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【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

2月末にお取り寄せしたお酒です。なかなか栃木、しかも佐野方面には行けないので、お取り寄せしてみました。ちょうど2本程度買えば送料がかからないというのもありまして。
栃木県で一番歴史の古い第一酒造のお酒です。

【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

通常のにごり酒ではなく、遠心分離により酒と酒粕を分離した「最高の上槽システム」だそうです。

【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

加水を一切しない生原酒ながら、アルコール度数は16度と平均的。
ラベルにはありませんが、日本名門酒会によれば、酒米は美山錦(長野)と五百万石(富山)を精米歩合55%で使用、酵母は栃木酵母、とだけ書かれていますが、栃木県で培養した酵母ですかね?
日本酒度は-2。確かにこれだけ濁っていますしね。キメの細かい濁りです。

シルキーホワイトにふさわしい、澱が細かい濁り

上立ち香は華やかで甘そう。澱はゆっくりと混ぜましたが、かなり多めですね。
開栓時にわずかにガス感あり。冷酒で口に含むと、青りんご系の酸味と甘味~からの苦味と辛さが! 妻も飲んだら「甘いと見せかけて辛い」なんて言っているので、確かに口に含んだ直後のシルキーさはあるけど、思いのほか辛さも来ますね。
割りと甘いからの辛い・苦味がスピード感を持ってやってきます。これは購入後少し置いてしまったからかしら? 冷蔵庫で1ヶ月ほど寝かせてしまったけど、多分本来の狙いはもう少し甘みが継続するはず。

そして2日経過すると、結構辛さが強くなりました。開栓後は早めに飲んだほうが良さそうです。このお酒本来のシルキーさよりも辛さが立ってしまいます。
これはあまり寝かせちゃいけない系でしたね。最近火入れ酒もよく飲むし、何なら古酒も飲むので、寝かせる、というのが当たり前になっていましたが、これはお酒によりますね。

【府中誉】純米吟醸 渡舟 無濾過生原酒

百里基地撮影に行くたびに、帰りに買うお酒、茨城県は石岡市の酒造、府中誉の渡舟です。

【府中誉】純米吟醸 渡舟 無濾過生原酒

外光を遮断するために新聞紙で包まれたこのお酒は、「ふなしぼり」が多く紹介されていますが、コチラはそうではないタイプのようです。

【府中誉】純米吟醸 渡舟 無濾過生原酒

銘柄にあるように、酒米は茨城県産の酒米「渡舟(わたりぶね)」を使用、精米歩合50%と大吟醸に近い吟醸酒。無濾過で加水していない原酒ですが、その割にはアルコール度数は標準的な16~17度未満と記載されています。
酵母も茨城県産で、培養酵母とだけ書かれています。徹底して茨城ですね。
日本酒度は少しだけ辛口の+2。最も日本酒度はあくまで水との比重ですから、実際に感じる味と必ずしも一致するとは限らないのが、日本酒の面白いところ。

ほんのり微発泡系

上立ち香は爽やか。注ぐと少し泡立ち、微発泡系です。
冷酒で口に含むと、フレッシュなのにやや強めの甘み、酸味、旨味。そして少しだけ遅れて辛さがどっと押し寄せます。とにかくこれまで飲んだどの渡舟よりも、力強い味です。
何とも面白いお酒です。最初に来る口当たりはフレッシュさすら感じるマスカットですが、なかなかの力強い味で、その後どっと辛さが来るのです。とにかく力強いのに、その後の引きも抜群に良いです。戦闘機がアフターバーナーを使って、一瞬にして駆け抜ける家のような力強さ(書いてなんだが分かりづらい表現だw)
爽やかな口当たりと見せかけて力強い。妻は辛い辛いと言っていましたが、甘さの後に辛さが押し寄せるので、口当たりとキレは抜群に良いです。

本当に面白いお酒です。これは時間経過による変化も楽しみたいです。今のところ、力強さは継続中です。これはできれば一升瓶で買って飲みたいですね。

動画や日常スナップ用にNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを導入

レンズやアクセサリ類を売却し、新たに導入したのが、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR。Zマウント用の高倍率ズームレンズです。
既に先月より、本ブログの写真でも、このレンズを使っています。

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR ブラック 01
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

