「Nikon D850」タグアーカイブ

ステイホームでテレ(望遠)ワーク

COVID-19のデルタ株は蔓延し、仕事も忙しいので、しばらく飛行機は撮りにに行けないと思っていたけど、先日のブルーインパルスもそうですですが、家からは割と、ベランダや窓から飛行機が撮れる環境だったりするので、撮りに行けないフラストレーションは、それなりに発散できているような気がします。

United B787-9 (N26966)

Luminar3で、不自然にないすぎない程度に、ちょいと弄っています。
これを撮った先週金曜日、久々にテレワーク(仕事の方の在宅)していましたが、Flightrader24を見ていると、羽田に降りていく航空機が、以前よりは多くなり、機体も大きくなってきている気がしました。
去年の今頃は、そもそも飛んでいる機体も少ないですし、B737のような比較的小型の旅客機ばかりが飛んでいました。
特に、今は国内線国際線問わず、中型のB787が増えてきましたね。反対に、B787の前身モデルとも言うべき、ベストセラー中型機のB767は、かなり数を減らしている感じがします。

写真はユナイテッド航空のB787-9で、国際線機材も、以前のB747ジャンボは愚か、B777のようなロングボディの機体よりも、更に小さい中型のB787系、A350系が今後は増えていくのでしょうね。
これだけコロナウイルスが蔓延していると、とても海外出張も海外旅行も難しいですしね、航空需要も旅客はしばらくは低調でしょうね。

2021年8月20日の尽き

月、こちらもLuminar3で不自然にならない程度にいじっています。雲の多い日で、雲の切れ間を狙って撮影。
600mmだと、ノートリミングではこの程度しか映りません。でも、たまには引きの写真ということで、雲を入れて、少し雲のコントラストを上げてみました。

今担当している仕事が忙しいので、戦闘機撮影もしばらくお預けですかねぇ。そもそも緊急事態宣言中ですしね。

おうちからパラリンピックのブルーインパルス予行を撮った

24日から始まるパラリンピックの開会の、ブルーインパルスの予行飛行展示が22日行われました。
例によって、ベランダに三脚とカメラを設置してスタンバイしました。

三脚にD850とAF-S 600mm f/4Gをスタンバイ

予行展示飛行は都内で14時から15分程度、その前に入間基地から上がり、オリンピックのときと同様、展示機編隊と予備機編隊がフライトします。
都心から離れた場所なので、我が家からの狙い目は、練馬区上空を通過する予備機編隊です。

13時48分、練馬区上空に予備機編隊を確認しました。

おお! 練馬区上空を通過していますね。嬉しいことに、光が丘清掃工場とのコラボが撮れました!

遠方のスモークは、残念ながら陽炎の影響で画質は今ひとつ。暑い時間なので仕方ないですね。が、我が家の上空も通過したのは嬉しい誤算でした!

湿度が高く、スカッと抜けた青空ではないのが残念でしたが、元々曇りの予報だったのが、晴れ間が出てきたのは良かったですね。
今の所、本番は天気予報も曇りとなっていて、この予行のほうが結果的にきれいに見れることになるかもしれませんね。
本番当日は仕事なので、見ることは出来ませんが、運良く職場の外から見られたらいいなと思っています。忙しいので難しいでしょうけど。

【飯沼銘醸】姿 純米吟醸生酒 スパークリング

栃木県産日本酒を色々と調達しましたが、今回はその第2弾。

栃木県栃木市の飯沼銘醸、こちらも創業から200年以上の酒蔵です。
「姿(すがた)」ブランドの日本酒は、関東圏でもそれなりに手に入れやすいのですが、このスパークリングについては、私の知っている、とあるお店でしか、今の所見つけられていません。
久々にそのお店で調達してきました。

