ふと電気ブランが飲みたくなって、浅草の神谷バーで買ってきた

前から気になっていた飲み物ですが、その辺のお店では売っていないし、通販で買うのも何か違う気がして、折角の夏休みなので、浅草に行ってきました。

早目の時間に行きたかったのですが、昨日はRAW現像で時間がかかって、家を出たのが15時半過ぎ、夕立の雲が迫っていて、雷で電車が遅れ、大雨が降りましたが、何とか浅草へ。浅草はアーケードもあるので、濡れなくて済みました。

地下鉄駅から降りてすぐの神谷バー。明治13年、1880年創業の、日本で最も古いバーとして知られています。

神谷バーと言えば「電気ブラン」ですね。
電気ブランとは何か? 神谷バーのHPにはこう書かれています。

電気がめずらしい明治の頃、目新しいものというと”電気○○○”などと呼ばれ、舶来のハイカラ品と人々の関心を集めていました。

さらにデンキブランはたいそう強いお酒で、当時はアルコール45度。

それがまた電気とイメージがダブって、この名がぴったりだったのです。

デンキブランのブランはカクテルのベースになっているブランデーのブラン。そのほかジン、ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされています。しかしその分量だけは未だもって秘伝になっています。

http://www.kamiya-bar.com/denkibran.html

そう言えば、Yamaroの地元函館では、明治時代に青函連絡船が初めてできた時、連絡船の機関が「蒸気タービン」を採用、当時はまだ蒸気レシプロエンジンが主流で、高速機関である最新の「蒸気タービン」搭載の船は珍しく真新しかったことから、お店の名前に「タービン●●」と名付けるお店もあったとか。例えば「タービン理髪店」みたいに、迅速に散髪しますよ、と言う意味でつけられたようですが、日本人は昔からミーハーだったことが伺い知れます。

COVID-19でなければ、バーで一杯やりたかったのですが、時間もなかったので、バーに併設される売店で購入しました。

アルコール度数40%の「電氣ブラン」、30%の「デンキブラン」

大きく分けけて2種類の電気ブランがあり、アルコール度数が40%の「電氣ブラン」は、「電気ブランオールド」とも呼ばれているようです。度数を少し低めた30%の「電気ブラン」、そして40%の電気ブランの360mlの復刻ボトルも買ってみました。

見た目はブランデーですね。お店の人には、冷やした上でストレートで飲むのがオススメと言われましたが、今回は冷やす時間がなかったため、40%のボトルをストレートでまず飲んでみることに。

まずは40%をストレートで

香りはブランデー主体で華やか、しかし薬草も配合されているからか、ややスパイシーでミントのような香りもまじります。

口に含むと、さすがアルコール度数40度(40%)だけあって、くーっときますが、甘みも結構あって、度数の割には飲みやすい。もちろん、ウイスキーと変わらない度数なので、少しずつ口に含むのがベスト。がぶ飲みは危険。

ブランデーの甘さの中に、スパイシーさとミントのようなさっぱりさもあり不思議な感じです。

通はビールをピッチャーに飲むとのことで、それも試してみたら、ビールが確かにピッチャーとして合いますね。

分類上は「リキュール」、つまり蒸留酒に混ぜものをした混成酒なので、そのまま飲んでも良いし、ロックでも、炭酸水で割るのも良さそう。コーラなどと割って飲むのも相性が良さそうです。

デンキブラン今昔というペーパーもついてきた

デンキブランは、明治時代から庶民の味として親しまれたと書かれていて、今でも1杯280円とリーズナブル、720mlボトルも1000円前後とリーズナブルで、独特の味ですから、今でも庶民的でオンリーワンな飲み物というのもうなずけます。

今回はストレートとロックで試しましたが、次は炭酸で割る、というのもやってみたいですね。

https://www.oenon.jp/company/group/godo.htmlところで、製造しているのは合同酒精と言う会社なんですね。この電気ブランは千葉の工場での生産のようです。合同酒精は2003年創業なので、それ以前はどこで作っていたのかな?

