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初代Fire TV Stickが遅いので第2世代に買い換えた

Amazon Prime会員になってすぐに買った初代Fire TV Stick、買ったのは2015年あたりなので、かれこれ5年使っていますが、購入当時と比べてPrimeビデオもコンテンツが大幅に増えて、追加アプリも増えた結果、かなり動作が重くなってしまいました。
立ち上がりも2,3分かかるようになり、ボタンのレスポンスも相当遅くなってしまい、古さを感じるようになったので、買い替えてみました。

なんと今なら4,980円のところ、2千円引きの2,980円! Amazonは時々自社ブランドの製品はタイムセールで大幅値引きするので、買うならそういうタイミングですね。Fire HDもタイムセールで買うのが吉です。

第2世代のFite TV Stickも、登場は2016年10月なので、もう4年近く前なんですね。

ただ、CPUやGPU、WiFiは大幅に強化されています。
初代はCPUがBroadcom BCM28155 1.0 GHz Cortex-A9なのに対し、第2世代はMediaTek MT8127DクアッドコアARM 1.3 GHzに強化されています。
WiFiも初代は2.4G帯にしか対応しませんでしたが、第2世代は11acの5G帯に対応しています。
うちのテレビはまだ4Kではない、REGZA ZG2なので、これで十分です。今どきの4Kテレビなら、大手のミドルクラス以上なら、Primeビデオに標準で対応していますしね。

新しいFire TV Stick、なんと言っても、リモコンがAlexa対応になっているのが大きいですね。Wikipediaによれば、2019年に、Fire TV Stick 4Kに付属のリモコンと同じものが、2Kモデルの第2世代のStickにも同梱されるようになったとのこと。

番組を検索する際に、従来はスマホ側のPrimeビデオアプリから探して、Fire TVに飛ばす、と言う操作が必要だったのが、Alexaで解決できるなら、操作性は大幅に改善されると言っていいでしょうね。

Fire TV Stick 第2世代(左)と初代の比較

第2世代と初代の比較。まずStick本体が、第2世代の方が大きくなっていますね。
リモコンも、初代はシンプルでしたが、第2世代のリモコンは、Alexaに対応、かつテレビを直接操作できる赤外線に対応した、リモコンとしては第3世代にあたるものが付属しています。

リビングのテレビはほとんど子供たちが見るのに使っているので、まだリモコンは試せていませんが、子供らがAlexaを使うようになったら、リモコンの取り合いになりそうですね~。

取り付けてセットアップしただけで、まだ動作は確認していません…

Dynabook R73/PBのWifi6(11ax)化成功!

前回、手持ちのサブ機のノートPCである、Dynabook R73/PBのWifi6かをすべく、intel AX200無線LANカードと、M.2(NGFF)をminiPCI-Eに変換する下駄を導入したのですが…。肝心のAX200側のアンテナ端子がMHF4という、それまでのAC7260のU.FL端子より小さく、接続できないとうことがわかりました。

PC搭載のアンテナを流用するのであれば、U.FLをMHF4に変換するケーブルを使うのですが、その変換ケーブルは現在Amazonなど各所で品切れ、または在庫があっても高価です。ということで、こちらをポチってみました。

MHF4端子付きWiFi/Bluetoothアンテナ

MHF4端子のWiFi/Bluetoothアンテナです。本来であれば、配線の長いものを買って、ノートPCに搭載されているものから入れ替えたいところですが、引き直しが面倒なのと、いずれ変換ケーブルは手に入ると信じて、今回は妥協案で、ケーブルが短いものをチョイス。
ちなみに純正アンテナ…と言っていいのかな、元々のアンテナは、ディスプレイの枠内に配されています。

MHF4端子はかなり小さい

アンテナを無線LANカードに接続。いや~、MHF4は端子がかなり小さく、その割に硬いので接続に苦労しました。

アンテナ端子、小さいくせにかなり硬いので、下駄から一度無線LANカードを外して、ペンチでぐいっと押し込みました。いや硬いね。もう外せないんじゃない?
あとはPCの本体底面のパネルを外して、カードを入れ替えるだけです。

やっつけ感のあるアンテナ配置

問題なく入りました。アンテナは、とりあえずDVDドライブとキードード裏辺りに貼り付けました。

復元して起動させます(Dynabook R73/PBは分解を伴った場合はBIOSチェックが入り一度電源が落ちます)。

AX200のドライバはintelのサイトからダウンロードできますが、特にドライバを当てなくても、勝手に繋がりました。ということでとりあえずは成功です。一応、ダウンロードした最新のドライバもインストールしました。さてどんな塩梅かな?