【飯沼銘醸】姿 純米吟醸生酒 スパークリング

活性した日本酒を、澱ごと瓶詰めしています。よって、開栓時に吹き出す可能性があり、ラベル裏にも開栓注意の表記があります。

【飯沼銘醸】姿 純米吟醸生酒 スパークリング

仕様米は八種類の酒造好適米とあります。
あるショップのHPには、R2BYのスパークリングの使用割合は

酛麹:雄町(2%)
酛掛:彗星(4%)
添麹:五百万石(4%)
添掛:夢ささら(12%)
仲麹:愛山(6%)
仲掛:ひとごこち(24%)
留麹:山田錦(8%)
留掛:きたしずく(40%)

https://ozakishouten.com/product/%E5%A7%BF-%E7%B4%94%E7%B1%B3%E5%90%9F%E9%86%B8%E7%94%9F%E9%85%92-sparkling-sugata-white-720ml/

と書かれていました。酒米の有名銘柄を一通り使っている感じですね。
精米歩合は55%と、結構削っています。

澱を絡めてゆっくり開栓

このお酒、澱も濾過せずまるごと瓶詰めしているので、購入時はこんな感じで澱が沈殿しています。

活性して開栓注意のお酒ですから、決して振ってはいけません。瓶を傾けて、澱がゆっくりと混ざるまで、様々な角度に瓶を傾けていきます。完全に混ぜるのは難しいので、ある程度のところで混ざったら、栓を少しだけ回してガス抜きします。
澱を絡めない状態で楽しむことも出来ますが、私は基本的に、最初から澱は絡めて飲む派です。この辺りは好みですね。

ガス抜き中、今回は控えめな活性でしたv

開栓注意のお酒ですが、今回はゆっくりガス抜きしたところ、軽い発泡のみで大きく発泡することはなかったので、少しガス抜きしてゆっくり開栓。吹き出しは状況によるので、今回はたまたま活性が緩かった、ということですね。

注ぐと流石にシュワシュワしました

ゆっくり注ぐと、シュワシュワと泡が立ちました。活性している証拠です。

吟香は華やか。豊潤なメロンの甘みとわずかに酸味、澱絡みらしい苦味を感じます。どちらかというと豊潤系なのに、甘みだけが強調されず、苦味とのバランスが良いので、甘すぎて飲み飽きてしまう感じはないのが良いですね。そしてキレも比較的よく、後味はそこそこさっぱりしています。
微発泡系なので、爽快感もあり、夏に飲むお酒としてもぴったりです。

「姿」はメロン系の豊潤な日本酒が多いですが、こちらは豊潤ながらも苦味やキレの良さを持ち合わせていて、「姿」らしさと活性し発泡した日本酒にあるさっぱりさの両方を持ち合わせていますね。
今度はまず澱を絡めず、上澄みを飲んでみたいです。どうしても混ぜてしまいたくなる心情を、なんとか抑えねば(笑

実店舗でお買い物してきた

こんなご時世なので、ネットで済ませられるものはネット通販を極力使うのですが、今回は一部ネット通販だと購入が難しい物があったので、久しぶりに秋葉原に行ってきました。
既にコロナワクチンは2回目の接種を済ませて、2週間以上経過して抗体も出来ているので、リスクは減っているはずですが、100%はないので、当然普段と変わらない対策は行っていきました。

秋葉原をぶらついて調達した色々

それにしても、数年ぶりに行く秋葉原は、昔よりさらにメイドさんのキャッチが増えているように思いました。
昔のようにメイド喫茶だけでなく、お店の種類も増えたようですね。
そしていつの間にか、飲食店も増えています。
昔ながらの秋葉原は、もはやラジオ会館ラジオデパートダイナミックオーディオくらいになりましたね。
今やハードオフもあるくらいですが、それでもジャンクを売るお店がまだ残っていて、今回はそれも目当てでした。
2.5インチで750GBのウェスタンデジタルのHDDが欲しい!となると、やはりジャンクからピックアップするしかなく。(使用目的はそのうち記事にするかも) こういうのも、昔は選り取り見取りだったのですが、今はジャンクを扱う店舗も減ってきていますね。それでもまだ存在しているのはありがたいです。どのお店もクレジットカードやスマホ決済できるのも、さすが秋葉原です。

M.2 SSDをUSBに接続するケースやら、耐候性のあるインシュロック(結束バンド)やら、USBチャージャーなど小物入も買いまして。

あとは大物というわけではないですが、iPadのケースも買いました。Amazonで買おうと思っていたのですが、エレコムでAmazonの中華ブランドと変わらない値段だったので、エレコムにしました。