【埼玉】2020年の日窒鉱山から

日窒鉱山に最初に訪れたのは2007年頃かな?、以来定期的に訪れていますが、Webに掲載しているものでは、2014年が最後となっていました。また、Web掲載分も、古いものはjava scriptやFlashでHP作成したものもあり、今では見られないものもあるため、過去の写真については、いずれ現代の環境に見合った解像度で再掲載したいとは思います。

この十数年の間に、既に取り壊された建物や、老朽化による倒壊した建物、まだかろうじて残っている建物等色々ありますが、他の方のHPなど、更に昔の画像と比較すると、随分時間が立ったために、老朽化がさらに目立つ建物が増えてきて、すっかり風景も変わってきました。

毎年、この時期は、後輩と廃墟撮影ツアーを組んでいましたが、今年はCOVID-19が蔓延しているため、1人での撮影となりました。立ち寄り地も極力少なくし、片道移動3時間ほどかけてやってきました。

2007年の写真と比較すると、ここからの風景だけは昔のままでした。

日窒鉱山は、現在でも(株)ニッチツ結晶質石灰石を採取している現役の鉱山施設があり、当然その部分は立入り禁止です。
お盆期間中ですが、平日だけあり通常通り操業していました。

BRONICA S2でも撮影

この日は、BRONICA S2による最後のNEOPAN ACROS(現行のII型になる前のフィルム)を使用し撮影、そちらの写真は現像仕上がってスキャンしたら掲載するとしましょう。
※スキャン完了しましたので、モノクロ編も御覧ください

慰霊之碑

お盆時期だけあり、慰霊之碑には飾りとお供え物が置かれ、そして殉職したニッチツ職員の霊を慰めていました。

鉱山住宅の廃墟も、年々老朽化が進んでいますが、残る遺構を撮影します。廃住居には、かならずある一升瓶。今では一升瓶と言えば日本酒ですが、昔は醤油など調味料も一升瓶でしたね。酒屋に空き瓶を持っていくと、10円程度で引き取ってくれたものです。

猛暑日が続く中、日窒鉱山付近の気温は30℃程度と、40℃に迫る関東圏の中では涼しい方ですが、湿度がかなり高く、不快指数MAXな状況でした。

鉱山住宅を訪れる

日窒鉱山住宅は、渓谷の斜面に建てられている物が多く、現役だった頃は、もう少し木々も少なかったのでしょうが、ベランダからすぐ下が傾斜地、というのも、今では中々考えられない立地です。よくこんな場所へ建てたなと感心します。

写真のこの住宅は、残留物から、恐らく子供のいる家庭が住んでいたのでしょう。女児向けの靴や、小学校の教科書が残っていました。
しかし、ほとんどの家具は、引っ越す際に持っていったのでしょう。本のようにかさばるもの以外は、比較的残留物はありませんでした。
電気信管の木箱は、日窒鉱山ではよく見かけるもので、箱を再利用していたのでしょうね(まさか家庭に信管を持っていくとは思えないですし…)

ビデオテープが重ねられていた部分、トリミングすると、「ご自由に、お持ち帰り下さい。」のテプラが貼られ、その上には懐かしいタイトルのテープが。特に上から3本目、ご存知のあなたは間違いなくオッサンです(笑

建物的には、90年代後半に使われなくなったと推察します。

公衆浴場跡へ

公衆浴場跡、昔は入口に木の板で封をされてもいなかったのですが、不法侵入対策ですね。もっとも、横の扉は開きっぱなしですが…

公衆浴場横の鉱山住宅は、ここの中では比較的新しい部類のものですが、アクセスしやすい場所のせいか、ベランダのガラスを割られたりするなどあったため、現在は明確に立入禁止としています。遠くから眺めるだけにします。

日窒鉱山住宅の象徴だった住宅は今

かつては、日窒鉱山住宅でも最も規模が大きい建物だったここは今、建物の半分が倒壊して撤去され、残った建物も倒壊の危機にさらされています。

2013年までは健在だったこの木造アパートは、翌2014年2月の大雪で、ついにその半分が倒壊してしまいました。その前後は、こちらの写真をご確認いただくとして、その後、倒壊したアパートの廃材は撤去されました。残る半分も、横から見ると、建物がくの字に変形しており、いつ倒壊してもおかしくない状況です。

鉱山住宅も、重機が入りやすい建物については、10年ほど前に大幅に解体されたものの、傾斜地など重機が入りづらい住宅については、解体が難しいためか、現在もそのまま残されています。ここも倒壊を待つだけの感じでしょうか。これが最後かなと思って毎回撮影しています。
ちなみに、白い結晶質石灰石が積まれている場所も、かつては鉱山住宅があり、この木造アパートよりはずっと新しいものでした。