Wi-Fi 6 (802.11ax) WPA3-パーソナルで接続できた

Wifiのプロパティを確認したところ、きちんとWi-Fi 6(802.11ax)で接続されていることを確認。最新の暗号化のWPA3にも対応しました。

WPA3も対応の無線LAN機器同士でないと使用できませんが、最近制定されただけあって、我が家でもWPA3に対応しているのは、これまでXperia 1(SO-03L)のみだったので、これで古いDynabook R73/PBが対応2台目となりました。

リンク速度は概ね1.4~1.7Gbps

リンク速度は、AX200の仕様上、最大リンク速度が2.4Gbpsですが、概ね1.4~1.9Gbpsで接続されているようです。
無線LANルータまでは比較的近い場所なので、やはりアンテナの場所が良くないのかもしれないですね。
液晶の枠内まで届く長さのケーブルのアンテナを買うか、コネクタ変換アダプタがAmazonに再入荷するのを待つか、という感じになりそうですが、とりあえずは、1000Base-T有線LANを上回るリンク速度は出ているので、良しとしましょう。

Dynabook Wifi6(11ax)化を試みる、が…

せっかくWRX-5950AX12を導入して、無線LAN環境をWifi6(11ax)化したのに、Wifi6対応子機はまだ我が家にありません。

ということで、最近COVID-19のクラウド解析などで割と使用頻度が多くなったサブPC、東芝の(今はSHARPもとい鴻海…)Dynabook R73(R73/PB:2015年春モデル)のWifi6化に着手してみます。

元々、Dynabook R73の無線LANカードは、Wifi5(11ac)対応のIntel AC7260が搭載されています。Bluetoothユニットも内蔵していて、11acの無線LANカードとしては安定性など定評あるカードです。
今回は、これをWifi6対応品に交換します。

ただ交換するだけなら簡単なのですが…。単純にカード交換で済まない事情があります。
というのも、現在、Wifi6対応の無線LANカードは、M.2接続が主流となっていて、それ以前に多く採用されていたminiPCI-Express(mPCI-e)はほぼ使われていません。

※ほぼ…と書いたのは、極稀にmPCI-EのWifi6対応カードが存在するらしいのです。

知人のfacebookで、とてもマニアな方がいて、ThinkPadの無線LANカード(ThinkPadは専用品以外は簡単に交換できないことで有名)やキーボード交換、液晶パネル交換、BIOS改造もやっている方がいて、その方の記事を参考にしてみましたが、奥が深いのなんの。
その中で、M.2(NGFF)をmPCI-eに変換する下駄があることを知りました。

触発されたわけではないですが、良いタイミングなのでね。
ということで、まずは部品調達。

※これ以降の記事は、電子機器の分解を行います。参考情報とし、個人の責任の下実施します。静電破壊には特にお気をつけください。

M.2(NGFF)をmPCI-eに変換する下駄

あるんですね…変換下駄。そして、無線カードは、Wifi6対応で、安定性を考えるとintelだよねということで、無難にintel AX200をチョイス。2×2ストリームで、最大2.4Gbpsでリンク可能です。

付属のネジ1本で簡単固定

まず無線LANカードを下駄に差し込んでネジ止め。ちゃんと挿入できました。動くかは別として。

次にDynabook R73を分解します。と言っても、裏返してバッテリを外し、パネルのネジを外すだけで、極めて簡単。Dybanook R73でも、2015年春モデルのR73/PBは、なぜかあまり情報がない機種なんですよね。買ったのはヤフオクの新古品ですが、もともとビジネスモデルでも出ている地味なPCですが、整備性良さとかは、ベースがビジネスPCらしいですね。
なお、R73シリーズは数年と改良されながら割と長く販売されていましたが、R73/PBについては、系統としてはR734シリーズの系列で、実際分解写真もR73シリーズの後期型のものとは違い、R734シリーズに近い配置です。

