Z 9のRAW画像の色温度不具合が解消された!NX Studio

Nikonより、ビュアー&RAW現像ソフトのNX StudioのVer.1.1.2がリリースされました。

更新内容は以下のとおりです。

  • Z 9 で撮影した RAW 画像について、NX Studio で[露出補正]をマイナス側に調整した状態、または[ハイライト]を調整した状態で[ホワイトバランス]を調整すると、ホワイトバランスの調整結果が正常に反映されない現象を修正しました。
  •  Z 7II / Z 6II で撮影した 3840×2160 60p 及び 3840×2160 50p の動画が正常に再生できない現象を修正しました。

このうち、1つ目のZ 9で撮影したRAW画像で露出補正をマイナス側にすると、ホワイトバランス(色温度)の調整結果が反映されなくなる、というのは、こちらでも不具合を確認しており、Nikonのサポートに打ち上げ済みでした。

Z 9の高効率RAW不具合? 露出補正で色温度設定が反映されなくなる

これで、マイナス側に露出補正した写真の色温度もしっかり反映されるようになり、一件落着です。
こうした不具合はこれまでなかったので、高効率RAWなど、Z 9からRAWのアルゴリズムを変えてきているのでしょうね。

過去の撮影で、色温度と露出変えたいな~と思っていた写真も、これで現像できるようになりました。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米吟醸 寒月

お気に入りの福島の大和川酒造店、弥右衛門の新酒です。火入れ酒で冷蔵庫保管が必要ないので、一升瓶で買ってみました。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米吟醸 寒月

2019年にも購入していましたが、その時からラベルが変わって、おしゃれな水彩画に達筆な銘柄が入っています。垢抜けたデザインになりましたね。

表示もシンプルです。
弥右衛門のHPによれば、酒米に「夢の香」、日本酒度+4でアルコール度数16度と、情報は控えめです。

やや黄色みがかっています

上立ち香は爽やか。常温でいただくと、青りんご系のしっとりとした甘さと酸味で、それらも強くはなくやや控えめ。後から辛さや苦さも来ますが、それも強くはなく、全体的には穏やかです。

2,3日経過すると、甘みが少し膨らんできた印象ですが、適度に辛さもあるため、キレもよく、食中酒にもぴったりです。
一升瓶で買って正解のお酒です。際立つ特徴はないけど、普段のみに適しているお酒です。

最近は、自分の中で要冷蔵の生酒ブームが一段落して、常温保管できる火入れ酒をよく買うようになりました。
生酒も火入れ酒もどちらも好きですが、こと保管ともなると、冷蔵庫を圧迫しない火入れ酒がよいですね。
暖かくなるまでは、物置部屋での保管で13~15℃をキープできるので、しばらくは火入れ酒を楽しんでみたいと思います。

SLIK スマホ&タブレットホルダー SPTH タブレットは外部モニタとして使用可能か?

先日、SmallRigのパン軸&チルト軸調整可能モニターマウント(コールドシュー互換) 2905を購入しましたが、これを使ってスマホやタブレットを取り付けて外部モニタ化できるか?というのを実践してみました。

買ったのはこれです。

SLIKのスマホ&タブレットホルダー SPTHです。この手のスマホ・タブレット用の三脚ホルダーは、中華ブランドで散々ありますが、SLIKも値段もそう変わらないので、せっかくならと国内ブランドにしてみました。製造は結局チャイナなんですけどね。
外装は見てのとおりプラスチック、耐久性は…プラだから低いとは言えないですが、金属製よりは劣るでしょうね。軽量なのは良いと思いますが。


  

執筆時点では、Amazonより楽天のほうが安かったですが、両方チェックしてみてください。

Xperia 1を取り付けてみる

それでは、そこにSLIKのホルダーにXperia 1を取り付けてみましょう。

Xperia 1をオフセットさせているのは、ボタンや指紋センサを避けるためです。Xperiaはサイドボタン多めなので、この手のホルダーを使用する際は注意が必要です。ホルダーの幅が広いと、サイドボタンにかぶってしまいます。

