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SONY α9III発表、フルサイズミラーレス初のグローバルシャッター機だけど、やや尖った性能かな

噂レベルで、そんなの搭載されるのか!?と言われていたグローバルシャッターセンサ搭載の、SONY α9IIIが発表されました。

1/80000秒シャッター、フラッシュの全速同調

個人的にこのカメラのハイライトはフラッシュの全速同調ができるようになったこと、ここは大きいですね。
従来のカメラも、FP発光(フラッシュ光を高速で何度も発光させる)はフィルムカメラの時代からありましたが、FP発光はガイドナンバーが目減りしてしまうというデメリットがありました。それを気にせずフラッシュを使えるのは、フラッシュ撮影の幅が広がることになります。

秒120コマ連写より「プリ撮影」搭載が嬉しい

秒120コマ連写もすごいですが、実際はそこまで使う事はほぼないでしょう。SONYとしては、ここぞというときにFnボタンに割り当てての使い方を想定しているようです。連続撮影枚数がRAW(多分非可逆圧縮のこと)で192コマ、ロスレス圧縮と圧縮RAWで96枚と少ないのが気になります。
Nikon Z 9の場合、より高画素でありながら高効率圧縮RAWで1000コマ以上となっていることを考えると、連写機としてちょっと物足りないです。
α9IIは「RAW:239枚」となっていて、何故かII型よりバッファが少ないんですよね。センサの違いによりデータ処理量が違うから?

それよりも、「プリ撮影」が搭載されたのが朗報です。Nikon Z 9/ Z 8も同様の機能を搭載していますが、RAWで撮れずJPGノーマルしか使えず、恐らくはイメージセンサの動画モードを使用していると思われます。
α9IIIでは特に制約について書いていないので、RAWでも使えると思われます。これはちょっと羨ましいです。

グローバルシャッター搭載の弊害? ISO感度対応範囲は狭い

これまでグローバルシャッターセンサは、産業用メインで画質より高速性を重視していました。今回初めて民生用フルサイズミラーレスカメラに搭載されたグローバルシャッターですが、ISO感度の範囲がα9IIより狭くなっています

α9II: ISO100-51200 @メカシャッター,  ISO100-25600 @電子シャッター,  (拡張:下限ISO50、上限ISO204800)
α9III: ISO 250 – 25600 (拡張: 下限ISO 125、上限ISO 51200)

このあたり、画質も含め、グローバルシャッターの弊害はありそうです。特に、基本感度がISO250というのは、昼間に低速シャッターを使いたい場面ではNDフィルター必須です。


まだスペックだけしか分かりませんが、やや尖った性能のカメラであることは間違いなく、万人向けではなさそうです。
また値段も80万円台となりそうで、α1とともにかなり高額になりました。少なくとも、私のような素人が買えるようなカメラではなさそうですね。

とはいえ、Nikonに続き、SONYもメカシャッターレスのカメラを登場させ、更にグローバルシャッターを搭載するということは、ミラーレスカメラが新たな時代に突入したという印象です。というより、こうした部分がミラーレスカメラの真骨頂と思いました。機械的要素はますます排除されていくのでしょうね。

AIは万能でもないし正しいとも限らない

技術的な流行で、近年もてはやされるAI(Artificial Intelligence)、人工知能。

実はAIブームは80年代後半から90年代にもあったわけで、それこそ当時の家電にも取り入れられていたりするのですが、あの頃言っていたAIとは、ある程度集約化されたデータベースを元に答えを導くもので、現在のようなディープラーニングによる機械学習、深層学習に基づいた導きとは大きく異なります。
現在のAIは、平たく言うと、散々学習させた結果を元に答えを導く、というもので、20世紀では来なかった大量のデータの蓄積と解析ができるようになり、より導き出せる精度が上がったために、実用に達するものが増えてきた、と言って良いのかなと思います。