高倍率ズームは、これまでマイクロフォーサーズ用のLUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.や、FマウントDXフォーマット用のAF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR IIは使用経験がありますが、フルサイズ用は、フィルム時代からを含めて初めての導入となります。
高倍率ズームは、フィルム一眼レフがAF全盛期に入った1992年に発売したTamronの28-200mm(Model 71D)が有名ですが、実はNikonは1985年にMFレンズでAi Zoom Nikkor 35-200mm F3.5-4.5S、という高倍率ズームを発売しています。しかも解放f値はF3.5-4.5と、高倍率ズームにしてはかなり明かるめです。なので、案外Nikonにとって高倍率ズームは歴史が長いのですね。

Zマウントレンズは、安価なものから高級レンズまで、どれも評価が高く、S-Lineではない本レンズも例外ではないようです。
Twitterのフォロワーさんの作例や、いろいろなブログを見て、これまでの高倍率ズームとは一線を画す画質、そして軽量コンパクトというのが決め手となりました。
動画撮影にも高倍率ズームがあれば便利かなと思いまして。
スナップ写真でも、純粋な記録写真の場合、明るい解放f値も必要ないですし、それよりもレンズ1本で様々な画角をパッパッと撮れることを第一とした場合、こういうレンズは便利ですからね。
それでも今までFマウントでこの手の高倍率ズームを使わなかったのは、やっぱり画質に対するネガが大きいのと、暗いズームでファインダが見づらくなるのが嫌だったからで、ミラーレスのZならその点を払拭してくれると期待した上での購入です。

新しいZ 24-120mm f/4Sも気になりましたが、まだ出たばかりでややお値段高め(それでも予想よりは安かった)のと、VR(手振れ補正)非搭載(フルサイズのZならボディ内手振れ補正があるのでまず問題なさそうだけど)、せっかくなら高倍率ズームを試したかった、ので、見送りました。どうせ標準ズームを買うなら、頑張ってf2.8が欲しいですし。

軽量コンパクトなレンズ

Fマウントの大三元の標準ズーム、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRと並べてみました。


それぞれ設計思想が異なるので、単純に比較はできませんが、24-200mmの方が二回り位コンパクトなのがわかります。AF-S 24-70mm f/2.8Eは、ミラーボックスがあり、かつ口径の小さいFマウントで、最高の性能を得るために、光学性能を最優先で設計されているため、ちょっとした望遠レンズ並みに大きくなっていますが、Zマウントの24-200mmでは、大口径のマウントを生かしつつ、f値を抑えて軽量コンパクトに仕上げています。
両者の設計思想はだいぶ異なるといってよく、この両者で優劣を決めることはできませんが、望遠端200mmまで使えて、これだけコンパクトなのは、レンズ1本で済ませなければならない場合には重宝します。
AF-S 24-70mmが1,070gもあるのに対し、Z 24-200mmは半分近い570g! この差は大きいですね。
Z 9がそこまで軽くないので、全体としてのバランスはややカメラ側に重心が行く感じですが、バランスは思ったほど悪くないですね。

光学断面図を見ると、レンズマウントギリギリまで後玉があり、かつ径も大きく、このレンズはZマウントだからこそ出来たレンズと言えます。

逆に、それだけFマウントは光学的に制約が多かったということでもあります。

特にライバル他社と比較して、ズーム倍率を若干抑えた24-200mm(CanonやSONYは24-240mm)としているのも、小型化と高画質化に寄与しているように思います。

速くはないが静かで滑らかなAF

AF-S 24-70mmf/2.8Eは、超音波モータを採用し、従来のG型の超音波モータより1.5倍にAF速度がアップ、爆速AFを実現していますが、Z 24-200mmは、Zマウントの殆どのレンズで採用されている、STM(ステッピングモータ)をフォーカス駆動に使用しています。
STMはパルス制御により、回転速度を自在に変えるのが得意なモータです。このため、動画撮影も重視されるミラーレス一眼用のAF用モータとして採用例が多く、特にNikonはNikon 1シリーズやZシリーズでは、多くのレンズにSTMを採用しています。
ただしSTMは、超音波モータより瞬発力は劣るようで、超望遠レンズのような大型のフォーカシングユニットを駆動するモータには、超音波モータやリニアモータの採用が多いようです。

