次はいつ? 2015年の観艦式

今から6年前の2015年10月18日、海上自衛隊の観艦式が行われました。
平成最後となった観艦式は、ヘリコプター護衛艦「くらま」や練習艦「しまかぜ」、MH-53E掃海ヘリが現役最後の登場となった観艦式でした。
また、ブルーインパルスもゲスト出演?しています。

残念ながら、その次の2019年(令和元年)の観艦式は、そもそもチケットが外れてしまいましたが、観艦式自体も台風19号の影響で中止となり、参加予定だった艦艇は展示のみとなってしまいました。
ですから、この2015年を最後に、観艦式は行われていないことになります。
また、次回の観艦式は2022年の予定ですが、実施要項は別途検討、となっており、不透明な状況です。

以前より、観艦式を含む、陸海空自衛が毎年持ち回りで実施する観閲式は、事前の準備や訓練など自衛隊の負担が大きく、自衛隊の任務の幅が広がっている現在、その実施の仕方も見直しがされてつつある状況です。

コロナ禍もあって、陸上自衛隊の富士総合火力演習は、2020年、2021年とも無観客で配信のみとなりましたが、この傾向は、コロナ禍が落ち着いた後も続きそうな気がします。

空自の航空祭や陸自の駐屯地祭と違い、海自の場合は単艦での航海体験はあっても、複数の艦艇が航行している様子を見られるのは観艦式のみ、まして潜水艦が潜航浮上したり、艦艇や哨戒機がフレアを発射するのを見られるのは、観艦式くらいですから、やっぱり生で観たいですよね。海上だと配信も色々制限がありそうですし。

【荒川彩湖公園】たまには高倍率ズーム

高倍率ズームは、1本だけで色々撮るには便利ですが、ボケ味はいまいちなものがほとんど。なので、あまりボケを意識しない写真を撮ってみました。久しぶりに、GX7MK3にG VARIO 14-140mmの組み合わせです。

週末行ってきた、荒川彩湖公園、天気は微妙でしたが、子供たちは遊具でずっと遊んでくれていたので、こちらも写真を色々撮ってきました。

鳥さん(マガン?)

鳥はさっぱりわかりませんが、マガンかな?

そして彩湖、いつもより貯水量が多かったです。先週は雨が多かったからかな?

彩湖は満水状態?

そして藻が発生しているのか、かなり緑色な湖水でした。

そんな彩湖をパノラマ撮影。パノラマ撮影は、カメラを振りながら写真を合成してつなげていきますが、GX7MK3のパノラマ合成は、なかなかうまく撮影が行かず、この辺りは最近のスマホのパノラマ撮影アプリんの方が優れていたりします。

彩湖をパノラマ撮影

荒川が増水した場合、写真右の滑りから彩湖に増水した水を導くシステムです。彩湖は荒川第一調節池として作られた人工の湖です。2019年の台風では、調整池として稼働し、荒川沿いの冠水を軽減させました。ただ、それでも周辺地域のいくつかは冠水被害に遭いましたが、彩湖がなければもっとひどい被害が出ていたかもしれません。

すぐ横を武蔵野線が走っているので、撮り鉄の真似事をしてみました。

武蔵野線とさくらそう水門

んー、切り取りがいまいちだね。
ならばこれはどうだろう?

送電線と貨物列車

送電線の鉄塔の上に、もう少し空間が欲しい気がしたけど、まあこれはこれで。

そんなこんなでゆるい撮影をしていた週末でした。
ああ、飛行機撮りにに行きたいな~。百里基地なんか、もう4ヶ月も行っていない…。

Nikon Z 9で1時間以上8K動画撮ると、ストレージはどのくらい必要なんだろう?

Nikon Z 9のディザー広告、4つ発表されるうちの2つ目までが、執筆時点(21/10/16)で発表されています。

Nikon Z 9 1つ目のティザー広告
Nikon Z 9 2 つ目のティザー広告

あまり大きな情報はないですね。
1つ目の動画は、Nikon初めての3軸チルト液晶を搭載していること、2つ目は8K30pの動画を1時間以上継続して撮れることしかわかりません。

1時間20分以上8K30pで撮影していることが分かる

Nikonは2021年3月10日に、Nikon Z 9を開発中であることを広報発表していますが、あれから半年経過してのティザー広告です。ソニーがα1を2021年1月27日に発表し、3月19日に発売したことを考えると、あまりに遅いですね。
恐らく、SONYがα1を発表したことで、Nikonはフルサイズミラーレスのプロ機までもSONYに先を越され、待ったなしの状況になったからでしょう。α1が仮にまだ発売されていなかったとしたら、NikonもあのタイミングでZ 9の開発を広報発表することはなかったのではないかと思います。