Xperia 1のリアガラス、割れてる…

普段カバーしていて気づかなかったけど、Xperia 1のリア角のガラスが割れてます…。落としたときに割れたんでしょうね。ディスプレイ側は問題ないので、無視します。もう3年近く使っていますからね。

スマホの場合は、そのままホルダ上部を引っ張り上げてスマホを挟むだけです。スプリングの力で挟みます。特にガタツキもなさそうです。たただ、SmallRigのモニターマウントが金属製で剛性が高いので、多少ホルダの剛性感が気になります。プラですが、剛性は悪くはないですね。でも、さらに剛性感を得るなら、SmallRigなどの金属製ホルダが良さそうですが、ライトな使い方なら、SLIKでも十分でしょう。

今どきのスマホは画面が大きくても、21:9の縦長なので16:9の映像要モニタとしてのメリットは少ない

モニタとしては、スマホは所詮スマホの画面サイズでしかないので、モニタとして使うメリットはあまりなさそうです。今どきのスマホは縦長が多いので、横に向けるとモニタとしての縦幅はさほど大きくいないのです。スチル撮影しながらスマホで動画を撮る、といった使い方になるでしょうね。

タブレット(Amazon Fire HD10)を取り付けてみる

SLIKのホルダー、スマホだけでなく、更に大きなタブレットも挟めます。幅180mmまで対応するので、10インチクラスのタブレットは問題なく挟めます。

さすがに10インチのタブレットともなると、迫力がありますね。
SLIKのこのホルダは、タブレット用に2段階でホルダの引き出しができるようになっています。そして、引き出したらさらに剛性感が悪くなるかなと思ったら、プラスチック製としては、意外としっかりしている感じです。しっかりホールドできていて、タブレットが外れそうな感じもありません。10インチタブレットでも重たい方のFire HD 10でもしっかりホールドできています。

タブレットはカメラの外部モニタとして使えるか?

以前買ったUSB Video Captureを使用し、Z 9のHDMI出力からキャプチャに接続します。このキャプチャはHDMIからの映像をUSBに変換し、タブレットやPC、スマホからはUSBカメラとして振る舞うことが可能です。
Fire HD 10では、AmazonのアプリストアからUSB/Web Cameraをインストールしています。なお、Fire HDはAndroidベースのOSを搭載しているため、Andoroid向けのUSB/Web Cameraと実質同じアプリとなります。

実際に動画撮影用の外部モニタとして使えるか、という観点からすると、「カメラの映像を表示はできる」と言う点では問題ありません。

Fire HD 10の画面はフルHDなので、1920 x 1080 MJPEGに設定

Fire HD 10はフルHDの画面なので、USB/Web Cameraは1920 x 1080 MJPEGに設定します。(YUVだと処理が重くなります)
表示は問題なく出来ました、が、画面の遅延は発生します。

タブレット側の画面の遅延に注目

ご覧の通り、カメラ側のモニタからコンマ何秒か遅れて表示されます。HDMIの映像を変換し、USBカメラとして振る舞っているため、処理の関係で、どうしても遅延してしまいます。動きの激しくないもののフォーカス確認用としては使えますが、これで動き物の撮影はちょっと難しそうですね。あと、Fire HD 10の画質も良くないですね。

結論としては、タブレットではフォーカス確認や撮影後のプレビュー用としては使えるけど、ビデオモニタとしては遅延が発生するので、動きの速いものには使えないかな…といったところです。
ちゃんと動画を撮るなら、HDMIをそのまま入力できる、専用の外部モニタが欲しいところ。タブレットの活用には、この方法は使えなくないかな。

【土田酒造】シン・ツチダ R2BY

群馬旅行で、土田酒造の直売所で買ってきたお酒、その2!