ちなみにこのiPad、職場の支給品でして、アプリは限られたものしか入れられなかったりします。ただ、なぜかAmazonのプライムビデオやミュージック、Kindleは個人アカウントで使用OKだったので、これを有りがたく使わせていただきます。手持ちのFire HD10(2017)も最近処理が重たくなってきていますし。

しかしケースを取り付けると、単体では軽いと思ったiPadも俄然ずしりと重くなりますね。
あえておっさん臭いケースを選んだのは、会社のものだから。
さすがに裸で使うのは、リスクが高いですしね。

そんなこんなで久しぶりの秋葉原、楽しかったです。ただやっぱり人出は多い気がして、しばらくは都心に行かないほうがいいですね。感染者も増えていますし。

【小林酒造】鳳凰美田 純米吟醸酒 雄町

夏休みも後半に入っていますが、こんなご時世なので、酒ばっかり飲んでいます。いや、ご時世関係ないか(笑

今回、久しぶりに栃木県のお酒を購入しました。栃木を代表日本酒の一つ、小山市の小林酒造「鳳凰美田」。

鳳凰美田はラインアップが多く、使用する酒米もバラエティに富んでいますが、今回は岡山県産の酒米「雄町」を使用したお酒です。精米歩合は55%の純米吟醸です。

【小林酒造】鳳凰美田 純米吟醸酒 雄町

今回は冷蔵庫の都合上、四合瓶です。鳳凰美田は一升瓶の流通も多いのですが、近年は家飲みのため四合瓶の流通が増えてきているのかな? 以前より見かけるようになりましたね。

【小林酒造】鳳凰美田 純米吟醸酒 雄町

香りは大変豊か。開栓後から素晴らしい吟香が漂います。
注ぐとより豊かに香りが広がります。冷やした状態では、はじめに穏やかな米の甘みが口いっぱいに広がります。そして適度に辛さが出ていますが、決して辛すぎず、そのまま余韻を残しつつ、最後に甘みが残って引いていきます。日本酒度は非公開ですが、やや辛口だそうです。ですが、豊潤な米の甘みが勝っていて、決して辛口という印象はありません。
妻は甘いお酒が好みですが、このお酒も辛さより甘さを感じるようです。いわゆるどっしりとした日本酒感は、この酒でもあるにも関わらず、米の豊かな甘みが印象づくために、辛さはあまり感じない良いですね。

これぞ鳳凰美田の真骨頂!といったところでしょう。しっかりとした日本酒ながら、決して通好みなだけでなく、普段飲まない方も飲みやすい懐の深さは、さすが鳳凰美田です。名前の優雅さもあって、贈り物にもぴったりなんですよね。

色は透明に近いが、わずかに黄色みがかって澱もある

ほとんど色はないお酒ですが、わずかに黄色みがかっていて、澱も少し残っています。力強い味なので、食前酒や、食中酒にぴったりです。やっぱり鳳凰美田はすごいわ…

21年モノの扇風機の首振りが壊れたので開けてみた

寝室で使っている扇風機、首振りをすると、内部からカラカラ音がして、最近首振りの動きも渋い。
特に音がカラカラと大きくなってきたので、開けてみました。
妻が一人暮らししていた若い頃に買った、21年前の扇風機です。

※電化製品の整備は、知識のない方は危険ですのでやめましょう。全て自己責任でお願いします。

ドウシシャの2000年製のハローキティ扇風機

この機種は、首振りはリモコンまたは本体のスイッチで独立して動作します。昔からある、本体のノブを引っ張って首振りさせるタイプではありません。

写真のぶらんとしているのが、首振り用のモータです。この先端が回ることで、メカリンクにより首振りします。
この状態で首振りをオンにすると、モータは回りますが、トルクがものすごく弱い。指で摘むと止まってしまいます。止まると中でカラカラ音がする、これが異音の真相ですね。

モータは台湾のANN YIH PRECINEのAM-03

モータは台湾メーカーのANN YIH PRECINEのAM-03というもので、回転速度は2.5/3rpmと超低速。内部で相当な減速比で減速させているようです。
検索してみましたが、同じモータを入手する手段はなさそうです。

