醸し人九平次で日本酒界では有名な萬乗醸造。COVID-19でお店で飲むというのがまだ難しい情勢、家飲みのためのお酒、だそうです。La Maisonは仏語で家、ということで、まさに家飲みようということです。
この前の甲子林檎の写真は、D3400にキットレンズのAF-P 18-55mmで撮っていますが、今回はD850にMicro 60mm、やっぱりボケ方が違いますね。
それはさておき、蔵元のコメントには…
雄町特有のボタニカルな香りに加え、ハッサクのような和の実が大ぶりな柑橘を連想する香り。味わいも香りと同じように和の柑橘を口にしたような旨味・酸味・苦味をを連想します。特徴的なのは旨味のアタック、そして心地よい苦さ。味わいのバランスが整っており、穏やかかつ、落ち着いた印象を受けます。気軽にゆっくりと楽しんで頂けたら幸いです
だそうですが、開栓初日のYamaroが飲んだ最初の印象は
「うん、水だねこれは」
これは決して味がないと言っているのではありません。もう、スーッと入っていくんですよ、水を飲むかのように。
通常、日本酒でもなんでも、アルコール類は酒を飲んでいる感覚、つまりアルコールそのものを明確に感じるものです。が、La Maisonはそういう、アルコールを飲んでいるぞ、という感じではなく、水のごとくスーッと入ってくるのです。この感覚は、めったにあるものではないです。
そして、ハッサクかと言うと…そこまでの酸味は感じませんね
いや、美味いんですよ。食事の味は邪魔しないし、酸味も甘みも辛さも、レベルの高い次元で調和して、辛いだ甘いだなんて単純に表せないですね。なので、「水」と言う表現にしかなりません。
面白いことに気付きまして、チーズと一緒に食べたところ、酒がぐっと甘みと旨味が増しました。ワインでもなかなかない感覚です。
酒米は雄町、精米歩合は非公開ですが、とあるサイトには50%とあり、確かにそのくらいのスッキリさではあります。
COVID-19が落ち着くまでの限定酒となりますが、これ、低城主にしてもらえないかなぁと思うくらい、久しぶりに気に入ったお酒です。今回は買ってきてもらいましたが、自分で手に入れるのは難しそうです。
醸し人九平次は、以前別誂(べつあつらえ)も結構好きだったんですよね。こことの相性が良いのかな。
また飲みたいなぁ。