先週行ってきたニコンミュージアム、常設展示も、微妙に変わってきている?
まず、コロナ禍とあって、操作展示、つまり触れる展示物は全て撤去されていました。
ここにはNikon FやらF2 Titanやら、それはきれいにメンテナンスされたボディが誰でも触れる状態で展示してありました。F2 Titanには、いたく感動したものです。
コロナが落ち着いて、早く操作展示が復活してくれることを願います。
NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctのカットモデルが
以前なかった展示としては、あのNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctのカットモデルが展示されていました。
NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctのカットモデル
大口径f/0.95を実現するために、ガラスがぎっちり詰まっています。そして鏡胴を見る限り、確かにAFモータを組み込む余地がなさそうなのもわかります。仮にここにAF機構を取り込むとなると、ただでさえ太いレンズが、より太く大きくなってしまうでしょう。そして、この光学系では、AFを組み込んでも実用速度は期待できない(逆にMFと割り切ったための光学系であるとも言えますが)感じでしょうか。
こんな感じで常設展示も、少しずつ変化があります。やはり定期的に訪れてみるのが良さそうですね。コロナ禍でなかなか難しいですけどね。
2018年10月2日~12月27日、ニコンミュージアムにて開催された企画展「幻の試作レンズたち」
アサブロ側に掲載済みですが、本WordPress版ブログにもまとめて掲載いたします。
当時、発売されたばかりの、Nikon初のフルサイズミラーレス一眼「Z 7」を使って撮影された作品と、その試作レンズの展示でした。
一般に試作品は、製品開発されれば、あるいは製品としての開発中止となれば、廃棄される運命にあるものがほとんどです。
Nikonは、戦前からそうした試作品も一定数保管しており、こうした展示は貴重です。恐らくはスペースの関係上ミュージアムに常設展示できないため、こうした企画展になったと思いますが、期間限定だけに、ぜひとも見なければ、ということで足を運んだ次第です。
こちらのページは、写真のみ一挙に掲載しますので、1つ1つの写真のコメントについては、アサブロ側をご確認いただければと思います。(その1) (その2) (その3) (その4) (その5)
なお、撮影はNikon D850とAI Nikkor 50mm f/1.2Sでのみ行いました。
アサブロから移転して、2020年よりこちらをメインとします