「日本酒」カテゴリーアーカイブ

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

珍しく笑四季が手に入りました。私の界隈では扱っているお店はあまりなく、数えるほどしか飲んだことがありません。
しかも、このSensation Redは限定生産品。
いつも行く酒屋なのですがちょくちょくこういうのを仕入れてくるんですよね。

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

赤色酵母を使ったピンクのお酒…と思いきや、赤いのは瓶の色で、注いだらむしろやや黄色みがかった、ザ・日本酒ですね。

甘酸っぱそうな味がしそうですが、酸味はそこまでではないです。酸味の少ない林檎系の甘みで爽やかと思いきや、やや持ってどっしりと辛さも出てきます。ふくよかに広がり、スパっと切れる感じではないですが、後味は比較的残りにくいため、食事と合わせても違和感ないですね。

協会系601号酵母と、自社製の酵母の掛け合わせです。精米歩合50%ですが、すっきり系ではなく、しっかりと米の味が生きている印象。酒米は滋賀県産米とだけ書かれていて、銘柄は非公開です。

【笑四季酒蔵】笑四季 Sensation Red EMISHIKI C series.

Sensationシリーズは色々出ているようなので、飲み比べしてみたいものです。ただ、こちらはたまたま手に入った感じで、いつも笑四季を置いている酒屋ではないので、次飲めるのは何時になるやら…

【油長酒造】風の森 ALPHA TYPE1 夏の夜空

少しづつ気温も下がってきて、そろそろ秋の気配を感じてきている昨今ですが、最後の夏酒になるかな? 風の森 TYPE1の夏酒バージョン「夏の夜空」を買ってきました。

【油長酒造】風の森 ALPHA TYPE1 夏の夜空

元々TYPE1はアルコール度数14度と、一般的な日本酒より少しだけ度数が低いのですが、こちらはさっぱりとした夏酒バージョンで、更に度数を下げて12度となっています。
もちろん、風の森の特徴である、純米無濾過生原酒であることは言うまでもありません。

呑み口はもうジュースです。ラムネです。でも12度の度数の割には、割と後味はどっしりですね。風の森らしいプチプチとしたガス感と相まって、もうラムネジュースですわ。

そして、2,3日後に飲むと、ガス感がだいぶ抜け、少し甘さも落ち着いて酒らしくなってきました。いい感じになってきたところで、なくなっちゃうんですよね…。

【藤井酒造】龍勢 番外品 其ノ壱

職場の後輩から頂いたお酒です。

【藤井酒造】龍勢 番外品 其ノ壱

後輩のお宅のお子さんが、1歳になって立ってつかまり歩きするようになって、ベビーゲートって使ってますか?と質問してきました。
我が家ではベビーゲートは子供に入ってほしくない場所に使っていたのですが、下の子も4歳になり、ベビーゲートは乗り越えられるし、場所も取るので撤去を考えていたので、じゃああげるよ~、ということで差し上げまして、その御礼ということで。

後輩の出身地広島県のお酒です。龍勢は何度か飲んだことがありますが、こちらは「番外品 其ノ壱」という、蔵元曰く

「純米吟醸、純米大吟醸の責めの部分をブレンドしたマニアックなお酒。
蔵元が毎年の出来に合わせて独自の配合でブレンドをするため配合比率は毎年変動する」

http://www.fujiishuzou.com/product/13

だそうで、協会9号酵母を使用した日本酒をメインにブレンドしたそうです。ブレンドの比率は毎年変わり、内容は非公開ということで、酒米も精米歩合も表記されません。

ということで、先入観なく(笑)飲めますね。
吟香はそこそこ、酒の色はやや黄色かかっています。冷えた状態で飲み始めましたが、まず濃厚なマンゴーのようなとろりとした甘さ、酸味は穏やかですが、その後どっしりと辛さが来ます。重ためです。
したがって、濃いめの味付けの食事と合いそうです。

角上魚類で鯛の半身を買って、お刺身と焼き魚に

この日は、角上魚類で買ってきた鯛の半身。お店でお刺身用のブロックとアラに切ってもらい、お家でブロックは刺し身に、アラは焼いていただきました。刺身は脂が乗っていて、その辺のスーパーマーケットではお目にかかれない、良質な鯛でした。焼いても美味しいですね。

鯛とよく合う龍勢の番外品でした。

【油長酒造】風の森 Petit 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋津穂50

とにかく扱っている種類が多い練馬区の酒屋「うえも商店」に行ってきました。ここは、私の大好きな「作(ZAKU)」も扱っていますが、それは次回に。今回は、やはりここのお店のラインアップで得意とする「風の森」を2本買ってきました。最初の1本がこちら。

【油長酒造】風の森 Petit 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋津穂50

細身のおしゃれな瓶です。Petitと書かれているように、量も375mlと少なめ。お値段も800円と、量相応にお安く。いや、瓶代や手間を考えると、ここまで安く提供できることが、逆にすごい。

なのに純米大吟醸、元々風の森は、基本的に無濾過無加水の生原酒のみを提供していますが(一部TYPE 3のように海外販売のため火入れをしたものもあります)、ここまで削りながらもリーズナブルなお値段、中々やりますな。

