使えなくなります。
自転車のバッテリに限らず、多くのリチウムイオンバッテリは、内部に1つではなく複数の筒型の乾電池のようなバッテリが並列接続されています。
リチウムイオンバッテリは非常にデリケートで、並列接続されているバッテリセルの電圧が均一になっていないと、電圧の低いセルに電流が流れてしまい、発熱、最悪発火の可能性があるため、バッテリセルの電圧は厳密に制御されています。

このバッテリセルの電圧は、バッテリの劣化でばらつきが大きくなり、ある程度であればバッテリ内部のバランサーによって、電圧差をなくすように充放電する制御回路が入っていますが、この制御でもセルのバランスが均衡に出来なかった場合は、上の動画のようにセルバランス崩れ(それを最終的に直せないくらいにセルが劣化した)となります。

残念ながら、これは寿命です。

ラクマで中古良品を購入

新品があまりに高価なため、同じ型式ではないけど、今の自転車に使える型式で劣化度が少ないものを、ラクマで調達してみました。

長押しで5つ表示

長押しで5つ表示、つまり新品時の80%以上の容量があります。
実際搭載して走ってみたら、通勤1往復で1,2メモリ減っていたのが、1つも減らないくらいに持ちます。新品当時の感覚と同様です。
あと半年もしないで、子供の保育園卒園で送迎もなくなりますが、まだしばらくは自転車通勤したいと思っているので、後2,3年は乗れそうだな。

本当は自分の自転車も買い替えたいんですけどね~