売店跡周辺

売店跡、ここも老朽化が進み、窓ガラスの欠損が増えています。中には以前はスロットゲーム機など残されていましたが、今はどうなのだろう?
このあたりから、ピーカンだった空は少しずつ雲が広がってきました。この日の天気予報は午後2時位から雨になるとの予報。早めに撮影を進めます。

売店後ろの廃住宅群

売店の裏手には、解体されずに残った古い鉱山住宅が今でも残っています。売店裏手の建物は平屋なので、倒壊しても危険は少ないという判断でしょうか? 更に奥の傾斜地にも何軒かの鉱山住宅があり、ここは解体が難しいので放置状態のようでした。

さて、青空はすっかり雲に覆われてきました。そろそろ切り上げないと…

最も高台にある鉱山住宅

1枚目の写真、夏だと木が生い茂って、初めての人だと気づかないでしょう。ここにも鉱山住宅があります。今回は時間がないので、眺めるだけ。ここへのアプローチは結構な急斜面を上がらなければなりません。なお、2013年に、この鉱山住宅は訪れていますので、当時の写真をご覧ください

それにしても、今にも降り出しそうです。

大雨が降ってきた…

そしてついに雷が鳴り、慌てて車に戻ると大雨が。写真でわかるくらいの大粒の雨です。ということで、撤収します。何せここまでの道のりは断崖絶壁で落石注意の箇所が多く、雨で土砂崩れが発生したらひとたまりもありません。道路も川になっていたので、慎重に運転しながら帰路につきました。

撮影に2時間、往復で6時間…。

素掘りのトンネル

素掘りのトンネル

暑かったのが、一気に大雨で道路が冷やされて立ち込めるモヤがトンネル内にも。ここは日窒鉱山へ続く道の最後のトンネルで、素掘りです。電灯も一切ありません。初めて通ったときはかなりびっくりしました。暗くて怖いです。ちゃんと中央は道幅が広くなっていて、すれ違いに対応しています。

ということで、久しぶりの日窒鉱山でしたが、やはりもう少し撮影時間が欲しいですね。そして、真夏ではなく、春か秋口の天気の良い日に来たいです。

久しぶりの厚木基地撮影

夏休み期間中の航空機撮影、横田基地に行こうかも迷ったのですが、横田は前々日のホーネット飛来、そして行ってしまったので、祭りのあとと言う感じですし、のんびり撮影したいなぁと言うことで、厚木基地に行ってきました。2年ぶり?

P-3C (5074)

気温は37℃、猛暑?酷暑? とにかく、水分補給はしっかりと、他にギャラリーもいないし、綾瀬スポーツ公園はしばらく来ないうちに駐車場も有料になったようで、ここにもギャラリーはいなかったので、いつも厚木ではここ、と言うスポットで、上がりを撮ろうかとスタンバイ。車で待機しながらなので、日陰で楽なんですわ。

午前中は残念ながら撮影成果ゼロ。
気を取り直してまず降りてきたP-3Cを撮影。しかし、以前と比べるとP-1哨戒機が増えて、P-3Cは退役が進んでいる感じですね。

米海軍のMH-60Rが上がりましたが、その後しばらくは成果なし。遠方には、退役したSH-60J(8263)と、その奥にはP-3Cの残骸が置かれていました。どちらも退役が進んでいる機体ですね。

そして、今日はもう撮影諦めようかなぁと思っていた時、ラジオが入りまして。

P-1の5504号機飛来。どうやらローパス訓練だったご様子。ちょうど撮影ポイントが良い場所でした。かなり近い!

何度もローパスしていきます。ギャラリーは他にいなかったので、自分だけ撮れて、ちょっと嬉しいですね。

他にもP-1が降りてきていましたが、5504号機だけが、何度もローパス訓練を繰り返していました。

大型機の切り取り方のトレーニングになったかな? ロクヨンでテレコンなし、写真は一部トリミングしていますが、ちょうど600mmで良い感じに切り取れました。天気も良かったので、久しぶりに青空背景で撮れた気がします。

UH-60L (96-26702)