開戦して注ぐと、フレッシュなプチプチに、さわやかな吟香が立ちます。そして大吟醸でありながらも濃厚なタッチ。甘さも引き立っていますが、その後しっかりと酸味と辛さが出ていて、軽く爽やかな飲み口を想像していたら、割としっかりとした味です。

【油長酒造】風の森 Petit 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋津穂50

様々な手法で製造した日本酒を提供する油長酒造ですが、決して高級ブランドを目指していないのも好感が持てます。そして種類が多くて、常に新しいものに挑戦しているのも、酒好きにはたまらなないですね。

このPetitは、中身は同じながら、ラベルは10種類あるそうです。凄いね。

【豊島屋酒造】家守(おくのかみ) 仕込み十六号 純米中取り無調整

COVID-19の影響で、半年行けていない行きつけの居酒屋さんでは必ず置いている「おくのかみ」。いつでも飲めるだけに、ここ最近行けないため、飲んでいませんでした。
ということで、久しぶりに買いました、おくのかみ。

【豊島屋酒造】家守(おくのかみ) 仕込み十六号 純米中取り無調整

おくのかみは、個人的には間違いがないお酒の1つ。まさか東京都のお酒でこんなに美味しい物があるなんて!

特徴は、ジューシーかつ日本酒らしいどっしりさも兼ね備えていますが、こちらも通年酒だけに、安定してジューシー。1回火入れですが、まるで生酒かのように、プチプチとした微発泡と甘み、酸味が、苦味が絶妙にバランスしています。それでいて、このお酒の場合は後味はややどっしりとしていて、日本酒らしさも兼ね備えています。

酒米は八反錦を使用して、精米歩合は麹米55%、掛米50%で吟醸酒レベルですが、あえて吟醸は名乗っていません。よくある純米吟醸にあるすっきりさっぱりというよりは、バナナのような濃厚ジューシー、そしてどっしり後味です。無調整で加水していないのもあって、濃厚さが出ていますね。それでいて飽きの来ない味です。

【豊島屋酒造】家守(おくのかみ) 仕込み十六号 純米中取り無調整

日本酒度も+1.0で、中庸ですが、実際甘すぎず、かと言ってから過ぎず、とにかくバランスがいいです。


酒屋はいつもの行きつけですが、今回は特に迷いました。色々飲んでみたいものがあって…。だけど、たまには定番のお酒もいいですね。

【タカハシ酒造】天遊琳 夏純

怒涛の3連チャンの日本酒記事であります(笑

さて今日から私は夏休みですが、昨日の仕事帰りに買ってきたお酒を紹介しましょう。
COVID-19の影響で、電車通勤から自転車通勤に切り替えた結果、通勤ルートに酒屋があるという…なんということでしょう(笑

さてその酒屋さんですが、中々通なラインナップでして、行くたびに何を買おうか迷ってしまいます。

【タカハシ酒造】天遊琳 夏純

今回は、前から気になっていた「天遊琳」の夏酒を買ってみました。三重県のお酒ですが、四日市の酒造です。三重のお酒は、「作(ざく)」を筆頭に中々侮れないのです。

精米歩合は60%で、酒米や使用酵母などは非公開、購入時に最彩の店主より、「冷酒では生姜やミョウガとよく合います。ぬる燗で、冷製パスタにも合いますよ」というアドバイスを頂きました。

まず注いだ時の吟醸香、これは非常に爽やか。強い香りではなく、ほんのりきれいに香っています。
夏酒だけに、口に含んだ第一印象は、さっぱりした中に、米の控えめな甘み日本酒らしい辛さとが、どちらも押し付けがましくない爽やかさを演出。
精米歩合60%ですが、雑味感がなくクリアでさっぱりとしていて、スーッと引いていく印象。
夏酒の王道を行く感じですね。

【タカハシ酒造】天遊琳 夏純

今回買った酒屋は、「神亀」「与右衛門」「るみ子の酒」「生酛のどぶ」など、埼玉の「神亀」以外はどれも関東での流通が少ないですね。どのお酒も甘すぎない、食事の味を邪魔しないお酒です。

休み中は、この酒で過ごしたいと思います。一升瓶だけど、休み明けまで持つかな?

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison

醸し人九平次で日本酒界では有名な萬乗醸造。COVID-19でお店で飲むというのがまだ難しい情勢、家飲みのためのお酒、だそうです。La Maisonは仏語で家、ということで、まさに家飲みようということです。

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison

この前の甲子林檎の写真は、D3400にキットレンズのAF-P 18-55mmで撮っていますが、今回はD850にMicro 60mm、やっぱりボケ方が違いますね。

それはさておき、蔵元のコメントには…

雄町特有のボタニカルな香りに加え、ハッサクのような和の実が大ぶりな柑橘を連想する香り。味わいも香りと同じように和の柑橘を口にしたような旨味・酸味・苦味をを連想します。特徴的なのは旨味のアタック、そして心地よい苦さ。味わいのバランスが整っており、穏やかかつ、落ち着いた印象を受けます。気軽にゆっくりと楽しんで頂けたら幸いです