ちなみに、同スペックの似たモータであれば、Amazonで買えそうですが…

モータ内部はこんな感じで、複数のギヤで大きく減速させている

スペック的には良さそうですが、問題は、モータシャフトの接続部のサイズと形状で、ここが違うので、単純に付け替えるというわけには行かなそうです。
しかも値段は千円を超えます。安い扇風機なら、3千円程度で買えるのに、わざわざ21年前の扇風機に投資するかと言われると…微妙です。
Yamaroの本業では、メカメンテナンスもやっていたりします。部分的に直すか、ごっそり交換するか、修理不能判定を出すかは、修理にかかる時間と部品コストからトータルで判断します。
今回は修理不能と判断しました。

異音は恐らく、内部のギヤが欠けていて、トルクが伝達できず、外力がかかるとギヤが歯飛びして空回りしているのでしょう。
このモータは封印されていて、こじ開けてみようと思ったけど、うちにある工具ではびくともしませんでした。

仕方ないので、新しい扇風機を検討します。DCモータので5千円台なら買いたいな~と思ってコジマに行ったら、4980円で買えるモデルがあったので、購入しました。


ネット通販でも、実店舗でも同じ価格でした。
安物なので筐体は価格相応に安っぽいですが、DCモータなので、とても静か! 寝室用にしましたが、ACモータの扇風機は一番弱い風でも、寝る時には強すぎて、壁に風を反射させていましたが、こちらは微弱風で回せるので、直接体に向けても、寒ずぎずにそよ風が当てられます。

リビングならそれなりに強い風が必要なので、ACモータでも良いのですが、寝室ならDCモータの扇風機がおすすめです。何より、音が静かなので。
下手に修理するより、買い替えてよかったです。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 純米 直汲み 無濾過生原酒

しばらく寝かせていた、先月買ってきた長瀞蔵のお酒。ストックはこれが最後!

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 純米 直汲み 無濾過生原酒

酒のアテはホッケです。美味いよね。

いつも紺色のラベルの長瀞蔵は見ますが、逆にこのラベルは初めて。
直汲み、いいですよね。搾ったお酒をそのまま瓶に詰めたお酒です。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 純米 直汲み 無濾過生原酒

酒米は、長瀞蔵といえばこれ「さけ武蔵」。良いお米です。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 純米 直汲み 無濾過生原酒

精米歩合は60%、程よい削りです。
開栓して注ぐと、豊かな吟香、ごく僅かにガス感あり。

長瀞蔵らしく、豊潤な青りんごの甘みと酸味がありますが、ただ甘いだけでなくどっしりとした落ち着きもあります。日本酒感は強いです。口当たりはフレッシュなのに、豊潤で、かつ程よい辛さもあります。
米の旨味をよく捉えていて、それをしっかり日本酒に置き換えられている、なかなかのお酒ですよ。

【藤﨑摠兵衛商店】長瀞蔵 純米 直汲み 無濾過生原酒

色はごく僅かに黄色みがかっていて、ほんの僅かに濁りもあり、これぞ搾りたての日本酒といったところです。
いやはや、長瀞蔵、すごいですわ。どんどん良くなっています。毎回これが楽しみで長瀞に行っています。なかなか近場で買えないので、また長瀞に行きたいです。

純正とサードのスピードライト i-TTL調光対決!

先月、SIGMAオンラインショップのアウトレットで、レンズとスピードライトを購入しました。
あれから1ヶ月、スピードライトのEF-610DG SUPERはすでに実戦投入して使っていましたが、レビューが出来ていなかったので、今回レビューしてみたいと思います。
せっかくなので、純正のスピードライト、Nikon SB-900と、サードのNissin Di866 MarkIIと比較してみることにしました。
どれもすでに生産完了しているので、今更比較するのもなんですが。

子供らが貼ったにぎやかなシールを背に(笑
左からNissin Di866 MarkII, Nikon SB-900, SIGMA EF-610 DG SUPER

何れもガイドナンバーの大きいフラグシップモデル

この3機種は、何れも各メーカーの販売当時のフラグシップ機で、ガイドナンバーも大きいのが特徴です。
Nikonはガイドナンバー(DN)を35mmレンズの照射角時で載せるので、カタログでは低めに見られがちですが、実際のところどうでしょう?

