デビューから5年を超えたNikon D850、現行機ですが、Nikonは既に一眼レフの開発を凍結して、ミラーレス一眼に開発リソースを投入しているということもあり、まさか機能アップがなされるとは思いませんでした。
今回、D850のFW Ver1.30では、ミラーレスのZ 7II/Z 6IIで昨年FWアップデートで導入された「人物印象調整」が、新たに追加されました。
静止画・動画撮影の際に人物の色相(マゼンタ/イエロー)と明るさ(明るい/暗い)を二軸で調整することを可能とする[人物印象調整]機能を新たに搭載します。また、お好みの調整値を最大3個まで「調整モード」として登録でき、撮影時に適用することができます。人物撮影の際、シーンに合わせてよりフォトグラファーのイメージに近い仕上がりをサポートします。
https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_7_2/
ということらしいですが、なぜかあまり作例が出てこなかったりするので、どういった機能なのか探してみたら、Nikon Z 7II/Z 6IIのポートレート/ウエディングフォト撮影ガイド、なるものに書かれていました。
なるほど、人物に対しての色合いを変化させるようですね。よく黄色いと言われたNikonの絵作りですが、この機能で好みに変えられるということですね。
どの程度変わるか今度試してみるとしましょう。ちなみに、撮影時に設定すると、RAWでも撮影後の編集はできないようです。
FW Ver1.21から1.30にアップしました。Z 9と比べると、FWのサイズは小さめで、時間も短いですね。
ところで、この「人物印象調整」、なぜかZ 7IIとZ 6II、そして今回のD850のみなんですよね、搭載されているのは。他のミラーレスも一眼レフも、現時点では搭載されていません。Z 9にもなく、不思議です。
どの程度変わるのかな? 今度試してみたいと思います。