【土田酒造】シン・ツチダ R2BY

シン・ツチダ!? ちょっと前の流行りに乗ってしまいましたね(笑) ちなみにシン・ゴジラとシン・エヴァンゲリヲンは見ましたが、シン・ウルトラマンは見ていません。

ということで、シン・ツチダ、その特徴は

  • 生酛造り(天然の蔵付き乳酸を取り込んでいる)
  • 精米歩合90%(前回呑んだ誉国光 田園メロウと同じ)で、ほぼ洗米した程度
  • 群馬県産の食用米(飯米)と米麹を使用
  • 協会系酵母を使わない、天然の蔵付き酵母を取り込んでいる(田園メロウは協会701号とのこと)

これは江戸時代の製法そのものだそうです。

常温保管を推奨、飲む適温も常温、ぬる燗も良いそうです。

今回、いろいろな種類を買ってみたいのと、予算的な制約で、飲み比べ用の300ml瓶です。飲みきりサイズなので、味の変化を楽しむ前に飲みきってしまう(単に自分が抑えられないだけですが笑)のは残念ですが、これは期待できそうです。生酛造りのお酒大好きですから。

【土田酒造】シン・ツチダ R2BY

では推奨通り常温で。上立ち香は、爽やかです。口に含むと、生酛造りらしい酸味と程よい甘み、膨らみのある旨味で、Yamaroの大好きな系統です。田園メロウよりもより酸味がありますね。そして、後にぐっと辛さも来て、その後スパッと切れます。

濃いめの黄色

かなり黄色いですね~

ほんの少し温めると、更に甘みも増して、膨らみと複雑味がより感じられますね。後に来る日本酒らしい辛さも程々にあり、キレも良いので口当たりもよいです。
日本酒の原点なんだな、と感じました。近年は火入れしない生酒ブームで、要冷蔵のものも多いですが、常温保管できるなら、冷蔵庫を圧迫することもないですし、味の変化も楽しめるなら、こういうお酒もどんどん買ってみたいな、って思いますね。

ってことで、本日一升瓶をリピート発注しました! これで味の変化を楽しむぞ!

BRONICA S2用 NIKKOR-P 200mm F4 入手

フィルムカメラ、最近価格高騰してきていますが、BRONICAはあまり人気がないのか、そもそも中判フィルムの価格が上がって入手が難しくなってきているのか、交換レンズについてはかなり価格が下がってきている印象。

先日、オークションで入手したBRONICA用のNIKKOR-P 200mm F4、135判換算だと大体焦点距離105mmから135mm中望遠の画角に相当する中望遠レンズです。


価格は3千円しませんでした! しかも、光学系はカビやバルサム切れなどない綺麗なものでした。リアキャップが付いていないことくらいでしょうか。BRONICA S/C系統のリアキャップは、そもそも流通量が少ないゆえに、キャップも入手が難しいので、これは自作するとして、非常に程度の良い個体が2千円台とは、嬉しいやら悲しいやら。
ま、安く手に入れられたので、楽しく使うとしましょうか。

BRONICA用のNIKKOR-P 200mm F4は、いくつかバリエーションが存在するようですが、光学系だけで分けると前期と後期の2種類あるようです。

BRONICA S2のカタログより

上のカタログの光学系は前期型と思われます。そして、そのカタログに載っているレンズは、私の買ったレンズと同じものと思われます。
ただ、BRONICAに詳しいHPを見てみると、前期型は銘板に”Nikon”ではなく、”Nippon Kougaku”とのこと。
私が買ったものは、後期型のシングルコートかもしれず、そうなると、光学系は上の画像のものではないようです。
ちなみに、以前ジャンクで買った、カビだらけのマルチコート後期のNIKKOR-P.C 200mmも持っていたりしますが(修理に着手できず)、外観は似ているけど、組み込みフードが若干異なります(モノコートの方は引き出した時のクリックストップあり)。

この辺り、色々謎が多いです。とにかく、NIKKOR-P 200mm F4はいくつかバリエーションが有るということで、私の個体は後期のモノコートと言う説が有力かな…という気がしました。マルチコートのカビ玉も、いつか直したいと思っているのでが。

