最近酒ブログと化していますが(笑)、当ブログ、書きたいことを書きたいときがコンセプトなので、その時のマイブームで書き連ねています。今後とも宜しくお願いいたします。
で、今回は妻が久世福商店で買ってきたお酒。
初めてのブランドです。単に安く売っていたので買ってみたそうです。スーパーとかに置いていそうな商品ですね。そんなのも真面目に呑んでみます。
盛田という会社、酒造ではなく、醤油や味噌、ソース系なども販売する調味料の会社のようです。ただし、日本酒を作っている会社は、醸造免許を新規に取ることが極めて難しいために、大抵はどこも老舗で、この会社も1665年(寛文5年)創業ですから、350年以上続く老舗です。大昔から、清酒の他に醤油や味噌も製造しているようですね。
にごり酒は、どぶろくのように濾さずに米が残っている、とまではい行きませんが、こす際に目が粗い袋でこすことで、米粒は残りませんが、細かい米や米麹の粒子が残るお酒。とろっとした感触や、米の苦味・雑味もそれなりに残ったりします。
さてこのお酒、精米歩合75%、醸造アルコール使用の普通酒、酸味料も入っているので、あまり期待はしていなかったけど、にごり酒によくある、妙に甘すぎる、あるいは苦味が強すぎる、ということもなく、割とバランス良いです。もちろん、雑味やそれなりに感じるけど良い意味でどれも強い主張はなく、安いお酒にありがちな妙な醸造アルコール臭さもなく、普通酒としては非常に飲みやすいお酒でしょう。
最近、安酒とよく言われる普通酒を飲む機会がありますが、案外イケるお酒っておいいなと考えを改めたり。
よく居酒屋にある、ブランド名のない日本酒は、吐き気がするくらいまずいものが多いですが(あれで20代は日本酒嫌いになっていた)、ちゃんと作れば安くても値段なりの味は出せるのですね。造り手の志って大事ですね。