AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D、何度も紹介していますが、収差をコントロールできる唯一のレンズで、先ごろ生産完了となってしまいましたが、中古市場にはそこそこ流通しているため、ぜひ手にして欲しいレンズです。このレンズを使う前は、135mmという半端な焦点距離、使いみちがあるのかなと思いましたが、慣れると被写体と程よい距離間を保ちつつ、クローズアップできる焦点距離なんですよね。 個人的にこのレンズは、5~10m先の被写体を撮るのに適していますね。 ただ、比較的軸上色収差が出やすうレンズでもあるので、気になる方はRAWで撮って修正は必要だったりします。
Carl Zeissブランドなど、MFでも純正より高価なサードレンズもある時代ですから、選択肢はより広がっていると言えますが、MFニッコールなら手が出しやすい値段です。そして今時のレンズと違い、絞り値による描写の変化が大きいので、絞り値による表現の違いを出す事が可能です。最新設計のレンズは、絞り開放からシャープネスと美しいボケを両立していますが、40年以上前の設計の本レンズは、当然それと比較すると、古典的な描写となります。が、それが返って楽し買ったりもします。