やはり中望遠、ファインダを覗くと、特に絵の立体感がものすごく、何だか撮る前から良い写りを期待させますね。
実は、中望遠はZENZANON 150mm F3.5も持っていますが、個人的にあまり好みの写りではないんですよね。ところがこのレンズは、もうファインダを覗いただけで、良い写りを期待させてしまいます。もちろん焦点距離の違いで、より背景がぼけるというのもありますが。

フィルムはVelvia 50を使用

フィルムはFujichrome Velvia 50を使用。晴れている日だから使える低感度フィルム。その昔、旧VelViaの実効感度はISO32程度なんて言われましたが、Velviaの100と50が存在する現代の50の方はどうだったかな?
今や、中判用のVelvia 50は、5本セットでしか購入できません。しかも高価です。
今回2本撮りましたが、現像代を合わせると、レンズの価格を超えてしまうという…。中判フィルムは贅沢品になりました。
気軽にフィルム撮影できる時代は、とうに過ぎ去りましたね。


BRONICAがメインだったので、この日のお供のサブカメラはGX7MK3にG.VARIO 12-32mm。暗いパンケーキ標準ズームでボケとかは期待できないですが、時々ハッとする写りをします。

コンデジ的にパンフォーカス気味に撮ると、精細な絵が出ます。こんな小さなパンケーキズームなのに。
解像力が高く、線も細い。線が太いレンズは、収差が取り切れていないレンズ、なんて言われますから、このレンズはこんなにコンパクトなのに、収差が少ないのでしょうね。
PanasonicのLUMIXは、以前よりシェアを随分落としていますが(元々自分もLUMIXは好きではなかった)、レンズは結構好みなんですよね、OLYMPUS(元OM-SYSTEMS)よりも。どのレンズも繊細な絵が撮れるので。
コンパクトで良質なレンズを出してほしいですね。そろそろ初期のマイクロフォーサーズ用レンズもリニューアルしてほしいです。

関東も雪が降ったので、望遠レンズで撮ってみた→ついでにZ9とD850のノイズ比較

昨シーズンはあまり雪がふらなかった関東、今シーズンは2回目となる積雪予報が出た、というのもありますが、看護師の妻が医療従事者向けのコロナワクチン接種3回目を受ける日で、体調崩して子供のお迎え行けないかも、というのあり、仕事の実務も一段落していたので、急遽午後はテレワークにしました。

テレワークの合間、窓からの雪景色を望遠レンズで撮ってみました。

初めてNikon Z 9SIGMA 150-600mm F5-6.3 Sportsを装着して撮影。AFも、この明るさなら問題なさそう。手ブレ補正もよく効きます。あれ、このレンズってこんなに手ブレ補正効いたかな?
Z 9のボディ内手ブレ補正、まだレンズと協同で補正できるシンクロVRに対応しているレンズには限りがあるのですが、シンクロしてる!?

Z 9とD850で撮り比べてみた

レンズは同じくSIGMA 150-600mm Sportsで、夜撮ってみました。

←Z 9 D850→ 

横着して三脚ではなくて持ち。でも手ブレ補正の効きが、Z 9とD850とで明らかに違う。Z 9のほうがより手ブレ補正が効いて安定している気がします。Z 9は現状、シンクロVR非対応の手ブレ補正付きレンズ装着時は、レンズ側の手ブレ補正が優先されると思っていたのですが、ファインダを見ていても、明らかにD850よりZ 9のほうが安定している気がしました。気のせい!?

