山形の老舗、冨士酒造といえば、無濾過生原酒が人気ですが、森のくまさんは、飯米である熊本産「森のくまさん」を使用したシリーズで、打ち上げの一部を熊本城復興に寄付するという、飲んだこちらも間接的に応援するシリーズです。
以前も買ったことのある「森のくまさん」ですが、今回は「熊太郎」のだそうです。
生活感ある食卓からお届けしております(笑
まず香りから芳醇。コシヒカリがベースとなっている飯米「森のくまさん」ですが、飯米を使ったお酒らしく、純米大吟醸とは思えないくらい、濃厚で芳醇な口当たり。米の甘みがぐっと濃縮されていて、よく表現される濃縮な果実系の甘さとはまた違う、酸味は抑えめで米感の強い甘みです。米本来の甘味というか。
でも、ただ甘いだけでなく、どっしり感も出ています。純米大吟醸酒の無濾過生原酒によくある、フルーティで軽やか…とは一線を画しています。なので、日本酒度-3.0とは言いつつ、後味のどっしりさと辛さも兼ね備えています。
2,3日経過すると、芳醇さはより増して、どっしりさも更に増した感じがします。でも、後味は尾を引く、というわけでもないのです。濃い味だけどしつこくない、引くところは引く、メリハリがあります。
東日本大震災のときも、福島のお酒を買って復興支援しました。今は世界全体がCOVID-19で、あらゆるものが自粛です。
なので、酒を買って、少しでも経済を回したいなと。ちょっとした楽しみは欲しいですしね。