東京五輪では、まだ報道カメラマンのメーカーシェアはCanonとNikonが優勢だったものの、SONYの報道利用は確実に増えつつあるのは確かです。
こちらの記事では、Canonが6割近くと圧倒的優勢、Nikonは3割ですが、SONYは1割弱とのことで、将来的にもCanonが優勢であること、SONYは今のコンセプトのままでは逆にシェアを落とすのではと予想しています。

個人的にはNikonが追い上げをかけない限り、そしてプロ向けサービスの質を落とさないようにしなければ、機材リプレースのタイミングで、ごっそりCanonに持っていかれる気がしてなりません。ここが踏ん張りどころと思います。そして、プロの間でもEOS R5が支持されている通り、ミドルクラスの充実も必要です。
Nikonは、Z 9に続くZ 8で3000万画素クラスの高速連写機を、そしてZ 7IIIでは画素数据え置きで秒20コマ達成(EOS R5の対抗機種)を目指すべきと思います。

ところで、8K動画を1時間以上連続撮影できるストレージって?

Nikon Z 9で疑問に思ったこと、8K動画を、気温の高い屋外で1時間以上撮影できることは、ただでさえ熱が厳しい8K動画撮影では画期的なことです。
SONYのα1では、4:2:0 10bitで約30分の8K 30p動画記録としていましたが、Nikon Z 9ではこの倍以上を撮れるということです。
放熱にかなり気を配った設計となっているようです。

疑問に思ったのは、8K30pで1時間以上動画を撮る場合、ストレージはどの程度消費されるか?ですね。

SONYのα1の場合、動画のビットレート(最大)は、

  • XAVS HS 8K30p 10bit 4:2:0・・・400Mbps = 50MB/s
  • XAVS S-I 4K60p 10bit 4:2:2・・・600Mbps = 75MB/s

となっています。なお4Kのモードは複数あり、上記は最高画質のモードの場合です。
意外にも8Kより4Kのほうがビットレートが多い、と思われる方もいますが、8Kでは30フレームで、クロマサブサンプリングが4:2:0なので、4K動画は8K動画の画素数1/4しかないとは言え、クロマサブサンプリングで4:2:2で倍のフレームレート、更に圧縮方法の違いなどから来ています。

純粋に解像度は8Kが有利ですが、色情報法の多さを加味すると、実はα1の場合はXAVS S-I 4Kのほうが編集時の耐性が高く画”質”は上といえます。
このビットレートは動画と考えれば案外高くありません。
単純計算すると、8Kなら30分で約90GBとなります。今どき128GBのメモリーカードは普通ですね。
ただここで気になるのは、SONY α1はCFexpress Type A/SD UHS-IIのデュアルスロットで、書き込みの速いCFexpress Type Aカードは、現時点で最大容量が160GBまでしかラインナップされていないのです。
SDカードならより大容量のカードもありますし、600MbpsならSD UHS-IIカードでも速度的に問題なく書き込めます。
逆に言うと、フラッグシップ機たるα1が、書き込み容量や速度で不利なCFexpress Type Aを採用したことは疑問です。この辺りが、ボディサイズと合わせて、α1がフラッグシップ機、というよりはプロ機として足かせになるのではないかと危惧する部分ではあります。

Canon EOS R5の場合、

  • 8K DCI RAW HDR PQ 4:2:2・・・2600Mbps = 325MB/s
  • 8K DCI ALL-I HDR PQ 4:2:2・・・1300Mbps = 162.5MB/s

となり、EOS R5のほうが書き込みビットレートが速いモードが多いです。8K動画撮影時の熱問題で販売当初叩かれたR5でしたが、基本的なスペックは、α1を上回っている部分も多いですね。
なによりボディ単体でRAW動画が撮れるのは魅力でしょう。
ちなみにCanonのサイトによれば、 最大ビットレートを使用する8K DCI RAW HDR PQの場合、 1TBのカードで51分撮れるようです。※ただし連続撮影は温度上昇に伴い約20分です。
現時点でCFexpress Type Bカードは2TBまで発売されていますから、EOS R5で8K動画を撮る場合は、1TBのカードは欲しいところですね。お高いです。

NikonがZ 9の8K動画ではどのような方式を採用するかによるけど…

結論から言うと、1時間以上の8K動画を撮る場合、SONYの50MB/s程度のビットレートなら256GB以上のカードが、Canonの8K RAWのようなビットレートの場合は2TBが必要になります。
恐らく、複数のモードが用意されるのではないかと思いますが、8K動画前提なら、最低512GB、1TBは必要でしょう。そうなるとカメラを買い替えたら、CFexpressカードにかかる予算も考慮しなければなりませんね。
スチルだけなら、128GBか256MBあれば十分でしょうけど。