さて2枚比べると、RAW現像でニュートラル、色温度を揃えましたが、D850が少し緑かぶりしているのに対し、Z 9は撮って出しで白が安定している感じです。D850もそれだけでは気にならないけど、比べるとやはりZ 9は4年分の進化があるんだなと感じられました。

同じISO25600 RAW現像で+2.5EVにしてみると…

Nikon Z 9もD850も、同じ4500万画素で、ISO感度も標準ではISO64-25600です。4年経過していても進化ないのか…と思ったのですが、RAW現像時に、NX Studioで露出補正を+2.5EVに設定してみると、違いました。
なお、両者とも撮影時のノイズリダクションはデフォルトのまま、RAW現像でも特にいじらず出力しています。上の掲載の写真を、そのまま露出補正してみると…

←Z 9 D850→

どうでしょう? 結構違いますね! Z 9では暗部の色が随分残っているのと、全体のノイズも多いけど、Web掲載程度に落とせば使えなくない感じです。もちろん暗部の細かいディテールか失われていますが。気になるのは、横縞状のノイズが出ていることで、ここは電子シャッターの弊害が出ているかもしれません。
ノイズリダクションは、「標準」だと、個人的には強めに感じました。「弱め」でも良いかも。

対してD850、まず盛大にカラーノイズが出ています。これはZ 9よりかなり多めです。RAW現像でかなり強めにカラーノイズリダクションをかけて、やっと弱まる印象です。ただ、ディテールはそこそこ出ている気もします。暗部の色がZ 9よりは出ていないですね。

いずれにしろ、D850と比較すると、同じ感度でも1段分くらいはアドバンテージはあるように感じました。

暗いレンズ&暗い被写体でも見やすいZ 9だけど、暗所AFは…

さて上の写真、実際は街灯以外の部分は相当暗いです。特に、600mm側で開放f値f6.3のSIGMAでは、一眼レフのD850ではファインダ越しでは街灯以外は見づらい状況。
そんな暗さでも、Z 9なら明るく見えるのはさすがミラーレス。ここは素直に、技術の進化を感じますん。

ただAFについては前にも書きましたが、スペックだけ見るとZ 9のほうが優れているように見えて、実際にはD850のほうがスパッと合います。
Z 9では、まずオートエリアAFでは、ファインダ上ではハッキリ見えているけど、ゆっくりフォーカスが行ったり来たりを繰り返した挙げ句、合焦しません。MFでなら合わせられる状況なのに。結局この状況では、WIDE-S中央でAFが合いました。
対して光学ファインダではかなり真っ暗に見える被写体でも、D850ならAF中央エリアだとスパッとAFが合う。この差ってなんだろいう?

現状、Z 9はフラッグシップ機といいつつ、暗所AFはまだ一眼レフに部がありますね。暗所撮影は、画素数が少なく高感度耐性が遥かに高い、D5やD6の出番はまだあるということになります。
ただ、Z 9は一眼レフの光学ファインダでは肉眼でで見づらい暗所でも、EVF上ではピントがわかるくらい、はっきり被写体が見えているので、コントラストAFの制御がまだ未熟なのかなと感じています。そして、像面位相差AFは、恐らく一眼レフよりも位相差の検出範囲が小さく狭いため、暗所性能は一眼レフより厳しいのかもしれません。
明るい場所でのAFの食いつきと、オートエリアAFの認識の良さを知ってしまうと、暗所でのこの落差はいただけませんね。

そんなこんなで、まだまだ一眼レフも手放せないな、と感じます。


Nikon Z 9 + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sports

とは言え、高感度画質は確実に良くなっていますねZ 9。色の出方が良いですね。

今から15年前に手に入れたAI AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D (IF)

15年前の今日シリーズ!?