35mmレンズの照射角、ISO100でのガイドナンバーは、Di866 MarkIIが40、SB-900が34、EF-610 DG SUPERが36となります。この中はNikonが一番低めですが、実用上は大差ないかな、といったところです。

ちなみに、照射角が狭まるほど、DNは大きくなります。
105mmの場合、Di866 MarkIIは60、SB-900は49.5、EF-610 DG SUPERは61です。
ここまで来ると、NikonのGNの低さが目立ちますが、Nikonは105mm以上の照射角も設定でき、200mmの場合、GNは56となります。

Nikonデジタルカメラのi-TTL調光を3機種で比較

Nikonは伝統的に、スピードライトのTTL調光の精度に優れていて、フィルム時代から現代まで、その評価は高いかなと思っています。
TTL調光は、Through The Lensの頭文字で、レンズを通して調光することで、実際の撮影での精度を上げています。外部調光という、スピードライト側のセンサーを使った調光もありますが、これだと被写体の状況が反映されない、環境光での調光となるので、精度が落ちてしまいます。もっとも、カメラ固定であれば、被写体の状況に対する変動が少ないので、現在のTTL対応のスピードライトは、だいたいが外部調光に対応していますし、もちろんマニュアル発光も可能ですね。

固定被写体の場合は、マニュアル発光が実は扱いやすかったりします。しかもデジタルになってからは、結果がその場でわかるので、撮影状況を見ながら設定を変えれば良いので、フィルム時代よりも、スピードライトに対する敷居は下がったよう思います。
マニュアル発光しか出来ないスピードライトも、Amazonなんかで人気なのもうなずけますね。安くてもちゃんと発光できれば用をなすわけですから。

話を戻すと、TTL調光は、結婚式など常に移動しながら、状況が変化する環境で威力を発揮します。いちいちマニュアルで調整していられない場面では有効です。
純正は当然ながら、カメラとの互換性も高いわけですから、調光精度も良くて当然ですが、果たしてサードのNissinとSIGMAがどこまで制度が高いのかを比較してみます。

三者(三社)三様の作りと操作系

正面と違って背面は三者(三社)三様の作りになっている
左からNissin Di866 MarkII, Nikon SB-900, SIGMA EF-610 DG SUPER

背面のパネルと操作系は、写真でわかるように三者(三社)三様です。

SB-900とEF-610 DG SUPERは、大きめのモノクロ液晶ですが、Di866 MarkIIは小さめながらカラー液晶です。

操作系は、Di866 MarkIIは液晶画面を見ながら、基本は十字キーと中央ボタンで操作できて、見た目はシンプルです。

SB-900は、中央にダイヤルとOKボタン、別体のボタン、モード切替件電源ダイヤルで構成されていて、現行機のSB-5000に通ずる操作系です。

EF-610 DG SUPERは、一昔前の操作系と言った印象で、複数のボタンと電源スイッチで構成されています。

この中では、Di866 MarkIIが新鮮な印象ですが、現行のNissinのストロボ(Nissinはストロボと呼称しています)はカラー液晶は搭載せず、よりシンプルなバー表示になっていて、コストに見合わなかったのかもしれません。個人的には、このカラー液晶はTTL時にはシンプルに表示、マニュアルやワイヤレス時には細かく表示できて好きです。

面白いもので、発光部のヘッドのパンとチルト機構のロックも三者三様です。

Di866 MarkIIはロック機構がなく、フリーでヘッドが動かせます。これは、バウンスで縦位置や横位置撮影を短時間でこなす場合には便利です。もちろん固定できないという欠点はありますが、個人的にこの部分のロック機構は不要派です。

SB-900は1箇所のロック解除ボタンで、パンとチルトのロック解除が可能。また、パンは正面から左右どちらにでも180度回せます。これは便利です。他の2機種は、片側が90度までしか回りません。