この焦点距離くらいだと、STMでもAF速度に問題はなさそうです。無音でスーッと合います。動画も滑らかに被写体を追従する印象ですね。
動作音もほぼ無音です。スパッと切れの良いAFではないです。ここは価格なりです。
AFは、速くもなく遅くもなく、といったところですが、滑らかにスーッと合う印象です。特に動画撮影では、ウォブリング(AFが行ったり来たり)もなくスーッと合うので、不自然さがありません。
Fマウントの超音波モータの場合、スチル撮影前提なので、動画撮影しようとすると、カメラ側で速度を抑える設定にしても、AFが不自然に速くて行ったり来たりを繰り返すのと、カタカタ動作音も発生するので、このレンズのAFの滑らかさは動画撮影にも向いていますね。

S-Lineレンズではないため、レンズ鏡胴部にAF/MF切り替えスイッチがないのが不満ですが、このレンズでMFが必要なのは、かなり周辺が暗い状況でAFが合わないとき、位でしょうね。
もちろん、コントロールリングのフォーカス割り当てで、フルタイムMFが可能です。

ズームリングも適度な重さがあり滑らか

スチルと違って、動画ではズーミングしながらの撮影も多くなります。
これまで、動画はLUMIX GX7MK2/3にG.VARIO 14-140mmを使用してきましたが、ズームリングの動きがぎこちなく、グリスが抜けたような印象で引っ掛かりがあったりします。値段なりと言えば値段なりの作りですし。
その点、Z 24-200mmは、完ぺきとは言わないまでも、ずっと滑らかにズーミングできます。重さも適度で、引っ掛かりもありません。重心移動も少ないのもよいですね。
広角端でズームロックするスイッチがありますが、ロックせずカメラを下に傾けても、自重でレンズが伸びてしまうこともないです。

最大5段分の手振れ補正はよく効くが、動画では少し不満も

Nikonの24mmからのズームレンズでは、今のところ唯一、手振れ補正(VR=Vibration Reduction)を搭載。
一般にレンズ内蔵の手振れ補正は、望遠側ほど効果が大きいため、200mmまでの本レンズでは、ボディ側の手振れ補正では不十分と判断したのでしょう。
今のところ、その他のZマウントの標準ズームには、VRは搭載されていません。
5段分の手振れ補正は、望遠側ほど補正能力の高さを感じる一方、広角側はもう一歩と思うことも。
他メーカーなら、ボディとレンズ双方の手振れ補正を協同させる機能がありますが、現時点で、NikonはZ9とのシンクロVRは24-200mmは非対応で、レンズ側のVRに依存します。
特に望遠側では効きを実感できますが、広角側ほど弱くなる印象です。ここは、早くシンクロVRにも対応してほしいところです。

また、動画撮影時は、手振れ補正がよく効く分、補正の範囲を超えると、いきなり大きくフレーミングするような挙動をすることもあります。
Z 9は4K60pまでなら、電子手振れ補正も併用できるため(そのぶん画角は狭くなります)、併用ならそのあたりもう少し滑らかに動作します。
手振れ補正はCanonに後れを取っている感じがあり、シンクロVRはぜひ早めに対応して欲しいですね。

外装は値段なりだが防塵防滴

見た目は正直…、高級感はないです。安っぽくもないですが。ただし、防塵防滴(に配慮)となっているのはよいですね。

フードも大三元レンズのようなガッチリさはなく、そこまで剛性のないごく普通のタイプです。もっともこの値段だとこんなものでしょうね。
かつての一眼レフ用AF-S 28-300mmよりも定価では若干安くなっていて、コスパもよいです。

画質インプレ

外れレンズがない、どのレンズも画質が驚くほど良いZマウントとは言え、所詮高倍率ズーム、便利さや動画撮影優先で考えていました。
撮りました→ナニコレ本当に高倍率ズームなの!? となりました。絞り開放でも抜けが良いですね。

逆光でもなかなか抜けが良い描写

f値が暗く、f5~f6.3とは言え、過半数のズーム域で開放f値はf6.3となる、かなり暗いレンズです。Fマウントではまずあり得ないスペックです。
こんなに暗いレンズだからなのか、f値を欲張らなかったからなのか、開放で撮って割と立体感が出ます。もちろん暗いので大してボケませんが、ボカす必要のない被写体ならこれで十分です。
暗いレンズなので、殆ど開放か、せいぜい絞ってもf8までしか使わないので、絞りはほぼ開放でも問題なさそう。
広角側も中間も望遠側も、どの焦点距離でも絞り解放からしっかり解像力があるのが良いです。基本高倍率ズームは、望遠側ほど1段絞って使いたいな、と思わせる位の解像力低下と収差があるものですが、このレンズはどの焦点距離でも、画質が安定しています。