個人的に、今の所8K動画を長々と撮る予定はないし、それより4Kを高画質で撮りたいと思っていますが、タイムラプスで8K動画は作ってみたいと思っています。編集ソフトも含めると…やっぱり動画ってカネがかかりますね。
8K動画を1時間撮れるくらいの熱耐性があるなら、4K動画なら余裕があると見てよく、この辺りは流石にNikonのフラッグシップなんだな、と思わせますね。

最終回【写研埼玉工場】跡地の現状(21/10/14)祝!ヤオコー和光丸山台店オープン

2020年6月からシリーズで書き始めた写研埼玉工場の記事も、今回が最終回となります。
今後も写研の話題は記事にするかもしれませんが、埼玉工場跡地の現状は終了ということにします。
向かいの厚生棟跡地は、この冬にはマンションとなる工事が始まりますが、そちらは気が向いたらということで。

2021年10月14日、写研埼玉工場跡地に、ヤオコー和光丸山台店がオープンしました。
なお、この景色は、この写真を撮っている直下にある写研の厚生棟跡地があるため、ここにマンションが建てば、見ることはできなくなる風景です。

ヤオコー和光丸山台店
終回【写研埼玉工場】跡地の現状(21/10/15)祝!ヤオコー和光丸山台店オープン

オープン直前の朝、お店の前には会員カードの受付のテントが設営され、既に受付をやっている人もちらほら。

ヤオコー和光丸山台店
設営された会員カード入会のテント。通常200円の会員カード発行が期間限定で無料!

1年半で景色が変わりました。埼玉県和光市の新しい風景ですね。

1年半前はこんな景色でした。

2020年6月の埼玉工場

開店初日は夜も激混みでした

さすが開店初日です。周辺道路激混み、駐車場も駐輪場も満車の大盛況でした。

入場制限が入るくらいの激混みぶり。大盛況でした。半額セールもあり、その他にもセール品が多数ありましたので、そりゃ混みますよね。

ヤオコー和光丸山台店の2F テナントは11月中旬オープンだそうです

2階のテナントは、まだ営業をしていなくて、11月中旬のオープンだそうです。ちなみに、無印良品や歯科以外に、ゴルフ系のお店も入るようですね。

安いので色々買った

自宅からも近く、仕事帰りに寄れる場所なので、買い物も仕事帰りに済ませられそうです。セールだったので、色々買い込んじゃいました。


ひょんなことから撮り続けた写研埼玉工場の解体と、新たなお店の誕生までを追ってきましたが、前にも書いたように、この土地自体は現在も写研の所有で、ヤオコーに賃借しているということで、写研自体はまだまだ会社を存続させるのでしょう。
写研の動きにも注目するとともに、また写研の話題があれば記事にしていきたいな~と思います。写植なんて言葉を、写研の記事を書くまでは全く知らなかったのにね。

【2016年10月13日】陸上自衛隊観閲式予行

5年前の今頃、初めて陸上自衛隊の観閲式に行ってきました。ただし予行ですが。
陸上自衛隊の朝霞駐屯地は、我が家からそれほど遠くないので、自転車で行きましたね。

予行なので、お偉いさんの代理が、役名をぶら下げて実施していました。
とは言え、ちゃんと車両や航空機も出てきますし、初めてだったので、撮影すると言うよりはその雰囲気を掴む、と言う感じでした。
曇っていて、航空機は逆光気味なのが残念でしたが、割と航空機も見れたので良かったかなと。

自衛隊では、観閲式を、陸海空毎年持ち回りで実施していましたが、東京オリンピック2020の開催やコロナ禍の影響で、その開催の順番や、開催そのものが不透明です。

2020年は航空観閲式を入間基地で無観客で実施し、ライブ配信となりました。今年は陸上自衛隊の番でしたが、オリンピックもあったので、そもそもやらないようですね。
2022年は海上自衛隊の観艦式となっていますが、実施方法については検討中のようです。
コロナ禍が終わったとしても、今後の観閲式は、自衛隊の負担が大きいことから、規模縮小やライブ配信が中心となりそうですね。実際に、富士総合火力演習は、既に去年も今年も、無観客のライブ配信でした。
今後はライブ配信が増えそうですが、やっぱり生で観たいですね。さてどうなるやら。