珍しく米陸軍機のロクマル、米陸軍機はよく分かりませんが、レジ番号から、UH-60Lらしいです。

最後に、部隊マークもない米海軍のC-40A(B737-700ベースの輸送機)が離陸して、ここで撮影終了。

たまには戦闘機ではない機体を撮るのも楽しいですね。写真の切り取り方の勉強にもなりますし。

東武動物公園に行ってきた

毎年、子供が行っている保育園は東武動物公園への遠足があったのですが、今年はCOVID-19でなくなってしまいました。息子は動物好きなので楽しみにしていたので、せっかくなので夏休みのこの機会を使って行ってくることに。
動物園ならソーシャルディスタンスが保てるかなと。

今回は子供たち、各々カメラを持参。どちらも妻のお下がりのNikon COOLPIX S6100と、FujifilmのZ200 fdです。
自分も妻のD3400に、やはり便利ズームのTamron 18-270mmで撮りました。D850にしようか迷ったけど、妻はお留守番で、子供を抱っこすることも想定すると、軽量機材に越したことはないです。

一生懸命撮ってますね。
いや、それにしても猛暑日だったので、水分補給しつつ、アスファルトの輝返しに耐えつつの散策でした。動物たちも暑そうでしたね。みんな日陰に集まってじっとしていました。

動物ふれあいは人数限定で

COVID-19の影響はここにもあって、動物とのふれあいハウスは、時間限定、参加者限定で、事前に整理券を配っての参加でした。

モルモットとうさぎ、それぞれ行ってきましたが、子供らはここが一番楽しかったみたい。うさぎは生後2ヶ月で、カメラが珍しいらしく、ずっと見ていました。

最後に、馬に餌やりして、どうしても乗りたいというので、乗馬体験してきました。

撮影はTamron 18-270mmのみでしたが、こういう撮影には本当に便利で、軽量機材で、ズームアップから広角から何でも撮れちゃいます。
もちろん画質は、一般ズームや単焦点に劣りますが、レンズの付替無しでシームレスに何でも撮れるのは、撮影がメイン、というのでなくあくまで思い出の記録として使うのであれば十分です。

前回のサイボクハムでの撮影では、手ブレ補正の初動の揺れ戻しによる歩留まりの悪さが気になりましたが、今回はちゃんと構えてシャッターも一呼吸置いて撮影したら、歩留まりもましになりました。
値段なりのレンズですが、使い方を気をつければ、十分使えるレンズです。
ただ、気をつけないと、と言う時点で、初心者向きのレンズではなく、評価が分かれるレンズというのも頷けますね。

【寒菊銘醸】九十九里 オーシャンビール バイツェン

いつも日本酒ばかりあげていますが、たまにはビールでしょう。ということで、先日木更津で買ってきた九十九里オーシャンビールを開けてみました。

【寒菊銘醸】九十九里 オーシャンビール バイツェン

いわゆる地ビールです。一時期地ビールが盛り上がり、各地で作成されましたが、値段の高さからか、下火になってしまいました。ただ、最近はまた盛り返しているような印象もあります。
熟成されて定着してきた感じでしょうね? ビールはよく飲み界では一杯目で飲まれますし、質より量的な感じもありますが、質にこだわったビールは高いけど美味しい、グビグビ飲むのではなく、味わって飲むものですね。

さて、九十九里オーシャンビールは5種類ありますが、全種類買うのはお金が…ということで、選んだのがバイツェンです。

寒菊銘醸のHPより画像引用

軽めでスイート寄り、だそうです。ところで瓶には「バイツェン」と書かれているのに、HPには「ヴァイツェン」となっていて、そこは表記統一して欲しいところです。

濁り系で、注いでみると、一般的なビールのような透明感はなく、やや濃い目の色で濁っています。飲んだ感じは、濁りらしい酵母感もありつつ、でもしつこくなくサラッと飲める感じです。甘さも適度にあり、飲みやすいビールですね。

【寒菊銘醸】九十九里 オーシャンビール バイツェン

アルコール度数は5%で少しだけ低め、口当たりは爽やかで、個人的にはもう1本飲みたいなーと思わせる感じですね。

Tamron 18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC PZD (B008TSN)を手に入れたので、サイボクハムでフィールドテストしてみた

Tamron 18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC PZD (B008TSN)、ものすごく格安で出ていたので、試しに買ってみました。中古ですけどね。

