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【府中誉】純米吟醸 渡舟 無濾過生原酒

百里基地撮影に行くたびに、帰りに買うお酒、茨城県は石岡市の酒造、府中誉の渡舟です。

【府中誉】純米吟醸 渡舟 無濾過生原酒

外光を遮断するために新聞紙で包まれたこのお酒は、「ふなしぼり」が多く紹介されていますが、コチラはそうではないタイプのようです。

【府中誉】純米吟醸 渡舟 無濾過生原酒

銘柄にあるように、酒米は茨城県産の酒米「渡舟(わたりぶね)」を使用、精米歩合50%と大吟醸に近い吟醸酒。無濾過で加水していない原酒ですが、その割にはアルコール度数は標準的な16~17度未満と記載されています。
酵母も茨城県産で、培養酵母とだけ書かれています。徹底して茨城ですね。
日本酒度は少しだけ辛口の+2。最も日本酒度はあくまで水との比重ですから、実際に感じる味と必ずしも一致するとは限らないのが、日本酒の面白いところ。

ほんのり微発泡系

上立ち香は爽やか。注ぐと少し泡立ち、微発泡系です。
冷酒で口に含むと、フレッシュなのにやや強めの甘み、酸味、旨味。そして少しだけ遅れて辛さがどっと押し寄せます。とにかくこれまで飲んだどの渡舟よりも、力強い味です。
何とも面白いお酒です。最初に来る口当たりはフレッシュさすら感じるマスカットですが、なかなかの力強い味で、その後どっと辛さが来るのです。とにかく力強いのに、その後の引きも抜群に良いです。戦闘機がアフターバーナーを使って、一瞬にして駆け抜ける家のような力強さ(書いてなんだが分かりづらい表現だw)
爽やかな口当たりと見せかけて力強い。妻は辛い辛いと言っていましたが、甘さの後に辛さが押し寄せるので、口当たりとキレは抜群に良いです。

本当に面白いお酒です。これは時間経過による変化も楽しみたいです。今のところ、力強さは継続中です。これはできれば一升瓶で買って飲みたいですね。

【府中誉】渡舟 純米吟醸 無濾過生原酒

茨城県は石岡市にある小さな酒蔵、府中誉のお酒。最近、百里基地撮影の帰りに焼き鳥を買って帰るのですが、待ち時間にてくてく数分歩いた先にある、地元の小さな酒屋さんで買ってきました。3月にも買っていますね

【府中誉】渡舟 純米吟醸 無濾過生原酒

光を避けるための新聞紙巻きのお酒、久しぶりに見ました。

【府中誉】渡舟 純米吟醸 無濾過生原酒

新聞紙に百里基地のある「小美玉」の文字が見えますね。酒造のある石岡市はそのお隣です。

前回、府中誉の渡舟 五十五純米吟醸がなかなかのお酒でしたので、今回も期待が持てそう。
やはり府中誉らしく、酒米は茨城県産の希少な渡船(短稈)を使用し、精米歩合は50%、酵母も茨城県培養酵母とあり、協会系とは違うのかな?

さて、こうした小さな酒蔵の、歴史の長いお酒は、昔ながらの…悪く言えば、ありきたりな辛口のお酒が多いのですが、こちらは素晴らしいの一言に尽きました!

微発泡系で、ごく僅かにガス感あり、日本酒度+2とは思えないくらい、米の甘味と旨味がしっかりとしています。もちろんどっしりさもありますが、まず口に含んだ最初は、マスカットの芳醇な甘みと酸味が押し寄せ、次に日本酒らしいどっしりとした米の旨味を感じます。
そしてそれがスーッときれいな余韻を残しつつ引いていきます。

え、これなかなかすごいお酒では? フレッシュだけど、決して軽くない。バランスが極めて高いですね。
都内ではまず出回らないお酒ですから、出会える機会は少ないでしょうけど、また次百里基地の撮影機会があったら、買いたいお酒です。
東京は緊急事態宣言が出てしまいましたので、しばらくは無理ですけどね。

どんな酒蔵なのか、ストリートビューで見てみたら、小さいながらも昔ながらの雰囲気の良さそうな酒蔵です。
横には直売所もあるようです。今度寄ってみようかな?