ASUS ROG Zephyrus G14 Ryzen 9 4900HSのベンチマーク

PCを買い替えたら、恒例のベンチマークテストです。Cinebenchを使って、マルチコアとシングルコアの性能を測定してみました。

さすがに、デスクトップのRyzen 9 5900Xと比べると落ちますかね。
ARMOURY CRATEから、Turboモードに設定しての測定です。最初はパフォーマンスモード(名前は速そうだけどデフォルのモード)で測りましたが、Turboのほうが結果的にスコアが少し上昇しました。

メインPCのRyzen 9 5900X(3.7GHz /12コア24スレッド)は、マルチコア21195pts、シングルコア1589ptsなので、やはりデスクトップと比較すると落ちますね。
特にマルチコア性能の差は歴然で、同じRyzen 9でも、第4世代のデスクトップ用5900Xと、第3世代のノートPC用4900HSは、倍以上の差があります。
この辺りは、Ryzen 9だからと言っても過信は禁物ですが、3世代前とはいえCore i9-9880Hを上回るのだから、やはりRyzenシリーズのコスパの良さが光りますね。

シングルコア性能は、最新のCore i7-1165G7よりは下がるものの、これまた一昔前のCore i9-9880Hを上回るのですから、体感性能としても文句なく、デスクトップのRyzen 9とも大きくは見劣りしないでしょう。

6年前のdynabook R73/PBこんな結果に

試しに、今回リプレース対象となった、dynabook R73/PB(2.5GHz・ターボブースト時3.5GHz / 4コア8スレッド)を計測してみました。

さすがにCore i7とはいえ第4世代のノートPC用なのでこんなものですが、6年前のPCとしては案外悪くないです。
殆どのアプリでは、シングルコア性能のほうが体感的に効いてきますが、Ryzen 9 5900Xの半分のスコアで、実際使っていて体感性能は、今でも悪くないんですよね。Windows 11でも十分使えると思うのですが、TPM1.2なので、アップデートによるインストールは出来ません。
この辺り、もう少し緩和してほしかったですね。セキュリティ上やむなしなんでしょうけど。

型落ちだけど、ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ導入

Windows11が公開され、そのインストール要件がかつてない厳しさ(CPUがCore第8世代以降・Ryzen第2世代以降とかTMP2.0必須とか)となっている中、サブで使っているノートPC(dynabook R73/PB)と、妻用のPC(ASUS U24A)も古くなってきていることから、この2台をまとめて1台にリプレースすることにしました。

ここ最近のAMDのRyzenのコスパの良さは群を抜いていて、次はぜひノートPCもRyzenにしたいと思って、Ryzen 7で検討していたのですが、ここにきて1世代前のRyzen 9 4900HS搭載のノートPCが一気に価格が下がってきたことから、表題のPCを導入することとしました。
20万円のPCも、1年以上経過して次のモデルが出たからか、ぐんとお安くなりましたので。

ROG Zephyrus G14 GA401IU (GA401IU-R9G1660TWQ)
ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU (GA401IU-R9G1660TWQ) 2020年モデルがお安くなった

今PCでは全くゲームはやりませんが、ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ、無駄にゲーミングPCです。たまたまですハイ。

そういやメインPCも同じASUSのゲーミングマザーASUS ROG STRIX B550-A GAMINGだったりします。これもたまたまです(笑

さて ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IU-R9G1660TWQ、型落ちですが、サブPCとして使うには十分なスペックを持っています。

  • CPU:AMD Ryzen 9 4900HS (8コア/16スレッド)
  • Memory:DDR4-3200 16GB(オンボード8GB+別体8GB)
  • SSD:512GB(PCI Express 3.0×2接続)
  • グラフィック:GeForce GTX 1660 Ti Max-Q
  • ディスプレイ:14型ワイドTFTカラー液晶 /ノングレア/ 2,560×1,440(WQHD)(60Hz)
  • 映像出力:HDMI ×1
  • USBポート:USB3.1 ×2 (Type-C/Gen2※データ転送,映像出力,給電用×1、データ転送用×1) 、USB3.0×2
  • オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
  • 通信機能:無線LAN :IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wifi 6), Bluetooth 5.0
  • サイズ:幅324mm×奥行き222mm×高さ18.9mm/重量:約1.65kg

なかなかの構成です。サブ機にするのはもったいない(笑) 7~8年は使いたいです。

第3世代Ryzen 9 4900HS

Ryzen 9 4000シリーズと GEFORCE GTXステッカーが眩しい

Ryzen 9 4900HS、こちらは4千番台ですが、Zen2世代、Ryzenの第3世代に相当します。最新モデルはRyzen 9 5900シリーズですが、4900シリーズも2020年にデビューしたものなので、まださほど古くない部類です。なんといっても、モバイルとはいえRyzen最高峰のRyzen 9です。 8コア16スレッドは、今年導入したデスクトップのメインPCのRyzen 9 5900Xの12コア24スレッドには負けますが、その辺のCore i7マシンによりも特にマルチコア性能で有利、シングルコアだと性能差は縮まるものの、従来AMDは、マルチコア性能は良いけれどシングルコア性能はイマイチ、と言う定説を覆して、特にRyzenの第3世代以降はシングルコア性能が大幅に改善されています。

