AI画像生成とどう向き合うか

Adobeは先月発表したAIによる画像生成「Firefly」は、Photoshopにベータ版がインストールできる状態ですが、まずはPhotoshop現行の機能、空の置き換えも簡単に背景を変えられるため、写真の根底を変えてしまうものだったりします。

Photoshopの「空を置き換え」

まずはベースの無加工の写真を用意します。

2018年5月撮影の、百里基地302SQ所属だったF-4EJ改 (37-8315)  301SQの機体になる前の写真

背景は青空ですが、雲ひとつないと距離感がないため、絵的にはつまらない写真です。
Photoshopには(Lightroomにもありますが)、背景や空、被写体認識機能があり、この機能の一環として、空を置き換えることが可能です。

空を置き換えで簡単に雲のある空に変更できる

いくつか種類がある中で、画像のような雲のある空を選択肢てみました。

空を追加、言われなければわからない

色がちょっと変わってしまったのは色域指定を間違えたためです。面倒なのでそのまま載せましたが、このように違和感なく変換できました。もはや背景と被写体の境界線も気にならないくらい、きれいに置き換えできます。
この日は雲があった、と言い張れば、誰も気づかないくらい自然です。
このような画像変更は、もう数年前からそれを売りにしたソフトが出ているくらいです。これをどう考えるか、これは写真なのか?
しかし言われなければ本当にわからないです。

夕暮れだと流石に不自然

単純に背景を夕暮れにしてみました。当然被写体のファントムは日中順光なので、あまりに不自然です。
そこで被写体を選択して、少し調整してみました。

やっぱり不自然だけど…

これは私の調整が下手くそなので、やっぱり多少の不自然さは出ます。当然順光で光が当たっている被写体の色を変えただけなので。
しかし、これがAI生成により被写体も逆光っぽくできるようになれば、もう不自然さもなくなるのでしょう。
こうして弄られた写真が、AIにより簡単に生成できる時代がもう来ているのです。
百里基地の撮影をよくしている人なら、日没の方角から3枚目の写真を撮るのは難しいだろうとわかりますが、そのうちAIが進化すると、その辺りも考慮されたりして?

Nikon Z 8の10bit HLGのタイムラプス動画から16bit TIFF画像に出力する方法

以前も書きましたが、Nikon Z 8のカメラ内タイムラプス生成は非常に進化しており、Z 9では出来なかった10bit HLGでの記録が可能となり、露出平滑化の精度もよりよくなり、これまでのD810でJPGインターバル撮影→Davibci Resolveに投げてタイムラプス化するよりも、より高画質に、そして簡単にタイムラプス動画が生成できるようになりました。

10bit記録できるため、従来の8bitよりも編集耐性が上がるのもよいです。特に露出が大きく変わる場面(屋外だと日の出日没前後)における露出の変化で、調整のため諧調を調整せざるを得ない場合に便利です。
もちろん、RAW動画なら言うことないのですが、そのうちファームアップで出来るようになったりして?
とにかく、編集耐性が上がったことで、カラーグレーディングを充てても画質の劣化を抑えられるのが良いです。

この前買ってきたお花、カリブラコアです。微妙に開花するシーンを撮ってみました。フィルムライクなLUTを割り当てています。

Davinci Resolveで16bit TIFF形式の静止画を生成する

Nikon Z 8は、8K30p 10bit HLGのタイムラプスが生成できるため、そこから静止画にするのも高画質です。
NX Studioでも動画から静止画を切り出せますが、残念ながらJPGのみです。これだと、10bitの動画も8bitに丸められてしまいます。もちろん、静止画書き出し後に編集しなければさほど問題ありませんが。

Nikon純正のNX Studioでの動画からの静止画生成はJPEG形式のみ

Davinci Resolveは動画編集ソフトですが、動画からの静止画切り出しにも対応していて、後からPhotoshopなどで画像編集を行いたいのであれば、JPEGだけでなく16bitのTIFF形式でも出力可能です。

Davinci Resolveのカラータブで、切り出したーシーンを表示させて右クリック→スチルを保存でギャラリーに登録される
ギャラリーに登録された静止画を右クリックして、「書き出し」を選択
あとはTIFFファイルを選択肢て保存

如何でしょうか?
ちゃんと16bit形式(合計48bit)のTIFF動画として出力出来ました。これならある程度画質の劣化を抑えつつ編集が可能です。
こうなると、決定的瞬間を8.3k 60pのRAW動画で撮って、静止画に書き出すなんて方法も有効ですね。
ただし、無料版のDavibci Resolveは、出力は4Kまでとなります。8.3Kの解像度のまま出力させたい場合は、有料版が必要です。

でもWebに載せるには結局JPGに変換しますけどね(笑

【清水清三郎商店】作 ZAKU Z

私が日本酒で一番お気に入りのブランド、作(ZAKU)は、三重県鈴鹿市のお酒で、火入れ酒ながら、生酒のようなフレッシュさが特徴です。
そしてその中で、そういや買ったことがないなと思って今回買ったのが、ZAKU Zです。

【清水清三郎商店】作 ZAKU Z

ワインボトル形の瓶が特徴です。個人的に、生酒の場合特に発泡による旬出を防ぐ意味でも、回転型の栓をどの日本酒にも採用して欲しいと思っています。開けやすいですし。なので、こういう瓶が好きです。

【清水清三郎商店】作 ZAKU Z

精米歩合60%、瓶に書かれてはいませんが、酒米は「みえのゆめ」とのこと。
作シリーズは、あまりスペックは表に出ないことが多いのですが、先入観なく飲んでほしいということかな?

