「ブルーインパルス」タグアーカイブ

【入間基地】入間航空祭 2014年11月3日の記録

今から10年前、ですが何だか感覚的には20年位前に感じてしまう2014年の入間航空祭の写真を再現像してみました。
現像ソフトも進化していますからね。

この時は混んでいる基地内を避けて入曽多目的広場で撮影。
現在航空祭当日は閉鎖されているこの場所は、当時は開放されていて、ここで観覧する人たちも多かったですね。

今はもう見られないチェッカーのYS-11FCや、C-1輸送機の編隊、ほんの10年前なんですよね。
そんなC-1輸送機も、2024年の入間航空祭がラストとなり、031号機は航空祭でラストフライトを行い退役、残ったFTBの001号機、通常輸送機型最古の002号機(もう1年以上飛んでいないらしい)、EC-1の021号機、そして030号機も、2024年度中には退役の見込みです。
なのでまたどこかで入間基地で撮影はしたいですね。

この時代は、電子戦訓練機EC-1なんて絶対に航空祭には出てこなかったですからね。それを考えると、最後だからとは言え2024年にあんなにEC-1を近くで見られたのは感慨深いものがあります。

この時の撮影機材はまだ導入して間もないNikon D810、広角用としてサブにNikon 1 V1でした。
Lightroomで開いてみると、今でも画質は遜色ないD810と比較して、Nikon 1 V1は昔のデジカメだなぁという発色です。言うなれば昔のNikonデジカメの発色そのもので、2007年発売のD300の発色に近い感覚なんですよねV1は。
V1の発売は2011年で、まだ当時は3年程度でしたが、当時最新のD810と比べると、発色が結構違いますね。センササイズだけではなく、画像処理そのものの古さを感じさせます。
センササイズ差を感じさせるのはダイナミックレンジ(Dレンジ)で、空なんかを絡めて撮ると、D810はDレンジが広く、かなり粘るのですが、V1はDレンジが狭いので、雲の明るい部分は破綻が早いですね。

入間基地所属機の飛行展示はこの年は午前のみ、午後はブルーインパルスでした。
この時代はこういう構成でしたね。離陸前のスモークの洗礼も、この場所ならではでした。たった10年前なのに、この時代はちょっと遊牧的。

この場所はR/W35に進入する着陸機を真正面、直上で見られます。この景色が好きという人も多いでしょう。

残ったC-1輸送機も今年度で退役だし、またローカルでも撮りに行きたいな。

【百里基地】百里基地航空祭 2024/12/8の記録 その3

いよいよ午後のF-2戦闘機によるAGG(空対地射爆撃)です。

去年一昨年の成功体験を引きずってしまい、撮影ポイントとレンズの選択を少々誤ってしまいました…。
パッカーンは850mm(ロクヨン+x1.4テレコン)では近すぎてはみ出した。
去年はAGGと言いつつ2機揃っての8の字機動も見せてくれましたが、今年はそういうのがなかったですね。

全体的に午前の機動飛行と比べると、やや消化不良な撮影となってしまいました。でも、この1週間トータルでは色々撮れたのは良かったです、ということにします。

そして帰投は場所を移動して撮影してきました。
ゲスト機が帰っていきます。もう少しで退役のAH-1Sコブラ、後継機が決まったT-7練習機。T-7なんて、元を辿ればT-34メンターを改良し国産化したT-3を経てさらにそれを改良したのがT-7ですから、もうこれ以上の発展の余地がない機体なんですよね。まだしばらく飛ぶでしょうけど、こういう機会を見つけて撮っておかないとです。

小松基地のスペマF-15Jは格納庫へ。これらの機体は翌日月曜日に帰投しました。
久しぶりに見たタイガーエアに続き、オスプレイも帰投します。事故があったので来るかどうか心配でしたが、操縦ミスによるものとのことで、飛行再開できてよかったですね。夕日に照らされ一番エモく撮れました。

最後に帰投したのはC-130Hでしたが、これは帰りに寄ったそららから拝むことが出来ました。

これで2024年のイベントも締めとなりますね。今年は移動機材として自転車を更新したりしましたが、今回の百里基地航空祭でその課題も見えたので、自転車はアクセサリ類をまた購入したいな。カメラは…もういいや今ので理想の体制ですし。でも重たいレンズ、ロクヨンは軽くしたいな…、そんな事を考えながら締めとします。

【百里基地】百里基地航空祭 2024/12/8の記録 その2

306SQの機動があまりに良く食われ気味な3SQですが、これは基地内でうまく撮れるような機動展示でしたね。

上がりからいきなり近い!