ちょっとした画像編集や動画編集なら十分なGTX 1660Ti Q-Max

グラフィックは、CPU内臓のRADEONの他、自分が買ったノートPCでは初めて、別体でGeForce GTX 1660 Ti Max-Qを搭載しています。でもゲームしないので(笑
Adobe系のソフトや動画編集ソフトでは、それなりに力を発揮するはずです。
現行モデルは、RTX 2060やRTX 3060など、ハイスペックなグラボを搭載したモデルもあります。さすがにお高いですが、ノートPCでもこうした上級グラボがつくのは時代ですね。

メモリは8+8GB構成の合計16GB搭載

メモリは16GBで、実は今まで使ってきたサブノートPCも16GBなので、今の水準から見ると、使い方によっては余裕があるとは言えません。特に動画編集なら、32GBは欲しいところです。
8GB+8GB構成で、片方はオンボードなので交換できませんが、もう片方は最大32GBを載せれば、合計40GBのメモリは確保できるようです。

SSDはやや見劣りするスペックか

SSDも今時らしくPCIeですが、512GBと容量は多くないです。ベンチマークでも、読書速度は今どきのPCIe M.2 SSDとしては速くはないですかね。

PCIe3.0のM.2 SSDとしてもやや遅めな速度

こちらはそのうちもう少し速い1TBくらいのに改装したいですね。

USBはType-CとType-Aが各2つ

USBのType-Cが2系統あるのが時代を感じさせますが、そのうち1つは映像出力と給電対応なので、対応ディスプレイと繋げば、給電されつつ映像を配信可能です。いやぁここもまた時代ですね。

サイズと重量はほどほど

ゲーミングPCなので、最近の14型ディスプレイ搭載機としては軽くはありません。1kgを切る軽量モデルも多いですが、こちらはグラボを搭載しているので、ゲーミングPPとしてはそれほど重い部類ではありません。
14インチのディスプレイと相まって、大きくも小さくもない程よいサイズ感です。

フルHDを超えるWQHD解像度の14型ディスプレイ

程よいサイズ感の14型WQHDディスプレイ

個人的外せなかったのが、フルHDを超える解像度。というのも、今まで使っていた東芝R73/PBが13.3型FHDでしたが、メインデスクトップPCのディスプレイを27型4Kデュアルにした結果、フルHDでも狭く感じるように。でも大画面でもないノートPCに、4Kはオーバースペックに感じたので、WQHDというFHDより少し高い解像度がちょうどよいかなと。
逆に、ゲーミングPC視点で見ると、リフレッシュレートは一般的な60Hzで、120fps以上のゲームでは不満もあるかもしれません。同じモデルでFHDながら144Hzのリフレッシュレート搭載モデルもあったので、ゲームでfps重視なら、FHDモデルのほうが良いかもです。
当方ゲームはしないので、解像度を重視しました。

キャリブレーション済でsRGB色域をカバー

液晶ディスプレイも良品質で、画像編集にも適していますね。
一昔前は、ノートPCの液晶はsRGBの色域を満たすものが少なく、ガンマカーブも良くない製品が多かったのですが、近年はよほど安い機種でない限り、そういったネガは払しょくされつつあります。
このPCの液晶も、ぱっと見で発色もよく、買ってから知ったのですが、PANTONEのProArt Trucolor Technologyを搭載し、工場出荷時にキャリブレーションも行っているようです。
また、搭載するソフトのARMOURY CRATEのGamevisual→色校正で、キャリブレータのi1 Display Proを取り付けることで、キャリブレーションも可能です。 ただ、試しにやってみたところ、確かにキャリブレーションは行われるのですが、最終的にソフトがエラーになってしまう不具合が発生しました。

この辺りは、サポートに確認を取ってみるつもりですが、ちゃんと動けば、恐らくハードウェアキャリブレーションできるということになりますから、ゲーミングPCといっても、動画や画像編集PCにも適していると言えるのではないでしょうか。画質も、ARMOURY CRATEのGameVisualから、写真編集向け(Default)やゲーム向け、動画鑑賞向けなどの設定が可能です。

