久しぶりに流輝を買ってみました。流輝は生酒を買うことが多いですが、今回は一回火入れです。
チャレンジタンクという実験的なタンクで作られた火入れ酒ということ。
精米歩合は60%で酒米は非公開、アルコール度数はわずかに低めにな15度、いつもどおり濾過を最小限にとどめている、情報はそれだけです。
メリッサは、ギリシャ語でミツバチのことだそうです。ラベルにも描かれていますね。
香りは流輝らしく、吟香は強くはないけど、華やかです。
が、口に含むと、辛口だ! いつもどちらかというとジューシーとかフルーティ系な流輝をよく飲んでいるので、落ち着いたどっしりとした辛さ、そして程よい酸味です。その酸味もキレはよく、そして余韻に独特のもち米のような甘みがわずかに残ります。
以上は冷やした状態でしたが、これは温めてみるとどうだろう?
ということでぬる燗にしてみました。
これは良いね。冷えた状態では、やや辛さが立っていて、少々攻撃的に感じたのが、ぐっとバランスが良くなりました。基本は辛口系ではあるけれど、流輝らしいジューシーな甘みがより引き立ち、酸味とのバランスが良くなりますね。食中酒としてよく合います。
個人的には、冷酒よりも、常温からぬる燗あたりのバランスが良いと感じました。
だんだん気温も下がってきていて、ひやおろしの酒も出回る季節。ぬる燗も良いですね。お燗キットも欲しいなぁと最近思っています。