R73/PBの無線LANカードは、幅広のFPCの下に配されているため、まずはFPCを外します。

FPCのコネクタラッチを上げたところ

幅広のFPCは、コネクタに黒いラッチが付いています。仕事柄、この手のFPCの着脱をよく行いますが、このラッチはあまりつけ外ししないため強度がなく、爪折れしやすいです。慎重に左右均等に力がかかるように持ち上げてください。そうでないと、爪が割れてしまいます。そうなると、FPCをコネクタにしっかり圧着できなくなります。
爪だけの交換は、出来なくはないですが、かなり難しい、ほぼ無理と思ってください。何しろ爪だけの入手が出来ません。この手のコネクタは、数百とか千ロット単位で、コネクタと爪のアッセンブリでしか供給されません。まして個人でとなると難しいです。同じ機種のジャンク部品から流用するしかないです。

FPCが外れたら、後は簡単で、無線LANカードにつけられているアンテナをコネクタから外します。少々硬いので、強度のあるピンセットで外すのが無難です。アンテナを外したら、ネジ1本外せば、無線LANカードを取り外せます。
しかし、ここでYamaro、重大な事に気づきました。

AX200(左)と外したAC7260

アンテナ端子のサイズが違う!!

そうです。新しいAX200、アンテナ端子のサイズが小さくなっています。当然、接続はできません…。仕方がないので、一旦元のAC7260に戻します。

調べると、AX200の端子はMHF4という形状、AC7260はU.FLと言う形状でした…。
変換ケーブルを探すと…あるんですね。いや正確に言うと、ものとして存在はしていたけど、在庫切れでした。

残念…。なので、代替手段に出てみます。お手軽交換のつもりが、ちょっと面倒な感じに。ですが、こんなのは自作PCやカスタマイズやっている人なら当たり前。

続く…?

寝室の無線LAN環境改善にWiFi中継機WEX-1166DHP2を導入

前回のブログでは、BuffaloのWiFi6対応無線LANルータWXR-5950AX12を導入した記事を書きましたが、予想はしていましたが、あれだけアンテナがニョキニョキの製品でも、どうもうちのマンションでは、ルータの対角線上にある寝室までのWiFiの電波の通りが悪く、あまりやりたくはないですが、中継機は必要だよね、ということに。

今回、WXR-5950AX12導入で、リプレースの対象になった古いWRZ-1750DHPを中継機に回しても良かったのですが、なにせ古いので、今回はまたまたアウトレット(ただしバッファローダイレクトではなくAmazonアウトレット)で、たまたまお安く出ていた中古品(実質再生品?)を導入してみました。

Buffalo WEX-1166DHP2

もちろん、11ax(WiFi6)ではなく11ac(WiFi5)ですし、2アンテナで2X2通信で、11acでも最大866Mbps通信しかできませんが、中継機ですし、寝室はある程度回線速度が確保できればそれで良いので、必要十分でしょう。外付けアンテナ、というのも良いですね。個人的に、内蔵アンテナに懐疑的なので…。

洗面所の上に設置

親機と寝室の間の洗面所に設置してみました。コンパクトですね。ちなみにコンセント直付けも可能です。

WiFi Analyzer(Androidアプリ)計測したところ、同じ5GHz帯で、寝室での電波強度は-80dBmから-55dBmに改善しました!