どうやら、AI AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D (IF)を手に入れた日でした。

まだ自分の中ではフィルム全盛期で、デジカメはCOOLPIX5400を使っていた時代です。メインカメラはF90X。
この年の暮にD300を手に入れるまでは、F90Xでガンガン撮っていましたね。

それにしても、今見てもこの縮緬塗装の外装は高級感がありました。Nikonの90年代の中上級レンズは、この仕上げでしたね。
スレに弱いのが難点だったのか、2000年代に入ると、縮緬塗装ではなくなってしまいました。

初めて手に入れたAF-S(超音波モータ内蔵)レンズだったので、ついに買ったぞ~!と嬉しかった記憶が。
このレンズは中古でしたが、三脚座欠品で安くなっていて、三脚座を別途購入しても、一般中古より安いので購入しました。

描写もなかなか良く、この後2011年にこのレンズを下取りして手に入れ、未だ使っているAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRIIと比較しても、遜色ないというか、ボケ味についてはコチラのレンズのほうが好みでした。

初期のAF-Sレンズにありがちな、キーキーというAF泣きが時々発生していましたが、このレンズを下取りに出した時のお店のチェックでは、たまたま発生せず、思ったより高値で引き取ってもらえた記憶があります。

使用期間は4年ほどでしたが、このレンズを手に入れてから、望遠撮影も少しずつ増えていき、特にこの年(2007年)の年末にD300を手に入れてからは、飛行機も撮るようになりました。

写真は2007年6月に行われた、北宇都宮駐屯地祭から。
このレンズを持ち出すようになってから、手ブレ補正も欲しいなと痛感するように。既に2003年にはAF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)が発売されていましたが、残念ながらこの当時使っていたF90Xは、手ブレ補正レンズに非対応(撮影は可能だけど手ブレ補正が動かない)だったので、画質はむしろ上と言われていた旧型のAI AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D (IF)を手にれたわけです。

時代は変わり、ZマウントのNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sも登場しているので、なかなか悩みどころですが、まだFマウントも使っているので、入手11年のVRIIにはもう少し頑張ってもらおうと思います。

【福島】国民宿舎五色沼(解体済み)

今から10年前、福島県は毘沙門沼近くにあった国民宿舎「五色沼」。その昔はたくさんあった国民宿舎ですが、現在はこの手の保養施設は徐々に数を減らしつつあります。
福島県の国民宿舎五色沼は、1970年代に建造されましたが、2008年2月冬季休業中に、水道管破裂により館内が水浸しとなり、その時点で施設の老朽化が進んでいたことから、そのまま改修されることなく休業中の2008年10月に火災が発生。
その後しばらく放置されていましたが、2013年7月に解体されました。

撮影は2012年2月、解体される1年半前です。2月なので福島のこの辺りは雪深く、遠目に撮影するに留めました。当時のブログにも写真掲載していますが、改めて現像し直したものをアップします。

現在は、駐車場になっているようです。

2月なので、猪苗代湖は凍っていました。

2012年2月の猪苗代湖

東京に住むようになって10年近く、栃木に住んでいた頃のように、簡単に福島には行けなくなったけど、たまには行きたいですね。

【土田酒造】誉国光 田園メロウ

群馬旅行の際に行った誉国光の土田酒造で購入したお酒の1つです。

【土田酒造】誉国光 田園メロウ

このお酒、酒造のアクシデント(笑)により、天然の乳酸菌が入ってきてしまった(公式HP より)けど、早期発見によりコントロールして、この田園メロウとなったそうです。

もともと、日本酒は醸造の過程で、酒母という、もろみの発酵を促すための酵母を培養します。ところがこの酒母は、微生物としては弱いために、雑菌が繁殖しやすいため、そこに乳酸菌を取り込むことで、雑菌の繁殖を食い止めます。
この乳酸菌を、意図的に入れて酒母を培養するのが、現在の酒造りの主流ですが、それ以前は、蔵付きの天然の乳酸菌を取り込んで培養していました。これが所謂「生酛造り」と言われる、大昔からの日本酒の作り方になります。

最近は、生酛系のお酒も見直されてきていますが、この田園メロウは、たまたま偶然入ってしまった乳酸菌をコントロールして仕上げたという、面白い過程でできたお酒。生酛造りのお酒は、確かに強い乳酸菌が残って酸味のあるお酒が多いですが、果たして…。

