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実店舗でお買い物してきた

こんなご時世なので、ネットで済ませられるものはネット通販を極力使うのですが、今回は一部ネット通販だと購入が難しい物があったので、久しぶりに秋葉原に行ってきました。
既にコロナワクチンは2回目の接種を済ませて、2週間以上経過して抗体も出来ているので、リスクは減っているはずですが、100%はないので、当然普段と変わらない対策は行っていきました。

秋葉原をぶらついて調達した色々

それにしても、数年ぶりに行く秋葉原は、昔よりさらにメイドさんのキャッチが増えているように思いました。
昔のようにメイド喫茶だけでなく、お店の種類も増えたようですね。
そしていつの間にか、飲食店も増えています。
昔ながらの秋葉原は、もはやラジオ会館ラジオデパートダイナミックオーディオくらいになりましたね。
今やハードオフもあるくらいですが、それでもジャンクを売るお店がまだ残っていて、今回はそれも目当てでした。
2.5インチで750GBのウェスタンデジタルのHDDが欲しい!となると、やはりジャンクからピックアップするしかなく。(使用目的はそのうち記事にするかも) こういうのも、昔は選り取り見取りだったのですが、今はジャンクを扱う店舗も減ってきていますね。それでもまだ存在しているのはありがたいです。どのお店もクレジットカードやスマホ決済できるのも、さすが秋葉原です。

M.2 SSDをUSBに接続するケースやら、耐候性のあるインシュロック(結束バンド)やら、USBチャージャーなど小物入も買いまして。

あとは大物というわけではないですが、iPadのケースも買いました。Amazonで買おうと思っていたのですが、エレコムでAmazonの中華ブランドと変わらない値段だったので、エレコムにしました。

ちなみにこのiPad、職場の支給品でして、アプリは限られたものしか入れられなかったりします。ただ、なぜかAmazonのプライムビデオやミュージック、Kindleは個人アカウントで使用OKだったので、これを有りがたく使わせていただきます。手持ちのFire HD10(2017)も最近処理が重たくなってきていますし。

しかしケースを取り付けると、単体では軽いと思ったiPadも俄然ずしりと重くなりますね。
あえておっさん臭いケースを選んだのは、会社のものだから。
さすがに裸で使うのは、リスクが高いですしね。

そんなこんなで久しぶりの秋葉原、楽しかったです。ただやっぱり人出は多い気がして、しばらくは都心に行かないほうがいいですね。感染者も増えていますし。

速いぞ!ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE

先日買い換えたPC、SSD不具合が原因でしたが、結果的にSSDも買い替えとなったので、この部分についても大幅アップグレードとなりました。

ADATA XPG GAMMIX S70 BLADE、TLC NANDのSSDです。

今回、ヒートシンクはマザボのを使用しましたが、マザボによってはヒートシンクがないものもあるため、このSSDは取り外し可のヒートシンクも着いています。

スペックとしては以下のとおりです。

  • フォームファクター:M.2 type2280(22×80) PCIe
  • インターフェイス:PCI-Express Gen4.0 X4 NVMe (NVM Express) NVMe 1.4
  • キャッシュ:DRAM搭載、SLCキャッシュ
  • フラッシュタイプ:3D TLC NAND
  • シーケンシャルリード:最大 7400MB/sec ランダムリード:最大 350000IOPS
  • シーケンシャルライト:最大 5500MB/sec ランダムライト:最大 720000IOPS
  • MTBF:200万時間

今回、マザボがPCIexpress4.0対応となったので、SSDもPCIe4.0のものを買ってみました。M.2 SSDはまだまだGen3.0世代も多く、Gen4.0はまだ高価な部類ですが、今回買ったADATAの製品は、その中では最速性能ながら、程々に安いです。

PCIe Gen4.0対応なので、Gen3.0の読み取りリミット3400MB/sec付近を大幅に超える、公称7400MB/secを謳っています。倍以上の速さです。

書き込みセルは、TLC NANDを採用しています。TLCはトリプルレベルセル(Triple Level Cell = 3bit MLC)を採用しています。
これは1つのセルに3bit分のデータを書き込めることを意味します。

