【宮尾酒造】〆張鶴 純 純米吟醸酒

今回は自分で買ったのではなく、妻が頂いてきたお酒です。

【宮尾酒造】〆張鶴 純 純米吟醸酒

米どころ新潟のお酒ですが、初めて飲む銘柄です。日本酒は本当にたくさんの酒蔵がありますが、多くは地産地消で、まだまだ知らない酒は多いですね。

「〆張鶴(しめはりつる)」は、名前は聞いたことがあるような気がしますが、自分のよく行く酒屋では見かけたことはないです。埼玉の有名酒店、マツザキには置いているみたいだから、間違いはないお酒と思います。
こういう出会いもまた、日本酒の一つの楽しみですかね。
宮尾酒造は、文政2年(1819年)創業の老舗酒蔵です。さすが新潟ですね。

酒米は五百万石、精米歩合50%と大吟醸レベルまで削っています。アルコール度数はほんのすこし低い15%。日本酒度+3。さて如何に?

淡い黄色だけどほとんど透明

冷やした状態で。上立ち香は透き通った吟醸香。きれいな香りです。
口に含むと…おや、さっぱりしています。水です。きれいなお酒の代表格みたいな透き通った滑らかな味わい。甘みがまず出て、その後ちょっと辛さと苦味はあるけど、どれも押し付けがましくない、お淑やかで上品な口当たりです。いわゆる淡麗なお酒、なのですが、味わいはじわじわと押し寄せるタイプで、決して淡麗すぎて何も残らない…というタイプでもありません。
スーッと引きの良い後味で、これぞ純米吟醸酒というお酒ですね。温度が少し上がると、米の甘みに膨らみが出てきます。

これは日本酒好きにはたまらないでしょう。贈答用にピッタリ、あ、贈答されたので、これを提供した人は相当な通ですね。