Wifi Analyzerで電波強度の差が歴然


約25dBm電波が強くなりました。これは出力で言うと、316mW改善していることになります。親機に直接つなぐと、寝室の端のほうは、上の画像のように-80dBm前後、条件によっては電波が途切れたり、応答が遅かったりすることもあるので、中継機で大きく改善したと言っていいでしょう。

中継機経由での実際のネットの速度も、特に問題ない感じでした。
中継機は、そもそも中継機の設置場所に十分な電波が届いていないと(電波強度的にも電波品質的にも)、当然ながらその先のスマホやPCなども十分な回線速度が出ません。なので、そもそも電波が届きにくい場所に中継機を設置するのは意味がないのですが、某価格比較サイトで評価が二分されているのは、電波強度と電波品質の両方が確保できないと、中継できないという難しさでしょうね。特に電波強度があっても、外来ノイズが多い環境だと、回線速度も遅くなります。

電波は目に見えないだけに、条件が難しいですね。
我が家では今のところうまくいきましたので、中継機としての評価はまずまずといったところですね。

テレワークも続きそうなのでBuffalo WXR-5950AX12を導入

テレワークが続きそう、ということもありますが、我が家のネットワーク関連機器も一部古い機材があるため、リプレースと改善を行うことにしました。

まずは第1段として、無線LANルータ(APとして使用)の更新です。
一番古い、7年前のBaffaloのWZR-1750DHPをリプレースします。この機種は、USB端子2系統(1つはUSB3.0)、ギガビットLAN4系統、11ac Draft版を搭載した、現在主流の11ac(WiFi5)を搭載した機種の走りで、当時としてはかなり高機能だった機種です。

Buffalo WZR-1750DHP 11ac Draft版を搭載 7年間使いました

さすがに7年使って、ラバー塗装な外装は加水分解したので(こんな塗装使うなよ…)、無水アルコールで拭き取り使っていましたが、そろそろ潮時ですね。

もう1台、和室のメインPC部屋で使用している、3年前のWXR-1900DHP3は、これもアウトレット価格で1万円しなかった割に、そこそこの機能、そして外部アンテナはやっぱり良いですね。

今回は、せっかく新しい11ax規格の製品もぼちぼち出てきたので、無線LANルータも、せっかくだから11ax(WiFi6)対応にしたいなと。(子機側がまだ対応機種ないですけどね…)

探していると、バッファローダイレクトのHPが目に止まりました。公式だけど、中古とかアウトレット品、再調整品(リファービッシュ:不具合などで返品された商品を修理、調整して再販するもの)があり、その中に、最新かつ最上位機種のWXR-5950AX12があるではないですか! しかも新品最安値の4割引き位の安さ!
ただ、見つけたその日は在庫切れだったので、何日か待ちました。そして、在庫ができたので、ポチった次第であります。

アウトレット・整備済み品、いわゆる再調整品、まだ新しい機種なので、多分不具合とかで返品されたんだろうな…。この機種、無線が断続するという評価もあり、評価が二分されている印象です。ただ、メーカー調整品ということは、きちんと点検されているので、そこはある程度安心要素だったりします。個人的に、再調整品はほぼ新品でお買い得と思っています。

再調整品は外箱なし

再調整品らしく専用外箱ではなく、包んだだけの簡易包装

再調整品なので、外箱はなく、プチプチで本体と付属品を包んであるだけです。今は説明書も何もかもダウンロードの時代なので、余計な箱も不要ですね。これからの時代、これで十分な気もします。

本体は大きいが付属品は台座とACアダプタ、10GBaseのLANケール部1本でシンプル

本体はかなり大型です。近年、上級ルータになればなるほど、CPUの発熱も大きいためか、ヒートシンクも大型となり、筐体が大きくなるようで、従来のルータの2.5倍位ありそうです。それでも、ASUSなどの最上位機種よりは一回り小さいそうですが…。

10GbpsLANとWANポートが1系統、ギガビットLANが4系統搭載、11ax(WiFi6)対応のハイエンド機種です。そのこだわりは、Impressの記事にも書かれています。
まだ10Gbpsのインターネットもこの4月に始まったばかり、LANも10Gbpsはまだまだ普及していませんし、当然我が家も未導入ですが、将来余裕ということで。

別に他社に嫌とかBaffaloにこだわりがあるわけではないですが、これまでそれなりに安定して使えているのと、設定項目もそれで慣れてしまっているので。ASUSとかNECも使ってみたいのですけどね。

設置してみたが、デカいのなんの

アンテナが1本で2本分(80MHz+80MHz)という構成なので、アンテナ自体が大きく平べったいのですが、本体が何より大きいので、設置は苦労します。アクセスポイントは、そこそこ高い場所に設置したいのですが、現状こんな感じになってしまいます。