EF-610 DG SUPERは、パンとチルト、それぞれにロック解除ボタンがあります。これが結構面倒で、同時に動かしたい場合は結構もたつきます。

付属品も違いがあります。

付属のスピードライトスタンド
左からNissin Di866 MarkII, Nikon SB-900, SIGMA EF-610 DG SUPER 用

3機種とも、赤外線ワイヤレス発光に対応しているため、スタンドも付属しています。

この中で一番頑丈そうなのは、右のSIGMAのEF-610 DG SUPERのスタンドで、リブもしっかり入っていて、三脚穴の周辺もリブを立てて剛性を上げています。実際、たわませても一番剛性感が高いです。

中央のSB-900のスタンドAS-21は、三脚穴が唯一プラスチックで、高価な純正スピードライトの付属品としてはいまいちです。

Di866 MarkIIのスタンドは、三脚穴は金属ですが、リブが少なめで剛性感は高くありません。

もっとも、スタンドは市販品含めて色々ありますから、付属品はあくまでおまけレベルなんでしょうね。

その他写真は載せませんが、SB-900はバウンスアダプターやカラーフィルター、フィルターホルダーもついていますが、他の2機種は付属していません。この辺りも、実売価格で差がついている所以でしょうね。

対決1:直射のTTL調光比較

それではいよいよ対決。被写体は大きめのぬいぐるみ。撮影距離は2m程度です。
内蔵スピードライトとの比較もしたかったので、スピード内蔵のNikon D810に取り付けてみました。レンズは、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDです。
いずれも、露出補正、調光補正なし、ホワイトバランスはオート、ピクチャーコントロールはスタンダードで撮っています。

意外にも、内蔵スピードライトが、個人的には一番好ましい結果となりました。
Nikonのi-TTL調光は、背景の明るさも加味して、またホワイトバランスのスピードライト・ボディ間の伝達なども行っているようですが、SB-900がやや青みがかったホワイトバランスになってしまいました。

Di866 MarkIIは、内蔵スピードライトに一番近い印象ですが、発光部の高さの関係で、内蔵よりも影が強めですね。

EF-610 DG SUPERは、被写体も背景も白に近いのにも関わらず、補正なしでもかなり明るめです。

直射の場合、内蔵スピードライトも捨てたものではないですね。内蔵スピードライトは、ワイヤレス発光の際のコマンダーとしても使えるので、個人的にD810を手放せない理由の1つとなっています。あると便利なんですよね。
というわけで、内蔵スピードライトに軍配が上がりましたが、次点でほぼ内蔵に近い結果が得られたDi866 MarkIIも、なかなか健闘したと思います。

ちなみに、サードの2社とも、撮影データ上では、スピードライトはNikonのSB-800と認識されます。

Di866 MarkIIもEF-610 DG SUPERも、NX StudioではSB-800と認識される

対決2:バウンスのTTL調光比較

個人的に、外付けスピードライトは屋内でバウンスを使う事が多いので、これが今回の対決の本題だったりします。
当然、内蔵スピードライトはバウンス出来ないので、ここでは外します。

SB-900とDi866 MarkIIがアンダーになってしまいましたが、逆にEF-610 DG SUPERは白飛び! それも部分的に飛んだのではなく、ほとんど真っ白になってしまって、明らかにおかしいです。もともと直射でも明るめですが、バウンスでは度を超えています。アウトレットでなく、正規価格で買っていたら突き返すレベルです。

Nikon SB-900は、ここでは青みがかっていません。実はSB-900、オートホワイトバランスでは、同じ被写体を連続で撮り続けると、色味が時々おかしい時があり、安定性がイマイチなことがあります。直射の写真は、そのイマイチに当たってしまったかもです。

バウンスの場合、何れもこの被写体、壁の白さなど加味すると、調光補正は必要ですね。
というわけで、補正した写真がこちら。

SB-900とDi866 MarkIIは、どちらもこれで適正(もう少し明るくてもいいかな?)な露出になったように思います。が、EF-610 DG SUPERは、-2.0に調光補正しても、まだ明るめです。一体どうしたことか?