買ってすぐ出鼻をくじかれるレンズ認識不良w
なんというか、D300時代に買ったTamron 17-50mm F/2.8 Di VCもAFが突如動かなくなって、シャッターが切れないという不具合出たことありますが、あの頃の品質のままなんですかね…。
最近は、TamronもSIGMAも、純正に引けを取らない、あるいは超えるレンズも出していて、昔ほどレンズメーカー=安物の粗悪品と言うイメージはありませんが、このレンズは元々が10年以上前に発売された設計の古いレンズ、それをコーティングリファインして出しているものですからね。

一応、半年保証付き中古なので、再発したら修理してもらうか返金してもらうとして(すぐ売り払うかもしれないけど…)、サイボクハムに遊びに行きがてら、D3400に装着して撮影テストしてみました。

サイボクハムに行きました

サイボクハムは、ハムや豚肉、生鮮食品やお茶などの販売、その場で焼いたハムや肉を食べられるフードコートやレストラン、温泉に子供の遊具もあり、行けば1日遊べるところです。

とりあえず、腹ごしらえしました。美味かったです。やっぱりちゃんとした肉は違いますね。

サイボクの森

しばらく来ていませんでしたが、以前あった遊具のある公園は規模縮小し、代わりに有料だけど、広々としたアスレチックのある公園ができていました。

さっそく、Tamron 18-270mmのテストです。上の写真も全て、Tamron 18-270mmで撮影しています。

重量は450g、AF-P 18-55mmと比べると大きいものの、重量は一昔前の標準ズームと大きく変わらないですね。これなら、1本だけ持っていくのに苦労しない重量です。

AFは、定在波型超音波モーター「PZD(Piezo Drive)」を搭載しています。が、フルタイムマニュアルフォーカスは不可能で、AF時にAFリングが動く古典的なタイプ。したがって、超音波モーターとは言え、ギヤを経由するため、モーター音自体はDCモーターより静かですが、速度は遅くもなく速くもないといった印象。

肝心の解像力ですが…。これが非常に評価し難いというか…。正直解像力云々の前に、歩留まりが悪い、これに尽きます。

手ブレ補正VC(Vibration Compensation)が悪さをしている!?

そこそこ解像している画像もアレば、ボヤボヤの画像もあり、何だこの不安定さは?
そこで画像をよく見てみたところ、どうもブレによるもののようです。VCがついているレンズのはず、なのにブレる!?

作例1、ぼやっとしているなぁとよく見ると、ブレているんですよ。
同じ場所から、作例2では、そこそこ解像しているのがわかります。露出補正の関係で、この2枚はシャッタースピードが違いますが、それにしても、ブレている側の写真でも1/200秒。手ブレ補正なしでも、しっかり構えていればまずブレないし、4段分の補正を謳うVCなら、当然ブレるはずはないのですが。

このカットは焦点距離50mm、f9, 1/125秒ですが、VCなくても触れないシチュエーションのはずですが、2枚目のトリミング、息子の紐あたりに注目してください。二重に見えますよね。被写体ブレではなく、上下方向にブレが発生しています。それも画像全体。
これはもうフォーカスの問題ではなく、手ブレ補正の誤作動と言っていいでしょう。
手ブレを補正するはずが、自らがブレを発生させています。

VCが安定するまで時間がかかる?

実は、以前使っていたTamron SP 17-50mm F/2.8 Di VCも同じような挙動がありました。
Tamronは、2000年代後半から、積極的に手ブレ補正レンズを発売しています。当時はNikon純正が、やっと標準ズームやミドルクラスの望遠にも手ブレ補正を搭載し始めたことで、その中でもTamronは割と積極的にVC機構を展開していました。

ただ、TamronのVC、最近の設計の新しいレンズは分かりませんが、2010年代初頭までのVCは、効き始めにガコッと画面が揺れる感じがあり、これはNikonのVRにはない動きです。シャッター半押しでいきなり全開で手ブレ補正を駆動させているようですが、これが安定するのにコンマ何秒かのラグがあるのでは? と推測します。

安定してしまえば、ちゃんと手ブレ補正は効く感じです。が、その待ちってシャッターチャンスに大きく影響します。これは動き物にはあまり使えない印象です。

ここでAF-S 35mm f/1.8G EDに交換してみたら…

(Dではない方)と書いたのは、DXではない方、と書きたかったのですが、抜けていました。

高倍率ズームとフルサイズ用の単焦点レンズを比較するのは酷ですが、手ブレ補正のないAF-S 35mm f/1.8G EDのほうが、ブレもないし、当たり前ですが遥かに描写力は高いですね。ピントの合うところはシャープ(カリカリではないのがよい)、ふっとボケていくのが良いですね。フルサイズ用レンズですが、今回DXのD3400でも相性が良いことがわかりました。