火入れだけどわずかにプチプチ感あり

上立ち香は、とても上品かつ香り高い、果実よりもなにかの花のような香りを印象付けます。
口に含むと、ふわっと広がるマスカットのジューシでふくよかな甘さ、なのにすっと引いて行って、苦味とドッシリさもあとに付いてきますが、それも最後はすっと引いて後味がスッキリ。実に作らしいですが、他の銘柄よりも更に華やかな味わいですね。それでいて、決して後味二いつまでも残る感触は一切なく、すっと引いていくのもまだ作らしいです。
華やかな味わいなので、最初の1杯にも良いお酒ですね。

作といえば、そろそろインプレッションシリーズものみたいな。これは買える店が極めて限られるので、買うというより置いてある店に飲みに行かないとだな。

羽田に降りる旅客機、海外の機体も増えてきたかな

撮ったのは先月ですが、自宅ベランダから技量維持のため、AF-S 600mm f/4GにテレコンバーターTC-20EIIIを装着し、1200mm相当で撮影した、羽田空港に降りる旅客機を撮影。
ちょうどうちからは、15時以降南風の場合、東京都上空に入り旋回して羽田空港のA滑走路に降りる機体を見ることが出来ます。

この日は天気が悪く、RAW現像で明瞭度などを調整したのでちょっと画質はいまいちです。

カナダエア B787-8 (C-GHPT)

へぇ、カナダ航空も羽田に来るんですね。羽田~トロント間の定期便は今年の5月から再開とのことだったので、多分それでしょう。

ハワイアン航空 A330-200(レジ番号見えず)

ハワイアン航空、ホノルルから来ているのでしょうね。少しずつ日本からの観光客も増えてきているのでしょうか?

ANA 鬼滅の刃 じぇっと -壱- B767-300(JA616A)

なかなか近くで見る機会がない鬼滅の刃じぇっと、DHC-800型ターボプロップ機でも鬼滅版が出るようなので、それも撮ってみたいですね。やっぱりちゃんと空港に出向かないとだめですね。

久しぶりに1200mmを手持ちで撮ると、まあ難しいのなんの(笑
定期的に撮らんとだめですね。

【横須賀ビール】海上自衛隊ビール FFM-2KUMANO

横須賀ネタで引っ張った1週間のラストを飾る、海上自衛隊ビールは、YOKOSUKA軍港めぐりのショップで購入しました。

【横須賀ビール】海上自衛隊ビール FFM-2KUMANO

ラベルはいくつか種類があったけど、いまYamaroいち押しの(笑)もがみ型護衛艦「くまの」(FFM-2)をチョイス。
なぜ押しになったかというと…

護衛艦「くまの」(FFM-2)のパッチ

このパッチのセンスが大好きだから(笑) 「クマノ」と、あえてちょっとレトロなフォントのカタカナにしたのが良いですね。
葛飾北斎風の波を背景としています。鳥はなんだろう?

製造もちゃんと横須賀ビール、つまり地ビールです。販売元は(株)トライアングルで、これはYOKOSUKA軍港めぐりの船など、観光船など観光関連の業務を行っている会社でもあります。
ペールエールのビールで、蜂蜜も入っている!

ペールエールだけど色は濃いめ

注いでみると、案外色は濃いめです。ペールエールのペールとは「淡い」という意味だそうで、欧州における大昔のビールはこれよりもっと濃い色だったため、それより淡い色のペールエールというものが生まれたそうです。泡も色がついていますね。

香りは結構華やかです。口に含むと…、お?最初は苦味が来るけど、蜂蜜の甘みが後味で出てきます。割と甘め。でも最初がホップの苦味があるので、バランスは良いですね。
妻も気に入ったようです。お値段高めなのがネックですが、お土産、記念と考えれば、まあ納得でしょう。

ということで、YOKOSUKA軍港めぐりの船に乗った後は、おみやげもしっかり買いましょうね。日本酒もあるみたいだし。

YOKOSUKA軍港めぐりの船からモロシーニや日米艦艇を眺めた

だいぶ引っ張りましたが、せっかく横須賀に行ったので、イタリア哨戒艦「フランチェスコ・モロシーニ」見学の後は、YOKOSUKA軍港めぐりの船に乗ることにしました。

日伊比較できる並べ方、良いですね。
イタリアと日本の最新鋭艦艇の思想の違いが見て取れます。両艦ともともステルス対策をかなり意識していますが、モロシーニは横から見ると、案外クレーンの部分などステルス対策が今一歩の部分もあります。ロープなど、日本のもがみ型護衛艦はすべて艦内に収められて極力出っ張りはないようにしていますが、モロシーニはそこまで対策されていないですね。
もっとも、お互い運用の仕方が異なるため、哨戒任務が主としている両者に違いが合って当然で、どちらが優れているかではないんですよね。

続いて海上自衛隊のバース。新旧護衛艦や補給艦などが並び、横須賀は呉と並ぶ軍港であることが見て取れます。

アメリカ海軍側は、空母が不在で、イージス艦も整備中、やや寂しい印象。

遠方には、アメリカ海軍のボブ・ホープ級車両貨物輸送艦「フィッシャー(T-AKR-301)」が。

軍港めぐりの案内人によれば、この種の船は珍しく、なかなか見る機会はないとのこと。常駐する母港もないそうです。

ぐるっと周遊してきました。今回は、モロシーニとフィッシャーが目玉でしたね。

だんだん暑くなって、湿度も高くて霞んでしまうのも難点ですが、珍しい船を見たいなら、YOKOSUKA軍港めぐりの船に乗るのが楽しいですよ。