【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 純米吟醸 直汲

先日長瀞蔵の直売所で買ってきたお酒です。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 純米吟醸 直汲

長瀞町の見どころ6つを表現したというシンボルマークが大きく描かれた、シンプルなラベル。

直汲ということで、期待が高まります。醪を絞ったお酒をタンクに移し、それをそのまま瓶詰めしたのが直汲です。一般的な日本酒は、絞ったお酒をタンクである程度貯蔵し熟成させて、火入れや濾過、加水など行って出荷します。
直汲は搾りたてのお酒をそのまま瓶詰めしているので、フレッシュな味わいが特徴です。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 純米吟醸 直汲

ピチピチとした微炭酸は、日本酒醸造過程で自然に生成されたものです。大人のフルーツサイダーを目指したとのこと。

お猪口も長瀞蔵で購入したものなんです

実はこのブログに出てくる大きめのお猪口は、以前長瀞蔵で購入したもので、底にあるマークはまさに今回の便のラベルと同じものですね。
底に、発泡した泡が見えるのがわかります。

吟香は豊かで、すっと鼻に突き抜ける爽快感があります。
口に含むと、微発泡のさわやかさとともに、甘みは思ったより控えめですね。サイダーと言っても、そこまでの甘さはなく、後味には適度に辛さもあり、スーッと爽やかに余韻が引いていきます。
例によって「さけ武蔵」を酒米に使用し、精米歩合は60%、長瀞蔵は酒米をさけ武蔵に絞って開発しているようですが、このお米の良さと個性を最大限に引き出している印象です。同じお米でも、酒蔵によって表情が大きく変わりますが、嫌な雑味感を抑えた味わいは、長瀞蔵らしさを出していますね。

開栓後は早めに飲んでとのことですが、味わいの変化も楽しみたいし、でも四合瓶なのですぐ無くなりそうですけどね(笑