歪曲は、Z 14-30mmと同様、自動補正が入っていて、切ることはできません。なので、素の状態では、恐らく歪曲はあるでしょうけども、補正をされていても画質や解像力はほとんど気にならないですね。

湾曲補正により画質低下は殆ど感じない

最短撮影距離は広角側で50cm。これだけ聞くと、あまり寄れないな、という印象かもですが、望遠端での最短撮影距離は70cmで、望遠にしては寄れます。撮影倍率は0.28倍で、実際にはこのスペックはNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S(最大撮影倍率0.22倍)より大きく、テーブルフォトのように被写体からあまり離れられない、という状況以外では、実用上はほぼ問題ないレベルです。実際使っていて、不便さは感じません。

f8に絞ればほぼ解像力はピークに

解像力は、絞り開放から結構よいね。私が好きな繊細な描写とは違う方向ですが(それをこのクラスのズームレンズに求めるのは酷)、被写体や光線状態によって、やや線が太い描写になることもあれど、どの焦点距離でも安定しています。
特にこの手の高倍率ズームの望遠は、コマ収差や非点収差が多めで、解像力低下とはまた違った画質低下がありますが、本レンズはそういったネガもほとんどないです。なので安心して200mmも使えますね。

望遠側も不満のない画質

そんなわけで、想像していたより遥かによく写るレンズで、日常スナップ用に常用決定です。
ここぞというときには、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRですが、通常撮影では、この1本で事足りますね。
便利と引き換えに画質のネガな部分があって、避けてきた高倍率ズームでしたが、、本レンズはごくごく一般の標準ズームのように使えるので、使用機会が増えそうです。これに明るい単焦点が1,2本あれば、もうそうそう不満なく撮影できてしまいそうですね。

手持ちのAF-S 200-500mm f/5.6E ED VRとこのレンズの2本で、広角から超望遠まで、2本で撮れてしまうのはかなりメリットが大きいです。
実は、この組み合わせで、先日のYOKOSUKA軍港めぐりで撮影しましたが、いやはや便利。Z 9とD850を使ったので、レンズ交換なしでこの2本で撮れるのは便利です。
良いレンズです。Zマウントの望遠も、200-600mmの開発が予告されていますが、それが発売されれば、幅広い焦点距離をカバーできて完璧ですね。

まとめると、

●良い点

・小型軽量
・全域絞り開放から高倍率ズームを意識させない、抜けの良い画質
・逆光耐性もそこそこ良い
・24mmからのズームレンズで唯一手振れ補正(VR)内蔵で望遠側の手振れに強い
・上級レンズほどではないにしろ、防塵防滴に配慮

●いまいちな点

・開放f5-6.3と暗いf値で、50mm辺りからf6.3なので、絞りのコントロール幅は狭い
・外観は値段なり
・AFは遅くはないが速くもない

と言ったところでしょうか。

あと、Z 9との組み合わせでは、ボディの方がオーバースペックな気もします。
せっかくレンズが小型なので、ボディもそれに見合ったものが欲しくなります。値段もこなれてきた初代のZ 6もよいし、クロップ耐性やZ 9と同じ画素数ということで、Z 7系も良いかななんて思います。
Z 6/7系はいろいろダメ出ししてきましたが、サブ機として使う分には問題ないかな。
ただ、やはりブラックアウトフリーのZ 9に慣れてしまうと、ちょっとそれ以外のミラーレスはもどかしい気もしますし。

というわけで、どちらかというと動画のために買ったレンズなのに、スチルも結構いけるぞ、となってうれしい誤算です。Zマウントユーザーなら1本持っておいて損はないレンズですね。

【土田酒造】シン・ツチダ R2BY 今年2本目は一升瓶で

前回、群馬県旅行で、土田酒造の直売所で買った「シン・ツチダ」は、飲み比べセットの1本で、300mlという小さな瓶だったので、あっという間になくなりましたが、今回はお取り寄せで一升瓶で購入しました。

【土田酒造】シン・ツチダ R2BY

一升瓶なら変化も楽しめるぜ!