天井の段差にアンテナが当たるので、こんな設置になってしまった

アンテナの向きは、指向性があるため、メーカーの指定方法で向きを設定、場所と機器の向きの関係で、少しだけアレンジしています。

11ac機器だけなので、大して変わらないと思ったが…

現時点で我が家には、11ax対応機種はないため、11acのノートPCで計測。純粋に無線のスループットというよりは、インターネット回線も含めた計測ですが、古いルータのときよりは速度は上がっている感じですかね。あまり良い測り方とは言えないので、参考まで。体感はあまり変わらないかな。

ネット速度もそれなりに改善?

アウトレットなら買い、正規価格ならライバル他社も比較検討すべき

今回は、Buffaloの最新最強機種がアウトレット価格でしたが、正規価格で買うのであれば、同社の下位機種や、ASUSやNECといったメーカーも候補に入りそうです。

正規価格だと、執筆時点で3万円オーバーのWRX-5950AX12、まだコスパは良くない気がしますね。

WXR-5700AX7Sなら、3万円を切る価格ながら、割と5950AX12に迫る性能、WANポートが10Gbps対応と、これも筐体が大きいですが、WiFi6対応の最新機種です。こっちのほうが売れ筋になりそうですね。

WSR-5400AX6もミドルクラスで、2.4G帯の速度は遅いですが、5G帯は上位機種に迫る速度です。10Gbps回線やLANを構築しないなら、アンテナ内蔵でサイズも標準で、コスパは良さそうです。

NECのAM-AX6000HPは、上位機種でもアンテナ内蔵でスッキリしているので、スペースが余り取れないならNECでしょう。NECはNTTのレンタルルータも手掛けていて、安定性には定評があります。
NECのAtermといえば、私も大昔、ISDN時代のTAを使っていましたが、無線LAN時代になってとんとご無沙汰です。少々お高めなのと、USB端子がなく、プリンタやHDDなど繋げられないので、付加機能がなうというのが欠点ですが、それらが必要ないなら、シンプルでよいですね。

もうなにか生命体にしか見えない、ASUS最強のゲーミングルータGT-AX11000、お値段もちょっとしたパソコンが買えてしまいそうです。設置場所も相当取りますし、アンテナがこれだけ出ていると、リビングに置ける感じではないですね
でもASUSはこれ以外に、エントリークラスからミドルクラスまで、WiFi6対応機種が充実しています。今一番旬なルータメーカーでしょう。


というわけで、11ac DraftでWiFi5を導入してから7年、今度はWiFi6を導入しました。
こうなると、WiFi6対応の子機(受信側)も欲しくなりますね。ということでちょっと検討します(謎

ラズパイ用のカメラスタンドを3Dプリントしてみたが…

先日購入して、Pythonの勉強やら色々やっているRaspberry Pi 4Bですが、ラズパイ専用カメラのスタンド、前回はネットで拾ってきたデータを3Dプリントしてみましたが、今回はラズパイのケースに載せられるスタンド、というコンセプトで、自分で作ってみました。

まずは、フリーのCADソフト、DesignSpark Mechanical(DSM)を使用して、3Dモデルを作成します。このソフト、フリーソフトで商用利用も可能(フリーCADソフトでも商用利用は有償というものは多い)で、インターフェイスもシンプルかつ洗練されていて使いやすいです。
私は業務ではCATIAという、高価なソフトも使っていますが(使っていると言うだけで、独学なので全く使いこなせていない…)、CATIAのように後で操作を修正したりはできないものの、直線と単純な曲線主体のシンプルなデザインを書くのであれば、むしろDSMの方が楽で…。
いや、CATIAはもともと設計が本業ではないため、独学でちょこっと操作できているだけで、全く使いこなせていないだけで、本来はもっと高度なデザインが出来るのです。でも、フリーのCADでも、頑張れば、高度なものも設計できるので、そこは使い方次第ですね。

