【厚木基地】22/5/6の記録2

戦闘機がいないと、ギャラリーもほとんどいない厚木基地。おかげでのんびり撮影できます。
撮り鉄の過熱ぶりを見てしまうと、飛行機界隈はジャンルによるけど、まだ平和ですかね。

海自のLC-90と同様、ビーチクラフトのキングエアの米海軍版UC-12F、こちらはより出力が大きいキングエアのモデル200がベースです。
結構スピードが速く、同じ撮影位置だとP-1哨戒機より速い気がします。

この日、UP-3Cはタッチアンドゴー訓練のようでした。こういった試験機でも、タッチアンドゴー訓練に使うんですね。

既に厚木基地所属の第3航空隊の哨戒機は、全てP-3CからP-1に置き換わっていて、今後もP-3Cは2ヶ月に1機程度の割合で用廃が進むようです。したがって、ここではもう第51航空隊のUP-3C/DしかP-3系の機体がないということなんですね。
この日は遠方にグレーのP-3Cも駐機していましたが、大規模訓練のため八戸あたりから来ているようですね。

P-1の5528号機も、タッチアンドゴー訓練を実施。
今や、米海軍も、B737旅客機ベースのP-8哨戒機に切り替わり、世界的に見ても、哨戒気専用設計の機体である川崎P-1は珍しい存在です。
一応諸外国にも売りに出しているようですが、今のところ採用国はありません。そりゃ米軍のP-8Aとの競合では分が悪いです。
P-8はもはや低空低速での飛行は諦めて、ソノブイや、将来的に無人機との組み合わせでの運用を想定していますが、P-1はP-3Cを更に近代化させた運用思想のため、現在も低空での哨戒を重視しています。そのため、バードストライクやエンジントラブルなどへの冗長性を持たせるため、これまた世界的にも珍しくなりつつある4発エンジンを採用しています。
旅客機ベースのP-8Aと比較し、哨戒機専用設計だけに、大きめの窓や垂直尾翼が特徴です。ずんぐりした機体ですね。
こうした設計思想から見ても、アフターやアップデートなど含め、諸外国の運用の仕方には向いていないかもしれません。

5528号機が降りた後、恐らく哨戒任務から戻ってきたであろう5503号機も確認できました。

C-130R (9055)

遠方では、エンジンテスト中の海自のC-130R (9055)が。自衛隊では珍しい、元米海兵隊の中古機ですが、70年代に製造されてさほど使用せずに長期間モスボール保管されていた機体を再生したものです。
あまり使っていなかったとは言え、モスボール保管状態でも経年劣化は結構あったようで、現在もそれなりにトラブルが多いようです。
この日はエンジンを回しただけでした。

この日は、ヘリは米海軍や海兵隊のみで、海自は上がらず。テスト中のSH-60Lを見たかったのですが、残念でした。
米海軍のMH-60R、海自のSH-60Kとは同じベースの機体ながら、細部はかなり異なりますね。どちらも独自の進化をしているため、主な任務はは同じながら、装備は異なります。


カスタムエリアAFは使いやすくて良い

この日は、Nikon Z 9のFW Ver2.00で初めての航空機撮影でしたが、カスタムAFエリアで横長エリアに設定、適宜エリアを上下させることで、被写体補足も良くなりましたね。航空機相手なら、カスタムエリア+被写体認識(乗り物)で、条件が良ければ機体のコックピット部分をオートで捉えてくれます。

被写体認識では条件にもよるがコックピットを認識する
コックピットを認識
コックピットではないけど機首を認識

スポーツフォトと違って、相手がランダムに動くわけではないので、この設定で概ね問題なさそうです。
サッカー選手を撮影するなど、相手の動きがランダムな場合は、従来からあるダイナミックAFが良いようです。被写体に合わせて、設定も詰めなければならないのが面倒ですが、このあたりは多分100%を求めるのは難しいので、どの設定が良いかは各自判断するしかないですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です