例によって生酛造り、天然の蔵付き酵母と乳酸菌で作られたお酒です。
火入れ酒ですから、常温保管できるのも良いです。

【土田酒造】シン・ツチダ R2BY

自然の菌の働きを活用して造るシン・ツチダは、常温保管を推奨しております。

環境の変化にとても強く、開栓前、開栓後、劣化することなく味が進化していきます。

購入後もお酒を育てて頂ける、伸びしろのある酒です。

https://cart.homare.biz/i/S0047

前回は飲みきりサイズだったので、一升瓶なら育てられますね。
初日は、生酛造りらしい酸味と程よい甘み、膨らみのある旨味、これは前回と同じです。では、3日経過するとどうなるか?

ザ・黄色いお酒

味に深みが増しました。酸味と甘味が少し落ち着き、どっしりとした安定感のある味に。割と芳醇なのに、キレが良く、後味も良いです。
米の旨味と膨らみが抜群に良いです。少し濃い味の食事とよく会います。
冷蔵庫がなかった昔は、酒は常温か燗で呑むものでした。いつしか、技術が発達し、要冷蔵のフレッシュな生酒も流通するようになりましたが、やはり安定感のあるのは火入れしたお酒ですね。
なのに、味は少しづつ変化するのが、シン・ツチダの持ち味。それが良い方向に向かうのが、このお酒の最大の特徴かな?
更に育ててみたいですが、何日持つかな(量的に

精米歩合90%のほぼ洗米した程度のお米で作るお酒は、雑味もありつつ、その雑味を生かした酒造りがされています。ツチダは削らないお米のお酒が本当に旨いものばかりです。今後も目が離せない酒蔵ですね。

【土田酒造】誉国光 田園メロウ 今年2本目!

2月にも飲んでいる、土田酒造の誉国光 田園メロウ、気に入ったのでリピート購入しました。

【土田酒造】誉国光 田園メロウ

同じ日本酒、しかも期間は2ヶ月しか空けていないので、味は大きくは違わないはずですが、今回は割と時間をかけて(と言っても四合瓶なので1週間程度ですが…)飲んでみました。

2月の記事にも書いていますが、精米歩合90%の飯米の白米を使用、たまたまアクシデントで入ってしまった乳酸を生かした、日本酒古来の製法でもある生酛造りによるお酒です。

【土田酒造】誉国光 田園メロウ

このお酒は、しっかりとスペックを公開しています。

相変わらずの黄色の酒♪

今回は味の変化を書いてみましょう。
まず口開け初日。生酛らしい乳酸の酸味と、飯米の米の甘みが、どちらも強すぎず、かと言って印象が薄いほど弱くもない。前回呑んだときより酸味はやや落ち着いているような? 膨らみのある旨味は相変わらず、ゆっくりと余韻が残ります。

2,3日経過すると、グンと甘みが増しました。酸味よりも甘みが出てきましたね。美味しいいちごかのよう。でも生酛らしい旨味、そしてやや折りが絡んできた苦味も少し感じられます。

そして5日目。味に複雑味が増しました。独特の旨味が前に出てきました。甘み、酸味はあるけど、旨味の膨らみ、そして澱が絡んだ苦味もあります。そしてこの日、チーズケーキがデザートに出てきたのですが、あえて田園メロウとともにいただくと、チーズケーキの濃厚な味に田園メロウが負けないのが面白いです。チーズなど濃い味の料理との組み合わせにぴったりという触れ込みは、間違いないですね。
チーズケーキの甘みに対し、田園メロウの甘みはやや負けますが、旨味の膨らみと酸味がより感じられます。面白い、面白いですね。
そして初日にあった後味の余韻は、個の組み合わせの後には、スッと引いていく切れの良さも味わえました。


チーズケーキと日本酒という組み合わせ、チーズならともかくチーズケーキはないだろ~なんて思っていましたが、やってみるものですね。
チーズに合うのだから、チーズケーキにも合う、よく考えれば当たり前ですが、チーズケーキに負けない旨味を引き出している田園メロウもまたすごいです。

JJC Japanから頂いたKIWI fotosのリモートスイッチ

先日、AF-S 200-500mm用にJJCのレンズポーチを購入しレビューしたら、JJC JapanさんよりTwitterフォローされまして、プレゼントキャンペーンに応募したら、見事当選しました。

当選しました!