フリーCADのDesignSpark Mechanicalで3Dモデル作成

で、これを職場のFDMの3Dプリンタで出力してみました。

ラズパイのスタンドを3Dプリンタで出力

基板を差し込むだけのシンプルな設計は、拾ってきたデータとほぼ同じで、フレキシブルフラットケーブル(FFC)の長さ分、高さを出してみました。本来はこれがラズパイケースの上に載せられるはずなのですが…

手で抑えないとやっぱり倒れてしまう…もう少し高くしたほうがいいのか。でも高すぎても何だしねぇ。

西洋ネズミのマスキングテープで固定してみるが…

仕方ないので、某有名な西洋ネズミwのマスキングテープで固定してみました。。意外と悪くないw
デモテープも少しずつ剥がれちゃうんですよね。もう少し高さを出してみますか。

あるいは、ラズパイケースに載せなくてもいいかな? さてどうするかな。

APCのUPS ES750がほぼ半額なので慌ててポチった

e-TRENDのさんのメルマガで、UPS(無停電電源装置)あるなぁ、お? え!?エエエエ!!!!…ポチッとしてしまいました。だって相場のほぼ半額でしたから…。

APC ES 750 USBの4年保証モデル、750VA(450W)矩形波出力のモデルです。我が家では3台のUPSが稼働していて、ルータやHub、NASなどネットワーク機器全般、PC、テレビとレコーダーとそれにぶら下がるUSB-HDD、全てUPSを接続しています。

UPSはかれこれ十数年前から導入していて、2011年の東日本大震災後の輪番停電でも、UPSがあることで光回線も接続可能(根幹のNTT側の回線も当然停電対応されています)だったので、問題なくネットが使用可能でした。なので、UPSはあったほうがいいですよ、この時代ですから。

APC ES 750 USBは、前述の通り、停電時の出力波形が矩形波のモデルとなり、商用電源と同じ正弦波出力のものはもう少し高くなります。
理想は正弦波出力のUPSを使うことですが、まあそこは短時間の仕様であれば、問題は出ない…ですかね。今どきは殆どの機器はスイッチング電源なので、本来は避けたほうが良い矩形波出力ですが、過去十数年間、稼働して機器が壊れたということはないので…この辺りは、考え方次第かな。
PCのUPSは、正弦波出力モデルを使っていますけどね。

APCは業務・個人問わず、各所で多く使われているので、個人的にはメーカーに対しては良いとも悪いとも思っていない(割と故障も多い…)メーカーですが、何故かうちにあるのはAPCばかりですね。理想はOMRONなのですが。

バッテリは、新品時は片側つながっていないので、まずはひっくり返して蓋を開けて、バッテリを取り出して、配線をつないで…を行う必要があります。
さて、これは前日の夜、作業はここまでです。まだ接続する対象機器が稼働中なので、翌朝早朝の作業です。


はい、翌朝、早朝に古いUPS(超大昔のAPC CS 500)を撤去して、新しいUPSを接続しました。配線ごちゃごちゃ…。というか、USB-HDDだけで4台、さらにHubとテレビ、レコーダーがあるので、これだけの接続数に。

USB出力があるので、Fire TV stickやChromecastの電源もここから取ることが出来ます。停電時にもスマホなどに充電できます。時代ですね。

お役御免のAPC CS 500とCoregaのHub

余裕で10年以上使っているAPC CS 500は、今まで特に問題なく稼働していて、APCの製品の中では比較的長寿命でした。バッテリも生きてるっぽいですし、何年か前にバッテリ交換していますが、旧製品となって久しいですし、お役御免ですね。ついでに、こちらも十数年近くかどうしていたCoregaのHubも、まだ使えていますが、たまに回線が詰まる症状、こいつが原因がはわかりませんが、ついでに交換しました。ネットワーク機器も、定期交換は必要ですね。


Amazonでもこの価格、しかもこれは2年保証モデルかな? 4年保証モデルが1万円しなかったので、今回相当お安く買えました。もちろん、セールは終了しています。あしからず。

Raspberry Pi 4B用にBluetoohキーボードを買ってみた

先日購入したRaspberry Pi 4Bですが、マウスは何故かうちにワイヤレスマウスがたくさんあるので良いとして、キーボードの配線があまりに邪魔、ということで、Bluetoohキーボードを買ってみることに。