結論、SIGMAのEF-610 DG SUPER、TTL調光ダメじゃん

身も蓋もない結論ですが、SIGMAはちょっとTTLでは使えないレベルです。
実はこの1ヶ月ほど、お酒など物撮り写真は、ほとんどがEF-610 DG SUPERで撮っていますが、TTL調光は常にフラッシュ側で-2.0EVの調光補正をし、それでも明るいのでボディ側でさらに調光しています。
D850でもD810でも同じ傾向のため、ボディ依存でもなさそうですが、TTL調光は、デジタルの場合、モニター発光(実撮影前の調光のための発光)でセンサ側の反射を、TTL調光センサが読み取って明るさを決定していますが、どうもEF-610 DG SUPERはこれが上手く行っていないのかもしれません。特にバウンス時がおかしいです。

SB-900やDi866 MarkIIは、バウンス時に「応用撮影:バウンス」と記録される

気づいたことがありまして、バウンス撮影した場合、SB-900やDi866 MarkIIは、撮影データに「バウンス」と記録されるのですが、EF-610 DG SUPERは、バウンスしても、この表示は記録されていません。
EF-610 DG SUPER自体は、バウンスさせると、背面の液晶もバウンス表示となりますが、これがボディに上手く伝達されていないような? そのせいで、調光がおかしくなっている可能性があります。

SIGMAは近年、安物サードレンズメーカーではなく、サードのレンズメーカーとしても一流、またLマウントやSAマウントのカメラも出し、カメラメーカーとしても躍進しつつあります。
ただ、昔から、SIGMAは純正互換のTTLスピードライト(フラッシュ)は出していますが、ほとんどその評判は聞かないし、周りで使っているという話も聞きません。
Nissinは連続発光に強いマシンガンストロボ(現MGシリーズ)はプロも愛用していますし、近年は安価な中華製フラッシュもよく見かけます。GodoxとかNeewerあたりは有名ですね。
そんな中、SIGMAのフラッシュは存在感が今一歩ですね。今回のこの結果が、不具合なのか仕様なのかは、この後SIGMAに確認してみます。

EF-610 DG SUPER、設計が古いせいか、まだフィルムカメラのTTL調光にも対応していますし(Nikon SB-800と同様)、DNも大きく、質感も悪くなくて期待していたのですが。

アウトレット品とはいえ、1年保証があるので、保証はきちんと使いたいと思います。

追記:早速Webから修理を申し込んで発送してきました。保証修理でも送料かかっちゃうのがなんともだね
※保証修理の場合は、着払いでとのメールが後で飛んできました。そういうのは申込時に表示して欲しいですね。

【向井酒造】 純米酒 京の春(コシヒカリ)

久しぶりに行った、実はよく撮っている旧写研埼玉工場の跡地からすぐ近くの酒屋さんで購入。

【向井酒造】 純米酒 京の春(コシヒカリ)

この銘柄は初めての購入です。京都は向井酒造の「京の春」です。この酒造、古代米の赤米で作る赤い日本酒「伊根満開」が有名です。

「伊根満開」は、かなり昔に飲んだことがあったと思いますが、「京の春」は初めて。桜のラベルが爽やかです。
この純米酒の特徴はなんと言っても、酒米ではなく飯米の「コシヒカリ」を使っているところでしょう。

飯米を使った日本酒、最近は割とよく見かけるようになりましたが、日本を代表する銘柄である「コシヒカリ」を使う酒はあまり飲んだことがなく、というか個人的には初めてかな?

香りは仄かで、飯米は糖分が多いので、甘いお酒になる場合が多いですが、思いの外香りは少なめ。

おちょこに注いだけど、盃(さかずき)で飲んでみたいお酒

口に含むと、ええっ!?コレが飯米なの?というくらいに淡麗。米の甘みも感じるものの、どちらかというと辛さと、後味に酸味が感じられます。フルーティとは無縁。スーッと日本酒らしい辛さが持ち味です。でも、ただ辛口のお酒にありがちな、辛さに終止する感覚ではなく、米の旨味の膨らみも適度にあるのが美点でしょうか。

購入先の酒屋さん曰く、どの温度帯でも楽しめるお酒、冷酒だけでなく、ひや(常温)とか熱燗でも味わいが違ってきます、とのことでした。確かに、少しから目のお酒は、温度を上げたほうが甘みも立ってきて、バランスが良くなる傾向にあります。

今回は熱燗までは行かないけど、とりあえず常温でも飲んでみました。
ウン、常温のほうが、米の膨らみと甘みも出てきて、バランスが良くなってきますね。これはぬる燗辺も楽しみたいですね。