ARMOURY CRATEのGame Visualから画質や色温度の設定が可能なのも、一般的なノートPCにはない特徴の1つ

Default設定では、写真やWeb閲覧などに適した設定のようです。

ちなみにWQHDモデルの場合、リフレッシュレート60Hz IPS 非光沢、100%sRGB、Pantone準拠、Adaptive Syncを謳っています。 WQHDモデルは、一般的なリフレッシュレート60Hzのディスプレイと比較しても、ゲームする上ではやや残像が多めとのレビュー記事もあるため、ゲーム用途であれば、120HzのFHDモデルがおすすめと思います。 私は出先の写真編集がメインとなるため、残像が気になる作業もなく解像度が大きいWQHDで良かったと思います。

Webカメラとカードリーダーを搭載していないことに注意

このPCの欠点として、Webカメラとカードリーダー非搭載ということ。
Webカメラは、このコロナ過でテレワークなど増えた現在、Web会議用に従来より使用頻度が高くなってきているので、マイナスの部分でしょう。
ただし、ASUS側は、専用ソフトをスマホに入れることで、スマホのカメラをWebカメラ代わりとして、スマホは無線接続のままでWebカメラ化できるようにしています。 内蔵カメラと比較して、バッテリや発熱の問題が避けて通れない感はありますが、とりあえずこの点は代替手段があるということになります。

カードリーダーは、こちらも近年はデータのやり取りがクラウド中心になりつつあり、SDカードを使うデジカメもスマホ登場で出番が減っているため、必要なら別途カードリーダーを使うか、カメラなら直接USB接続すればよいので、実用上は大きな欠点ではないでしょう。


ゲームをしないのにゲーミングPCを買ってしまいましたが、スペックの割に値段も安く、キャリブレーション対応など、写真編集にも使える感じですね。
まだ色々カスタマイズが終わっていないので、実際に使ってみて気づいたことは、ぼちぼちレビューしてみようと思います。

トイレのタンクに給水されないので修理してみた

我が家は社宅扱いで会社が借り上げている、賃貸ですが元々分譲のマンション。分譲なので、設備はそこそこ良いのですが、築20年近く経っているので、あちこちガタが出始めています。

トイレも先月ウォッシュレットが水漏れして、新品に交換してもらったばかりですが、今度はトイレの水を流した後、タンクに給水されない、と言うトラブルが発生しました。
仕方がないので蓋をばらして状況確認。

トイレの給水タンクの蓋を開けてみた

すると、水を流すと、止水弁のフロートが降りて、給水が始まるのが正常なのに、止水弁辺りからちょとチョトと漏水するだけで、手洗い管(写真奥のオレンジの管からタンク上の手洗いに水が供給される)や給水管には全く見時が供給されない様子です。

TOTO SH381BA 手洗い管から水が出ず、タンクへの給水もほとんどされない

どうやら、止水弁から漏水して、うまく給水管と手洗い管に水が流れていかない様子。漏水で結果的にはゆっくり水が溜まるのですが、これでは連続してトイレが使えないので、色々分解して調べてみました。

まず、水道管からタンク内への管と、止水弁までは水が供給されていることは分かりました。途中に異物を取り除くフィルタ(ストレーナ)が取り付けられていますが、そちらは汚れてはいましたが、目詰まりするほどではありませんでした。

そこで、フロートの着いた止水弁を外してみました。

中央の黒いパッキンが劣化して傷んでいる様子

中央に黒いゴムパッキンが付いていますが、どうやらここが劣化している様子で、触ったら手が真っ黒に。ゴムがボロボロになっています。ゴムの弾力がなくなっていて、フロートが動いても、ゴムパッキンがうまく外れない様子です。

そこで交換部品をトイレの型式SH381BAで調べてみると、同じ事象のブログを発見。
それによると、ゴムパッキンの着いた部品、TOTOのボールタップ用ダイヤフラムHH11113を買って交換すれば良いことが分かりました。
賃貸なので、不動産に言えば済む話ですが、不動産経由だととにかく修理に時間がかかり、生活で重要なトイレですから、今すぐに直したい、ということで、自分で直すことにしました。

TOTO HH11113は見つからなかったが…

大手のTOTOのトイレの部品なので、ホームセンターに行けばあるだろうと踏んで、近くのホームセンターへ。流石に現在進行系で壊れているトイレ、通販で部品を買うのではちょっと遅い、今すぐ直したい、と言う気持ちでいっぱいです。そりゃ水回りのトラブル、急いで直したいので、それに漬け込む悪徳業者が蔓延るのもわからんでもないです。
でも、どこも高いと言っても、24時間365日を謳う業者は、それなりに人件費もかかるし、専門知識は必要なので、それなりに工賃が高いのは致し方ないでしょう。