Bluetoothのキーボード、ピンきりでして、安いものは1,000円台から購入可能です。が、安いものはiPad(iOS)専用だったり、タブレット専用のキー配列になっているものも多いので注意が必要です。ラズパイで使えなくはないけど、使い勝手の面ではあまり良くなさそう。

ということで、2,000円は超えますが、国内メーカーで信頼できそうなもの、ということで無難にELECOMのTK-FBP102BK/ECにしました。

キーボードをWindows/Android・iOS・macそれぞれに適したキー設定に切り替えが可能、かつ3台までの接続ができて、それぞれの機器へ切り替えも可能、パンタ式キーボード、ということで値段の割にはよくできているかなと思います。大きさも、小型キーボードとしては小さすぎてキーが打ちづらい、ということもなさそうないい塩梅です。

Raspberry Pi 4BとELECOM TK-FBP102

さてラズパイとのキーボード接続ですが、どうやら調べると相性が割とあるということで、戦々恐々としていましたが…

BluetoothアイコンからAdd New DeviceでELECOMのキーボードが選択可能に

キーボードのペアリングモードを有効にした状態(このキーボードの場合はFnキーを押しながらTabを押すことで接続モードに)で、ラズパイ側のBluetoothアイコンから「Add New Device」を選ぶと、周辺のBluetooth機器が表示されるので、そこから「ELECOM TK-FBP102」を選択すればOKです。

ラズパイはBluetooth LEのキーボードだと、接続に手こずるケースも有るようですが、ELECOMの今回の機種は、特に問題なく接続できました。ちゃんとキー入力も可能です。

キーの押し心地はまあまあ、プログラミングにはちょっと小さめ

今回、Raspberry Piと一緒にオンライン教材付きのセットを購入して、Pythonもついでに勉強しようと思っていまして。
私、プログラミングは学生時代にちょっとC言語をやった程度で、全くセンスはありませんが、今後は仕事上で触れる機会がありそうなので、多少は書けないとね。

で、ELECOM TK-FBP102ですが、これはあくまで小型のキーボードなので、ヘビーにプログラミングをやろうと思うと、やっぱり小さめですね。タッチの感触は、パンタ式なので、やや軽めながらも、念弾を考えると悪くないですかね。

もっとも、プログラミングの勉強だけなら、ラズパイでやる必要もないので、もう少しキーボードの大きいノートPCやデスクトップPCにPythonをインストールすれば出来ますしね。

マルチメディアプレーヤーアプリKodiも入れてみたり

ラズパイは色々できるので、勉強のために買いましたが、テレビに繋いでYoutubeやAmazon Prime Videoを見たりするのに、Kodiもインストールしてみました。まあうちにはChromecastもFire TV stickもあるので、別にいらないのですが、なんとなく試しにね。
NASも構築してみたいし、オーディオプレーヤーも組んでみたいし、もう1台買っちゃおうかな?

闇夜の写真は救済できる?

シリーズ化した…というわけじゃないですが、ネタブログということで。

自宅ベランダからのテレ(望遠)ワーク、夜もたまにヘリや飛行機が飛んで来たるするのですよね。ただ、夕暮れなら映えてくれていいですが、夜だと基本真っ暗で、航空灯火しか見えないってことがほとんどです。機種も肉眼で判別できない。

そんな状況でも、Nikon D850のAF、中央は-4EVに対応するため、テレコンをつけたロクヨンでもビシッと合います。まあ灯火類があるので、純粋に真っ暗な被写体ではないですけど…。で、撮れるには撮れるけど、まあ真っ暗ですから、結局はなんだかわからない真っ暗写真になったりします。

撮って出しのまま出力 ISO25600で撮影

そこで、RAW現像で救えないか試してみました。ある程度なら、センサ側にわずかにでも情報が残っていますし。ただ今回は本当に真っ暗。果たして。

Capture NX-Dで+1.0EV露出補正

Capture NX-D(+1.0EV補正)

ピクチャーコントロールはフラットに、+1.0EV程度では全くヘリのディテールがわかりませんね。暗部が持ち上がっただけです。

Capture NX-Dで+3.0EV露出補正

Capture NX-D(+3.0EV補正)

では+3.0ではどうかというと、ノイズが増えただけでした。ノイズリダクションは特にいじっていないので、残念ながら、今データにはまったくもって機体の輪郭が分かるような情報は残っていないですね。

ここには載せませんが、Capture NX-Dは、+5.0EVまで露出補正が可能ですが、+5.0EVでも、もっとノイズがひどくなっただけで、機体の輪郭は見えませんでした。合唱?