【土田酒造】誉国光 田園メロウ

精米歩合はなんと90%。酒蔵の方曰く、ほぼ洗米した程度で、磨きは最小限だそうです。ここまで磨かないお酒も珍しい。
焼酎用の黄麹を使い、協会系701号酵母、アルコール度数は14%と少し低め、酒米はあさひの夢・ひとめぼれだそうです。

濃いめの黄色み

香りは爽やかでジューシー。ここからして酸味は割とありそう。
口に含むと、膨らみのある甘さ、思ったよりは強くない酸味です。いちごでいうと「あまおう」? 甘味と酸味のバランスがとても良い。酸味は生酛系らしいけど、よくある生酛系のお酒よりも複雑だけど穏やかさもあります。
甘さも、とろみがあるというか、少し余韻として長くとどまる感じがあるけど、そこを複雑な酸味がうまくバランスしていくので、飽きが来ないですね。ついつい飲んでしまいます。
温度が上がると、より味わい深いですね。


誉国光のお酒、すごいな。アクシデントで入った乳酸菌を、最終的にコントロール下に置くのだから、そしてそれを売っちゃうのだから(笑
米どころ新潟に近いだけあり、群馬のお酒もかなりのレベルですね。いや~、次飲むのも(今後のブログで紹介予定)楽しみですね。

や~っと届いた!バッテリ Nikon EN-EL-18d

Nikon Z 9に標準搭載されているバッテリ、EN-EL18dは、これまでのEN-EL18シリーズ(無印/a/b/c型)と形状は同じですが、バッテリ容量が多くなっています。

Nikon Z 9と合わせて注文した予備バッテリですが(Z 9と違うお店に注文)、去年の11月に注文を入れてから、なんと到着までに3ヶ月もかかってしまいました。
何度も注文したお店より、「納期未定」「納品から時間がかかるのでキャンセル可能」といったメールをいただきましたが、今更他のお店に注文しても…ということで待っていました。既にEN-EL18bを3本持っているので、Z 9の運用に支障はなかったもので。

3ヶ月待ったよEN-EL18d

従来のEN-EL18シリーズとEN-EL18dの違い

手持ちのEN-EL18b(旧製品)とEN-EL18dを比較してみました。

EN-EL18dは、外観上では、これまでのEN-EL18(無印/a/b/c)のグレー外装から、黒外装に変更されています。パッと見で区別つきやすくはなっていますね。
また、容量は、EN-EL18bが2500mAhmなのに対し、EN-EL18dでは3300mAhと、約1.3倍の容量アップとなっています。

また、裏側を見ると、EN-EL18dには突起が追加されており、従来の充電器、MH-26/26aには取り付けられないようになっています。EN-EL18dを充電できるのは、執筆時点でZ 9のボディ、及び付属の充電器MH-33のみとなっています。

EN-EL18シリーズをそれぞれ比較してみました。

EN-EL18EN-EL18aEN-EL18bEN-EL18cEN-EL18d
容量2000mAh2500mAh2500mAh2500mAh3300mAh
MH-26/26aでの充電X
MH-33での充電XX
Nikon Z 9での充電XX
EN-EL18シリーズの比較表

なお、EN-EL18d自体は、従来のEN-EL18シリーズが使えるボディやマルチパワーバッテリーパック(いわゆる縦グリ)であれば、問題なく使用可能です。ただし、今の所、MH-33でないと充電できないので、Z 9ユーザーでなければ、EN-EL18cを購入するのが無難でしょう。

言語で説明書の内容が異なる

バッテリの説明書、見ないままポイする方も多いでしょう。

面白いのが、日本語の説明が簡素なのに、中国語は他の言語では書かれていない内容が書いてあること。

これは恐らくChina RoHS(中国版の有害物質規制)で表示が義務付けられているのでしょうね。
また、言語Tc(繁体字)には、製造年月に関する記載があります。
言語で説明書の記載内容に差をつけているのは、説明書のスペースの関係で、法規の関係で、各国で必要な記載が違うからでしょうけど、何だかちょっと腑に落ちないですね。