ではAIが万能で正しいか、と言われると、そうではないでしょうね。大量に学習しても、そもそも学習するデータの精度、そのデータから答えを導くためのアリゴリズムなど、様々な要因があり、偏向的な学習しかさせないと、答えも偏向した結果にしかならないのです。
ディープラーニングが進化して、大量の学習ができるようになっても、まだまだその学習させるべきデータに達していないことも多いし、学習のさせ方次第という面も大きいです。
マスコミが無闇やたらにAI[による危機を煽ったりもしていますし、ここ十数年の映画のトレンド(AIが暴走するみたいな)にもなっていますが、言う程万能ではないのですよ、現時点では。

で、何が言いたいかというと、AdobeのLightroom Classicに搭載されているAIノイズ軽減も万能ではないって話です。
例えばこの写真。

ANA B767-300ER (JA608A)

鬼滅の刃 じぇっと -弐-が羽田空港にアプローチするのをベランダから撮りました。17時近くで、この時期だともうかなり暗い時間です。写真ではそこそこ明るく見えますが、ISO感度22800、AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRテレコンバーターTC-20EIIIを取り付け、1200mm f/8相当で撮影しました。
この時点で、開放f値がf8なので、AF的に厳しい条件で、使用したボディのNikon Z 9、以前のファームウェアではAFがなかなか合わない条件でした。
しかしだいぶAF(オートフォーカス)も進化しましたね。Z 9は「ディープラーニング技術を用いて開発した優れた被写体検出」を搭載しているため、このディープラーニングによる機械学習の精度アップにより、より被写体検出力は上がっています。
ただ厳しい言い方をすると、それでも暗所のAFの食いつきそのものは、Nikonの現行一眼レフに追いついていないと思いますが。

さて、ISO22800という、常用感度の限界に近い数値、Nikon Z 9は積層型裏面照射型CMOSセンサを搭載していますが、高速読み出しが可能な分、発熱等によるノイズはやや多めです。
この写真を、Adobe Photoshop Lightroom ClassicでAIノイズ軽減させてみました。

Lightroom ClassicによるAIノイズ軽減適用後

いや相変わらず凄いですね。細かいノイズは残りますが、ディテールがさほど潰れずに再現されるのはさすが。
ただ「さほど潰れず…」という表現をしたのは、そうでもない側面を確認したからです。Web掲載用画像は解像度を落としているので、等倍で切り出した写真です。

機体のレジ番号は潰れています

これ、元画像の時点でディテールが潰れてしまった結果、文字として成り立たなかったため、AIによるノイズ除去後も文字の形が崩れてしまっています
この機体のレジ番号は「JA608A」なのですが、AIノイズ除去でノイズを取った結果がこれなので、そもそもが文字としての解像力が不足していたわけです。
仮にAIがこの機体は鬼滅の刃じぇっと弐というのがわかっていれば、ここに入る数字もわかるので、無いディテールを再生できる可能性はありますが、結果としてはこうなりました。
現時点では、恐らくこうであろうという推測からノイズを消していると思われますが、やはり元の画像のノイズが多すぎると、精度が悪くなりますね。
こういう場面では、暗所に強いカメラに限りますね。

上の写真はテレコンを外して、レンズ素の状態で撮影。いくらミラーレス機では開放f値関係なくAFが使えるとは言え、明るいレンズのほうが歩留まりが上がるのは言うまでもありません。初期のFWでは夜は合わなかったNikon Z 9のAF、だいぶ改善されています。ちゃんと合います。ここは素直にディープラーニングによる学習が進んだ成果がAFのアルゴリズムに反映されているのでしょうね。

秋なのかよくわからないね

久しぶりに息子と練馬区の光が丘公園に行ってきました。
イベントをやっていたみたいですが、行く時間が遅かったのでほぼ終了直前。焼き餅を買って食べて、ちょこっとだけ遊んできました。

Hondaロボット芝刈機がデモを行っていました。動きがかわいいw
突然雨が降ってきたりと変な天気でしたね。晴れ間もあったのに。

光が丘公園のイチョウも紅葉していました。が、この日も気温は20℃以上もあって、こんなに気温が高いのに紅葉ってのも何だか不思議。秋なんだけどね。今年の気温はおかしいですね。

この雲! そして晴れ間。所々太陽が当たる面白い光景になりました。もっとも、この後も雨に振られてびしょびしょでしたが😅

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

妻が気に入っているので、毎年買ってしまう、栃木県は東力士のニゴリシリーズ。
島崎酒造的には実験酒の位置づけだったようですが、こうして季節ごとに見かけるようになったのは、人気が出てきたからでしょうか?

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

本ブログでも何度もとりあげているお酒ですが、毎回味が変わるので、都度楽しめます。前回買ったのは6月でした。

ニゴリシリーズは、醸造アルコール添加でアルコール度数が高い活性にごり生原酒もありますが、こちらは純米で低アルコールで活性していないタイプです。飲みやすさは低アルコールのほうですね。

【島崎酒造】東力士 純米酒 低アル特濃 ニゴリ酒

今回はこの季節だけあり、新酒しぼりたてバージョン。何故か日本では新酒といえばワインのボージョレ・ヌーボーが未だもてはやされますが、日本酒の新酒を忘れてはいけません!
スペックは、表のラベルにあるように、日本酒度が‐70と超甘口(日本酒度はあくまで水に対する比重なので、実際に感じる甘い辛いとは別です)、アルコール度数は、いつも低アル版は9度なのですが、今回はわずかに高い10度となっています。誤差かと思うけど、実はこの僅かな差が味に影響するんです。
酒米は今回は不明。酵母は恐らくいつもの自社酵母かな? 精米歩合70%の純米酒。ではいただきましょう。

まさにふわふわとろとろ

火入れはしてありますが、冷蔵推奨です。
注ぐと、いつも通りトロトロです。香りは案外あっさりとしたヨーグルト系。口に含むと、お?濃厚ヨーグルトドリンクですが、いつもよりわずかにアルコール度数が高いためか、甘いのに後味に旨味、辛味、そして少し苦味と、やはりこのシリーズ特有のただ甘いだけではないのが美点なのですが、今回はアルコール度数が以前よりわずかに高い、ここがポイントでした。ものすごくバランスが良くなったんですよ。甘いのに飽きない味わいは以前からの共通点ですが、そこがより進化して、ヨーグルトドリンクだけど、決してジュースで終わらせないぞ、という気概を感じます(大げさ?)。味に深みが増したと言ってよく、これは一歩進化したな、と感じました。

ということで、今期のニゴリ、更に一皮むけた感があります。また買いたくなりますね。

これで完?Z 180-600mm用のレンズケースにNikon CL-L2を買ってみた

前回の記事で書いた、NIKKOR Z 180-600mm用のレンズケースとして、Nikonのレンズケース、CL-L2を発注し、結構前に届いていたのですが、忙しくて開梱したのは本日です。

送られてきた箱が大きい。でもこの箱がさらに箱に入れられて届いたんですよね…。別にこの箱に希少性もないので、そのまま送ってもらっていいのですが。

では開墾します、いや開梱です。

我が家の600mmレンズを並べてみた

写真右のAF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRが入るレンズケースだけあり、高さは結構ありますね。そして写真左のNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRNikon Z 8は余裕で入りそうです。どちらも運べるということで、汎用性は高いですね。
ただ、AF-S 600mmは普段Loweproのレンズトレッカー600AW IIIで運んでいるため、今後上の写真の2本のレンズを持っていく時は、600AW IIIを背負って、さらにCL-L2を肩がけすることにはなります。
ただ、AF-S 600mmを持っていかずZ 180-600mmとZ 24-200mmでボディ1台だけなら、CL-L2はスリムなので、持ち運びは随分楽になりそうです。

まずは、CL-L2の対応表にも書かれている中で最大級の、AF-S 600mm f/4Gを入れてみましょう。

さすがにAF-S 600mm f/4Gだとギリギリサイズ。三脚座の出っ張りが気になります。ただ、三脚座にアルカスイスプレートを取り付けているので、これを外せば多少手出っ張りは抑えられるでしょう。

さて、本命のZ 180-600mmは余裕で入ることは確定ですが、Z 8とセットで入れてみましょう。

Nikon Z 8 + NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは高さも余裕が

余裕でした。写真ではZ 8ですが、Z 9でもOK。何ならグリップ付きのZ 8も多分問題ないです。ボディと一緒に入るのは大きなメリットです。これだけで望遠撮影に出かけられます。
ただし、このままだとレンズが細いので(AF-S 600mmと比較して)バッグの隙間に余裕があり過ぎて遊んでしまうので、付属の詰め物を入れてみます。

これがZ 180-600mmに合わせたかのようにぴったりです。更にカメラの上の空間にも余裕があるので、付属のポーチ(フィルタやキャップのケース?)が入ります。
ということで、このカメラバッグ、メーカー問わずオススメです。ってNikonって黄色で入っていますけどね。SONYのボディ+FE 200-600mmにもちょうどよいですね。

しかし、まさか最終的な答えが、同じNikonの望遠用汎用レンズケースになるとは。バッグ(レンズケース)は奥が深いな。

これってバッグ沼じゃん(笑

と思わずにはいられないです。Nikonって昔からカメラ・レンズバッグ類に力を入れていて、ラインナップも豊富ですが、あまり宣伝してないので、すっかり見落としていました。

恐らくFマウント望遠レンズの終息と共に、このケースも生産終了になると思われ、買うなら今がチャンスと思います。
同じようなサイズのZマウント用のCL-L3はやや値上がりして1万円台後半です。もっとも、それでも安い部類と思います。

私は楽天のコジマで購入しました。

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Amazonは執筆時点で在庫1個(ちょっと前まで品切れ)。製品も古いことから、売れてしまえば在庫補充されず販売終了かもしれませんね。

後継のCL-L3もコンセプトは同じで、対応はZマウントレンズの望遠ですが、汎用なので実際はレンズマウントは関係ないです。

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CL-L2がディスコンになったら、CL-L3もおすすめですね。

Japan Mobility Show2023に行ってきた その5

10時すぎから楽しんだJMS2023も、そろそろ終了の19時が近づいてきました。

SUZUKI

変にオシャレな感じも気取った感じも意識高い系でもなく、実にSUZUKIらしい展示でした。

シニアカーに謎モビリティ、そして次期スイフトのコンセプト(ほぼこのまま出るのでしょう)、そして今後20年は売るであろうジムニー(写真は普通車のシエラ)、特段目を引くものはないけど、これがいつものSUZUKIです。

BMW

今回数少ない欧州勢の1つ、BMW。昔は好きだったメーカーで、いつかはM3に乗りたいと思っていましたが…もうデザイン的についていけないです。
まあ悪くないモデルもあるけど、中国で売ることを念頭にしているデザインは…
冒頭のコンセプトカーも何だかパッとしませんねぇ。

特段見るべきものがない…やっぱりスポーツモデルがないのが寂しいな。

MITSUBISHI MOTORS

一時期リコール隠しなどで低迷して、会社存続すら危うい感じだったMITSUBISHI MOTORSですが、もう方向性はSUV一色、これに尽きます。SUVブームに乗って、得意分野を猛アピールです。

Dynamic Sound Conceptが、DIATONEではなくYAMAHAと組んでいるのは、三菱グループ(特に三菱電機)から総スカンされた結果ですかね。逆にDIATONEもかつてカーオーディオのCMに登場させた車は外国車でした。

全てがSUVでした。ランエボみたいな車はもう出ないんだろうな。コンセプトカーのD:Xは次期デリカのイメージでしょうね。個人的に結構好きです。

NISSAN

話題の”チバラギ仕様”チャンプロードに出てきそうなGT-Rっぽい車両とか、次期型を開発しているのかエルグランドっぽいミニバンコンセプト、ん~って感じです。

なんだろうな、このモヤモヤ感。CGではかっこよく見えたのに、実車にしてみたらン?となってしまった感じです。
近年は、CADによるデザイン設計がふえて、クレイモデルはなるべく作らない方向になってきているようですが、やはり実際の感覚って大事です。


ということで、19時めいっぱいまで楽しみました。

Japan Mobility Show2023は、今週末まで開催です。3連休中も、まだの方はぜひ楽しんできてください。

Japan Mobility Show2023に行ってきた その4

さてこの時点で17時半、一般公開初日だった土曜日は19時までの公開なので、まだ余裕はあるとは言え、残り1時間半。案外あっという間です。
それでも海外メーカーの展示が減った今回は、展示数は少ないようですけど。

LEXUS

奇をてらった展示はなく、落ち着いたシックな展示でした。派手な演出をしたTOYOTAブランドとは対照的、王者の余裕ですね。

ただ、個人的にはあまり見どころはなく、写真は少なめ。

BYD

今話題の日本進出した中華メーカーです。中国最大のEVメーカーですが、まだBEVが定着していない日本ですが、恐らく日本人が買わなくても、在日中国人が買うんでしょうね。

デンザD9(騰勢)は、PHEVとBEVという2種類のパワートレインで展開中。日本では導入されていないため、展示車も左ハンドルでしたが、見た目は正面アルファード、リアのCピラーあたりはオデッセイっぽい印象。
中国でもアルファードのような高級?ミニバンが人気のようです。DYNAUDIOのスピーカーが搭載されていました。あのDYNAUDIOがねぇ…(かつては日本や中国人の悪口を言っていたメーカーだったり…)
内装はLEXUSっぽい革シートで、まあいろんな寄せ集めっぽい印象ですが、それがうまくまとまっているのが今の中華メーカーの大手のすごいところ。

日本では販売していないけど、SUVもあり、もうフルラインナップで展開していて、この辺りは日本や欧米メーカーともはや遜色ないですね。

男の子が触っている大型のタブレットタイプの操作系も、ここ最近トレンドですね。こういうのを見ると、クルマも長く使うものというより、デジタルガジェットのように次々と買い替えていかないと…となりそうで、何だかな~。
近年おねぇさんをあまり配置しなくなったモーターショーに於いて、一番多くおねぇさんがいたような。

YAMAHA

バイク乗りではないので、バイク自体にあまり興味はなかったのですが、YAMAHAの展示が面白かった。バイクだけのメーカーじゃないぞとばかりに楽器も展示していましたし、パフォーマンスも面白かった。

最初に出てきた未来型のバイク、これスタンドしていないときでも倒れないんですよ。どうなってるの!?
オフロードバイクのパフォーマンスは圧巻でした。ブレブレですけど(笑

続く…(次回で最後です)

Japan Mobility Show2023に行ってきた その3

モータースポーツブース、グランツーリスモの競技も開催される中、Honda F1が近くで見れたのが嬉しかったな。

なにげにすごいマシンが展示されているのに、やはり奥で行っているグランツーリスモに人が集まっています(笑)
おかげでゆっくり見れましたけど。

では東ホールの4,5,6へ。

KAWASAKI Ninjaは40周年なんですって

SONY & Honda

鳴り物入りで登場したSONYとHondaの共同制作車、AFEELAですが…

かっこよく展示していましたが、個人的にこのデザインは、一昔前に考えた未来のクルマ感が強いです。何だか逆に古臭いんですよね。
本当に売るんだろうか?

Honda

Hondaって自動車会社ではないんですよね。何でも屋さんです。そのせいか、今回モビリティーショーになって様々なジャンルのものが展示されている一方、ちょっと展示自体に一体感がない印象でした。

クルマにバイクに、移動する椅子のUNI ONE、搬送車やロボット、色々あるけど目玉があまりないような。展示もやや寂しく、TOYOTAとの差が出た感じですね。
そんな中、見たかったモトコンパクトがあったのが良かった! 予想以上に薄い! いいなこれ~。

eVTOLにHondaJet ELETEIIに自動運転タクシーのCRUISEに電動自転車に、もう何でもあり。でもなにか寂しいのは、F1が別ブースに展示されていたり、スポーツカーがなかったことですね。

そんな中、これが良かった! 久々に復活したプレリュード!

カッコいいじゃない! ホイールベースはシビックと同じみたいです。サイズ感は大きすぎずちょうどよいですね。
細部もショーカーというより、ほぼ販売する車に近いですね。ホイールが20インチなのは、多分販売時には18インチあたりに落とすと思いますが、これは欲しいなと思いました。
でも500万円近くするのかな…

続く…

Japan Mobility Show2023に行ってきた その2

TOYOTAと関連企業

TOYOTA系のブース、なにせJMS開催を牽引する企業だけに、本体とトヨタ車体など関連会社合わせて最大のブースを形成していました。
センチュリーのSUVのような高級車が、誰でもお触りできる状態で置かれているのには驚きです。
さすが、世界一の販売量を誇るメーカーだけあります。

そして展示がとにかくすごい。背景や車体に映像を出していましたが、高解像度で圧巻でした。

TOYOTAのステージが、これまた映像とダンス、そして音楽と、もう車のイベントか?ってくらいに力が入っていて、観客を引き付けていました。あれをやられると、周りの展示が可哀想になるくらい、TOYOTAに人が集まっていましたね。
70ランクル、昔のデザインのまま灯火類はブラッシュアップ、ランクルもメルセデスのGクラスに負けない伝統ブランドですからね。
とにかく圧巻でした。

Mercedes

Mercedesは奇をてらった展示はなくオーソドックス。個人的に最近のモデルは若旦那感が強くて趣味ではないけど、さすがドイツ御三家のトップだけあって、安定感があります。

SUBARU

ごめんなさい、今回あまりパッとしなかったです。

写真も殆ど撮らなかった。SUBARUはどちらかというと好きなメーカーだし、乗るといつもいいな~ってなるのですが、今回あまり目玉になるような展示形なったですね。

MAZDA

ここ最近の見せ方通り、派手な演出はないけどシックな展示が多い印象でした。特に今回はロードスターブランドを大切にしているんだな、というのが伝わってきましたね。

面白いと思ったのは、写真にある白いロードスター。これ、実車ではなく、赤ちゃんを乗せて写真が撮れる小型モデルなんですよ。これがよく出来ていて、一生の思い出になるなと思いました。こういう体験は大切ですね。
そしてICONIC SP、これは純粋にカッコいい。さすが、デザイン力は国産で運を抜いていますね。
最近のMAZDAはSUVばかり乱立して、正直ちょっと飽きていたので、こういう低いシルエットの車にグッと来ます。

その他部品メーカー系など

その他でくくってしまいましたが、数が多いので。でも見どころは結構ありました。
まずトップの4枚の写真、THKのLSR-05、これが今回のJMSで自動車メーカー以外のコンセプトカーとしては群を抜いてかっこよかった!
この時代にあえてセダンですが、前後に踏ん張ったタイヤ、薄すぎずバランスの良い車高など、未来を感じさせます。
あとで聞くとデザインは元日産のデザイン本部長で、現在はSN DESIGN PLATFORMのCEOの中村史郎氏によるものだそうです。

海外勢はEV主体、もうエンジン、ハイブリッドでは戦えないからでしょうね。そらとぶクルマ系もそこそこ展示があり、電動キックボード、電動バイク、自動運転トラックなど、このあたりは現在のトレンドですね。

続く…

Japan Mobility Show2023に行ってきた その1

4年ぶりに開催されたモーターショーは、名前をJapan Mobility Showに名称を変更して、クルマだけでなくバイクや自転車、航空機など総合的なモビリティショーに生まれ変わったとの触れ込み。さてどんな感じかしら?

Concorso di Replica 2023

まずは会場に入る手前、国際展示場駅から東京ビッグサイトの本会場の間にあるイーストプロムナード石と光の広場に、日替わりでの展示が行われます。
私が行った先日28日(土)は、Concorso di Replica 2023と題した歴代レースカーとラリーカーの展示でした。

往年のラリーカーがズラリ。OZ Racingの白のホイールが懐かしい。昔これアコードに履いてたっけなぁ。ランチア・デルタとか、胸熱です。

会場、まずは南ホールから

一般公開初日でしたが、10時の開場から少し時間を空けていったので、入場はスムーズでした。

トミカにスーパーカーに、コーティングのKAMIKAZE COLLECTIONに(今年のオートサロンでもお見かけしましたね)、そして今話題の電動キックボードなど。たしかに車がメインですが、それ以外の展示も多かったですね。とはいえやっぱり車がメインですけどね。

Out of KidZania

前回もあったそうですが、見たのは初めて。

各社特色が出てますね。Hondaは除雪機のテスト、とちょっと地味でしたが。Nissanのクレイモデルは楽しそうですね。

ささっとお昼を頂いて…

早い時間だったのでそれほど並ばず買えました

西ホールの部品・機械器具展示

いつも時間がなくてあまりしっかり見れていなかったけど、今回はじっくり見てきました。ここはモーターショーというよりは技術展ですね。

燃料電池を自転車に積むとか、従来の8倍充填可能な水素タンク、往年のOHLINSのサスペンションに、NSKではeVTOL用のベアリングなど、久々に技術展を見ました。
やっぱり電動化はもうトレンドであることは言うまでもないですが、そのアプローチが様々だな~と思いました。
どう考えたって、現在の充電方式だけでは不便極まりないですからね。燃料電池や交換式バッテリが、近々では現実的な選択になるのかもしれません。

東ホールの次世代モビリティ・モータースポーツ関連

ここが一番大きな会場なので、何回かに分けてご紹介します。
最初に行ったのはトラック・バスの大型車ゾーン。

や~っと国産メーカーからもEVトラック・バスが出てくるようです。
ISUZU ERGA EVは技術者の方に色々話を聞きましたが、バッテリを床下ではなく天井に搭載しているそうです。これは低床化と冷却のためだそうですが、重心が高く揺れなど大変なのでは?と聞いたところ、サスペンションで抑え込んでいるようです。アクティブサスペンションを搭載来ているのかと聞いたら、そうではないそうです。
バッテリを座席の下など空間に押し込んでは、との質問には、バッテリを分散させると管理と冷却が難しくなるとのことでした。EVもなかなか難しいですね。

ISUZUはHondaと燃料電池トラックの展示。HondaはCLARITY FUEL CELLなど、かつては燃料電池車も販売していましたが、現在は終了しています。やはり水素タンクがスペースを取るといった課題が大きく、TOYOTAほどの販売規模がないHondaには難しかったのかな? どちらというとスペースに余裕がある大型車に適していると思っていましたが、実用化はどうなんでしょうね?

DAIHATSU

DAIHATSUのブース、もちろん小型車中心です。懐かしいモデルの展示もありました。一方次世代のCOPENのコンセプトカーや、軽のEVワゴンも。個人的に思うのは、日本は軽自動車からEVが普及するのでは、と感じています。そこまで航続距離を求められないチョイ乗りがメインであれば、ある程度充電方法の解決があれば、普及するのではと思います。
特に過疎地域ではガソリンスタンドがどんどん減っていて、給油のために長い時間と距離で街に出てまで…となると、自宅で充電できるメリットは大きいですから。

次世代のコンセプトであるVISION COPENは、2002年の初代の印象そのままですね。こうして軽オープンを出し続ける姿勢は評価したいですね。

続く…