Capture One Expressで+1.0EV補正と微調整

Capture One Express(+1.0EV補正と微調整)

無償のCapture One Expressも、Capture NX-Dのようなゴミ消しツールや字コントロールポイントはないものの、純粋にRAW現像での画像調整項目が多く、なかなか優れたソフトです(カタログファイル作成はうざいですが)。

自動調整ではノイズだらけになってしまったので、手動で+1.0EVに露出補正し、微調整してみましたが、ノイズもデフォルトでは結構多めなんですね。イマイチな結果でした。

Luminar 3ではもはや遊んでみるしかなかった

Luminar 3で闇夜に太陽を追加してみたが…

無償公開され話題のLuminar 3ですが、もはやどのソフトでも救済困難な画像なので、AI Image Enhancerをベースに、露出+1.0EV、闇夜に太陽光を追加。あれ、太陽光なのに光芒だけで、太陽そのものはどこに? 色々調整していると、中心に星(というかノイズ)が現れて、もはや何が何やら(笑

お迎えが来そうな画像になりました。


こちらも、元の画像が良くないと、どうしようもないね、という良い見本となりました。シャッター速度は、ブレを恐れて1/200秒でしたが、もう少し落としても良いかな。ただロクヨンにテレコンで850mmのレンズを、手持ちで撮っているのですから、あまりシャッター速度を下げられない。いくら手ブレ補正があっても、動く被写体では限度があります。

早くまともに飛行機を撮りに行きたいですね。

霞みすぎた写真は救済できる?

テレワークも今月いっぱいは続きそうな感じですが、そろそろ出社する日も出てきたりと、少しずつ日常に戻っていくのかな、といったところです。
COVID-19の影響は、仕事でも大きな変化をもたらし、中止の業務、それに伴う人事異動とかもあり、あまり良い状況でないことは確かです。まあ、どう転んでもそれが人生、なんとかやっていくしかないですけどね。

愚痴はこのくらいにして、本題。テレワーク中のテレ(望遠)ワークも板についてきた感じですが、6月になってから暑くなって湿度も上がってきました。梅雨が近づいてきて、晴れていても霞がかることも多いです。写真的には映えないですよね。

撮って出しだと霞みすぎた失敗写真に

こんな感じです。せっかくP-3Cが飛んでいたのに~。

なんとか救えないかな? ということで、3つの現像ソフトで現像して、なんとかしてみました。いずれもトリミングしていますので、若干機体の位置は変わっています。

Capture NX-D

Capture NX-D

トーンカーブをいじって、彩度マックスにしてみても、色が乗ってこない。モノクロっぽい感じです。が、期待のディテールは割と見えている感じです。

Capture One 20 Express

Capture One 20 Express

まずは自動調整をかけて、その後微調整。色は少し出ていますが、全体的に青っぽいですね。
これが一番よく現像できたような?

Luminar 3

Luminar 3

Aerial AI Enhancerをベースに、霞除去を強めにかけてみました。これが一番不自然ですかね。シャープさも乏しいです。ただ、もう少し詰めて修正すれば、よくなるとは思います。が、それはLuminarの使い方としては外れ気もしますが…。

この写真、RAWですが、14bitではなく、12bit非可逆圧縮のため、細部のディテールはもしかしたら失われっているかもしれません。次回は14bitRAWで撮るとして、やはり写真は基が悪ければ、いくら化粧してもだめですね。

どのソフトも、もっと詰めて編集すれば、もう少しマシになるかとは思いますが、やはり気象条件は重要ですね。