そして、ホームセンターへ行くも、TOTOの補修部品コーナーはありましたが、HH11113は見つからず。
途方に暮れて、次の店に探しに行くかと諦めかけていましたが、型式は違えど似たような部品があるではないですか! TS405Sという全く別の型式ですが、調べた部品と形状は同じに見えます。ちゃんとTOTO純正です。
そこで調べてみると、お目当てのHH11113と同じ形状で、パッケージ違いなのがTS405Sらしいです。説明書が付属していない部品単体状態で、後者のほうがちょっと安いです。
説明書は必要のないくらいかんたんな部品なので、TS405Sを購入しました。

当然、Amazonのほうが安いのですが、今すぐ買いたいので、ちょっと高くても実店舗ですね。

買ってきた部品を、外した部品と比較すると、明らかにゴムの弾力が違います。
部品は簡単に交換できました。

元に戻して、水がきちんと流れるかテストしてみました。

漏水はなくなり、給水管と手洗い管へ水が供給されて、最後に水が止まることも確認

うん、漏水がなくなり、きちんと休止管と手洗い管に水が供給され、タンクに水が貯まると止水されることを確認しました。
トイレのトラブル800円♪で直りました。部品があってよかった~。やはり大手のTOTO、どこでも部品が買えるのは良いですね。

しかし20年近く経過すると、水回りはあちこちガタが出てきますね。自宅ではないので、補修部品をあらかじめ買う、というのも何だかですが、壊れてもすぐに直せないのも厄介です。
ちょっとした部品は、予め揃えておきたいですね。

ベランダマクロしてみた

正確にはNikonの接写用マクロレンズなので「マイクロ」なんですが(理由はここに書かれています)、一般的にはマクロと呼ばれる接写フォト。

ベランダのお花を撮ってみました。

「アサガオ」Nikon D810 + AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

少し萎れれてきたアサガオ。何気なく接写すると、いつもと違う見え方ですね。
我が家のアサガオ、咲き始めが7月からと遅かったせいか、10月も半ばになる今でも毎日咲いています。でもそろそろ終わりかな?

花が枯れた後に種ができ始めた

もう少しで種も取れそうです。
そしてやや季節外れですが、枯れてしまった祭祀書の五色唐辛子のみの中から出てきた種で育った2世、やっと花を咲かせて実がなり始めました。

五色唐辛子の実がなり始めた

ただ、基本暑い国の植物で、冬を越すのは難しいようですが、我が家はベランダ放置で初代は2年半生きたので、このまま放置ですね。

そして妻が植えて芽が生えたら、なぜかこちらに託されたアボカド。

アボカドは葉っぱが生えては落ちて新しいのが生えてくるの繰り返し?

アボカド、葉っぱが生えて大きな葉っぱが2~3枚になったかと思うと、葉っぱが落ちてしまいます。でも枯れるわけではなく、ただの茎だけの状態をよく見ると、小さな葉っぱが生え始めているのです。不思議です。
調べても、こんなに葉っぱが落ちるなんて書かれていないのです。
とりあえず枯れていないので、そのまま育ててみます。


緊急事態宣言解除を受けて、街も人手が戻ってきましたが、COVID-19はもう1,2年は続くのではないかと予想しているので、こうしてお家で写真撮るのも楽しみたいですね。

「旧製品」化が進むFマウント関連品とCOOLPIX

2018年にフルサイズミラーレスのZマウント機を発売したNikonですが、その後のNikonは、Z 6のセンサを流用して一眼レフのD780、そしてフラッグシップ機のD6を2020年に発売しましたが、恐らくそれらが最後のFマウント一眼レフになるものと思われます。

Z 7IIのセンサを流用したD850の後継機の噂も以前はありましたが、恐らくこの開発は凍結されているのではないかと思います。半導体不足もそうですが、Fマウントレンズも続々と「旧製品」となっており、そんな中に新たにFマウントボディを販売することは、開発・生産リソース的にも難しいでしょう。
D850も、4年経過した今でも十分第一線で通用するカメラなので、あえてマイナーチェンジすることももはやないでしょうね。

天体撮影用D810A、ついに「旧製品」に

Nikon D810A 「旧製品」となった

D810Aは、一眼レフカメラD810のイメージセンサの光学フィルタの特性を変更し、天体写真撮影に特化した特殊なカメラです。Hα線の波長で光る星雲を、一般的な光学フィルタを搭載したカメラよりも、より赤く写すことができます。
この特殊な光学フィルタのため、日中の一般的な撮影においては、条件により特に赤い被写体で、D810の撮影結果と異なる場合があるようですが、NikonのHPの両者の比較撮影においては、あまりに色が違っておかしな結果に…となることはなさそうな印象です。むしろ花の撮影では、D810Aの色味のほうが好きですけどね。
特殊なカメラ故に、販売数も中古流通も少ないですが、機能面ではD810と比較して、、マニュアルモードで長時間露光で最大900秒まで設定できるなど、むしろ強化されていたりもします。
インターバル撮影では途切れが発生しますが、このカメラでは途切れのない連続撮影も可能なので、例えば明暗合成で、星の途切れもなく合成可能です。
実は興味があって、機会があれば手に入れたいと思っていたりもします。