どうしても機体がF-15Jより小さいため、少し迫力に欠ける分は、近さでカバーですね。レンズはAF-S 600mm f/4Gにx1.4テレコンで850mm相当。近くてはみ出す場面も。でもそれが良かったな。

ハイレート、ギア出し状態からのアフターバーナー、AGGの機動も

空気が乾燥する季節ゆえ、ヴェイパーがあまり出ないのだけが残念。それでも出るときは出るので、そこ狙いですね。

こうして観ると、F-15Jより小さい機体だけに、軽快さは際立ちますね。F-15が双発機のパワーで押し切るなら、F-2は軽量単発機らしい軽快な機動ですね。
機動飛行はフォーメーションはありませんが、これはこれでなかなか良かったな。

筑波山をバックに。お疲れ様でした。

午前最後はブルーインパルス。これ目当ての人も多いですが、自分はブルーインパルスの撮影はお気軽に。演目も何度も見ているものですからね。

最後は失敗した(笑)
ということで午前終了。午後に備えます。

続く…

 【百里基地】百里基地航空祭予行 2024/12/7の記録

土日2日間に渡って参戦した百里基地航空祭の記録です。まずは土曜日の予行を。

立ち位置、ちょっと失敗かなぁ…

3SQは去年よく撮れただけに、ちょっと今年は失敗だったなぁ。
600mmレンズにx1.4テレコン着けるか着けないか。Z 8に180-600mmもあるので、テレコンは基本つけっぱなしとしましたが、やはりなるべくなら単焦点で撮りたい。
でもこれが今回ちょっと失敗だったかな…。

そしてゲスト機の小松基地306SQのF-15Jの機動飛行、これがまた良かったんですわ。

ちょうど距離的に600mm + x1.4テレコンがピタリとハマりましたね。やはり機体の大きいF-15Jは映えるんですよね。

続いてF-2の機動飛行。

F-2、難しいですね~。今年は2機重なっての機動が少なめ。朝は寒いけど日中は割と気温が上がるので、低めに飛ぶと陽炎が目立つ。うーん。

F-2の機動飛行、続いてAGG(対地射爆:Air to Grand Gunnery…もちろん実際に爆撃はしませんよ)、予行ではAGGも午前中で、午後にブルーインパルスでしたが、翌日本番ではブルーインパルスが午前、AGGが午後とあって、この日しか撮れない午前のAGG、今回は立ち位置の関係でやっぱり遠かったな。

この場所は遠かったな~。裏を返すと、基地内では良い感じの近さで見られたと思います。

鬼トリミングでこんな感じ

そんなこんなで予行(事前訓練)は終了。
それでも、まずまず撮れたかな、とは思いました。移動に使った新車の自転車も楽で、これは今後の撮影に欠かせないなと思いましたね。
カメラバッグをリアキャリアに着けたら、固定ゴム紐の付け方を間違えてタイヤに剃ってしまって、紐が切れてバッグ脱落しまうハプニングも有りましたが、これは自分の不注意だった(幸いレンズは入れていない空バッグだったので、落ちたけど被害はなし)ので、これも反省点かな。

午後はブルーインパルスでしたが、遠くから眺めてスマホでパチリ。

午後のブルーインパルスは遠くからスマホで

電線入ってるな(笑)。Photoshopで消せるけど、まあいいか。ってことでこの日の撮影は終了。
この後は遅めの昼食をとり、銭湯で一休みして翌日に挑みました。茨城の夜はやっぱり寒かったね。車中泊寝袋、気温3℃まで対応の寝袋でも、夜は氷点下近くになったのでやっぱり寒かったな。来年は電気毛布、もしくはどこかにちゃんと泊まろうかなと思いました。

入間航空祭2024 その2

続きです。午前の演目ラストは、U-4とC-1、C-2による飛行展示です。

ちょっと展示的には地味目だったかな~。

午後からは入間基地で5年ぶりのブルーインパルスの飛行展示。

入間基地はエプロン地区は午後からが順光で映えるんですよね。とは言え、レンズの向きが変われば光線状態も当然変わるので、快晴は快晴で光の状態は難しいことも多いですね。

とは言え晴れてよかったですね。第1区分による演目となりました。久しぶりに見た気がするな。
2018年の歌舞伎のC-1が飛んだ年の入間航空祭は快晴で、ブルーインパルスも良かったのですが、2019年は曇天でブルーインパルスも区分を下げての演目しか出来なかったですからね~。

ブルーインパルスの機体でもあるT-4練習機は導入から35年以上経過し、後継機が日米共同開発とされてますが、現在のところ完全な新規開発なのか、海外の既存機体の改修なのかは決まっていません。
T-4の純粋に練習機としての使い方は、学生が操縦するためさほど負荷がかからないようで機体寿命はまだ十分残っているようですが、ブルーインパルスの機体はそうもいかないため、ブルー仕様の機体は新造機が全て用廃となっていて、今のブルーインパルスの機体は保管機や現役練習機からのブルー仕様に改修したものです。

スタークロスはスマホの超広角でも入り切らなかったな~

何だかんだでブルーインパルスを楽しみました。これが目的の人も多く、今年の入間航空祭は観客動員数が25万人とのこと。30万人超えの年もあったので、それからすると少し減っていますが、それでも25万人という、地方都市の人口に匹敵する観客がここ入間基地に集結したみたいですから、本当にすごいことです。
それだけ交通機関が発達している、輸送能力があるということですね。

そしてこの後は、これが自分にとってはメインのイベント、C-1の031号機のラストフライトです。その写真はまた次回に。


スタークロスは入らないけど、引きのブルーインパルスの写真はこのレンズで撮影しました。Z 180-600mmと共に、このZ 24-200mmがあれば、この2本で航空祭はほぼカバーできますね。

おうちからパラリンピックのブルーインパルス予行を撮った

24日から始まるパラリンピックの開会の、ブルーインパルスの予行飛行展示が22日行われました。
例によって、ベランダに三脚とカメラを設置してスタンバイしました。

三脚にD850とAF-S 600mm f/4Gをスタンバイ

予行展示飛行は都内で14時から15分程度、その前に入間基地から上がり、オリンピックのときと同様、展示機編隊と予備機編隊がフライトします。
都心から離れた場所なので、我が家からの狙い目は、練馬区上空を通過する予備機編隊です。

13時48分、練馬区上空に予備機編隊を確認しました。

おお! 練馬区上空を通過していますね。嬉しいことに、光が丘清掃工場とのコラボが撮れました!

遠方のスモークは、残念ながら陽炎の影響で画質は今ひとつ。暑い時間なので仕方ないですね。が、我が家の上空も通過したのは嬉しい誤算でした!

湿度が高く、スカッと抜けた青空ではないのが残念でしたが、元々曇りの予報だったのが、晴れ間が出てきたのは良かったですね。
今の所、本番は天気予報も曇りとなっていて、この予行のほうが結果的にきれいに見れることになるかもしれませんね。
本番当日は仕事なので、見ることは出来ませんが、運良く職場の外から見られたらいいなと思っています。忙しいので難しいでしょうけど。

おうち航空祭!? オリンピック開幕でブルーインパルスが東京の空を飛んだ

COVID-19の影響で開催も危ぶまれていたオリンピックですが、賛否両論があるとはいえ、開幕しましたので、楽しめる部分は楽しもうと思っております。

航空祭が、昨年に引き続き、今年も中止となっている中、ブルーインパルスが東京の空で、カラースモークを使ったフライトを実施しました。

事前に公表されていた航路は、航空自衛隊のTwitterで公表されていました。

我が家は練馬区上空が見える場所なので、去年の医療従事者感謝フライトと同様、近くを飛ぶのかなとは思っていました。
ただ、去年は結局、家の近くを飛んだ際は音だけでよく見えず、都内で演目を行っている様子が、望遠レンズ越しにぼんやり見えた程度でした。
ともあれ、練馬上空を飛んでくれたらなぁ、という淡い思いで、ベランダにカメラをセットしました。

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-14EII

カメラは3台用意、D850には850mm相当の望遠、D810はズームのSIGMA 150-600mm、D3400にはAF-S 24-70mm f/2.8Eを取り付け。

ブルーインパルス、練馬上空に到達

同時に無線を聞きながら、都内で雲の状態をチェックするヘリからの状況を聞いていました。残念ながら、結構雲が多く出ていたようですね。そして、入間基地を飛び立ったブルーインパルス、いよいよ練馬上空を通過するか!? エンジン音が聞こえてきました。

来たー!しかも今回は割と近場を飛びました!バッチリ見えました。
これはおうち航空祭状態ですね!

今回展開したブルーインパルスの機体は、全12機で、6機編隊X2の構成です。この内、それぞれのチームの先頭を飛ぶ1番機は、ブルーインパルスのカラーではない通常カラーのT-4練習機でした。
これは、元々現在ブルーインパルスの機体として割り当てられたT-4練習機は全部で10機しかないからです。
そしてその10機全てが飛び、不足の2機を通常塗装のT-4が飛んだことになります。

この編成は、知っている限り、過去にはなかったことで、まさに五輪特別編成でしょう。
通常、ブルーインパルスは6機で運用されます。近年は、2019年に発覚したエンジン不具合の改修の影響で、エンジンが不足したため、4機編隊での運用となっていましたが、おそらく今回のために、全期機体を復活させ、さらに2チーム構成としたことで、トラブル発生時にに対しても万全の対応をしたことになります。
練馬上空を何度も旋回していたので、メインチームのトラブル発生時の代替対応だったのでしょうね。