SSDは、SLC, MLC, TLC, QLC…といった具合に、1つのセルに何ビット書き込めるかで種類分けされています。

SLCは最も信頼性が高く、高耐久で書き込み速度も速いのですが、もはや業務用くらいしか残っていません。

MLCは次いで高信頼性、高速書き込みを実現していて、M.2 SSD初期のものはMLC採用のものが多かったですが、最近はハイエンド製品にしか使われなくなりました。
手持ちのSSDでは、5年前に初めて買ったM.2 SSDのPlextor PX-256M8PeGNが東芝製のMLC NANDを採用しています。
値段が高いのがネックです。

TLCは今一番市販SSDで多く使われていて、読み込み速度だけなら、MLCなどに引けを取りませんが、書き込み速度はキャッシュの使用状況でSLCやMLCより低下しやすいようです。
価格も、容量に対して比較的安価に設定でき、信頼性も以前よりは良くなったようで、一番市場で採用されているタイプになります。

QLCは安価で、読み込み速度は物によってはそこそこ速いですが、信頼性が低いのが難点です。実は、今回クラッシュしたCFDのSSD(CSSD-M2M1TEG1VNE)がまさにQLCを採用していました。
今にして思うと、購入当時から不穏な動きをしていたようです。やはり信頼性は低いようで、安価だからと安易に手を出しべきではなかったですね。
まだ買って1年なので、メーカー保証により修理中。戻ってきたら売り払う予定です。ここまで信頼性が低いと、もう使う気になりませんね。勉強にはなりました(笑

ベンチマーク

早速、ClystalDiskMarkでベンチマークを取ってみました。参考に、古い5年前のPlextorとも比較してみましょう。

その差は歴然です。やはりPCIe4.0を生かしたSSDは違いますね。毎秒7TB以上の読み込みができるのだから、すごいです。もうこれをデジカメに入れちゃえばいいんじゃないかと。
書き込み速度も十分速く、PCIe4.0の能力を十分使っていますね。

流石に5年前のPlextorのSSDは、MLCとはいえ3世代ほど古く、特に書き込み速度は900MB/secしかありません。余っているので、デジカメデータの一時バックアップと編集用ドライブとして使っていますが、どのくらい持つかは気になるので、しばらくこのまま使う予定です。

それにしても、ベンチマークを取らなくとも、PCの体感速度は良くなりました。もちろん、CPUをRyzen 9 5900Xにしたのも大きいですが、OSドライブの読み書きの速さも貢献していると思います。


QLC NANDのSSDが1年でクラッシュしてしまいましたが、バランスの取れた、そしてSSD登場から年数も経って、ある程度造り手側もこなれてきているので、今回のTLC NANDのSSDがどのくらい持つかが気になるところです。

やっぱりデータ保存の信頼性で言うと、複数のHDDに分散するのが良さそうですね。

カメラ内のピクチャーコントロールと最新との違い

Nikonは2007年発売のカメラ、D3/D300以降は、カラーコントロールには「ピクチャーコントロール」を採用していますが、発売当時のカメラ内のピクチャーコントロールと、現在のピクチャーコントロール、色の出方に大きな違いがあります。
最新版のほうが、発色やコントラスト、トーンカーブなどが最適化されている印象です。

D300に搭載のピクチャーコントロール、明暗差の激しい部分では、白飛び黒つぶれが激しいのですが、NX Studioで再現像することで、適切なトーンカーブに。黒つぶれも蘇ります。

こんな感じで、過去のRAW画像も再現像すると面白いです。
この時の写真は、再現像して近日公開予定です。

GWはテレ(望遠)ワークか?