そしてDMを頂き、しばらくして商品が届きました。Amazonから届いたから、あれ何か買ったっけ?と思ったら、当選商品でした。

JJCブランドじゃないの? JJCがKIWI fotosの製品を扱っているということかな? 今はチャイナブランドの商品は多岐にわたっているので、この辺の事情はよくわかりませんが、どちらのブランドもAmazonだけでなく、ヨドバシカメラやエツミなども扱っているので、そこそこ名が通っていますね。

さて、DMには特に使っているカメラのメーカーなどは聞かれていませんが、多分プロフを見たのでしょうね、私がNikonユーザーということで、リモートレリーズのNikon用が送られてきました。
しかも、10ピンターミナルを使う、MC-30の互換品のようですね。Nikonはミドルクラス以上のFマウント機に、RS-232C通信の10ピンターミナルを備えて、アクセサリを接続できるようにしていましたが、近年はUSB接続が一般的になって、これまでのNikon Zシリーズでは、古い10ピンターミナルはなくなっていていましたが、Z 9で復活しています。過去のアクセサリと互換性を持たせているのはすごいですが、シリアル通信をわざわざサポートしているのは興味深いですね。今や、スマホやPCなどでもレリーズはできますし。

学生時代に買って、四半世紀愛用している、NikonのリモートレリーズのMC-30を並べてみました。年季が入っていますね。このアクセサリがAFフィルムカメラから、最新のZ 9まで使えてしまうのが面白いですね。
MC-30は、現在は型式がMC-30Aとなって販売されていますが、形状は基本的に変わっていません。半押しと全押しのストロークが長めにとってあり、わかりやすいです。
対して、KIWI fotosのリモートスイッチ(英語表記はCALBE SWITCH)は、シャッターボタンに剛性感がなく、ややグネグネとしていて、半押しまでのストロークは浅いです。全押ししたときも、やはりグニャッとした剛性感があまりない感触です。ここは値段の差が一番出るところでしょうか。
シャッターボタンをを押したまま上にスライドさせると、ボタン押しの状態のままホールドされるので、Bulb撮影に重宝します。ちなみに、MC-30/MC-30Aにも同様の機能がありますが、このHOLD機構については、KIWI fotosのほうが片手でできるので使いやすいです。

Nikon Z 9は伝統のシリアル通信の10ピンターミナルが復活

Z 9に取り付けてみました。純正品と違い、10ピンターミナルの向きを示す指針がないので、挿し込みづらいのが難点でしょうか。
ちゃんと問題なくZ 9でも使えました。恐らく私の手持ちのフィルム機F100やF90Xでも使えるでしょうね。

最近は、スマホや専用のワイヤレスリモコンからレリーズ可能となり、だんだんこの手のワイヤードのリモートレリーズの出番は減ってきましたが、やっぱりスマホレリーズと違ってレスポンスが良いので、あると便利なアイテムではありますね。特にBulb撮影では重宝します。
ありがたく使わせていただきます。JJC Japanさん、ありがとうございました。

今更ながら、Peak Design アンカーリンクス AL-4を買ってみた

買ったのは先月になりますが、Nikon DirectでPeak Designのアンカーリンクス AL-4を購入しました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ND オリジナル peak design アンカーリンクス AL-4
価格:3300円(税込、送料別) (2022/4/1時点)


この商品自体はだいぶ前からあり、カメラユーザーならご存じの方も多いと思いますが、カメラのストラップ、収納時や用途によっては結構かさばって邪魔だな、と思うこともあります。
ただ、通常はカメラにガッチリ取り付けているので、取り外しは用意ではありません。
このアンカーリンクスを使えば、ストラップの取り外しや取り付けが容易になるので、例えば三脚に取り付けた際はストラップを外す、持ち運び時に取り付ける、といったことが簡単に行なえます。

初期のモデルでは、紐の部分がちぎれてカメラが落下するという事故も起きていて、そういうリスクを考えると、イマイチ買う気になれなかったのですが、現行のモデルはその辺りが改善されているようです。
耐荷重は90kg以上あるということで、通常の仕様であればまず切れる心配はなさそうですが、やはり使用に伴い劣化もするので、商品としては予備のアンカーも付属しています。

Nikon Directオリジナルモデルのカラーはイエロー

通常品のアンカーリンクスは赤なのに対し、Nikon Directオリジナルではイエローとなっています。Nikonのイメージカラーですね。
色がイエローなだけで、特段Nikonと書かれているわけでもないので、個人的には好きですね。デカデカとロゴが入るのは苦手ですし。