おうち航空祭!? オリンピック開幕でブルーインパルスが東京の空を飛んだ

COVID-19の影響で開催も危ぶまれていたオリンピックですが、賛否両論があるとはいえ、開幕しましたので、楽しめる部分は楽しもうと思っております。

航空祭が、昨年に引き続き、今年も中止となっている中、ブルーインパルスが東京の空で、カラースモークを使ったフライトを実施しました。

事前に公表されていた航路は、航空自衛隊のTwitterで公表されていました。

我が家は練馬区上空が見える場所なので、去年の医療従事者感謝フライトと同様、近くを飛ぶのかなとは思っていました。
ただ、去年は結局、家の近くを飛んだ際は音だけでよく見えず、都内で演目を行っている様子が、望遠レンズ越しにぼんやり見えた程度でした。
ともあれ、練馬上空を飛んでくれたらなぁ、という淡い思いで、ベランダにカメラをセットしました。

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-14EII

カメラは3台用意、D850には850mm相当の望遠、D810はズームのSIGMA 150-600mm、D3400にはAF-S 24-70mm f/2.8Eを取り付け。

ブルーインパルス、練馬上空に到達

同時に無線を聞きながら、都内で雲の状態をチェックするヘリからの状況を聞いていました。残念ながら、結構雲が多く出ていたようですね。そして、入間基地を飛び立ったブルーインパルス、いよいよ練馬上空を通過するか!? エンジン音が聞こえてきました。

来たー!しかも今回は割と近場を飛びました!バッチリ見えました。
これはおうち航空祭状態ですね!

今回展開したブルーインパルスの機体は、全12機で、6機編隊X2の構成です。この内、それぞれのチームの先頭を飛ぶ1番機は、ブルーインパルスのカラーではない通常カラーのT-4練習機でした。
これは、元々現在ブルーインパルスの機体として割り当てられたT-4練習機は全部で10機しかないからです。
そしてその10機全てが飛び、不足の2機を通常塗装のT-4が飛んだことになります。

この編成は、知っている限り、過去にはなかったことで、まさに五輪特別編成でしょう。
通常、ブルーインパルスは6機で運用されます。近年は、2019年に発覚したエンジン不具合の改修の影響で、エンジンが不足したため、4機編隊での運用となっていましたが、おそらく今回のために、全期機体を復活させ、さらに2チーム構成としたことで、トラブル発生時にに対しても万全の対応をしたことになります。
練馬上空を何度も旋回していたので、メインチームのトラブル発生時の代替対応だったのでしょうね。

2チームが練馬上空で合流後、1チームは都心へ向けて移動しました。
いやはや、こんなにたくさんのブルーインパルスが飛んでいるシーンを見るのは、後にも先にもないでしょうね。

待機組のブルーインパルスは、何度も練馬上空を旋回、おかげで、存分に楽しむことが出来ました。
ありがとう!

都心の演目、五輪の輪は見逃した…

上空を飛ぶブルーインパルスに気を取られているうちに、都心で演目を行ったブルーインパルスは、ほぼ見られずじまいでした。
気がついたら、五輪の輪を描ききって、輪が消えかかっているところだけ見えました。

消えかかった五輪の輪がかろうじて見えた

よく見ると、機体も点で写っていましたが、いやはや五輪の輪は見れなくて残念。ただ、今回風もあったのか、割と早く輪が消えてしまったようですね。こればっかりは天候もあるので、どうしようもないです。でも、カラースモークは見えました。

そして、演目を終えたブルーインパルス、入間基地に向けて戻る途中に、カラースモークを引いてくれました!

入間基地に戻るブルーインパルス、カラースモークを出す

あまりに遠方なので、陽炎でぼやけていて、色もあまりはっきりしないけど、とにかく見えました。
個人的に、カラースモークのブルーインパルスは、1998年に初めてブルーインパルスを見たとき以来(1999年以降2020年までカラースモークは使用していない)なので、感動しました。
COVID-19が落ち着いた暁には、ぜひ各航空祭でもお披露目してほしいですね。


そんなこんなで、おうちのベランダ航空祭は終了しました。こんなに楽しめたのは久しぶりだな~。