D810Aは2015年発売開始で、2014年に発売開始したD810からは1年遅れでの販売でした。
Canonは、ミラーレスのEOS Rを同様に天体撮影用にしたEOS Raを販売していますが、NikonはZマウント機においては、まだ天体撮影用は発売しておらず、Z 7II辺りをベースにした天体専用カメラの販売が待たれます。

比較的新しい広角ズームのAF-S 18-35mmも「旧製品」に

AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDも「旧製品」に

なんと、2013年発売開始と、比較的新しい広角ズームのAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDも「旧製品」となりました。既にAF-S 16-35mm f/4G ED VRも旧製品となっていますが、この安価な広角ズームも販売終了することで、最後に残ったのが、2007年発売開始と一番古い、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDのみ(フルサイズ用の場合)となってしまいました。14-24mmは、今でこそZマウントに負けてしまいますが、販売当時は神レンズとか単焦点より高画質の広角ズームとか言われた名レンズで、恐らくFマウントボディが生き残っている限りは、販売され続けるとは思います。なにせ、組み合わせるにふさわしいD6が、2020年販売開始でまだ新しいから。それでもFマウントボディは後数年でしょうか…。

Fマウントのフルサイズ用マイクロニッコール、ついに消える

古い AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDも「旧製品」化でフルサイズ用マイクロがついに消えた

Zマウントで先日発売されたNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sが好評ですが、その発売を待ってひっそりと終了となったAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED。2006年発売開始と、比較的古いですが、VR(手ブレ補正)を搭載し、長いことFマウントのマイクロニッコールとして君臨してきました。
このレンズが終了したことで、フルサイズ用のマイクロニッコールは全て「旧製品」となり、残っているのはAPS-C専用のAF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gのみです。このレンズも恐らくもう生産は行っていなくて、在庫がなくなれば「旧製品」となるでしょう。Fマウントレンズで生産が継続しているのは、F2.8の大三元レンズと望遠レンズ、PCレンズ、単焦点レンズに魚眼ズームくらいなのではないかと勘ぐってしまいます。

Zマウントレンズが充実していく一方、Fマウントが寂しくなるのは仕方ないとはいえ、割と急速に旧製品化が進んでいますね。もちろん、ミラーレス化だけでなく、半導体不足やコロナ禍での生産調整がうまく行っていないのも大きいと思います。半導体不足とコロナ禍が追い打ちをかけている感じでしょうね。

実はCOOLPIXも消えかかっている

なにげに見てびっくりしてしまったCOOLPIXのラインアップ。もはや4機種しかない上に、最も安い子供向けのCOOLPIX W150も「旧製品」となってしまいました。まだ販売から2年なんですけどね。

COOLPIXはW150の「旧製品」化で事実上3機種に

事実上3機種のみとなってしまいました。欧米で需要が多いとされるネオ一眼のCOOLPIX Pシリーズと、防水のW300のみ。
スマートフォンのカメラの高画質化により、コンパクトカメラの需要は減少に一致をたどり、各社とも、ごく普通のコンパクトカメラは、もはやCanonとSONYくらいしかラインアップしていません。SONYは1機種残っている普通のコンパクトなCyber-shotはもう終わりそうです。
もうこの手のレンズ一体型は、

  • 高級コンパクト
  • 超高倍率望遠ズームのネオ一眼
  • アウトドア向けタフネス防水
  • ウェアラブルVRカメラ

くらいしか需要がないので、各社がそれぞれの得意なところを残すのみです。その中でもCanonやSONYは未だ充実しているのは、やはり企業体力の差でしょう。既にミラーレスカメラではシェアの下の方を行くNikonには、COOLPIXを維持できるほどの開発生産リソースは残っていないのでしょうね。


NikonはZ 9のティザー広告を出してきていますが、開発発表から時間が経過し、その間に矢継ぎ早に新機種を出しているCanonやSONYとは、大きく差がついています。もはやシェア争いで勝てる余地はないでしょうし、Nikonを使っていたプロのSONYへの流出も大きく、プロ市場でもSONYに勝てる余地は少ないように思います。
それでも、Nikonならではのカメラ作りはしてほしいですね。