Peak Designオリジナルのストラップ付きのモデルもありますが、こちらはストラップは好みのものを取付可能です。
お気に入りのPorterとNikonのコラボのストラップを取り付け、Z 9にまずは着けてみました。
これは便利! 三脚にカメラを付けた時のストラップが邪魔だなと思っていたので、着脱が容易になってよいですね。
反面、これをつけることでストラップが長くなってしまいます。Porterのストラップは伸縮式なのですが、一番縮めても、ストラップとしてはちょっと長めになっているなぁ。
それでも使い勝手が良くなったので、トータルで良しとしましょう。

気に入ったので、D850用にも発注しました。こちらはPeak Designオリジナルにしました。

しかも安くなっている! 届くのは遅いけど、急ぎでもないので、しばらく待ちですね。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生 03BY

このお酒の季節ですねぇ。毎年買っています。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生 03BY

松屋酒造の中の人も「毎回どう転ぶかわからない赤色酵母…」と仰るように、アルコール度数も都度変わるようで、8~14%でその時次第のようです。
また、使用米もその時によって変わり、上のツイートでは「酒こまち」を使っていますが、今回買ったものは「五百万石」です。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生 03BY

このロットでは、アルコール度数13%で、桃色としてはやや高めですが、一般的な日本酒の16%前後からするとやや低めです。

味わいもその時時で変わる上に、同じ瓶でも開栓直後と、2,3日経過でもまた味が変わってきます。不安定故に、味の変化を最大限に楽しめるのも魅力です。

今回はやや薄めの桃色で、澱は多め

まずは開栓初日。華やかな吟醸香。もちろん酸味系の。口に含むと、思ったより甘みあっさりめ。苦味は少なく、酸味は程々にあり、フレッシュな感じ。少々あっさりめの桃ジュース。
2日目、グンと甘くなった! これぞ桃色流輝! たった1日でこうも変わるとは。更に活性具合も初日より多めで、開栓時に割とガスでポン!と音が大きめに出るくらいでした。シュワシュワジューシー、まさに桃ジュース(もちろん桃は一切入っていませんよ!)。
3日目、甘みが少し後退。澱がらみ部分が多くなってきたからかな、やや苦味と辛さもでてきました。特に辛さが、2日目にはあまり感じなかったのに、ぐっと大人びた味です。まさに熟成が現在進行系で進んでいる証拠ですね。

毎回、買うたびに、そして飲むたびに味が変わる、変化を楽しめる思い沿いお酒です。見た目の色も良いし、これから4月5月にかけて販売されるロットも楽しみですね。

しかし、土田酒造の酒といい、松屋酒造の流輝といい、今年に入ってほぼ群馬の酒ばかり飲んでいますね。

LexarのCFexpressカードリーダーが安くなったので買ってみた

Nikon Z 9D850は、記録メディアとしてCFexpress Type Bに対応していますが(D850は当初XQD対応、ファームアップでCFe対応)、カードリーダーはXQDしか持っていませんでした。
このため、CFexpressで撮ったデータは、カメラから直結させていました。
しかしこの方法、転送中はカメラが使えないのと、いちいち端子カバーを外してカメラのUSB端子に接続しなければならず、不便。
特に、Z 9で4K60p 10bit動画を撮ろうものなら、そのデータ量たるや…

CFexpressカードは、一貫して旧Lexarの開発チームが立ち上げたブランド、Progradeを使っていますが、同社のカードリーダーはお高く、1万円近くします。
Progradeのカードとカードリーダーの組合せで、カードの性能回復や寿命の測定が可能な「Refresh Pro」が使用可能なのがメリットですが、同ソフトは有償(6か月間無料)で年間サブスクリプション$9.99で、高くはないけど、それ程使用頻度があるソフトとも思えず、たくさんのカードを使って動画でガンガン撮るプロ向けなのかな?という気がします。

ということで、現Lexar(今は中華メーカーLongsysの傘下)ブランドのものが3千円台後半(LRWCFXRB)と、CFexpressカードリーダーにしてはお安くなっていたので、買ってみました。

Lexar CFespress Type Bカードリーダー LRWCFXRB

小さいです。見た目も安っぽいw アクセスランプすらないです。
同社のCFexpressカードリーダーには、もう1機種あり(LRW550U-RNBNG)、そちらはお高く、USB3.2 Gen2x2接続(20Gbps)となっています。
ただ、現状我が家のPC側には、USB3.2 Gen2(10Gbps)までしかなく、どの道データ転送先のHDDの方が遥かに遅いので、安いほうのカードリーダーで問題ないかな。

10Gbps≒10,000Mbps≒1250MB/sとすると、CFexpressカードの最大性能(Prograde GOLD/COBALTの最大読み込み速度1700MB/s)は発揮できませんが、実用上は問題ないかなと。
カードリーダーからのデータ転送先がPCIexpressのSSDなら、USB 3.2 Gen2x2の意味はあるかもしれませんが、実際には多くのPCでUSB3.2 Gen1か2しか搭載されていないため、Gen2x2の20Gbpsを発揮できる環境はまだ少ないのが実情です。

USB3.1とか3.2とか、そもそもUSB3.0と変わらず、Gen**で速度が変わる、と言うのも分かりづらいとこですね。この辺りはKingstonのHPで解説されています。

CrystalDiskMarkで読み書き速度計測

ではいつものように、CrystalDiskMarkで測定してみました。カードはProgradeのGoldの512GBです。読み込み速度は最大1700MB/s、書き込み速度は最大1200MB/sです。

USB3.2 Gen1ポートだと遅い

PCのフロントパネルのUSB端子では、この程度でした。思ったより遅い…。ただし、USB3.0ポート(USB3.2 Gen1)の速度限界は、どちらにしろ5Gbpsで625MB/sですから、まあこんなものかなと。

そこで、うちのPCはリアパネルにUSB3.2 Gen2ポートがあるので、そちらにつないでみました。

USB3.2Gen2ポートでは速度向上

Gen2では10Gbpsで1250MB/s(理論値)なのですが、読み書き速度共に振るわず。うーん、これはマザボのUSBの性能限界なのか、CFexpressカードがCOBALTではないので、実力がそんなものなのか。それでも、Gen1ポートよりは速度向上したので、Gen2の意味はあるということですね。
とりあえずは、これでカメラ直結しなくても良くなったのが助かります。

AF-S 200-500mm用にレンズケースJJC DLP-7IIを買ってみた

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを、AF-S 600mm f/4G用のカメラバッグのサイドに取り付けるために、レンズケースを買ってみました。


たまたま楽天で割引していたので、買ってみました。何種類かあるサイズのうち、上から2番めに大きいサイズです。
内寸144 x 316mmということで、AF-S 200-500mm以外に、Tamronの150-600mmクラスにも適合するようです。

発注してからしばらくして、チャイナポストで届きました。Amazonだと、その時の在庫状況によりますが、執筆時点では国内在庫があるので、もう少し早く届くかも?

ものは結構しっかりしていて、ペナペナという感じは一切なく、衝撃からしっかり守ってくれそうです。純正のレンズポーチた薄っぺらな袋なので、こんなペラペラな袋ならむしろ、付属しなくていいという程度のものなので、他のレンズとともに持ち出す機会が多い場合は、この手のレンズポーチはあったほうが良さそうですね。

AF-S 200-500mmにはギリギリサイズかも

サード製、しかもチャイナブランドなので、ちゃんと入るかな…と思ったら入らない! じつは、三脚座にアルカスイスプレート取り付けており、またレンズキャップ代わりのレンズハットも装着していたので、これらを装着したままでは入りませんでした。
アルカスイスプレート、レンズハットともに外した状態で入りました。

寸法ギリギリでしたね…。もしも、レンズハットや三脚座にプレート装着のままで収納したい場合は、ワンサイズ上のケースを使うほうが無難かもしれません。
ケースを絞るストラップも上下2箇所にあり、これを使ってカメラバッグのサイドベルトに取り付けも可能です。汎用性も高いですね。
別途、肩がけできるベルトも付属していました。

Loweproのレンズトレッカー 600 AW IIIにとりつけてみました。

しっかりととりつけできました。ベルト2本で締め付け出来るので、隙間無く取り付けできています。
これで、AF-S 600mmとAF-S 200-500mm、Z 24-200mmの3本に、ボディ2台(Z 9とD850)、テレコン、バッテリ類を入れて運べます。が、重量がものすごいです。バッグの重量も含めると15kgはあるんじゃないかな…。何かの訓練か…。無謀ですね。
今年航空祭があるとしたら、カート併用しないと、夕方まで体力持たないかも。