同じ35mmで、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gも持っていますが、あちらの描写は滲む感じがあってもう一歩なところがありますが、DX専用ではない35mmは、開放から安心して使える描写。さすが、レンズは開放で使うべきと豪語する設計者のレンズだけあります(笑

レンズをTamron 18-270mmに戻してみる

やはりAFの遅さ、AF-Cは絶望的です。AF-P 18-55mmが、安いレンズなのに爆速AFになったのと比較すると、なんとも遊牧的です。

でもハマった時、割と良い描写をするときもあります。ここがこのレンズの評価の難しいところで、歩留まりが良くないけど、ちゃんと取れたときは割と解像しますし、ボケ味も高倍率ズームと考えると、背景を考慮すれば案外悪くないです。開放で、ピントが合った面の周囲似まとわりつく、収差による滲みも、個人的に嫌いではないです。

これなんか、絞り開放ですが、ボケのつながりも悪くなし、背景も木の枝の部分はボケがうるさいですが、ズームと考えるとそんなに悪くもないです。

遠景の解像力は絞ってもちょっとひどいこのレンズ、近場でのフォーカスでは良くなります。遠景より近場重視の描写、フォーカスになっているのかな?


このレンズ、残念ながら、絞ってもあまり解像力は向上しません。
特に無限遠はだめです。その代わり、開放で撮ってもそれなりに解像力が出ます。VCが安定すれば。とりあえず、保証期間のうちに一度メーカー修理は出してみたいです。


新品でもお安いです。が、私はこの半額以下で買っているので、中古をうまく探すのも良いかな。中古も保証付きをおすすめします。

そして今回、やっぱりこのレンズ良いな~となったAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED、DXのカメラでもフルサイズ用が良いです。画質が全然違います。

三井アウトレットパーク木更津へ

夏休み初日、元々は帰省も想定して妻も休みをとっていましたが、このご時世ですから、帰省は取りやめにして、屋外が多く、ソーシャルディスタンスもある程度保てる、三井アウトレットパーク木更津へ。

明治屋アウトレット

明治屋ってジャムのイメージですが、ジャム以外にも輸入品のお酒や缶詰、調味料など売っていまして、ワインとタバスコ3点セット、おつまみ缶詰なんかを買いました。ここ、いいね。

アウトレットですが、金曜日とは言え客は少なめですね。だからなのか、各店とも値下げ幅も大きくて、Tシャツ類なんか、2枚で1500円くらいで買えたり、ちゃんとしたジーンズが千円強だったり、ちょっと信じられないくらい安いお店もありました。
売上的に厳しいのでしょうね。本来、在庫を安く売るためのアウトレットモールのはずが、客が来なければ在庫を抱えることになります。
とは言え、COVID-19も拡散していて難しい状況ですね。


アウトレットから見える観覧車。

KISARAPIAの観覧車。

アウトレットお隣の、KISARAPIAの観覧車。
うちは子供たちも妻も、怖いと言って乗りたがりません…

夜は良い感じにライトアップされています。
写真できれいに撮るのは難しいですね。

帰りは故障車渋滞がひどくて遅くなってしまいました。ま、夏休みだしいいか…。

【タカハシ酒造】天遊琳 夏純

怒涛の3連チャンの日本酒記事であります(笑

さて今日から私は夏休みですが、昨日の仕事帰りに買ってきたお酒を紹介しましょう。
COVID-19の影響で、電車通勤から自転車通勤に切り替えた結果、通勤ルートに酒屋があるという…なんということでしょう(笑

さてその酒屋さんですが、中々通なラインナップでして、行くたびに何を買おうか迷ってしまいます。

【タカハシ酒造】天遊琳 夏純

今回は、前から気になっていた「天遊琳」の夏酒を買ってみました。三重県のお酒ですが、四日市の酒造です。三重のお酒は、「作(ざく)」を筆頭に中々侮れないのです。

精米歩合は60%で、酒米や使用酵母などは非公開、購入時に最彩の店主より、「冷酒では生姜やミョウガとよく合います。ぬる燗で、冷製パスタにも合いますよ」というアドバイスを頂きました。