GW、旗日は子どもたちと過ごすとして、平日は学校もあるので、自分どうしようかなと思案中。

元々、毎年GWの撮影は、誰とも合わないし、そもそも人気(ひとけ)のない場所での撮影ばかり。
とは言っても、基本はステイホームにしなければなので、またベランダからテレ(望遠)ワークも良いかなと。

そういえば去年は、この時期リアルにテレワークだったので、よく望遠撮影してたっけ。
まだ湿度が高くないこの時期、望遠撮影は結構楽しいわけです。

写真は先日ベランダからテレ(望遠)ワークしたときのもの。

NX Studioのクリエイティブピクチャーコントロールで遊んでみました。
正直な所、このような遊び系のクリエイティブピクチャーコントロールの出来はそんなに良くないというか、他メーカーのそれと比べて分かりづらいし、色味もいまいちなものが多いです。
PanasonicのLUMIXだと、シネライクVやL.モノクロームが気に入っているけど、Nikonの場合、結局スタンダードで撮って後調整、という感じになってしまいます。

どちらが良いか、というよりも、メーカーの考え方なんでしょうね。
もっとも、ちゃんと撮る場合は、基本どのメーカーでもスタンダードですけどね。

話は脱線したけど、去年撮ったように、GWは夕暮れの富士山や羽田新航路の航空機でも望遠で撮ろうかな?

フォトスタイルのシネライクVとD

ディスコンになってしまった機種、Panasinic LUMIX GX7MK3ですが、GX7MK2からフォトスタイルが増えていて、「シネライクD」と「シネライクV」という2種類の動画向けフォトスタイル(動画なのにフォトスタイルというのも変だけど)が追加されています。

元々、動画機として定評のあったPanasinicのマイクロフォーサーズですが、GX7シリーズでもこれが使えるようになったのはありがたいです。GX7シリーズが終わってしまったのが悔やまれますが、やはりこの形状のカメラ、OLYMPUSのPEN FやE-P5の後継機が出なかったのと同様、売れないのでしょうね。EVFがレンズ同軸上にあって、ペンタプリズムのように盛り上がった一眼レフスタイルのほうが、撮りやすいし一般受けしやすいということなのかな?
SONYは、同じような形状のα7cを出して売れているみたいなので、マイクロフォーサーズのシェアが狭いのも一因なのでしょうけど。

2種類のシネライク

シネライクには、シネライクVとシネライクDの2種類が用意されています。
Panasonicのサイトにはこう書かれています。

【シネライクV】
シネライクVはコントラストを重視しており、簡単な編集作業だけでテレビやSNSで美しく再生できます。初心者に向いたフォトスタイルといえるでしょう。

【シネライクD】
シネライクDはパソコンなどで色や画質を調整することを前提に開発された、ダイナミックレンジ優先のモード。編集に向いており、中級者以上が使用するフォトスタイルといえるでしょう。

https://panasonic.jp/life/entertainment/260005.html

Vは恐らくVIDEOのVでしょう。ビデオガンマに近い特性なのでしょう。

一方Dは何の略? Dynamic rangeなのかな? こちらは、V-Logに近い特性と言えそうですが、他のサイトなんかを見ると、ビデオガンマとLogの中間的な特性、とも書かれています。

ちなみに、フォトスタイルということで、動画だけでなく、スチル写真にも適用可能です。
RAWで撮影したスチル写真を、SILKYPIX Developer Studio 8 SEで現像してみました。
比較として、フォトスタイルのスタンダードとナチュラルも掲載してみます。

スチルの場合、動画と求められるものが違います。
両者を比較すると、スタンダードとナチュラルは、どちらもシネラ行くよりは、デフォルトのコントラストは高めです。

シネライクVとスタンダードを比較すると、シネライクVのほうがコントラストはやや控えめな印象で、特にグレーディングを行わない通常の動画撮影には、シネライクVが良さそうな印象です。

シネライクDは、ナチュラルよりさらにコントラスト浅めで、特にシャドーのトーンが上がっているのがわかります。ハッ庶務もナチュララルよりあっさりめ、かつやや暖色で、こちらはまさにグレーディングで調整するためのモードでしょう。

GX7MK3はV-Logに対応していませんし(ファームウェアをいじるとできるらしいですが…)、カメラのコンセプト的にも、ガチな動画機ではなく、気軽に撮れるボディを目指しているので、個人的には動画はシネライクVを常用したいし、スチルでも結構好みの発色かもしれません。スタンダードよりはコントラストが狭くない印象です。

GX7MK3のL.モノクロームD

Panasonic LUMIX GX7MK3からLUMIXシリーズに搭載され始めたフォトスタイル、L.モノクロームD。従来のモノクロームや、L.モノクロームとどう違うのか?

フォトスタイルのモノクロームは、単純にRGBのカラー信号を取り除いたモードです。
L.モノクロームは、”L”が示しように、Panasonicがデジカメで提携しているLeicaのモノクロームを模したものと言われ(PanasoinicはあえてLeicaとは言いませんが、どう考えてもLeicaのLでしょうね)、より深みのあるトーンを再現しています。

ではL.モノクロームDはというと、「ハイライトとシャドウを強調し、絶妙にディテールを残した味わい深いモノクローム写真を撮影することが可能」とのこと。よりハイコントラストのモノクロと言えます。

比較のため、ここではGX7MK3でRAW撮影したデータを、SILKYPIX Developer Studio 8 SEで、それぞれのフォトスタイルを適用させてみました。

比較してみると、最もコントラストが高いのは、実は素の「モノクローム」ですね。

「L.モノクロームは」それと比較すると、ハイライトは抑え気味で、シャドーはより深みを増しています。露出を抑え気味にして、ややローキーに振っている感じです。

「L.モノクロームD」はというと、ハイライトとシャドーのトーンは素の「モノクローム」に近いものの、中間のトーンを落として深みを増している印象です。

個人的には、晴れている作例のような状況では、あまりコントラストを上げすぎない「L.モノクローム」が好みです。L.モノクロームDは、少しコントラストが強すぎるかもしれません。

いずれにしろ、中間のトーンの描写が、Lのつくモノクロームは絶妙ですね。
この辺りは、Nikonのピクチャーコントロールのモノクロームでは出せないですから(カスタムすれば近づけることは可能)。

さて、GX7MK3では、フォトスタイルの「シネライクD」「シネライクV」が選べるように。こちらも次回比較してみたいと思います。

久しぶりにLuminar3を使ってみた

重たいRAW現像ソフト、Luminar3ですが、最近使っていないなぁと思い、久しぶりに起動してみました。
GPUもQuadro K2200からP2000に強化したのですが、このソフトの重たさは、相変わらずですね。

まずは冴えないw写真を用意します。

Panasinic LUMIX GX7MK2 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50ZF.2 

こちらは、SILKYPIX Developer Studio 8 SEで「風景」モードでRAW現像。
ちょうど15時過ぎになって、羽田新航路で降りてくる、多分デルタ航空のB777と思われる機体を撮ってみたもの。換算100mmでは遠すぎますね。

Luminar3のAI Aerial Enhancerを使用

Luminar3だと、空の青さ、やや色温度が高い感じになりがちですね。
また、コントラストと彩度マシマシになるので、センサノイズも目立ちます。センサゴミも気になりますね。って消し忘れただけです。

黄砂や花粉の影響か、空が濁って映る時期になってきました。
こういう空は、Luminar3では不自然さが増すだけですね。
Luminar4だと、AIで空そのものを差し替えてしまうようですが、これから画像編集ソフトがどんどんAIで改ざんしていくと、そのうち何が現実なのか区別がつかなくなりそうです。

Nikonの新しいRAW現像/ビュアーソフト NX Studioをインストールしてみた

Nikon純正のビュアーソフトのViewNX-iと、RAW現像ソフトのCapture NX-Dを統合したソフト、NX Studioが3月4日に公開されました。
あれ、2日前にViewNX-iもCapture NX-Dも、バージョンアップしたのにね。

Nikon NX Studio

新しもの好きなので、早速インストールしてみました。

プレビュー画面状態のNX Studio

格段に速くなったサムネイル一覧表示

まず、ViewNX-iに対して、格段にサムネイル一覧の表示速度が速くなりました!
ViewNX-iはとにかく表示が遅く、恐らくRAW現像で適用したサイドカーファイルを読み込んだりしていたのか、とにかくRAWで大量に撮影すると、サムネイルが表示されるまで時間がかかって仕方なかったのですが、NX Studioでは、それがだいぶ解消されました。

実のところ、ViewNX-iのサムネイル表示より、Capture NX-Dのサムネイル表示のほうが速かったので、それをそのまま用いた感じでしょうか? ViewNX-iとCapture NX-D、内製なのが外注なのか定かではないですが、この2つのソフト、作っているところが違うのでは?というくらい、表示速度が違ったので、Capture NX-D側に寄せてきたのは、素直に喜ばしいことです。

GPU処理を使っている?

あと、気づいた点としては、今までViewNX-iもCapture NX-Dも使っていなかったと思われる、GPU処理を、NX Studioでは使っているような挙動をしています。

具体的には、新しく開いたRAWファイルのあるフォルダでは、サムネイル描画中に、GPU使用率が上がるのです。

ただ、タスクマネージャーを見る限り、NX StudioのGPU使用率は0%のままで、デスクトップウインドウマネージャーの使用率が上がるので、よく分かりません。
このあたり、少し調べてみたいと思います。
とにかくサムネイル表示速度が上がったのは、素直に嬉しいですね。

バグを発見、カラーコントロールポイントがおかしい

カラーコントロールポイントを置いた場所と違う場所で適用される

カラーコントロールポイントは、Capture NX時代からのNikonのRAW現像ソフトの特徴で重宝する機能。
どうやらこれが、バグで、ポイントを置いた場所と別の場所に適用されるっぽい。
ちょっと調べると、ポイントを置いた場所に対して、画像中央の対角上に効果が適用されてしまっています。これは明らかにバグで、プログラムのミスっぽいですね。
すぐに修正できる内容と思います。
ちなみに同じ画像を、Capture NX-Dで開いたら、きちんと正しい場所に適用されていました。


30分ほど使っただけなので、まだ色々試せていませんが、基本はCapture NX-Dを踏襲していて、使い勝手も同じです。
さらなるレスポンスアップに期待したいです。
少なくとも、Capture NX-D登場初期のグダグダ感(カラーコントロールポイントやゴミ取り機能がないとか、重すぎるとか)がないのが良かったです。

LUMIXのL.モノクロームが好き

たまにモノクロで撮りたくなるときがあります。

色彩を排して、輝度情報のみとなるのがモノクロ。
LEICAのM Monochromeのように、モノクロ専用のデジタルカメラも存在しますが、一般的なカラー撮影できるデジタルカメラのモノクロは、RGB各色の輝度信号をミックスして生成しているので、RGBからの輝度信号をどう分配させるかで、モノクロ画像として生成される絵が変わってきます。

元々カラーで撮影されたものをモノクロ化するか、最初からモノクロで撮るかでも、変わってくるわけですよね。例えば、カラーの画像からRGBのRだけを使ってモノクロ化する、あるいはRだけを抜いてモノクロ化する、それだけでも得られる絵は変わってきます。

モノクロフィルムの場合は、そのためにカラーフィルタをレンズに取り付けて撮影することで、コントラストや色に対する感度を変えたりしていました。
デジタルなら、それが比較的簡単にできてしまいます。

だけど、デジタルの場合、カメラ設定でモノクロ撮影する場合、いい塩梅のモノクロになるかは、カメラ次第だったりします。
その中でも、PanasonicのLUMIXシリーズにあるフォトスタイル「L.モノクローム」は、味わいのあるモノクロ写真が撮れるのがお気に入りです。

GX7MK2には、通常のモノクロームと、L.モノクロームの2つのモノクロモードが存在します。
通常のモノクロームが、一般的なデジタルカメラのモノクロームモードとほぼ同等の、明るめのやや締まりのないモノクロになるのに対して、L.モノクロームは、締まりのある絵になります。単純にコントラスを上げているのではなく、色の濃いものはより黒く、かつ黒つぶれさせない、ハイライトは飛ばさないがしっかり明るく、という絶妙なトーンカーブを描いています。

L.モノクロームの”L”は、恐らくPanasonicと提携しているLEICAの”L”なんでしょうね。Panasonic自身はあえて”L”が何かを言いませんが、LEICAのM Monochromeのような画作りを目指しているのでしょう。使ったことがないので比較できませんが。

後継機のGX7MK3には、更にコントラストを上げた「L.モノクロームD」も追加されましたが、個人的にはコントラスト上げ過ぎかな、L.モノクロームの塩梅が好きです。
他メーカーでは、なかなか出せないモノクロの質感が出ます。


こちらはカラー画像から生成した、かつて無料だったNik Collectionのプラグインから、Silver Efex Pro 2のモノクロ画像です。

うーん、L.モノクロームを目指して、それらしく作ってみたけど、ちょっと違うかな?

BENQ SW271C発表! EIZO CS2740のライバル

BENQからカラーマネジメントディスプレイSWS271Cが発表されました。
SW271のマイナーチェンジ版ですが、SW271にはなかったユニフォーミティ補正(ムラ補正)を搭載し、ルックアップテーブルを14bitから16bitに強化しています。

「SW271C」の画像検索結果
BENQ SW271C

SW271の後継機はそろそろ出るんじゃないかなと思いつつ、CS2740を導入しましたが、もしSW271Cが比較対象としてあったならば、結構迷ったと思います。
SW271も271Cも、HDR10に対応(CS2740はHDR非対応、動画向けCS2740-Xは対応)で、DisplayPortもVer1.4(CS2740/CS2740-XはDP1.2)に対応しています。SW271はHDR10はHDMI接続しなければなりませんでしたが、SW271CはDisplayPortでも対応するのかは、調べているところです。規格としては、DP1.4以降でHDRをサポートしています。

自分は現状、写真メインのため、またHDRコンテンツはまだPCで再生できる機会は限られているのでスルーですが、もう数年もすれば一般的になるんでしょうね。

SW271C、お値段はCS2740とほぼ同額の19万円前後となるようで、ユニフォーミティ補正がある分、コストがかかるのでしょうね。

CS2740は、プロ御用達のEIZO製で5年保証付き(BENQは3年保証)、故障修理中の代替機貸し出しと、サポートは万全で、この辺りはBENQとの差となっていますが、スペック的にはSW271Cのほうが動画型を含むと上回っています。CS2740の動画映像制作用バージョンのCS2740-Xは、更に価格が高く、DPも1.2のままです。

いずれにしろ、強力なライバルであるBENQが同じ土俵に立ったことで、EIZOも次期モデルは写真用と動画用2つに分けずに、両対応になるのではないでしょうか。


EIZO ColorEdge CS2740BENQ SW271BENQ SW271C
画面サイズ27インチ27インチ27インチ
解像度3840×21603840×21603840×2160
パネルタイプIPSIPSIPS
バックライトタイプ高色域LED白色LED白色LED
カラーモードAdobe RGB
sRGB
AdobeRGB
sRGB
DCI-P3
BT.709
BT1886 BT.2020
AdobeRGB
sRGB
DCI-P3
BT.709
BT1886 BT.2020
表示bit/LUT bit10bit/16bit10bit/14bit10bit/16bit
HDRHDR10HDR10 / HLG
ユニフォーミティ補正対応(自動)なし対応(自動)
H/W CAL外部キャリブレータ内蔵/外部キャリブレータ外部キャリブレータ
入力端子USB Type-C (DisplayPort Alt Mode, HDCP 1.3)
DP1.2 (HDCP 1.3),
HDMI (Deep Color, HDCP 2.2 / 1.4)
2x HDMI 2.0、1x DP 1.4、
1x USB Type-C
2x HDMI 2.0、1x DP 1.4、
1x USB Type-C
遮光フード別売り付属付属
実売価格18万円強13万円強18万円強
27インチ 4K ハードウェアキャリブレーション対応ディスプレイ