だそうですが、開栓初日のYamaroが飲んだ最初の印象は

「うん、水だねこれは」

これは決して味がないと言っているのではありません。もう、スーッと入っていくんですよ、水を飲むかのように。
通常、日本酒でもなんでも、アルコール類は酒を飲んでいる感覚、つまりアルコールそのものを明確に感じるものです。が、La Maisonはそういう、アルコールを飲んでいるぞ、という感じではなく、水のごとくスーッと入ってくるのです。この感覚は、めったにあるものではないです。

そして、ハッサクかと言うと…そこまでの酸味は感じませんね

いや、美味いんですよ。食事の味は邪魔しないし、酸味も甘みも辛さも、レベルの高い次元で調和して、辛いだ甘いだなんて単純に表せないですね。なので、「水」と言う表現にしかなりません。

面白いことに気付きまして、チーズと一緒に食べたところ、酒がぐっと甘みと旨味が増しました。ワインでもなかなかない感覚です。

【萬乗醸造】醸し人九平次 La Maison

酒米は雄町、精米歩合は非公開ですが、とあるサイトには50%とあり、確かにそのくらいのスッキリさではあります。

COVID-19が落ち着くまでの限定酒となりますが、これ、低城主にしてもらえないかなぁと思うくらい、久しぶりに気に入ったお酒です。今回は買ってきてもらいましたが、自分で手に入れるのは難しそうです。

醸し人九平次は、以前別誂(べつあつらえ)も結構好きだったんですよね。こことの相性が良いのかな。
また飲みたいなぁ。

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

ブログで書きたいことが色々あって、掲載が遅れてしまったお酒。撮影は先月末。当然もう飲みきってしまっています。

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

白ワインに多く含まれるリンゴ酸を多産する、協会77号酵母を使用したお酒、酒米は五百万石(らしいです)、日本酒度は-18と甘めのお酒になりますが、リンゴ酸酵母ということでさっぱりとした酸味があり、よくある日本酒度の低い甘口のお酒とは印象が異なります。
林檎シードル?とまでは行かないものの、それに近いスッキリサッパリさがあり、甘すぎないため、割と食事の味を邪魔しない感じです。

さっぱりとした酸味を基調として、すっきり系な甘さ、爽やかな微発泡感もごく僅かですが感じられます。
まさに夏にぴったりなお酒です。

【飯沼本家】甲子 林檎 (Kinoene Apple) 純米吟醸生

裏はラベルではなく白文字の印刷となっていて、残念ながら写真だとちょっと分かりづらいですね。

アルコール度数は、少し低めの15度、白ワインに多く含まれるリンゴ酸のおかげで、確かにいわゆる日本酒っぽさよりもワインやシードル形に似た味となっていて、女性好みしそうな感じです。
あっという間に開けてしまいました…

【羽田酒造】脱兎別囲い 無濾過生原酒 (裏脱兎)

正規の商品名を鏡文字にした、いわゆる「裏○○」と、文字にするとなんだか怪しげですが、これって最近の流れなんでしょうかね?
個人的には「裏○○」と通称される鏡文字ラベルの日本酒、今までは「裏鍋島」とか「裏ちえびじん」あたりは知っていましたが、今回は「裏脱兎」。脱兎は自宅用として買うのは初めてだったりしますが、いきなり裏脱兎を買ってしまいました。
裏脱兎は試験醸造で、チャレンジングなお酒で、本来は通常の脱兎から味わうべきなんでしょうけど(笑

【羽田酒造】脱兎別囲い 無濾過生原酒 (裏脱兎)

最近は日本酒も海外に出そうという酒造が増えてきた気がします。ラベルに英語表記もあると、これもそうなのかな?
右肩下がりの日本国内だけでの消費では、もはや酒造を維持できないというのもあるのかも? ただ、このお酒は生で冷蔵保管必須ですから、簡単に海外に輸出できないでしょうけど…冷蔵コンテナはお金がかかりますし、難しいところですね。

写真では見切れてしまいましたが「からくち」と札を下げていて、つまりそういうことです。

香りは爽やか、まずは冷酒で口に含むと、フレッシュさを感じさせる酸味、そして確かに辛口だ! くっと辛口日本酒の風味が。酸味は程々にあり、後味に甘みを残すタイプで、すっと引いていきます。ザ・食中酒、という趣。

ただ、辛口のお酒、やはり燗で試したくなります。温めてみました。うん、正解! やはり温めることで、辛さの中にもバナナのような甘みが増す印象です。だた、適度に苦味もあり、この辺りが好みの分かれそうな所でもあります。

精米歩合は50%、酒米の種類や日本酒度、製法は非公開、先入観なく飲んでほしいという蔵人の想いが詰まったお酒です。
日本酒度は17.5度と少し高め、でもどっしりしすぎることはないですね。
精米歩合50%とから想像する、スッキリしすぎ感もなく、米感はきちんと伝わります。

【羽田酒造】脱兎別囲い 無濾過生原酒 (裏脱兎)

これはもう一度、裏ではない脱兎も飲まねば。色々飲みたいお酒があって迷っちゃいますね。流輝の夏酒も飲みたいしなぁ…。