まず注いだ時の吟醸香、これは非常に爽やか。強い香りではなく、ほんのりきれいに香っています。
夏酒だけに、口に含んだ第一印象は、さっぱりした中に、米の控えめな甘み日本酒らしい辛さとが、どちらも押し付けがましくない爽やかさを演出。
精米歩合60%ですが、雑味感がなくクリアでさっぱりとしていて、スーッと引いていく印象。
夏酒の王道を行く感じですね。

【タカハシ酒造】天遊琳 夏純

今回買った酒屋は、「神亀」「与右衛門」「るみ子の酒」「生酛のどぶ」など、埼玉の「神亀」以外はどれも関東での流通が少ないですね。どのお酒も甘すぎない、食事の味を邪魔しないお酒です。

休み中は、この酒で過ごしたいと思います。一升瓶だけど、休み明けまで持つかな?

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison

醸し人九平次で日本酒界では有名な萬乗醸造。COVID-19でお店で飲むというのがまだ難しい情勢、家飲みのためのお酒、だそうです。La Maisonは仏語で家、ということで、まさに家飲みようということです。

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison

この前の甲子林檎の写真は、D3400にキットレンズのAF-P 18-55mmで撮っていますが、今回はD850にMicro 60mm、やっぱりボケ方が違いますね。

それはさておき、蔵元のコメントには…

雄町特有のボタニカルな香りに加え、ハッサクのような和の実が大ぶりな柑橘を連想する香り。味わいも香りと同じように和の柑橘を口にしたような旨味・酸味・苦味をを連想します。特徴的なのは旨味のアタック、そして心地よい苦さ。味わいのバランスが整っており、穏やかかつ、落ち着いた印象を受けます。気軽にゆっくりと楽しんで頂けたら幸いです

だそうですが、開栓初日のYamaroが飲んだ最初の印象は

「うん、水だねこれは」

これは決して味がないと言っているのではありません。もう、スーッと入っていくんですよ、水を飲むかのように。
通常、日本酒でもなんでも、アルコール類は酒を飲んでいる感覚、つまりアルコールそのものを明確に感じるものです。が、La Maisonはそういう、アルコールを飲んでいるぞ、という感じではなく、水のごとくスーッと入ってくるのです。この感覚は、めったにあるものではないです。

そして、ハッサクかと言うと…そこまでの酸味は感じませんね

いや、美味いんですよ。食事の味は邪魔しないし、酸味も甘みも辛さも、レベルの高い次元で調和して、辛いだ甘いだなんて単純に表せないですね。なので、「水」と言う表現にしかなりません。

面白いことに気付きまして、チーズと一緒に食べたところ、酒がぐっと甘みと旨味が増しました。ワインでもなかなかない感覚です。

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison

酒米は雄町、精米歩合は非公開ですが、とあるサイトには50%とあり、確かにそのくらいのスッキリさではあります。

COVID-19が落ち着くまでの限定酒となりますが、これ、低城主にしてもらえないかなぁと思うくらい、久しぶりに気に入ったお酒です。今回は買ってきてもらいましたが、自分で手に入れるのは難しそうです。

醸し人九平次は、以前別誂(べつあつらえ)も結構好きだったんですよね。こことの相性が良いのかな。
また飲みたいなぁ。

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

ブログで書きたいことが色々あって、掲載が遅れてしまったお酒。撮影は先月末。当然もう飲みきってしまっています。

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

白ワインに多く含まれるリンゴ酸を多産する、協会77号酵母を使用したお酒、酒米は五百万石(らしいです)、日本酒度は-18と甘めのお酒になりますが、リンゴ酸酵母ということでさっぱりとした酸味があり、よくある日本酒度の低い甘口のお酒とは印象が異なります。
林檎シードル?とまでは行かないものの、それに近いスッキリサッパリさがあり、甘すぎないため、割と食事の味を邪魔しない感じです。

さっぱりとした酸味を基調として、すっきり系な甘さ、爽やかな微発泡感もごく僅かですが感じられます。
まさに夏にぴったりなお酒です。

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

裏はラベルではなく白文字の印刷となっていて、残念ながら写真だとちょっと分かりづらいですね。

アルコール度数は、少し低めの15度、白ワインに多く含まれるリンゴ酸のおかげで、確かにいわゆる日本酒っぽさよりもワインやシードル形に似た味となっていて、女性好みしそうな感じです。
あっという間に開けてしまいました…

アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします